JP2770531B2 - バス用空調ダクト - Google Patents
バス用空調ダクトInfo
- Publication number
- JP2770531B2 JP2770531B2 JP2040282A JP4028290A JP2770531B2 JP 2770531 B2 JP2770531 B2 JP 2770531B2 JP 2040282 A JP2040282 A JP 2040282A JP 4028290 A JP4028290 A JP 4028290A JP 2770531 B2 JP2770531 B2 JP 2770531B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- duct
- seat
- vehicle
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バス車両等に用いられる車両用空調ダクト
に関するものである。
に関するものである。
〔従来の技術〕 従来のバス車両に用いられている空調ダクトは、第8
図及び第9図に示すように、冷房用ダクト20と30が車両
の天井の両側に立上りダクト80を介して配設され、一
方、暖房用ダクト40と50が車両の床の両側に配設されて
いて、車両の床下に設置された空調装置1の空気取入口
15より空調装置1に取入れられた車室内の空気は、冷房
時には、冷風となって空調装置1より立上りダクト80を
介し冷房用ダクト20と30に送風されて冷風吹出口60から
冷風が車室内に吹出され、一方、暖房時には温風となっ
て空調装置1より暖房用ダクト40と50に送風されて温風
吹出口70から温風が車室内に吹出され、車室内の空調が
行われている。
図及び第9図に示すように、冷房用ダクト20と30が車両
の天井の両側に立上りダクト80を介して配設され、一
方、暖房用ダクト40と50が車両の床の両側に配設されて
いて、車両の床下に設置された空調装置1の空気取入口
15より空調装置1に取入れられた車室内の空気は、冷房
時には、冷風となって空調装置1より立上りダクト80を
介し冷房用ダクト20と30に送風されて冷風吹出口60から
冷風が車室内に吹出され、一方、暖房時には温風となっ
て空調装置1より暖房用ダクト40と50に送風されて温風
吹出口70から温風が車室内に吹出され、車室内の空調が
行われている。
しかしながら、上記構成の車両用空調ダクトは、 (イ)冷房用ダクト20と30が車室内の天井の両側に配設
されているため、通路側の座席100では冷風吹出口60の
グリルに対して風向と風量の調節が難しく、且つ荷棚90
が冷房用ダクト20と30に占有されているので、十分なス
ペースが確保されないという問題があり、 (ロ)また、天井に配設される冷房用ダクト20と30に連
結された立上りダクト80があるため、視界が遮られるこ
とのほかに車室内のスペースを狭くしているという問題
があり、 (ハ)なお、暖房用ダクト40と50が車室内の床の両側に
配設されているため、通路側の座席100では温風が当り
にくく、且つ窓側の座席100では足元のスペースが狭く
なるという問題があり、 (ニ)さらに、空調装置1に取入れられる車室内の空気
取入口15は1個所しかないため、空気吸込み時の騒音が
大きく、且つ空気取入口15の近傍の温度の偏った空気の
みが吸込まれるため、精度の高い車室内の温度コントロ
ールを行うことが難しいという問題があった。
されているため、通路側の座席100では冷風吹出口60の
グリルに対して風向と風量の調節が難しく、且つ荷棚90
が冷房用ダクト20と30に占有されているので、十分なス
ペースが確保されないという問題があり、 (ロ)また、天井に配設される冷房用ダクト20と30に連
結された立上りダクト80があるため、視界が遮られるこ
とのほかに車室内のスペースを狭くしているという問題
があり、 (ハ)なお、暖房用ダクト40と50が車室内の床の両側に
配設されているため、通路側の座席100では温風が当り
にくく、且つ窓側の座席100では足元のスペースが狭く
なるという問題があり、 (ニ)さらに、空調装置1に取入れられる車室内の空気
取入口15は1個所しかないため、空気吸込み時の騒音が
大きく、且つ空気取入口15の近傍の温度の偏った空気の
