JPH0649112U - 車両用空調装置のダクト構造 - Google Patents

車両用空調装置のダクト構造

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JPH0649112U
JPH0649112U JP9144692U JP9144692U JPH0649112U JP H0649112 U JPH0649112 U JP H0649112U JP 9144692 U JP9144692 U JP 9144692U JP 9144692 U JP9144692 U JP 9144692U JP H0649112 U JPH0649112 U JP H0649112U
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JP
Japan
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air
duct
air conditioner
vehicle
outlet
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JP9144692U
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和広 平沢
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Araco Corp
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Araco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室内の温度差をできるだけ生じさせないよ
うにする。 【構成】 空調装置からの空気はダクト12を流れて各
吹出口13から車室内に向けて局部的に吹き出される。
吹き出された空気は拡散板14に当たって左右に拡がる
ように拡散し、通風用間隙18から室内に向かってほぼ
均一に吹き出される。なお、局部的に冷やしたいときは
ルーバー20を開放して局部吹出口19からも空気が吹
き出されるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の車室の側壁部に空調装置のダクトを設けたダクト構造に関し 、特にダクトに複数個の吹出口を設けた車両用空調装置のダクト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
バスやワゴン車等の車両では、車室が前後に長いため、空調用の空気を車室内 の前方からだけでなく側方からも送風可能にしたものが多い。これらの車両では 、車両の側壁部に空調装置に連なるダクトが設けられており、空調装置からの空 気はダクトに一定の間隔で設けられた複数個の吹出口から車室内に吹き出される 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、例えば冷房時に上記のような構造では、冷却空気が小さい吹出口から 局部的に一定の方向に向かって吹き出されるため、吹出口の近くでは温度が下が り、遠くでは十分に下がらないようになって車室内の温度差が大きくなり、車室 内の快適性が損なわれるという問題があった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、車室内の温度差をできるだけ生じ させることがない車両用空調装置のダクト構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用空調装置のダクト構造は、車室の側壁部に空調装置に連なるダ クトを延設し、このダクトに空調用空気を吹き出すための複数個の吹出口を形成 したものにおいて、前記ダクトに沿って前記吹出口に対向し、且つ、前記車室の 内壁面との間に通風用間隙を開けて拡散板を設けたところに特徴を有する。
【0006】
【作用】 空調装置からの空気は、空調装置からダクト内を通り車室側壁に流れ、まず複 数個の吹出口から車室内に向けて吹き出される。この吹き出された空気は吹出口 に対向して設けられた拡散板に当たって左右に拡がるように拡散し、拡散板と車 室内壁面との間の間隙を通って車室内に幅広い空気流となって吹き出される。
【0007】
【考案の効果】
本考案の車両用空調装置のダクト構造によれば、ダクトの吹出口から吹き出さ れた空気は拡散板に当たって拡散されるため、空調用空気は車室内に向けてほぼ 均一に吹き出され、車室内の温度差を少なくすることができるという効果を奏す る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の車両用空調装置のダクト構造をバスに適用した一実施例につい て、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】 本実施例のバスの屋根部分は、ルーフパネル1の内側に、車室の天井を形成す るルーフインナパネル2を取り付けて構成され、ルーフインナパネル2はその周 縁部が滑らかな曲面をなして車両の内側壁と連続している。本実施例のクーラー ダクト構造は、ルーフインナパネル2の左右両側壁部2aに前後方向にかけて設 けられている。
【0010】 図1ないし図3に示すように、ルーフインナパネル2の両側壁部2aの内側に は、ルーフインナパネル2との間に間隙を有するように曲成された導風板11が 車室の前後方向に延びて取り付けられて、この導風板11とルーフインナパネル 2に囲まれた部分によってダクト12が構成されている。このダクト12は図示 しない空調装置に連なり、空調装置にて冷却又は加熱された空気がダクト12内 に流される。ダクト12には車室内側に一定の間隔を開けて複数の吹出口13が 設けられており、ここから空調用空気が車室内に吹き出される。
