JPH0413213Y2 - - Google Patents

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JPH0413213Y2
JPH0413213Y2 JP19525285U JP19525285U JPH0413213Y2 JP H0413213 Y2 JPH0413213 Y2 JP H0413213Y2 JP 19525285 U JP19525285 U JP 19525285U JP 19525285 U JP19525285 U JP 19525285U JP H0413213 Y2 JPH0413213 Y2 JP H0413213Y2
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air
duct
opening
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vehicle
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JP19525285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車室外に配設された吸気口から吸入
された外気を車室内に配設された空気吹出し用の
吹出しグリルに導く車両用送風装置の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来から自動車等の車両として第2図に示す構
成の車両用送風装置が装着されたものが知られて
いる。第2図中で、1は車室内に配設された空気
吹出し用の吹出しグリル、2は車室外に配設され
た吸気口である。この場合、吹出しグリル1は例
えば車室前部のインストルメントパネルの両側部
位および中央部位等に複数配設されている。ま
た、3は一端が各吹出しグリル1…に連結され、
他端が吸気口2に連結された送風ダクト本体であ
る。この送風ダクト本体3は上面に吸気口2が形
成されたインテークボツクス4、このインテーク
ボツクス4の側面開口部に連結されたベンチレー
タダクト5、このベンチレータダクト5の上面開
口部に連結されたデイストリビユーシヨンダクト
6、このデイストリビユーシヨンダクト6の側面
開口部に連結されたエアダクト7等の各構成部品
によつて形成されている。この場合、各吹出しグ
リル1…はデイストリビユーシヨンダクト6およ
びエアダクト7にそれぞれ連結されている。そし
て、車両走行中は外気がインテークボツクス4の
上面の吸気口2からインテークボツクス4の内部
に導入され、このインテークボツクス4からベン
チレータダクト5、デイストリビユーシヨンダク
ト6、エアダクト7等の各構成部品を順次介して
各吹出しグリル1…側に導かれて各吹出しグリル
1…から車室内に吹出されるようになつている。
なお、車両の停止時には送風ダクト本体3内に外
気が吸入されることはなく、車両走行中のみに送
風ダクト本体3内に外気が吸入されるようになつ
ている。また、吹出しグリル1の吹出し口1aに
はこの吹出し口1aを開閉操作する風向板(開閉
部材)8が装着されており、この風向板8によつ
て車室内に吹出される吹出し風の風量が調整可能
になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
車両走行中に送風ダクト本体3内に吸入される
外気の流れによつて生じる送風ダクト本体3の内
部圧力は車両の走行速度に応じて変化し、車両の
走行速度が低い場合には送風ダクト本体3の内部
圧力も比較的低く、車両の走行速度の上昇にとも
ない送風ダクト本体3の内部圧力も上昇するよう
になつているので、吹出しグリル1の吹出し口1
aを風向板8によつて全閉状態で保持させた場合
には車両の走行速度が例えば時速95Km以上になる
と送風ダクト本体3の内部圧力の上昇にともない
送風ダクト本体3内の空気の一部が吹出しグリル
1の吹出し口1aを全閉状態で保持させている風
向板8の僅かな間隙等を介して車室内側に漏洩
し、吹出しグリル1の吹出し口1aから笛吹き音
が発生する問題があつた。
そこで、例えば車室内側に配設されたベンチレ
ータダクト5の一部に開口部を設け、この開口部
から送風ダクト本体3内を流れる空気の一部を車
室内側に逃がすことにより、送風ダクト本体3の
内部圧力を低下させて吹出しグリル1の吹出し口
1aから笛吹き音が発生することを防止するよう
にすることも考えられるが、この場合には外気と
ともに塵埃等がベンチレータダクト5の開口部か
ら車室内側に侵入する問題があつた。
さらに、インテークボツクス4の上面の吸気口
2にダンパ等の開閉機構を装着し、車両の走行速
度に応じてダンパ等の開閉機構を開閉操作させて
車両の走行速度が低い場合にはインテークボツク
ス4の上面の吸気口2を全開状態で保持するとと
もに、車両の走行速度の上昇にともない車両の走
行速度が例えば時速95Km等の所定の走行速度以上
になるとインテークボツクス4の上面の吸気口2
を全閉状態に切換え操作することにより、吹出し
グリル1の吹出し口1aからの笛吹き音の発生を
