JP6629168B2 - 風向調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷暖設備や空調設備などにおいて、開口部の外へ向かう空気の流れをフィンを介して可変する風向調整装置に関し、特にフィンを回動して送風態様を可変されるようにした風向調整装置に関する。
図17は特許文献1に開示の風向調整装置を示し、(a)は複数のフィンが平行となつた通常ないしは平行送風モード、(b)は左右のフィンが反対方向に回動した拡散送風モード、(c)は拡散送風モードでの各フィンを連結しているリンク機構を示している。この装置構造では、内側から外へ送風可能なケースと、ケース内の対向した支持部に対し互いに間隔を保って配列されると共に回動可能に支持された複数のフィン16と、フィン16の2以上を連動させるリンク機構14及び操作用ノブ18とを備え、フィン16が(a)のごとく互いに略平行となる平行送風モード、2以上のフィンが(b)のごとく互いに反対方向に回動した拡散送風モードとを操作ノブ18を介して切換可能となっている。
要部は、操作ノブ18が複数のフィンのうち中間に配置された中間フィン16Dに連結された状態で前後移動可能に支持されている点、リンク機構14が中間フィン16Dの両隣に配置されている第1フィン16C又は16Eに対応する一端側をそれぞれ回動自在に連結し、かつ対応する他端側を中間フィン16Dにそれぞれ回動自在に連結している2つの第1リンク14B,14Cと、第1フィン16C又は16Eに対応する一端側をそれぞれ連結し、かつ対応する他端側をフィン16B,16A又はフィン16F,16Gにそれぞれ連結している2つのリンク14A,14Dとを有している点にある。
以上の装置構造において、フィン16A〜16C及びフィン16E〜16Gは、(a)の平行送風モードから(b),(c)の拡散送風モードに切り換える場合、操作ノブ18を手前に引っ張ると、中間フィン16Dが手前方向へ移動され、それに伴ってリンク14B,14Aに連結されている一方側フィン16C,16B,16Aの一群と、リンク14C,14Dに連結されている他方側フィン16E,16F,16Gの一群とがそれぞれ反対方向に回動されることになる。
国際公開第2015/087975号
上記特許文献1の装置構造では、例えば、隣接している2枚のフィン16C,16Eを反対方向に回動する態様だと、2つのリンク14B,14Cが必要となる。また、一群のフィン16C,16B,16Aと他の一群のフィン16E,16F,16Gを反対方向に回動する態様だと、4つのリンク14A〜14Dが必要となる。このため、この装置構造では、部材数が多くなり、それに伴って小型化や軽量化が図りに難かった。また、中間フィン16Dが他のフィンと異なり前後に移動可能にしなければならないため複雑化している。
そこで、本発明の目的は、以上のような課題を解消して、風向調整に優れるだけではなく、簡易化及び軽量化をより図り易くすることにある。他の目的は以下の内容説明のなかで明らかにする。
上記目的を達成するため本発明では、図1〜図9の例で特定すると、内側から外へ送風可能なケース(1)と、前記ケース内の対向した支持部(10,11)に対し互いに間隔を保って配列されると共に回動可能に支持された複数のフィン(2)と、前記フィンを回動操作可能なノブ(4)とを備えた風向調整装置において、前記ノブ(4)は前記複数のフィン(2)のうち、予め選定された第1フィン(2A)に摺動可能に嵌合されるよう設けられたカム斜面(43a)付きのカム溝(43)を有し、前記第1フィン(2A)は前記カム斜面に対応して設けられた摺動面(23a)、及び板厚方向に貫通されて前記摺動面の一部を形成しているフィン溝(23)を有し、前記ノブ(4)と前記第1フィン(2A)は、前記ノブの一部が前記フィン溝を貫通した状態で嵌合されていると共に、前記カム斜面(43a)が前記摺動面(23a)に対向した状態で嵌合されており、前記第1フィン(2A)が前記ノブ(4)を前後方向に移動させることにより回動することを特徴としている。
以上の本発明は、請求項2〜5で特定したように具体化されることがより好ましい。
(1)、前記ノブ(4)は前記カム溝(43)を複数有しており、前記各カム溝は前記フィンのうち前記第1フィン(2A)とこの第1フィンの隣に配置された第2フィン(2B)に嵌合されている構成である(請求項2)
(2)、前記フィン(2)の2以上を連動させるリンク機構(3)を有しており、前記第1フィン(2A)及び第2フィン(2B)が前記ノブを前後方向に移動させることにより回動するのと連動し、前記第1フィン及び第2フィン以外のフィン(例えば、2Cと2D又は/及び2C〜2F)が前記リンク機構を介して回動する構成である(請求項3)
