JP2019051772A - レジスタ - Google Patents

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晃浩 柴田
Akihiro Shibata
晃浩 柴田
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Abstract

【課題】操作ノブの操作時の操作フィーリングを向上させることができるレジスタを提供する。【解決手段】レジスタの空気吹出口8の直ぐ内側に、前可動ルーバ3が設けられる。前可動ルーバ3の前フィン31に操作ノブ1が摺動可能に外嵌され、操作ノブ1内の後部に荷重付与部材17が設けられる。前フィン31の前端の略中央に前凸部32が突設される。操作ノブ1のノブ上部10の内側に、前凸部32の上面と接触する凸条10aが、前フィン31の長手方向と平行に設けられる。ノブ下部11の内側に、前凸部32の下面と接触する凸条11aが、前フィン31の長手方向と平行に設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、自動車の車内等の換気や空調装置の空気吹出口に使用されるレジスタに関し、特に前可動ルーバの前フィン上に、摺動可能に外嵌された操作ノブを有したレジスタに関する。
従来、この種のレジスタとして、通風路を形成するベゼル内に、前可動ルーバと後可動ルーバを前後して直交方向に配設し、前方に位置する前可動ルーバのフィン上に、操作ノブを、フィンの長手方向に摺動可能に取り付けた構造のレジスタが、下記特許文献1などにより知られている。
このレジスタの操作ノブは、前可動ルーバの前フィン上に、その長手方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブの上流側の後端部に、ラック状或いは二股状の係合部が設けられ、その係合部が後方に位置する後可動ルーバに係合し、風の向きを左右に調整する場合、操作ノブを前可動ルーバの前フィン上で左又は右に摺動させ、後可動ルーバの向きを左右に変え、送風方向を左右に調整する。
特許第4062944号公報
一方、操作ノブ内における、前フィンの前縁部との間には、摺動時のガタツキを防止し且つ適度な操作荷重を付与するために、荷重付与部材が介装されている。しかし、この種の荷重付与部材には、通常、熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体が使用され、荷重付与部材は、前フィンの前縁部に接触して操作ノブ内の前部に配設される。このため、操作ノブを操作する際、操作ノブを押したとき、その押圧荷重を受けた荷重付与部材が容易に撓み、操作ノブが簡単にまた不安定に動きやすい。このため、操作時の操作荷重は付与されるものの、操作ノブの操作フィーリングが悪く、操作フィーリングの改善が望まれていた。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、操作ノブの操作時の操作フィーリングを向上させることができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレジスタは、通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが直交方向に且つ前後して配設され、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが摺動可能に外嵌され、該操作ノブの後部に設けた係合部が該後可動ルーバに係合し、操作ノブの操作により前可動ルーバと後可動ルーバを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、
操作ノブは、前可動ルーバの前フィンの上面に接触するノブ上部と、前フィンの下面に接触するノブ下部と、該操作ノブ内の後部に収納され、該前フィンの後縁に当接して操作荷重を付与する荷重付与部材とを備え、
該前フィンの前縁の略中央に前凸部が突設され、
該操作ノブの該ノブ上部の内側に、該前凸部の上面と接触する凸条が、該前フィンの長手方向と平行に設けられ、該ノブ下部の内側に、該前凸部の下面と接触する凸条が、該前フィンの長手方向と平行に設けられたことを特徴とする。
なお、レジスタの各部材の前後は、通風路内の下流側が前部であり、レジスタの通風路内の上流側が各部材の後部である。
このレジスタは、操作ノブを前フィン上で上下に回動操作すると、前可動ルーバの前フィンが上下に回動して、送風方向を上下に変え、操作ノブを前フィン上で左右に摺動操作すると、後可動ルーバの後フィンが左右に回動し、送風方向が左右に変わる。このような操作ノブの操作時、前フィン上の操作ノブは、操作荷重を付与する荷重付与部材が操作ノブ内の後部に配設されて前フィンの後縁に接触し、且つ前フィンの前縁の略中央に突設された前凸部の上面と下面に、操作ノブ内の凸条が接触して操作ノブが前フィン上で保持される。
