JP6561683B2 - 空調用レジスタ装置 - Google Patents

空調用レジスタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6561683B2
JP6561683B2 JP2015165207A JP2015165207A JP6561683B2 JP 6561683 B2 JP6561683 B2 JP 6561683B2 JP 2015165207 A JP2015165207 A JP 2015165207A JP 2015165207 A JP2015165207 A JP 2015165207A JP 6561683 B2 JP6561683 B2 JP 6561683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blowing
outlet
seat
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015165207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017043141A (ja
Inventor
洋志 溝端
洋志 溝端
靖弘 加藤
靖弘 加藤
赤池 文敏
文敏 赤池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2015165207A priority Critical patent/JP6561683B2/ja
Publication of JP2017043141A publication Critical patent/JP2017043141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6561683B2 publication Critical patent/JP6561683B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00185Distribution of conditionned air
    • B60H2001/002Distribution of conditionned air to front and rear part of passenger compartment

Description

本発明は、空調用レジスタ装置に関し、さらに詳しくは、後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置に関する。
従来の空調用レジスタ装置として、後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出すものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、例えば、図22に示されるように、左右の前席の間でコンソール102を車両前後方向Pに移動可能に設け、コンソール102の後部に空調空気の吹出口113を設けてなる技術が開示されている。
特開2004−210006号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、コンソール102に設けられた吹出口113による吹出方向は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出すように設定されており、前席の着座者に対して空調空気を吹き出すことできない。そのため、例えば、後席RSに着座者がいない場合や後席RSの着座者が空調空気の吹き出しを要望しない場合等には、空調用レジスタ装置の使用が無駄となり、空調効率が低下してしまう。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、空調効率を向上させることができる空調用レジスタ装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両前後方向に配置される前席及び後席のうちの前記後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置であって、左右の前記前席の間に設けられるコンソールの後方に備えられるとともに、その内部に前記空調空気が供給される箱状のレジスタケースと、前記レジスタケースの上壁部に設けられて前記空調空気を吹き出す吹出口と、前記レジスタケースの上壁部の車両前後方向の断面形状に沿うように前記レジスタケースに回動又は移動可能に設けられる可動体又は遮蔽体と、を備え、前記レジスタケースとともに前記可動体又は前記遮蔽体は、前記吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段を構成し、前記吹出方向変更手段は、前記後席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す後方吹出状態(Rb)と、前記前席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す前方吹出状態(Fb)と、前記前席及び前記後席の各着座者に対して前記空調空気を吹き出す前後方吹出状態(FRb)と、のうちの少なくとも2つの状態の間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記吹出方向変更手段は、前記後方吹出状態(Rb)と前記前方吹出状態(Fb)と前記前後方吹出状態(FRb)との間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であるとともに、前記前後方吹出状態(FRb)において前記前席及び前記後席の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能であることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記可動体には、前記吹出口に部分的に臨むように開口が設けられるとともに、前記吹出口における前記開口が臨む以外の部分を塞ぐ遮蔽部が設けられており、前記レジスタケースに対して前記可動体を回動又は移動させることで、前記吹出口に対する前記開口の臨む位置が変更されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記吹出口は、前席用吹出口と、前記前席用吹出口より車両後方に配置される後席用吹出口と、を備え、前記レジスタケースに対して前記遮蔽体を回動又は移動させることで、前記遮蔽体により前記前席用吹出口及び前記後席用吹出口の開閉状態が変更されることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項に記載の発明は、車両前後方向に配置される前席及び後席のうちの前記後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置であって、左右の前記前席の間に設けられるコンソールの後方に備えられるとともに、その内部に前記空調空気が供給される箱状のレジスタケースと、前記レジスタケースの上壁部に設けられて前記空調空気を吹き出す吹出口と、前記吹出口を横切るように前記レジスタケースの上壁部に車両前後方向に並んで設けられる第1フィン及び第2フィンと、を備え、前記第1フィン及び前記第2フィンは、互いに独立して前記フィンの長手方向に沿う軸回りに傾動可能に設けられており、前記第1フィンは、車両前後方向に隣接する一対の前記第2フィンの間に配置されており、前記レジスタケースとともに前記第1フィン及び前記第2フィンは、前記吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段を構成し、前記吹出方向変更手段は、前記後席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す後方吹出状態(Rb)と、前記前席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す前方吹出状態(Fb)と、前記前席及び前記後席の各着座者に対して前記空調空気を吹き出す前後方吹出状態(FRb)と、の間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であるとともに、前記前後方吹出状態(FRb)において前記前席及び前記後席の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能であることを要旨とする。
