JPH1058939A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
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- JPH1058939A JPH1058939A JP22547896A JP22547896A JPH1058939A JP H1058939 A JPH1058939 A JP H1058939A JP 22547896 A JP22547896 A JP 22547896A JP 22547896 A JP22547896 A JP 22547896A JP H1058939 A JPH1058939 A JP H1058939A
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Abstract
低減や熱交換効率を高めた「自動車用空気調和装置」を
提供する。 【解決手段】 空気を冷却するエバポレータ2と、空気
を加熱するヒータコア3とを1つのユニットケース30
内に収納するにあたり、エバポレータ2とヒータコア3
とを横置きに上下方向にその一部を重ねて配置し、ヒー
タコア3側部のバイパス通路32bを通過する空気流が
直線的に上方に向かって吹き上がり上部吹出口(34)から
吹き出るようにしたことを特徴とする。
Description
びヒータコアを備えた自動車用空気調和装置に関し、特
に、車両の上下、左右及び前後方向にコンパクトなもの
に関する。
は内気を取入れるファンと、空気を冷却するエバポレー
タと、空気を加熱するヒータコアとを有しているが、フ
ァンはインテークユニットに、エバポレータはクーラユ
ニットに、ヒータコアはヒータユニットにそれぞれ収納
され、これらインテークユニット、クーラユニット及び
ヒータユニットが、この順に、車両の左右方向に直列的
に接続されている。
タコアをそれぞれ別個のユニットケースに収納して直列
に接続すると、車両の左右方向に大きな設置スペースが
必要となり、また、3つのユニットケースが別個に必要
となるため、部品点数が多く、コスト的にも不利であ
る。
タコアを1つのユニットケース内に収納し、小型化及び
低コスト化を図ることが試みられている。
バポレータやヒータコアの形状は、空気の通過方向が薄
く、空気の通過面が正方形に近い長方形の直方体であ
る。
レイアウトするには、エバポレータとヒータコアをそれ
らの空気の通過面が水平になるように互いに上下に重ね
ると(以下、横置きともいう)、車両の上下方向にユニ
ットケースを薄くできる。
配置すると、エバポレータにより冷却された空気をヒー
タコアの前面に設けられたドアによりヒータコア側と当
該ヒータコアの側端部に形成されたバイパス通路側に分
岐させた後に、再度これら空気を合流させて調和空気を
作る場合には、バイパス通路が蛇行するので、通気抵抗
が大きくなり、調和空気が円滑に流れなくなるという問
題が生じる。
適切に調和空気を供給するという本来的な機能を発揮さ
せる必要があることからすれば、レイアウトの問題を解
消する以前の問題として、この問題を解消すべきとな
る。
決するためになされたものであり、ユニット全体を小型
化しつつ通気抵抗を低減し、しかも部品点数の削減や熱
交換効率を高めるようにした自動車用空気調和装置を提
供することを目的とする。
に、請求項1に記載の発明は、空気を冷却するエバポレ
ータと、空気を加熱するヒータコアと、前記エバポレー
タにより冷却された空気を当該ヒータコア側とバイパス
通路側に分岐させるドアとを1つのユニットケース内に
収納し、前記ユニットケースの上部から取り入れた空気
を前記ユニットケースの下部のUターン通路でUターン
させ、前記ユニットケースの上部に設けられた上部吹出
口から車室内に調和空気を供給するようにした自動車用
空気調和装置において、前記エバポレータと前記ヒータ
コアとを横置きしかつ上下方向にその一部が重なるよう
に配置し、前記バイパス通路を通過した空気流が直線的
に上方に向かって吹き上がり前記上部吹出口から吹き出
るように直状吹出し通路を形成したことを特徴とする。
コアとを横置きとし、かつ上下方向にその一部を重ねて
配置しているので、従来のユニットケースに比べると、
車両の上下方向及び車両前後方向に対しても省スペース
化を達成することができる。
う空気流が直状吹出し通路を通過するので、ユニットケ
ースの上部から取り入れた空気をユニットケースの下部
でUターンさせ、ユニットケースの上部から車室内に調
和空気を供給するという全体的な空気の流れを損なうこ
となく、通気抵抗の低減を達成でき、空調性能の点にお
いても効率的になる。
通路のバイパス通路と上部吹出口との間に乗員の足元に
向かって調和空気を吹き出すフット用吹出口を開設した
ことを特徴とする。
に流通している空気流をフット用吹出口から取出し、乗
員の足元に向かって調和空気を吹き出すので、足元に吹
き出す空気も十分確保できる。
ースを自動車の車室内に設けられたインストルメントパ
