JPWO2013128763A1 - レジスタ - Google Patents

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則之 稲垣
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Abstract

本発明は、長手方向に長く短手方向に短い細長で短手方向に傾斜した空気吹出口を有するレジスタにおいて、前可動ルーバを空気吹出口の傾斜側に振ったときの風の指向性を向上させることができるレジスタを提供することを目的とする。前可動ルーバ(3)は、1枚の中央横フィン(7)を空気吹出口(17)内側の略上下中央に水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、空気吹出口内側の上壁面に設けた収納凹部に上補助横フィン(8)を収納可能に且つ水平横方向に向けて回動可能に軸支し、下壁面に設けた収納凹部に下補助横フィン(9)を収納可能に水平横方向に向けて回動可能に軸支して構成される。中央横フィン(7)を下側に振ったとき、上補助横フィン(8)は平坦面が中央横フィン(7)と略平行となるように回動し、下補助横フィン(9)は膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出し、中央横フィン(7)を上側に振ったとき、下補助横フィン(9)は平坦面が中央横フィン(7)と略平行となるように回動し、上補助横フィン(8)は膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動する。

Description

本発明は、自動車等の空調の空気吹出口に使用される空気吹出調整用のレジスタに関し、特に長手方向に長く短手方向に短い細長で短手方向に傾斜した空気吹出口を有するレジスタに関する。
自動車等の空調の空気吹出口に使用される空気吹出調整用のレジスタとして、通風路を形成するベゼルまたはリテーナ内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを直交方向に前後して配設し、ベゼルに設けた空気吹出口から空気を吹き出す際、横可動ルーバ、縦可動ルーバの各フィンの角度を変えて空気の吹出し方向を上下左右に調整するレジスタが、一般に、自動車の空調装置などで使用されている。
この種のレジスタとして、長手方向に長く短手方向に短い細長の長方形状の空気吹出口を有し、空気吹出口の内側に1〜3枚程度の少数の可動フィンを設けたレジスタが、主として意匠性やデザイン的なデマンドから、自動車の室内に設置される場合がある(例えば特許文献1等参照)。
特開2002−103954号公報 特開2004−210111号公報
一方、自動車の空調用に使用されるレジスタは、通常、インストルメントパネルの前面に開口して設置されるが、そこに設置されるディスプレイ、操作パネルなどとの関連で、レジスタの位置が、ダッシュボード近傍のインストルメントパネル上部に配置される場合がある。例えばインストルメントパネル上部のダッシュボード近傍にレジスタが配置されるような場合、インストルメントパネル上部のダッシュボード上面の傾斜面に合わせるように、レジスタの空気吹出口は、その上部を上流側に後退させ、その下部を下流側に突出させた傾斜状に形成される(例えば特許文献2等を参照)。
このようなレジスタは、長手方向に長く短手方向に短い長方形で短手方向に傾斜した空気吹出口を有し、その空気吹出口はトータル的なデザインによっては、レジスタの前面の傾斜つまり空気吹出口の垂直面に対する傾斜角度が大きくなる(水平面に対する傾斜角度が小さくなる)場合がある。
しかし、細長い空気吹出口の前面がその短手方向に傾斜し且つその傾斜が大きいレジスタでは、その傾斜側に(下側に)前フィンを振った場合、下側の空気流が空気吹出口の下壁面に沿って真直ぐ正面に吹出されるため、斜め下方に向かう空気流と干渉して、下側送風時の風の指向性が悪化しやすく、空気吹出口前面の垂直面に対する傾斜角度が大きくなるほど、下向き送風の指向性が悪化する課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、長手方向に長く短手方向に短い細長で短手方向に傾斜した空気吹出口を有するレジスタにおいて、前可動ルーバを空気吹出口の傾斜側に振ったときの風の指向性を向上させることができるレジスタを提供することを目的とする。
本発明に係るレジスタは、水平横方向に長く上下縦方向に短い細長の空気吹出口を有し、該空気吹出口の内側前部に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該空気吹出口が上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成されたレジスタにおいて、
該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上壁面に設けた収納凹部に上補助横フィンを収納可能に且つ該水平横方向に向けて回動可能に軸支し、該空気吹出口内側の下壁面に設けた収納凹部に下補助横フィンを収納可能に該水平横方向に向けて回動可能に軸支して構成され、
該中央横フィンは両側に突設した支軸により回動可能に軸支され、該上補助横フィン及び下補助横フィンは、一面を膨出曲面とし、他面を平坦面として形成されるとともに、流路側に迫り出し回動可能に軸支され、
該中央横フィンを下側に振ったとき、該上補助横フィンは該平坦面が該中央横フィンと略平行となるように回動し、該下補助横フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動し、該中央横フィンを上側に振ったとき、該下補助横フィンは該平坦面が該中央横フィンと略平行となるように回動し、該上補助横フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動することを特徴とする。
なお、ここで、上流側、下流側とは流路を流れる空気流の上流側または下流側を意味し、各部材において、前部は下流側の部位、後部は上流側の部位を意味する。
この発明によれば、前可動ルーバを下側に振った場合には、中央横フィンが斜め下方を向くとともに、上補助横フィンの平坦面が中央横フィンと略平行となり且つ上補助横フィンの下流側端部が流路側に向けて迫り出すように回動するため、上補助横フィンと中央横フィンとの間からフィンによって良好にガイドされた空気流を下方に送風することができる。また、このとき、中央横フィンの下側を通過して前方に直進する空気流は下補助横フィンによって阻止され、且つ下補助横フィンの膨出曲面が上流側に向けて流路側に迫り出すように下補助横フィンが回動するため、流路の下部を通過する空気流が下補助横フィンの膨出曲面によって中央横フィン側に押し付けられるように作用し、これにより、下方への送風の指向性を大きく向上させることができる。
また、前可動ルーバを上側に振った場合、中央横フィンが斜め上方を向くとともに、下補助横フィンの平坦面が中央横フィンと略平行となり且つ下補助横フィンの下流側端部が流路側に向けて迫り出すように回動するため、下補助横フィンと中央横フィンとの間からフィンによって良好にガイドされた空気流を上方に送風することができる。さらに、中央横フィンの上側を通過して前方に直進する空気流は上補助横フィンによって阻止され、上補助横フィンの膨出曲面が上流側に向けて流路側に迫り出すように回動するので、流路の上部を通過する空気流が上補助横フィンの膨出曲面によって中央横フィン側に押し付けられ、これにより、中央横フィンが向く上方への送風の指向性を向上させることができる。
