JP5607414B2 - レジスタ - Google Patents

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本発明は、自動車の車内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタに関し、特に前可動ルーバのフィンに操作ノブが摺動可能に外嵌され、操作ノブをフィン上で摺動させて、後可動ルーバのフィンの向きを調整する空気吹出調整用のレジスタに関する。
従来、この種のレジスタとして、通風路を形成するベゼル内に、可動ルーバを前後して配設し、前側に位置する前可動ルーバのフィンに、操作ノブ(把手)を可動的に取り付けてなるレジスタが、下記の特許文献1などで知られている。
この従来のレジスタは、操作ノブが、前可動ルーバのフィン上に、その軸方向(縦方向)に摺動可能に嵌合されると共に、その前可動ルーバのフィンと共に左右に回動可能に設けられ、操作ノブの後端に係合部が形成され、その係合部が後方に位置する後可動ルーバのフィンの係合軸(回動軸とは偏倚した軸)に係合する構造である。
そして、風の向きを左右に調整する場合、操作ノブを前可動ルーバのフィンと共に左又は右に回動させて、前可動ルーバの向きを左右に変え、風の向きを上下に調整する場合、操作ノブを前可動ルーバのフィン上で上又は下に摺動させ、係合部を介して後可動ルーバのフィンを上下に回動させて風の向きを調整する。
また、このレジスタは、操作ノブを前可動ルーバ上で閉鎖方向に端まで摺動させ、その後可動ルーバの各フィンを閉じたとき、隣接する各フィンが相互に重なり合うようになって全閉状態となる、所謂フィンシャット型のレジスタとなっている。
特開2009−83518号公報
上記のようなフィンシャット型のレジスタは、操作ノブを端まで摺動させて、後可動ルーバのフィンを全閉状態とするため、使用者が操作ノブを摺動範囲内の端まで摺動させて、後可動ルーバのフィンを全閉にしたとき、適度な節度感(クリック感)が得られないと、使用者には全閉状態が認識できず、使いづらい。
然るに、従来のフィンシャット型のレジスタは、操作ノブが予め決められたフィンの摺動範囲内を単に摺動するのみであるため、操作ノブを操作して後可動ルーバのフィンを全閉としたとき、使用者には節度感が得られず、全閉状態が認識しにくいという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、フィンシャット型の後可動ルーバを操作ノブにより全閉操作した際の節度感が明確に得られ、容易に全閉状態を認識することができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のレジスタは、通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが各々のフィンを直交させる形態で前後して配設され、該前可動ルーバのフィンに操作ノブが摺動可能に外嵌され、該後可動ルーバのフィンが係合手段を介して該操作ノブの摺動操作に応じて回動可能に係合され、該操作ノブを該前可動ルーバのフィン上で摺動させたとき、該後可動ルーバの各フィンが回動して、隣接する該各フィンの一部が相互に重なり合い全閉状態となるレジスタにおいて、該前可動ルーバのフィンの後縁部にガイド溝が形成され、該操作ノブの内側両側に1対の係合爪が該ガイド溝に係合して摺動可能に設けられ、該操作ノブを摺動操作して該後可動ルーバの各フィンを全閉状態としたとき、該1対の係合爪が同時に乗り越えて節度感を発生させるための節度感用凸部が該ガイド溝内の2箇所に設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、操作ノブを操作して後可動ルーバの各フィンを全閉にしたとき、操作ノブの1対の係合爪がガイド溝内の両側に設けた節度感用凸部を同時に乗り越えるので、良好な節度感(クリック感)を生じさせることができ、これにより、使用者は後可動ルーバの全閉状態を容易に認識することができる。