【0011】 ダクト12の車室内側には、拡散板14が設けられ、吹出口13に対向して前 後方向に延びて取り付けられており、これはダクト12との間に所定の間隙を開 けて吹出口13から吹き出された空調用空気を受け止めて左右に拡散させる。こ の拡散板14の下部は水平方向に曲げられており、ここが取付具16を介して導 風板11の下部にビス17止めされると共に、上端部にはルーフインナパネル2 との間に通風用間隙18が形成されている。
【0012】 また、本実施例のダクト構造では、拡散板14に所定の間隔を開けて局部吹出 口19が設けられており、拡散板14内で拡がる空調用空気の一部を局部吹出口 19からも吹き出すことができる。局部吹出口19には、3枚のルーバー20が ヒンジピン21を介して開閉回動可能に設けられ、ルーバー20の回動角度を調 節することにより局部吹出口19から吹き出される空気の量及び風向きを調節で きる。
【0013】 なお、局部吹出口19の上方には、拡散板14の裏側にランプ取付基板24が ダクト12にかけてビス25止めされて取り付けられている。ランプ取付基板2 4は反射板を兼ねるように上面が滑らかになっており、その上面にはソケット( 図示せず)を介してランプ22が取り付けられている。ランプ22は図示しない スイッチを介してバッテリ回路(図示せず)に接続されて、スイッチ操作により 点灯可能である。
【0014】 次に、本実施例の作用について説明する。通常使用時には、ルーバー20を閉 方向に回動させて局部吹出口19を閉めた状態としておく。空調装置からの空気 はダクト12を流れて各吹出口13から局部的に吹き出されるが、この空気はま ず、拡散板14に当たって拡散板14の裏側で左右に拡がるように拡散する。そ して、拡散板14とルーフインナパネル2との間には車両の前後方向に長く延び て開口する通風用間隙18が存在するから、いったん拡散した空気はその通風用 間隙18から車室内に幅広く吹き出され、空調用空気は室内に向かってほぼ均一 に吹き出される。このため、車室内全体が一様に冷房されることになり、温度む らが少ない均一な冷房状態が得られる。
【0015】 なお、例えば冷房時に局部的に強く冷やしたい場合には、所望位置のルーバー 20を開放方向に回転させて所望の開度とする。すると、図4および図5に示す ように、吹出口13から吹き出された空調空気の一部が局部吹出口19からも吹 き出されるようになるため、その局部吹出口19の近くがより強く冷却されるこ とになる。
【0016】 このように、本実施例の車両用空調装置のダクト構造によれば、吹出口13か ら吹き出される空調用空気を拡散板14により拡散させて、通風用間隙18から 幅広く吹き出させることができるから、車室内の温度を一様に保つことができる 。また、特に本実施例では、局部吹出口19をルーバー20にて開閉可能とした ため、ルーバー20を調整することにより通風用間隙18と局部吹出口19との 風量バランスを変更することができ、乗客の多様な要望にも応えることができる 。さらに、本実施例のダクト構造にはランプ22が設けられているため、車両照 明用のランプとしても使用できる。
【0017】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、以下のような変更が可 能である。 (1)本実施例のダクト構造では、拡散板14の下端部はダクト12と連結し て閉じた状態としたが、これに限らず、拡散板の下部にも通風用間隙を設け、空 調用空気がその通風用間隙を通して拡散板下部からも吹き出されるようにしても よい。
【0018】 (2)本実施例のダクト構造では、拡散板14によって拡散された空調用空気 を通風用間隙18から吹き出すようにしたが、通風用間隙に上下方向に回動可能 なルーバーを設け、吹き出される空気の方向を調節可能にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】局部吹出口を閉じた状態を示す部分斜視図
【図2】図1中のIIーII線に沿って断面とした断面図
【図3】図1中の IIIーIII 線に沿って断面とした断面
【図4】局部吹出口を開けた状態を示す部分斜視図
【図5】局部吹出口を開けた状態を示す縦断面図
【符号の説明】
12…ダクト 14…拡散板 18…通風用間隙 19…局部吹出口 20…ルーバー 22…ランプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の側壁部に空調装置に連なるダクト
    を延設し、このダクトに空調用空気を吹き出すための複
    数個の吹出口を形成したものにおいて、 前記ダクトに沿って前記吹出口に対向し、且つ、前記車
    室の内壁面との間に通風用間隙を開けて拡散板を設けた
    ことを特徴とする車両用空調装置のダクト構造。
JP9144692U 1992-12-15 1992-12-15 車両用空調装置のダクト構造 Pending JPH0649112U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002264634A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Mazda Motor Corp 車両の空調装置およびその組付方法
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