(3)、前記ノブ(4)を前後方向に移動させることにより、前記複数のフィンのうち、前記第1フィン(2A)に前記リンク機構を構成している第1リンク(3A)で連結された一方側フィンの一群と、前記第2フィン(2B)に前記リンク機構を構成している第2リンク(3B)で連結された他方側フィンの一群とが独立して回動する構成である(請求項4)
(4)、前記ケース(1)はケース奥側に前記フィン(2)を配置していると共に前記ケース手前側に前記フィンと異なる方向に配置された手前側フィン(17)を有し、前記ノブ(4)は前記手前側フィン(17)に前後移動可能に支持されている構成である(請求項5)
請求項1の発明では、ノブに設けられたカム斜面付きのカム溝と、カム斜面に対応して第1フィンに設けられた摺動面を有し、カム斜面が摺動面に対向した状態で嵌合されており、第1フィンがノブを前後方向に移動させることにより回動するため、ノブで回動されるフィン数として、1枚又は請求項3のごとく2枚構成の態様だと、特許文献1に比べリンク機構を使用しなくてもよく、更に各形態のごとく残りのフィンを連動して回動可能にする請求項4のリンク機構を構成するリンク数を減らしたり短くでき、それにより部材数を減少して簡易化したり軽量化を達成できる。
また、この発明では、第1フィンが板厚方向に貫通されて摺動面の一部を形成しているフィン溝を有し、ノブと第1フィンがノブの一部をフィン溝を貫通した状態で嵌合しているため、ノブが第1フィンに嵌合した状態で前後方向に移動可能となり、それによってノブを第1フィンに確実かつ良好に作動連結できる。
請求項2の発明では、ノブがカム溝を複数有し、各カム溝がフィンのうち第1フィンと該第1フィンの隣に配置された第2フィンに嵌合されているため、例えば、少なくとも2枚のフィンをノブだけで回動可能となり、それにより例えばフィンが2枚構成の態様だとノブで2枚のフィンを直に回動できる。
請求項3の発明では、第1フィン及び第2フィンがノブを前後方向に移動させることにより回動するのと連動し、第1フィン及び第2フィン以外のフィンがリンク機構を介して回動するため、リンク数を減らしたりリンクの全寸を短くでき、それにより簡易化と軽量化をより達成できる。
請求項4の発明では、ノブを前後方向に移動させることにより、複数のフィンのうち、第1フィンに第1リンクで連結された一方側フィンの一群と、第2フィンに第2リンクで連結された他方側フィンの一群とが独立して回動するため、例えば、各形態のごとくフィン数が6枚、更にフィン数が6枚以上であってもリンク機構として2つのリンクだけで全てのフィンを回動でき、それにより簡素化を達成できる。
請求項5の発明では、ケースがケース奥側にフィンを配置し、ケース手前側にそのフィンと異なる方向に配置された手前側フィンを有し、ノブが手前側フィンに前後移動可能に支持されているため、ノブの支持構成の容易化に加え、ケース奥側のフィンとケース手前側のフィンとで多彩な送風態様を付与できる。

本発明の第1形態の風向調整装置を示し、(a)は平行送風モードでの斜視図、(b)は拡散送風モードでの斜視図である。 上記風向調整装置をフィンの平行送風モードで示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 上記風向調整装置をフィンの拡散送風モードで示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 上記風向調整装置をフィンの異なる態様で示し、(a)は図2(b)のA−A線断面図、(b)は図3(b)のA1−A1線断面図、(c)は(a)の平行送風モードからノブを左側へ移動した傾斜送風モードでの断面図である。 上記風向調整装置を構成している構成部材を示す概略分解図である。 (a)は図5の第1フィンと第2フィンを示す斜視図、(b)はスライダとノブの関係を図5のごとく互いに対向している一方より他方を見た端面図である。 上記風向調整装置の要部を示し、(a)はケースの手前側フィンとスライダの関係を示す構成図、(b)は手前側フィン、スライダ、ノブの関係を示す構成図、(c)は手前側フィンにスライダとノブを組み付けた状態を示す構成図である。 上記風向調整装置の他の要部を示し、(a)と(b)は第1フィンと第2フィン、スライダ、ノブ、手前側フィンの関係を示す上面図と正面図、(c)は(a)のB−B線模式断面図である。 上記風向調整装置の設置例を示し、(a)は被取付部を示す概略斜視図、(b)は被取付部に風向調整装置を取り付けた状態を示す概略斜視図である。 本発明の第2形態の風向調整装置を示し、(a)は平行送風モードでの斜視図、(b)は閉鎖モードでの斜視図である。 