例えば、仮に操作ノブの内側に1個のみの係合爪が設けられ、フィンの閉鎖操作時に、1個の節度感用凸部を係合爪が乗り越える形態では、操作ノブが撓みながら乗り越えてしまい、節度感は小さいが、本発明では、操作ノブ両側の1対の係合爪がガイド溝に設けた両側の節度感用凸部を同時に乗り越えるので、大きく明確な節度感を生じさせることができる。
また、請求項2の発明は、上記請求項1のレジスタにおいて、上記前可動ルーバのフィンの摺動部に設けたガイド溝が横断面を略三角形状に形成され、該ガイド溝に係合する前記操作ノブの上記1対の係合爪が略三角形の尖頭部を有して形成され、上記2箇所の節度感用凸部が該ガイド溝の略三角形の頂点近傍に突設され、該係合爪の尖頭部が該節度感用凸部を同時に乗り越えることを特徴とする。
この発明によれば、操作ノブの摺動操作時、操作ノブの係合爪が横断面略三角形状のガイド溝に係合しながら摺動し、フィンの閉鎖時には、係合爪の尖頭部がガイド溝内の頂点近傍の節度感用凸部を乗り越えるので、操作ノブを安定してスライドさせることができると共に、乗り越え時に明確な抵抗感を生じさせながら、良好な節度感を出すことができる。
本発明のレジスタによれば、フィンシャット型の後可動ルーバを操作ノブにより全閉操作した際の節度感が明確に得られ、容易に全閉状態を認識することができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面斜視図である。 同レジスタの正面図である。 同レジスタの左側面図である。 図2のIV-IV断面図である。 図2のV-V断面図である。 後可動ルーバを全閉した状態の正面図である。 図6のVII-VII断面図である。 図6のVIII-VIII断面図である。 操作ノブの分解斜視図である。 (a)は操作ノブの拡大断面図、(b)は操作ノブを左に摺動させた状態の拡大断面図、(c)は操作ノブをシャット位置まで摺動させた状態の拡大断面図である。 操作ノブの節度感用凸部を示す拡大断面図である。 (a)は操作ノブの係合爪が横フィンの節度感用凸部を越える際の作用を示す模式図であり、(b)は節度感用凸部を2箇所に設けた場合と1箇所に設けた場合の対比模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のレジスタは、フィンシャット型のレジスタであり、図1に示すように、ベゼル1の正面に空気吹出口6が下部を前方に出し上部を後方に下げるように傾斜して形成され、ベゼル1の背面側後部に、ダクト状のリテーナ2が接続される。
リテーナ2は、図5に示すように、略矩形のダクト状に形成され、ベゼル1及びリテーナ2の内部に通風路7が形成される。さらに、後可動ルーバ4の縦フィン20用の軸受孔が、ベゼル1の後縁部とリテーナ2の前縁部を接合した箇所の上壁と下壁に所定間隔で形成され、各縦フィン20の上下の支持軸21が軸受孔に挿入される。また、図4に示すように、ベゼル1の空気吹出口6の内側の左右側壁には、前可動ルーバ3の横フィン10用の軸受孔が傾斜した空気吹出口6に沿って上下に所定間隔で形成され、そこに3枚の横フィン10が各々の支持軸11を軸受孔に挿入して水平に軸支される。
前可動ルーバ3の各横フィン10の両側には、支持軸11から偏倚した位置に、偏心軸12が突設され、それらの偏心軸12に1本のリンクバー13が相互に連結するように取り付けられ、前可動ルーバ3の各横フィン10を同時に回動させるリンク機構を構成している。
図2,4などに示すように、前可動ルーバ3の中央に位置する1本の横フィン10上に、前可動ルーバ3の各横フィン10を上下に回して調整し、且つ後可動ルーバ4の各縦フィン20を左右に方向調整するため操作ノブ5が、摺動可能に装着される。操作ノブ5が摺動可能に装着される横フィン10は、図4,11などに示すように、前縁部が半円形断面となっている一方、後縁部には横断面を略三角形としたガイド溝14が長手方向に沿って操作ノブ5の摺動をガイドするために形成される。図4、10に示す如く、ガイド溝14には操作ノブ5の内側に突設された1対の係合爪35が係合するが、さらに、操作ノブ5の左右の摺動範囲を制限するために、ガイド溝14内の略中央部に、規制凸部19が突設されている。