ここで、上記中央横フィンは両側の下流側端部に突設した支軸により回動可能に軸支されることが好ましい。これによれば、中央横フィンの前端部がベゼルの空気吹出口前方に突き出す部分が少なくなり、中央横フィンの突出によるレジスタ正面の意匠性の悪化を防止することができ、中央横フィンに摺動可能に設ける操作ノブの操作性を改善することができる。
また、上記前可動ルーバの下補助横フィン及び上補助横フィンの支軸は、アーム部を介した偏移支軸として構成され、下補助横フィン及び上補助横フィンはフィン本体の外側に偏移した偏移支軸の回りで回動する構造とすることが好ましい。これによれば、簡単な構造で、下補助横フィン及び上補助横フィンを、中央横フィンの回動に応じて迫り出すように動作させることができる。
また、上記下補助横フィン及び上補助横フィンの偏移支軸は、上記中央横フィンの支軸より上流側の流路内に位置することが好ましい。さらに、上補助横フィンの偏移支軸は、下補助横フィンの偏移支軸より、上流側の流路内に位置することが好ましい。これによれば、中央横フィンを上または下に振ったときの送風の指向性を向上させることができる。
また、上記前可動ルーバの中央横フィンの支軸、下補助横フィン及び上補助横フィンの偏移支軸には、フィン回動機構が連係され、フィン回動機構は、該中央横フィンの下方への回動操作時、上補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、下補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に該中央横フィンより大きい角度で回動させ、該中央横フィンの上方への回動操作時、下補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、上補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に該中央横フィンより大きい角度で回動させるように構成することができる。
ここで、上記フィン回動機構は、リテーナの側部に上下往復移動可能に配設され、上記中央横フィン、下補助横フィン及び上補助横フィン用の各々のカム溝を設けたカム部材と、該各カム溝に係合して移動する各々のカムロールとを備え、該中央横フィン用のカムロールはアームを介して該中央横フィンの支軸に連結され、該下補助横フィン用のカムロールはアームを介して該下補助横フィンの偏移支軸に連結され、該上補助横フィン用のカムロールはアームを介して該上補助横フィンの偏移支軸に連結される構成とすることができる。
これによれば、フィン回動機構を比較的簡単に構成することができ、中央横フィンの上下回動操作に応じて、下補助横フィン及び上補助横フィンを各々所定の角度だけ回動させることができる。
一方、他の発明のレジスタは、上下縦方向に長く水平横方向に短い細長の空気吹出口を有し、該空気吹出口の内側前部に該上下縦方向に沿って前可動ルーバが配設され、該空気吹出口が一方の側部を上流側に後退させ他方の側部を下流側に突き出すように傾斜して形成されたレジスタにおいて、該前可動ルーバは1枚の中央縦フィンを該空気吹出口内側の略左右中央に該上下縦方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の後退側の側壁面に設けた収納凹部に後退側補助縦フィンを収納可能に且つ該上下縦方向に向けて回動可能に軸支し、該空気吹出口内側の突出側の側壁面に設けた収納凹部に突出側補助縦フィンを収納可能に該上下縦方向に向けて回動可能に軸支して構成され、該中央縦フィンは上下の支軸により左右方向に回動可能に軸支され、該後退側補助縦フィン及び突出側補助縦フィンは、一面を膨出曲面とし、他面を平坦面として形成されるとともに、流路側に迫り出し回動可能に軸支され、該中央縦フィンを該突出側に振ったとき、該後退側補助縦フィンは該平坦面が該中央縦フィンと略平行となるように回動し、該突出側補助縦フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動し、該中央縦フィンを該後退側に振ったとき、該突出側補助縦フィンは該平坦面が該中央縦フィンと略平行となるように回動し、該後退側補助縦フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動することを特徴とする。
この発明によれば、前可動ルーバを空気吹出口の斜め左右方向の突出側に振った場合には、中央縦フィンが斜め突出側を向くとともに、後退側補助縦フィンの平坦面が中央縦フィンと略平行となり且つ後退側補助縦フィンの下流側端部が流路側に向けて迫り出すように回動するため、後退側補助縦フィンと中央縦フィンとの間からフィンによって良好にガイドされた空気流を空気吹出口の斜め突出側に指向性よく送風することができる。
また、このとき、中央縦フィンの該突出側を通過して前方に直進する空気流は突出側補助縦フィンによって阻止され、且つ突出側補助縦フィンの膨出曲面が上流側に向けて流路側に迫り出すように突出側補助縦フィンが回動するため、流路の該突出側を通過する空気流が突出側補助縦フィンの膨出曲面によって中央縦フィン側に押し付けられ、これにより、中央縦フィンが向く突出側への送風の指向性を大きく向上させることができる。
また、前可動ルーバを空気吹出口の斜め左右方向の後退側に振った場合、中央縦フィンが斜め後退側を向くとともに、突出側補助縦フィンの平坦面が中央縦フィンと略平行となり且つ突出側補助縦フィンの下流側端部が流路側に向けて迫り出すように回動するため、突出側補助縦フィンと中央横フィンとの間からフィンによって良好にガイドされた空気流を空気吹出口の斜め後退側に指向性よく送風することができる。また、このとき、中央縦フィンの後退側を通過して前方に直進する空気流は後退側補助縦フィンによって阻止され、後退側補助縦フィンの膨出曲面が上流側に向けて流路側に迫り出すように回動するので、流路の該後退側を通過する空気流が後退側補助縦フィンの膨出曲面によって中央縦フィン側に押し付けられ、これにより、中央縦フィンが向く後退側への送風の指向性を向上させることができる。
ここで、上記中央縦フィンは両側の下流側端部に突設した支軸により回動可能に軸支されることが好ましい。これによれば、中央縦フィンの前端部がベゼルの空気吹出口前方に突き出す部分が少なくなり、中央縦フィンの突出によるレジスタ正面の意匠性の悪化を防止することができ、中央縦フィンに摺動可能に設ける操作ノブの操作性を改善することができる。
また、上記前可動ルーバの突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの支軸は、アーム部を介した偏移支軸として構成され、突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンはフィン本体の外側に偏移した偏移支軸の回りで回動する構造とすることが好ましい。
また、上記突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの偏移支軸は、上記中央縦フィンの支軸より上流側の流路内に位置することが好ましい。