ネルの下部中央に設置したことを特徴とする。
向けて調和空気が吹き出されるので、車室内全体の温調
制御が行き届き、温調性能が高く、コンパクトで、しか
も取付性に優れたものとなる。
を参照して説明する。 (発明の実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に
係る自動車用空気調和装置を示す断面図、図2は同装置
の概略平面図、図3は同装置のユニットケースの縦断面
図、図4は同実施の形態1のベントモード時を示す断面
図、図5はバイレベルモード時を示す断面図、図6はフ
ットモード時を示す断面図、図7はデフロストモード時
を示す断面図である。
置は、図1に示すように、ファン1、エバポレータ2お
よびヒータコア3等を1つのユニットケース30内に収
納することにより、車両の上下、左右及び前後何れの方
向に対しても小型化し、車室内取付スペースの低減を図
るようにしている。
び後側、左右なる概念は、この空気調和装置を自動車に
搭載した状態における車両の上下、前後及び左右をそれ
ぞれ示している。
トルメントパネルIPの中央下部に配置され、当該イン
ストルメントパネルIPに開設された種々の吹出しグリ
ルGより、自動車車室内の左右方向に均等に調和空気を
吹き出すことができるようにしている。
は、前後方向ほぼ中央に仕切板31が垂下され、上部開
口から導入された空気が下端部でUターンして流れるよ
うにしたU字状通路32を形成している。
ータM(図3参照)によって回転駆動される遠心式多翼
ファン等からなるファン1が設けられ、外気導入口O1
または内気導入口O2 (これらを総称して上部開口O)
をインテークドア4により選択的に開閉し、内気又は外
気を取り込む空気導入部5が形成されている。
が設けられ、当該フィルタ6により除塵あるいは浄化さ
れた後の空気がエバポレータ2により冷却されるように
なっている。当該エバポレータ2は、図示しない冷房サ
イクルに組み込まれ、その内部を低温の冷媒が循環する
ように構成され、この冷媒と取り入れ空気との間で熱交
換することにより、当該空気が冷却されるようになって
いる。
のUターン通路32aに導かれ、ここを境にユニットケ
ース30の前側から後側に向かい、上昇することにな
る。
た空気を加熱するヒータコア3が設けられている。この
ヒータコア3は、図示しないエンジン冷却系に組み込ま
れ、その内部をエンジン冷却水が循環するように構成さ
れ、このエンジン冷却水と空気との間で熱交換すること
により、当該空気が加熱されるようになっている。
7が設けられ、当該ミックスドア7によりUターン通路
32aを通る空気がヒータコア3側と当該ヒータコア3
の後側に形成されたバイパス通路32b側に分岐される
ようになっている。つまり、ミックスドア7の開度によ
りヒータコア3を通過した温風量とバイパス通路32b
を通過した冷風量との比率が調節され、車室内に吹き出
す空気の温度が制御されるようになっている。なお、こ
のミックスドア7は、車室内のコントロールパネルに設
けられた、車室内温度を設定するための温度設定レバー
や温度設定ボタンを乗員が操作し設定した温度に応じた
開度に開閉制御される。
を通過した空気は、ヒータコア3の上部後側に形成され
たミックスチャンバ33で混合され、所定の温度の空気
となって吹出し通路32cに連通された各種の吹出口よ
り車室内の所定位置に向けて吹き出される。
では前記U字状通路32の後方上部に設けられたベント
吹出口34vおよびデフロスト吹出口34dと、これら
上部吹出口34と前記バイパス通路32bとの間に開設
されたフット用吹出口35fとである。ベント吹出口3
4vは、図外のダクトを介してインストルメントパネル
IPの前面に設けたベントグリルGvから乗員の上半身
に向けて空気を吹き出し、デフロスト吹出口34dは、
ガラスの曇りを除去するために、図外のダクトを介して
インストルメントパネルの上面や側部に設けたデフロス
トグリルGdからフロントガラス内面やサイドガラス内
面に向けて空気を吹き出し、フット吹出口35fは、乗
員の足元を主として暖房するために、図外のフットダク
トを介して調和空気を吹き出すようになっている。
ント吹出口34vとデフロスト吹出口34dとを開閉す
るベント/デフドア8が開閉自在に設けられ、さらに、
フット吹出口35fを開閉するフットドア9が開閉自在
に設けられている。以下、ベント/デフドア8およびフ
ットドア9を総称してモードドアともいう。
ることにより、所定の空調モードが実現される。空調モ
ードには、乗員の上半身に向けて空気を吹き出して車室
内の冷房を行うベントモード(VENT)、乗員の足元
に向けて空気を吹き出して車室内の暖房を行うフットモ
ード(FOOT)、ガラスの曇り除去を行うデフロスト
モード(DEF)、頭寒足熱型の温調を行うバイレベル
モード(B/L)などがある。
3は、エバポレータ2とともに水平横置きされかつ上下
方向にその一部が重なるように、つまり、エバポレータ
2の後端とヒータコア3の前端がラップして配置される