さらに、図10、11に示すように、ガイド溝14内の2箇所には、1対の節度感用凸部15が横断面略三角形状の溝の底部、つまり三角形の頂部に相当する位置に設けられている。この節度感用凸部15は、約0.2mm〜1.2mmの高さでガイド溝14内底部に設けられ、操作ノブ5を左側に摺動操作して、後可動ルーバ4の各縦フィン20を全閉にしたとき、操作ノブ5の内側の1対の係合爪35が両側の節度感用凸部15を同時に乗り越え、節度感を生じさせるようになっている。
つまり、横フィン10上の操作ノブ5は、図10の左側移動端まで摺動させたとき、後可動ルーバ4の縦フィン20を全閉とするが、この後可動ルーバ4を全閉とする操作時に、節度感を出すように、2箇所の節度感用凸部15は横フィン10のガイド溝14の左側であって、全閉操作時に操作ノブ5の係合爪35が乗り越える位置に形成されている。
さらに、図9、11に示すように、操作ノブ5を摺動可能に装着する横フィン10の上面と下面には、操作ノブ5を横フィン10上で所定の範囲内で且つ安定して摺動させるために、ガイド用の凸条16,17が突設されている。
操作ノブ5は、図9〜11に示す如く、内側に横フィン10を挿入させるための挿入凹部を設けたノブ本体30と、ノブ本体30の後部(背面部)に嵌着されるノブ歯車部31とを備えて構成される。ノブ歯車部31は後可動ルーバ4の縦フィン20の扇形歯車24と共に係合手段を構成し、操作ノブ5は係合手段を介して縦フィン20に係合し、縦フィン20の向きを回動調整するように構成される。
ノブ本体30は操作ノブ5の前部及び上下部を形成し、その内側部には、図10に示すように、フィン挿入部が開口して設けられ、その内部に操作荷重付与用のゴム状弾性体32が取り付けられ、ゴム状弾性体32の背面両側に突出部32aが突設される。ゴム状弾性体32はその両側の突出部32aを横フィン10の前縁部に接触させ、摺動操作時の操作荷重を付与するようになっている。図9に示すように、ノブ本体30には背面側に向かって、4個の係止爪33が突設され、ノブ歯車部31の対応位置に形成された係止孔34に、その係止爪33を差し込み係止させ、ノブ本体30の背面部にノブ歯車部31を嵌着するようになっている。
操作ノブ5の後部を形成するノブ歯車部31は、ラック状の歯部を有し、横フィン10の後縁部を包囲して、ノブ本体30の後部に嵌着されように構成される。また、ノブ歯車部31の内側両側には、1対の係合爪35が、上述の如く横フィン10の後縁部のガイド溝14に係合するように、突設されている。また、ノブ歯車部31には、ノブ本体30に嵌着する際にノブ本体30側に突設された2対の係止爪33が係止される係止孔34が、上下左右の4箇所に形成される。
横フィン10に対し操作ノブ5を組み付ける場合、図9に示す如く、先ずゴム状弾性体32をノブ本体30内に収容した状態で、横フィン10の前後からノブ本体30とノブ歯車部31を挟むように合わせ、ノブ本体30の2対の係止爪33を、ノブ歯車部31の係止孔34に差し込み、係止させて、組み付けを行なう。この状態で、図4,10に示す如く、ゴム状弾性体32の突出部32aが横フィン10の前縁部に接触し、ノブ歯車部31の内側の1対の係合爪35が横フィン10のガイド溝14に係合する。また、図10に示す如く、1対の係合爪35は、横フィン10の中央の規制凸部19の両側に位置し、且つ節度感用凸部15の右側に位置し、操作ノブ5を図10のように右に摺動操作したとき、1対の係合爪35が節度感用凸部15を乗り越えるようになっている。
後可動ルーバ4は、図4、5に示すように、複数(4枚)の縦フィン20を、その上部を後方にその下部を前方に出すように傾斜して縦向きに配置される一方、横方向に一定の間隔をおいて配置され、各縦フィン20の偏心軸22がリンクバー23で相互に連結されて、連動するように構成される。