図10の風向調整装置をフィンの平行送風モードで示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図10の風向調整装置をフィンの閉鎖状態で示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図10の風向調整装置をフィンの異なる態様で示し、(a)は図11(b)のC−C線断面図、(b)は図12(b)のC1−C1線断面図、(c)は(a)の平行送風モードからノブを左側へ移動した傾斜送風モードでの断面図である。 図10の風向調整装置を構成している構成部材を示す概略分解図である。 (a)は図10の第1フィンと第2フィンを示す斜視図、(b)はスライダとノブの関係を互いに対向している一方より他方を見た端面図である。 上記風向調整装置の要部を示し、(a)と(b)は第1フィンと第2フィン、ノブ、手前側フィンの関係を示す上面図と正面図、(c)は(a)のD−D線模式断面図である。 (a)〜(c)は特許文献1に開示の装置構造(同文献1の図12(c)と図13(c),(d))を示している。
以下、本発明の2つの形態について添付した図面を参照しながら説明する。この説明では、第1形態に係る風向調整装置構造、その作動、第2形態に係る風向調整装置の変更点を明らかにする。
(第1形態)この風向調整装置6は、図1〜図9に示されるごとく、内側から外へ送風可能なケース1と、ケース1の対向した上下壁10,11に対し互いに間隔を保って配列されると共に回動可能に支持された複数の縦型(奥側)フィン2A〜2E(2)と、ケース1内の手前側に設けられてフィン2と異なる方向に配置された多段構成の横型(手前側)フィン16,17,18と、複数のフィン2のうち、フィン2A,2C,2E同士又は/及びフィン2B,2D,2F同士を連動させるリンク機構3と、フィン17にスライダ5を介して前後移動及び左右移動可能に支持されているノブ4とを備えている。なお、材質的には、ケース1、各フィン2、リンク機構3を構成しているリンク3A,3B、ノブ4、スライダ5は全て樹脂品であるが、樹脂以外でも差し支えない。
ここで、ケース12は、概略矩形の筒体からなり、上下壁10,11及び両側壁12,12で区画されて内部13が前後に貫通していて、空気を内側から外へ吹き出すよう設定されている。上下壁10,11は、対向した支持部となる箇所であり、縦型フィン2A〜2Eを回動可能に枢支する六組の軸孔15が設けられている。両側壁12には軸孔12aが同軸線上に貫通されている。内部13の奥側には縦型フィン2A〜2E(2)が配列され、内部13の手前側には横型フィン16,17,18が所定の間隔を保って設けられている。縦型フィン2は回動可能に枢支されている。横型フィン16,17,18は、ケース1に一体に形成されており、フィン2の手前でフィン2と異なる方向に配置されている。フィン17は、左右中間にあって、下面に設けられた窪みないしは凹状の段差部19と、正面に設けられた微小張り出した凸状の段差部17aと、背面に設けられた凹状の段差部17bとを有している。なお、構造としては、例えば、フィン16,18を省略したり、逆にフィン数を4枚以上に増やすことも可能である。
段差部17aは、後述するスライダ5のフィン17への組み付けや左右摺動特性を良好にする形状であるが、省略しても差し支えない。段差部17bは、スライダ5の左右移動量を規制可能にする。段差部19は、図7(a)に示されるごとく手前側に形成された長方形の凹部19aと、凹部9aの後側に位置してフィン背面側に近づくに従って次第に幅広に形成されたハ形状の凹部19bとからなる。凹部19aは後述するノブ4の手前側移動量を規制する形状である。凹部19bは、ノブ4の左右移動を許容すると共に、ノブ4を手前側に移動する際のセンタリングを行う形状である。
フィン2A〜2Eは、概略細長い矩形板状からなり、上下の端面にあって板幅方向の略中間にそれぞれ同軸線上に突出された軸部20と、上端面にあって軸部20を突出していない後側を一段低い段差に形成し、その段差に突設されている軸部21とを有している。各軸部20は、ケース1の対応する軸孔15に嵌合される。つまり、フィン2A〜2Eは、軸部20と軸孔15との嵌合によりケース1に回動自在に支持される。また、フィン2のうち、第1フィン2A及び第2フィン2Bは中間に配置される。フィン2A,2Bには、2つのフィン溝23が上下略中間に位置して、板厚方向に貫通形成されている。各フィン溝23は、後述するノブのカム斜面43aに対応した摺動面23aを有している。摺動面23aは、フィン溝23の手前側の内面及び該内面と対向しているフィン手前側の端面部分である。