ので、ユニットケース30の大きさも従来のものに比べ
小型化し、車両の上下方向及び車両前後方向に対しても
省スペース化を達成することができる。
コア3のバイパス通路32bを通過した空気流が、エバ
ポレータ2の後側を通って直線的に上方に向かって吹き
上がり、前記ユニットケース30の上部に形成された吹
出口34から吹き出る直状の吹出し通路32cが形成さ
れることになるので、ユニットケース30の上部開口O
から取り入れた空気をユニットケース30の下部でUタ
ーンさせ、ユニットケース30の上部吹出口34から車
室内に調和空気を供給するという全体的な空気の流れを
損なうことなく、通気抵抗の低減を達成でき、空調性能
の点においても効率的になる。
も、前述のように構成すれば、例えば、車両の左右方向
に2分割されたユニットケースを相互に突き合わせるこ
とにより形成することができる。特に、このユニットケ
ース30は、空気導入部5から始まり、温調機能を有す
るエバポレータ2及びヒータコア3及びミックスチャン
バ33に至る空調装置一連の要素を一体化して1つのユ
ニット化しているので、組付性の向上によりコスト的に
一層有利となる。
であるため、通常はエバポレータ2に冷媒が循環され、
図4に示すように、ミックスドア7がヒータコア3を開
放する位置、ベント/デフドア8がベント吹出口3vの
みを全開する位置に設定される。
転駆動すると、インテークドア4の回動位置に応じて、
外気あるいは内気が取り込まれ、この取込み空気は、エ
バポレータ2に送られる。エバポレータ2を通過して冷
却された空気は、Uターン通路32aよりミックスドア
7が開放されているときには所定の比率でヒータコア3
側とバイパス通路32b側に分岐され、またミックスド
ア7が開放されていないときには全てバイパス通路32
bを流れて、ミックスチャンバ33に至り、ここで所定
の温度とされる。このとき、フットドア9は閉じ、ベン
ト吹出口34vは開いているので、所定温度の冷却空気
は、直状の吹出し通路32cを通ってベント吹出口34
vに円滑に導かれる。特に、この場合、冷却空気が通過
する通路32cは、直線的に伸延されているので、空気
の通気抵抗は小さく、効率の良い空調が可能となる。
34vから乗員の上半身に向けて冷風を供給するととも
に、フット吹出口35fから乗員の足元に温風を供給
し、頭寒足熱型の温調を行うモードであり、ベント/デ
フドア8がベント吹出口34vのみを全開する位置、フ
ットドア9が半開の位置、またミックスドア7も半開の
位置に設定されている。
バポレータ2を通過し、Uターン通路32aでUターン
した冷風は、半開したミックスドア7によって一部がヒ
ータコア3を通過するとともに残りの空気はバイパス通
路32bを通過し、それぞれミックスチャンバ33に至
る。
を通過した温風がフット吹出口35fとベント吹出口3
4vに導入され、バイパス通路32bを通過した冷風
も、ユニットケース30の上部前側に開口したベント吹
出口34v及びフット吹出口35fに導かれる。ここ
に、温風はミックスドア7によって斜め上方にガイドさ
れるので、フット吹出口35fに流入しやすく、冷風は
ユニットケース30の形状、つまり突部30aから前方
に向けられ、しかもこの冷却空気は、直状の吹出し通路
32cを通ってベント吹出口34vに円滑に導かれるこ
とになるので、温風はフット吹出口35fに、冷風はベ
ント吹出口34vにそれぞれ導かれ、頭寒足熱型の空調
が実現できる。
口35fから温風を乗員の足元に供給する暖房モード
で、フットドア9がフット吹出口35fを全開する位
置、及びミックスドア7がヒータコア3を開放する位置
に設定される。
バポレータ2を通過してUターン通路32aでUターン
した冷風は、ミックスドア7によって一部の空気がヒー
タコア3を通過し、残りがUターン通路32aよりミッ
クスチャンバ33に至る。
は、フット吹出口35fのみが全開しているので、吹出
し通路32cに開口したフット吹出口35fにそのまま
導入され、乗員の足元に供給される。
半開する位置にセットされ、ベント/デフドア8がデフ
吹出口34dを全開する位置にセットされると、窓の曇
りを晴らしつつ暖房も可能となる。
当図である図6(B)に示すように、ユニットケース3
0の下部を絞り込まず、この下部に比較的スペースを取
れば、通常ヒータコア3は、エバポレータ2より幅方向
で小型であるため、ヒータコア3の左右側端部にはスペ
ースが生じ、ここを冷風が流通しやすい構造となる。し
たがって、フット吹出口35fを中央に位置させれば、
温風は中央のフット吹出口35fから、冷風は左右両側
部を通り上方のデフ吹出口34dあるいはベント吹出口
34vへ向かうようにすることができ、より種々のモー
ドを作り出すこともできる。
出口34dから温風をフロントガラス内面に供給するモ
ードであり、ベント/デフドア8がデフロスト吹出口3
dのみを全開する位置、フットドア9がフット吹出口3
5fを全閉する位置、及びミックスドア7がヒータコア
3を全開する位置に設定されている。
