JPH0728971Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

Info

Publication number
JPH0728971Y2
JPH0728971Y2 JP5309690U JP5309690U JPH0728971Y2 JP H0728971 Y2 JPH0728971 Y2 JP H0728971Y2 JP 5309690 U JP5309690 U JP 5309690U JP 5309690 U JP5309690 U JP 5309690U JP H0728971 Y2 JPH0728971 Y2 JP H0728971Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
door
vent
cool
heater core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5309690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0411713U (ja
Inventor
幸夫 尾関
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP5309690U priority Critical patent/JPH0728971Y2/ja
Publication of JPH0411713U publication Critical patent/JPH0411713U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728971Y2 publication Critical patent/JPH0728971Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置に関し、特にいわゆる
フレッシュベントモードとマックスクールモードとを備
えた自動車用空気調和装置の改良に関する。
(従来の技術) 近年の自動車用空気調和装置にあっては、例えば実開昭
63-4,811号公報、実開昭49-146,641号公報、実開昭49-1
46,639号公報、特開昭63-270,214号公報及び特開昭63-2
70,215号公報に開示されているように、如何なるモード
においてもベントダクト吹出口から冷風を供給すること
ができる、いわゆる「フレッシュベントモード付きエア
コン」が開発されている。
この種の自動車用空気調和装置は、外気取入口及び内気
取入口が開設され、ファン及びモータが内蔵されたイン
テークユニットと、エバポレータが内蔵されたクーラユ
ニットと、ヒータコアおよびミックスドア、混合室等を
有するヒータユニットとを接続してなる従来の一般的な
自動車用空気調和装置に、エバポレータを通過した冷風
を直接ベントダクトに案内する冷風通路を設けたもので
ある。従って、ベントドアを閉じているヒータモード或
るいはデフモード時においても、冷風通路を開閉するフ
レッシュベントドアを開けば車室内のベントダクト吹出
口から冷風が吹出されることになる。このため、例えば
長時間にわたり運転した場合などに、運転者の顔面のみ
に冷風を配風する等して運転時の快適性を高める等、幅
広い使用が可能となる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような従来の自動車用空気調和装置にあ
っては、フレッシュベントドアの開閉制御は、ミックス
ドアの開閉制御を行うミックスレバーとは全く独立した
フレッシュベントレバーにより行われている。
したがって、このような従来の自動車用空気調和装置に
あっては、エバポレータを通過した冷風を全てベントダ
クトに導くように、ヒータコアの前面を閉塞するフルク
ール位置にミックスドアを回動制御した場合に、前記フ
レッシュベントドアが冷風通路を閉塞している場合も考
えられ得る。フルクール時においては、一般に乗員は、
冷風が最大限に乗員の上半身に向けて配風されることを
期待している。ところが、従来の自動車用空気調和装置
では、フルクール時においても冷風通路が遮断されてい
る可能性があり、せっかくの冷風通路が無駄になってし
まう虞があった。また、従来のヒータユニット内に形成
された迂回路はヒータコアの存在によって狭少であるた
めフルクール時において迂回路にて通気抵抗が増大し、
騒音が発生したり、供給冷風量が少ないという問題があ
った。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたもので、如
何なる配風モードにおいても乗員の上半身に冷風を供給
することができ、しかもフルクール時においても、冷風
通路も十分に活用してベントダクト吹出口からの配風量
を最大限にすることができ、快適な自動車用空気調和装
置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、外気取入口或るい