また、この構造では、フィン2A〜2Eの2以上を連動させるリンク機構3を有している。このリンク機構3は、第1フィン2Aにフィン2C,2Eを作動連結する第1リンク3Aと、第2フィン2Bにフィン2D,2Fを作動連結する第2リンク3Bとからなる。各リンク3A,3Bは、全寸がほぼ同じ長さで、左右端側及び中間部の3箇所に設けられた軸孔3aを有している。各軸孔3aは上下に貫通されている。
そして、以上のフィン2A〜2Eは、リンク3A,3Bにより作動連結された状態でケース1に組み付けられる。すなわち、第1リンク3Aは、第1フィン2A、フィン2C、フィン2Eに対し各軸部21を対応する軸孔3aに嵌合した状態で支持される。第2リンク3Bは、第2フィン2B、フィン2D、フィン2Fに対し各軸部21を対応する軸孔3aに嵌合した状態で支持される。その後、第1フィン2A、フィン2C、フィン2E及び第1リンク3Aは、ケース1に対し、ケース後側開口よりケース内に配置され、各フィン2A,2C,2Eに設けられた上下の軸部20を対応する軸孔15に嵌合することにより回動自在に支持される。同様にして、第2フィン2B、フィン2D、フィン2F及び第2リンク3Bは、ケース1に対し、各フィン2A,2C,2Eに設けられた上下の軸部20を対応する軸孔15に嵌合することにより回動自在に支持される。
ノブ4は、断面略コ形状であり、対向した上下板部40,41及び該板部同士を連結している連結端部42で区画されて、上下板部同士の間に横型フィン17及びスライダ5を配置可能となっている。上板部40及び下板部41には、中間より先端側に向けて略逆ハ形状となったガイド溝43が対向して設けられている。各ガイド溝43は、溝空間を挟んだ対向内面を所定角傾斜したカム斜面43aとして形成している。
また、上下板部40,41は、図7及び図8に示されるごとくガイド溝43同士の間を形成している略三角台形の中央先端部40a,41aと、その手前にある後部分40b,41bとに区画されている。更に、上下板部の後部分40b,41bは、指で摘んだときに滑り難くなるように形成した接触部44,46を外面に有している。
また、下板部41の内面には、2つの突起48が中央先端部41aの奥側に突設されている。この突起48は、ノブ4が図7(c)のごとく横型フィン17に対し後述するスライダ5を介在して前後動可能に組み付けられた状態で、例えば、手前側に最大まで引っ張った際に段差部19の凹部19aに当たることでフィン17から不用意に外れないよう規制する。なお、図6(b)に示されるごとく、上板部40の内面には後述するスライダ5の上板部50に対応した案内用段差部45が設けられ、下板部41の内面にはスライダ5の下板部51に対応した案内用段差部47が設けられている。
スライダ5は、図6(b)及び図7に示されるごとく断面略コ形状であり、上下板部50,51及び該板部同士を連結している連結端部52からなる。また、上板部50は、下板部51よりも幅広に形成され、又、上記した横型フィン17の段差部17bの幅寸法よりも幅細となっている。上下板部50,51は、先端に設けられて互いに内向きに突出した爪部53,54を有し、両板部の間にフィン対応部を挟み込んだ状態で爪部53,54が段差部17aと嵌合する。これにより、スライダ5は、フィン17に対し図7(c)のごとく段差部17bの範囲だけ左右に摺動可能に支持される。また、連結端部52は、下板部51の両側延長線上に貫通形成された対の逃穴55を有している。各逃穴55は、上記突起48を連結端部52の内外へ出入り可能にする箇所である。
そして、ノブ4は、スライダ5が以上のようにしてフィン7に位置決め支持された後、フィン7に組付けられる。この要領は、ノブ4が図7(b)の状態から、フィン7に支持されたスライダ5を上板部40と下板部41の間に挿入するように移動操作されるが、途中で各突起48が段差部17aに当たる。そこで、ノブ4は、各突起48が下板部41の開き方向への弾性変位を伴って段差部17aの下側から段差部19に嵌合させると、段差部45が上板部50と嵌合し、段差部47が下板部51と嵌合した状態で前後移動可能に支持される。
同時に、ノブ4は、図8に示されるごとく第1フィン2A及び第2フィン2Bに対し、中央先端部40a,41aの両側先端部分が対応するフィン溝23を貫通した態様で前後移動可能に嵌合される。これにより、この構造では、第1フィン2A及び第2フィン2Bがノブ4の前後移動により回動するのと連動し、フィン2C,2E及びフィン2D,2Fがリンク3A,3Bを介し同期して回動可能となる。この点は後で詳述する。
(作動)以下、以上のように作製された風向調整装置6の主な作動について言及する。