また、上記前可動ルーバの中央縦フィンの支軸、突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの偏移支軸には、フィン回動機構が連係され、フィン回動機構は、該中央縦フィンの該突出側への回動操作時、後退側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、突出側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に該中央縦フィンより大きい角度で回動させ、該中央縦フィンの後退側への回動操作時、突出側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、後退側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に該中央縦フィンより大きい角度で回動させるように構成することができる。
本発明のレジスタによれば、長手方向に長く短手方向に短い細長で短手方向に傾斜した空気吹出口を有するレジスタであっても、前可動フィンを空気吹出口の傾斜側に振ったときの風の指向性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態を示すレジスタの正面図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 上補助横フィン及び下補助横フィンの斜視図である。 レジスタの部分左側面図である。 カム部材の左側面図である。 前可動ルーバを下に振ったときの断面図である。 前可動ルーバを上に振ったときの断面図である。 前可動ルーバを下に振ったときの部分左側面図である。 前可動ルーバを上に振ったときの部分左側面図である。 第2実施形態のレジスタの正面図である。 図11のレジスタのXII-XII断面図である。 前可動ルーバを左に振ったときの断面図である。 前可動ルーバを右に振ったときの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は第1実施形態のレジスタを示しており、このレジスタのリテーナ2の正面には、ベゼル1が長方形横長の空気吹出口17を開口して設けられる。空気吹出口17は、図1に示すように、偏平で細長い長方形に形成され、長手方向(水平横方向)に長く短手方向(上下縦方向)に短い横長の長方形に形成されている。また、レジスタ正面の空気吹出口17は、図2に示すように、その上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成される。つまり、空気吹出口17の前面は、その短手方向の垂直面に対し斜め下側に約30度の角度で傾斜し、所謂スラント形状となっている。
ベゼル1の背面側にはリテーナ2に連結するための図示しない嵌合部が設けられ、その嵌合部にダクト状のリテーナ2が嵌合し接続される。ベゼル1の空気吹出口17内側の左右側壁には、前可動ルーバ3用の軸受部が形成され、両側の軸受部には、前可動ルーバ3の中央横フィン7の両側端部に突出した支軸7aが支持される。この中央横フィン7の支軸7aはフィンの下流側端部の両側に突設さあれる。
さらに、ベゼル1の空気吹出口17内側の左右側壁には、上補助横フィン8の両側端部に偏移して突出した偏移支軸81、及び下補助横フィン9の両側に偏移して突出した偏移支軸91が、各々回動可能に支持される。偏移支軸81,91は、上補助横フィン8、下補助横フィン9のフィン本体中央部から、アーム部82,92を介し外側に偏移して配置される。中央横フィン7、上補助横フィン8、及び下補助横フィン9は、所定の角度範囲で上下に回動可能に軸支される。
リテーナ2は、略方形のダクト状に形成され、内部に通風用の流路5が形成されている。リテーナ2の上壁と下壁に軸受部が所定間隔で形成され、それらの軸受部に図2,3に示すように後可動ルーバ4の縦フィン4aが支軸4bにより軸支され、各縦フィン4aは所定の角度範囲で左右に連動して回動するようになっている。このリテーナ2の前部に、正面に略長方形の空気吹出口17を開口形成したベゼル1が、その空気吹出口17を流路5の開口部に合わせた状態で嵌着され、流路5はリテーナ2内からベゼル1の空気吹出口17まで連通して形成される。
前可動ルーバ3は、上下に回動調整可能な1枚の中央横フィン7と、中央横フィン7の上方と下方位置に配設され、中央横フィン7の回動操作に応じて上下に回動する上補助横フィン8及び下補助横フィン9と、中央横フィン7の回動操作に連動して、上補助横フィン8及び下補助横フィン9を回動させるフィン回動機構10と、を備えて構成される。
図2に示すように、中央横フィン7の支軸7aは、フィン本体の下流側端部の両側に突設され、中央横フィン7の回動操作時、支軸7aを中心にフィン本体の上流側が上下に回動するようになっている。上補助横フィン8は流路5内の上壁面に近接して配置される一方、その上壁面には収納凹部6aが形成され、その収納凹部6a内に上補助横フィン8が水平状態で収納されるようになっている。また、下補助横フィン9は流路5内の下壁面に近接して配置される一方、その下壁面には収納凹部6bが形成され、その収納凹部6b内に下補助横フィン9が水平状態で収納されるようになっている。
また、上補助横フィン8と下補助横フィン9は、図4に示すように、その前後方向の幅が、中央横フィン7の前後方向の幅の約1/2と比較的短く形成される。さらに、上補助横フィン8及び下補助横フィン9は、そのフィン本体83,93の一面としての上面または下面が膨出曲面84,94として形成され、フィン本体83,93の他面としての下面または上面が平坦面85,95として形成される。つまり、上補助横フィン8及び下補助横フィン9のフィン本体83,93は、図4のように、円柱の一部をその軸方向に沿って、断面を弦状に切り取った形状であり、その一面に膨出曲面84,94が形成され、他面に平坦面85,95が形成されている。
さらに、図4に示すように、フィン本体83,93の両端部には、アーム部82,92がフィン本体83,93の軸と直角に取り付けられ、その両側のアーム部82,92の先端に、フィン本体83,93の軸と平行に偏移支軸81,91が突設される。つまり、フィン本体83,93の両側の軸に、アーム部82,92がクランク状に取り付けられ、上補助横フィン8及び下補助横フィン9のフィン本体83,93は、フィン本体からその外側に偏移した位置の偏移支軸81,91を中心に、略アーム部82,92の長さを半径として回動するように、偏移支軸81,91によって軸支される。
このような上補助横フィン8及び下補助横フィン9の偏移支軸81,91は、図2に示す如く、流路5の内側の上部と下部に位置し、両側の側壁で支持され、上補助横フィン8のフィン本体83は、水平状態で上部の収納凹部6a内に収納され、下補助横フィン9フィン本体93は、水平状態で下部の収納凹部6b内に収納されるようになっている。
また、上補助横フィン8及び下補助横フィン9の偏移支軸81,91は、中央横フィン7の支軸7aと平行につまりレジスタの左右水平方向に配設され、図7,8に示す如く、中央横フィン7を上または下に振ったとき、収納凹部6a,6bから流路5内に迫り出すように回動する。
具体的には、中央横フィン7を下側に振ったとき、上補助横フィン8は平坦面85が中央横フィン7と略平行となるように回動し、下補助横フィン9は膨出曲面94を上流側に向けて流路5側に迫り出すように回動する。また、中央横フィン7を上側に振ったときには、下補助横フィン9は平坦面95が中央横フィン7と略平行となるように回動し、上補助横フィン8は膨出曲面84を上流側に向けて流路5側に迫り出すように回動する構造となっている。