このため、操作ノブの操作時、操作ノブを押した場合でも、操作ノブにふらつきが生じたり、不安定に操作ノブが前フィン上で動くことはなく、良好なダイレクト感、ストレート感をもって操作ノブを操作することができる。また、操作ノブを持って前フィンを上下に回動させ、或いは操作ノブを前フィン上で左右に円滑に摺動させたときでも、良好な操作フィーリングで送風方向の調整を行うことができる。
ここで、上記レジスタにおいて、上記前可動ルーバの前フィンの下面に、凹溝を長手方向と平行に設け、上記操作ノブのノブ下部の内側に、該凹溝と係合する係合凸部を設け、該操作ノブの摺動時に該係合凸部が該凹溝内を摺動する構成とすることが好ましい。これによれば、操作ノブを前フィン上でさらに安定して摺動可能に保持することができるとともに、係合凸部と凹溝の係合を、操作ノブの移動端でのストッパとして機能させ、操作ノブの操作移動範囲を、係合凸部と凹溝の係合で、簡単に設定することができる。
またここで、上記前フィンの前凸部の上面と下面に、操作ノブ内の凸条が接触する受け凸条を該前フィンの短手方向と平行に設けることが好ましい。これによれば、操作ノブ内の上下の凸条が前フィンの前凸部の上下面の受け凸条と直交方向に接触し、操作ノブの摺動操作時、前フィン上でガタツキなく円滑にスライドさせることができる。
またここで、上記操作ノブのノブ下部内に、方形枠状の収納部を設け、上記荷重付与部材を該収納部内の定位置に収納することが好ましい。これによれば、荷重付与部材を、操作ノブ内の上流側の定位置に確実に保持させ、操作ノブの摺動時に良好な操作荷重を安定して生じさせることができる。
またここで、上記前フィンの上面及び下面に、上記操作ノブの内面と接触するフィン凸条を、該前フィンの長手方向と平行に設けることが好ましい。これによれば、フィン凸条が操作ノブの内面に接触して操作ノブが該フィン凸条と平行に摺動するので、操作ノブをさらに円滑に摺動させることができる。
またここで、上記操作ノブの後部に二股係合部を、上下に傾動可能に取り付け、二股係合部は、前部に設けた軸部を操作ノブ内に回動可能に保持させて構成することができる。
本発明のレジスタによれば、操作ノブ内の後部に荷重付与部材を設けた、前フィンの後縁に摺接させて、適度な操作荷重を生じさせることができ、且つ操作ノブの操作時のふらつきがなく、操作フィーリングを向上させることができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの左側面図である。 同レジスタの斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 操作ノブと前フィンの分解斜視図である。 (a)は図1のA−A断面図、(b)は前可動ルーバを上に振ったときのA−A断面図である。 (a)は図1のB−B断面図、(b)は後可動ルーバを左に振ったときのB−B断面図である。 (a)は操作ノブと前フィンの斜視図、(b)は背面側から見た同斜視図である。 (a)は操作ノブと前フィンの正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図である。 (a)は図9の拡大C−C断面図、(b)は図9の拡大D−D断面図、(c)は図9の拡大E−E断面図、(d)は図9の拡大F−F断面図である。 (a)はノブ上部を除いた操作ノブと前フィンの斜視図、(b)は背面側から見たその斜視図、(c)はその平面図である。 (a)は前フィンの斜視図、(b)は裏面側且つ背面側から見た同斜視図である。 (a)はノブ下部の斜視図、(b)は背面側から見たその斜視図、(c)はその平面図、(d)はその左側面図である。 (a)はノブ上部の内側から見た斜視図、(b)は背面側から見たその斜視図、(c)はその平面図、(d)はその右側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は、車室等の空調装置の空気吹出用に使用されるレジスタを示している。このレジスタは、ダクト状で内部に通風路9を設けたリテーナ2の正面側に、空気吹出口8を設けたベゼル5を嵌着し、空気吹出口8の直ぐ内側に、前可動ルーバ3を水平横方向に配設し、前可動ルーバ3の上流側の通風路9内に後可動ルーバ4を、上下縦方向に配設して構成される。