(1)、図1及び図4の各(a)と図2は、各フィン2A〜2Eが互いに略平行となった平行送風モードの状態である。この状態は、ノブ4が図2(a)の矢印方向へ最大まで前方移動されると、第1フィン2A及び第2フィン2Bに対し中央先端部40a,41aの両側先端部分が対応するフィン溝23に深く入り込んでおり、ガイド溝のカム斜面43aの基部側がフィン溝の摺動面23aの対応部に当接している(図8(a)を参照)。そのため、この風向調整装置6では、第1フィン2A及び第2フィン2Bが振動等により不用意に動かなくなり、フィン2C及び2Eを第1フィン2Aに作動連結している第1リンク3Aにより、フィン2D及び2Fを第2フィン2Bに作動連結している第2フィン2Bにより、それぞれ安定した状態に維持される。なお、このときは、突起48がフィン17の段差部19から外れて段差部19の規制を受けない状態、つまりノブ4が左右に摺動可能となっている。
(2)、図1及び図4の各(b)と図3は、平行送風モードから、第1フィン2A及びフィン2C,2Eと、第2フィン2B及びフィン2D,2Fが反対方向に回動された拡散送風モードに切り換えられた状態である。この切換構造は、ノブ4が図2(b)の矢印方向つまり手前側に最大まで引き出される過程において、第1フィン2A及び第2フィン2Bがフィン溝23の内側摺動面23aに当接している各ガイド溝の対応カム斜面43aから受ける応力により、各軸部20を支点としてケース中間より離れる左右の方向にそれぞれ回動される。換言すると、ノブ4は、各突部48が段差部の凹部19aに当たるまで手前側に引っ張られる。すると、第1フィン2Aと第2フィン2Bは、中央先端部40a,41aを区画しているガイド溝43とガイド溝43の間の寸法が手前側から先端側に行くに従って次第に幅広に形成されているため、ノブ4が手前方向へ移動されるのに伴って、内側摺動面23aに対してカム斜面43aの対応傾斜により、各軸部20を支点としてフィン手前側をそれぞれハ形状の傾斜となるよう回動される。この風向調整装置6では、それに同期して、フィン2C及び2Eは、第1リンク3Aより第1フィン2Aと同方向に回動される。フィン2D及び2Fは、第2リンク3Bにより第2フィン2Bと同方向に回動される。拡散送風モードから再び水平送風モードに戻す場合は、ノブ4を摘んで押し込み操作により再び水平送風モードに戻される。
(3)、図4(c)は上記平行送風モードから、ノブ4がスライダ5を介して同図の矢印方向へ最大まで横移動されて、全てのフィン2A〜2Eが非平行でほぼ同じ方向に回動され傾斜された傾斜送風モードの状態である。換言すると、ノブ4は、平行送風モードにおいて、横方向である右又は左側、つまりスライダ5が段差部17bの対応する側の端面に当たるまで移動されると、第1フィン2Aと第2フィン2Bが摺動面23aの対応部に加わるカム斜面43aからの応力により上下の軸部20を支点としてノブ4の移動方向に応じた向きへ回動されて傾斜状態となる。これと同期して、他のフィン2C及び2Eは第1リンク3Aを介し、フィン2D及び2Fは第2リンク3Bを介しそれぞれ第1フィン2A及び第2フィン2Bと同方向へ回動されて非平行となる傾斜送風モードに切り換えられる。なお、この傾斜送風モードは、各フィン2A〜2Fがノブ4の横移動の度合い、ないしは第1フィン2A及び第2フィン2Bの回動度合いに応じた角度となるため首振り送風モードと称されることもある。
(4)、以上のようにして、この風向調整装置6では、ノブ4を前後方向に移動させることにより、複数のフィン2のうち、第1フィン2Aに第1リンク3Aを介して連結された一方側フィンの一群つまりフィン2A,2C,2Eと、第2フィン2Bに第2リンク3Bを介して連結された他方側フィンの一群つまりフィン2B,2D,2Fとが独立して回動する。このため、この装置構造において、可動のフィン構成としては形態以外に、例えば、一方側フィンの一群、他方側フィンの一群の何れか一方で構成することも可能である。また、一方側フィンの一群をフィン2A,2C、他方側フィンの一群をフィン2B,2Dで構成したり、更に、一方側フィンの一群をフィン2A,2C、2E、他方側フィンの一群をフィン2B,2Dで構成することも可能である。