は内気取入口から空気を導入するファンを備えたインテ
ークユニットと、このインテークユニットの下流側に接
続され、導入した空気を加熱するヒータコア、このヒー
タコアを迂回する迂回路、当該迂回路と前記ヒータコア
とを通過するそれぞれの空気量の比率を調節するミック
スドア、前記迂回路或いはヒータコアを通過した空気を
混合する混合室並びに当該混合室に開設され車室内乗員
の上半身に向けて配風を行うベントダクトを接続したベ
ントダクト吹出口を有するヒータユニットと、導入した
空気を直接ベントダクトに導く冷風通路とを有する自動
車用空気調和装置において、この冷風通路に入り込む冷
風量をフレッシュベントドアとマックスクールドアとに
より制御し、フレッシュベントドアはフレッシュベント
用レバーにより単独で開閉動させ、一方、マックスクー
ルドアはミックスドアと連動して回動し、ミックスドア
がヒータコアに空気が流入しないフルクール位置に回動
制御した場合に、マックスクールドアが前記冷風通路を
開状態にするように構成したことを特徴とする自動車用
空気調和装置である。
(作用) このように構成した本考案にあっては、ベントドアの開
閉に拘らず、またミックスドアの回動位置に拘らず、フ
レッシュベントドアをフレッシュベント用レバーにより
回動制御すれば、冷風通路の一部を開状態とすることが
でき、導入した冷風は、冷風通路を流下してベントダク
トを通してベントダクト吹出口から車室内乗員の上半身
に向けて配風される。
一方、ヒータコアに空気が流入しない位置にミックスド
アを回動制御した場合には、フレッシュベントドアの回
動位置に拘らず、ミックスドアに連動制御されてマック
スクールドアが冷風通路の一部を開状態とするので、こ
の冷風通路を利用して冷風がベントダクトに配風され、
ベントダクト吹出口から配風されて配風量が増大し、空
気調和の快適性が向上する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係る自動車用空気調和装
置のヒータユニットを示す斜視図、第2図は、同実施例
に係る自動車用空気調和装置を示す概念図である。
第2図に示すように、本実施例の自動車用空気調和装置
は、インテークユニット4とクーラユニット6とヒータ
ユニット13とから構成されている。
前記インテークユニット4には、外気を導入する外気取
入口1と、車室内の空気を循環させるために内気を取入
れる内気取入口2とが開設されている。この両取入口1,
2の選択は、インテークドア25により行なわれ、何れか
一方、或るいは両方から導入した空気を下流に送るファ
ン3及びモータ26が内蔵されている。
前記クーラユニット6には、図示しない冷房サイクルに
連結されたエバポレータ5が内蔵され、このエバポレー
タ5を通過することによって前記導入空気は冷却される
ことになる。
このクーラユニット6の下流側には、ヒータユニット13
が接続されており、エンジンの冷却水等が循環するヒー
タコア7が内蔵されている。このヒータユニット7と並
列的に当該ヒータコア7を通過しないで後述する混合室
10に流下する迂回路8が形成されており、迂回路8とヒ
ータコア7とを通過するそれぞれの空気量の比率は、前
記ヒータコア7の上流側に回動自在に取付けられたミッ
クスドア9によって調節されるようになっている。な
お、このミックスドア9の開度は、車室内に設けられた
温度調節レバーによって調節されるようになっている。
ただし、特定の温度を抵抗値により設定する、いわゆる
ポテンショ・サーモ・コントローラ(通称PTC)、内気
センサーあるいは外気センサー等の電気信号を演算し、
必要吹出し温を求め、この演算結果に基づきミックスド
ア9の回動を制御してもよい。
このヒータコア7の下流側には混合室10が形成されてお
り、この混合室10において調和された空気は、ヒータユ
ニット13のケースに開設したベントダクト吹出口12、デ
フダクト吹出口19、フットダクト吹出口20(第1図参
照)を通して選択的に車室内に吹出されることになる。
なお、ベントドア21以外のデフドア、フットドアの図示
は省略している。
前記ヒータユニット13の側壁には、前記エバポレータ5
を通過した冷風を直接ベントダクト16に導入する独立し
た冷風通路14が形成されており、この入口には、フレッ
シュベントドア22とマックスクールドア23が、第1図に
示すように上下に取付けられており、それぞれのドア2
2,23が、互いに独立して冷風通路14を閉塞する位置と開
放する位置との間を回動するように軸支されている。こ
の冷風通路14を通過した空気は、ユニットケースの側壁
に開設された開口部27からベントダクト16内に導かれる
ようになっている。
ベントダクト16は、上方に伸延するように形成されてお
り、ベントダクト16から運転席側ベントダクト17および
助手席側ベントダクト18に分岐されている。これら運転
席側ベントダクト17および助手席側ベントダクト18は、
車室内のインストルメントパネルの下方に配設され、当
該インストルメントパネルの前面に設けられたセンタベ