防止することも考えられるが、この場合にはダン
パ等の開閉機構や車両の走行速度に応じてダンパ
等の開閉機構を開閉操作する操作機構が必要にな
るので、構成が複雑なものとなり、コスト高にな
る問題があつた。
この考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、吹出しグリルの吹出し口を全閉状態で保持さ
せた場合であつても車両の走行速度の上昇にとも
ない吹出しグリルの吹出し口から笛吹き音が発生
するおそれがないうえ、外気とともに塵埃等が車
室内側に侵入することも防止することができ、さ
らに構成の簡略化およびコスト低下を図ることが
できる車両用送風装置を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この考案は一端が車室内に配設され
た空気吹出し用の吹出しグリルに連結され、他端
が車室外に配設された吸気口に連結された送風ダ
クト本体に空気逃がし用の開口部を設けるととも
に、一端がこの送風ダクト本体の開口部に連結さ
れ、他端が車室外に延出された空気逃がしダクト
を設け、かつ送風ダクト本体の内部圧力に応じて
送風ダクト本体の開口部側から空気逃がしダクト
側への空気の流入を制御し、送風ダクト本体の内
部圧力が所定圧力よりも上昇した場合に送風ダク
ト本体側から空気逃がしダクト側へ空気を流入さ
せる圧力調整部材を設けたことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
送風ダクト本体の内部圧力が所定圧力よりも低
い場合には送風ダクト本体の空気逃がし用の開口
部側を圧力調整部材によつて閉塞状態で保持し、
送風ダクト本体の内部圧力が所定圧力よりも上昇
した場合には圧力調整部材によつて送風ダクト本
体の空気逃がし用の開口部側を開放させて送風ダ
クト本体側から空気逃がしダクト側へ空気を流入
させ、この空気逃がしダクトを介して送風ダクト
本体の内部圧力の一部を車室外側に逃がすように
したものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図を参照して
説明する。第1図は第2図に示す車両用送風装置
の要部の概略構成を示すものであり、第1図中で
第2図と同一部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。第1図中で、11は自動車等の車
両の車室内前端部に配設されたダツシユパネルで
ある。このダツシユパネル11の前側にはエンジ
ンルーム12が形成されており、このダツシユパ
ネル11によつてエンジンルーム12側(車室外
側)と車室内とが仕切られている。また、この車
室内側にはダツシユパネル11の後方側に図示し
ないインストルメントパネルが離間対向状態で配
設されている。そして、これらのダツシユパネル
11とインストルメントパネルとの間には第2図
に示す送風ダクト本体3のベンチレータダクト
5、デイストリビユーシヨンダクト6およびエア
ダクト7がそれぞれ配設されている。
一方、送風ダクト本体3のベンチレータダクト
5には前面側に空気逃がし用の逃がし口(開口
部)13が形成されている。このベンチレータダ
クト5の逃がし口13には空気逃がしダクト14
の一端が連結されている。この場合、空気逃がし
ダクト14は車室内側に配置された管状の第1の
ダクト構成部材14aと車室外側に配置された管
状の第2のダクト構成部材14bとによつて形成
されている。そして、この空気逃がしダクト14
の第1のダクト構成部材14aの一端がベンチレ
ータダクト5の逃がし口13に連結されていると
ともに、この第1のダクト構成部材14aの他端
がダツシユパネル11に形成された空気調和機の
配管挿通用の挿通孔15に挿通されている。さら
に、この第1のダクト構成部材14aの挿通端に
は空気逃がしダクト14の第2のダクト構成部材
14bの一端が連結されている。この第2のダク
ト構成部材14bの他端は車室外側に延出されて
いる。
さらに、空気逃がしダクト14の第1のダクト
構成部材14aにはベンチレータダクト5の逃が
し口13との連結端部側に圧力調整部材16が装
着されている。この圧力調整部材16はベンチレ
ータダクト5の逃がし口13の周縁部位外面に一
端部が止着された例えばゴム等の弾性材料製の平
板によつて形成されている。そして、この圧力調
整部材16は送風ダクト本体3の内部圧力に応じ
て自由端部側が開閉動作するようになつており、
この圧力調整部材16の開閉動作にともない送風
ダクト本体3の逃がし口13側から空気逃がしダ
クト14側への空気の流入を制御するようになつ
ている。この場合、送風ダクト本体3の内部圧力
が所定圧力よりも低い場合には圧力調整部材16
によつて送風ダクト本体3の逃がし口13が閉塞
状態で保持されるようになつているとともに、送
風ダクト本体3の内部圧力が所定圧力よりも上昇
した場合には送風ダクト本体3の内部圧力によつ
て圧力調整部材16の自由端部側が押圧され、こ
れが外側に開いて送風ダクト本体3側から空気逃
がしダクト14側へ空気を流入させるようになつ
