JPH06219151A - 自動車内冷暖房兼換気装置 - Google Patents
自動車内冷暖房兼換気装置Info
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- JPH06219151A JPH06219151A JP5089573A JP8957393A JPH06219151A JP H06219151 A JPH06219151 A JP H06219151A JP 5089573 A JP5089573 A JP 5089573A JP 8957393 A JP8957393 A JP 8957393A JP H06219151 A JPH06219151 A JP H06219151A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
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- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/247—Disposition of several air-diffusers in a vehicle for ventilation-air circulation in a vehicle cabin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/34—Nozzles; Air-diffusers
- B60H1/3407—Nozzles; Air-diffusers providing an air stream in a fixed direction, e.g. using a grid or porous panel
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/54—Cleaning windscreens, windows or optical devices using gas, e.g. hot air
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車内の異なるゾーンへ向けて空気を送る
分配手段、および車内へ送る空気の温度を調節する手段
を備えている車内冷暖房兼換気装置を、電気自動車のよ
うな都会用ミニカーに取付けられるようにする。 【構成】 フロントガラス14の下の車内中央部に、垂
直に取付けられるようになっている単一構造体10を有
し、その単一構造体10は、フロントガラス14の下で
開口する除氷兼除霜排気口42を備え、かつ、フロント
ガラス14の下で開口し、フロントガラス14とサイド
ウインドー16へ向けて空気を送る拡散器52を備えて
いる。
分配手段、および車内へ送る空気の温度を調節する手段
を備えている車内冷暖房兼換気装置を、電気自動車のよ
うな都会用ミニカーに取付けられるようにする。 【構成】 フロントガラス14の下の車内中央部に、垂
直に取付けられるようになっている単一構造体10を有
し、その単一構造体10は、フロントガラス14の下で
開口する除氷兼除霜排気口42を備え、かつ、フロント
ガラス14の下で開口し、フロントガラス14とサイド
ウインドー16へ向けて空気を送る拡散器52を備えて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内に各種温度の
空気を送る装置に関する。この装置は、車内へ送る空気
を、換気又は冷暖房する装置を備えている。
空気を送る装置に関する。この装置は、車内へ送る空気
を、換気又は冷暖房する装置を備えている。
【0002】
【従来の技術】車内の各種ゾーン、特に、フロントガラ
スやサイドウインドーへ向けて、空気を送る分配手段
と、車内に送られる空気の温度を調節する手段を有する
装置は公知である。
スやサイドウインドーへ向けて、空気を送る分配手段
と、車内に送られる空気の温度を調節する手段を有する
装置は公知である。
【0003】通常の自動車では、計器盤は、フロントガ
ラスの下に、車内全幅にわたって配置されている。この
計器盤には、スイッチやノブのような各種制御装置の付
いた計器や、インジケーターのある制御パネルや、グロ
ーブボックスなどが収納されている。このような自動車
の冷暖房兼換気装置は、通常、フロントガラス用デフロ
ースターを備えている。これは、計器盤内に設けられて
おり、サイドウインドーに向けて除氷と除霜の空気を送
る出口は、通常、計器盤の両端に設けられている。
ラスの下に、車内全幅にわたって配置されている。この
計器盤には、スイッチやノブのような各種制御装置の付
いた計器や、インジケーターのある制御パネルや、グロ
ーブボックスなどが収納されている。このような自動車
の冷暖房兼換気装置は、通常、フロントガラス用デフロ
