JPH0230324Y2 - - Google Patents

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JPH0230324Y2
JPH0230324Y2 JP17813484U JP17813484U JPH0230324Y2 JP H0230324 Y2 JPH0230324 Y2 JP H0230324Y2 JP 17813484 U JP17813484 U JP 17813484U JP 17813484 U JP17813484 U JP 17813484U JP H0230324 Y2 JPH0230324 Y2 JP H0230324Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車のフロンドガラスの内面と、乗
員の足下に暖風を吹出すようにしたいわゆるヒー
タモード時における温度調節特性の向上を図るよ
うにした自動車用空気調和装置に関する。
(従来の技術) 自動車用空気調和装置を構成するヒータユニツ
トケースは通常、実開昭58−99114号公報に示さ
れるよう、このケースの下部にヒータコアが取付
けられ、このヒータコアを通過した暖風を乗員の
足下に吹出するためケースの下部にフツトダクト
接続用のフツト吹出口が形成されている。また、
フロントガラスの内面に暖風を吹出すためのデス
ロストダクト接続用のデフ吹出口は車両搭載上の
事情によりケースの上部に形成されている。この
ため、デフダクトから暖風をフロントガラスに向
けて吹出すと共に、フツトダクトから乗員の足下
にも暖風を吹出すヒータモード(デフ・フツトモ
ードともいわれる)時には、デフダクトにも多く
の暖風を供給する必要から、ヒータコアを通過し
た暖風をケースの下部から上部に向けて案内する
必要がある。
このため、従来は第4図に示すように、ヒータ
コアを通過した暖風をデフ吹出口に案内する通路
をケース内に形成したものがある。図示する自動
車用空気調和装置はインテークユニツト1と、ク
ーラユニツト2と、ヒータユニツト3とから構成
されている。インテークユニツト1にはモータ4
により駆動されるフアン5が内蔵され、更に車室
内循環流が流入する内気流入口6と、外気が流入
する外気流入口7とが設けられている。また、イ
ンテークユニツト1内には内気流入口6を閉じる
A位置と外気取入口7を閉じるB位置との間を開
閉動するインテークドア8が取付けられている。
インテークユニツト1からの空気が流入するク
ーラユニツト2には、冷房回路の冷媒導管9から
の冷媒が膨張弁10を通つて減圧されて流入する
エバポレータ11が内蔵されており、このエバポ
レータ11で空気と冷媒とが熱交換される。ヒー
タユニツト3内には、流入した空気を加熱するた
めに、エンジン冷却水が図示していない弁を介し
流入するヒータコア12が組み込まれており、こ
のヒータコア12の上流側にはヒータコア12へ
暖風通路24aを通つて流入する空気量と、ヒー
タコア12をバイパスする冷風通路24中を通る
空気量との割合を調整するミツクスドア13が取
付けられている。このミツクスドア13を開位置
(C位置)、閉位置(D位置)、或いはこれらの間
の任意の中間位置、例えばE位置に作動されるこ
とにより、ヒータユニツト3に流入した空気を全
てヒータコア12を経て車室内に送つたり、或い
は空気の一部をヒータコア12を通し他の空気を
冷風通路24を通し、その後ミツクスして車室内
に送つたり、又はミツクスせずに、数ケ所の吹出
口より車室内へ送風するようにしている。
前記ヒータコア12の下流側には混合室14が
形成され、この混合室14には、ヒータユニツト
から導いてフロントガラスの内面に沿つて空気を
吹き出させるデフダクト接続用のデフ吹出口15
と、搭乗者の足元に向つて空気を吹き出させるフ
ツト吹出口16と、運転席前方のインストルメン
トパネルに開設したベント口より車室内に空気を
送るためのベントダクト接続用ベント吹出口18
が開口している。また、デフ吹出口15の配風制
御をするデフドア19、ベント吹出口18の配風
制御をするベントドア20、フツト吹出口16の
配風制御をするフツトドア21がヒータユツト3
内に取付けられている。
このような自動車用空気調和装置では、車両に
搭載する都合上、デフ吹出口15が上部に、フツ
ト吹出口16が下部に設けてあるため、デフ・フ
ツトモード(除霜足元暖房)とも言われるヒータ
モードにはミツクスドア13を中間位置に移動さ
せると、ヒータコア12を通過して温風のほとん
どは下部にあるフツト吹出口16へ流れ込んでし
まうので、デフとフツトの温度差が過大になり、
運転者の上体の冷え及びデミスト(除霜)効果の
不足等の問題が生じていた。
この対策として設けられたものが暖風導風路2
3であり、この暖風導風路23はヒータコア12
を通過した暖風の一部を下部から上部のデフダク
ト用吹出口へ導くもので、該暖風導風路23の空
気取入口25がヒータコア12の近傍に開設さ
れ、吹出口26がデフ吹出口15付近に開口する
ようにしている。
(考案が解決しようとする課題) このような自動車用空気調和装置では、確かに
ヒータモード、つまりデフ・フツトモード時に
は、ヒータコア12を通過した温風の一部をデフ
ダクト用吹出口15へ導き、デフとフツトの過大
な温度差を補正することができる。
しかしながら、ヒータユニツトケース内に暖風
導通路23を形成することはケース自体の形状を
複雑にし、製造が容易でなく製造コストの上昇を
もたらすことになる。
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもの
であり、ヒータユニツトのケース内に設けられた