図6、図7に示すように、前可動ルーバ3の各前フィン31と後可動ルーバ4の各後フィン41は、相互に、直交方向に前後して配置され、前可動ルーバ3の中央の前フィン31には、操作ノブ1が前フィン31の長手方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ1の操作により、前可動ルーバ3の上下方向の向きと後可動ルーバ4の左右方向の向きが調整される。
図4に示す如く、リテーナ2の上壁と下壁の内側に、後可動ルーバ4を軸支する軸受板21,22が対向して配置され、嵌着される。上下の軸受板21,22には、後可動ルーバ4の後フィン41用の軸孔が所定の間隔をおいて穿設され、各後フィン41の上下に突設された支軸42が上下の軸受板21,22の各軸孔に嵌入され、後フィン41は左右に回動可能に軸支される。
後可動ルーバ4には、図4に示す如く、複数(ここでは7本)の後フィン41が、上下縦方向に配置され、左右に所定の間隔をおいて並設される。各後フィン41の端部に、連結軸43が突設され、1本のリンクバー44がこれらの連結軸43に連結され、全ての後フィン41が所定の角度範囲内で、同期して同じ方向に回動する。中央位置の後フィン41の前部に、係合軸41aが設けられ、操作ノブ1の後部に設けた二股係合部16がこの係合軸41aに係合する。操作ノブ1は、前フィン31上に水平横方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ1を右左方向(前フィンの長手方向)に摺動させたとき、二股係合部16が前フィン31の係合軸41aと係合し、後フィン41が右又は左に支軸42を軸に回動する。
なお、操作ノブ1の後部に設けた二股係合部16に代えて、ラック部を操作ノブ1の後部に設けることもできる。この場合、後可動ルーバ4の中央の後フィン41には、ラック部に噛合する扇形歯部が設けられ、ラック部と扇形歯部を介して、操作ノブ1の移動力が後可動ルーバ4の後フィン41に伝達され、後フィン41向きが左右に変えられる。
前可動ルーバ3は、図4に示す如く、複数(ここでは3枚)の前フィン31を、水平横方向に配置し、各前フィン31を上下に一定の間隔をおいて並設して構成される。各前フィン31は、ベゼル5の内側で、リテーナ2の前部の左右側壁に設けた軸受板23,24により軸支される。両側の軸受板23,24には、各々3個の軸孔が一定の間隔で穿設され、軸受板23,24は、ベゼル5の空気吹出口8の直ぐ内側に配設され、左右側壁の内側に対向して取り付けられる。
前可動ルーバ3の3枚の前フィン31は、両側の軸受板23,24間で支持されるように、前フィン31の両端部に突設した支軸36が、両側の軸受板23,24の各軸孔に嵌入され、軸支される。中央の前フィン31の一端にガイドピン38が、一方の支軸36に近傍に突設され、ガイドピン38は軸受板24に形成されたガイド溝に係合し、前フィン31の回動範囲をガイドする。さらに、各前フィン31の一端部に連結軸37が突設され、1本のリンクバー39がそれらの連結軸37に連結される。これにより、中央の前フィン31に外嵌された操作ノブ1を持って前フィン31を上下に回動操作すると、前可動ルーバ3の各前フィン31は両側の支軸36を軸に、所定の角度範囲内で、上または下に回動する。
中央の前フィン31には、図12に示す如く、操作ノブ1を適正位置で安定して保持し、且つ円滑に摺動可能に保持するために、略中央の前縁に、前凸部32が前方に向けて突設される。操作ノブ1を前フィン31に外嵌した状態で、この前凸部32は、操作ノブ1の内側に位置し、操作ノブ1の内側に設けた凸条に接触する。
すなわち、前凸部32の上面と下面には、各々の面に1対づつ、2対の受け凸条32aが、前フィン31の短手方向つまり長手方向と直角に設けられる。これら2対の受け凸条32aは、操作ノブ1の上側のノブ上部10に設けた凸条10a、10b、及び操作ノブ1の下側のノブ下部11に設けた凸条11a、11bに摺接する。これにより、操作ノブ1は、その摺動操作時、前フィン31の前凸部32上側と下側で、2対の受け凸条32aと2対の凸条10a、10b、凸条11a、11bが直交状態で接するので、摺動時のゴリゴリ感が生じず、最少の摩擦抵抗で操作荷重を生じさせ、前フィン31上で円滑に摺動するようになっている。
さらに、図5、図12に示すように、操作ノブ1が装着される、前フィン31の中央部分には、その上面に、フィン凸条34aとフィン凸条34bが、各々、長手方向に設けられる。一方、操作ノブ1が装着される、前フィン31の中央部分の下面には、図13(b)に示す如く、フィン凸条35aとフィン凸条35bが長手方向に設けられ、且つ凹溝33がその下面の長手方向に形成される。凹溝33は操作ノブ1のノブ下部11内に突設した係合凸部14が摺動可能に係合するように形成され、フィン凸条35bはその凹溝33の縁部上に形成される。