みが吸込まれるため、精度の高い車室内の温度コントロ
ールを行うことが難しいという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、車両用空調ダクトのレイアウト等
の改良により上記の諸問題を全て解消することにある。
目的とするところは、車両用空調ダクトのレイアウト等
の改良により上記の諸問題を全て解消することにある。
本発明は、上記の目的を達成するために、 (1)複数の座席を有する車両に配設され、被空調空気
の冷却と加熱を行なう空調装置と、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調
装置により冷却された冷風を吹出す冷風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記冷風吹出口に接
続され、前記空調装置により冷却された冷風を前記冷風
吹出口に導く冷房用ダクトと、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調
装置により加熱された温風を吹出す温風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記温風吹出口に接
続され、前記空調装置により冷却された温風を前記温風
吹出口に導く暖房用ダクトと、 前記空調装置からの空調空気を前記冷房用ダクト又は
前記暖房用ダクトへ切替え供給する切替えダンパと、 を備えた構成の技術的手段を用いるものであり、 (2)なお、前記空調装置から前記冷房用ダクトと前記
暖房用ダクトへ連通して配設され、前記空調装置に被空
調空気を導く吸気ダクトと、 前記冷房用ダクトと前記暖房用ダクトのうち、空調空
気の送風されていない方のダクトと前記吸気ダクトを介
して前記空調装置の空気取入部に連通させる連通ダンパ
と、 を備えた構成の技術的手段を用いることが効果的であ
る。
の冷却と加熱を行なう空調装置と、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調
装置により冷却された冷風を吹出す冷風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記冷風吹出口に接
続され、前記空調装置により冷却された冷風を前記冷風
吹出口に導く冷房用ダクトと、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調
装置により加熱された温風を吹出す温風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記温風吹出口に接
続され、前記空調装置により冷却された温風を前記温風
吹出口に導く暖房用ダクトと、 前記空調装置からの空調空気を前記冷房用ダクト又は
前記暖房用ダクトへ切替え供給する切替えダンパと、 を備えた構成の技術的手段を用いるものであり、 (2)なお、前記空調装置から前記冷房用ダクトと前記
暖房用ダクトへ連通して配設され、前記空調装置に被空
調空気を導く吸気ダクトと、 前記冷房用ダクトと前記暖房用ダクトのうち、空調空
気の送風されていない方のダクトと前記吸気ダクトを介
して前記空調装置の空気取入部に連通させる連通ダンパ
と、 を備えた構成の技術的手段を用いることが効果的であ
る。
上記の手段によれば、 (1)車室内の座席の下に冷房用ダクトと暖房用ダクト
が設置され、且つ冷風吹出口と温風吹出口が座席又は座
席の近傍に設置されているため、座席の位置に関係なく
風向と風量の調節が容易となり、冷風又は温風は適合し
た状態で当てられる。
が設置され、且つ冷風吹出口と温風吹出口が座席又は座
席の近傍に設置されているため、座席の位置に関係なく
風向と風量の調節が容易となり、冷風又は温風は適合し
た状態で当てられる。
なお、車室内の天井の両側を占有していた冷房用ダク
トと車室内の床の両側を占有していた暖房用ダクトがな
くなるため、天井の荷棚スペースと窓側座席の足元スペ
ースが確保される。
トと車室内の床の両側を占有していた暖房用ダクトがな
くなるため、天井の荷棚スペースと窓側座席の足元スペ
ースが確保される。
また、天井に配設されていた冷房用ダクトに接続され
る立上りダクトもなくなるため、立上りダクトによる視
界の遮りがなくなり、且つ車室内のスペースが広くな
