JP2018070124A - レジスタ - Google Patents

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山本 正晃
Masaaki Yamamoto
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Abstract

【課題】風向調整に応じてダイヤルノブの位置が変わらず、見栄えを向上させることができ、良好な操作性で風向を調整することができるレジスタを提供する。
【解決手段】ダイヤルノブ5の回動操作により、後可動ルーバ2の後フィン20を回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタである。ダイヤルノブ5は、前フィン10の下側に前方を向けて左右に回動操作可能に軸支され、ダイヤルノブ5の軸上にピニオンが設けられる。前フィン10の下面に、摺動部材が長手方向に摺動可能に配設され、摺動部材には、ピニオンが噛合する第1ラックが設けられ、後可動ルーバ2の後フィン20の前部に設けた扇状歯車23と噛合する第2ラック42が摺動部材に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の空調装置の空気吹出用に使用されるレジスタに関し、特に通風路内に相互に直交方向に且つ前後して配設された前可動ルーバと後可動ルーバの向きを、1つの操作ノブを用いて調整するレジスタに関する。
従来、この種のレジスタとして、通風路を形成するリテーナまたはベゼル内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを前後して配設し、前方に位置する横可動ルーバの中央部のフィンに、操作ノブ(把手)を可動的に取り付けてなるレジスタが、下記特許文献1などで知られている。
このレジスタは、操作ノブが、横可動ルーバの中央部のフィン上に、その軸方向(横方向)に摺動可能に嵌合されると共に、その横可動ルーバのフィンと共に上下に回動可能に設けられ、操作ノブの先端に係合部が形成され、その係合部が後方に位置する縦可動ルーバのフィンの縦軸(フィンの回動軸とは偏位した軸)に係合する。このレジスタの風向を左右に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィン上で左又は右に摺動させて、後の縦可動ルーバの向きを左右に変え、風の向きを上下に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィンと共に上又は下に回動させて風の向きを調整する。
特開2003−276428号公報 特開2009−18634号公報
このレジスタは、適度な操作荷重を有した1個の操作ノブによって、左右の摺動操作時には縦可動ルーバのフィンを右または左に回動させて風の向きを左右に変え、上下の回動操作時には横可動ルーバのフィンを上下に回動させて、風向を上下に変えることができる。
しかしながら、ノブ本体をフィンの外周部を囲うように、フィンに摺動可能に外嵌させ、操作ノブをフィン上で摺動させるために、フィンの上面と下面にビード(凸条)を摺動方向に設けてガイド部とし、ノブ本体の摺動をガイドしている。このため、ビードが比較的長くなり、操作ノブを右端または左端まで摺動させた場合、ビードがフィン上に現れ、外観が悪化する問題があった。このために、フィン上のビードの長さを短くして、操作ノブの端への摺動時に露出しないようにしているが、操作性が悪化しやすい。
また、フィンの外周部に外嵌して装着される操作ノブは、その形状が必然的に大型化し、大型化した操作ノブの横フィン上での位置が、操作に応じて大きく変わるため、レジスタの意匠性や見栄えが損なわれやすい。
そこで、本発明者は、上記特許文献2において、前可動ルーバのフィンの内部にノブ収容長孔を貫通して形成し、そのノブ収容長孔内に操作ノブをフィンの長手方向に沿って摺動可能に挿入した構造のレジスタを提案した。
