JPH0111524Y2 - - Google Patents
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- JPH0111524Y2 JPH0111524Y2 JP17956583U JP17956583U JPH0111524Y2 JP H0111524 Y2 JPH0111524 Y2 JP H0111524Y2 JP 17956583 U JP17956583 U JP 17956583U JP 17956583 U JP17956583 U JP 17956583U JP H0111524 Y2 JPH0111524 Y2 JP H0111524Y2
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- JP
- Japan
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- air
- hot air
- heater core
- duct
- differential
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Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 12
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 6
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000007791 dehumidification Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 201000009240 nasopharyngitis Diseases 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は、温風調節特性の向上を図るようにし
た自動車用空気調和装置に関する。
た自動車用空気調和装置に関する。
(従来の技術)
一般に、自動車用空気調和装置は第1図及び第
2図(第1図の−線断面図)に示すとおりイ
ンテークユニツト1と、クーラユニツト2と、ヒ
ータユニツト3とから構成されている。インテー
クユニツト1にはモータ4により駆動されるフア
ン5が内蔵され、更に車室内循環流が流入する内
気流入口6と、外気が流入する外気取入口7とが
設けられている。またインテークユニツト1内に
は内気流入口6を閉じるA位置と外気取入口7を
閉じるB位置との間を開閉動するインテークドア
8が取付けられている。
2図(第1図の−線断面図)に示すとおりイ
ンテークユニツト1と、クーラユニツト2と、ヒ
ータユニツト3とから構成されている。インテー
クユニツト1にはモータ4により駆動されるフア
ン5が内蔵され、更に車室内循環流が流入する内
気流入口6と、外気が流入する外気取入口7とが
設けられている。またインテークユニツト1内に
は内気流入口6を閉じるA位置と外気取入口7を
閉じるB位置との間を開閉動するインテークドア
8が取付けられている。
インテークユニツト1からの空気が流入するク
ーラユニツト2には、冷房回路の冷媒導管9から
の冷媒が膨張弁10を通つて減圧されて流入する
エバポレータ11が内蔵されており、このエバポ
レータ11でインテークユニツトから導入された
空気と冷媒とが熱交換される。ヒータユニツト3
内には、流入した空気を加熱するために、エンジ
ン冷却水が図示してない弁を介し流入するヒータ
コア12が組み込まれており、このヒータコア1
2の直上部にはヒータコア12へ流入する空気量
とヒータコア12をバイパスして空気を導くバイ
パス通路24中を通る空気量の割合を調整するミ
ツクスドア13が取付けられている。このミツク
スドア13を開位置(C位置)、閉位置(D位
置)、或いはこれらの間の任意の中間位置、例え
ばE位置に作動させることにより、ヒータユニツ
ト3に流入した空気を全てヒータコア12を経て
車室内に送つたり、ヒータコア12を迂回させて
車室内に送つたり、或いは空気の一部をヒータコ
ア12を通して他の空気をバイパス通路24を通
し、その後ミツクスして車室内に送つたり、又は
ミツクスせずに数ケ所の吹出口より車室内へ送る
ようにしている。
ーラユニツト2には、冷房回路の冷媒導管9から
の冷媒が膨張弁10を通つて減圧されて流入する
エバポレータ11が内蔵されており、このエバポ
レータ11でインテークユニツトから導入された
空気と冷媒とが熱交換される。ヒータユニツト3
内には、流入した空気を加熱するために、エンジ