本発明の空調用レジスタ装置によると、空調空気を吹き出す吹出口と、吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席の着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態と、前席の着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態と、前席及び後席の各着座者に対して空調空気を吹き出す前後方吹出状態と、のうちの少なくとも2つの状態の間で吹出口による吹出方向を変更可能である。これにより、後席の着座者の有無や要望等に応じて、吹出口による吹出方向を変更させたり、後席用の吹出口を前席用に使用したりすることで、空調効率を向上させることができる。
また、前記吹出方向変更手段が、前記前後方吹出状態において前記前席及び前記後席の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能である場合は、前席及び後席の各着座者に対して適当な吹出量のバランスで空調空気を吹き出すことができる。
また、前記吹出方向変更手段が、レジスタケースと、可動体と、を備え、前記可動体に、開口が設けられるとともに、遮蔽部が設けられており、前記レジスタケースに対して前記可動体を回動又は移動させることで、前記吹出口に対する前記開口の臨む位置が変更される場合は、吹出口による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、前記吹出口が、前席用吹出口と、後席用吹出口と、を備え、前記吹出方向変更手段が、レジスタケースと、遮蔽体と、を備え、前記レジスタケースに対して前記遮蔽体を回動又は移動させることで、前記遮蔽体により前記前席用吹出口及び前記後席用吹出口の開閉状態が変更される場合は、吹出口による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、前記吹出方向変更手段が、レジスタケースと、支持部と、を備える場合は、レジスタケースの回動により吹出口の向きが変更される。よって、吹出口による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、前記吹出方向変更手段が、レジスタケースと、第1フィン及び第2フィンと、を備え、前記第1フィン及び前記第2フィンが、互いに独立して前記フィンの長手方向に沿う軸回りに傾動可能に設けられている場合は、第1フィン及び/又は第2フィンを傾動させることで吹出口による吹出方向が変更される。よって、吹出口による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。さらに、例えば、異なる向きとされた第1フィン及び/又は第2フィンの傾動量を微調整することで、前席及び後席の各着座者に対する吹出量の割合を容易に調整できる。
さらに、左右の前記前席の間に設けられるコンソールの後方に備えられる場合は、前席及び後席の左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係る空調用レジスタ装置を備える車両室内を上方からみた平面図である。 上記空調用レジスタ装置を備える車両室内を上方からみた斜視図である。 図1のIII矢視部の要部を破断した拡大図である。 上記空調用レジスタ装置の要部斜視図である。 上記空調用レジスタ装置の要部分解斜視図である。 上記空調用レジスタ装置の作用説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前方吹出状態を示す。 上記空調用レジスタ装置の作用説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前方吹出状態を示す。 実施例2に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図である。 図8のIX−IX線断面拡大図である。 実施例2に係る可動体の斜視図である。 上記空調用レジスタ装置の作用説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は非吹出状態を示し、(c)は前方吹出状態を示す。 実施例3に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図である。 上記空調用レジスタ装置の斜視図である。 図12の要部拡大図である。 図14のXV−XV線断面拡大図である。 上記空調用レジスタ装置の作用説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前後方吹出状態を示し、(c)は前方吹出状態を示す。 参考形態に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前方吹出状態を示す。 他の参考形態に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前方吹出状態を示す。 実施例に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図である。 上記空調用レジスタ装置の作用説明図であり、(a)は後方吹出状態を示し、(b)は前後方吹出状態を示し、(c)は前方吹出状態を示す。 他の参考形態に係る空調用レジスタ装置を説明するための説明図であり、(a)はセンターピラーに備えられる形態を示し、(b)は天井部に備えられる形態を示す。 従来の空調用レジスタ装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<空調用レジスタ装置>
本実施形態に係る空調用レジスタ装置は、車両前後方向(P)に配置される前席(FS)及び後席(RS)のうちの後席の着座者のために車両空調装置(3)から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置(1、21、31、41、51、61)であって、空調空気を吹き出す吹出口(13、25、35、45、55、65)と、吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段と、を備える(例えば、図1、図3、図8、図12、図17〜図20等参照)。さらに、吹出方向変更手段は、後席(RS)の着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態(Rb)と、前席(FS)の着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態(Fb)と、前席(FS)及び後席(RS)の各着座者に対して空調空気を吹き出す前後方吹出状態(FRb)と、のうちの少なくとも2つの状態の間で吹出口による吹出方向を変更可能である(例えば、図7、図11、図16〜図18及び図20等参照)。
上述の形態の場合、例えば、どの方向にも空調空気を吹き出さない状態に変更することもできる。さらに、上述の形態の場合、例えば、上記吹出方向変更手段は、後方吹出状態(Rb)と前方吹出状態(Fb)と前後方吹出状態(FRb)とのうちの前方吹出状態(Fb)を含む少なくとも2つの状態の間で吹出口による吹出方向を変更可能であることができる(例えば、図7、図11、図16〜図18及び図20等参照)。これにより、後席の着座者がいない場合等に前方吹出状態とすることで、空調効率を更に高めることができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、上記吹出方向変更手段は、前後方吹出状態(FRb)において前席(FS)及び後席(RS)の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能である形態(例えば、図16及び図20等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、上記吹出方向変更手段は、内部に空調空気が供給され且つ吹出口(13)が設けられたレジスタケース(7)と、吹出口の車両前後方向(P)の断面形状に沿うようにレジスタケースに回動又は移動可能に設けられる可動体(9)と、を備え、可動体には、吹出口に部分的に臨むように開口(8)が設けられるとともに、吹出口における開口が臨む以外の部分を塞ぐ遮蔽部(14)が設けられており、レジスタケースに対して可動体を回動又は移動させることで、吹出口に対する開口の臨む位置が変更される形態(例えば、図7等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記後方吹出状態(Rb)では、開口(8)が吹出口(13)の後部に臨んで車両後方を向き、前方吹出状態(Fb)では、開口(8)が吹出口(13)の前部に臨んで車両前方を向くことができる(例えば、図7等参照)。