このレジスタは、操作ノブがフィンの内部に収容されるため、操作ノブをフィンの外周部に外嵌させたものに比べ、操作ノブの摺動操作に応じて、操作ノブの位置の変化を目立たせなくすることができるものの、操作ノブを長手方向に摺動させて、風向を左右方向に調整する構造のため、右側に操作する場合と左側に操作する場合では、指の位置を持ち変える必要があった。
つまり、例えば風向を右側に変える場合、操作ノブの左端を持って右側に摺動させ、右側に大きく振りすぎた場合、操作ノブの右端を持って左側に再び戻すように操作するため、微妙に風向を調整する場合など、操作ノブを持ち替える必要があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、風向調整に応じてダイヤルノブの位置が変わらず、見栄えを向上させることができ、良好な操作性で風向を調整することができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレジスタは、
空気吹出口を設けたベゼルがリテーナの前部に嵌着され、該空気吹出口の内側に該前可動ルーバが配置され、該前可動ルーバの上流側の該リテーナの通風路内に後可動ルーバが配設され、該前可動ルーバの前フィンにダイヤルノブが配設され、該ダイヤルノブの回動操作により、該後可動ルーバの後フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタであって、
該ダイヤルノブは、該前フィンの下側に前方を向けて左右に回動操作可能に軸支され、該ダイヤルノブの軸上にピニオンが設けられ、該前フィンの下面に、摺動部材が長手方向に摺動可能に配設され、該摺動部材には、該ピニオンが噛合する第1ラックが設けられ、且つ前記後可動ルーバの後フィンの前部に設けた扇状歯車と噛合する第2ラックが該摺動部材に設けられ、該ダイヤルノブを回して、該ピニオンと該第1ラックを介し、該摺動部材を該前フィンの長手方向に摺動させ、該後可動ルーバの向き調整することを特徴とする。
この発明によれば、上記ダイヤルノブを摘んで回すのみで、持ち替えずに、後可動ルーバの後フィンの向きを、良好な操作性で調整することができる。また、ダイヤルノブを前フィンの回動方向に操作すれば、前フィンの向きを変えることができる。さらに、後可動ルーバの風向調整時、ダイヤルノブを回すのみで、ダイヤルノブの位置は移動しないので、レジスタの正面意匠が変化せず、レジスタの見栄えを向上させることができる。
ここで、上記レジスタにおいて、上記前フィンの前下部に取付部が設けられ、該取付部にダイヤルノブを挿通させる挿入穴が設けられ、該挿入穴近傍の該前フィンの下面に、該摺動部材を収納する収納部が設けられるとともに、摺動ガイドするガイド溝が該収納部内に該前フィンの長手方向に沿って設けられた構成とすることができる。
また、上記収納部を下側から覆うカバー体が上記前フィンの下面に嵌着され、該カバー体には、該ダイヤルノブの軸を支持する軸受部が設けられ、且つ上記摺動部材を支持する摺動支持部が設けられた構成とすることができる。
またここで、上記前可動ルーバは、上記前フィンを1枚のみ、上記空気吹出口の略中央位置に、水平横方向に配置して構成され、該前フィンの両側端部に突設した支軸が上記リテーナの両側側壁に設けた軸受部材に、上下に回動可能に軸支された構成とすることができる。
またここで、上記後可動ルーバは、複数の後フィンが、縦方向に且つ左右に所定間隔をおいて横方向に並設され、該複数の後フィンにより上記通風路を閉鎖可能に構成され、上記ダイヤルノブの回動操作により該通風路が全閉される構成とすることができる。これによれば、ダイヤルノブを回動操作するのみで、後可動ルーバの後フィンを回動させて通風路を全閉することができるので、ダンパプレートを設ける必要がなく、また、ダイヤルノブの位置は変えずに送風を停止することができる。
