JPH044881Y2 - - Google Patents

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JPH044881Y2
JPH044881Y2 JP3025484U JP3025484U JPH044881Y2 JP H044881 Y2 JPH044881 Y2 JP H044881Y2 JP 3025484 U JP3025484 U JP 3025484U JP 3025484 U JP3025484 U JP 3025484U JP H044881 Y2 JPH044881 Y2 JP H044881Y2
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air
duct
rear seat
air conditioning
def
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JP3025484U
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は後席乗員に対する空調効率の向上
と、DEF性能の向上とが実現できる自動車の空
調装置に関する。
(従来技術) 空調制御モードに応じて空調風を自動車の前席
乗員と後席乗員の足もともしくは上半身に向けて
配風するために、インストルメントパネル下に設
けられた空調ユニツトの下流に、車内下部配風ダ
クトと車内上部配風ダクトを分岐形成した自動車
の空調装置が実公昭58−28884号公報に開示され
ている。
この空調装置においては、上記車内下部配風ダ
クトと車内上部配風ダクトとが空調ユニツトに該
空調ユニツトの構成要素としてのヒータコア、ク
ーラの配設位置よりも相当下流において分岐接続
され、その分岐部の上流近傍において、空調ユニ
ツトにDEFダクトが接続され、その分岐部下流
側において、前記車内下部配風ダクトと前記車内
上部配風ダクトの各ダクトに、前席に空調風を導
く前席用ダクトと、後席に空調風を導く後席用ダ
クトとがそれぞれ組込まれている。このため、上
記空調装置においては、空調ユニツトに対して、
車内下部配風ダクト、上部配風ダクト及びDEF
ダクトが略同一位置でそれぞれ接続され、その各
ダクトの接続箇所とヒータコア又はクーラとの各
距離は略等しくなつており、車内下部配風ダク
ト、車内上部配風ダクトを介して前席用ダクトに
配風される空調風の温度、DEFダクトに配風さ
れる空調風の温度、車内下部配風ダクト、車内上
部配風ダクトを介して後席用ダクトに配風される
空調風の温度は等しくなつている。
しかし、上記空調装置においては、後席用ダク
トは、配設の関係上、前席用ダクト及びDEFダ
クトに比べて距離が長くなつており、距離が長い
後席用ダクトと、距離が短い前席用ダクト及び
DEFダクトとに、温度が等しい空調風を配風し
た場合には、後席用ダクトの熱損失が前席用ダク
ト及びDEFダクトの熱損失よりも大きくなるた
め、後席乗員に対する空調効果が低下する問題を
有している。
(考案も目的) 本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、後席乗員に対する空
調効果の向上を図ることにある。
かかる目的を達成するために本考案にあつて
は、インストルメントパネル下に、構成要素とし
てクーラ、ヒータコアを備える空調ユニツトが設
けられ、該空調ユニツトから後席へ空調風を配風
する後席用ダクトが延設されている自動車の空調
装置において、 前記後席用ダクトは前記空調ユニツトのクーラ
もしくはヒータコアの少なくとも一方の下流近傍
に接続され、 前記後席用ダクトに対して、該後席用ダクトへ
の空調風の配風を調整する切換ダンパが設けら
れ、 前記切換ダンパは、空調モードコントローラが
DEF状態になると、前記後席用ダクトへの配風
を遮断するように設定されている、構成としてあ
る。
上述の構成により、空調ユニツトもクーラもし
くはヒータコアの少なくとも一方の下流近傍に後
席用ダクトを接続したことから、クーラもしくは
ヒータコアと後席用ダクトの接続箇所との距離が
著しく短くなり、後席用ダクトに配風される空調
風の温度を、前席用ダクト及びDEFダクトに配
風される空調風の温度よりも、暖房時には高く、
冷房時には低くすることができ、後席用ダクトの
距離が前席用ダクト等の場合に比べて長いことに
基づく熱損失は、後席用ダクトに配風される空調
風の温度により補償されることになる。このた
め、後席乗員に対する空調効果の向上を図ること
ができることになる。
また、一方、空調コントローラがDEF状態に
選択されたときには、後席用ダクトへの配風が切
換ダンパによつて遮断されることから、このとき
には、空調風が後席用ダクトに導入されることは
なくなり、DEFダクトに配風される空調風の流
量を増大させることができることになる。このた
め、くもり取りが効果的に行われることになり、
DEF性能の向上を図ることができることになる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図a,bはこの考案に係る空調装置を適用
した自動車の概略平面であり、同図において、1
は車体、1Aはインストルメントパネルで、該イ
ンストルメントパネル1Aは前席2A,2Bに対
向して配設され、その車体側に空調ユニツト3が
設けられている。空調ユニツト3はクーラ3A,
ヒータコア3B,ブロア3Cを有している。
空調ユニツト3には、第2図に示すように、入
口に外気導入ダクト4と内気循環用ダクト5とが
接続されており、内・外気の導入はダンパ6を切
換制御することによつてなされ、温風の温度制御