中央横フィン7の前後幅は、上補助横フィン8、下補助横フィン9の前後幅より幅広に形成され、特にその両端に突設された支軸7aの位置は、中央横フィン7の前端部(下流側端部)に設けられ、この支軸7aを中心に中央横フィン7は上下に回動操作可能となっている。
また、上補助横フィン8及び下補助横フィン9の偏移支軸81,91は、中央横フィン7の支軸7aより上流側の流路5内に位置する。これにより、フィンがベゼル1の空気吹出口17から前方に突出せずに内側に配設され、レジスタ正面の意匠性を向上させることができ、また、中央横フィン7に装着される操作ノブ19の操作性も良好となる。
また、前可動ルーバ3の中央横フィン7の支軸7a、下補助横フィン9及び上補助横フィン8の偏移支軸91,81には、各軸を連動して回動するように、フィン回動機構10が連結される。フィン回動機構10は、中央横フィン7の下方への回動操作時、上補助横フィン8を中央横フィン7と同じ方向に同じ角度だけ回動させ、下補助横フィン9を中央横フィン7と同じ方向に中央横フィン7より大きい角度で回動させるように構成される。
また、フィン回動機構10は、中央横フィン7の上方への回動操作時、下補助横フィン9を中央横フィン7と同じ方向に同じ角度だけ回動させ、上補助横フィン8を中央横フィン7と同じ方向に中央横フィン7より大きい角度で回動させるように構成される。フィン回動機構10としては、後述のようにカム機構を用いて構成することができるが、複数の歯車を使用した歯車機構、或いはモータを使用した電気駆動による回動機構を用いることもできる。
カム機構を用いたフィン回動機構10は、図5,6に示すように、中央横フィン7、上補助横フィン8及び下補助横フィン9用の各々のカム溝13a〜13cを設けたカム部材13を備えて構成される。カム部材13は、板状に形成され、リテーナ2の両側部において、カム支持部16により上下往復移動可能に縦に支持されて配設される。カム部材13の各カム溝13a〜13cには各々カムロール14a〜14cが移動可能に係合する。中央横フィン7用のカムロール14cはアーム11を介して中央横フィン7の支軸7aに連結され、上補助横フィン8用のカムロール14aはアーム15aを介して上補助横フィン8の偏移支軸81に連結され、下補助横フィン9用のカムロール14bはアーム15bを介して下補助横フィン9の偏移支軸91に連結される。
つまり、カム部材13は、図3,6に示すように、板状に形成されてその内側に3個のカム溝13a〜13cが形成され、リテーナ2の外側部に設けたカム支持部16によって、その後縁部を上下に摺動可能に保持され、中央横フィン7を上に振ったとき下側に摺動し、中央横フィン7を下に振ったとき、上側に摺動する構造である。
このために、カム部材13の略中央には長孔状のカム溝13cが図6のように形成され、そのカム溝13cにカムロール(カム面を転動する従動子)14cが係合する。また、カム部材13の上部と下部には、カムロール14a,14bを移動させるためのカム溝13a,13bが設けられ、カム溝13a,13bは、略くの字状に曲折して形成されている。つまり、中央横フィン7を下に例えば30°振ったとき、上補助横フィン8が中央横フィン7と同じ方向に30°だけ下側に回動し、且つ下補助横フィン9が上流側に90°だけ上側に迫り出すように回動し、さらに、中央横フィン7を上に例えば30°振ったとき、下補助横フィン9が中央横フィン7と同じ方向に30°だけ上側に回動し、且つ上補助横フィン8が上流側に90°だけ下側に迫り出すように、カム溝13a,13bは、板状のカム部材13内に略くの字状に曲折して形成される。
カム部材13のカム溝13cに係合する中央横フィン用のカムロール14cは、アーム11を介して中央横フィン7の支軸7aに連結される。つまり、支軸7aの端部にアーム11が固定され、アーム11の先端にカムロール14cが回転自在に取り付けられる。同様に、カム溝13bに係合する下補助横フィン用のカムロール14bは、アーム15bを介して下補助横フィン9の偏移支軸91に連結される。つまり、アーム15bの末端は偏移支軸91に固定され、下補助横フィン用のカムロール14bはアーム15bの先端に回転自在に取り付けられる。同様に、カム溝13aに係合する上補助横フィン用のカムロール14aは、アーム15aを介して上補助横フィン8の偏移支軸81に連結される。つまり、アーム15aの末端は偏移支軸81に固定され、上補助横フィン用のカムロール14aはアーム15aの先端に回転自在に取り付けられる。
このように構成されたフィン回動機構10の動作によって、中央横フィン7が図2、5のように水平姿勢のとき、上補助横フィン8と下補助横フィン9は、同じ水平姿勢となって各々収納凹部6a、6bに収納された状態となる。一方、中央横フィン7を下方に回動操作した時、フィン回動機構10によって、上補助横フィン8は図7,9のように、中央横フィン7と同じ方向に同じ角度(例えば30°)だけ下方に回動して中央横フィン7と平行となり、下補助横フィン9は中央横フィン7と同じ方向に中央横フィン7より大きい角度(例えば90°)だけ流路5内に迫り出すように回動して、流路5の流れ方向に対し垂直状態となる。
また、図8,10のように、中央横フィン7を上方に回動操作した時、フィン回動機構10の動作によって、下補助横フィン9は、中央横フィン7と同じ方向に同じ角度(例えば30°)だけ上方に回動して中央横フィン7と平行となり、上補助横フィン8は中央横フィン7と同じ方向に中央横フィン7より大きい角度(例えば90°)だけ流路5内に迫り出すように回動して、流路5の流れ方向に対し垂直状態となる。
なお、フィン回動機構10は、この実施形態では図3などに示す如く、リテーナ2の外側に配設されているが、リテーナ2の内側の流路5内に配設してもよく、或いはリテーナ内または外側に位置しカバーされたカム室内に設けることもできる。また、フィン回動機構10は図面ではリテーナ2の両側に配設されるが、一方の側にのみ設けてもよい。
図2,3に示すように、前可動ルーバ3の上流側の流路5内に、後可動ルーバ4が配設される。後可動ルーバ4には、複数の縦フィン4aが左右に一定の間隔をおいて縦に並設される。各縦フィン4aは上部と下部に支軸4bが突設され、上下の支軸4bは流路5の上壁と下壁に設けた軸受部に軸支され、左右に回動可能に支持されている。
上記中央横フィン7には、図2,3に示すように、操作ノブ19が左右長手方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ19を把持して中央横フィン7を上下方向に回動操作可能とし、且つ操作ノブ19を左右方向に摺動させることにより、後可動ルーバ4を左右に振って、左右への風向を変える構造となっている。
このために、図3に示すように、連係部として操作ノブ19の後部にラック部18aが設けられ、後可動ルーバ4の1枚の縦フィン4aに扇状の歯車部18bが設けられ、ラック部18aと歯車部18bが噛合し、操作ノブ19をスライド操作したとき、縦フィン4aが回動する。また、その縦フィン4aを含む全ての縦フィン4aの支軸4bには、図示しないクランク部が軸着され、各クランク部のクランク軸が1本のリンクバーにより相互に連結される。これにより、操作ノブ19を中央横フィン7上で左右に摺動させたとき、後可動ルーバ4の各縦フィン4aが連動して左右に回動し、風向を左右に調整する構造である。