ン冷却水が図示してない弁を介し流入するヒータ
コア12が組み込まれており、このヒータコア1
2の直上部にはヒータコア12へ流入する空気量
とヒータコア12をバイパスして空気を導くバイ
パス通路24中を通る空気量の割合を調整するミ
ツクスドア13が取付けられている。このミツク
スドア13を開位置(C位置)、閉位置(D位
置)、或いはこれらの間の任意の中間位置、例え
ばE位置に作動させることにより、ヒータユニツ
ト3に流入した空気を全てヒータコア12を経て
車室内に送つたり、ヒータコア12を迂回させて
車室内に送つたり、或いは空気の一部をヒータコ
ア12を通して他の空気をバイパス通路24を通
し、その後ミツクスして車室内に送つたり、又は
ミツクスせずに数ケ所の吹出口より車室内へ送る
ようにしている。
前記ヒータコア12の下流側には混合室14が
形成され、この混合室14には、ヒータユニツト
さら導いてフロントガラスの内面に沿つて空気を
吹き出させるデフダクト用吹出口15と、搭乗者
の足元に向つて空気を吹き出させるフツトダクト
用吹出口16と、運転席前方のインストルメント
パネルに介設したベント口より車室内に空気を送
るためのベント用吹出口18が開口している。
又、デフダクト用吹出口15の配風制御をするデ
フドア19、ベントダクト用吹出口18の配風制
御をするベントドア20、フツトダクト用吹出口
16の配風制御をするフツトドア21がヒータユ
ニツト3内に取付けられている。
形成され、この混合室14には、ヒータユニツト
さら導いてフロントガラスの内面に沿つて空気を
吹き出させるデフダクト用吹出口15と、搭乗者
の足元に向つて空気を吹き出させるフツトダクト
用吹出口16と、運転席前方のインストルメント
パネルに介設したベント口より車室内に空気を送
るためのベント用吹出口18が開口している。
又、デフダクト用吹出口15の配風制御をするデ
フドア19、ベントダクト用吹出口18の配風制
御をするベントドア20、フツトダクト用吹出口
16の配風制御をするフツトドア21がヒータユ
ニツト3内に取付けられている。
(考案が解決しようとする課題)
このような自動車用空気調和装置では、車両に
搭載する都合上デフダクト用吹出口15が上部に
フツトダクト用吹出口16が下部に設けてあるた
め、デフ・フツトモード(除湿足元暖房)にてミ
ツクスドア13を中間位置に移動させると、ヒー
タコアを通過した暖風のほとんどは下部にあるフ
ツトダクト用吹出口へ流れ込んでしまうので、デ
フとフツトの温度差が過大になり、運転者の上体
の冷え及び窓のくもり発生等の不都合を生じてい
た。
搭載する都合上デフダクト用吹出口15が上部に
フツトダクト用吹出口16が下部に設けてあるた
め、デフ・フツトモード(除湿足元暖房)にてミ
ツクスドア13を中間位置に移動させると、ヒー
タコアを通過した暖風のほとんどは下部にあるフ
ツトダクト用吹出口へ流れ込んでしまうので、デ
フとフツトの温度差が過大になり、運転者の上体
の冷え及び窓のくもり発生等の不都合を生じてい
た。
この対策としてヒータユニツト3内に設けられ
たものが温風導風路23であり、この温風導風路
23はヒータコア12を通過した暖風の一部をデ
フダクト用吹出口へ導くもので、該温風導風路2
3の温風吸込口25がヒータコア12の温風吹出
部付近に、温風吹出口26がデフダクト用吹出口
15付近に夫々開口している(実願昭58−98831
号参照)。
たものが温風導風路23であり、この温風導風路
23はヒータコア12を通過した暖風の一部をデ
フダクト用吹出口へ導くもので、該温風導風路2
3の温風吸込口25がヒータコア12の温風吹出
部付近に、温風吹出口26がデフダクト用吹出口
15付近に夫々開口している(実願昭58−98831
号参照)。
しかし、それらは、確かにフツトダクトとデフ
ダクトとから吹き出される空気の過大な温度差を
解消して、寒冷地での空気調和に都合が良いが、
一方、温暖地(外気温が5℃以上)での空気調和
には多少の不都合を有するものであつた。すなわ
ち、温暖地では、日射の影響下でも運転者の頭部
をすつきりさせるために、デフ・フツトモード時
に、フツトダクトとデフダクトとから吹き出され
る空気の温度差を大きくした方が運転者にとつて
快適なのであるが、上述のような温風導風路を形
成した自動車用空気調和装置では、前記温度差が
比較的に小さいものとなるので、運転者にいわゆ
る頭部のモヤモヤ感を生じさせる虞れがあつた。
ダクトとから吹き出される空気の過大な温度差を
解消して、寒冷地での空気調和に都合が良いが、
一方、温暖地(外気温が5℃以上)での空気調和
には多少の不都合を有するものであつた。すなわ