バポレータ2を通過してUターン通路32aでUターン
した冷風は、ヒータコア3に流下し、全開したミックス
ドア7によって全ての空気がヒータコア3を通過する。
直状の吹出し通路32cを通ってデフロスト吹出口34
dから吐出され、フロントガラス内面等に供給される。
た実施の形態1にのみ限定されることはなく、種々に改
変することができる。
車用空気調和装置を示す断面図、図9〜12は、それぞ
れ上述した発明の実施の形態1において説明した各モー
ドに対応する状態を示す断面図であり、これら図8〜1
2では、図1〜7に示すものと同一部材には同一符号を
付している。
バイパス通路32bを通過した空気流が、エバポレータ
2の後側の直状吹出し通路32cを通って直線的に上方
に向かって吹き上がり、上部吹出口34から吹き出るよ
うに構成されており、これにより前記発明の実施の形態
1と同様に、通気抵抗の低減を達成し、効率的に空調性
能を発揮することができる。
ータ2をヒータコア3の上部に設けるように構成した
が、本実施の形態2では、エバポレータ2をヒータコア
3の下部に設けている。このようにすれば、ファン1の
ファンスクロール部分1aの凹所1bを利用してヒータ
コア3を設置できるので、前後方向の大きさをより小さ
くでき、また、エバポレータ2とユニットケース30の
底部が近接するので、エバポレータ2から生じるドレン
水をドレンパイプDPより容易に排出できる等の利点が
ある。
て、各空調モード別に説明する。
ヒータコア3を開放する位置、ベント/デフドア8がベ
ント吹出口3vのみを全開する位置に設定される。
較的長い前方通路32fを通ってエバポレータ2に送ら
れ、ここで冷却され、直状吹出し通路32cに導かれ
る。ここで、ミックスドア7が開放されているときには
所定の比率でヒータコア3側とバイパス通路32b側に
分岐され、またミックスドア7が開放されていないとき
には全てバイパス通路32bを流れて、ミックスチャン
バ33に至る。いずれにしても冷風は、直状の吹出し通
路32cを通ってベント吹出口34vに円滑に導かれる
ので、空気の通気抵抗は小さく、効率の良い空調が可能
となる。
/デフドア8がベント吹出口34vを全開する位置に、
フットドア9及びミックスドア7が半開の位置にセット
される。
冷却された後、Uターン通路32aでUターンし、半開
したミックスドア7によって一部がヒータコア3を通過
するとともに残りの空気はバイパス通路32bを通過
し、それぞれミックスチャンバ33に至り、前記実施の
形態1と同様に、ヒータコア3を通過した温風がフット
吹出口35f及びベント吹出口34vに導入され、バイ
パス通路32bを通過した冷風は、ユニットケース30
の上部前側に開口したフット吹出口35f及びベント吹
出口34vに導かれ、頭寒足熱型の空調が実現できる。
9がフット吹出口35fのみを全開する位置、ミックス
ドア7がヒータコア3を開放する位置にセットされる。
冷却された後、Uターン通路32aでUターンし、全開
したミックスドア7によって全ての空気がヒータコア3
を通過し加熱されて、ミックスチャンバ33に至り、全
開しているフット吹出口35fから乗員の足元に供給さ
れる。この場合も、フットドア9が半開位置に、ベント
/デフドア8がデフ吹出口34dを全開する位置にセッ
トされていると、窓の曇りを晴らしつつ暖房が可能とな
る。
/デフドア8がデフロスト吹出口34dのみを全開する
位置、フットドア9がフット吹出口35fを全閉する位
置、及びミックスドア7がヒータコア3を全開する位置
にセットされる。
してUターン通路32aでUターンした後にヒータコア
3に流下し、全開したミックスドア7によって全ての空
気がヒータコア3により加熱され、直状の吹出し通路3
2cを通ってデフロスト吹出口34dから吐出され、フ
ロントガラス内面等に供給される。
の実施の形態3に係る自動車用空気調和装置を示す断面
図、図14は、断面図であり、これら図13,14も、
図1〜7に示すものと同一部材には同一符号を付してい
る。
トケース30内にファン1、エバポレータ2及びヒータ
コア3を設けるように構成したが、本実施の形態3では
ファン1を別ユニットで構成している。すなわち、図1
3,14に示すように、エバポレータ2の上流側にファ
ン1で取り入れた空気の導入開口39を設け、ここから
エバポレータ2を通過させ、Uターン通路32aからヒ
ータコア3又はバイパス通路32bへ導いたのち、ミッ
クスチャンバ33から各吹出口34v,34d,35f
へ導くようにしている。
0内には直状吹出し通路を形成することができ、しかも
エバポレータ2の後端とヒータコア3の前端とがラップ
して設けられているので、車両の左右方向だけでなく、
上下及び前後方向にもコンパクトなユニットとなる。
タとヒータコアとを横置きとし、かつ上下方向にその一
部を重ねて配置しているので、従来のユニットケースに
比べると、車両の上下方向及び車両前後方向に対しても
省スペース化を達成することができる。また、バイパス
通路から上部吹出口に向かう空気流が直状吹出し通路を