る。
る立上りダクトもなくなるため、立上りダクトによる視
界の遮りがなくなり、且つ車室内のスペースが広くな
る。
(2)なお、冷房用ダクトと暖房用ダクトのうち、空調
空気の送風されていない方のダクトは空調装置の空気取
入部と連通されるため、座席又は座席の近傍に設けられ
た冷風吹出口より冷房用ダクトを介して又は温風吹出口
より暖房用ダクトを介して空調装置へ各座席又は座席の
近傍の空気が取入れられるため、空気吸込み時の吸気騒
音が大幅に低減すると共に、車室内の各部からの空気が
混合し平均温度となって空調装置へ取入れられるため、
精度の高い車室内の温度コントロールが可能となる。
空気の送風されていない方のダクトは空調装置の空気取
入部と連通されるため、座席又は座席の近傍に設けられ
た冷風吹出口より冷房用ダクトを介して又は温風吹出口
より暖房用ダクトを介して空調装置へ各座席又は座席の
近傍の空気が取入れられるため、空気吸込み時の吸気騒
音が大幅に低減すると共に、車室内の各部からの空気が
混合し平均温度となって空調装置へ取入れられるため、
精度の高い車室内の温度コントロールが可能となる。
以下、本発明を図に示す、前後方向に配例した複数の
座席を有するバスに適用した実施例について説明する。
座席を有するバスに適用した実施例について説明する。
第1図は、バス車両に搭載した空調ダクトの要部を透
視して示す斜視図である。
視して示す斜視図である。
第1図に於いて、1は車両の床下或は車室内後部座席
のバルクヘッドのデッドスペースに設置された空調装置
で、空調装置1は、例えば冷媒圧縮機、凝縮器、減圧装
置、蒸発器を順次接続して成る通常の冷房ユニットと、
エンジン冷却水を熱源とした温水ヒータより成る通常の
暖房ユニットから構成されている。
のバルクヘッドのデッドスペースに設置された空調装置
で、空調装置1は、例えば冷媒圧縮機、凝縮器、減圧装
置、蒸発器を順次接続して成る通常の冷房ユニットと、
エンジン冷却水を熱源とした温水ヒータより成る通常の
暖房ユニットから構成されている。
空調装置1からは後述の分配ダクト10を介して、冷風
を流す冷房用ダクト2と3が窓側の座席100の下に設置
されており、温風を流す暖房用ダクト4と5が通路側の
座席100の下に設置されている。
を流す冷房用ダクト2と3が窓側の座席100の下に設置
されており、温風を流す暖房用ダクト4と5が通路側の
座席100の下に設置されている。
第2図は、空調ダクトと座席の近傍に設けられた冷風
と温風吹出口の配置を一部拡大して示す斜視図である。
と温風吹出口の配置を一部拡大して示す斜視図である。
第2図に示すように、乗客が座席に着座したままで風
向と風量を自由に操作できる位置にて冷風吹出口6と温
風吹出口7があり、冷風吹出口6は補助ダクト8を介し
て冷房用ダクト2に、温風吹出口7は補助ダクト9を介
して暖房用ダクト4にそれぞれ連通して接続されてい
る。なお、冷風吹出口6と温風吹出口7は座席100自体
に設けても良く、この場合には補助ダクト8と9は座席
100の内部に収納することができるため、座席100の空間
が広く取れる。
向と風量を自由に操作できる位置にて冷風吹出口6と温
風吹出口7があり、冷風吹出口6は補助ダクト8を介し
て冷房用ダクト2に、温風吹出口7は補助ダクト9を介
して暖房用ダクト4にそれぞれ連通して接続されてい
る。なお、冷風吹出口6と温風吹出口7は座席100自体
に設けても良く、この場合には補助ダクト8と9は座席
100の内部に収納することができるため、座席100の空間
が広く取れる。
第3図は、空調ダクトの通風系を示すダクト構成図で
ある。
ある。
第3図に示すように、車両の床下に設けられた分配ダ
クト10を介して空調装置1から冷房用ダクト2と3及び
暖房用ダクト4と5にそれぞれ連通して接続されてい
て、分配ダクト10と暖房用ダクト4及び5との連結開口
部17には、空調装置1から送風される空調空気を冷房用
ダクト2と3又は暖房用ダクト4と5に切替える切替ダ
ンパ11がそれぞれ設けられている。
クト10を介して空調装置1から冷房用ダクト2と3及び
暖房用ダクト4と5にそれぞれ連通して接続されてい
て、分配ダクト10と暖房用ダクト4及び5との連結開口
部17には、空調装置1から送風される空調空気を冷房用