ースターを備えている。これは、計器盤内に設けられて
おり、サイドウインドーに向けて除氷と除霜の空気を送
る出口は、通常、計器盤の両端に設けられている。
【0004】通常計器盤の中央に設けられた、少なくと
も1つの中央換気ユニットと、計器盤の両端にサイドベ
ンチレーターを備える装置は、公知である。これ以外
に、少なくとも1つのヒーター用排気口が、温めた空気
を、車内の下部に送り、自動車乗員の足許を温めるよう
にしている。
も1つの中央換気ユニットと、計器盤の両端にサイドベ
ンチレーターを備える装置は、公知である。これ以外
に、少なくとも1つのヒーター用排気口が、温めた空気
を、車内の下部に送り、自動車乗員の足許を温めるよう
にしている。
【0005】公知の前述形式の装置には、車内に送られ
る空気の分配を制御する各種手段と、空気の温度調節を
する手段とがある。空気は、温度を変えないで、あるい
は、冷暖房した後で、車内へ送られる。従って、この冷
暖房兼換気装置は、自動車の異なる場所、特に計器盤の
異なる位置に設けられる多数の構成部品を必要とし、非
常に複雑になる。また、それらは、計器盤から車内に突
き出ているので、大きなスペースをとるという欠点があ
る。
る空気の分配を制御する各種手段と、空気の温度調節を
する手段とがある。空気は、温度を変えないで、あるい
は、冷暖房した後で、車内へ送られる。従って、この冷
暖房兼換気装置は、自動車の異なる場所、特に計器盤の
異なる位置に設けられる多数の構成部品を必要とし、非
常に複雑になる。また、それらは、計器盤から車内に突
き出ているので、大きなスペースをとるという欠点があ
る。
【0006】従って、この形式の在来装置は、それを収
容するのに十分な広さのある自動車においてのみ適当で
ある。
容するのに十分な広さのある自動車においてのみ適当で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、自動車用の、簡単な構成で、寸法の小さな、冷暖房
兼換気装置を提供することにある。
は、自動車用の、簡単な構成で、寸法の小さな、冷暖房
兼換気装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、車内が小さな小型
車、例えば、本質的に市街地用に設計された自動車に適
した装置を提供することにある。その中で代表的なもの
は、電気自動車である。
車、例えば、本質的に市街地用に設計された自動車に適
した装置を提供することにある。その中で代表的なもの
は、電気自動車である。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための、
本発明の自動車内冷暖房兼換気装置は、自動車内の異な
るゾーン、特にフロントガラスやサイドウインドーに向
けて空気を送る分配手段、および車内へ送る空気の温度
を調節する手段を備えている車内冷暖房兼換気装置にお
いて、フロントガラスの下の車内中央部に、垂直に取付
けられるようになっている単一構造体を有し、その単一
構造体は、1つの除氷兼除霜排気口を備え、それは、フ
ロントガラスの下で開口し、かつフロントガラスとサイ
ドウインドーに向けて空気を送る拡散器を有しているこ
とを特徴とする。
本発明の自動車内冷暖房兼換気装置は、自動車内の異な
るゾーン、特にフロントガラスやサイドウインドーに向
けて空気を送る分配手段、および車内へ送る空気の温度
を調節する手段を備えている車内冷暖房兼換気装置にお
いて、フロントガラスの下の車内中央部に、垂直に取付
けられるようになっている単一構造体を有し、その単一
構造体は、1つの除氷兼除霜排気口を備え、それは、フ
ロントガラスの下で開口し、かつフロントガラスとサイ
ドウインドーに向けて空気を送る拡散器を有しているこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の装置は、特にコンパクトで、自動
車に容易に取付けることができる。装置の操作に必要な
一切の空気分配手段、及び風量と温度調節手段は、同ユ
ニット内に装備されている。
車に容易に取付けることができる。装置の操作に必要な
一切の空気分配手段、及び風量と温度調節手段は、同ユ
ニット内に装備されている。
【0011】本発明の装置はまた、計器盤のない自動車
に取付けることもできる。従って、既に相当きりつめら
れている車内のスペースを、有効に活用することができ
る。本発明の装置は、本質的にタウンカーであって、電
気自動車または内燃機関の小排気量車のようなミニカー
に取付けることができる。
に取付けることもできる。従って、既に相当きりつめら
れている車内のスペースを、有効に活用することができ
る。本発明の装置は、本質的にタウンカーであって、電
気自動車または内燃機関の小排気量車のようなミニカー
に取付けることができる。
【0012】本発明の特徴は、1つの除氷兼除霜排気口
が、楕円形の出口を有し、かつその拡散器は、複数の隣