ている。
そこで、上記構成のものにあつては車速が低
く、送風ダクト本体3の内部圧力が所定圧力より
も低い場合には送風ダクト本体3の空気逃がし口
13側を圧力調整部材16によつて閉塞状態で保
持し、車速が上昇して送風ダクト本体3の内部圧
力が所定圧力よりも上昇した場合には圧力調整部
材16が開いて送風ダクト本体3の空気逃がし口
13側を開放させて送風ダクト本体3側から空気
逃がしダクト14側へ空気を流入させ、この空気
逃がしダクト14を介して送風ダクト本体3の内
部圧力の一部を車室外側に逃がすようにしたの
で、吹出しグリル1の吹出し口1aを全閉状態で
保持させた場合であつても車両の走行速度の上昇
にともない吹出しグリル1の吹出し口1aから笛
吹き音が発生するおそれがない。また、一端がベ
ンチレータダクト5の逃がし口13に連結された
空気逃がしダクト14の第1のダクト構成部材1
4aの他端がダツシユパネル11に形成された空
気調和機の配管挿通用の挿通孔15を介して車室
外側に配設された空気逃がしダクト14の第2の
ダクト構成部材14bに連結されており、空気逃
がしダクト14の第1のダクト構成部材14aが
この第2のダクト構成部材14bを介して車室外
側に延出されているので、外気とともに塵埃等が
車室内側に侵入することも防止することができ
る。さらに、インテークボツクス4の上面の吸気
口2にダンパ等の開閉機構を装着し、車両の走行
速度に応じてダンパ等の開閉機構を開閉操作させ
る構成の場合のようにダンパ等の開閉機構や車両
の走行速度に応じてダンパ等の開閉機構を開閉操
作する操作機構を不要にすることができるので、
構成の簡略化およびコスト低下を図ることができ
る。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施できることは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案によれば一端が車室内に配設された空
気吹出し用の吹出しグリルに連結され、他端が車
室外に配設された吸気口に連結された送風ダクト
本体に空気逃がし用の開口部を設けるとともに、
一端がこの送風ダクト本体の開口部に連結され、
他端が車室外に延出された空気逃がしダクトを設
け、かつ送風ダクト本体の内部圧力に応じて送風
ダクト本体の開口部側から空気逃がしダクト側へ
の空気の流入を制御し、送風ダクト本体の内部圧
力が所定圧力よりも上昇した場合に送風ダクト本
体側から空気逃がしダクト側へ空気を流入させる
圧力調整部材を設けたので、吹出しグリルの吹出
し口を全閉状態で保持させた場合であつても車両
の走行速度の上昇にともない吹出しグリルの吹出
し口から笛吹き音が発生するおそれがないうえ、
外気とともに塵埃等が車室内側に侵入することも
防止することができ、さらに構成の簡略化および
コスト低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部の概略構成
を示す縦断面図、第2図は車両用送風装置の外観
を示す要部の分解斜視図である。 1……吹出しグリル、1a……吹出し口、2…
…吸気口、3……送風ダクト本体、8…風向板
(開閉部材)、13……逃がし口(開口部)、14
……空気逃がしダクト、16…圧力調整部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が車室内に配設された空気吹出し用の吹出
    しグリルに連結され、他端が車室外に配設された
    吸気口に連結された送風ダクト本体が設けられ、
    前記吸気口から吸入された外気が前記送風ダクト
    本体を介して前記吹出しグリル側に導かれて前記
    吹出しグリルから車室内に吹出されるとともに、
    前記吹出しグリルの吹出し口を開閉する開閉部材
    が装着された車両用送風装置において、前記送風
    ダクト本体に空気逃がし用の開口部を設けるとと
    もに、一端がこの送風ダクト本体の開口部に連結
    され、他端が車室外に延出された空気逃がしダク
    トを設け、かつ前記送風ダクト本体の内部圧力に
    応じて前記送風ダクト本体の開口部側から前記空
    気逃がしダクト側への空気の流入を制御し、前記
    送風ダクト本体の内部圧力が所定圧力よりも上昇
    した場合に前記送風ダクト本体側から前記空気逃
    がしダクト側へ空気を流入させる圧力調整部材を
    設けたことを特徴とする車両用送風装置。
JP19525285U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0413213Y2 (ja)

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JPS62102710U JPS62102710U (ja) 1987-06-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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