これにより、前席及び後席の各着座者に対して効果的に空調空気を吹き出すことができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、上記吹出口(25、35)は、前席用吹出口(25a、35a)と、前席用吹出口より車両後方に配置される後席用吹出口(25b、35b)と、を備え、吹出方向変更手段は、内部に空調空気が供給され且つ前席用吹出口及び後席用吹出口が設けられたレジスタケース(23、33)と、前席用吹出口及び後席用吹出口の車両前後方向(P)の断面形状に沿うようにレジスタケースに回動又は移動可能に設けられる遮蔽体(24、34)と、を備え、レジスタケースに対して遮蔽体を回動又は移動させることで、遮蔽体により前席用吹出口及び後席用吹出口の開閉状態が変更される形態(例えば、図11及び図16等参照)を挙げることができる。
上述の形態の場合、例えば、上記後方吹出状態(Rb)では、遮蔽体(24、34)により前席用吹出口(25a、35a)が閉塞され且つ後席用吹出口(25b、35b)が開放され、前方吹出状態(Fb)では、遮蔽体(24、34)により前席用吹出口(25a、35a)が開放され且つ後席用吹出口(25b、35b)が閉塞されることができる(例えば、図11及び図16等参照)。これにより、前席及び後席の各着座者に対して効果的に空調空気を吹き出すことができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、上記吹出方向変更手段は、内部に空調空気が供給され且つ吹出口(45、55)が設けられたレジスタケース(43、53)と、前記吹出口の向きが変わるようにレジスタケースを回動可能に支持する支持部(46、56)と、を備える形態(例えば、図17及び図18等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、上記吹出方向変更手段は、内部に空調空気が供給され且つ吹出口(65)が設けられたレジスタケース(63)と、吹出口を横切るようにレジスタケースに設けられる第1フィン(66)及び第2フィン(67)と、を備え、第1フィン及び第2フィンは、互いに独立してフィンの長手方向に沿う軸回りに傾動可能に設けられている形態(例えば、図19及び図20等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る空調用レジスタ装置としては、例えば、左右の前席(FS)の間に設けられるコンソール(2)の後方に備えられる形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、車両1列目の左右の前席FSの間に設けられたコンソール2(「コンソールボックス」とも称される。)の後方に備えられる空調用レジスタ装置1を例示する(図1参照)。上記コンソール2は、上方を開口した箱状のコンソール本体2aと、コンソール本体2aの上方開口を開閉するアームレスト2bと、を備え、前席FSの着座者の肘掛け機能や小物等を収容する収容機能等を有してもよい(図2参照)。
<実施例1>
(1)空調用レジスタ装置の構成
本実施例に係る空調用レジスタ装置1は、図1及び図2に示すように、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである。なお、インストルメントパネル6等には、前席FSの着座者に対してダクト4bを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出す前席用レジスタ5が設けられている(図1参照)。さらに、上記車両空調装置3においては、通常、冷房に圧縮機が用いられ、暖房にエンジン廃熱や電気ヒータ等が用いられる。
上記空調用レジスタ装置1は、図3〜図5に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース7を備えている。このレジスタケース7には、上壁部7aに吹出口13が設けられるとともに、吹出口13の車両前後方向Pの断面形状(即ち、上壁部7aの車両前後方向Pの断面形状)に沿うように可動体9が車両幅方向Qの軸回りに回動可能に設けられている。これらレジスタケース7及び可動体9は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
上記レジスタケース7の上壁部7aは、車両前後方向Pに沿う断面が略円弧状とされている。この上壁部7aにわたって吹出口13が設けられている。よって、吹出口13は、車両前後方向Pに沿う断面が略円弧状とされている。また、可動体9は、レジスタケース7の側壁に軸支される左右の支持軸10と、支持軸10から放射状に延びる複数の支持柱11と、支持柱11に取り付けられる縦断面略C字状の筒部12と、を備えている。
上記筒部12には、吹出口13に部分的に臨むように開口8が設けられている。この開口8の周方向の長さは、吹出口13の周方向の長さの1/2より小さな値とされている(図3参照)。また、開口8には、複数のフィン15が設けられている。また、筒部12には、吹出口13における開口8が臨む以外の部分を塞ぐ遮蔽部14が設けられている。この遮蔽部14は、開口8の可動体9の回動方向の両側に連なっている。また、可動体9には、レジスタケース7の吹出口13の側方に形成されたスリット16を介してレジスタケース7の上部に突出する操作部17が設けられている。このスリット16の長さは、スリット16の端部と操作部17との係止により、可動体9が所定の角度範囲(例えば、90度)で回動するように設定されている。
そして、操作部17の操作によりレジスタケース7に対して可動体9を回動させることで、吹出口13に対する開口8の臨む位置が変更されて吹出口13による吹出方向が変更される。具体的に、開口8が吹出口13の後部に臨んで車両後方を向く後方吹出状態Rb(図7(a)参照)と、開口8が吹出口13の前部に臨んで車両前方を向く前方吹出状態Fb(図7(b)参照)と、の間で吹出口13による吹出方向が切り換えられる。
なお、本実施例では、可動体9は、支持軸10とレジスタケース7との摩擦等により、任意の回動位置に位置決め保持されるものとするが、これに限定されず、例えば、可動体9は、吹出状態Rb、Fbとなる回動位置でのみ位置決め保持されるようにしてもよい。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置1の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、レジスタケース7に対して可動体9を回動させて吹出口13による吹出方向を後方吹出状態Rb(図7(a)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置1から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、レジスタケース7に対して可動体9を回動させて吹出口13による吹出方向を前方吹出状態Fb(図7(b)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置1から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)実施例の効果
本実施例の空調用レジスタ装置1によると、空調空気を吹き出す吹出口13と、吹出口13による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース7及び可動体9)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、の間で吹出口13による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口13による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本実施例では、吹出方向変更手段は、レジスタケース7と、可動体9と、を備え、可動体9には、開口8が設けられるとともに、遮蔽部14が設けられており、レジスタケース7に対して可動体9を回動させることで、吹出口13に対する開口8の臨む位置が変更される。これにより、吹出口13による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、本実施例では、後方吹出状態Rbでは、開口8が吹出口13の後部に臨んで車両後方を向き、前方吹出状態Fbでは、開口8が吹出口13の前部に臨んで車両前方を向く。これにより、前席FS及び後席RSの各着座者に対して効果的に空調空気を吹き出すことができる。