このような、フィン凸条34aとフィン凸条34b及びフィン凸条35aとフィン凸条35bは、操作ノブ1の摺動操作時、操作ノブ1のノブ上部10とノブ下部11の内側面に、各々摺接する。また、操作ノブ1内の係合凸部14が凹溝33内に摺動可能に嵌入される。これにより、操作ノブ1の摺動操作時、前フィン31上で操作ノブ1が、所定の往復動範囲内で、円滑に摺動するようになっている。1対の係合凸部14が嵌入する凹溝33は、図12に示す如く、溝幅が比較的広く形成されるが、前フィン31の下面に形成されるため、通常の外観からは見えにくく、見栄えの悪化は防止される。
上記のように、前可動ルーバ3と後可動ルーバ4の向きを調整するための操作ノブ1は、前可動ルーバ3の中央の前フィン31上に、前フィンの長手方向に摺動可能に外嵌されて装着される。この操作ノブ1は、図5に示すように、前フィン31の一部上面を覆う形状に形成されたノブ上部10と、前フィン31の一部下面を覆う形状に形成されたノブ下部11と、操作ノブ1の背面側に上下回動可能に保持される二股係合部16と、ノブ下部11内の収納部15に収納される荷重付与部材17とを備えて構成される。ノブ上部10とノブ下部11は、その水平方向の中央平面上で、操作ノブ1を、上下に2分割した形状に形成される。
つまり、操作ノブ1のノブ上部10は、図5、図14に示す如く、前フィン31の略中央部上面(前凸部32を設けた部分)を上から覆うように、内側に水平横方向の凹部を設け、凹部に前フィン31を挿入する形状に成形される。ノブ上部10の内側の前部寄りに、前フィン31の前凸部32上の受け凸条32aと接触する凸条10aと凸条10bが、前フィン31の長手方向と平行に設けられる。
これにより、操作ノブ1が前フィン31上に装着された状態で、ノブ上部10の凸条10aと凸条10bは前フィン31の前凸部32上の受け凸条32aと直交状態で接触する。また、図14に示す如く、ノブ上部10の後部(背面部)に、1対の係止部13aが設けられ、さらにノブ上部10内の前部寄りに、1対の係止爪部13bが設けられる。ノブ下部11の後部に設けた1対の係止爪部12aが、操作ノブ1の組み付け時、この係止部13aに係止され、ノブ上部10内の前部寄りに設けた1対の係止爪部13bが、ノブ下部11内の前部寄りに設けた1対の係止部12bに係止される。ノブ上部10の係止部13aと係止部13aの間、及びノブ下部11の係止爪部12aと係止爪部12a間に、開口が設けられ、二股係合部16の軸部16aがノブ上部10とノブ下部11の内側の軸保持部19に、回動可能に挿入された状態で、二股部がその開口から背面側に突出する。
操作ノブ1のノブ下部11は、図5、図13に示すように、前フィン31の略中央部下面(前凸部32を設けた部分)を下から覆うように、内側に水平横方向の凹部を設け、凹部に前フィン31を挿入する形状に成形される。ノブ下部11の内側の前部寄りに、前フィン31の前凸部32下面の受け凸条32aと接触する凸条11aと凸条11bが、前フィン31の長手方向と平行に設けられる。また、凸条11aのさらに前側に、リブ11cが凸条11aと平行に設けられる。
さらに、ノブ下部11の内側に、1対の係合凸部14が突設される。1対の係合凸部14は、長円の低い円柱状に形成され、前フィン31の下面に設けた凹溝33内に係合するように、ノブ下部11の幅方向に沿って並設される。これにより、ノブ下部11を、前フィン31の下面に、その下側を覆うように組み付けたとき、1対の係合凸部14が凹溝33内に係合し、操作ノブ1の摺動操作時、ノブ下部11の係合凸部14が凹溝33内をガタツキなく円滑に摺動するようになっている。
さらに、ノブ下部11の内側の背面側に、長方形枠状の収納部15が設けられ、この収納部15内にエラストマー等のゴム状弾性体からなる荷重付与部材17が収納される。荷重付与部材17は、図5に示す如く、直方体の両端に、前向きに突設された突起部を有し、ノブ下部11の内側に前フィン31が挿入されたとき、荷重付与部材17の両側の突起部が、前フィン31の後縁部(上流側縁部)に接触する。
これにより、操作ノブ1の操作時、収納部15内の定位置に保持された荷重付与部材17は、操作ノブ1の摺動操作に、適度な操作荷重を付与する。また、ゴム状弾性体からなる荷重付与部材17が、操作ノブ1内の後部で前フィン31の後部に配設されるので、操作ノブ1を押したとき、操作ノブ1が不安定に動くことはなく、荷重付与部材17に付されるシリコンオイルが操作ノブ1から染み出した場合でも、オイルが目立つことはない。
さらに、図13に示すように、ノブ下部11内の収納部15の背面側には、二股係合部16の軸部16aを回動可能に保持する軸保持部19が設けられ、軸保持部19の背面側に開口が設けられる。これにより、二股係合部16の軸部16aがノブ上部10とノブ下部11の内側に回動可能に挿入された状態で、二股部がその開口から背面側に突出する。さらに、図5に示す如く、ノブ下部11の前部に、金属めっきなどを施した装飾部18が嵌着される。