ダクト2と3又は暖房用ダクト4と5に切替える切替ダ
ンパ11がそれぞれ設けられている。
この切替ダンパ11には、これを駆動するアクチュエー
タ12がそれぞれ設けられていて、アクチュエータ12の作
動により切替ダンパ11は図の実線又は破線の位置に移動
する。
タ12がそれぞれ設けられていて、アクチュエータ12の作
動により切替ダンパ11は図の実線又は破線の位置に移動
する。
吸気ダクト14を介して車室内の空気取入口15より空調
装置1の空気取入部16に取入れられた車室内の空気は、
空調装置1で空調されて冷風又は温風となるが、切替ダ
ンパ11が図の実線の位置では空調装置1から冷風が冷房
用ダクト2と3に送風され、切替ダンパ11が図の破線の
位置では空調装置1から温風が暖房用ダクト4と5に送
風される。
装置1の空気取入部16に取入れられた車室内の空気は、
空調装置1で空調されて冷風又は温風となるが、切替ダ
ンパ11が図の実線の位置では空調装置1から冷風が冷房
用ダクト2と3に送風され、切替ダンパ11が図の破線の
位置では空調装置1から温風が暖房用ダクト4と5に送
風される。
第4図は、バス車両に搭載した空調ダクトの配置を示
す断面図であり、図の如く車室内の天井の両側にある荷
棚90は、従来のようにダクトによって占有されず、十分
なスペースを有している。
す断面図であり、図の如く車室内の天井の両側にある荷
棚90は、従来のようにダクトによって占有されず、十分
なスペースを有している。
第5図は、空調ダクトと座席の近傍に設けられた冷風
と温風吹出口の配置について別の実施例を一部拡大して
示す斜視図である。
と温風吹出口の配置について別の実施例を一部拡大して
示す斜視図である。
第5図に於いて、空調装置1には吸気ダクト14が接続
されていて、吸気ダクト14には空調装置1に取入れられ
る空気の温度を検出する温度センサ13が取付けられてい
る。なお、温度センサ13の検出温度によって図示しない
制御回路が作動し、車室内の温度が最適温度となるよう
にコントロールされる。
されていて、吸気ダクト14には空調装置1に取入れられ
る空気の温度を検出する温度センサ13が取付けられてい
る。なお、温度センサ13の検出温度によって図示しない
制御回路が作動し、車室内の温度が最適温度となるよう
にコントロールされる。
冷房時には、図ので示すように車室内の空気が温風
吹出口7より吸気ダクト14を介して空調装置1が取入れ
られ、冷風が図の→で示すように分配ダクト10と図示し
ない冷房ダクト2と3を介して冷風吹出口6より吹出さ
れる。
吹出口7より吸気ダクト14を介して空調装置1が取入れ
られ、冷風が図の→で示すように分配ダクト10と図示し
ない冷房ダクト2と3を介して冷風吹出口6より吹出さ
れる。
上記の構成について更に詳しく説明すると、第6図
(第5図のA−A断面図)に於いて、分配ダクト10と暖
房用ダクト4と5の連結開口部17に設けられた切替ダン
パ11は、冷房時には実線の位置にあって開口部17を閉
じ、暖房時には破線の位置にあって開口部17を開くのに
対し、第7図(第5図のB−B断面図)に於いて、吸気
ダクト14と暖房用ダクト4と5の連結開口部17aに設け
られた連通ダンパ11aは、アクチュエータ12aによって上
記とは逆に作動し、冷房時には実線の位置にあって開口
部17aを開き、暖房時には破線の位置にあって開口部17a
を閉じる。
(第5図のA−A断面図)に於いて、分配ダクト10と暖
房用ダクト4と5の連結開口部17に設けられた切替ダン
パ11は、冷房時には実線の位置にあって開口部17を閉
じ、暖房時には破線の位置にあって開口部17を開くのに
対し、第7図(第5図のB−B断面図)に於いて、吸気
ダクト14と暖房用ダクト4と5の連結開口部17aに設け
られた連通ダンパ11aは、アクチュエータ12aによって上
記とは逆に作動し、冷房時には実線の位置にあって開口
部17aを開き、暖房時には破線の位置にあって開口部17a
を閉じる。
次に、本発明の車両用空調ダクトの作動を第5図、第
6図及び第7図に基づいて説明する。
6図及び第7図に基づいて説明する。
冷房運転に於いては、分配ダクト10と暖房用ダクト4
と5の連結開口部17に設けられた切替ダンパ11が、図示
しない制御回路からの指示によりアクチュエータ12によ
って駆動され実線の位置に移動し、吸気ダクト14と暖房
