JPS6240807Y2 - - Google Patents

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JPS6240807Y2
JPS6240807Y2 JP1983135908U JP13590883U JPS6240807Y2 JP S6240807 Y2 JPS6240807 Y2 JP S6240807Y2 JP 1983135908 U JP1983135908 U JP 1983135908U JP 13590883 U JP13590883 U JP 13590883U JP S6240807 Y2 JPS6240807 Y2 JP S6240807Y2
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ventilation duct
air
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defroster
vehicle
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JP1983135908U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の換気装置に関する。
従来技術 自動車にあつては、フロントウインドパネルの
下方、具体的にはインストルメントパネルのフロ
ントウインドパネル下縁近傍にデフロスタ吹出口
を形成し、このデフロスタ吹出口よりフロントウ
インドパネル面に指向して温風を吹出させて、該
フロントウインドパネル面の曇り止めを行えるよ
うにしてある。
ところで、この空気調和装置のデフロスタモー
ド運転時には、デフロスタ吹出口より吹出された
温風がフロントウインドパネル面の傾斜に沿つて
上昇して前席乗員の頭部付近に漂うため、理想的
な頭寒足熱の室内温度雰囲気が得られず乗員に不
快感を与えてしまう。また、特に梅雨時には、デ
フロスタモード運転した場合には前述の不具合と
相俟つて、車室内温度が上昇してしまうためによ
り一層不快感を強めてしまう不具合を生じる。
そこで、従来、例えば実開昭51−99345号公報
に示されるように、前述のデフロスタ吹出口に対
応する位置にあるフロントルーフレールに空気吸
入口を形成し、デフロスタ吹出口より吹出されて
フロントウインドパネル面に沿つてルーフ側に流
れる温風をこの空気吸入口より吸入してフロント
ルーフレールの閉断面空間から車室内換気ダクト
を経由して車外へ排出するようにしたものが知ら
れている。
ところが、かかる従来の構造では乗員足元吹出
口より温風を吹出させる空気調和装置のヒートモ
ード運転時に、前述のようにフロントルーフレー
ル側通気路が車室内換気ダクトに連通、接続して
いるため、この車室内換気ダクトによる換気作用
と共に、車室内気がフロントルーフレールの空気
吸入口より吸入されて、フロントルーフレール内
空間を経由して換気作用され、このため車室内の
暖気が前席乗員の頭部を廻り込んで前記吸入口に
吸入され、乗員に不快感を与えてしまう不具合を
生じる。また、前述のフロントルーフレール側通
気路と車室内換気ダクトとの連通,接続部分に切
換弁を配して、該切換弁をデフロスタモード運転
時に手動操作によりフロントルーフレール側通気
路を開くようにしても、操作性が悪く、また、操
作し忘れることもあつて実用性に欠けるものであ
り、更には、空気調和装置をヒートモード運転と
デフロスタモード運転の中間モードで運転して、
デフロスタ吹出口からの吹出温風量を制御する場
合にあつては、前述の切換弁を適正に開度制御し
ないと前席乗員頭部付近に暖気が滞留したり、室
内暖気が乗員頭部付近を通過しフロントルーフレ
ールの空気吸入口に吸引される事態を生じ、結果
的に車室内を快適な温度雰囲気にするのが困難で
あるという不具合を生じる。
考案の目的 本考案はかかる従来の実状に鑑み、デフロスタ
モード運転域ではフロントルーフレールの空気吸
入口からの室内空気の過吸入を回避できると共
に、他の運転モードでは前記空気吸入口からの車
室内空気の吸入を停止して、車室内を常に快適な
温度分布の雰囲気にすることのできる自動車の換
気装置を提供することを目的とするものである。
考案の構成 前記目的を達成するため、本考案にあつてはフ
ロントウインドパネル下方のデフロスタ吹出口に
対向する位置にあるフロントルーフレールに空気
吸入口を形成すると共に、該空気吸入口を通気ダ
クトを介して車室内換気ダクトに連通した構造に
あつて、前記通気ダクトと車室内換気ダクトとの
分岐部に、車両のインストルメントパネルに設置
された空気調和運転モード切換レバーと連動し、
デフロスタモード運転域で前記切換レバーの移動
ストロークに対応して前記車室内換気ダクトの中
途開位置から、前記通気ダクトの全閉位置までの
間で通気ダクトの開口面積を可変制御する切換弁
を設けてある。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。
第1〜4図において、1はフロントウインドパ
ネル、2は該フロントウインドパネル1の下方に
設定、具体的にはインストルメントパネル3のフ
ロントウインドパネル1下縁近傍に設定したデフ
ロスタ吹出口で、該デフロスタ吹出口2からは図
外の空気調和装置をデフロスタモード運転した時
にフロントウインドパネル1面に指向して温風が
吹出される。このデフロスタ吹出口1に対応する
位置にあるルーフ前部骨格部材であるフロントル