デフドアとフツトドアとにより、暖風をデフダク
トに案内するようにしてヒータモード時における
温調特性の向上を図ることを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を解決するための本考案は、通風空気
を加熱するヒータコアが設けられたヒータユニツ
トケース内の下部に、前記ヒータコアを通過した
暖風を案内する暖風通路を形成すると共に前記ヒ
ータユニツトケース内の上部に前記ヒータコアを
迂回した冷風を案内する冷風通路を形成し、これ
らの暖風通路と冷風通路とを通過した空気を混合
させる混合室を前記ヒータユニツトケース内に形
成し、前記混合室の上部にデフロストダクト接続
用のデフ吹出口を開設すると共に、前記混合室の
下部にフツトダクト接続用のフツト吹出口に連通
する開口部を開設し、さらに、前記デフ吹出口を
開閉するデフドアと、前記開口部を開閉するフツ
ドドアとを前記ヒータユニトケースに取り付け、
これら2つのドアをそれぞれ所定の角度だけ開状
態としたヒータモードを有する自動車用空気調和
装置において、前記デフドアと前記フツドドアと
を、ヒータモード時にそれぞれの先端が隣接して
前記混合室を前記デフ吹出口を有する部分と前記
開口部を有する部分とに分割するように前記ヒー
タユニツトケース内に取付けるとともに、前記開
口部を有する部分の上流側で前記ヒータユニツト
ケースの下部に前記ヒータコアを通過した暖風を
前記ヒータユニツトの上部に向けて案内するエア
ーガイドを突設してなる自動車用空気調和装置で
ある。
(作用) このように構成した本考案にあつては、デフフ
ツトモードとも言われるヒータモードに設定する
と、デフドア及びフツトドアが、それぞれの先端
が隣接して混合室をデフ吹出口を有する部分と開
口部を有する部分とに分割するように回動するた
め、ヒータコアを通過した暖風の多くはエアーガ
イドにより上部に吹き上げられてフツトドアの上
面に至り、ヒータコアを迂回した冷風とミツクス
しながら、デフドアの上面を通り車室内に吹出さ
れる。一方、エアーガイドにより向きが変えられ
た暖風の一部は、エアーガイドとフツトドア、デ
フドアの間を通つて開口部からフツト吹出口に至
り、車室内に吹出される。
これにより、ヒータユニツトケース内には、暖
風導風路を形成することなく、ヒータユニツトケ
ース内の下部に吹出された暖風は、フツトドアと
デフドアに案内されてデフ吹出口に至り、デフ吹
出口から車室内に至る暖風とフツト吹出口から車
室内に至る暖風との温度差を小さくすることが可
能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本考案の自動車用空気調和装置の
ヒータユニツト3を示す概略斜視図であり、第
2,3図はそれぞれ第1図の断面図である。尚、
これらの図において第4図における部材と共通す
る部材には同一の符号を付してある。
ヒータユニツト3のケース3a、すなわち混合
室14の上部には、デフロストダクト接続用のデ
フ吹出口15と、これに隣接してベントダクト接
続用のベント吹出口18が形成され、ケース3
a、すなわち混合室14の下部正面及び側面には
フツトダクト接続用のフツト吹出口16が形成さ
れている。ケース3aに第4図に示したクーラユ
ニツト2と接続される入口開口部30に隣接した
部分には、ケース3aの下部にヒータコア12が
取付けられており、ケース3a内にはヒータコア
12を通過した暖風を案内する暖風通路24aが
ケース3aの下部に、そして、ヒータコア12を
迂回した冷風を案内する冷風通路24がケース3
aの上部に形成されている。これらの暖風通路2
4aと冷風通路24とを通過した空気はケース3
a内の混合室14においてミツクスされて適温風
となる。
ケース3a内には混合室14とフツト吹出口1
6とを区画する隔壁31が設けられており、この
隔壁31に形成されて混合室14のフツト吹出口
16とを連通させる開口部32を開閉するための
フツトドア33がケース3aの正面と平行の支持
軸33aによつて取付けられている。この支持軸
33aはケース3aの下部に位置し、開口部32
を全閉する位置と、開口部32を全開する位置
(第3図に示す状態)との間をフツトドア33が
回動するようになつている。
一方、デフ吹出口15を開閉するデフドア34
は、ケース3a内の上部後方に位置し支持軸33
aと平行な支持軸34aにより、デフ吹出口15
を全閉する位置と、デフ吹出口15を半開する位
置(第3図に示す状態)、およびデフ吹出口15
を全開する位置との間を回動するように取付けら
れている。
そして、フツトドア33を全開状態とし、デフ
ドア34を半開状態とするヒータモードに設定す
ると、これらのドア33,34の先端部が隣接し
合い混合室14をデフ吹出口15を有する部分
と、開口部32を有する部分とに分割して、混合
室14内の温調空気をデフ吹出口15に案内する
案内板となるようにそれぞれのドア33,34の
寸法が設定されている。
なお、本実施例においては、従来の自動車用空
気調和装置と同様に、上述したヒータモード以外
にも、例えばベント吹出口のみから調和空気を供
給するベントモードや、デフ吹出口からのみ温風
を吹き出すデフモード、あるいは、ベント吹出口
から比較的低温の空気を吹き出し、フツト吹出口
からは比較的高温の空気を吹き出すバイレベルモ
ード等が設けられている。
更に、ベント吹出口18を開閉するベントドア
35は支持軸35aにより開閉自在に設けられて
いる。
さらに、前記混合室14の開口部32を有する
部分の上流側でケース3aの下部には、ヒータコ
ア12を通過して暖風通路24aに達した空気の
一部を混合室14内の上部に向けて案内するエア