さらに、本実施例では、空調用レジスタ装置1は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
<実施例2>
次に、本実施例2に係る空調用レジスタ装置について説明する。なお、本実施例2に係る空調用レジスタ装置において、上記実施例1に係る空調用レジスタ装置1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。
(1)空調用レジスタ装置の構成
本実施例に係る空調用レジスタ装置21は、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである(図1参照)。この空調用レジスタ装置21は、図8に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース23を備えている。
上記レジスタケース23には、上壁部23aに吹出口25が設けられている。この吹出口25は、前席用吹出口25aと、前席用吹出口25aより車両後方に配置される後席用吹出口25bと、を備えている。具体的に、レジスタケース23の上壁部23aは、一対の斜面部を備え、車両前後方向Pに沿う断面が山形状とされている。そして、上壁部23aの前側の斜面部には、車両前方を向くように前席用吹出口25aが配置され、上壁部23aの後側の斜面部には、車両後方を向くように後席用吹出口25bが配置されている。これら各吹出口25a、25bには、複数のフィン15が設けられている。
上記レジスタケース23には、前席用吹出口25a及び前席用吹出口25bの車両前後方向Pの断面形状(即ち、上壁部23aの車両前後方向Pの断面形状)に沿うように遮蔽体24が移動可能に設けられている。これらレジスタケース23及び遮蔽体24は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
上記遮蔽体24は、図9に示すように、レジスタケース7の内壁に設けられたガイド27によりレジスタケース7内で移動可能に支持されている。この遮蔽体24には、レジスタケース7の吹出口25の側方に形成されたスリット16を介してレジスタケース23の上部に突出する操作部17が設けられている。このスリット16の長さは、スリット16の端部と操作部17との係止により、遮蔽体24が所定の距離範囲で移動するように設定されている。また、遮蔽体24は、図10に示すように、エラストマー等からなり、移動方向に沿って所定のピッチ間隔で複数の薄肉部が形成された蛇腹帯状に形成されている。
そして、操作部17の操作によりレジスタケース23に対して遮蔽体24を移動させることで、遮蔽体24により前席用吹出口25a及び後席用吹出口25bの開閉状態が変更されて吹出口25による吹出方向が変更される。具体的に、遮蔽体24により前席用吹出口25aが閉塞され且つ後席用吹出口25bが開放された後方吹出状態Rb(図11(a)参照)と、遮蔽体24により前席用吹出口25aが開放され且つ後席用吹出口25bが閉塞された前方吹出状態Fb(図11(c)参照)と、の間で吹出口25による吹出方向が切り換えられる。なお、遮蔽体24により前席用及び後席用吹出口25a、25bが閉塞された非吹出状態Nb(図11(b)参照)とすることもできる。
なお、本実施例では、遮蔽体24は、ガイド27との摩擦等により、任意の移動位置に位置決め保持されるものとするが、これに限定されず、例えば、遮蔽体24は、吹出状態Rb、Fbとなる移動位置でのみ位置決め保持されるようにしてもよい。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置21の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、レジスタケース23に対して遮蔽体24を移動させて吹出口25による吹出方向を後方吹出状態Rb(図11(a)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置21から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、レジスタケース23に対して遮蔽体24を移動させて吹出口25による吹出方向を前方吹出状態Fb(図11(c)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置21から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)実施例の効果
本実施例の空調用レジスタ装置21によると、空調空気を吹き出す吹出口25と、吹出口25による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース23及び遮蔽体24)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、の間で吹出口25による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口25による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本実施例では、吹出口25は、前席用吹出口25aと、後席用吹出口25bと、を備え、吹出方向変更手段は、レジスタケース23と、遮蔽体24と、を備え、レジスタケース23に対して遮蔽体24を移動させることで、遮蔽体24により前席用吹出口25a及び後席用吹出口25bの開閉状態が変更される。これにより、吹出口25による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、本実施例では、後方吹出状態Rbでは、遮蔽体24により前席用吹出口25aが閉塞され且つ後席用吹出口25bが開放され、前方吹出状態Fbでは、遮蔽体24により前席用吹出口25aが開放され且つ後席用吹出口25bが閉塞される。これにより、前席FS及び後席RSの各着座者に対して効果的に空調空気を吹き出すことができる。
さらに、本実施例では、空調用レジスタ装置21は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
<実施例3>
次に、本実施例3に係る空調用レジスタ装置について説明する。なお、本実施例3に係る空調用レジスタ装置において、上記実施例1に係る空調用レジスタ装置1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。
(1)空調用レジスタ装置の構成
本実施例に係る空調用レジスタ装置31は、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである(図1参照)。この空調用レジスタ装置31は、図12及び図13に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース33を備えている。
上記レジスタケース33には、上壁部33aに吹出口35が設けられている。この吹出口35は、前席用吹出口35aと、前席用吹出口35aより車両後方に配置される後席用吹出口35bと、を備えている。具体体に、レジスタケース33の上壁部33aは、平板状とされている。この上壁部33aの前側部分に前席用吹出口35aが配置され、上壁部33aの後側部分に後席用吹出口35bが配置されている。これら各吹出口35a、35bには、複数のフィン15が設けられている。
上記レジスタケース33には、前席用吹出口35a及び後席用吹出口35bの車両前後方向Pの断面形状(即ち、上壁部33aの車両前後方向Pの断面形状)に沿うように遮蔽体34がレジスタケース33に移動可能に設けられている。これらレジスタケース33及び遮蔽体34は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
