JP2553193Y2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2553193Y2
JP2553193Y2 JP8630991U JP8630991U JP2553193Y2 JP 2553193 Y2 JP2553193 Y2 JP 2553193Y2 JP 8630991 U JP8630991 U JP 8630991U JP 8630991 U JP8630991 U JP 8630991U JP 2553193 Y2 JP2553193 Y2 JP 2553193Y2
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祐二 福山
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両には、ワンボックスカ−等のよう
に、エンジンが前置きとされてダッシュパネルから突出
するように車室内にエンジンデッキが設けられ、そのエ
ンジンデッキを基準として、車幅方向一方側を運転席と
し、車幅方向他方側を助手席とするものがある。このよ
うな車両においても空調装置が取付けられるが、その場
合、助手席の前方にヒ−タユニット本体を配設し、ブロ
ワ、ク−リングユニットをダッシュパネルを介してエン
ジンル−ムに配設されることとされている。そして、上
記ヒ−タユニット本体には、その上部において、デフ、
ヒ−ト、ベント用の各流出口が設けられ、該ヒ−タユニ
ット本体の側部には、実開平1−82911号公報に示
すように、前記各流出口に切換えるために用いるリンク
機構が配設されると共に、一般に、乗員の足部による破
損を防止するために、該リンク機構を覆うカバ−が取付
けられている。また、前記複数の流出口のうちの一の流
出口にはヒ−トダクトが接続され、該ヒ−トダクトの吹
出口側は分岐されて車幅方向両側に延びる構成とされて
おり、その一方の吹出口側は、前記エンジンデッキを乗
越えて運転席側に延びて、該運転席前部下方に位置する
一方、他方の吹出口側は、前記カバ−を越えて該カバ−
の側部下方に延び、助手席前部下方に位置している。こ
れにより、温風が、運転席、助手席における乗員の足元
に吹出されることになる。しかし、上記空調装置におい
ては、他方の吹出口側がカバ−の側部下方にまで延びて
いることから、空調装置(ヒ−タユニット)は、車室内
において車幅方向に比較的長くならざるを得ない。この
ため、一般に、車室内空気(内気)をエンジンル−ム内
のブロワに戻すため、ダッシュパネルに、ヒ−タユニッ
ト(カバ−)側方側において内気取出口が形成され、そ
の内気取出口とブロワの流入口とが接続されるが、その
ような場合には、上記内気取出口が前記ヒ−トダクトに
おける他方の吹出口側に対して臨むことになり、ブロワ
の吸込み能力が低下せざるを得ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、車室内に、乗員席前
方においてヒ−タユニット本体が配設され、該ヒ−タユ
ニット本体の上部において複数の流出口が設けられ、該
ヒ−タユニット本体の側部に、前記該複数の流出口を切
換えるために用いるリンク機構が配設されると共に該リ
ンク機構を覆うカバ−が取付けられ、前記複数の流出口
のうちの一の流出口にヒ−トダクトが接続され、該ヒ−
トダクトは分岐されて吹出口側が車幅方向両側に延びる
構成とされている車両用空調装置において、車幅方向長
さを短縮して、ブロワの吸込み能力が低下することを防
止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本考案にあっては、車室内に、乗員席前方において
ヒ−タユニット本体が配設され、該ヒ−タユニット本体
の上部に複数の流出口が設けられ、該ヒ−タユニット本
体の側部に、前記該複数の流出口を切換えるために用い
るリンク機構が配設されると共に該リンク機構を覆うカ
バ−が取付けられ、前記複数の流出口のうちの一の流出
口にヒ−トダクトが接続され、該ヒ−トダクトは分岐さ
れて吹出口側が車幅方向両側に延びる構成とされている
車両用空調装置において、前記カバ−に、該カバ−側に
延びる前記ヒ−トダクトの吹出口が接続され、前記カバ
−の下部に、該カバ−内と車室内とを連通する開口が形
成されている、構成としてある。上述の構成により、カ
バ−内がエア通路を構成することになり、ヒ−トダクト
の吹出口側をカバ−の側方にまで延ばさなくても、温風
を、カバ−の開口を介して乗員の足元に吹出すことがで
きることになる。このため、空調装置の車幅方向長さを
短縮することができ、ブロワの吸込み能力が低下するこ
とを防止できることになる。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付した図面に基づ
いて説明する。ワンボックスカ−等の車両1において
は、図1、図2に示すようにカウル2の上方にフロント
ガラス3が配設され、そのフロントガラス3の下方にイ
ンストルメントパネル4が配設されている。その一方、
カウル2の下方にはダッシュパネル5が配設されてお
り、該ダッシュパネル5は車室6内とエンジンル−ム7
とを区画している。
【0006】前記車両1においては、図1に示すように
エンジンが前置きとされて前記ダッシュパネル5から車
室6内にエンジンデッキ8が突出するようにして設けら
れている。このエンジンデッキ8は車幅方向中央に位置
されており、そのエンジンデッキ8を基準として、車幅
方向一方側が運転席側とされ、車幅方向他方側が助手席
側とされている。
【0007】前記車両1には、図1、図2、図3に示す
ように、、前記車幅方向他方側における前記カウル2下
方において空調装置9が備えられている。空調装置9
は、ブロワ10と、該ブロワ10が接続されるク−リン
グユニット11と、該ク−リングユニット11がダッシ
ュパネル5(ダッシュパネル5に形成される孔)を介し
て接続されるヒ−タユニット本体12等から概略構成さ
れており、ブロワ10とク−リングユニット11とはエ
ンジンル−ム7内に配設され、ヒ−タユニット本体12
