JPH0444416Y2 - - Google Patents

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JPH0444416Y2
JPH0444416Y2 JP1985083580U JP8358085U JPH0444416Y2 JP H0444416 Y2 JPH0444416 Y2 JP H0444416Y2 JP 1985083580 U JP1985083580 U JP 1985083580U JP 8358085 U JP8358085 U JP 8358085U JP H0444416 Y2 JPH0444416 Y2 JP H0444416Y2
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air
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conditioning duct
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の空調用ダクト装置、特に詳細
には運転席側方のコンソールボツクス内に設けら
れる空調用ダクト装置に関するものである。
(従来技術) 従来より、例えば実開昭57−47407号公報に示
されるように、運転席側方のコンソールボツクス
内に送風用ダクトを設けてなる自動車の空調用ダ
クト装置が知られている。上記ダクトは、その前
端が送風路を介してブロワ、クーラーユニツト等
の空調機器に接続され、一方後端が後部座席側に
向けて開口されており、このようなダクト装置に
よれば空調機器からの空気を効率的に後部座席側
に導くことができる。
ところが上記構成の空調用ダクト装置において
は従来、送風用のダクトをフロア上、換言すれば
コンソールボツクスの底部に設けていたので、送
風は後席乗員の足許に向けてなされ、十分な空調
効果が得られないことがあつた。特に冷房時に
は、冷気が乗員の足許に滞留してしまい、乗員の
頭部近辺は暑い状態が続く、という不具合が生じ
やすい。
また上記のように送風用ダクトがコンソールボ
ツクスの底部に設けられていると、このダクトの
ためにコンソールボツクスの物品収納スペース容
量が小さくなつてしまう、という問題も生じる。
(考案の目的) そこで本考案は、コンソールボツクスの物品収
納スペース容量を大きく確保可能で、しかも後席
乗員の頭部近辺の高位置に空気を送ることができ
る自動車の空調用ダクト装置を提供することを目
的とするものである。
(考案の構成) 本考案の自動車の空調用ダクト装置は、前述の
ようにコンソールボツクス内に送風用ダクトを設
けてなる空調用ダクト装置において、 コンソールボツクスは、コンソールボツクス本
体と、該コンソールボツクス本体の上部に配設さ
れた開閉蓋とを備え、 この開閉蓋の内部に、前端が該開閉蓋の前端部
下面に開口し、後端が該開閉蓋の後端部に開口し
た送風用ダクトが形成されるとともに、 空調機器からの送風路がコンソールボツクス本
体内の前端部に配設され、該コンソールボツクス
本体の上面において、上記開閉蓋下面の開口に対
応する位置に開口され、 上記送風路に、開閉蓋が開くことに応じて該送
風路を遮断する送風路遮断手段が配設されている
ことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1図から第4図は、本考案の一実施例による
自動車の空調用ダクト装置を示すものである。第
1図に示されるように運転席10と助手席11の
後方には後部座席12が配置され、また運転席1
0の側方すなわち助手席11との間には、コンソ
ールボツクス13が配設されている。このコンソ
ールボツクス13は、車室内フロア14上に配さ
れたコンソールボツクス本体15と、このコンソ
ールボツクス本体15の上部に取り付けられた開
閉蓋16とからなる。この開閉蓋16はアームレ
スト部となるものであり、ヒンジ17を中心に矢
印A方向に揺動自在とされ、コンソールボツクス
本体15に設けられた物品収納スペース18を上
方から開閉する。
第3図に示されるように、上記開閉蓋16の内
部は中空に形成され、送風用ダクト19とされて
いる。そして開閉蓋16の下面20の前端部には
開口21が設けられており、上記ダクト19の内
部はこの開口21を介して外部に通じている。ま
た開閉蓋16の後端部には、ルーバ22が配置さ
れた開口23が設けられ、さらに上記後端部に近
い両側面にも、それぞれルーバ24が配置された
開口25R,25Lが設けられている(第2図参
照)。そして開閉蓋16内には、後に詳述するエ
ンドレスのスライドプレート40が配設されてい
る。
一方コンソールボツクス本体15内の前端部に
は、送風路26が設けられている。この送風路2
6は車室前方まで延ばされ、ブロワやクーラーユ
ニツト等の空調機器に接続されている。また送風
路26はコンソールボツクス本体15の上面27
に開口されている。この開口28の位置は、前記
開閉蓋16が第2,3図に示されるようにコンソ
ールボツクス本体15上に載置されたときに、こ
の開閉蓋16の前記開口21と対応する位置に設