ち、温暖地では、日射の影響下でも運転者の頭部
をすつきりさせるために、デフ・フツトモード時
に、フツトダクトとデフダクトとから吹き出され
る空気の温度差を大きくした方が運転者にとつて
快適なのであるが、上述のような温風導風路を形
成した自動車用空気調和装置では、前記温度差が
比較的に小さいものとなるので、運転者にいわゆ
る頭部のモヤモヤ感を生じさせる虞れがあつた。
また、前記温風導風路23はヒータコア12の
温風吹出部とデフドア19の手前のデフダクト用
吹出口15付近とを導通するため、デフドア19
を閉じるバイレベルモード等ではデフダクトから
温風を吹き出すことができず、フロントガラスに
くもりが発生した場合には、くもりを解消するた
めに、デフダクトから温風を吹き出すことのでき
るモードに切換える必要があつた。
温風吹出部とデフドア19の手前のデフダクト用
吹出口15付近とを導通するため、デフドア19
を閉じるバイレベルモード等ではデフダクトから
温風を吹き出すことができず、フロントガラスに
くもりが発生した場合には、くもりを解消するた
めに、デフダクトから温風を吹き出すことのでき
るモードに切換える必要があつた。
本考案は、上述した従来技術に伴う欠点、問題
点に鑑みてなされたもので、デフ・フツトモード
時にデフダクトとフツトダクトとから吹き出され
る空気の温度差を外気条件あるいは運転者の好み
により可変にすることが可能であり、また、フロ
ントガラスにくもりが発生した場合には、モード
を切り換えることなくデフダクトから温風を吹き
出すことのできる自動車用空気調和装置を提供す
ることを目的とする。
点に鑑みてなされたもので、デフ・フツトモード
時にデフダクトとフツトダクトとから吹き出され
る空気の温度差を外気条件あるいは運転者の好み
により可変にすることが可能であり、また、フロ
ントガラスにくもりが発生した場合には、モード
を切り換えることなくデフダクトから温風を吹き
出すことのできる自動車用空気調和装置を提供す
ることを目的とする。
[考案の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するための本考案は、ヒータユ
ニツト内のヒータコアを通過する空気とこれを迂
回する空気とを切換制御するミツクスドアを前記
ヒータコア上流側に設け、該ヒータコア下流側の
上部にデフドアを有するデフダクト用吹出口を、
該ヒータコア下流側の下部にフツトドアを有する
フツトダクト用吹出口を設けてなる自動車用空気
調和装置であつて、前記デフダクト用吹出口と前
記デフドアとの間にミツクスチヤンバーを形成す
ると共に、該ミツクスチヤンバーに設けた温風吹
出口と前記ヒータコア下流域に設けた温風吸込口
とを連通する温風導風路を形成し、前記ヒータコ
ア下流域に設けた前記温風導風路の温風吸込口に
温風切換ドアを設けたこのを特徴とする自動車用
空気調和装置である。
ニツト内のヒータコアを通過する空気とこれを迂
回する空気とを切換制御するミツクスドアを前記
ヒータコア上流側に設け、該ヒータコア下流側の
上部にデフドアを有するデフダクト用吹出口を、
該ヒータコア下流側の下部にフツトドアを有する
フツトダクト用吹出口を設けてなる自動車用空気
調和装置であつて、前記デフダクト用吹出口と前
記デフドアとの間にミツクスチヤンバーを形成す
ると共に、該ミツクスチヤンバーに設けた温風吹
出口と前記ヒータコア下流域に設けた温風吸込口
とを連通する温風導風路を形成し、前記ヒータコ
ア下流域に設けた前記温風導風路の温風吸込口に
温風切換ドアを設けたこのを特徴とする自動車用
空気調和装置である。
(作用)
このように構成した本考案にあつては、デフ・
フツトモードにおいて、温風切替ドアにより温風
導風路を開放すれば、ヒータコアを通過した温風
の一部がデフダクト案内されフツトダクトとデフ
ダクトとから吹出される空気の温度差を小さくす
ることができる。また、このモードにおいて、前
記温風切換ドアにより温風導風路を閉塞すれば、
デフダクトとフツトダクトとから吹出される空気
の温度差を大きくすることができる。更に、如何
なるモードにあつても、前記温風切替ドアにより
温風導風路を開放すれば、ヒータコアを通過した
温風の一部をデフダクトに案内することができ、
モードを切替えることなくフロントガラスの曇り
を防止することができる。
フツトモードにおいて、温風切替ドアにより温風
導風路を開放すれば、ヒータコアを通過した温風
の一部がデフダクト案内されフツトダクトとデフ
ダクトとから吹出される空気の温度差を小さくす
ることができる。また、このモードにおいて、前
記温風切換ドアにより温風導風路を閉塞すれば、