各縦フィン20の上部と下部には支持軸21が突設され、それらの支持軸21は、ベゼル1とリテーナ2間の上壁と下壁の接合部に設けた軸受孔に回動可能に嵌合され、軸支される。また、図5のように、各縦フィン20の後上部に偏倚して偏心軸22が突設され、各偏心軸22がリンクバー23により相互に連結される。これによって、後可動ルーバ4の各縦フィン20が連動して回動し、特に、図7に示すように、操作ノブ5が図10(c)の位置まで操作され、各縦フィン20が図7のように回動端まで回動したとき、全閉状態となるように、後可動ルーバ4はフィンシャット型のルーバとして構成される。
すなわち、図7に示すように、後可動ルーバ4の各縦フィン20は、操作ノブ5を前可動ルーバ3の横フィン10上で全閉位置まで摺動させたとき、時計方向に回動端まで回動し、隣接する各縦フィン20の一部が相互に重なり合い、通風路7を全閉状態とする。このために、図4、7に示すように、リテーナ2の両側の側壁内面に、閉鎖当て壁2a,2bが設けられ、各縦フィン20が回動端まで回動したとき、図7のように、隣接する各縦フィン20の一部が相互に重なり合うと共に、両側に位置する縦フィン20の一部が閉鎖当て壁2a,2bに当接し、通風路7を全閉とする構造となっている。
さらに、図5,7に示すように、後可動ルーバ4の略中央(左から2番目)の縦フィン20には、その前部に扇形歯車24が前方に突出して設けられている。この扇形歯車24は、その前方に位置する横フィン10に装着される操作ノブ5のノブ歯車部31と係合して配設され、操作ノブ5の左右方向への摺動操作に伴い、縦フィン20に左右への回動力を伝達し、ノブ歯車部31と共に係合手段となっている。
なお、この操作ノブ5の左右方向の摺動操作時の往復動を、後可動ルーバ4の縦フィン20に伝達する係合手段としては、縦フィンの前部に係合ロッドを縦に設け、その係合ロッドに係合する二股係合部を操作ノブの後部に突設して係合させ、操作ノブ5の左右方向の摺動を後可動ルーバ4に伝達し、縦フィン20を回動させることもできる。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路7から空気吹出口6を通して吹き出される。
空気の吹出向きを上または下に調整する場合、前可動ルーバ3の操作ノブ5を上または下に回動させて調整する。操作ノブ5を持って上または下に回動させると、操作ノブ5が装着された横フィン10がその支持軸11を軸に上下に回動する。そして、その回動力が偏心軸12、リンクバー13を介して他の横フィン10に伝達され、各横フィン10がその支持軸11を支点に回動し、前可動ルーバ3の横フィン10の上下方向の向きが支持軸11を軸に変わり、空気の吹出方向が上下に調整される。
一方、空気の吹出向きを左右に調整する場合、操作ノブ5を横フィン10上で左または右に摺動させて調整する。操作ノブ5を持って左または右に動かすと、操作ノブ5は横フィン10上を摺動し、このとき、図10に示すように、操作ノブ5は、ゴム状弾性体32の突出部32aが横フィン10の前縁部に摺接し、1対の係合爪35が横フィン10の後縁部のガイド溝14に係合して摺動する。これにより、操作ノブ5の動きがノブ歯車部31と扇形歯車24を介して後可動ルーバ4の縦フィン20に伝達され、各縦フィン20が支持軸21を支点に回動し、その向きが右または左側に変えられる。
さらに、後可動ルーバ4を全閉とする場合、操作ノブ5を左方向に移動端まで摺動させる。このとき、後可動ルーバ4の各縦フィン20は、支持軸21を支点に回動端まで回動し、図7に示すように、隣接する各縦フィン20の一部が相互に重なり合って全閉状態となる一方、操作ノブ5においては、その内側の1対の係合爪35が、ガイド溝14内の両側に設けた節度感用凸部15を同時に乗り越え、図10(b)から(c)に示す状態となる。つまり、操作ノブ5は、両側の係合爪35が両側の節度感用凸部15を同時に乗り越え、右側の係合爪35が規制凸部19に当接して静止する。