中央横フィン7は、その両側の下流側端部に突設した支軸7aによって、回動可能に軸支される。中央横フィン7の上下方向の回動操作は、そこに外嵌した操作ノブ19を持って行うが、中央横フィン7の前端部(下流側端部)がベゼル1の空気吹出口17前方に突き出す部分が少なくないため、中央横フィン7の突出によるレジスタ正面の意匠性は良好となり、操作ノブ19を持って中央横フィン7を上下に回動操作したときの操作性も良好である。
次に、上記構成のレジスタの動作を、図2、図7〜図10を参照して説明する。レジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、背面側の空気導入口を図示しない通風ダクトに接続して装着される。レジスタの空気吹出口17はインストルメントパネルやダッシュボードの前面に露出するが、空気吹出口17の上部が上流側に後退し、下部が下流側に突出するように傾斜しているため、インストルメントパネルまたはダッシュボードの傾斜形状に対し、デザイン的に合わせることができる。また、空気吹出口17が左右に細長く上下に薄いシンプルなデザインとなるので、インストルメントパネルやダッシュボードに設けられるディスプレイや操作パネルの意匠性に悪影響を与えることはなく、寧ろそれらの意匠性を向上させることができる。
レジスタの正面に真直ぐ送風を行なう場合、図2のように、前可動ルーバ3の中央横フィン7は水平状態つまり真直ぐ前方を向く状態とする。この状態では、上補助横フィン8と下補助横フィン9は共に水平状態を保持し、流路5の上壁面と下壁面の収納凹部6a、6b内に収納されている。したがって、流路5を流れる空気流は、上補助横フィン8と下補助横フィン9による空気抵抗を殆ど受けることなく、中央横フィン7の向く水平前方向に、非常に少ない圧力損失で送風される。これにより、通常の3枚の横フィンを空気吹出口に並設したレジスタに比べ、水平調整時の圧力損失を少なくすることができる。
一方、上記のように中央横フィン7が水平状態にあるとき、操作ノブ19を操作して、図7,9のように、中央横フィン7を斜め下向き(例えば水平面に対し約30°)に回動させると、フィン回動機構10の作用により、上補助横フィン8が、中央横フィン7と同じ方向に同じ角度(約30°)だけ回動して、平坦面85が中央横フィン7と平行となり、下補助横フィン9は中央横フィン7と同じ方向に約90°回動して流路5内に垂直に迫り出すように回動する。
これにより、流路5から空気吹出口17に向かって流れる空気流は、図7に示すように、流路5の中央から上部を流れる空気流が、上補助横フィン8と中央横フィン7の間などを通過し、フィンのガイドによって、空気吹出口17から中央横フィン7の向く斜め下方に送風される。また、流路5の下部を流れる空気流は、流路5の下部に迫り出して垂直状態にある下補助横フィン9の膨出曲面94に当たり、中央横フィン7の近傍に集められ、このとき、中央横フィン7の下側を通過して前方に直進する空気流は下補助横フィン9によって阻止される。これにより、中央横フィン7の近傍に集められた下部の空気流は、中央横フィン7の下面に押し付けられるように流れ、そして中央横フィン7にガイドされて、斜め下方に向けて送風される。
他方、図10のように、操作ノブ19を操作して、中央横フィン7を斜め上向き(例えば水平面に対し約30°)に回動させると、フィン回動機構10の作用により、下補助横フィン9が、中央横フィン7と同じ方向に同じ角度(約30°)回動して、平坦面95が中央横フィン7と平行となり、上補助横フィン8は中央横フィン7と同じ方向に約90°回動して流路5内に垂直に迫り出すように回動する。
これにより、流路5から空気吹出口17に向かって流れる空気流は、図8に示すように、流路5の中央から下部を流れる空気流が、下補助横フィン9と中央横フィン7の間などを通り、フィンによりガイドされて、空気吹出口17から中央横フィン7の向く斜め上方に送風される。また、流路5の上部を流れる空気流は、流路5の上部に迫り出して垂直状態の上補助横フィン8の膨出曲面84に当たり、中央横フィン7の近傍に集められるように流れる。このため、中央横フィン7の上側を通過して前方に直進する空気流は上補助横フィン8によって阻止され、中央横フィン7の近傍に集められた上部の空気流は、中央横フィン7の上面に押し付けられるように流れ、中央横フィン7の案内により、斜め上方に向けて送風される。
このように、前可動ルーバ3を下側に振った場合には、中央横フィン7が斜め下方を向くとともに、上補助横フィン8の平坦面85が中央横フィン7と略平行となり且つ上補助横フィン8が流路5側に向けて迫り出すように回動するため、上補助横フィン8と中央横フィン7との間などからフィンによって良好にガイドされた空気流を下方に送風することができる。また、このとき、中央横フィン7の下側を通過して前方に直進する空気流は下補助横フィン9によって阻止され、且つ下補助横フィン9の膨出曲面94が上流側に向けて流路側に迫り出すように下補助横フィン9が回動するため、流路5の下部を通過する空気流が下補助横フィン9の膨出曲面94によって中央横フィン7側に押し付けられるように作用する。このため、中央横フィン7が向く下方への送風の指向性を大きく向上させることができる。
つまり、空気吹出口17の下部が前方に突き出し、その上部が後方に後退するように、空気吹出口17が傾斜する場合、従来のレジスタでは、流路5の下部を真直ぐ水平方向に流れる空気流が斜め下方に向かう空気流に当たり、下方への送風の指向性が悪化するが、この前可動ルーバ3では、下補助横フィン9が流路5の下部を通過する空気流を中央横フィン7側に曲げて押し付けるように作用するため、下方への送風の指向性が大きく向上することとなる。
一方、前可動ルーバ3を上側に振った場合、中央横フィン7が斜め上方を向くとともに、下補助横フィン9の平坦面95が中央横フィン7と略平行となり且つ下補助横フィン9が流路5側に向けて迫り出すように回動するため、下補助横フィン9と中央横フィン7との間からフィンによって良好にガイドされた空気流を上方に送風することができる。また、このとき、中央横フィン7の上側を通過して前方に直進する空気流は上補助横フィン8によって阻止され、上補助横フィン8の膨出曲面84が上流側に向けて流路5側に迫り出すように回動するので、流路5の上部を通過する空気流が上補助横フィン8の膨出曲面84によって中央横フィン7側に押し付けられるように作用し、これにより、上方への送風の指向性を向上させることができる。
図11〜図14は第2実施形態のレジスタを示している。このレジスタは、図11に示すように、その前面形状を、上記第1実施形態のレジスタを90度横転させた形状としており、上下縦方向に長く水平横方向に短い長方形の空気吹出口25を有し、空気吹出口25の内側前部に、上下縦方向に沿って縦長の前可動ルーバ23が配設される。空気吹出口25は一方(右側)の側部を上流側に後退させ他方(左側)の側部を下流側に突き出すように、短手方向(左右の幅方向)に傾斜している。なお、上記レジスタと同様な構成部分については、図11に上記と同じ符号を付してその説明は省略する。
図11,12に示す如く、前可動ルーバ23は1枚の中央縦フィン27を空気吹出口25内側の略左右中央に、上下縦方向に向け回動可能に軸支する一方、空気吹出口25内の後退側の側壁面に設けた収納凹部6aに、後退側補助縦フィン28が収納可能に且つ上下縦方向に向けて回動可能に軸支される。同様に、空気吹出口25内の突出側の側壁面に設けた収納凹部6bには、突出側補助縦フィン29が収納可能に上下縦方向に向けて回動可能に軸支される。