デフダクトとフツトダクトとから吹出される空気
の温度差を大きくすることができる。更に、如何
なるモードにあつても、前記温風切替ドアにより
温風導風路を開放すれば、ヒータコアを通過した
温風の一部をデフダクトに案内することができ、
モードを切替えることなくフロントガラスの曇り
を防止することができる。
(実施例)
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
する。
第3図は本考案に係る自動車用空気調和装置の
概略断面図、第4図A,B,C,Dは第3図の
−線に沿う断面図であり、第1図及び第2図に
示す部材と同一部材には同一符号を付してある。
概略断面図、第4図A,B,C,Dは第3図の
−線に沿う断面図であり、第1図及び第2図に
示す部材と同一部材には同一符号を付してある。
第3図に示すように、本実施例に係る自動車用
空気調和装置の基本的構成は第1図に示す従来例
のものと同じであり、インテークユニツト1と、
クーラユニツト2と、ヒータユニツト3とから成
る。インテークユニツト1とクーラユニツト2に
関しては、従来例のものと全く同一であるためそ
の説明は省略する。
空気調和装置の基本的構成は第1図に示す従来例
のものと同じであり、インテークユニツト1と、
クーラユニツト2と、ヒータユニツト3とから成
る。インテークユニツト1とクーラユニツト2に
関しては、従来例のものと全く同一であるためそ
の説明は省略する。
本実施例のヒータユニツト3内には、ヒータコ
ア12の下流域に設けられた温風吸込口25と、
デフダクト用吹出口15とデフドア19との間に
形成されたミツクスチヤンバー27に設けられた
温風吹出口26とを連通する温風導風路23が形
成されている。
ア12の下流域に設けられた温風吸込口25と、
デフダクト用吹出口15とデフドア19との間に
形成されたミツクスチヤンバー27に設けられた
温風吹出口26とを連通する温風導風路23が形
成されている。
また、前記温風導風路23の温風吸込口25に
は、温風切換ドア28が設けられており、該温風
切換ドア28の開閉により、温風導風路23を通
つてミツクスチヤンバー27へ向かう温風の量が
制御される。
は、温風切換ドア28が設けられており、該温風
切換ドア28の開閉により、温風導風路23を通
つてミツクスチヤンバー27へ向かう温風の量が
制御される。
尚、前記温風切換ドア28の開閉制御は、他の
ドア8,19,20,21と同様にワイヤーや負
圧アクチユエータ等を介して、運転席前方に設け
られたコントロールパネルのレバーやスイツチ等
を操作することにより行う。
ドア8,19,20,21と同様にワイヤーや負
圧アクチユエータ等を介して、運転席前方に設け
られたコントロールパネルのレバーやスイツチ等
を操作することにより行う。
次に本実施例の作用を説明する。
まず、ベントドア20を閉位置にし、デフドア
19及びフツトドア21を開位置にするデフ・フ
ツトモード(除湿足元暖房)にてミツクスドア1
3を中間位置(E位置)にして、前記温風導風路
23の温風吸込口25を温風切換ドア28により
開口した状態を第4図Aに示す。
19及びフツトドア21を開位置にするデフ・フ
ツトモード(除湿足元暖房)にてミツクスドア1
3を中間位置(E位置)にして、前記温風導風路
23の温風吸込口25を温風切換ドア28により
開口した状態を第4図Aに示す。
このモードにおいては、ヒータコア12を通過
した暖風の一部は温風導風路23を通り、ミツク
スチヤンバー27でヒータコア12を迂回してき
た冷風と混合して、デフダクト用吹出口15から
デフダクトに吹き出る。また、ヒータコア12を
通過した暖風の残りはフツトダクト用吹出口16
からフツトダクトに吹き出ることになる。このよ
うに、暖風の一部がデフダクトに導かれるので、
フツトダクトとデフダクトとから吹き出される空
気の過大な温度差が解消して、寒冷地での空気調
和に都合がよくなる。
した暖風の一部は温風導風路23を通り、ミツク
スチヤンバー27でヒータコア12を迂回してき
た冷風と混合して、デフダクト用吹出口15から
デフダクトに吹き出る。また、ヒータコア12を
通過した暖風の残りはフツトダクト用吹出口16
からフツトダクトに吹き出ることになる。このよ
うに、暖風の一部がデフダクトに導かれるので、
フツトダクトとデフダクトとから吹き出される空
気の過大な温度差が解消して、寒冷地での空気調
和に都合がよくなる。
また、このデフ・フツトモードにおいて、デフ
ダクト用吹出口とフツトダクト用吹出口とから吹
き出される空気の温度差を大きくした方が運転者
にとつて快適である場合(温暖地での空気調和の