通過するので、ユニットケースの上部から取り入れた空
気をユニットケースの下部でUターンさせ、ユニットケ
ースの上部から車室内に調和空気を供給するという全体
的な空気の流れを損なうことなく、通気抵抗の低減を達
成でき、空調性能の点においても効率的になる。
を円滑に流通している空気流をフット用吹出口から取出
し、乗員の足元に向かって調和空気を吹き出すので、足
元に吹き出す空気も十分確保できる。
後方に向けて調和空気が吹き出されるので、車室内全体
の温調制御が行き届き、温調性能が高く、コンパクト
で、しかも取付性に優れたものとなる。
てほぼ左右対称な形状とすることで、右ハンドル仕様の
車両あるいは左ハンドル仕様の車両のいずれにも共通し
て搭載することができ、ユニットの共用化を通して価格
の低減を図ることも期待できる。
図である。
断面図である。
で、(A)は側面から見た断面図で、(B)は(A)の
B−B線に沿う断面相当図である。
断面図である。
図である。
す断面図である。
面図である。
す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 空気を冷却するエバポレータ(3) と、空
気を加熱するヒータコア(2) と、前記エバポレータ(3)
により冷却された空気を当該ヒータコア(2)側とバイパ
ス通路(32b) 側に分岐させるドア(7) とを1つのユニッ
トケース(30)内に収納し、前記ユニットケース(30)の上
部開口(O)から取り入れた空気を前記ユニットケース(3
0)の下部のUターン通路(32a)でUターンさせ、前記ユ
ニットケース(30)の上部に設けられた上部吹出口(34)か
ら車室内に調和空気を供給するようにした自動車用空気
調和装置において、前記エバポレータ(3) と前記ヒータ
コア(2) とを横置きしかつ上下方向にその一部が重なる
ように配置し、前記バイパス通路(32b) を通過した空気
流が直線的に上方に向かって吹き上がり前記上部吹出口
(34)から吹き出るように直状吹出し通路(32c)を形成し
たことを特徴とする自動車用空気調和装置。 - 【請求項2】 前記直状吹出し通路(32c)は、前記バイ
パス通路(32b) と上部吹出口(34)との間に乗員の足元に
向かって調和空気を吹き出すフット用吹出口(35f) を開
設したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気
調和装置。 - 【請求項3】 前記ユニットケース(30)は、自動車の車
室内に設けられたインストルメントパネル(IP)の下部中
央に設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
自動車用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22547896A JP3601911B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22547896A JP3601911B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058939A true JPH1058939A (ja) | 1998-03-03 |
JP3601911B2 JP3601911B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=16829957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22547896A Expired - Fee Related JP3601911B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3601911B2 (ja) |
Cited By (5)
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KR100926986B1 (ko) | 2003-03-28 | 2009-11-17 | 한라공조주식회사 | 차량용 공기조화장치 |
KR100992735B1 (ko) * | 2003-10-21 | 2010-11-05 | 한라공조주식회사 | 차량용 리어공조장치 |
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-
1996
- 1996-08-27 JP JP22547896A patent/JP3601911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20170085163A (ko) * | 2016-01-13 | 2017-07-24 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
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