接する風道を備え、それは、出口に向けて放散する流れ
の方向を定めていることである。
が、楕円形の出口を有し、かつその拡散器は、複数の隣
接する風道を備え、それは、出口に向けて放散する流れ
の方向を定めていることである。
【0013】この構成によれば、1つの除氷兼除霜排気
口が、フロントガラスの内面全般に、かつフロントガラ
スに近接するサイドウインドーの内面の少なくとも1つ
に、空気の流れを放散させることができる。
口が、フロントガラスの内面全般に、かつフロントガラ
スに近接するサイドウインドーの内面の少なくとも1つ
に、空気の流れを放散させることができる。
【0014】拡散器の風道は、2つの向かい合う共通の
主壁と、複数のフィンにより、範囲を限定されている。
複数のフィンは、2つの共通な壁に接合し、出口へ向か
って外側に、朝顔状に広がっているのが好ましい。
主壁と、複数のフィンにより、範囲を限定されている。
複数のフィンは、2つの共通な壁に接合し、出口へ向か
って外側に、朝顔状に広がっているのが好ましい。
【0015】本発明の別の特徴は、単一構造体が、1つ
の除氷兼除霜排気口の下に、水平に車内に突き出ている
換気台を有し、かつ換気台は、車内の左右に風を送る2
つの換気風道を有していることである。
の除氷兼除霜排気口の下に、水平に車内に突き出ている
換気台を有し、かつ換気台は、車内の左右に風を送る2
つの換気風道を有していることである。
【0016】これにより、車内中央にある2つの出口か
ら、冷気又は温気を送ることができる。それがないと、
計器盤の両端に、サイドベンチレーターを設ける必要が
ある。
ら、冷気又は温気を送ることができる。それがないと、
計器盤の両端に、サイドベンチレーターを設ける必要が
ある。
【0017】2つの換気風道は、それぞれ互いに隣接す
る格子を有し、それらは、垂直軸を有するおおむね半円
形を形成しているのがよい。
る格子を有し、それらは、垂直軸を有するおおむね半円
形を形成しているのがよい。
【0018】本発明の別の特徴は、換気台に、2つの換
気風道の間に位置する調節部を設けてあり、それによっ
て、換気風道から流出する風量を調節できることであ
る。
気風道の間に位置する調節部を設けてあり、それによっ
て、換気風道から流出する風量を調節できることであ
る。
【0019】本発明の別の特徴は、換気台は、おおむね
水平な上部壁を有し、そこにある通気孔によって、上部
壁から特定方向に送る空気の流れを制御しうるようにな
っていることである。
水平な上部壁を有し、そこにある通気孔によって、上部
壁から特定方向に送る空気の流れを制御しうるようにな
っていることである。
【0020】本発明の別の特徴は、車内の低部に開口し
ている、2つのヒーターの排気口が、それぞれ、車内の
左右に温気を送るようになっていることである。従っ
て、この単一構造体は、自動車の乗員の足許を温めるこ
とができる。
ている、2つのヒーターの排気口が、それぞれ、車内の
左右に温気を送るようになっていることである。従っ
て、この単一構造体は、自動車の乗員の足許を温めるこ
とができる。
【0021】本発明の別の特徴は、ケーシングの前壁
に、コントロールノブの付いた制御盤を設けてあること
である。
に、コントロールノブの付いた制御盤を設けてあること
である。
【0022】本発明の別の特徴は、単一構造体が、中央
面に対して左右対称形であることである。従って、左ハ
ンドル車にも、右ハンドル車にも取付けることができ
る。
面に対して左右対称形であることである。従って、左ハ
ンドル車にも、右ハンドル車にも取付けることができ
る。
【0023】
【実施例】例示にすぎない、本発明の好ましい実施例
を、添付の図面に基ずき説明する。
を、添付の図面に基ずき説明する。
【0024】図1は、自動車の車内(12)に取付けられて
いる、単一構造体(10)を備える、冷暖房兼換気装置を示
す。自動車には、フロントガラス(14)、2つのサイドウ
インドー(16)、及びフロントガラス(14)の下において、
車内(12)の全幅にわたる横向部材(18)がある。この実施
例では、横向部材(18)は、伝統的な計器盤に取って代わ
り、計器パネル(20)は、単に車内(12)の左側にある(図
1)。単一構造体(10)は、フロントガラス(14)の下の、
車内(12)の中央に垂直に設けられている。単一構造体(1
0)は、取付けた時、自動車の長手方向の中央面(P)(図
3)に対して、左右対称形である。単一構造体(10)は、
装置の操作に必要な、あらゆる空気分配手段と、温度調
節手段を有している。
いる、単一構造体(10)を備える、冷暖房兼換気装置を示
す。自動車には、フロントガラス(14)、2つのサイドウ
インドー(16)、及びフロントガラス(14)の下において、
車内(12)の全幅にわたる横向部材(18)がある。この実施
例では、横向部材(18)は、伝統的な計器盤に取って代わ