ント吹出口24a、および左右のベントダクトの吹出口24b
に接続されている。従って、ベントダクトに吹き出され
た空気は、ベントダクト16を通して上方に流れ、そし
て、センタおよび左右のベントダクト17,18に分岐し
て、車室内のベントダクト吹出口24a,24bから乗員の上
半身に向けて配風されることになる。
本実施例においては、前述したフレッシュベントドア22
を車室内に取り付けたフレッシュベント用レバー(不図
示)により開閉操作するように構成し、一方、マックス
クールドア23は、ミックスドア9の回動位置と連動して
開閉動するように構成している。つまり、マックスクー
ルドア23は、ミックスドア9がヒータコア7を閉塞する
フルクール位置に回動した場合のみ、冷風通路14を開放
するようにリンク機構等により連結している。したがっ
て、ミックスドア9がフルクール以外の位置に回動して
いる場合には、マックスクールドア23は常に冷風通路14
を閉塞している状態にある。これに対して、フレッシュ
ベントドア22の開閉動は、車室内のフレッシュベント用
レバー乗員の操作により行われる。
次に、作用を説明する。
自動車用空気調和装置には、温風を乗員の足元に吹出す
ヒートモードと、温風をフロントガラス前面に吹出すデ
フモードと、温風或るいは冷風又は温調空気を乗員の上
半身に吹出すベントモードと、足元からは温風を上半身
には冷風を吹出すバイレベルモードとが設定されてい
る。
ここで例えば、フロントガラス内面の曇りを除去しつつ
乗員に対しては冷風を供給したい場合には、前記モード
レバーをデフモードに設定し、温度調節レバーを高温
側、例えばフルホットに設定し、フレッシュベントレバ
ーを操作してフレッシュベントドア22を開放する。これ
によりミックスドア9は迂回路を閉塞する位置に回動す
ると共にこのミックスドア9の回動にともなってマック
スクールドア23も冷風通路14を閉塞する位置に回動する
が、フレッシュベントドア22はフレッシュベントレバー
の操作により冷風通路14を開放する位置に回動している
から、クーラユニット6から直接冷風通路14に流入した
冷風は、ベントダクト16に至り、フロントガラスの曇り
を晴らしつつ乗員の上半身に吹出され、乗員の頭部に生
じる、いわゆるモヤッ気を晴し快適な空気調和状態が得
られる。
また、このような作用は、前記他のモード、例えばヒー
トモード、ベントモードにおいても同様に行なうことが
できる。
次に、室内が高温となり、温度調節レバーをフルクール
に設定したとする。ただし、この場合、前記フレッシュ
ベント用レバーを操作してフレッシュベントドア22を綴
じた状態にセットしているとする。
温度調節レバーをフルクールに設定するとミックスドア
9はヒータコア7を全閉する位置に回動するから、ヒー
タユニット内に導入された空気はすべて迂回路を通過し
てベントダクト16に流下する。これと同時に、ミックス
ドア9がフルクール位置にあるからマックスクールドア
23は冷風通路14を開放する位置に回動し、フレッシュベ
ントドア22が冷風通路14を閉塞する位置に回動していて
も、クーラユニット6から直接冷風通路14に流入した冷
風は、ベントダクト16に至り、迂回路8側を通過して流
下した冷風と相俟って多量の冷風を乗員に供給すること
ができる。
なお、上記実施例では、クーラユニットを有するもので
あるが、このクーラユニットは必ずしも必須のものでは
なく、クーラユニットを後付けする自動車用空気調和装
置のように、クーラユニットを有していないものに対し
ても適用することができる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、部品点数を増加さ
せることなく簡素な構造で、しかもフルクール時には多
量の冷風を室内に供給することができ、一方、乗員の操
作により設定温度に拘らず冷風を上半身に供給すること
ができ、快適な空気調和を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る自動車用空気調和装
置のヒータユニットを示す斜視図、第2図は、同実施例
に係る自動車用空気調和装置を示す概念図である。 1……外気取入口、2……内気取入口、3……ファン、
4……インテークユニット、5……エバポレータ、6…
…クーラユニット、7……ヒータコア、8……迂回路、
9……ミックスドア、10……混合室、12……ベントダク
ト吹出口、13……ヒータユニット、14……冷風通路、16
……ベントダクト、22……フレッシュベントドア、23…
…マックスクールドア、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気取入口(1)或るいは内気取入口
    (2)から空気を導入するファン(3)を備えたインテ
    ークユニット(4)と、 このインテークユニット(4)の下流側に接続され、導
    入した空気を加熱するヒータコア(7)、このヒータコ
    ア(7)を迂回する迂回路(8)、当該迂回路(8)と