けられている。またこの開口28には、第4図に
示すような蓋29が設けられている。この蓋29
は水平方向に延びる回動軸30に固定され、該回
動軸30を中心に回動可能となつている。この回
動軸30の一端にはピニオンギヤ31が固定さ
れ、このピニオンギヤ31は、上下方向に延びる
ロツド32に固設されたラツク33と噛合してい
る。上記ロツド32の上端部、下端部はそれぞ
れ、コンソールボツクス本体15の上面27に形
成された孔34と、該本体15の側壁内面に突設
されたロツド受け36に、上下動自在に挿通され
ている。またこのロツド32は、そのスプリング
受け35に上端が当接し下端が上記ロツド受け3
6に当接した圧縮スプリング37により、上方に
付勢されている。
したがつて、コンソールボツクス本体15の上
面27から開閉蓋16が離されているとき、ロツ
ド32はその上端部が上記孔34から突出するよ
うに上昇する。そこでラツク33、ピニオンギヤ
31を介して回動軸30が回動され、該回動軸3
0に固定された蓋29は上方に回動して開口28
を閉じる(第4図図示の状態)。一方物品収納ス
ペース18を閉じるために開閉蓋16がコンソー
ルボツクス本体15の上面27上に載置される
と、ロツド32は開閉蓋16の下面20によつて
下方に押される。このようにしてロツド32が下
方に移動すると、ラツク33を介してピニオンギ
ヤ31が回転され、回動軸30が回動して蓋29
は開口28を開く位置をとる。
以上述べたように、開閉蓋16がコンソールボ
ツクス本体15上に載置されている際には開口2
8が開かれるので、送風路26はこの開口28お
よび開閉蓋16の下面20の開口21を介して、
ダクト19と連通するようになる。したがつて、
このとき前述の空調機器が作動されて送風路26
に空気(冷気、暖気あるいは新鮮な空気)が送ら
れて来ると、この空気は開閉蓋16後端の前記開
口23、あるいは側面の開口25R,25Lから
吹き出される。これらの開口23、あるいは開口
25R,25Lからの空気の吹出し方向は、それ
ぞれルーバ22,24を操作することによつて適
宜変えることができる。なお本実施例において
は、開口21,28の周囲にそれぞれパツキン5
0,51が設けられ、ダクト19と送風路26と
が外部と気密を保つて接続されるようになつてい
る。
開口25R,25Lから吹き出される空気は、
それぞれ主に、運転席10上の運転者、助手席1
1上の乗員に向かつて流れる。一方開口23から
吹き出される空気は後部座席12側に流れるが、
先に述べたようにこの開口23はコンソールボツ
クス本体15上の開閉蓋16に設けられたもので
あつて比較的高い位置にあるので、後部座席12
に乗員が座つている場合には、ルーバ22を適当
に設定することにより、この乗員の顔面近辺に向
けて空気を吹き出させることができる。また、こ
のようなルーバ22に代えて固定フインが設けら
れるような場合でも、勿論比較的高位置において
後部座席12側に空気が吹き出されるから、固定
フインの固定角度を適当に設定する等により、上
記と同様に後部座席12の乗員の顔面近辺に向け
て空気を吹き出させることができる。
なお本実施例においては、前記スライドプレー
ト40の操作により、3つの開口23,25R,
25Lのうちの任意の開口から選択的に空気を吹
き出させることが可能になつている。以下この点
について説明する。第5A図に示されるようにこ
のスライドプレート40は、例えば軟質のプラス
チツク等可撓性に富む材料を用いて、2つの開口
40a,40bを有するエンドレスベルト状に形
成されている。そして第3図に示されるように該
スライドプレート40の上縁部、下縁部はそれぞ
れ、開閉蓋16の上面41、下面20の内側に形
成された環状案内溝42,43内に摺動自在に係
合されており、開閉蓋16の側面に沿つて移動可
能となつている。またこのスライドプレート40
には上方に張り出したガイド部44が一体的に設
けられ、このガイド部44は、開閉蓋16の上面
41に設けられた略コの字状のガイド溝45(第
2図参照)に通され、そして開閉蓋16の外側か
らこのガイド部44にツマミ46が固定されてい
る。
このツマミ46を上記ガイド溝45に沿つて動
かし、第2図図示の位置に設定すると、このとき
スライドプレート40は第5A図図示の状態、す
なわち開口40aが開閉蓋16の開口23と整合
し、開口40bが開閉蓋16の開口25Rから前
方に離れた状態となる。このようにすれば、前記
送風路26から送られて来る空気は、開口23か
ら後部座席12側のみに吹き出される。またツマ
ミ46を第2図の矢印Bで示す位置に設定する
と、スライドプレート40は第5B図図示の状
態、すなわち開口40aが開閉蓋16の開口25
Rと整合し、開口40bが開閉蓋16の前端部に
位置する状態となる。この場合には、空気は開口
25Rから運転席10側にのみ吹き出される。そ
してツマミ44を第2図の矢印Cで示す位置に設
定すると、スライドプレート40は第5C図図示
の状態、すなわち開口40a,40bがそれぞれ
開閉蓋16の開口25L,25Rと整合する状態
となる。この場合には、空気は開口25L,25