り、計器パネル(20)は、単に車内(12)の左側にある(図
1)。単一構造体(10)は、フロントガラス(14)の下の、
車内(12)の中央に垂直に設けられている。単一構造体(1
0)は、取付けた時、自動車の長手方向の中央面(P)(図
3)に対して、左右対称形である。単一構造体(10)は、
装置の操作に必要な、あらゆる空気分配手段と、温度調
節手段を有している。
【0025】図1、図3に示すように、単一構造体(10)
は、柱状で、おおむね垂直に取付けられている。単一構
造体(10)は、中央面(P)に対して対称形のケーシングを
有している。このケーシングは、前壁(22)を有し、それ
は、斜め下に伸びて、車内の左右に向いている両側壁(2
4)に接合されている。前壁(22)の低所には、制御盤(26)
がある。制御盤(26)には、3つの回転式コントロールノ
ブ(28)(30)(32)がある。ノブ(28)は、例えば、温度調節
ノブ、ノブ(30)は、換気扇の速度調節ノブ、ノブ(32)
は、各排気口間の空気の流れの分配調節に使われる。
は、柱状で、おおむね垂直に取付けられている。単一構
造体(10)は、中央面(P)に対して対称形のケーシングを
有している。このケーシングは、前壁(22)を有し、それ
は、斜め下に伸びて、車内の左右に向いている両側壁(2
4)に接合されている。前壁(22)の低所には、制御盤(26)
がある。制御盤(26)には、3つの回転式コントロールノ
ブ(28)(30)(32)がある。ノブ(28)は、例えば、温度調節
ノブ、ノブ(30)は、換気扇の速度調節ノブ、ノブ(32)
は、各排気口間の空気の流れの分配調節に使われる。
【0026】ケーシングの前壁(22)は、制御盤(26)の下
のおおむね台形の壁まで続いている。台形の壁には、斜
めの両端(36)があり、それは、斜めの両側壁(38)に接合
されている。斜めの両側壁(38)には、それぞれ各々ヒー
ターの排気口(40)が設けられており、その一方は、車内
(12)の左側に、他方は、右側に開口している。
のおおむね台形の壁まで続いている。台形の壁には、斜
めの両端(36)があり、それは、斜めの両側壁(38)に接合
されている。斜めの両側壁(38)には、それぞれ各々ヒー
ターの排気口(40)が設けられており、その一方は、車内
(12)の左側に、他方は、右側に開口している。
【0027】単一構造体(10)の上部には、フロントガラ
ス(14)の下部に開口している、フロントガラス(14)とサ
イドウインドー(16)の除氷と除霜のための1つの排気口
(42)がある。この1つの除氷兼除霜排気口(42)は、楕円
形の出口(44)を有している(図1〜図4)。出口(44)
は、主にフロントガラス(14)と平行をなしている。排気
口(42)は、向かい合う両主壁(46)(48)と、向かい合う内
側に曲っている両端壁(50)からなっている。両端壁(50)
は、装置のケーシングの両側壁(24)の上方延長部であ
る。
ス(14)の下部に開口している、フロントガラス(14)とサ
イドウインドー(16)の除氷と除霜のための1つの排気口
(42)がある。この1つの除氷兼除霜排気口(42)は、楕円
形の出口(44)を有している(図1〜図4)。出口(44)
は、主にフロントガラス(14)と平行をなしている。排気
口(42)は、向かい合う両主壁(46)(48)と、向かい合う内
側に曲っている両端壁(50)からなっている。両端壁(50)
は、装置のケーシングの両側壁(24)の上方延長部であ
る。
【0028】両主壁(46)(48)と両端壁(50)の間に形成さ
れた空間に、拡散器(52)が設けられている。拡散器(52)
には、複数の隣接する風道(541)〜(548)がある。それ
は、出口(44)に向かう流れの発散方向を定める。風道(5
41)〜(548)は、共通な両主壁(46)(48)と、複数のフィン
(561)〜(569)により、範囲を限定されている。複数のフ
ィン(561)〜(569)は、共通の壁(56)(58)に接合されてお
り、図5に示すように、出口(44)に向かって、外側に朝
顔状に広がっている。風道(541)〜(548)によって、空気
は、図1,図2、図5に示すように、矢印F1の方に流
れ、フロントガラス(14)と両サイドウインドー(16)に向
け、おおむね扇状に放散される。
れた空間に、拡散器(52)が設けられている。拡散器(52)
には、複数の隣接する風道(541)〜(548)がある。それ
は、出口(44)に向かう流れの発散方向を定める。風道(5
41)〜(548)は、共通な両主壁(46)(48)と、複数のフィン
(561)〜(569)により、範囲を限定されている。複数のフ
ィン(561)〜(569)は、共通の壁(56)(58)に接合されてお
り、図5に示すように、出口(44)に向かって、外側に朝
顔状に広がっている。風道(541)〜(548)によって、空気
は、図1,図2、図5に示すように、矢印F1の方に流