上記遮蔽体34は、図14及び図15に示すように、レジスタケース33の内壁に設けられたガイド37によりレジスタケース34内で車両前後方向Pに沿って移動可能に支持されている。この遮蔽体34は、単独の吹出口35a、35bを閉塞できる大きさに形成されている。また、遮蔽体34には、レジスタケース33の吹出口35の側方に形成されたスリット16を介してレジスタケース33の上部に突出する操作部17が設けられている。このスリット16の長さは、スリット16の端部と操作部17との係止により、遮蔽体34が所定の距離範囲で移動するように設定されている。
そして、操作部17の操作によりレジスタケース33に対して遮蔽体34を移動させることで、遮蔽体34により前席用吹出口35a及び後席用吹出口35bの開閉状態が変更されて吹出口35による吹出方向が変更される。具体的に、遮蔽体34により前席用吹出口35aが閉塞され且つ後席用吹出口35bが開放された後方吹出状態Rb(図16(a)参照)と、遮蔽体34により前席用及び後席用吹出口35a、35bが部分的に開放された前後方吹出状態FRb(図16(b)参照)と、遮蔽体34により前席用吹出口35aが開放され且つ後席用吹出口35bが閉塞された前方吹出状態Fb(図16(c)参照)と、の間で吹出口35による吹出方向が切り換えられる。上記前後方吹出状態FRbにおいては、レジスタケース33に対する遮蔽体34の移動量を微調整することで、各着座者に対する吹出量の割合が調整される。
なお、本実施例では、遮蔽体34は、ガイド37との摩擦等により、任意の移動位置に位置決め保持されるものとするが、これに限定されず、例えば、遮蔽体34は、吹出状態Rb、Fb、FRbとなる移動位置でのみ位置決め保持されるようにしてもよい。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置31の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、レジスタケース33に対して遮蔽体34を移動させて吹出口35による吹出方向を後方吹出状態Rb(図16(a)参照)又は前後方吹出状態FRb(図16(b)参照)とする。この後方吹出状態Rbでは、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置31から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。また、前後方吹出状態FRbでは、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置31から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。さらに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置31から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、レジスタケース33に対して遮蔽体34を移動させて吹出口35による吹出方向を前方吹出状態Fb(図16(c)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置31から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)実施例の効果
本実施例の空調用レジスタ装置31によると、空調空気を吹き出す吹出口35と、吹出口35による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース33及び遮蔽体34)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、前席FS及び後席RSの各着座者に対して空調空気を吹き出す前後方吹出状態FRbと、の間で吹出口35による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口35による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本実施例では、前後方吹出状態FRbにおいて前席FS及び後席RSの各着座者に対する吹出量の割合を調整可能である。これにより、前席FS及び後席RSの各着座者に対して適当な吹出量のバランスで空調空気を吹き出すことができる。
また、本実施例では、吹出口35は、前席用吹出口35aと、後席用吹出口35bと、を備え、吹出方向変更手段は、レジスタケース33と、遮蔽体34と、を備え、レジスタケース33に対して遮蔽体34を移動させることで、遮蔽体34により前席用吹出口35a及び後席用吹出口35bの開閉状態が変更される。これにより、吹出口35による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
また、本実施例では、後方吹出状態Rbでは、遮蔽体34により前席用吹出口35aが閉塞され且つ後席用吹出口35bが開放され、前方吹出状態Fbでは、遮蔽体34により前席用吹出口35aが開放され且つ後席用吹出口35bが閉塞される。これにより、前席FS及び後席RSの各着座者に対して効果的に空調空気を吹き出すことができる。
さらに、本実施例では、空調用レジスタ装置31は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
参考形態
次に、本参考形態に係る空調用レジスタ装置について説明する。なお、本参考形態に係る空調用レジスタ装置において、上記実施例1に係る空調用レジスタ装置1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。
(1)空調用レジスタ装置の構成
参考形態に係る空調用レジスタ装置41は、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである(図1参照)。この空調用レジスタ装置41は、図17に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース43を備えている。
上記レジスタケース43には、傾斜状の上壁部43aに吹出口45が設けられている。この吹出口45には、複数のフィン15が設けられている。また、レジスタケース43は、車両床面から立ち上がる柱状の支持部46を介して、車両幅方向Qの軸回りに所定の角度範囲で回動可能に設けられている。これらレジスタケース43及び支持部46は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
そして、レジスタケース43の回動によって、吹出口45の向き(即ち、吹出方向)が変更される。具体的に、吹出口45が車両後方を向く後方吹出状態Rb(図17(a)参照)と、吹出口45が車両前方を向く前方吹出状態Fb(図17(b)参照)と、の間で吹出口45による吹出方向が切り換えられる。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置41の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、レジスタケース43を回動させて吹出口45による吹出方向を後方吹出状態Rb(図17(a)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置41から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、レジスタケース43を回動させて吹出口45による吹出方向を前方吹出状態Fb(図17(b)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置41から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)参考形態の効果
参考形態の空調用レジスタ装置41によると、空調空気を吹き出す吹出口45と、吹出口45による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース43及び支持部46)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、の間で吹出口45による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口45による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本参考形態では、吹出方向変更手段は、レジスタケース43と、支持部46と、を備える。これにより、レジスタケース43の回動により吹出口45の向きが変更される。よって、吹出口45による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