(5)、以上の風向調整装置6は、特許文献1のような従来構造と比較すると、特に、第1フィン2A及び第2フィン2Bがノブ4を前後方向に移動させることによりリンクを用いることなくフィン溝の摺動面23aとガイド溝のカム面43aのカム作用により直に回動される点、第1フィン2A及び第2フィン2Bの回動と連動して、他のフィンつまりフィン2C,2Eと、フィン2D,2Fとがリンク機構3を介して回動するためリンク数を減らしたりリンクの全寸を短くでき、それによって簡易化と軽量化をより達成可能となる。また、この構造では、ノブ4を前後方向に移動させることにより、複数のフィン2のうち、第1フィン2Aに第1リンク3Aで連結された一方側フィンの一群と、第2フィン2Bに第2リンク3Bで連結された他方側フィンの一群とが独立して回動するため、例えば、形態のごとくフィン数が6枚、更にフィン数が6枚以上であってもリンク機構として2つのリンクだけで全てのフィンを回動でき、それによっても簡素化を達成できる。しかも、この構造では、ケース1がケース奥側にフィン2を配置し、ケース手前側にそのフィン2と異なる方向に配置された手前側フィン16〜18を有し、ノブ4が手前側フィン17に前後移動可能に支持されているため、ノブ4の支持構成を簡易化でき、加えてケース奥側のフィンとケース手前側のフィンとで多彩な送風態様を付与できる。
(6)、図9は以上の風向調整装置6を被取付部7に設置する場合の一例を示している。被取付部7は、専用のハウジング、或いは自動車のインストルメントパネルを想定している。この被取付部7は、上記ケース1を多少隙間を持って収納配置する矩形筒部7aを有している。筒部7aは、両内側壁に対向して突出された支持軸7b,7bを有し、風向調整装置6がその支持軸7b,7bにケース両側壁に設けられた対応軸孔12aを嵌合し支持している。このため、風向調整装置6は、同(b)の設置状態において、例えば、横型フィン16や18或いはノブ4を摘んで枢軸線上である矢印N方向に所定角回動調整され、調整後の角度で圧接保持されるようになっている。
(第2形態)この風向調整装置9は、上記第1形態に比べて特にリンク機構3を変更することにより、フィン2A〜2E(2)を平行送風モード、閉鎖モード、傾斜送風モードに切換可能にした一例である。この説明では、以上の第1形態と同一又は類似する箇所には同じ符号を付し重複した記載を極力省きつつ、変更点を明らかにする。なお、図10〜図15は第1形態の図1〜図6に対応し、図16は第1形態の図8に対応している。また、図10(a)は風向調整装置9が被取付部7に設置された状態、つまり図9(b)に対応している。
変更点1は、複数の縦型(奥側)フィン2、つまりフィン2A〜2Eの形状変更である。すなわち、フィン2A〜2Eは、概略細長い矩形板状からなり、上下の端面にあって板幅方向の略中間にそれぞれ同軸線上に突出された軸部20と共にリンク3A,3Bの軸孔3aと嵌合する軸部21を有し、また第1フィン2A及び第2フィン2Bが摺動面23aの一部を形成しているフィン溝23を有している点で第1形態と同じ。しかし、第2形態のフィン2では、第1形態に比べ、軸部21の配置構成と、第1フィン2A及び第2フィン2Bに追加されたフランジ構成と、フィン2C及び2Dに追加された窪み構成とが変更されている。
軸部21の配置構成において、図14に示されるごとく、フィン2A〜2Fの上端面と、フィン2A〜2Dと2Eの下端面には、軸部20を突出していない後側を一段低い上下の段差に形成している。そして、フィン2B,2C,2Fでは上側の段差に軸部21を突設し、フィン2A,2D,2Eでは上側の段差に軸部21を突設している。これらの変更はリンク機構3の変更に対応した構成である。
フィン2A,2Bのフランジ構成において、図13、図15(a)、図16に示されるごとく、フィン2Aとフィン2Bの対向側面に設けられて各フィン溝23を挟んだ上下部から突出されている合計4つのフランジ24と、フィン2Aとフィン2Bの対向していない側の外側面に設けられてフィン溝23の後側に突出している縦リブ26とを有している。
このうち、各フランジ24は、略半円盤状からなり、図13(a)の平行送風モードや同(b)の閉鎖モードの状態だと、左右の対向したフランジ24同士が接近し、かつ、上下の対向したフランジ24同士の間にノブ4を構成している上下板部40,41の対応する中央先端部40a,41aを摺動自在に配置可能となっている。各フランジ24は、フィン2の回動特性を良好に維持しながら、特に図13(b)の閉鎖モードにおいて第1フィン2Aと第2フィン2Bの後側がフランジ24の円弧状同士の接近や接触により密になるようにする。また、各縦リブ26は、各フィン溝23の後側に突出していることで、例えば、閉鎖モードにおいて空気がフィン溝23の隙間から手前側へ漏れ難くする。