は、インストルメントパネル4下方において車室6内に
配設されている。
【0008】上記ブロワ10は電動モ−タ(ブロワモ−
タ)により駆動されるようになっており、該ブロワ10
により発生される強制風がク−リングユニット11を経
てヒ−タユニット本体12に供給されるようになってい
る。
【0009】上記ク−リングユニット11内は、その内
部においてエバポレータ(図示略)が配設されており、
そのエバポレータは、既知の如くコンデンサ、コンプレ
ッサ、膨張弁等とともに冷却回路を構成している。
【0010】上記ヒ−タユニット本体12は、上部にお
いて、デフ用、ヒ−ト用、ベント用の各流出口14、1
5、16が設けられており、その内部には、ヒ−タコア
17、エアミックスドア(図示略)、複数のモードドア
(図示略)等が配設されている。上記ヒータコア17
は、配管18を介してエンジン内冷却水通路と接続さ
れ、エンジン内冷却水通路から導出された冷却水は上流
側配管18aを通ってヒータコア14に導かれ、ヒ−タ
コア14を通った冷却水は下流側配管18bを通ってエ
ンジンへ還流されるようになっている。上記エアミック
スドアは、ヒータコア17を通る空気の量と、そのヒー
タコア17をバイパスする空気の量との割合を調整する
ものであり(空調エアの温度調節)、上記複数のモード
ドアは、前記流出口14、15、16に導かれる空調エ
ア量の割合を調整するものであり(吹き出しモードの切
換)、これらに対して駆動力を伝達するリンク機構19
は、ヒ−タユニット本体12の側部20に設けられ、そ
の側部20には、足部30による破損を防止するため
に、リンク機構19を覆うカバ−21が取付けられてい
る。このカバ−21下部には開口22が形成されてお
り、この開口22は、助手席における乗員の足元付近に
位置するようになっている。尚、23は、ヒ−タコント
ロ−ルワイヤである。
【0011】前記デフ用流出口14にはデフダクト31
が接続され、前記ベント用流出口16にはベントダクト
32が接続されている一方、前記ヒ−ト用流出口15に
はヒ−トダクト24が接続されている。ヒ−トダクト2
4は、入口25が1つとされ、その吹出口26、27
は、該ヒ−トダクト24が途中で車幅方向両側に分岐さ
れることにより2つとされている。ヒ−トダクト24の
入口25は前記流出口15に接続されており、ヒ−トダ
クト24における一方の吹出口26側は、前記エンジン
デッキ8を乗り越えて運転席側に延びて、該運転席前部
下方に位置し、運転者の足元に温風を導くようになって
おり、ヒ−トダクト24における他方の吹出口27側は
前記カバ−21上部へと延び、該カバ−21上部に接続
されており、該カバ−21内と前記ヒ−タユニット本体
12のヒ−ト用流出口15とは、ヒ−トダクト24にお
ける他方の吹出口27側を介して連通されている。
【0012】前記ダッシュパネル5には、図1、図3に
示すように、内気取出口29が形成されている。この内
気取出口29は、前記カバ−21の側方側に位置されて
おり、その内気取出口29と前記ブロワ10の流入口と
は接続されている(矢印をもって示す)。これにより、
車室6内の内気は、ブロワ10に吸込まれ、空調装置9
を介して再び該車室6内に供給されるようになってい
る。
【0013】したがって、上記空調装置9においては、
温風を吹出す場合には、一方の吹出口26が温風吹出口
となる他に、上記カバ−21内がエア通路を構成し、カ
バ−21下部における開口22が温風吹出口となる(温
風の流れを矢印をもって示す。)。このため、ヒ−トダ
クト24における他方の吹出口27側をカバ−21側方
にまで延ばす必要はなくなり、ヒ−タユニット本体12
の車幅方向長さを短縮することができることになる。こ
の結果、内気取出口29の前にヒ−トダクト24を臨ま
せなくても足りることになり、ブロワ10の内気吸引能
力の低下を防止できることになる。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上述べたように、車両用空調
装置における車幅方向長さを短縮でき、ブロワの吸込み
能力が低下することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調装置の取付関係を説明する図。
【図2】ヒ−タユニットの配置を説明する拡大縦断面
図。
【図3】図2の一部断面正面図
【符号の説明】
1 車両 6 車室 9 空調装置 12 ヒ−タユニット本体 14 流出口 15 流出口 16 流出口 19 リンク機構 20 側部 21 カバ− 22 開口 24 ヒ−トダクト 26 吹出口 27 吹出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に、乗員席前方においてヒ−タユ
    ニット本体が配設され、該ヒ−タユニット本体の上部に
    複数の流出口が設けられ、該ヒ−タユニット本体の側部
    に、前記該複数の流出口を切換えるために用いるリンク
    機構が配設されると共に該リンク機構を覆うカバ−が取
    付けられ、前記複数の流出口のうちの一の流出口にヒ−
    トダクトが接続され、該ヒ−トダクトは分岐されて吹出
    口側が車幅方向両側に延びる構成とされている車両用空
    調装置において、 前記カバ−に、該カバ−側に延びる前記ヒ−トダクトの
    吹出口が接続され、 前記カバ−の下部に、該カバ−内と車室内とを連通する
    開口が形成されている、 ことを特徴とする車両用空調装置。
JP8630991U 1991-09-26 1991-09-26 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP2553193Y2 (ja)

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JPH0526530U JPH0526530U (ja) 1993-04-06
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