はダンパ7によつて行われる。また、空調ユニツ
ト3の出口に空調風を前席に配風するVENTダ
クト8およびHEATダクト9と、空調風をフロ
ントウンド10(第1図a)に配風するDEFダ
クト11がそれぞれ接続され、各ダクト8,9,
11の入口には、配風量を調整するVENTダン
パ8A,HEATダンパ9A、DETダンパ11A
が設けられるとともに、VENTダクト8の入口
にはVENTダンパ8AとBI−LEVELダンパ12
が並設されている。この各ダンパ8A,9A,1
1A,12は空調モードコントローラ(図示略)
の空調設定に応じて開閉動作されるようになつて
おり、これについては後述する。
13は後席用ダクトで、該後席用ダクト13は
クーラ3Aの下流近傍に接続され、その出口は、
第1図に示すように、後席14の近傍に延設され
ている。そして入口には、第2図に示すように、
配風量を調整する切換ダンパ15が設けられてい
る。この切換ダンパ15は、空調モードコントロ
ーラがDEF状態に設定された場合、後席用ダク
ト13の入口を閉塞して後席用ダクト15への配
風を遮断し、その他のモード(VENTモード、
BI−LEVELモード等)状態に設定された場合に
は後席用ダクト13を開放するようになつてい
る。この切換ダンパ15の開閉動作には公知の手
段が用いられており、本実施例においては、イン
ストルメントパネル1に取付けられた空調モード
コントロールレバー(図示略)と切換ダンパ15
とを連動機構としてのリンク、ワイヤ等の連結部
材を介して連結し、上記空調モードコントロール
レバーによつてモード位置を設定することにより
切換ダンパ15を開閉動作させるようになつてい
る。このような切換ダンパ15を開閉動させる連
動機構は、例えば実開昭60−143907号公報に示す
ように、空調モードコントロールレバーとリンク
とを一体成形し、このリンクにスリツトを形成す
るとともにこのスリツトに切換ダンパに連結され
たワイヤを連係させてある空調モードに設定した
時には、ワイヤがスリツトと係合しない状態すな
わちスリツト内にワイヤが位置する状態となつて
切換ダンパを開放状態に保ち、他の空調モードに
設定した時にはスリツト端部にワイヤが係合し、
空調モードコントロールレバーの操作に連動して
開放状態から閉塞状態へ移動させることとなる内
容から明らかなように、既に周知となつている。
上記構成において、第1図aのインストルメン
トパネル1の前壁中央部に取り付けられている空
調モードコントローラ(図示せず)のモードコン
トロールレバーを押し込むことで、第2図のダン
パ6が内気循環用ダクト5を閉塞し、外気導入ダ
クト4から外気が導入されるとともに、上記モー
ド切換えレバーを手前に引き出すことでダンパ6
が外気導入ダクト4を閉塞(仮想線X)し、内気
循環用ダクト5を介して空調風が車室内を循環す
る。
ブロア3Cとクーラ3Aを作動させる冷房時に
おいては、上記図示されていない空調モードコン
トローラの温度コントロールレバーを低温側に位
置させることで、ダンパ7は第3図のように切換
えられる。そして、空調モードコントロールレバ
ーをVENT位置に設定するとVENTダンパ8A
が開放し、HEATダンパ9A、BI−LEVELダン
パ12がそれぞれ閉塞され、冷風はVENTダク
ト8を介して、第1図a,bのインストルメント
パネル1Aの中央部および両側部から前席2A,
2Bに配風され、後席用ダクト13を介して後席
14に配風されるとともに、第3図のDEFダク
ト11を介して第1図aのフロントウインド10
にも配風される。
また、空調モードコントロールレバーをBI−
LEVEL位置に設定すると、第4図に示すように
BI−LEVELダンパ12が開放し、VENTダンパ
8A,DEFダンパ11Aがそれぞれ閉塞され、
冷風はVENTダクト8とHEATダクト9を介し
て前席2A,2B(第1図a)に配風される。
ここで、上記後席用ダクト13はクーラ3Aの
下流近傍に接続されており、上記第3図及び第4
図で述べたように空調モードコントローラが
VENT,BI−LEVEL位置に設定された場合に
は、クーラ3Aから離れて位置し、しかも冷風が
エアミツクスされた後に導入されるVENTダク
ト8、HEATダクト9などの前席用ダクトの冷
風の温度よりも上記後席用ダクト13に導入され
る冷風の温度の方が低いから、後席用ダクト13
の距離が長いために前席用ダクトよりも後席用ダ
クト13の熱損失が大きくてもその冷風の温度に
より補償され、前席2A,2Bに配風される冷風
と後席14に配風される冷風の温度差を生じさせ
ないようにすることができ、後席乗員に対する空
調効果を向上させることができる。
一方、空調モードコントロールレバーをDEF
位置に設定すると、DEFダンパ11Aが開放し、
この動作に連動して、第5図に示すように切換ダ
ンパ15が後席用ダクト13を閉塞するととも
に、VENTダンパ8A、HEATダンパ9A、BI
−LEVELダンパ12がそれぞれ閉塞されるか
ら、冷風のすべてがDEFダクト11を介してフ
ロントウインド10に配風される。したがつて、
DEF性能(くもり取り性能)が向上する。
第6図は暖房時に対する他の実施例を示し、ヒ
ータコア3Bの下流近傍に後席用ダクト13Aを
接続している。この場合ヒータコア3Bを介して
温風を配風する通常暖房時に、空調モードコント
ロールレバーをHEAT位置に設定し、かつ温度
コントロールレバーを高温側に位置させること
で、HEATダンパ9Aが開放され、かつ切換ダ
ンパ7が切り換えられヒータコア3Bの下流近傍
に接続された後席用ダクト13Aの切換ダンパ1
5Aが開放される。そして他のダンパ8A,11
A,12はそれぞれ閉塞される。そのために温風