また、フィン2C,2Dの窪み構成において、図14に示されるごとく、フィン2Cとフィン2Dの手前側の端面上下中間付近に設けられた2つの窪み27は、特に閉鎖モードにおいて図13(b)のごとくフィン2Cと2Dの各窪み27にノブ4の後部分40bの両側突出端を嵌合し受け止める。一方、フィン2Cとフィン2Dには、図14に示されるごとく2つの小さな窪み28がフィン2A又は2Bと対向する側面にあって上下中間付近で後側に設けられている。窪み28同士の間隔は、ノブの上板部50と下板部51のほぼ間隔に一致している。そして、各窪み28は、フィン2が図13(c)の傾斜送風モードの状態でノブの後部分40bの両側突出端を受け止める。
これによって、この構造では、部材同士の緩衝を緩和したり、フィン2の不用意な揺動を抑えてフィンを安定保持可能にする。また、第2形態のノブ4は、図13及び図14に示されるごとく上下板部40,41の先端の中間に突設された三角状のリブ49を有している。このリブ49は、例えば、閉鎖モードにおいて図13(b)のごとく上下のフランジ24同士の間に突出するようになっている。
変更点2はリンク機構3のリンク構成である。すなわち、第2形態のリンク機構3は、フィン2のうち、フィン上側に配置されてフィン2Bにフィン2C,2Fを作動連結する第1リンク3Cと、フィン下側に配置されて第2フィン2Aにフィン2D,2Eを作動連結する第2リンク3Dとからなる。各リンク3C,3Dは、互いの全寸がほぼ同じ長さであり、第1形態のリンク3A,3Bよりも長くなっている。各リンク3C,3Dは、第1形態と同じく左右端側及び中間部の3箇所に設けられた上下貫通した軸孔3aを有している。
そして、フィン2A〜2Eは、リンク3C,3Dにより作動連結された状態でケース1に組み付けられる。すなわち、第1リンク3Cは、第2フィン2B、フィン2C、フィン2Fに対し各軸部21を対応する軸孔3aに嵌合した状態で支持される。第2リンク3Dは、第2フィン2A、フィン2D、フィン2Eに対し各軸部21を対応する軸孔3aに嵌合した状態で支持される。その後、第1フィン2B、フィン2C、フィン2F及び第1リンク3Cは、ケース1に対し、ケース後側開口よりケース内に配置され、各フィン2B,2C,2Fに設けられた上下の軸部20を対応する軸孔15に嵌合することにより回動自在に支持される。同様にして、第2フィン2A、フィン2D、フィン2E及び第2リンク3Dは、ケース1に対し、各フィン2A,2D,2Eに設けられた上下の軸部20を対応する軸孔15に嵌合することにより回動自在に支持される。作動特徴の変更点は以下の通りである。
(1)、図10及び図13の各(a)と図11は、各フィン2A〜2Eが互いに略平行となった平行送風モードの状態である。この状態は、ノブ4が図13(a)の矢印方向へ最大まで前方移動されると、第1フィン2A及び第2フィン2Bに対し中央先端部40a,41aの両側先端部分が対応するフィン溝23に深く入り込んでおり、カム斜面43aの基部側が摺動面23aの対応部に当接している(図16(a)を参照)。そのため、この風向調整装置6では、第1フィン2A及び第2フィン2Bが振動等により不用意に動かなくなり、フィン2D及び2Eを第1フィン2Aに作動連結している第2リンク3Dにより、フィン2C及び2Fを第2フィン2Bに作動連結している第1リンク3Cにより、それぞれ安定した状態に維持される。
(2)、図10及び図13の各(b)と図12は、平行送風モードから、第1フィン2A及びフィン2D,2Eと、第2フィン2B及びフィン2C,2Fが反対方向に回動された閉鎖モードに切り換えられた状態である。この切換構造は、ノブ4が図13(b)の矢印方向つまり手前側に最大まで引き出される過程において、第1フィン2A及び第2フィン2Bがフィン溝23の内側摺動面23aに当接している各ガイド溝の対応カム斜面43aから受ける応力により、各軸部20を支点として手前側を中間より離れる左右の方向にそれぞれ回動される。換言すると、ノブ4は、各突部48が段差部の凹部19aに当たるまで手前側に引っ張られる。すると、第1フィン2A及び第2フィン2Bは、中央先端部40a,41aを区画しているガイド溝43とガイド溝43の間の寸法が手前側から先端側に行くに従って次第に幅広に形成されているため、ノブ4が手前方向へ移動されるのに伴って、内側摺動面23aに対してカム斜面43aの対応傾斜により、各軸部20を支点としてフィン手前側をそれぞれハ形状の傾斜となるよう回動される。この風向調整装置9では、それに同期して、フィン2D及び2Eは、第2リンク3Dより第1フィン2Aと同方向に回動される。フィン2C及び2Fは、第1リンク3Cにより第2フィン2Bと同方向に回動される。閉鎖モードから再び水平送風モードに戻す場合は、ノブ4を摘んで押し込み操作により再び水平送風モードに戻される。