れ、フロントガラス(14)と両サイドウインドー(16)に向
け、おおむね扇状に放散される。
【0029】単一構造体(10)はまた、図1〜図4、図6
に示すように、換気台(58)を有している。この換気台(5
8)は、除氷兼除霜排気口(42)の下にあり、水平に広がっ
ている。それは、図1に示すように、車内(12)に突き出
ている。換気台(58)は、拡散器(52)の前壁(48)の下端に
接合している、おおむね水平な上部壁(60)で、上部は限
定されている。上部壁(60)は、おおむね半円の周辺(62)
に沿って、2つの換気風道(64)に接合されている。2つ
の換気風道(64)は、それぞれ隣接する格子(66)を有し、
それらは、垂直軸を有するおおむね半円形を形成してい
る。換気風道(64)は、車内(12)の乗員に向けて、1つは
右側へ、もう1つは、左側へ風を送る。
に示すように、換気台(58)を有している。この換気台(5
8)は、除氷兼除霜排気口(42)の下にあり、水平に広がっ
ている。それは、図1に示すように、車内(12)に突き出
ている。換気台(58)は、拡散器(52)の前壁(48)の下端に
接合している、おおむね水平な上部壁(60)で、上部は限
定されている。上部壁(60)は、おおむね半円の周辺(62)
に沿って、2つの換気風道(64)に接合されている。2つ
の換気風道(64)は、それぞれ隣接する格子(66)を有し、
それらは、垂直軸を有するおおむね半円形を形成してい
る。換気風道(64)は、車内(12)の乗員に向けて、1つは
右側へ、もう1つは、左側へ風を送る。
【0030】換気台(58)にはまた、2つの格子(66)の間
に位置する調節部(68)があり、格子から流れる風量を調
節できる。この実施例では、調節部(68)は、中央面(P)
内をスライドできるボタンである。図1、図4の矢印F
2は、2つの換気風道(64)から、車内(12)の左右へ向か
う空気の流れの方向を示す。
に位置する調節部(68)があり、格子から流れる風量を調
節できる。この実施例では、調節部(68)は、中央面(P)
内をスライドできるボタンである。図1、図4の矢印F
2は、2つの換気風道(64)から、車内(12)の左右へ向か
う空気の流れの方向を示す。
【0031】換気台(58)の上部壁(60)に、2つの通気孔
(70)を設け、特定方向に空気を送るようにするのがよ
い。これらの通気孔(70)の主目的は、図1と図6の矢印
F3で示すように、車内(12)の天井に向けて空気を送る
ことである。
(70)を設け、特定方向に空気を送るようにするのがよ
い。これらの通気孔(70)の主目的は、図1と図6の矢印
F3で示すように、車内(12)の天井に向けて空気を送る
ことである。
【0032】単一構造体(10)の低所にあるヒーターの排
気口(40)は、図1,図3の矢印F4で示すように、左右
の乗員の足許の、車内の低所へ温気を送る。
気口(40)は、図1,図3の矢印F4で示すように、左右
の乗員の足許の、車内の低所へ温気を送る。
【0033】
【発明の効果】単一構造体(10)は、車内が狭くて、計器
盤がない自動車に取付けるのが容易である。それは、そ
れだけで完備しているのみならず、寸法が小さく、操作
に必要な全ての分配、調節手段を有し、1つの供給源か
ら空気を送ることができる。
盤がない自動車に取付けるのが容易である。それは、そ
れだけで完備しているのみならず、寸法が小さく、操作
に必要な全ての分配、調節手段を有し、1つの供給源か
ら空気を送ることができる。
【図1】本発明の装置の斜視図で、自動車内に取り付け
られたところを示す。
られたところを示す。
【図2】概略平面図で、デフロースターからフロントガ
ラスやサイドウインドーに至る空気の流れを示す。
ラスやサイドウインドーに至る空気の流れを示す。
【図3】図1に示した装置の正面図である。
【図4】図1、図3に示した装置の平面図である。
【図5】図1に示した装置の一部分の斜視図で、拡散器
の一部を露出させて示す。
の一部を露出させて示す。
【図6】図4の切断線VI−VIにおける拡大断面図で
ある。
ある。
10 単一構造体 14 フロントガ
ラス 16 サイドウインドー 18 横向部材 20 計器パネル 22 前壁 24 側壁 26 制御盤 28,30,32 コントロールノブ 36 両端 38 側壁 40 ヒーターの排気口 42 除氷兼除霜
排気口 44 出口 46、48 主壁 50 端壁 52 拡散器 56 壁 58 換気台 60 上部壁 62 周辺 64 換気風道 66 格子 68 調節部 70 通気孔 541〜548 風道 561〜569
フィン
ラス 16 サイドウインドー 18 横向部材 20 計器パネル 22 前壁 24 側壁 26 制御盤 28,30,32 コントロールノブ 36 両端 38 側壁 40 ヒーターの排気口 42 除氷兼除霜