中央縦フィン27は略左右中央で上部と下部に突設した支軸27aにより回動可能に軸支される。後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29は、流路35と平行な状態で、収納凹部6a,6b内に収納され、中央縦フィン27を左右に振ったとき、流路35側に迫り出すように回動可能に軸支される。
また、後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29は、図12に示すように、その前後方向の幅が、中央縦フィン27の前後方向の幅の約1/2と比較的短く形成され、一面が円筒外周面の一部とする形状に形成される。後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29は、上述の図4に示すものと同様に、図12の如く、そのフィン本体283,293の外側面(一面)が膨出曲面284,294として形成され、フィン本体283,293の内側面(他面)が平坦面285,295として形成される。つまり、後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29のフィン本体283,293は、図12のように、円柱の一部をその軸方向に沿って、断面を弦状に切り取った形状であり、その外側面に膨出曲面284,294が形成され、内側面に平坦面285,295が形成されている。
さらに、後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29は、図4に示すフィンと同様、フィン本体283,293の両端部に、アーム部282,292がフィン本体283,293の軸と直角に設けられる。その両側のアーム部282,292の先端に、フィン本体283,293の軸と平行に偏移支軸281,291が突設される。つまり、フィン本体283,293の両側の軸に、アーム部282,292がクランク状に設けられ、後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29のフィン本体283,293は、フィン本体からその外側に偏移した位置の偏移支軸281,291を中心に、略アーム部282,292の長さを半径として回動するように、偏移支軸281,291によって軸支される。
このような後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29の偏移支軸281,291は、図11、12に示すように、流路35の内側の上部と下部に位置し、両側の側壁で回動可能に支持され、これにより、後退側補助縦フィン28のフィン本体283は、上部の収納凹部6a内に収納可能であり、突出側補助縦フィン29のフィン本体293は、下部の収納凹部6b内に収納可能に配設される。
また、後退側補助縦フィン28及び突出側補助縦フィン29の偏移支軸281,291は、中央縦フィン27の支軸27aと平行につまりレジスタの垂直縦方向に配設され、図13,14に示す如く、中央縦フィン27の回動に応じて、収納凹部6a,6bから流路35内に迫り出すように回動する。
具体的には、中央縦フィン27を下側に振ったとき、後退側補助縦フィン28は平坦面285が中央縦フィン27と略平行となるように回動し、突出側補助縦フィン29は膨出曲面294を上流側に向けて流路35側に迫り出すように回動する。また、中央縦フィン27を右側に振ったときには、突出側補助縦フィン29は平坦面295が中央縦フィン27と略平行となるように回動し、後退側補助縦フィン28は膨出曲面284を上流側に向けて流路35側に迫り出すように回動する構造となっている。このような動作は、フィン回動機構10により連動して行われる。
中央縦フィン27の前後幅は、後退側補助縦フィン28、突出側補助縦フィン29の前後幅より幅広に形成され、特にその両端に突設された支軸27aの位置は、中央縦フィン27の前端部(下流側端部)に設けられ、この支軸27aを中心に中央縦フィン27はその上流側端部を上下に回動する構造となっている。これにより、中央縦フィン27がベゼル21の空気吹出口25から前方に突出せずに内側に配設されるため、レジスタ正面の意匠性を向上させることができ、また、中央縦フィン27に装着される操作ノブ26の操作性も良好となる。
前可動ルーバ23の中央縦フィン27の支軸27a、突出側補助縦フィン29及び後退側補助縦フィン28の偏移支軸291,281は、フィン回動機構10により連動して回動するようになっている。フィン回動機構10は、上述した図5,6に示すカム機構と同様な機構を用いて構成されるため、詳細な構造の説明は省略するが、中央縦フィン27の左方への回動操作時、後退側補助縦フィン28を中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度だけ回動させ、突出側補助縦フィン29を中央縦フィン27と同じ方向に中央縦フィン27より大きい角度で回動させるように構成される。また、フィン回動機構10は、中央縦フィン27の右方への回動操作時、突出側補助縦フィン29を中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度だけ回動させ、後退側補助縦フィン28を中央縦フィン27と同じ方向に中央縦フィン27より大きい角度で回動させるように構成される。
さらに、フィン回動機構10の動作によって、中央縦フィン27が図11,12のように真直ぐ正面を向くとき、後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29は、同じ姿勢となって各々収納凹部6a、6bに収納され、中央縦フィン27を左方(突出側)に回動操作した時、フィン回動機構10によって、後退側補助縦フィン28は図13のように、中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度(例えば30°)だけ左方に回動して中央縦フィン27と平行となり、突出側補助縦フィン29は中央縦フィン27と同じ方向に中央縦フィン27より大きい角度(例えば90°)だけ流路35内に迫り出すように回動して、流路35の流れ方向に対し垂直状態となる。
また、中央縦フィン27を図14の右方に回動操作した時、フィン回動機構10によって、突出側補助縦フィン29は図14の如く、中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度(例えば約30°)回動して中央縦フィン27と平行となり、後退側補助縦フィン28は中央縦フィン27と同じ方向に中央縦フィン27より大きい角度(例えば約90°)だけ流路35内に迫り出すように回動して、流路35の流れ方向に対し垂直状態となる構造である。
一方、リテーナ22の流路35内における前可動ルーバ23の上流側には、図11,12に示すように、後可動ルーバ24が配設される。後可動ルーバ24は、複数の横フィン24aが上下に一定の間隔をおいて水平横方向に配設される。各横フィン24aには左右両側に支軸24bが突設され、両側の支軸24bは流路35の両側壁に設けた軸受部に軸支され、後可動ルーバ24の各横フィン24aは上下に回動可能に支持される。
中央縦フィン27には、図11,12に示すように、操作ノブ26が上下方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ26を把持して中央縦フィン27を左右方向に回動操作可能とし、且つ操作ノブ26を上下方向に摺動させることにより、後可動ルーバ24を上下に振って、上下への風向を変える構造となっている。
このために、操作ノブ26の後部には、連係部として、上記図3と同様のラック部が設けられ、後可動ルーバ24の1枚の横フィン24aに扇状の歯車部が設けられ、ラック部と歯車部が噛合し、操作ノブ26を上下にスライド操作したとき、横フィン24aが上下に回動する。また、その横フィン24aを含む全ての横フィン24aの支軸24bには、図示しないクランク部が軸着され、各クランク部のクランク軸が1本のリンクバーにより相互に連結される。
これにより、操作ノブ26を中央縦フィン27上で上下に摺動させたとき、後可動ルーバ24の各横フィン24aが連動して上下に回動し、風向を上下に調整する構造となっている。
次に、上記構成のレジスタの動作を、図12〜図14を参照して説明すると、正面に向けて真直ぐ送風を行なう場合、図12のように、前可動ルーバ23の中央縦フィン27は真直ぐ前方を向く状態とする。この状態では、後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29は共に流路35と平行状態を保持し、流路35の側壁面の収納凹部6a、6b内に収納される。したがって、流路35を流れる空気流は、後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29による空気抵抗を殆ど受けることなく、中央縦フィン27の向く前方に、非常に少ない圧力損失で送風される。これにより、通常の3枚の横フィンを空気吹出口に並設したレジスタに比べ圧力損失を少なくすることができる。
一方、操作ノブ26を操作して、図13のように、中央縦フィン27を空気吹出口25の突出側に例えば約30°回動させると、フィン回動機構10の作用により、後退側補助縦フィン28が、中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度(約30°)だけ回動し、フィンの平坦面285が中央縦フィン27と平行となる。また、突出側補助縦フィン29は中央縦フィン27と同じ方向に90°だけ回動し、流路35内に垂直に迫り出すように回動する。
これにより、流路35から空気吹出口25に向かって流れる空気流は、図13に示すように、流路35の中央から右側壁寄りに流れる空気流が、後退側補助縦フィン28と中央縦フィン27によりガイドされて、空気吹出口25から斜め左方に向けて送風される。また、流路35の左側壁寄りに流れる空気流は、流路35内左側に迫り出して垂直状態にある突出側補助縦フィン29の膨出曲面294に当たり、中央縦フィン27の近傍に集められる。これにより、中央縦フィン27の左側を通過して前方に直進する空気流は突出側補助縦フィン29によって阻止されることとなる。
このため、中央縦フィン27に沿って左方向に向かう空気流が、直進する空気流により悪影響を受けることがなく、中央縦フィン27の近傍に集められる空気流は、中央縦フィン27の左側面に押し付けられるように曲げられ、その後、中央縦フィン27に沿って進むため、空気流は斜め左方向に向けて指向性良く送風される。
このように、前可動ルーバ23を左側つまり空気吹出口25の突出側に振った場合には、中央縦フィン27が斜め左方向を向くとともに、後退側補助縦フィン28の平坦面285が中央縦フィン27と略平行となり且つ突出側補助縦フィン29が流路35側に向けて迫り出すように回動するため、突出側の壁面に沿って真直ぐに吹出される空気流は阻止され、左側に向かう空気流に当たってその指向性を悪化させることがなく、後退側補助縦フィン28と中央縦フィン27との間からフィンによって良好にガイドされた空気流を、突出した空気吹出口25の左方向に指向性良く送風することができる。
一方、図14のように、操作ノブ26を操作して中央縦フィン27を、空気吹出口25の後退側(レジスタ正面に向かって右側)に回動させると、フィン回動機構10の動作により、突出側補助縦フィン29が中央縦フィン27と同じ方向に同じ角度(約30°)回動する。後退側補助縦フィン28は、中央縦フィン27と同じ方向に中央縦フィン27より大きい角度(約90°)回動し、その膨出曲面294を流路35の上流側に迫り出すように垂直に向ける状態となる。
これにより、流路35から空気吹出口25に向かって流れる空気流は、図14に示すように、流路35の中央から左側壁寄りに流れる空気流が、突出側補助縦フィン29と中央縦フィン27の間などを通り、フィンによりガイドされて、空気吹出口25から斜め右に向けて送風される。また、流路35の中央から右側壁寄りに流れる空気流は、流路35内右側に迫り出して垂直状態にある後退側補助縦フィン28の膨出曲面284に当たり、中央縦フィン27側に集められる。これにより、中央縦フィン27の右側を通過して前方に直進する空気流は後退側補助縦フィン28によって阻止され、中央縦フィン27の近傍に集められた空気流は、中央縦フィン27の右側面に押し付けられるように流れ、その後、中央縦フィン27に沿ってガイドされ、斜め右方向に向けて指向性良く送風される。
なお、上記第1、第2実施形態のレジスタでは、空気吹出口17、25の形状を細長い長方形としたが、必ずしも長方形とはせずに、楕円形のような細長い異形形状の空気吹出口とすることもできる。
また、上補助横フィン8と下補助横フィン9または後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29を収納する収納凹部6a、6bは、段差をつけた段差状凹部としたが、上補助横フィン8と下補助横フィン9または後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29を収納できる凹部であれば、凹状曲面を有した凹部などその形状は任意である。
また、上記空気吹出口25は、向かって右側の側部を上流側に後退させ左側の側部を下流側に突き出すように傾斜させたが、それとは逆に、向かって左側の側部を上流側に後退させ右側の側部を下流側に突き出すように傾斜させて空気吹出口を形成することもでき、この場合、上記前可動ルーバ23の後退側補助縦フィン28と突出側補助縦フィン29の左右の位置関係は、上記とは逆になる。
1 ベゼル
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
4a 縦フィン
4b 支軸
5 流路
6a 収納凹部
6b 収納凹部
7 中央横フィン
7a 支軸
8 上補助横フィン
9 下補助横フィン
10 フィン回動機構
11 アーム
13 カム部材
13a カム溝
13b カム溝
13c カム溝
14a カムロール
14b カムロール
14c カムロール
15a アーム
15b アーム
16 カム支持部
17 空気吹出口
18a ラック部
18b 歯車部
19 操作ノブ
21 ベゼル
22 リテーナ
23 前可動ルーバ
24 後可動ルーバ
24a 横フィン
24b 支軸
25 空気吹出口
26 操作ノブ
27 中央縦フィン
27a 支軸
28 後退側補助縦フィン
29 突出側補助縦フィン
35 流路
81 偏移支軸
82 アーム部
83 フィン本体
84 膨出曲面
85 平坦面
91 偏移支軸
94 膨出曲面
95 平坦面
281 偏移支軸
282 アーム部
283 フィン本体
284 膨出曲面
285 平坦面
291 偏移支軸
293 フィン本体
294 膨出曲面
295 平坦面

Claims (12)

  1. 水平横方向に長く上下縦方向に短い細長の空気吹出口を有し、該空気吹出口の内側前部に該水平横方向に沿って前可動ルーバが配設され、該空気吹出口が上部を上流側に後退させ下部を下流側に突き出すように傾斜して形成されたレジスタにおいて、
    該前可動ルーバは1枚の中央横フィンを該空気吹出口内側の略上下中央に該水平横方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の上壁面に設けた収納凹部に上補助横フィンを収納可能に且つ該水平横方向に向けて回動可能に軸支し、該空気吹出口内側の下壁面に設けた収納凹部に下補助横フィンを収納可能に該水平横方向に向けて回動可能に軸支して構成され、
    該中央横フィンは両側に突設した支軸により回動可能に軸支され、該上補助横フィン及び下補助横フィンは、一面を膨出曲面とし、他面を平坦面として形成されるとともに、流路側に迫り出し回動可能に軸支され、
    該中央横フィンを下側に振ったとき、該上補助横フィンは該平坦面が該中央横フィンと略平行となるように回動し、該下補助横フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動し、該中央横フィンを上側に振ったとき、該下補助横フィンは該平坦面が該中央横フィンと略平行となるように回動し、該上補助横フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動することを特徴とするレジスタ。
  2. 前記中央横フィンは、両側の下流側端部に突設した支軸により回動可能に軸支されることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記前可動ルーバの下補助横フィン及び上補助横フィンの支軸は、アーム部を介した偏移支軸として設けられ、該下補助横フィン及び該上補助横フィンはフィン本体の外側に偏移した該偏移支軸の回りで回動することを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  4. 前記下補助横フィン及び上補助横フィンの偏移支軸は、前記中央横フィンの支軸より上流側の流路内に位置することを特徴とする請求項3記載のレジスタ。
  5. 前上補助横フィンの偏移支軸は、前記下補助横フィンの偏移支軸より、上流側の流路内に位置することを特徴とする請求項4記載のレジスタ。
  6. 前記前可動ルーバの中央横フィンの支軸、前記下補助横フィン及び上補助横フィンの偏移支軸には、フィン回動機構が連係され、該フィン回動機構は、該中央横フィンの下方への回動操作時、該上補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、該下補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に該中央横フィンより大きい角度で回動させ、該中央横フィンの上方への回動操作時、該下補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、該上補助横フィンを該中央横フィンと同じ方向に該中央横フィンより大きい角度で回動させることを特徴とする請求項3記載のレジスタ。
  7. 前記フィン回動機構は前記中央横フィン、前記下補助横フィン及び上補助横フィン用の各々のカム溝を設けたカム部材を備え、該カム部材は前記リテーナの側部に上下往復移動可能に配設され、該各カム溝には各々カムロールが係合し、該中央横フィン用のカムロールはアームを介して該中央横フィンの支軸に連結され、該下補助横フィン用のカムロールはアームを介して該下補助横フィンの偏移支軸に連結され、該上補助横フィン用のカムロールはアームを介して該上補助横フィンの偏移支軸に連結されることを特徴とする請求項6記載のレジスタ。
  8. 上下縦方向に長く水平横方向に短い細長の空気吹出口を有し、該空気吹出口の内側前部に該上下縦方向に沿って前可動ルーバが配設され、該空気吹出口が一方の側部を上流側に後退させ他方の側部を下流側に突き出すように傾斜して形成されたレジスタにおいて、
    該前可動ルーバは1枚の中央縦フィンを該空気吹出口内側の略左右中央に該上下縦方向に向け回動可能に軸支する一方、該空気吹出口内側の後退側の側壁面に設けた収納凹部に後退側補助縦フィンを収納可能に且つ該上下縦方向に向けて回動可能に軸支し、該空気吹出口内側の突出側の側壁面に設けた収納凹部に突出側補助縦フィンを収納可能に該上下縦方向に向けて回動可能に軸支して構成され、
    該中央縦フィンは上下の支軸により左右方向に回動可能に軸支され、該後退側補助縦フィン及び突出側補助縦フィンは、一面を膨出曲面とし、他面を平坦面として形成されるとともに、流路側に迫り出し回動可能に軸支され、
    該中央縦フィンを該突出側に振ったとき、該後退側補助縦フィンは該平坦面が該中央縦フィンと略平行となるように回動し、該突出側補助縦フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動し、該中央縦フィンを該後退側に振ったとき、該突出側補助縦フィンは該平坦面が該中央縦フィンと略平行となるように回動し、該後退側補助縦フィンは該膨出曲面を上流側に向けて流路側に迫り出すように回動することを特徴とするレジスタ。
  9. 前記中央縦フィンは、両側の下流側端部に突設した支軸により回動可能に軸支されることを特徴とする請求項8記載のレジスタ。
  10. 前記前可動ルーバの突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの支軸は、アーム部を介した偏移支軸として設けられ、該突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンはフィン本体の外側に偏移した該偏移支軸の回りで回動することを特徴とする請求項8記載のレジスタ。
  11. 前記突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの偏移支軸は、前記中央縦フィンの支軸より上流側の流路内に位置することを特徴とする請求項10記載のレジスタ。
  12. 前記前可動ルーバの中央縦フィンの支軸、前記突出側補助縦フィン及び後退側補助縦フィンの偏移支軸には、フィン回動機構が連係され、該フィン回動機構は、該中央縦フィンの該突出側への回動操作時、該後退側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、該突出側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に該中央縦フィンより大きい角度で回動させ、該中央縦フィンの後退側への回動操作時、該突出側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に同じ角度だけ回動させ、該後退側補助縦フィンを該中央縦フィンと同じ方向に該中央縦フィンより大きい角度で回動させることを特徴とする請求項10記載のレジスタ。
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