場合)には、第4図Bに示すように、温風吸込口
25を温風切換ドア28により閉塞して、ヒータ
コア12を通過した暖風のほとんどをフツトダク
ト用吹出口16から吹き出し、ヒータコア12を
迂回してきた冷風のほとんどをデフダクト用吹出
口15から吹き出させればよい。
ダクト用吹出口とフツトダクト用吹出口とから吹
き出される空気の温度差を大きくした方が運転者
にとつて快適である場合(温暖地での空気調和の
場合)には、第4図Bに示すように、温風吸込口
25を温風切換ドア28により閉塞して、ヒータ
コア12を通過した暖風のほとんどをフツトダク
ト用吹出口16から吹き出し、ヒータコア12を
迂回してきた冷風のほとんどをデフダクト用吹出
口15から吹き出させればよい。
次に、デフドア19を閉位置にし、ベントドア
20及びフツトドア21を開位置にするバイレベ
ルモード(頭寒足熱暖房)にてミツクスドア13
を中間位置(E位置)にして、前記温風導風路2
3の温風吸込口25を温風切換ドア28により開
口した状態を第4図Cに示す。
20及びフツトドア21を開位置にするバイレベ
ルモード(頭寒足熱暖房)にてミツクスドア13
を中間位置(E位置)にして、前記温風導風路2
3の温風吸込口25を温風切換ドア28により開
口した状態を第4図Cに示す。
このモードにあつては、ヒータコア12を通過
した暖風の一部は温風導風路23とミツクスチヤ
クバー27とを通りデフダクト用吹出口15から
デフダクトに吹き出る。一方、ヒータコア12を
通過した暖風の残りはフツトダクト用吹出口16
からフツトダクトに吹き出る。尚、ヒータコア1
2を迂回してきた冷風のほとんどはベントダクト
用吹出口18からベントダクトへ吹き出る。
した暖風の一部は温風導風路23とミツクスチヤ
クバー27とを通りデフダクト用吹出口15から
デフダクトに吹き出る。一方、ヒータコア12を
通過した暖風の残りはフツトダクト用吹出口16
からフツトダクトに吹き出る。尚、ヒータコア1
2を迂回してきた冷風のほとんどはベントダクト
用吹出口18からベントダクトへ吹き出る。
このため、ベントダクトから車室内へ冷風が吹
き出し、フツトダクトから車室内へ暖風が吹き出
すので、快適な頭寒足熱暖房が得られると共に、
デフダクトから温風を吹き出すので、フロントガ
ラスのくもりを防止することができる。
き出し、フツトダクトから車室内へ暖風が吹き出
すので、快適な頭寒足熱暖房が得られると共に、
デフダクトから温風を吹き出すので、フロントガ
ラスのくもりを防止することができる。
また、このバイレベルモードにおいて第4図D
に示すように温風導風路23の温風吸込口25を
温風切換ドア28により閉塞すれば、デフ吹出口
15に暖風を導入されなくなるので、デフダクト
から車室内へ温風を吹き出さず、ベントダクトか
ら車室内へ冷風を吹き出し、フツトダクトから車
室内へ暖風を吹き出す通常のバイレベルモードが
実現する。
に示すように温風導風路23の温風吸込口25を
温風切換ドア28により閉塞すれば、デフ吹出口
15に暖風を導入されなくなるので、デフダクト
から車室内へ温風を吹き出さず、ベントダクトか
ら車室内へ冷風を吹き出し、フツトダクトから車
室内へ暖風を吹き出す通常のバイレベルモードが
実現する。
さらに、本考案では、温風導風路23の温風吹
出口26をデフドア19とデフダクト用吹出口1
5との間のミツクスチヤンバー27に連通するよ
うに設けたため、デフドア19を閉位置にする如
何なるモード状態においても、前記温風導風路2
3の温風吸込口25を開閉する温風切換ドア28
を開閉制御することにより、フロントガラスのく
もりを防止するためにデフダクトから温風を吹き
出すことが可能である。
出口26をデフドア19とデフダクト用吹出口1
5との間のミツクスチヤンバー27に連通するよ
うに設けたため、デフドア19を閉位置にする如
何なるモード状態においても、前記温風導風路2
3の温風吸込口25を開閉する温風切換ドア28
を開閉制御することにより、フロントガラスのく
もりを防止するためにデフダクトから温風を吹き
出すことが可能である。
また、本考案は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、前記ミツクスチヤンバー27を設け
ず、前記温風導風路23の温風吹出口26を直接
デフダクトと連通しても良い。
ではなく、前記ミツクスチヤンバー27を設け
ず、前記温風導風路23の温風吹出口26を直接
デフダクトと連通しても良い。
[考案の効果]
以上のように、本考案によれば、デフダクト用
吹出口とデフドアとの間にミツクスチヤンバーを
形成すると共に、該ミツクスチヤンバーに設けた