さらに、本参考形態では、空調用レジスタ装置41は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
他の参考形態
次に、本参考形態に係る空調用レジスタ装置について説明する。なお、本参考形態に係る空調用レジスタ装置において、上記実施例1に係る空調用レジスタ装置1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。
(1)空調用レジスタ装置の構成
参考形態に係る空調用レジスタ装置51は、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである(図1参照)。この空調用レジスタ装置51は、図18に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース53を備えている。
上記レジスタケース53には、傾斜状の上壁部53aに吹出口55が設けられている。この吹出口55には、複数のフィン15が設けられている。また、レジスタケース53は、車両床面上の台座状の支持部56に設けたガイド57を介して、車両高さ方向Rの軸回りに所定の角度範囲で回動可能に設けられている。これらレジスタケース53及び支持部56は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
そして、レジスタケース53の回動により、吹出口55の向き(即ち、吹出方向)が変更される。具体的に、吹出口55が車両後方を向く後方吹出状態Rb(図18(a)参照)と、吹出口55が車両前方を向く前方吹出状態Fb(図18(b)参照)と、の間で吹出口55による吹出方向が切り換えられる。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置51の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、レジスタケース53を回動させて吹出口55による吹出方向を後方吹出状態Rb(図18(a)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置51から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、レジスタケース53を回動させて吹出口55による吹出方向を前方吹出状態Fb(図18(b)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置51から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)参考形態の効果
参考形態の空調用レジスタ装置51によると、空調空気を吹き出す吹出口55と、吹出口55による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース53及び支持部56)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、の間で吹出口55による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口55による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本参考形態では、吹出方向変更手段は、レジスタケース53と、支持部56と、を備える。これにより、レジスタケース53の回動により吹出口55の向きが変更される。よって、吹出口55による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。
さらに、本参考形態では、空調用レジスタ装置51は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
<実施例
次に、本実施例に係る空調用レジスタ装置について説明する。なお、本実施例に係る空調用レジスタ装置において、上記実施例1に係る空調用レジスタ装置1と略同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。
(1)空調用レジスタ装置の構成
本実施例に係る空調用レジスタ装置61は、後席RSの着座者に対してダクト4aを介して車両空調装置3から供給される空調空気(例えば、冷風又は温風等)を吹き出すものである(図1参照)。この空調用レジスタ装置61は、図19及び図20に示すように、ダクト4aの一端側に接続されて内部に空調空気が供給される箱状のレジスタケース63を備えている。このレジスタケース63には、上壁部63aに吹出口65が設けられている。
上記レジスタケース63には、吹出口65を車両幅方向Qに横切るように複数(図中6枚)の第1フィン66及び複数(図中3枚)の第2フィン67が設けられている。これら第1及び第2フィン66、67は、隣接する2枚1組の第1フィン66の間に1枚の第2フィン67が挟まれるように並設されている。
上記各第1フィン66は、支軸66aを介して連結部材68に軸支されるとともに、支軸66bを介してレジスタケース63に対して車両幅方向Qの軸回りに傾動自在に設けられている。さらに、各第2フィン67は、支軸67aを介して連結部材69に軸支されるとともに、支軸67bを介してレジスタケース63に対して車両幅方向Qの軸回りに傾動自在に設けられている。よって、第1及び第2フィン66、67は、互いに独立して傾動可能に設けられている。これらレジスタケース63、第1フィン66及び第2フィン67は、本発明に係る「吹出方向変更手段」を構成している。
そして、操作部17(図19参照)の操作によりレジスタケース63に対して第1及び第2フィン66、67を傾動させることで吹出口65による吹出方向が変更される。具体的に、第1及び第2フィン66、67が車両後方を向く後方吹出状態Rb(図20(a)参照)と、第1及び第2フィン66、67のうちの一方のフィンが車両後方を向き且つ他方のフィンが車両前方を向く前後方吹出状態FRb(図20(b)参照)と、第1及び第2フィン66、67が車両前方を向く前方吹出状態Fb(図20(c)参照)と、の間で吹出口65による吹出方向が切り換えられる。上記前後方吹出状態FRbにおいては、第1及び第2フィン66、67の傾動量を微調整することで、各着座者に対する吹出量の割合が調整される。
(2)空調用レジスタ装置の作用
次に、上記構成の空調用レジスタ装置61の作用について説明する。図6(a)に示すように、後席RSに着座者が存在する場合等には、第1及び第2フィン66、67を傾動させて吹出口65による吹出方向を後方吹出状態Rb(図20(a)参照)又は前後方吹出状態FRb(図20(b)参照)とする。この後方吹出状態Rbでは、前席FSの着座者に対して前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置61から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。また、前後方吹出状態FRbでは、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置61から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。さらに、後席RSの着座者に対して空調用レジスタ装置61から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。
一方、図6(b)に示すように、後席RSに着座者が存在しない場合等には、第1及び第2フィン66、67を傾動させて吹出口65による吹出方向を前方吹出状態Fb(図20(c)参照)とする。すると、前席FSの着座者に対して、前席用レジスタ5から空調空気が車両後方に向かって吹き出されるとともに、空調用レジスタ装置61から空調空気が車両前方に向かって吹き出される。
(3)実施例の効果