ーフレール4には空気吸入口5を形成してある。
9は車室内換気ダクトを示し、この車室内換気ダ
クト9はリヤフエンダ12に開口した換気出口1
0と、リヤパーセルシエルフ13に開口した換気
入口11とを連通し、走行時にリヤフエンダ12
の換気出口10付近に発生する負圧により車室内
気を車外に排出する。前記フロントルーフレール
4の空気吸入口5は閉断面を構成するフロントル
ーフレール4、該フロントルーフレール4に連
通,接続したルーフサイドレール6および該ルー
フサイドレール6に連通,接続したリヤピラー7
の閉断面空間を通気ダクト8とし、この通気ダク
ト8を前記車室内換気ダクト9に接続して換気出
口10に連通している。そして、前記通気ダクト
8と車室内換気ダクト9との接続分岐部に、第4
図に示すようにインストルメントパネル3に設置
された空気調和操作部14の空気調和運転モード
切換レバーとしての切換レバー15と連動し、ヒ
ートモード(HEAT)とデフロスタモード
(DEF)との間のデフロスタモード運転域Sで前
記切換レバー15の移動ストロークに対応して前
記車室内換気ダクト9の中途開位置から、前記通
気ダクト8の全閉位置までの間で通気ダクト8の
開口面積を可変制御する切換弁16を配設してあ
る。即ち、切換弁16は、切換レバー15がベン
トモード(VENT),バイレベルモード(B1−
LEV)およびヒートモード位置にある時には通
気ダクト8を遮断する全閉位置にあつて、切換レ
バー15をヒートモード位置からデフロスタモー
ド位置に移動することによつて移動ストロークに
応じて開動し、デフロスタモード運転域Sで前記
レバーストローク、従つて、デフロスタ吹出口2
からの温風吹出量に応じて通気ダクト8の開口面
積を可変制御する。また、切換弁16の全開位置
は通気ダクト8,車室内換気ダクト9径に応じて
例えば第3図示のように車室内換気ダクト9側の
任意の位置に設定される。
切換弁16は例えば図外のエンジンの吸入負圧
を負圧源とするバキユームアクチユエータ17で
作動され、前記切換レバー15によりこのバキユ
ームアクチユエータ17に導入される負圧を制御
して前述の通気ダクト8の開口面積を可変制御す
る。なお、第1図中18はバキユームホースを示
す。
以上の実施例構造によれば、乗員が、インスト
ルメントパネル3に設置された空気調和操作部1
4の切換レバー15をヒートモード位置からデフ
ロスタモード運転域S側に操作すると、温風は図
外の乗員足元吹出口の他、デフロスタ吹出口2か
らも吹出され、このデフロスタ吹出口2からの温
風吹出量は切換レバー15の移動ストロークに比
例して増減し、フロントウインドパネル1面を除
霜する。
一方、通気ダクト8と車室内換気ダクト9との
接続分岐部に配した切換弁16は、前記切換レバ
ー15のヒートモード位置からデフロスタモード
運転域S側への操作により全閉位置から開弁し始
め、該切換レバー15の移動ストローク、従つ
て、デフロスタ吹出口2からの温風吹出量に応じ
て通気ダクト8の開口面積を変化させる。この結
果、デフロスタ吹出口2からの温風吹出量が少な
い時には、この少ない吹出量に見合つてフロント
ルーフレール4の空気吸入口5から吸入作用して
フロントウインドパネル1面に沿つて上昇してく
る暖気を補集し、通気ダクト8から切換弁16配
設部分を経由して換気出口10より車外に排出
し、一方、車室内気はフロントルーフレール4側
に指向することなくリヤパーセルシエルフ13の
換気入口11より吸入され、車室内換気ダクト9
を経由して換気出口10より車外に排出される。
また、切換レバー15がデフロスタモード位置
に操作されると、乗員足元吸出口からの温風吹出
しが停止され、デフロスタ吹出口2からのみ温風
が吹出される。これと同時に、切換弁16は第3
図鎖線で示すように全開位置となるため、デフロ
スタ吹出口2から吹出されてフロントウインドパ
ネル1面に沿つて上昇する大量の暖気は、フロン
トルーフレール4の空気吸入口5より積極的に吸
引,排出されて乗員頭部付近に滞留することはな
く、このように上記切換弁16が通気ダクト8の
全開位置であつても、車室内換気ダクト9は中途
開位置であつて全閉状態となつていないため車室
内気もリヤパーセルシエルフ13の換気入口11
より吸引されて車外に排出され、車室内の換気性
能は維持される。
切換レバー15をデフロスタモード運転域S以
外のベントモード位置、バイレベルモード位置又
はヒートモード位置に操作して運転した場合、即
ち、デフロスタ吹出口2から温風が吹出されない
運転時には、切換弁16は第3図実線で示すよう
に全閉位置となつて通気ダクト8を閉塞し、フロ
ントルーフレール4の空気吸入口5からの空気吸
入作用を停止し、車室内気はリヤパーセルシエル
フ13の換気入口11より吸引されて車外へ排出
される。従つて、例えばヒートモード運転時やバ
イレベルモード運転時に、車室内の暖気がフロン
トルーフレール4の空気吸入口5に指向して流動
することはない。
また、上記切換弁16の開閉操作は、インスト
ルメントパネル3の操作性の良い部位に設置され
た空気調和操作部14の切換レバー15により行
われるため、操作が行い易い。
なお、前記実施例において、切換弁16の作動
をバキユームアクチユエータに替えてモータ駆動
するようにしてもよい。また、車室内換気はフロ
ントピラー19の閉断面空間を利用して車体前部
から行わせるようにしてもよく、この場合、切換
弁はフロントルーフレール4とルーフサイドレー
ル6,フロントピラー19の閉断面空間が合流す