温風吹出口とヒータコア下流域に設けた温風吸込
口とを連通する温風導風路を形成し、前記温風導
風路の温風吸込口に温風切換ドアを設けたため、
デフ・フツトモード時にデフダクトとフツトダク
トとから吹き出される空気の温度差を外気条件あ
るいは運転者の好みにより可変にすることが可能
であり、また、フロントガラスにくもりが発生し
た場合には、モードを切換えることなくデフダク
トから温風を吹き出してフロントガラスのくもり
を抑制することのできる等の優れた効果を奏す
る。
吹出口とデフドアとの間にミツクスチヤンバーを
形成すると共に、該ミツクスチヤンバーに設けた
温風吹出口とヒータコア下流域に設けた温風吸込
口とを連通する温風導風路を形成し、前記温風導
風路の温風吸込口に温風切換ドアを設けたため、
デフ・フツトモード時にデフダクトとフツトダク
トとから吹き出される空気の温度差を外気条件あ
るいは運転者の好みにより可変にすることが可能
であり、また、フロントガラスにくもりが発生し
た場合には、モードを切換えることなくデフダク
トから温風を吹き出してフロントガラスのくもり
を抑制することのできる等の優れた効果を奏す
る。
第1図は従来例による自動車用空気調和装置の
概略断面図、第2図は第1図の−線概略断面
図、第3図は本考案に係る自動車用空気調和装置
の概略断面図、第4図A,B,C,Dは第3図の
−線に沿う断面図である。 1……インテークユニツト、2……クーラユニ
ツト、3……ヒータユニツト、12……ヒータコ
ア、13……ミツクスドア、15……デフダクト
用吹出口、16……フツトダクト用吹出口、19
……デフドア、21……フツトドア、23……温
風導風路、25……温風吸込口、26……温風吹
出口、27……ミツクスチヤンバー、28……温
風切換ドア。
概略断面図、第2図は第1図の−線概略断面
図、第3図は本考案に係る自動車用空気調和装置
の概略断面図、第4図A,B,C,Dは第3図の
−線に沿う断面図である。 1……インテークユニツト、2……クーラユニ
ツト、3……ヒータユニツト、12……ヒータコ
ア、13……ミツクスドア、15……デフダクト
用吹出口、16……フツトダクト用吹出口、19
……デフドア、21……フツトドア、23……温
風導風路、25……温風吸込口、26……温風吹
出口、27……ミツクスチヤンバー、28……温
風切換ドア。
Claims (1)
- ヒータユニツト3内のヒータコア12を通過す
る空気とこれを迂回する空気とを切換制御するミ
ツクスドア13を前記ヒータコア12上流側に設
け、該ヒータコア12下流側の上部にデフドア1
9を有するデフダクト用吹出口15を、該ヒータ
コア12下流側の下部にフツトドア21を有する
フツトダクト用吹出口16を設けてなる自動車用
空気調和装置であつて、前記デフダクト用吹出口
15と前記デフドア19との間にミツクスチヤン
バー27を形成すると共に、該ミツスクチヤンバ
ー27に設けた温風吹出口26と前記ヒータコア
12下流域に設けた温風吸込口25とを連通する
温風導風路23を形成し、前記ヒータコア12下
流域に設けた前記温風導風路23の温風吸込口2
5に温風切換ドア28を設けたことを特徴とする
自動車用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17956583U JPS6087709U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17956583U JPS6087709U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6087709U JPS6087709U (ja) | 1985-06-17 |
JPH0111524Y2 true JPH0111524Y2 (ja) | 1989-04-05 |
Family
ID=30389573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17956583U Granted JPS6087709U (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6087709U (ja) |
-
1983
- 1983-11-22 JP JP17956583U patent/JPS6087709U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6087709U (ja) | 1985-06-17 |
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