ーガイド36が突設されている。
次に、作用について説明すると、デフフツトモ
ードとも言われるヒータモードに設定すると、ベ
ントドア35、デフドア34及びフツトドア33
はそれぞれ図示するような開閉状態となる。この
場合には、第3図に示すようにヒータコア12を
通過した暖風の多くはエアーガイド36により上
部に吹き上げられてフツトドア33の上面に至
り、ヒータコア12を迂回した冷風とミツクスし
ながら、デフドア34の上面を通り車室内に吹出
される。
一方、エアーガイド36により向きが変えられ
た暖風の一部は、エアーガイド36とフツトドア
33、デフドア34の間を通つて開口部32から
フツト吹出口16に至り、車室内に吹出される。
これにより、ケース3a内には第4図に示すよう
に、暖風導風路を形成することなく、ケース3a
内の下部に吹出された暖風は、フツトドア33と
デフドア34に案内されてデフ吹出口15に至
り、デフ吹出口15から車室内に至る暖風とフツ
ト吹出口16から車室内に至る暖風との温度差を
小さくすることが可能とする。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、混合室の上部
に開口されたデフロストダクト接続用のデフ吹出
口を開閉するデフドアと、前記混合室の下部に開
口されたフツトダクト接続用のフツト吹出口に連
通する開口部を開閉するフツトドアとを、これら
が開動作時にそれぞれの先端が隣接して前記混合
室を前記デフ吹出口を有する部分と前記開口部を
有する部分とに分割するように前記ヒータユニツ
トケース内に取付けるとともに、前記開口部を有
する部分の上流側で前記ヒータユニツトケースの
下部に前記ヒータコアを通過した暖風を前記ヒー
タユニツトの上部に向けて案内するエアーガイド
突設したので、デフダクトとフツトダクトから温
調空気を車室内に吹出す場合は、フツトドアとデ
フドアとがデフダクトに暖風を案内する案内壁と
しても機能して、暖風導風路を形成することな
く、所望する温調特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用空気
調和装置を示す斜視図、第2図は第1図の正面
図、第3図は第1図の側面側断面図、第4図は従
来の自動車用空気調和装置を示す断面図である。 3……ヒータユニツト、3a……ヒータユニツ
トケース、12……ヒータコア、14……混合
室、15……デフ吹出口、16……フツト吹出
口、24……冷風通路、25……暖風通路、32
……開口部、33……フツトドア、34……デフ
ドア、36……エアーガイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通風空気を加熱するヒータコア12が設けられ
    たヒータユニツトケース3a内の下部に、前記ヒ
    ータコア12を通過した暖風を案内する暖風通路
    24aを形成すると共に前記ヒータユニツトケー
    ス内の上部に前記ヒータコア12を迂回した冷風
    を案内する冷風通路24を形成し、これらの暖風
    通路24aと冷風通路24とを通過した空気を混
    合させる混合室14を前記ヒータユニツトケース
    3a内に形成し、 前記混合室14の上部にデフロストダクト接続
    用のデフ吹出口15を開設すると共に、前記混合
    室14の下部にフツトダクト接続用のフツト吹出
    口16に連通する開口部32を開設し、 さらに、前記デフ吹出口15を開閉するデフド
    ア34と、前記開口部32を開閉するフツドドア
    33とを前記ヒータユニトケース3aに取り付
    け、これら2つのドア33,34をそれぞれ所定
    の角度だけ開状態としたヒータモードを有する自
    動車用空気調和装置において、 前記デフドア34と前記フツドドア33とを、
    ヒータモード時にそれぞれの先端が隣接して前記
    混合室14を前記デフ吹出口15を有する部分と
    前記開口部32を有する部分とに分割するように
    前記ヒータユニツトケース3a内に取付けるとと
    もに、前記開口部32を有する部分の上流側で前
    記ヒータユニツトケース3aの下部に前記ヒータ
    コア12を通過した暖風を前記ヒータユニツトの
    上部に向けて案内するエアーガイド36を突設し
    てなる自動車用空気調和装置。
JP17813484U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPH0230324Y2 (ja)

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JP17813484U JPH0230324Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17813484U JPH0230324Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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Publication Number Publication Date
JPS6193306U JPS6193306U (ja) 1986-06-17
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JP17813484U Expired JPH0230324Y2 (ja) 1984-11-26 1984-11-26

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