    前記ヒータコア(7)とを通過するそれぞれの空気量の
    比率を調節するミックスドア(9)、前記迂回路(8)
    或るいはヒータコア(7)を通過した空気を混合する混
    合室(10)並びに当該混合室(10)に開設され車室内乗
    員の上半身に向けて配風を行うベントダクト(16)を接
    続したベントダクト吹出口(12)を有するヒータユニッ
    ト(13)と、 導入した空気を直接ベントダクト(16)に導く冷風通路
    (14)とを有する自動車用空気調和装置において、 この冷風通路(14)に入り込む冷風量をフレッシュベン
    トドア(22)とマックスクールドア(23)とにより制御
    し、 フレッシュベントドア(22)はフレッシュベント用レバ
    ーにより単独で開閉動させ、 一方、マックスクールドア(23)はミックスドア(9)
    と連動して回動し、ミックスドア(9)がヒータコア
    (7)に空気が流入しないフルクール位置に回動制御し
    た場合に、マックスクールドア(23)が前記冷風通路
    (14)を開状態にするように構成したことを特徴とする
    自動車用空気調和装置。
JP5309690U 1990-05-23 1990-05-23 自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0728971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309690U JPH0728971Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5309690U JPH0728971Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 自動車用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0411713U JPH0411713U (ja) 1992-01-30
JPH0728971Y2 true JPH0728971Y2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=31573987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5309690U Expired - Lifetime JPH0728971Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 自動車用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728971Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0411713U (ja) 1992-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001055037A (ja) 車両用空調装置
JPS63270215A (ja) 車輌用空気調和装置
JPH09267620A (ja) 自動車用空調装置
US4593852A (en) Air conditioner for automobile
JPH0728971Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH11263116A (ja) 車両用シート空調装置
JPS6233609Y2 (ja)
JP3931488B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004243932A (ja) 車両用空調装置
JP4075206B2 (ja) 車両用空調装置
JPH10203133A (ja) 自動車用空気調和装置
JPS6332497Y2 (ja)
JPH07315032A (ja) 自動車用空気調和装置のヒータユニット
JPS6144495Y2 (ja)
JPH09188123A (ja) 自動車用空気調和装置
JPH0249122Y2 (ja)
JP2002002254A (ja) 車両用空調装置
JPS60166511A (ja) 自動車の空気調和装置
JP2537272Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPS6343129Y2 (ja)
JP2528408Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2528407Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2518959Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2605425Y2 (ja) 仮眠設備の空調構造
JPH0111524Y2 (ja)