本発明のレジスタによれば、風向調整に応じてダイヤルノブの位置が変わらず、レジスタの見栄えを向上させることができ、ダイヤルノブを摘んで回すのみの良好な操作性で、風向を調整することができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの平面図である。 同レジスタの斜視図である。 同レジスタの背面側から見た斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 図1のVI-VI断面図である。 図1のVII-VII断面図である。 (a)は前可動ルーバアッセンブリの正面図、(b)は同アッセンブリの平面図である。 (a)は前可動ルーバアッセンブリの斜視図、(b)はその背面側から見た斜視図、(c)は前フィンの底面側から見た斜視図である。 図8(a)の拡大X-X断面図である。 前可動ルーバアッセンブリの分解斜視図である。 摺動部材とダイヤルノブの斜視図である。 後可動ルーバを左に振ったときの図6に対応した断面図である。 後可動ルーバを右に振ったときの図6に対応した断面図である。 (a)は図1のXV-XV断面図、(b)は前可動ルーバを下に振ったときのXV-XV断面図、(c)は前可動ルーバを上に振ったときのXV-XV断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。このレジスタは、図1〜5に示すように、概略的には、空気吹出口7を設けたベゼル9がリテーナ8の前部に嵌着され、空気吹出口7の内側に前可動ルーバ1が配置され、前可動ルーバ1の上流側のリテーナ8の通風路6内に後可動ルーバ2が配設され、前可動ルーバ1の前フィン10にダイヤルノブ5が配設され、ダイヤルノブ5の回動操作により、後可動ルーバ2の後フィン20を回動させ構造である。なお、この明細書において、レジスタの前後左右は、図3に示す矢印Fが前、Reが後、Riが右、Lが左であり、リテーナ8の通風路6内では、後部が上流側、前部が下流側である。
リテーナ8は、略矩形のダクト状に形成され、内部に通風路6が形成され、リテーナ8の通風路6内には、後フィン20を並設した後可動ルーバ2が配設され、後可動ルーバ2の前方つまり下流側に前可動ルーバ1が配設される。リテーナ8の前端部には、空気吹出口7を設けたベゼル9が、係止部9aをリテーナ8の係止爪に係止させて嵌着される。空気吹出口7は、図1のように、横長の長方形状に形成され、その空気吹出口7の略中央に前可動ルーバ1がその前フィン10を水平横方向に配置して取り付けられる。なお、空気吹出口を縦長の長方形状に形成し、前可動ルーバを縦方向に配置し、後可動ルーバを横方向に配置して、縦型のレジスタとすることもできる。
前可動ルーバ1は、1枚の前フィン10から構成され、前フィン10には、図8に示す如く、ダイヤルノブ5が前フィン10の下側に前方を向けて左右に回動操作可能に軸支され、図12に示すように、ダイヤルノブ5の軸50上にピニオン52が設けられる。図11に示す如く、前可動ルーバ1の前フィン10には、その両側端部に支軸15が突設され、両側の支軸15は、各々、軸受部材17,18の軸孔に挿入され、軸支される。
前可動ルーバ1の組付け時、両側の軸受部材17,18は、図5に示すように、リテーナ8の両側壁の内側に嵌入して装着される。これにより、前可動ルーバ1の前フィン10は、両側の支軸15を軸に、上下に回動可能に軸支される。また、前フィン10の一方の端部に、ガイド軸16が突設され、このガイド軸16は、組付け時、軸受部材17に設けた円弧状のガイド孔に嵌合され、前フィン10の回動角度範囲を決める。
なお、前可動ルーバ1には、複数の前フィンを設けることもできる。複数の前フィンを設ける場合、例えば、前フィン10の上方と下方に追加の前フィンまたは補助フィンを中央の前フィン10と平行に配置し、上下に回動可能に両側端部を支軸により軸支する。複数の前フィンはその端部に設けた連結軸を、1本のリンクバーにより連結し、複数の前フィンを同期して同じ方向に回動させる構造とすることができる。
図11に示す如く、前フィン10の前下部には、取付部13が垂下して設けられ、取付部13にダイヤルノブ5の大径部51を挿通させる挿入穴14が設けられる。ダイヤルノブ5と軸50との間に、大径部51が設けられ、大径部51が挿入穴14内に挿入され、回動自在に支持される。また、挿入穴14は、ピニオン52より大径に形成され、ダイヤルノブ5のピニオン52を前方から挿入することができるようになっている。