る部分に設ければよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、デフロスタモー
ド運転域ではデフロスタ吹出口から吹出される温
風量に見合つてフロントルーフレールの空気吸入
口よりフロントウインドパネル面に沿つて上昇し
てくる暖気を吸引し、車室内気の過吸入を回避で
きるため、乗員頭部付近に暖気が滞留したり、車
室内の暖気がフロントルーフレール側に指向して
流れるようなことはない。また、デフロスタモー
ド運転域以外の運転モードでは、前記フロントル
ーフレールの空気吸入口からの空気吸入を停止す
るため、車室内の暖気がフロントルーフレール側
に指向して流れることはなく、従つて、常に理想
的な頭寒足熱の温度分布の室内雰囲気が得られ、
快適な居住性を得ることができるという実用上多
大な効果を有する。
そして、切換弁の開閉が、操作性を考慮してイ
ンストルメントパネルに設置された空気調和運転
モード切換レバーの操作により行われるため切換
弁の開閉操作を容易に行うことができるという効
果を有する。
更に、切換弁は、車室内暖気ダクトとの中途開
位置から通気ダクトの全閉位置までの間で通気ダ
クトの開口面積を可変制御するものであるため、
車室内換気ダクトは常に開いており、従つて車室
内の換気性能を常時維持することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を備えた自動車の略示的斜
視外観図、第2図は第1図の範囲部の拡大図、
第3図は第2図の−線に沿う断面図、第4図
は空気調和操作部の正面図である。 1……フロントウインドパネル、2……デフロ
スタ吹出口、3……インストルメントパネル、4
……フロントルーフレール、5……空気吸入口、
8……通気ダクト、9……車室内換気ダクト、1
5……空気調和運転モード切換レバー、16……
切換弁、S……デフロスタモード運転域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントウインドパネル下方のデフロスタ吹出
    口に対向する位置にあるフロントルーフレールに
    空気吸入口を形成すると共に、該空気吸入口を通
    気ダクトを介して車室内換気ダクトに連通した構
    造にあつて、前記通気ダクトと車室内換気ダクト
    との分岐部に、車両のインストルメントパネルに
    設置された空気調和運転モード切換レバーと連動
    し、デフロスタモード運転域で前記切換レバーの
    移動ストロークに対応して前記車室内換気ダクト
    の中途開位置から、前記通気ダクトの全閉位置ま
    での間で通気ダクトの開口面積を可変制御する切
    換弁を設けたことを特徴とする自動車の換気装
    置。
JP13590883U 1983-08-31 1983-08-31 自動車の換気装置 Granted JPS6045112U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13590883U JPS6045112U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車の換気装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13590883U JPS6045112U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車の換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS6045112U JPS6045112U (ja) 1985-03-29
JPS6240807Y2 true JPS6240807Y2 (ja) 1987-10-19

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ID=30305744

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JP13590883U Granted JPS6045112U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車の換気装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513127A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ルノー・エス・ア・エス 霜取りダクトのネットワークを備えた車両用の空調装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5199345U (ja) * 1975-02-06 1976-08-10

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513127A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ルノー・エス・ア・エス 霜取りダクトのネットワークを備えた車両用の空調装置

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JPS6045112U (ja) 1985-03-29

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