JP3054908U - 後部席用簡易ダクト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】後部席にエアコン噴出口が無い自動車でも、大
掛りな装置を必要とせず、後部席乗員が自由にエアコン
の風を調整できるようにすることである。 【構成】１．多くの自動車にある前部席用エアコン噴出
口にアタッチメントＡを取り付ける。 ２．アタッチメントＡに延長ダクトホースＢを取り付け
る。 ３．ダクトホースＢを自動車内部の適当な場所に設置す
る。 ４．ダクトホースＢの先端部に閉止から全開まで風量を
調節する機構Ｃを設置する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の冷暖房、および換気に関するものである。

【従来の技術】

近年の自動車のほとんどに、エアコンが付いているが、後部席の乗員が 直接風量を調整できる噴出口がない場合がほとんどである。 夏では、後部席の乗員が冷房の風を直接受けられないばかりか、冷房が 不足と感じても量を調整できないため、非常に不自由である。 ごく少数の高級車の後部席にエアコン噴出口が設置してあるが、エアコ ンが複数必要であったり、内装を特別に用意しなければならなかった。 したがって、後部席にエアコン噴出口が無い自動車に、後から噴出口を 設置しようと思うと大幅な改造が必要なため、不可能だったり、非常に 高額になるため、現実的ではなかった。

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする課題は、後部席にエアコン噴出口が無い自動 車でも、大掛りな装置を必要とせず、後部席乗員が自由にエアコンの風 を調節できるようにすることである。

【課題を解決するための手段】

１．多くの自動車にある前部席用エアコン噴出口にアタッチメントＡを 取り付ける。 ２．アタッチメントＡに延長ダクトホースＢを取り付ける。 ３．ダクトホースＢを自動車内部の適当な場所に設置する。 ４．ダクトホースＢの先端部に風量を閉止から全開まで調節する機構Ｃ を設置する。

【作用】

エアコンの噴出口から出た冷気（暖気や外気を含む）は、ダクトホース Ｂを通り後部席まで直接届く。 しかも、後部席乗員が風量を自由に調整できるので、非常に便利である 。

【実施例】

風量を調節する機構Ｃに風向きを調整する機構を付けることで、後部席 乗員がより快適になる。

【考案の効果】

本考案を採用することで、後部席用にエアコンを増設したり、大幅な改 造を施さなくても、それと同様の効果が得られる。 特に、タクシーなど、頻繁に後部席に座る乗客が変わる場合、それぞれ の好みに応じたエアコンの風量を乗客が自由に調整、または、停止する ことができ、乗客にとって非常に快適になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 後部席用簡易ダクトの設置例

【符号の説明】

Ａ 前部席用エアコン噴出口に取り付けるアタッチメン
ト Ｂ エアコン噴出口を延長するダクトホース Ｃ 風量を閉止から全開まで調節する機構部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車のフロント側エアコン噴出口に取り
   付け、後部席まで噴出口を延長し、先端部に風量を閉止
   から全開まで調節する機構を設置したダクトホース