さらに、図9に示す如く、挿入穴14近傍の前フィン10の下面に、摺動部材4を収納する収納部11が設けられ、収納部11内には、摺動部材4を摺動ガイドするガイド溝12が、前フィン10の長手方向に沿って設けられる。図10に示す如く、ガイド溝12には、摺動部材4の摺動端部46が嵌入して摺動をガイドされる。摺動部材4は、図12に示すように、板状のベース板40の後部に、第2ラック42を設け、ベース板40の下面に第1ラック41を設けて構成される。
第2ラック42は後可動ルーバ2の後フィン20の前部に設けた扇状歯車23と噛合する形状に形成される。また、摺動部材4を前フィン10とともに上下に回動したとき、その噛合を保持するように、第2ラック42は、上下に円弧形状に形成される。ベース板40下面に第1ラック41には、ダイヤルノブ5のピニオン52が噛合し、ダイヤルノブ5の回動操作により、摺動部材4を左右方向に水平移動させる構造である。
さらに、図12に示す如く、摺動部材4のベース板40の上面には、摺動をガイドする凸条の摺動リブ44が摺動方向つまり前フィン10の長手方向に設けられる。また、ベース板40の下面にも、同様な摺動リブ45が長手方向に設けられ、さらに、摺動リブ45に隣接して、ガイドリブ43が下側に突設される。このガイドリブ43は、図10に示すように、カバー体3の摺動支持部31に接触し、摺動部材4の摺動時、左右方向の摺動がガイドされ保持される。
ベース板40の前端部に設けた摺動端部46は、上記のように、前フィン10の収納部11に設けたガイド溝12に、摺動可能に嵌入され、摺動部材4は前フィン10の下側の収納部11内で左右に摺動可能に保持される。このように、摺動部材4は、前フィン10の下側で、カバー体3の摺動支持部31に支持され、且つ収納部11内のガイド溝12にその摺動端部46が支持され、さらに、摺動リブ44,45を接触させて摺動するため、ガタツキなく、安定してスムーズに移動することができる。
図11に示すように、前フィン10の下側には、収納部11を下側から覆うカバー体3が嵌着される。カバー体3には、ダイヤルノブ5の軸50を支持する軸受部30が設けられ、さらに、摺動端部46を支持する摺動支持部31が設けられる。カバー体3の内側には、前フィン10に嵌着するための、係止爪32が設けられ、カバー体3は係止爪32を前フィン10の下側に係止させて嵌着される。カバー体3は、前フィン10の収納部11を下側から覆うように、嵌着された状態で、図10に示すように、カバー体3の軸受部30がダイヤルノブ5の軸50を保持し、摺動支持部31が摺動部材4のベース板40の下面の摺動リブ45に接触して、摺動可能に保持する。
なお、図示は省略されるが、カバー体3内に、操作荷重を付与するために、ゴム状弾性体などからなる操作荷重付与部材が取り付けられる。操作荷重付与部材は、ダイヤルノブ5の軸50などに当接接触して取り付けられ、ダイヤルノブ5の回動操作時、適度な操作荷重を付与する。
後可動ルーバ2は、図5に示すように、複数の後フィン20をリテーナ8内に一定の間隔で回動可能に縦に配置し、それら後フィン20の上部に突設した上支軸21を上軸受部材26の軸孔に嵌入し、下部に突設した下支軸22を下軸受部材27の軸孔に嵌入し、左右に回動可能に軸支される。軸支した状態の上軸受部材26と下軸受部材27は、リテーナ8内の上部と下部に嵌入され、後可動ルーバ2はリテーナ8の通風路6内の上流側に回動可能に配設される。また、図5、6に示すように、各後フィン20の下部に連結軸24が設けられ、1本のリンクバー25がこれらの連結軸24に連結される。このリンクバー25の連結により、後可動ルーバ2の各後フィン20は同期して同じ方向に回動する。