(3)、図13(c)は上記平行送風モードから、ノブ4がスライダ5を介して同図の矢印方向へ最大まで横移動されて、全てのフィン2A〜2Eが非平行でほぼ同じ方向に回動され傾斜された傾斜送風モードの状態である。換言すると、ノブ4は、平行送風モードにおいて、横方向である右又は左側、つまりスライダ5が段差部17bの対応する側の端面に当たるまで移動されると、第1フィン2Aと第2フィン2Bが摺動面23aの対応部に加わるカム斜面43aからの応力により上下の軸部20を支点としてノブ4の移動方向に応じた向きへ回動されて傾斜状態となる。これと同期して、他のフィン2C及び2Fは第1リンク3Cを介し、フィン2D及び2Eは第2リンク3Dを介しそれぞれ第1フィン2A及び第2フィン2Bと同方向へ回動されて非平行となる傾斜送風モードに切り換えられる。作動的には以上の点を除き第1形態で述べたことが当てはまる。
なお、本発明の風向調整装置は、請求項で特定される構成を備えておればよく、細部は以上の説明を参考にして変更したり展開可能なものである。その一例として、各形態例の風向調整装置を横配置ではなく、90度回動した縦配置として構成することも可能である。また、ケース1の形状、縦型フィンないしは奥側フィン2、横型フィンないしは手前側フィン16〜18の枚数等については要求される仕様に応じて適宜変更しても差し支えないものである。ノブ2は、手前側フィン17に対しフィン17を上下から挟むように前後動可能に支持したが、例えば手前側フィンの下面又は上面にコ形の取付部を設けたり、ケース1の上壁又は下壁にコ形の取付部を設けるようにして、それら取付部を構成している中間片部に対して支持する構成でもよい。
1・・・・・・・ケース(13は開口部、15は軸孔)
2・・・・・・・縦型(奥側)フィン(2Aは第1フィン、2Bは第2フィン)
2C〜2E・・・フィン(フィン2A,2B以外のフィン)
3・・・・・・・リンク機構(3Aと3Cは第1リンク、3Bと3Dは第2リンク)
4・・・・・・・ノブ(40と41は上下板部、42は連結端部)
5・・・・・・・スライダ(50と51は上下板部、52は連結端部)
6,9・・・・・風向調整装置
7・・・・・・・被取付部(7aは筒部、7bは支持軸)
16〜18・・・横型(手前側)フィン
19・・・・・・段差部(19aは長方形の凹部、9bはハ形の凹部)
20,21・・・軸部
3a・・・・・・軸孔
12a・・・・・軸孔
15・・・・・・軸孔
23・・・・・・フィン溝(23aは摺動面)
43・・・・・・ガイド溝(43aはカム斜面)
48・・・・・・突起
55・・・・・・逃穴

Claims (5)

  1. 内側から外へ送風可能なケースと、前記ケース内の対向した支持部に対し互いに間隔を保って配列されると共に回動可能に支持された複数のフィンと、前記フィンを回動操作可能なノブとを備えた風向調整装置において、
    前記ノブは前記複数のフィンのうち、予め選定された第1フィンに摺動可能に嵌合されるよう設けられたカム斜面付きのカム溝を有し、
    前記第1フィンは前記カム斜面に対応して設けられた摺動面、及び板厚方向に貫通されて前記摺動面の一部を形成しているフィン溝を有し、
    前記ノブと前記第1フィンは、前記ノブの一部が前記フィン溝を貫通した状態で嵌合されると共に、前記カム斜面が前記摺動面に対向した状態で嵌合されており、前記第1フィンが前記ノブを前後方向に移動させることにより回動することを特徴とする風向調整装置。
  2. 前記ノブは前記カム溝を複数有しており、前記各カム溝は前記フィンのうち前記第1フィンとこの第1フィンの隣に配置された第2フィンに嵌合されていることを特徴とする請求項1に記載の風向調整装置。
  3. 前記フィンの2以上を連動させるリンク機構を有しており、前記第1フィン及び第2フィンが前記ノブを前後方向に移動させることにより回動するのと連動し、前記第1フィン及び第2フィン以外のフィンが前記リンク機構を介して回動することを特徴とする請求項2に記載の風向調整装置。
  4. 前記ノブを前後方向に移動させることにより、前記複数のフィンのうち、前記第1フィンに前記リンク機構を構成している第1リンクで連結された一方側フィンの一群と、前記第2フィンに前記リンク機構を構成している第2リンクで連結された他方側フィンの一群とが独立して回動することを特徴とする請求項3に記載の風向調整装置。
  5. 前記ケースはケース奥側に前記フィンを配置していると共に前記ケース手前側に前記フィンと異なる方向に配置された手前側フィンを有し、前記ノブは前記手前側フィンに前後移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の風向調整装置。
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