本実施例の空調用レジスタ装置61によると、空調空気を吹き出す吹出口65と、吹出口65による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段(具体的に、レジスタケース63、第1フィン66及び第2フィン67)と、を備える。そして、吹出方向変更手段は、後席RSの着座者に対して空調空気を吹き出す後方吹出状態Rbと、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出す前方吹出状態Fbと、前席FS及び後席RSの各着座者に対して空調空気を吹き出す前後方吹出状態FRbと、の間で吹出口65による吹出方向を変更可能である。これにより、後席RSの着座者の有無や要望等に応じて吹出口65による吹出方向を変更させることで、空調効率を向上させることができる。
また、本実施例では、吹出方向変更手段は、前後方吹出状態FRbにおいて前席FS及び後席RSの各着座者に対する吹出量の割合を調整可能である。これにより、前席FS及び後席RSの各着座者に対して適当な吹出量のバランスで空調空気を吹き出すことができる。
また、本実施例では、吹出方向変更手段は、レジスタケース63と、第1フィン66及び第2フィン67と、を備え、第1フィン66及び第2フィン67は、互いに独立してフィン66、67の長手方向に沿う軸回りに傾動可能に設けられている。これにより、第1フィン66及び/又は第2フィン67を傾動させることで吹出口65による吹出方向が変更される。よって、吹出口65による吹出方向を容易且つ確実に変更できる。さらに、例えば、異なる向きとされた第1フィン66及び/又は第2フィン67の傾動量を微調整することで、前席FS及び後席RSの各着座者に対する吹出量の割合を容易に調整できる。
さらに、本実施例では、空調用レジスタ装置61は、左右の前席FSの間に設けられるコンソール2の後方に備えられる。これにより、前席FS及び後席RSの左右の着座者に対して空調空気を効果的に吹き出すことができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例1〜では、前方吹出状態Fbや前後方吹出状態FRbにおいて、前席FSの着座者に対して空調空気を車両前方に向かって吹き出すようにしたが、これに限定されず、例えば、前方吹出状態Fbや前後方吹出状態FRbにおいて、前席FSの着座者の後方で車室内を前後方向Pに仕切るエアーカーテンを形成するように空調空気を吹き出すようにしてもよい。
また、上記実施例1、2では、後方吹出状態Rbと前方吹出状態Fbとの間で吹出口による吹出方向を変更可能としたが、これに限定されず、例えば、後方吹出状態Rbと前方吹出状態Fbと前後方吹出状態FRbとの間で吹出口による吹出方向を変更可能としてもよい。例えば、上記空調用レジスタ装置1において、可動体9に設けられる開口8を、前席用開口と、前席用開口より車両後方に配置される後席用開口と、を備えて構成すれば、前席用開口が吹出口13の前部に臨んで車両前方を向き且つ後席用開口が吹出口13の後部に臨んで車両後方を向く前後方吹出状態FRbを構成できる。また、例えば、上記空調用レジスタ装置21において、遮蔽体24の大きさ等を調整することで、遮蔽体24により前席用吹出口25a及び後席用吹出口25bが部分的に開放された前後方吹出状態FRbを構成できる。
また、上記実施例3では、後方吹出状態Rbと前方吹出状態Fbと前後方吹出状態FRbとの間で吹出口35による吹出方向を変更可能としたが、これに限定されず、例えば、遮蔽体34の移動量等を調整することで、後方吹出状態Rbと前後方吹出状態FRbとの間で吹出口35による吹出方向を変更可能としたり、前方吹出状態Fbと前後方吹出状態FRbとの間で吹出口35による吹出方向を変更可能としたりできる。さらに、例えば、遮蔽体34が吹出状態Rb、Fbとなる移動位置でのみ位置決め保持されるようにすれば、後方吹出状態Rbと前方吹出状態Fbとの間で吹出口35による吹出方向を変更可能に構成できる。
また、上記実施例1では、レジスタケース7に回動可能に設けられる可動体9を例示したが、これに限定されず、例えば、レジスタケース7に移動可能に設けられる可動体としてもよい。また、上記実施例2、3では、レジスタケース23、33に移動可能に設けられる遮蔽体24、34を例示したが、これに限定されず、例えば、レジスタケース23、33に回動可能に設けられる遮蔽体としてもよい。
また、上記参考形態では、レジスタケース43、53の全体が回動可能に設けられる形態を例示したが、これに限定されず、例えば、レジスタケース43、53の一部が回動可能に設けられるようにしてもよい。例えば、レジスタケース43、53を、吹出口が設けられる回動部と、回動部を回動可能に支持する支持部と、を備えて構成できる。
上記実施例では、第1及び第2フィン66、67のフィン枚数を異ならせる形態を例示したが、これに限定されず、例えば、第1及び第2フィン66、67のフィン枚数を同じとしてもよい。また、上記実施例1〜の吹出口13、25、35、45、55において、上記実施例の第1及び第2フィン66、67を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例1〜では、手動操作により吹出口による吹出方向を変更させるようにしたが、これに限定されず、例えば、モータ、シリンダ等の駆動原により吹出口による吹出方向を変更させるようにしてもよい。
さらに、上記実施例1〜では、コンソール2とは別物であるレジスタケースを例示したが、これに限定されず、例えば、コンソール2に一体的に備えられるレジスタケースとしてもよい。
さらに、上記実施例1〜では、車両1列目の左右の前席FSの間に備えられるコンソール2の後方に備えられる空調用レジスタ装置1、21…を例示したが、これに限定されず、例えば、車両2列目以降の左右の前席の間に備えられるコンソールの後方に備えられる空調用レジスタ装置としてもよい。さらに、参考形態として、例えば、図22(a)に示すように、前後のドア間に配置されるセンターピラー71に備えられる空調用レジスタ装置、図22(b)に示すように、車両天井部72に備えられる空調用レジスタ装置が挙げられる
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機において、後席の着座者のために空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置に関する技術として広く利用される。
1,21,31,41,51,61;空調用レジスタ装置、2;コンソール、3;車両空調装置、7,23,33,43,53,63;レジスタケース、9;可動体、8;開口、13,25,35,45,55,65;吹出口、14;遮蔽部、25a,35a;前席用吹出口、25b,35b;後席用吹出口、24,34;遮蔽体、46,56;支持部、66;第1フィン、67;第2フィン、FS;前席、RS;後席、P;車両前後方向、Fb;前方吹出状態、Rb;後方吹出状態、FRb;前後方吹出状態。

Claims (5)

  1. 車両前後方向に配置される前席及び後席のうちの前記後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置であって、
    左右の前記前席の間に設けられるコンソールの後方に備えられるとともに、その内部に前記空調空気が供給される箱状のレジスタケースと、
    前記レジスタケースの上壁部に設けられて前記空調空気を吹き出す吹出口と、
    前記レジスタケースの上壁部の車両前後方向の断面形状に沿うように前記レジスタケースに回動又は移動可能に設けられる可動体又は遮蔽体と、を備え、
    前記レジスタケースとともに前記可動体又は前記遮蔽体は、前記吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段を構成し、
    前記吹出方向変更手段は、前記後席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す後方吹出状態(Rb)と、前記前席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す前方吹出状態(Fb)と、前記前席及び前記後席の各着座者に対して前記空調空気を吹き出す前後方吹出状態(FRb)と、のうちの少なくとも2つの状態の間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であることを特徴とする空調用レジスタ装置。
  2. 前記吹出方向変更手段は、前記後方吹出状態(Rb)と前記前方吹出状態(Fb)と前記前後方吹出状態(FRb)との間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であるとともに、前記前後方吹出状態(FRb)において前記前席及び前記後席の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能である請求項1記載の空調用レジスタ装置。