上記構造のノブ上部10とノブ下部11は、図5に示すように、前可動ルーバ3の中央の前フィン31における、略中央部の上面と下面を覆うように、上下から合わせて、組み付けられる。このとき、前フィン31の前凸部32は、ノブ上部10とノブ下部11内の前部に入り、前フィン31の後縁部は、荷重付与部材17の前部の突起部に接触し、その状態で、ノブ下部11上にノブ上部10が定位置に嵌め込まれ、ノブ上部10の係止部13aがノブ下部11の係止爪部12aに係止され、ノブ上部10内の1対の係止爪部13bが、ノブ下部11内の1対の係止部12bに係止される。
このような前フィン31への操作ノブ1の組み付けにより、図10に示すごとく、ノブ下部11の係合凸部14が前フィン31の下面の凹溝33内に係合し、前フィン31の前凸部32の上面の受け凸条32aがノブ上部10の凸条10aと凸条10bに接触し、前凸部32の下面の受け凸条32aがノブ下部11の凸条11aと凸条11bに接触して保持された状態となる。
さらに、前フィン31の上面のフィン凸条34a、34bがノブ上部10の内側面に接触し、前フィン31の下面のフィン凸条35a、35bがノブ下部11の内側面に接触し保持された状態となる。これにより、操作ノブ1を前フィン31上で左右に摺動操作したとき、1対の係合凸部14が凹溝33内を移動可能な範囲で、操作ノブ1が摺動可能となり、且つ凸条10aと凸条10b、凸条11aと凸条11b、及びフィン凸条34a、34bとフィン凸条35a、35bを介して、操作ノブ1は前フィン31上で円滑に摺動可能となる。
また、操作ノブ1を摺動操作したとき、収納部15内に収納された荷重付与部材17の作用により、適度な操作荷重が付与されるが、荷重付与部材17は、前フィン31の後縁部に接触して操作ノブ1の後部背面側(レジスタの上流側)に配置され、且つ操作ノブ1内の前部は、前フィン31の前縁部に突設した前凸部32を上下と前部から保持しているので、操作ノブ1を押した場合、操作ノブ1が不安定に動くことはない。
図1〜図4に示すように、ベゼル5の前面左側にダンパノブ用開口部が形成され、そこにダンパノブ6が、露出して配置され、上下に回動操作可能に軸支される。リテーナ2は、上記のように、略矩形のダクト状に形成され、内部に通風路9が形成され、通風路9内後部の両側側壁にダンパ用のダンパ軸孔が設けられ、そこにダンパプレート7の回動軸7aが嵌挿される。ダンパプレート7の一方の回動軸7aには、ダンパアーム7bが連結され、ダンパアーム7bは、ダンパレバー6aを介して、ダンパノブ6の端部にリンクされる。これにより、ダンパノブ6を上又は下に回動操作したとき、ダンパプレート7が回動し、通風路9が開閉される。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路9から空気吹出口8を通して吹き出される。
空気の吹出向きを上または下に調整する場合、前可動ルーバ3の操作ノブ1を上または下に回動させて調整する。操作ノブ1を持って上または下に回動させると、図2に示すように、操作ノブ1が装着された前フィン31がその支軸36を軸に上下に回動し、その回動力がリンクバー39を介して他の前フィン31に伝達され、各前フィン31がその支軸36を軸に回動し、前フィン31の上下方向の向きが変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。
このような操作時に、操作ノブ1を押したとき、ゴム状弾性体からなる荷重付与部材17が、操作ノブ1内の後部で前フィン31の後部に配設され、操作ノブ1が前フィン31の前凸部32上で支持されるので、操作ノブ1が不安定に動くことはなく、操作時、ストレート感を持って前フィン31に回動力を伝達することができ、良好なフィーリングで操作することができる。
一方、空気の吹出向きを左右に調整する場合、操作ノブ1を左または右に移動させて調整する。操作ノブ1を持って左または右に動かすと、操作ノブ1は前フィン31上を摺動し、水平方向(横方向)に移動する。これに伴い、図3に示すように、操作ノブ1の後部の二股係合部16が、後可動ルーバ4の後フィン41を、その係合軸41aを介して左右に回動させ、リンクバー44を介して、各後フィン41がその支軸42を軸に同期して回動し、後可動ルーバ4の後フィン41の左右方向の向きが変化し、空気の吹出方向が左または右に調整される。