さらに、図5、6に示すように、後可動ルーバ2の1本の後フィン20には、その前部に扇状歯車23が取り付けられ、この扇状歯車23は上記摺動部材4の第2ラック42と噛合して組み付けられる。この第2ラック42と扇状歯車23の噛合により、ダイヤルノブ5を回すと、摺動部材4が右または左方向に移動し、それに伴い扇状歯車23が後フィン20とともに左右に回動し、後可動ルーバ2の向きを変える。
上記構成のレジスタを組み立てる場合、図5に示すように、先ず、後可動ルーバ2を組み立て、その上軸受部材26と下軸受部材27を、リテーナ8内の上部と下部の定位置に嵌入し、後可動ルーバ2をリテーナ8の通風路6内の上流側に装着する。
次に、前可動ルーバ1を軸受部材17,18とともにリテーナ8内の前部下流側に組み付ける。前可動ルーバ1は、図11に示すように、先ず、摺動部材4を前フィン10の下面の収納部11内に摺動可能に組み付けた状態で、ダイヤルノブ5のピニオン52を、取付部13の挿入穴14から内部に挿入し、ピニオン52を摺動部材4のベース板40の下面の第1ラック41に噛合させる。
その状態で、収納部11を下側から覆うように、カバー体3を前フィン10の下部に嵌着する。このとき、図10に示すように、ダイヤルノブ5の軸50がカバー体3の軸受部30に回動可能に支持され、摺動支持部31が摺動部材4の摺動リブ45を下側から摺動可能に支持される。これにより、ダイヤルノブ5を回したとき、ピニオン52の回動が第1ラック41を介して摺動部材4に伝達され、摺動部材4は右または左に摺動可能となる。
この状態で、前可動ルーバ1の前フィン10の支軸15に、両側から軸受部材17,18が嵌め込まれ、両側の軸受部材17,18が、リテーナ8内の前部の両側壁に沿った取付位置に挿入され、前可動ルーバ1が組み付けられる。そして、リテーナ8の前面を覆うように、ベゼル9がその内側の突設した係止部9aをリテーナ側の係止爪に係止させて取り付けられる。
上記構成のレジスタは、自動車の車室内のインストルメントパネル或いはダッシュボード部に、そのリテーナ8の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ8内の通風路6から空気吹出口7を通して送風される。
送風方向を上または下に調整する場合、中央のダイヤルノブ5を持って、前可動ルーバ1の前フィン10を、上または下に回動させて調整する。このとき、図15に示すように、ダイヤルノブ5が装着された前フィン10が、両側の支軸15を軸に上下に回動し、前フィン10の上下方向の向きが変わり、送風方向が上下に調整される。
一方、送風方向を左右に調整する場合、ダイヤルノブ5を摘み、左または右に回動操作する。ダイヤルノブ5を持って左(図1の反時計方向)に回すと、図13に示すように、ダイヤルノブ5は軸50を中心に回動し、その回動がピニオン52を介して第1ラック41に伝わり、第1ラック41を設けた摺動部材4が図13の左側に移動する。
これに伴い、図13に示す如く、摺動部材4の第2ラック42が左側に移動し、第2ラック42の移動が扇状歯車23を介して後フィン20を回動させ、後可動ルーバ2の後フィン20が、その上下の支軸を軸に、図13の時計方向に回動して、後フィン20の向きが左方向となり、送風方向が左側に調整される。
一方、ダイヤルノブ5を持って右(図1の時計方向)に回すと、図14に示すように、ダイヤルノブ5は軸50を中心に同方向に回動し、その回動がピニオン52を介して第1ラック41に伝わり、第1ラック41を設けた摺動部材4が図14の右側に移動する。
これに伴い、図14に示す如く、摺動部材4の第2ラック42が右側に移動し、第2ラック42の移動が扇状歯車23を介して後フィン20を回動させ、後可動ルーバ2の後フィン20が、その上下の支軸を軸に、図14の反時計方向に回動して、後フィン20の向きが右方向となり、送風方向が右側に調整される。
このように、ダイヤルノブ5を摘んで回すのみで、持ち替えずに、前可動ルーバ1の前フィン10や後可動ルーバ2の後フィン20の向きを、良好な操作性で調整することができる。特に、後可動ルーバ2の風向調整時、ダイヤルノブ5を回すのみで行われ、ダイヤルノブ5の位置は移動しないので、レジスタの正面意匠が変化しない。このため、レジスタの風向の調整に関わらず、レジスタの正面意匠が一定となり、見栄えが損なわれる不具合を防止することができる。
なお、後可動ルーバ2の複数の後フィン20は、通風路6を完全に閉鎖可能な構造とすることもできる。この場合、後可動ルーバ2の複数の後フィン20は、最大回動角度で隣接する後フィン20が相互に当接し、通風路6を閉鎖するまで、広い角度範囲で回動可能な構造とする。このレジスタの場合も、ダイヤルノブ5を回して後フィン20を回動させるので、後フィン20を回動角度範囲が広くなったとしても、ダイヤルノブ5の位置を変えずに操作することができ、レジスタの意匠性や見栄えが損なわれる不具合を防止することができる。
1 前可動ルーバ
2 後可動ルーバ
3 カバー体
4 摺動部材
5 ダイヤルノブ
6 通風路
7 空気吹出口
8 リテーナ
9 ベゼル
9a 係止部
10 前フィン
11 収納部
12 ガイド溝
13 取付部
14 挿入穴
15 支軸
16 ガイド軸
17 軸受部材
20 後フィン
21 上支軸
22 下支軸
23 扇状歯車
24 連結軸
25 リンクバー
26 上軸受部材
27 下軸受部材
30 軸受部
31 摺動支持部
32 係止爪
40 ベース板
41 第1ラック
42 第2ラック
43 ガイドリブ
44 摺動リブ
45 摺動リブ
46 摺動端部
50 軸
51 大径部
52 ピニオン

Claims (5)

  1. 空気吹出口を設けたベゼルがリテーナの前部に嵌着され、該空気吹出口の内側に該前可動ルーバが配置され、該前可動ルーバの上流側の該リテーナの通風路内に後可動ルーバが配設され、該前可動ルーバの前フィンにダイヤルノブが配設され、該ダイヤルノブの回動操作により、該後可動ルーバの後フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタであって、
    該ダイヤルノブは、該前フィンの下側に前方を向けて左右に回動操作可能に軸支され、該ダイヤルノブの軸上にピニオンが設けられ、
    該前フィンの下面に、摺動部材が長手方向に摺動可能に配設され、該摺動部材には、該ピニオンが噛合する第1ラックが設けられ、且つ前記後可動ルーバの後フィンの前部に設けた扇状歯車と噛合する第2ラックが該摺動部材に設けられ、
    該ダイヤルノブを回して、該ピニオンと該第1ラックを介し、該摺動部材を該前フィンの長手方向に摺動させ、該後可動ルーバの向き調整することを特徴とするレジスタ。
  2. 前記前フィンの前下部に取付部が設けられ、該取付部にダイヤルノブを挿通させる挿入穴が設けられ、該挿入穴近傍の該前フィンの下面に、該摺動部材を収納する収納部が設けられるとともに、摺動ガイドするガイド溝が該収納部内に該前フィンの長手方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記収納部を下側から覆うカバー体が前記前フィンの下面に嵌着され、該カバー体には、該ダイヤルノブの軸を支持する軸受部が設けられ、且つ前記摺動部材を支持する摺動支持部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載のレジスタ。
  4. 前記前可動ルーバは、前記前フィンを1枚のみ、前記空気吹出口の略中央位置に、水平横方向に配置して構成され、該前フィンの両側端部に突設した支軸が前記リテーナの両側側壁に設けた軸受部材に、上下に回動可能に軸支されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  5. 前記後可動ルーバは、複数の後フィンが、縦方向に且つ左右に所定間隔をおいて横方向に並設され、該複数の後フィンにより前記通風路を閉鎖可能に構成され、前記ダイヤルノブの回動操作により該通風路が全閉されることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。

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