Rからそれぞれ助手席11、運転席10に向けて
吹き出される。
なお以上説明したスライドプレート40は特に
設けず、ルーバ22および24の開閉によつて、
各方面への空気吹出し、吹出し停止を制御するよ
うにしてもよい。また本装置においては、蓋2
9、回動軸30、ピニオンギヤ31、ロツド3
2、ラツク33、ロツド受け36および圧縮スプ
リング37からなる送風路遮断手段が設けられて
いるため、開閉蓋16が開かれたときは送風路2
6からの送風が遮断される。したがつて、開閉蓋
16が開かれて立つた状態となつたとき、高い所
に位置した開口25Lや23から直接乗員の顔等
に向けて勢いよく空気が吹き付けられることがな
くなる。またこのような蓋29を設ければ、開閉
蓋16を開いた際に開口28から送風路26内に
ゴミや異物が落ちることが防止できるので、この
点からも好ましい。
(考案の効果) 以上詳細に説明した通り本考案の自動車の空調
用ダクト装置によれば、車室フロアから比較的高
い位置に空気吹出口が設定されるので、後部座席
乗員の顔面近辺に向けて空気を吹き出させること
が可能になり、後部座席乗員に対する空調効果、
特に冷房効果を大いに高めることができる。しか
も本考案装置においては、送風用ダクトをコンソ
ールボツクスの開閉蓋内に設けているから、該コ
ンソールボツクスの物品収納スペースがダクトに
よつて狭められることがなく、この物品収納スペ
ースを大きく確保することが可能になる。さらに
本考案装置においては、開閉蓋が開かれたときに
送風路を遮断する手段が設けられているから、開
閉蓋が開かれて立つた状態となつたときに、高い
所に位置した開口から空気が直接乗員の顔等に勢
いよく吹き付けられて、不快感を引き起こすこと
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本考案の一実施例に
よる空調用ダクト装置の、開閉蓋開時の状態と、
閉時の状態を示す斜視図、第3図は上記実施例装
置の側断面図、第4図は上記実施例装置の一部を
示す斜視図、第5A,5Bおよび5C図は、上記
実施例装置のスライドプレートの作動を説明する
説明図である。 10……運転席、12……後部座席、13……
コンソールボツクス、15……コンソールボツク
ス本体、16……開閉蓋、19……送風用ダク
ト、20……開閉蓋の下面、21,23,25
L,25R,28……開口、26……送風路、2
7……コンソールボツクス本体の上面、29……
蓋、30……回動軸、31……ピニオンギヤ、3
2……ロツド、33……ラツク、36……ロツド
受け、37……圧縮スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両室内のコンソールボツクス内に、空調機器
    に接続されコンソールボツクスより後方の座席側
    に空気を導く送風用ダクトを設けてなる自動車の
    空調用ダクト装置において、 前記コンソールボツクスは、コンソールボツク
    ス本体と、該コンソールボツクス本体の上部に配
    設された開閉蓋とを備え、 この開閉蓋の内部に、前端が該開閉蓋の前端部
    下面に開口し、後端が該開閉蓋の後端部に開口し
    た送風用ダクトが形成されるとともに、 前記空調機器からの送風路がコンソールボツク
    ス本体内の前端部に配設され、該コンソールボツ
    クス本体の上面において、前記開閉蓋下面の開口
    に対応する位置に開口され、 前記送風路に、前記開閉蓋が開くことに応じて
    該送風路を遮断する送風路遮断手段が配設されて
    いることを特徴とする自動車の空調用ダクト装
    置。
JP1985083580U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0444416Y2 (ja)

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JP1985083580U JPH0444416Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JP1985083580U JPH0444416Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JPS61198107U JPS61198107U (ja) 1986-12-11
JPH0444416Y2 true JPH0444416Y2 (ja) 1992-10-20

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JP6561683B2 (ja) * 2015-08-24 2019-08-21 トヨタ紡織株式会社 空調用レジスタ装置

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JPS60156046U (ja) * 1984-03-29 1985-10-17 いすゞ自動車株式会社 自動車のコンソ−ル

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