このとき、前フィン31上の操作ノブ1は、前フィン31の前凸部32上で摺動可能に支持され、その上面と下面に設けた2対の受け凸条32aに対し、ノブ上部10内の凸条10a、10b、及びノブ下部11内の凸条11a、11bが直交方向に摺接し、さらに、前フィン31の上面に設けた、フィン凸条34aとフィン凸条34bが、操作ノブ1の内面に摺接し、前フィン31の下面に設けたフィン凸条35aとフィン凸条35bが操作ノブ1の内面に摺接するので、ガタツキやゴリゴリ感がなく、最少の摩擦抵抗で操作荷重を生じさせ、円滑に操作ノブ1を摺動操作することができる。
このように、前フィン31上の操作ノブ1は、操作荷重を付与する荷重付与部材17が操作ノブ1内の後部に配設されて前フィン31の後縁に接触し、且つ前フィン31の前縁の略中央に突設された前凸部32の上面と下面の受け凸条32aに、操作ノブ1内の凸条10a,10b,11a,11bが接触して操作ノブ1が前フィン31上で保持される。このため、操作ノブ1の操作時、操作ノブ1を押した場合、操作ノブ1が不安定にふらつくことがない。これにより、操作ノブが前フィン31上で安定して動き、良好なストレート感、ダイレクト感をもって操作ノブ1を操作することができる。また、操作ノブ1を持って前フィン31を上下に回動させ、或いは操作ノブ1を前フィン31上で左右に円滑に摺動させたとき、良好な操作フィーリングで送風方向の調整を行うことができる。
1 操作ノブ
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 ベゼル
6 ダンパノブ
6a ダンパレバー
7 ダンパプレート
7a 回動軸
7b ダンパアーム
8 空気吹出口
9 通風路
10 ノブ上部
10a 凸条
10b 凸条
11 ノブ下部
11a 凸条
11b 凸条
11c リブ
12a 係止爪部
12b 係止部
13a 係止部
13b 係止爪部
14 係合凸部
15 収納部
16 二股係合部
16a 軸部
17 荷重付与部材
18 装飾部
19 軸保持部
21 軸受板
23 軸受板
24 軸受板
31 前フィン
32 前凸部
32a 受け凸条
33 凹溝
34a フィン凸条
34b フィン凸条
35a フィン凸条
35b フィン凸条
36 支軸
37 連結軸
38 ガイドピン
39 リンクバー
41 後フィン
41a 係合軸
42 支軸
43 連結軸
44 リンクバー

Claims (5)

  1. 通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが直交方向に且つ前後して配設され、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが摺動可能に外嵌され、該操作ノブの後部に設けた係合部が該後可動ルーバに係合し、該操作ノブの操作により該前可動ルーバと該後可動ルーバを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、
    該操作ノブは、該前可動ルーバの該前フィンの上面に接触するノブ上部と、該前フィンの下面に接触するノブ下部と、該操作ノブ内の後部に収納され、該前フィンの後縁に当接して操作荷重を付与する荷重付与部材とを備え、
    該前フィンの前縁の略中央に前凸部が突設され、
    該操作ノブの該ノブ上部の内側に、該前凸部の上面と接触する凸条が、該前フィンの長手方向と平行に設けられ、該ノブ下部の内側に、該前凸部の下面と接触する凸条が、該前フィンの長手方向と平行に設けられたことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記前可動ルーバの前フィンの下面に、凹溝が長手方向と平行に設けられ、前記操作ノブのノブ下部の内側に、該凹溝と係合する係合凸部が設けられ、該操作ノブの摺動時に該係合凸部が該凹溝内を摺動することを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記操作ノブのノブ下部内に、方形枠状の収納部が設けられ、前記荷重付与部材が該収納部内の定位置に収納されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  4. 前記前フィンの上面及び下面に、前記操作ノブの内面と接触するフィン凸条が、該前フィンの長手方向と平行に設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  5. 前記操作ノブの後部に二股係合部が、上下に傾動可能に取り付けられ、該二股係合部は、前部に設けた軸部が該操作ノブ内に回動可能に保持されることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。


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