排気口 44 出口 46、48 主壁 50 端壁 52 拡散器 56 壁 58 換気台 60 上部壁 62 周辺 64 換気風道 66 格子 68 調節部 70 通気孔 541〜548 風道 561〜569
フィン
Claims (10)
- 【請求項1】 自動車内の異なるゾーン、特にフロント
ガラスやサイドウインドーに向けて空気を送る分配手
段、および車内へ送る空気の温度を調節する手段を備え
ている車内冷暖房兼換気装置において、フロントガラス
(14)の下の車内中央部に、垂直に取付けられるようにな
っている単一構造体(10)を有し、その単一構造体(10)
は、1つの除氷兼除霜排気口(42)を備え、それは、フロ
ントガラス(14)の下で開口し、かつフロントガラス(14)
とサイドウインドー(16)に向けて空気を送る拡散器(52)
を有していることを特徴とする自動車内冷暖房兼換気装
置。 - 【請求項2】 1つの除氷兼除霜排気口(42)が、楕円形
の出口(44)を有し、かつその拡散器(52)は、複数の隣接
する風道(541)〜(548)を備え、それは、出口に向けて放
散する流れの方向を定めていることを特徴とする請求項
1記載の自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項3】 拡散器の風道(541)〜(548)は、2つの向
かい合う共通の主壁(46)(48)と、複数のフィン(561)〜
(569)により、範囲を限定されており、複数のフィン(56
1)〜(569)は、2つの共通な壁に接合し、かつ出口(44)
に向かって外側に朝顔状に広がっていることを特徴とす
る請求項2記載の自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項4】 単一構造体(10)は、1つの除氷兼除霜排
気口(42)の下に、水平に車内に突き出ている換気台(58)
を有し、換気台(58)は、車内の左右に風を送る2つの換
気風道(64)を有していることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項5】 2つの換気風道(64)は、それぞれ互いに
隣接する格子(66)を有し、それらは、おおむね半円形を
形成し、かつ垂直軸を有していることを特徴とする請求
項4記載の自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項6】 換気台(58)には、2つの換気風道(64)の
間に設けられた調節部(68)があり、それによって、換気
風道(64)から流出する風量を調節できるようになってい
ることを特徴とする請求項4又は5記載の自動車内冷暖
房兼換気装置。 - 【請求項7】 換気台(58)は、おおむね水平な上部壁(6
0)を有し、そこにある通気孔(70)によって、上部壁(60)
から特定方向に送る空気の流れを制御するようになって
いることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項8】 2つのヒーターの排気口(40)が、車内の
低所に開口し、かつ、それぞれ、車内の左右に温気を送
るようになっていることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載の自動車内冷暖房兼換気装置。 - 【請求項9】 ケーシングの前壁(22)に、コントロール
ノブ(28)(30)(32)の付いた制御盤(26)を設けてあること
を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の自動車内
冷暖房兼換気装置。 - 【請求項10】 単一構造体(10)が、中央面(P)に対し
て左右対称形であることを特徴とする請求項1〜9のい
ずれかに記載の自動車内冷暖房兼換気装置。
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Family Applications (1)
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- 1992-04-16 FR FR9204711A patent/FR2690110B1/fr not_active Expired - Fee Related
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- 1993-04-13 DE DE69306154T patent/DE69306154T3/de not_active Expired - Fee Related
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- 1993-04-16 JP JP5089573A patent/JPH06219151A/ja active Pending
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