このように、操作ノブ5を操作して後可動ルーバ4を全閉とした際、両側1対の係合爪35が両側の節度感用凸部15を同時に乗り越えるので、明確な節度感(クリック感)を生じさせることができ、これにより、使用者は後可動ルーバ4の全閉状態を容易に認識することができる。
例えば、図12(b)に示すように、横フィン10Aに節度感用凸部15Aを1箇所のみに設けた場合、フィンの閉鎖操作時に、操作ノブ5Aの係合爪35Aが1箇所の節度感用凸部15Aを越える形態では、一方の係合爪35Aが既にガイド溝14Aの底に接触しているので、操作ノブ5Aが撓みながら乗り越え、他方の係合爪35Aが節度感用凸部15Aをずり落ちるように乗り越えてしまい、節度感は小さく生じるのみである。しかし、このレジスタでは、図12(a)のように、操作ノブ5両側の1対の係合爪35が両側の節度感用凸部15を同時に落下するように乗り越えるので、操作ノブ5に撓みは生じず、大きく明確な節度感を生じさせることができる。
また、操作ノブ5を摺動操作してレジスタを全閉にする際、操作ノブ5の係合爪35が横断面略三角形状のガイド溝14に係合しながら摺動し、後可動ルーバ4の縦フィン20の閉鎖時には、係合爪35の尖頭部がガイド溝14内の頂点近傍の節度感用凸部15を乗り越えるので、操作ノブ5を安定してスライドさせることができ、乗り越え時に明確な抵抗感を生じさせながら、良好な節度感を出すことができる。
なお、本発明のレジスタは、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様でも実施することができる。
1.上記実施形態のレジスタでは、横フィン10を設けた前可動ルーバ3と縦フィン20を設けた後可動ルーバ4を設けたが、これとは逆に、前可動ルーバに縦フィンを設け、後可動ルーバに横フィンを設けることもでき、この場合には、前可動ルーバの縦フィンに操作ノブを摺動可能に外嵌させることとなる。
1 ベゼル
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 操作ノブ
6 空気吹出口
7 通風路
10 横フィン
11 支持軸
12 偏心軸
13 リンクバー
14 ガイド溝
15 節度感用凸部
19 規制凸部
20 縦フィン
21 支持軸
22 偏心軸
23 リンクバー
24 扇形歯車
30 ノブ本体
31 ノブ歯車部
32 ゴム状弾性体
33 係止爪
34 係止孔
35 係合爪

Claims (2)

  1. 通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが各々のフィンを直交させる形態で前後して配設され、該前可動ルーバのフィンに操作ノブが摺動可能に外嵌され、該後可動ルーバのフィンが係合手段を介して該操作ノブの摺動操作に応じて回動可能に係合され、該操作ノブを該前可動ルーバのフィン上で摺動させたとき、該後可動ルーバの各フィンが回動して、隣接する該各フィンの一部が相互に重なり合い全閉状態となるレジスタにおいて、
    該前可動ルーバのフィンの後縁部にガイド溝が形成され、該操作ノブの内側両側に1対の係合爪が該ガイド溝に係合して摺動可能に設けられ、該操作ノブを摺動操作して該後可動ルーバの各フィンを全閉状態としたとき、該1対の係合爪が同時に乗り越えて節度感を発生させるための節度感用凸部が該ガイド溝内の2箇所に設けられたことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記前可動ルーバのフィンの摺動部に設けたガイド溝が横断面を略三角形状に形成され、該ガイド溝に係合する前記操作ノブの前記1対の係合爪が略三角形の尖頭部を有して形成され、前記2箇所の節度感用凸部が該ガイド溝の略三角形の頂点近傍に突設され、該係合爪の尖頭部が該節度感用凸部を同時に乗り越えることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
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