  3. 前記可動体には、前記吹出口に部分的に臨むように開口が設けられるとともに、前記吹出口における前記開口が臨む以外の部分を塞ぐ遮蔽部が設けられており、
    前記レジスタケースに対して前記可動体を回動又は移動させることで、前記吹出口に対する前記開口の臨む位置が変更される請求項1又は2に記載の空調用レジスタ装置。
  4. 前記吹出口は、前席用吹出口と、前記前席用吹出口より車両後方に配置される後席用吹出口と、を備え、
    前記レジスタケースに対して前記遮蔽体を回動又は移動させることで、前記遮蔽体により前記前席用吹出口及び前記後席用吹出口の開閉状態が変更される請求項1又は2に記載の空調用レジスタ装置。
  5. 車両前後方向に配置される前席及び後席のうちの前記後席の着座者のために車両空調装置から供給される空調空気を吹き出す空調用レジスタ装置であって、
    左右の前記前席の間に設けられるコンソールの後方に備えられるとともに、その内部に前記空調空気が供給される箱状のレジスタケースと、
    前記レジスタケースの上壁部に設けられて前記空調空気を吹き出す吹出口と、
    前記吹出口を横切るように前記レジスタケースの上壁部に車両前後方向に並んで設けられる第1フィン及び第2フィンと、を備え、
    前記第1フィン及び前記第2フィンは、互いに独立して前記フィンの長手方向に沿う軸回りに傾動可能に設けられており、
    前記第1フィンは、車両前後方向に隣接する一対の前記第2フィンの間に配置されており、
    前記レジスタケースとともに前記第1フィン及び前記第2フィンは、前記吹出口による吹出方向を変更させる吹出方向変更手段を構成し、
    前記吹出方向変更手段は、前記後席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す後方吹出状態(Rb)と、前記前席の着座者に対して前記空調空気を吹き出す前方吹出状態(Fb)と、前記前席及び前記後席の各着座者に対して前記空調空気を吹き出す前後方吹出状態(FRb)と、の間で前記吹出口による吹出方向を変更可能であるとともに、前記前後方吹出状態(FRb)において前記前席及び前記後席の各着座者に対する吹出量の割合を調整可能であることを特徴とする空調用レジスタ装置。
JP2015165207A 2015-08-24 2015-08-24 空調用レジスタ装置 Expired - Fee Related JP6561683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165207A JP6561683B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 空調用レジスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165207A JP6561683B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 空調用レジスタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017043141A JP2017043141A (ja) 2017-03-02
JP6561683B2 true JP6561683B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=58210866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165207A Expired - Fee Related JP6561683B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 空調用レジスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6561683B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021103387A1 (zh) * 2019-11-29 2021-06-03 广东美的制冷设备有限公司 出风装置和空气调节设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3594299B1 (en) 2017-03-07 2021-10-13 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Polyaspartic coating composition, coating film, and coated article
DE102017218621A1 (de) * 2017-10-18 2019-04-18 Volkswagen Aktiengesellschaft Luftausströmer
US10967700B2 (en) * 2018-05-02 2021-04-06 Fca Us Llc Vehicle HVAC system

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612084Y2 (ja) * 1980-07-31 1986-01-23
JPH0444416Y2 (ja) * 1985-06-03 1992-10-20
DE102005017332B3 (de) * 2005-04-14 2006-11-16 Siemens Ag Belüftungseinrichtung für den Fondbereich eines Kraftfahrzeugs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021103387A1 (zh) * 2019-11-29 2021-06-03 广东美的制冷设备有限公司 出风装置和空气调节设备
US11796216B2 (en) 2019-11-29 2023-10-24 Gd Midea Air-Conditioning Equipment Co., Ltd. Air outlet device and air conditioning apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017043141A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6376282B2 (ja) 車両用シート空調ユニット
JP6561683B2 (ja) 空調用レジスタ装置
JP6565532B2 (ja) コンソール装置
JP2017039361A (ja) 空調用レジスタ装置
JP2014141236A (ja) 車両用空気調和システム
JP2015163489A (ja) 送風装置
JP5423791B2 (ja) 車両におけるダクト
JP6627976B2 (ja) 車両用空調装置
JP6603165B2 (ja) 車両用空調装置
JP2015067188A (ja) 送風装置
WO2014155805A1 (ja) 車両用空気調和システム
WO2010070973A1 (ja) インストルメントパネルにおける3連吹出口の構造
WO2019151416A1 (ja) 車両用空調装置
JP6054191B2 (ja) 空調ユニット用ドア構造および空調ユニット
JP2008183959A (ja) 車両用空調装置
JPH0732858A (ja) 車両用空調装置
JP4254450B2 (ja) 車両用空調装置
JP7231460B2 (ja) 空気吹出装置
JP4333306B2 (ja) 車両用空調装置
JP3397378B2 (ja) 車両用空調装置
JP2021046083A (ja) 車両用空気吹き出し装置
EP3819144B1 (en) Multiple zone air vent
CN214776517U (zh) 一种飞机空调出风口结构
JP2019131162A (ja) 車両用空調装置
JP4333307B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6561683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees