JPH09300942A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH09300942A
JPH09300942A JP11362496A JP11362496A JPH09300942A JP H09300942 A JPH09300942 A JP H09300942A JP 11362496 A JP11362496 A JP 11362496A JP 11362496 A JP11362496 A JP 11362496A JP H09300942 A JPH09300942 A JP H09300942A
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JP
Japan
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air
outlet
vehicle
surface portion
air conditioner
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Withdrawn
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JP11362496A
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English (en)
Inventor
Yukio Koyama
幸男 小山
Yoshitoshi Noda
圭俊 野田
Masakazu Saito
正和 斉藤
Toshiharu Watanabe
年春 渡辺
Manabu Uomoto
学 魚本
Hideki Yoshida
秀希 吉田
Toshio Ohashi
利男 大橋
Terukazu Shindo
輝一 進藤
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出空気の偏向角を適宜可変とする車両用空
気調和装置を提供することにある。 【解決手段】 吹出口1から車室内へ吹出される空気の
流れ方向を、円弧状凸曲面部3と、この円弧状凸曲面部
との間で空気吹出し通路Dを形成するように対向して設
けられた平坦面部2とにより構成される空気偏向手段H
のコアンダ効果により偏向させるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気調和装
置に関し、特に流体力学上のコアンダ効果を利用して吹
出空気の偏向を行う吹出口を有する車両用空気調和装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空気調和装置の空気吹出
口には、例えば、前席側では、図11A,Bに示すデフ
ロスト吹出口50のように、フロントガラス52の下部
に向かって空気を吹き出すものや、サイドデフロスト吹
出口51のようにドアガラスの前方部分に向かって空気
を吹き出すもの等があり、後席側に空気を吹出す吹出口
には、前席前方のエアコンユニットから前席の下部まで
延ばされたリヤーダクト(図示せず)の吹出口等もあ
る。
【0003】これら吹出口から吹き出される空気の配風
方向は、前記デフロスト吹出口50では、インストルメ
ントパネル(図示せず)に一体成形された固定グリルに
より、前記サイドデフロスト吹出口51では、吹出し口
の先端部分に設けられた固定グリルの回動することによ
りあるいは可動ルーバ自体の向きを変更操作することに
より行なっている。なお、リヤーダクトの吹出口に関し
ては、特に固定グリルあるいは可動ルーバ等は設けられ
ていないものが多い。
【0004】また、鉄道車両用空気調和装置の空気吹出
口は、天井に設けられた天井側吹出し口(図示せず)や
図12に示すように、各座席Sの足元と窓際WDに設け
られた床側吹出口1等がある。なお、天井吹出し口から
吹出される空気は、天井側に設けられたエアコンユニッ
ト(図示せず)からダクトを介して導かれ、また床側吹
出口1から吹出される空気は、床下に設けられたエアコ
ンユニット10からメインダクト12を介して、各座席
Sの足元と窓際WDに導かれる。
【0005】これら吹出口から吹き出される空気の配風
方向も、基本的には前記自動車用空気調和装置のものと
同様であり、回動ルーバあるいは固定グリルを設けたも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固定グリル式のものは、フロントガラス52の内面に吹
き出される曇り除去用空気の向きを曇りに応じて適宜変
更することはできず、可動ルーバを有するサイドデフロ
スト吹出口51あるいは吹出口が回動するものも、偏向
角度は、物理的に限られるので、最大限偏向できる吹出
空気の偏向状態も一定の限界がある。
【0007】特に、可動ルーバ式のものは、サイドデフ
ロスト吹出口51直近のフロントガラス52の曇りを除
去しようとすれば、可動ルーバの曲げ角度を大きくしな
ければならないが、このようにすれば、吹出し風量が低
減し、フロントガラス52やフロントドアガラスの曇り
を除去することができなくなる虞れもある。
【0008】また、リヤーダクトにおいては、後席乗員
の足元に調和空気を供給する場合には、フロントに載置
されたエアコンユニットからダクトを分岐して後席の前
方まで伸延して空気を吹き出すようにしているが、この
ようにすれば、後席乗員の足元とリヤーダクトの吹出口
がある程度の距離があるので、後席乗員の足元にある程
度違和感なく調和空気を供給することができるが、この
場合には、リヤーダクトの吹出口が前席の下部であるた
め、前席自体が邪魔になり、配風が最も好ましい状態に
することができないという不具合があり、しかもダクト
の取り廻しに要するコスト、スペース、作業性などの問
題もある。
【0009】従来の鉄道車両用空気調和装置においても
基本的には、略同様の不具合があるが、この鉄道車両用
空気調和装置では、さらに次のような不具合もある。
【0010】例えば、座席S下部の吹出口1から車室内
全体に向かって温風や冷風を供給しようとすると、図1
2に示されるように、調和空気を上方向へ偏向させるた
めのダクト14を別途設ける必要があり、このため座席
Sの通路側のスペースWが狭くなるという問題がある。
この場合、従来より知られている可動ルーバにより調和
空気を偏向させることも可能であるが、かかるルーバの
偏向角度は、物理的に限られるので、最大限偏向できる
吹出空気の角度も一定の限界がある。
【0011】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、車両用空気調和装置の各吹出
し口から吹出される空気の配風方向を調節する手段とし
て、吹出空気の偏向角度を適宜可変とすることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の車両用空気調和装置は、車室内へ
の空気の吹出口に、コアンダ効果による空気偏向手段を
有することを特徴とする。
【0013】流体の出口に平坦面と凸面とを設けている
と、壁面噴流はこの凸面に沿って流れる性質がある。こ
れはコアンダ効果と称されるが、円筒面上の二次元壁面
噴流では、レイノルズ数が十分大きいときの剥離角は2
00゜以上となる。
【0014】本発明では、かかるコアンダ効果による空
気偏向手段を設けているので、吹出口から吹き出される
空気を90゜以上の範囲であっても偏向することがで
き、従来の可動ルーバなどでは達成できない大きな偏向
角度の方向へ調和空気を供給することができる。
【0015】コアンダ効果による空気偏向手段におい
て、その剥離角は、吹出口の開口面積又は凸面の円弧半
径によって制御することができるので、0゜〜約200
゜までの偏向角で空気を吹き出すことが可能となる。
【0016】請求項2に記載の空気偏向手段は、円弧状
曲面部と平坦面部とにより空気吹出し通路を形成したも
のであり、このようにすれば、円弧状曲面部又は平坦面
部との間の空気吹出し通路より吹出される空気がコアン
ダ効果により偏向して配風することができる。
【0017】請求項1に記載のコアンダ効果による空気
偏向手段は、上記請求項2に記載のもの以外でも実現す
ることができる。すなわち請求項2に記載の空気偏向手
段では、どのような円弧状凸曲面であっても平坦面部と
の間に空気吹出し通路が形成されておれば、コアンダ効
果を発揮し、配風方向を変向可能であるが、所定の方向
に配風するには円弧状凸曲面あるいは平坦面部を可動と
することが好ましい。
【0018】したがって、請求項3に記載の車両用空気
調和装置の空気偏向手段は、円弧状凸曲面部若しくは平
坦面部のいずれか一方若しくは両方を可動手段により相
手方に対し前記空気吹出し通路を拡張縮小するように移
動変位させるようにしたことを特徴とする。
【0019】このようにすれば、円弧状曲面部又は平坦
面部を可動手段により作動することにより空気吹出し通
路を拡張縮小し、コアンダ効果により偏向して吹出され
る空気の配風方向を所望の方向に向けることができる。
【0020】請求項4に記載の車両用空気調和装置の前
記空気偏向手段は、前記円弧状凸曲面部をドラムにより
構成したことを特徴とする。
【0021】このようにすれば、ドラムの凸状側面が吹
出空気のコアンダ効果を引き起こし、このドラムの凸状
側面の円弧半径を変えることにより調和空気の偏向角を
変えることができる。また、ドラム可動手段によって吹
出口の開口面積が可変となるので、これによっても調和
空気の偏向角を容易に変更することができる。
【0022】請求項5に記載の空気偏向手段は、前記平
坦面部を断面矩形の筒状ダクトにより形成したことを特
徴とする。
【0023】コアンダ効果による空気の配風方向の調節
は、どのような形状のダクトを用いてもある程度の効果
を得ることができるが、車両用空気調和装置のように挟
小な空間内で使用されるものでは、矩形のダクトの吹出
し口先端から左右方向に配風することが好ましい。した
がって、本請求項のように構成すれば、矩形ダクトの先
端部分から吹出される空気を円滑に左右方向に偏向させ
ることができ、挟小な空間内でも所望の配風が可能とな
る。
【0024】この場合、請求項6のように、矩形の筒状
ダクトの側壁に前記円弧状凸曲面部を設け、当該弧状凸
曲面部に対向して前記空気吹出し通路を拡張縮小するよ
うに移動変位する可動板を設けると、筒状ダクトから吹
出される空気流の方向を制御することもできる。この場
合、矩形の筒状ダクトの両側壁にそれぞれ円弧状凸曲面
部を設け、これら弧状凸曲面部に対向してそれぞれ可動
板を設けると、筒状ダクトから左右方向に吹出される空
気流を左右独立に制御することもできる。
【0025】上述した本発明の車両用空気調和装置の吹
出口は、各種の吹出口に適用することができる。
【0026】例えば、請求項7に記載の吹出口は、車室
内のインストルメントパネル両側に設けられフロントド
アガラスに空気を吹き出す吹出口であることを特徴とす
る。この請求項7のものは、コアンダ効果による空気偏
向手段を有するサイドデフ吹出口としているので、フロ
ントドアガラスに対する空気の偏向角に余裕ができ、ド
アミラー近傍のフロントドアガラスの曇り除去がより的
確に行うことができる。
【0027】請求項8に記載の車両用空気調和装置の吹
出口は、車室内の後席足元に空気を吹き出す吹出口であ
ることを特徴とする。
【0028】この請求項8に記載の車両用空気調和装置
では、後席足元に空気を吹き出す吹出し口に、コアンダ
効果による空気偏向手段を設けたので、従来のようにリ
ヤダクトを左右に分割しなくとも、コアンダ効果による
空気の偏向を利用して左右に大きく偏向させることがで
き、省スペース化を達成できる。
【0029】この場合、請求項9に記載のように、コン
ソールボックス内を挿通して設けられたリヤーダクト
の、コンソールボックスの後席側端面に開設した吹出口
に設ければ、前席の下部にリヤーダクトを設けなくても
簡単に左右方向に配風することができるものが得られ、
ダクトが短く設定でき、コストダウン、ダクト取り廻し
の作業性向上、及び省スペース化を達成できる。
【0030】しかも、請求項10に記載のように、吹出
口を、天井壁の先端が底壁の先端より軸方向に突出する
ように形成し、前記円弧状曲面部の稜線が前記天井壁の
先端と底壁の先端とを結ぶ直線に沿うように構成すれ
ば、足元に配風する場合に、ダクトの形状により配風が
足元方向に向くようにしなくても、コアンダ効果により
有効かつ簡単に足元配風制御できる。
【0031】前記した吹出し口は、自動車用空気調和装
置の種々の吹出し口に適用することができるが、本発明
の適用は、これのみではない。
【0032】例えば、請求項11に記載の車両用空気調
和装置の吹出口は、鉄道車両の座席下部から空気を吹き
出す吹出口であることを特徴とする。
【0033】このようにすれば、コアンダ効果による空
気偏向手段を有する足元吹出口としているので、従来の
ようにダクトを通路側に突出して設けなくとも、コアン
ダ効果による空気の偏向を利用して上方へ向かって大き
く偏向させることができる。したがって、座席下部のス
ペースを不必要に狭小にすることなく、室内全体を均一
に空調できる。
【0034】また、請求項12に記載のように、吹出口
を、車室内の天井から空気を吹き出す吹出口としてもよ
い。このようにすれば、コアンダ効果により、従来の可
動ルーバに比べて調和空気の偏向角度が著しく大きくな
り、室内全体の均一な空調をより好ましく実現できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る車両用空気調
和装置の吹出口を示す概略断面説明図で、図1(A)は
吹出口を開放している状態を、図1(B)は吹出口を絞
っている状態を示しており、図2は本発明に係る吹出口
の他の実施の形態を示す断面図で、図2(A)は吹出口
を開放している状態を、図2(B)は吹出口を絞ってい
る状態を示しており、図3は本発明の実施の形態の作用
を説明するための概念図、図4(A)は本発明の実施の
形態による巻き付き角度と開口面積との関係を示すグラ
フ、図4(B)は巻き付き角度と曲率半径の関係を示す
グラフ、図5は本発明をデフロスト吹出口に適用した実
施の形態を示す要部断面図である。
【0036】図1に示すように、本実施の形態の吹出口
1は、図外のエアコンユニットから供給される調和空気
を車室内へ吹出す口であって、平坦な一方の平坦な側壁
2aと他方の側壁2bとを有し、この他方の側壁2bに
外周面が円筒状をしたドラム3aが支点4を中心にリン
ク5によって回動可能に設けられている。
【0037】このドラム3aは、図1(A)に示すよう
に吹出口1を全開する位置と、図1(B)に示すように
吹出口1の一部を閉塞する位置との間を移動可能になっ
ている。
【0038】このドラム3aの移動操作は、例えば、ド
ラム3aの端部等、吹出空気の邪魔にならない部位に設
けられたレバー6を乗員が把持して行うことができる
が、またモータアクチュエータ等によっても作動させる
こともできる。
【0039】ドラム3aの形状は、特に限定されず、円
筒状以外にも楕円状又はそれに類似した断面であっても
良い。また、ドラム3aが吹出口1の一部を閉塞した場
合でも、図1(A)における当該ドラム3aの円筒状外
周面の下半分は、特にコアンダ効果を生ぜしめる機能を
発揮していない部分であることから、例えば、図2に示
す半円筒状部材3bを採用することもできる。この場合
においても、完全な円筒状以外にも楕円状又はそれに類
似する断面形状で良い。
【0040】この半円筒状部材3bは、支点4を中心
に、図2(A)に示すように吹出口1を全開する位置
と、図2(B)に示すように吹出口1の一部を閉塞する
位置との間を移動可能になっている。なお、この半円筒
状部材3bの移動操作も、例えば半円筒状部材3bの端
部等、吹出空気の邪魔にならない部位に設けられたレバ
ー6を乗員が把持して行うことができるが、またモータ
アクチュエータ等によっても作動させることもできる。
【0041】本実施の形態では、コアンダ効果を生ぜし
める空気偏向手段Hを、平坦な側壁2aとドラム3aあ
るいは半円筒状部材3bにより構成しているが、本発明
は、このような手段のみではなく、コアンダ効果を生ぜ
しめるようなものであればどのようなものでも良い。つ
まり、流体の出口に設けられている円弧状凸曲面部3
(3a,3bの総称)と、この円弧状凸曲面部3との間
で空気吹出し通路Dを形成するように対向して設けられ
た平坦面部2(2aあるいは後述の可動板2cの総称)
とにより形成したもので良い。
【0042】したがって、空気吹出し通路Dを絞る場合
も、前記実施の形態のように円弧状凸曲面部3が可動で
平坦面部2が固定であっても良く、逆に、円弧状凸曲面
部3が固定で平坦面部2が可動であっても良い。
【0043】次に、前記実施の形態の作用を説明する。
流体力学におけるコアンダ効果とは、流体の出口壁面に
凸面があると、壁面噴流は、この凸面に沿って流れる性
質をいう。例えば、図1(B)に示すように、吹出口1
の一方の平坦な側壁2a近傍にドラム3aの外周面が設
けられていると、吹出口1から吹き出される空気は、当
該ドラム3aの外周面に沿って流れ、その結果、吹出空
気の吹出方向が偏向される。
【0044】この偏向角度、すなわちコアンダ効果にお
ける剥離角は、図3に示されるθとして定義され、結
局、吹出空気の偏向角度を意味する。例えば剥離角90
゜とは吹出口1から直角方向へ空気を吹き出すことがで
きることをいい、剥離角100゜とは吹出口1よりやや
後方へ向かって空気を吹き出すことができることを意味
する。
【0045】本発明者は、このような剥離角、すなわち
吹出空気の偏向角度は、ドラム3aの円弧半径及びドラ
ム3aで閉塞されない吹出口1の開口面積に関係がある
ことを図3に示す装置を用いて検証した。
【0046】図3に示す符号「10」は、エアコンユニ
ットであって、内部には送風機や熱交換器等が設けら
れ、吹出口1から調和された空気を吹き出す。この吹出
口1には、図1に示すドラム3a又は図2に示す半円筒
部材3bが、吹出口1の一部を閉塞するように設けられ
る。また、吹出空気の方向を確認するために、吹出口1
の周囲には複数の紐12が設けられている。
【0047】このような装置を用い、まずドラム3aに
よる吹出口1の開口面積を800mm2 、500mm2
、200mm2 と変化させて、吹出空気の偏向角度θ
がどのように変化するかを検証した。その結果、図4
(A)に示すように、吹出口1の開口面積を小さくすれ
ばするほど偏向角度θが大きくなり、500mm2 で9
0゜、200mm2 では100゜にまで達することが確
認された。
【0048】図1(A)に示すように、ドラム3aによ
って吹出口1を閉塞しない場合の偏向角度θは、0゜で
あることから、本実施の形態によれば、少なくとも0゜
〜100゜の偏向角度を達成することができることにな
る。この偏向角度θの選択は、ドラム3a又は半円筒状
部材3bをレバー6を把持して移動させるだけで、従来
の可動ルーバ等と同様、きわめて簡単に行うことができ
るので、操作上何ら支障はない。
【0049】次に、吹出口1の開口面積を一定に維持
し、ドラム外周面の曲率半径を50mm,42mm,2
5mmと変化させた場合、吹出空気の偏向角度がどのよ
うに変化するかを検証したところ、図4(B)に示す結
果が得られた。
【0050】この結果によれば、ドラム外周面の円弧半
径rを小さくすると、偏向角度θが大きくなることが解
る。したがって、上述した吹出口1の開口面積を変える
以外にもドラム外周面の円弧半径rを選択することで、
吹出空気の偏向角度θを自由度をもって選択することが
できる。
【0051】上述した吹出口1は、車両用空気調和装置
の全ての吹出口に適用できるが、図5に示す例は、自動
車のインストルメントパネルに開設された空気調和装置
のデフロスト吹出口50に設けた場合を示している。デ
フロスト吹出口50の場合は、主としてフロントガラス
内面52の曇り除去が目的であることから、図11
(B)に示す従来例からも理解されるように、特にフロ
ントガラス内面52下部の曇り除去に難点がある。
【0052】このため、図5に示すようにデフロスト吹
出口50に、ドラム3aをその軸が車両左右方向に向か
うように設け、当該ドラム3aでデフロスト吹出口50
の一部を閉塞すれば、吹出空気は、当該ドラム外周面に
沿って偏向され、フロントガラス内面52下部に対して
吹き出される。
【0053】図6に示す例は、車室内のコンソールボッ
クス53を利用して後席の足元等に空気を吹き出すリヤ
ーダクトRに設けた場合を示している。コアンダ効果を
利用して車室内左右方向に効率良く配風できれば、従来
のようにフロントユニットからのダクトを左右に分岐し
た後に、後席前方まで導く必要はなく、車室内のコンソ
ールボックス53内部の空間を利用してリヤーダクトR
を設け、ダクトの取り廻しの簡素化、コストやスペース
の低減などを図ることができる。また、リヤーダクトR
からの吹出は、冷風と温風を選択して吹出すこともある
が、この場合の吹出し口も、冷風は、主として後席乗員
の顔面に向かうようにし、温風は、後席乗員の足元に向
かうようにすることが好ましい。
【0054】したがって、本実施の形態では、断面矩形
状のリヤーダクトRの先端部に冷風用の分岐ダクト54
を設け、この分岐部に切換えドア55を回動可能に配置
し、リヤーダクトD及び分岐ダクト54の各吹出し口5
6,57にコアンダ効果を発揮する空気偏向手段Hを設
けている。なお、この空気偏向手段Hは、吹出し口5
6,57のいずれか一方のみに取付けるようにしても良
い。
【0055】この空気偏向手段Hは、前述した平坦な側
壁2aとドラム3aあるいは半円筒状部材3bにより構
成してもよいが、コンソールボックス内に設けられたリ
ヤーダクトのように極めて狭小な部分に設ける空気偏向
手段Hとしては、図6,7に示すように構成することが
好ましい。つまり、前記円弧状凸曲面部3を両側壁5
8,58に形成し、これら円弧状凸曲面部3,3間に前
記平坦面部2に相当する一対の可動板2c,2cをピン
59,59を中心として回動可能に設け、これら各可動
板2c,2cを図外のアクチュエータあるいはレバー等
により回動し、リヤーダクトRの空気吹出し通路Dの開
口面積を制御することにより、コアンダ効果を生ぜしめ
るようにしている。
【0056】このようにすれば、リヤーダクトRの吹出
し口57から左右に所望の偏向角度を有する冷風を配風
することができ、また吹出し口56に同様な空気偏向手
段Hを設けると切換えドア55を制御してリヤーダクト
Rから温風を吹出す場合も、所望の偏向角度を有する温
風を左右に配風することができる。
【0057】また、リヤーダクトRは、前席間を通り後
席前方まで伸延された所に吹出口が存在することになる
ので、従来のように前席自体が邪魔になって好ましい配
風状態を作り出すことができないという不具合も解消さ
れ、所望の方向に配風することができることになる。し
かもダクトの取り廻しに要するコスト、スペース、作業
性などの問題も解消される。
【0058】ただし、このリヤーダクトRの吹出し口5
7から温風を吹出す場合には、温風は、単に左右に配風
されるよりも乗員の足元に向かうようにすることが暖房
効果からすれば好ましいことから、乗員の足元位置より
上方に吹出し口57が位置している場合には、このリヤ
ーダクトRの吹出し口57は、図6に示すように、天井
壁Raの先端が底壁Rbの先端より軸方向に突出するよ
うにしておき、しかもこの天井壁Raの先端と底壁Rb
の先端とを結ぶ直線に沿うように円弧状曲面部3の稜線
が存在するように構成してもよい。つまり、円弧状曲面
部3の稜線が傾斜した状態となるように構成してもよ
い。
【0059】このようにすれば、コアンダ効果により左
右に分岐して配風される温風は、コアンダ効果が生じる
とき同時に斜め下方に向かって配風するようになるの
で、温風は乗員の足元に向かい、より暖房効果が向上す
ることになる。
【0060】図8,9は、本発明に係る吹出口の他の実
施の形態を示す概略斜視図と、図8の9−9線に沿う断
面図である。なお、図6,7に示す部材と共通する部材
には同一符号を付している。前述したリヤーダクトRの
吹出し口57は、必ずしも図6に示すようにコンソール
ボックス53から突出したもののみでなく、図8,9に
示すようにコンソールボックス53の終端面53aから
突出しないようにしても良い。
【0061】また、吹出し口57の左右方向でなく上下
方向にコアンダ効果が生じるようにすれば、後席乗員の
顔方向と足元に吹き出し方向を変えて空気を吹き出すこ
とができ、図8のように2つの吹出口を設ける必要がな
くなる。
【0062】さらに、前記空気偏向手段Hの可動板2
c,2cを固定式とし、コアンダ効果による空気偏向角
度が固定状態となるようにしてもよい。この可動板2
c,2cに相当する側壁2dを固定壁とすると、リヤー
ダクトRの吹出し口57から冷風を配風する場合、左右
に偏向角度が自在に変更することはできないが、可動板
2c,2cを作動させる手段が不要となるので、構造が
簡単になり、スペース的にも有利となる。この場合も、
吹出し口57の構造を、前記図6に示すように、円弧状
曲面部3の稜線が傾斜した状態となるように構成すれ
ば、コアンダ効果により左右に分岐して配風される温風
は、コアンダ効果が生じるとき同時に斜め下方に向かっ
て配風するようになるので、温風は乗員の足元に向か
い、より暖房効果が向上することになる。
【0063】なお、本実施の形態の場合も、空気偏向手
段Hは、吹出し口56,57のいずれか一方のみに取付
けるようにしても良い。
【0064】図10は、鉄道車両用空気調和装置の概略
断面図である。前記吹出口は、鉄道車両用空気調和装置
の吹出口にも適用できる。鉄道車両では、座席S下部の
吹出口61から車室内全体に向かって温風や冷風を供給
する場合に、調和空気を上方向へ偏向させるためのダク
ト14を別途設けると、座席Sの通路側のスペースWが
狭くなるが、図8に示す本実施の形態のように、鉄道車
両の座席下部から空気を吹き出す吹出口に、円弧状凸曲
面部3と平坦面部2とからなる空気偏向手段Hを設ける
と、前述したダクト14を設けなくて、コアンダ効果に
よる空気の偏向を利用して上方へ向かって大きく偏向さ
せることができ、座席Sの通路側のスペースの低減を防
止できる。
【0065】また、この空気偏向手段Hは、車室内の天
井から空気を吹き出す吹出口や窓際の吹出口にも適用で
きる。このようにすれば、従来の可動ルーバに比べて調
和空気の偏向角度が著しく大きくなり、室内全体の均一
な空調をより好ましく実現できる。
【0066】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、コアンダ効果による空気偏向手段を設けて
いるので、吹出口から吹き出される空気を90゜以上の
範囲であっても偏向することができ、従来の可動ルーバ
では達成できなかった方向へ調和空気を供給することが
できる。したがって、自動車あるいは鉄道車両のように
狭小なスペース内で偏向角を大きくしたい場合に特に効
果的である。
【0068】請求項2に記載の発明によれば、円弧状曲
面部と平坦面部とにより吹出空気のコアンダ効果を引き
起こし、偏向して配風することができる。
【0069】請求項3に記載の発明によれば、円弧状曲
面部又は平坦面部を可動手段により作動することにより
空気吹出し通路を拡張縮小し、コアンダ効果により偏向
して吹出される空気の配風方向を所望の方向に向けるこ
とができる。
【0070】請求項4に記載の発明によれば、ドラムの
凸状側面が吹出空気のコアンダ効果を引き起こし、この
ドラムの凸状側面の円弧半径を変えることにより調和空
気の偏向角を変えることができる。また、ドラム可動手
段によって吹出口の開口面積が可変となるので、これに
よっても調和空気の偏向角を容易に変更することができ
る。
【0071】請求項5に記載の発明によれば、車両用空
気調和装置のように挟小な空間内で使用されるもので
は、矩形のダクトの吹出し口先端にコアンダ効果による
空気偏向手段を設けると、ダクトの先端部分から吹出さ
れる空気を円滑に左右方向に偏向させることができ、挟
小な空間内でも所望の配風が可能となる。
【0072】請求項6に記載の発明によれば、コアンダ
効果による空気偏向手段に空気吹出し通路を拡張縮小す
る可動板を設けたので、筒状ダクトから吹出される空気
流の方向を制御することもできる。
【0073】請求項7に記載の発明によれば、コアンダ
効果による空気偏向手段をサイドデフ吹出口に設けたの
で、フロントドアガラスに対する空気の偏向角に余裕が
でき、ドアミラー近傍のフロントドアガラスの曇り除去
がより的確に行うことができる。
【0074】請求項8に記載の発明によれば、コアンダ
効果による空気偏向手段を後席足元に空気を吹き出す吹
出し口に設けたので、従来のようにリヤダクトを左右に
分割しなくとも、コアンダ効果による空気の偏向を利用
して左右に大きく偏向させることができ、省スペース化
を達成できる。
【0075】請求項9に記載の発明によれば、コアンダ
効果による空気偏向手段をコンソールボックス内を挿通
して設けられたリヤーダクトの、コンソールボックスの
後席側端面に開設した吹出口に設けたので、リヤーダク
トが短く設定でき、コストダウン、ダクト取り廻しの作
業性向上、及び省スペース化を達成できる。
【0076】請求項10に記載の発明によれば、吹出口
の形状を所定形状としたので、足元に配風する場合にコ
アンダ効果により有効かつ簡単に足元配風制御できる。
【0077】請求項11に記載の発明によれば、コアン
ダ効果による空気偏向手段を鉄道車両の足元吹出口に設
けたので、座席下部のスペースを不必要に狭小にするこ
となく、室内を空調できる。
【0078】請求項12に記載の発明によれば、コアン
ダ効果による空気偏向手段を鉄道車両の天井吹出口に設
けたので、調和空気の偏向角度が著しく大きくなり、室
内全体の空調をより好ましく実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る吹出口の実施の形態を示す概略
断面説明図である。
【図2】 本発明に係る吹出口の他の実施の形態を示す
断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の作用を説明するための
概念図である。
【図4】 (A)は本発明の実施の形態による巻き付き
角度と開口面積との関係を示すグラフ、(B)は巻き付
き角度と円弧半径の関係を示すグラフである。
【図5】 本発明をデフロスト吹出口に適用した実施の
形態を示す要部断面図である。
【図6】 本発明に係る吹出口の他の実施の形態を示す
概略斜視図である。
【図7】 図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8】 本発明に係る吹出口のさらに他の実施の形態
を示す概略斜視図である。
【図9】 図8の9−9線に沿う断面図である。
【図10】 従来の鉄道車両用空気調和装置の概略断面
図である。
【図11】 従来の自動車用空気調和装置の空気吹出口
を示す要部概略斜視図である。
【図12】 従来の鉄道車両用空気調和装置の概略断面
図である。
【符号の説明】
1,56,57,60…吹出口、2…平坦面部、2a…
側壁、2c…可動板、3…円弧状凸曲面部、3a…ドラ
ム、3b…半円筒状部材、6…レバー、50…デフロス
ト吹出口、52…フロントドアガラス、53…コンソー
ルボックス、D…空気吹出し通路、H…空気偏向手段、
R…リヤーダクト、Ra…天井壁、Rb…底壁、S…鉄
道車両の座席。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 年春 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 魚本 学 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 吉田 秀希 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 大橋 利男 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 進藤 輝一 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内への空気の吹出口に、コアンダ効
    果による空気偏向手段を有することを特徴とする車両用
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記空気偏向手段は、円弧状凸曲面部
    と、この円弧状凸曲面部との間で空気吹出し通路を形成
    するように対向して設けられた平坦面部とにより形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】 前記空気偏向手段は、前記円弧状凸曲面
    部若しくは平坦面部のいずれか一方若しくは両方を可動
    手段により相手方に対し前記空気吹出し通路を拡張縮小
    するように移動変位させるようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載の車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記空気偏向手段は、前記円弧状凸曲面
    部をドラムにより構成したことを特徴とする請求項2又
    は3に記載の車両用空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記空気偏向手段は、前記平坦面部を断
    面矩形の筒状ダクトにより形成したことを特徴とする請
    求項2〜4のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記空気偏向手段は、前記矩形の筒状ダ
    クトの側壁に前記円弧状凸曲面部を設け、当該弧状凸曲
    面部に対向して前記空気吹出し通路を拡張縮小するよう
    に移動変位する可動板を設けたことを特徴とする請求項
    5に記載の車両用空気調和装置。
  7. 【請求項7】 前記吹出口は、車室内のインストルメン
    トパネル両側に設けられフロントドアガラスに空気を吹
    き出す吹出口であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の自動車用空気調和装置。
  8. 【請求項8】 前記吹出口は、車室内の後席足元に空気
    を吹き出す吹出口であることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  9. 【請求項9】 前記吹出口は、コンソールボックス内を
    挿通して設けられたリヤーダクトの、当該コンソールボ
    ックスの後席側端面に開設した吹出口であることを特徴
    とする請求項8に記載の車両用空気調和装置。
  10. 【請求項10】 前記吹出口は、天井壁の先端が底壁の
    先端より軸方向に突出するように形成し、前記円弧状曲
    面部の稜線が前記天井壁の先端と底壁の先端とを結ぶ直
    線に沿うようにしたことを特徴とする請求項8又は9に
    記載の車両用空気調和装置。
  11. 【請求項11】 前記吹出口は、鉄道車両の座席下部か
    ら空気を吹き出す吹出口であることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  12. 【請求項12】 前記吹出口は、車室内の天井から空気
    を吹き出す吹出口であることを特徴とする請求項11に
    記載の車両用空気調和装置。
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