はHEATダクト9を介して前席2A,2B(第1
図a)に配風されるとともに、後席用ダクト13
Aを介して後席14(第1図a)に配風される。
したがつて、上記冷風が後席用ダクト13Aから
後席14(第1図a)に配風される場合と同様の
理由で、後席乗員に対する空調効果(暖房効果)
が向上する。
他方、空調モードコントロールレバーをDEF
位置に設定すると、DEFダンパ11Aが開放し、
この動作に連動して、第7図に示すように、切換
ダンパ15Aが後席用ダクト13Aを閉塞すると
もに、VENTダンパ8A,HEATダンパ9A、
BI−LEVELダンパ12がそれぞれ閉塞されるか
ら、温風のすべてがDEFダクト11を介してフ
ロントウインド10に配風される。したがつて、
DEF性能が向上する。
なお、上記実施例では空調ユニツト3のクーラ
3Aの下流近傍に後席用ダクト13を接続した例
と、空調ユニツト3のヒータコア3Bの下流近傍
に後席用ダクト13Aを接続した2例で説明して
いるけれども、同一の空調ユニツト3においてク
ーラ3Aの下流近傍に後席用ダクト13を接続す
るとともに、ヒータコア3Bの下流近傍に後席用
ダクト13Aを接続した構成としてもよい。この
ように構成した場合、冷房時にはヒータコア3B
の下流近傍に接続された後席用ダクト13が切換
ダンパ15Aによつて閉塞され、暖房時にはクー
ラ3Aの下流近傍に接続された後席用ダクト13
が切換ダンパ15によつて閉塞される。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、後席用ダクトの距
離が前席用ダクト等の場合に比べて長いことに基
づく熱損失を、後席用ダクトに配風される空調風
の温度により補償することができ、後席乗員に対
する空調効果の向上を図ることができる。
しかも、空調モードコントローラがDEF状態
に設定された場合にはDEFダクトに配風される
空調風の流量を増大させることができることか
ら、DEF性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案に係る空調装置を適用した
自動車の概略平面図、第1図bはI部の拡大図、
第2図は空調ユニツトの一実施例を示す縦断面
図、第3図はVENTモード時の縦断面図、第4
図はBI−LEVELモード時の縦断面図、第5図は
冷房DEFモード時の縦断面図、第6図は空調ユ
ニツトの他の実施例を示す縦断面図、第7図は暖
房DEFモード時の縦断面図である。 1A……インストルメントパネル、3……空調
ユニツト、3A……クーラ、3B……ヒータコ
ア、13,13A……後席用ダクト、15,15
A……切換ダンパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インストルメントパネル下に、構成要素として
    クーラ、ヒータコアを備える空調ユニツトが設け
    られ、該空調ユニツトから後席へ空調風を配風す
    る後席用ダクトが延設されている自動車の空調装
    置において、 前記後席用ダクトは前記空調ユニツトのクーラ
    もしくはヒータコアの少なくとも一方の下流近傍
    に接続され、 前記後席用ダクトに対して、該後席用ダクトへ
    の空調風の配風を調整する切換ダンパが設けら
    れ、 前記切換ダンパは、空調モードコントローラが
    DEF状態になると、前記後席用ダクトへの配風
    を遮断するように設定されている、 ことを特徴とする自動車の空調装置。
JP3025484U 1984-03-01 1984-03-01 自動車の空調装置 Granted JPS60142110U (ja)

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JP3025484U JPS60142110U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 自動車の空調装置

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JP3025484U JPS60142110U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 自動車の空調装置

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JPS60142110U JPS60142110U (ja) 1985-09-20
JPH044881Y2 true JPH044881Y2 (ja) 1992-02-13

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ID=30529787

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JP3025484U Granted JPS60142110U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 自動車の空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0754008Y2 (ja) * 1989-07-20 1995-12-13 日産自動車株式会社 自動車用ヒーターユニット

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JPS60142110U (ja) 1985-09-20

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