用ダクト4と5の連結開口部17aに設けられた連通ダン
パ11aが、図示しない制御回路からの指示によりアクチ
ュエータ12aによって駆動され実線の位置に移動する。
と5の連結開口部17に設けられた切替ダンパ11が、図示
しない制御回路からの指示によりアクチュエータ12によ
って駆動され実線の位置に移動し、吸気ダクト14と暖房
用ダクト4と5の連結開口部17aに設けられた連通ダン
パ11aが、図示しない制御回路からの指示によりアクチ
ュエータ12aによって駆動され実線の位置に移動する。
そのため、車室内の空気は第7図ので示すように各
座席100の近傍に設けられた温風吹出口7より取入れら
れ、暖房用ダクト4と5及び吸気ダクト14を介して取入
れられて合流空気となり、空調装置1の空気取入部16よ
り空調装置1に取入れられる。
座席100の近傍に設けられた温風吹出口7より取入れら
れ、暖房用ダクト4と5及び吸気ダクト14を介して取入
れられて合流空気となり、空調装置1の空気取入部16よ
り空調装置1に取入れられる。
空調装置1に取入れられた空気は冷却されて冷風とな
り、第6図の→で示すように分配ダクト10及び冷房用ダ
クト2と3を介して各座席100の近傍に設けられた冷風
吹出口6より吹出し、各座席100の乗客に冷風が送風さ
れる。
り、第6図の→で示すように分配ダクト10及び冷房用ダ
クト2と3を介して各座席100の近傍に設けられた冷風
吹出口6より吹出し、各座席100の乗客に冷風が送風さ
れる。
一方、暖房運転に於いては、切替ダンパ11及び連通ダ
ンパ11aは、図示しない制御回路からの指示によりアク
チュエータ12及び12aによってそれぞれ駆動され共に破
線の位置に移動する。
ンパ11aは、図示しない制御回路からの指示によりアク
チュエータ12及び12aによってそれぞれ駆動され共に破
線の位置に移動する。
そのため、車室内の空気は各座席100の近傍に設けら
れた冷風吹出口6より取入れられ、冷房用ダクト2と3
及び吸気ダクト14を介して取入れられて合流空気とな
り、空気取入部16より空調装置1に取入れられる。
れた冷風吹出口6より取入れられ、冷房用ダクト2と3
及び吸気ダクト14を介して取入れられて合流空気とな
り、空気取入部16より空調装置1に取入れられる。
空調装置1に取入れられた空気は加熱されて温風とな
り、分配ダクト10及び暖房用ダクト4と5を介して各座
席100の近傍に設けられた温風吹出口7より吹出し、各
座席100の乗客に温風が送風される。
り、分配ダクト10及び暖房用ダクト4と5を介して各座
席100の近傍に設けられた温風吹出口7より吹出し、各
座席100の乗客に温風が送風される。
なお、本発明は上述した実施例に限定されることなく
種々の変形が可能であり、例えば冷房用ダクト2と3及
び暖房用ダクト4と5は、その位置を入れ換えても良
く、而も冷房用と暖房用のダクトは必要に応じて1組以
上設けても良く、且つ車両の床上に設置しても良い。
種々の変形が可能であり、例えば冷房用ダクト2と3及
び暖房用ダクト4と5は、その位置を入れ換えても良
く、而も冷房用と暖房用のダクトは必要に応じて1組以
上設けても良く、且つ車両の床上に設置しても良い。
なお、切替ダンパ11は中間位置に停めることにより、
冷風吹出口6と温風吹出口7とから同時に冷風又は温風
を吹出すようにすることもできる。
冷風吹出口6と温風吹出口7とから同時に冷風又は温風
を吹出すようにすることもできる。
また、空調装置1を複数設けるか又は冷房ユニットと
暖房ユニットをそれぞれ別に設けて、これ等を冷房用ダ
クトと暖房用ダクトとにそれぞれ連結しても同様の効果
が得られる。
暖房ユニットをそれぞれ別に設けて、これ等を冷房用ダ
クトと暖房用ダクトとにそれぞれ連結しても同様の効果
が得られる。
さらに、車室内に設けられた空調装置1の従来の空気
取入口15は、冷風吹出口6より冷風が又温風吹出口7よ
り温風が吹出される場合には廃止することができる。
取入口15は、冷風吹出口6より冷風が又温風吹出口7よ
り温風が吹出される場合には廃止することができる。
本発明は、以下説明したように構成されているので、
以下に記載する効果を奏する。
以下に記載する効果を奏する。
(1)請求項1の車両用空調ダクトに於いては、着座し
たままで冷風と温風の風向、風量が自由に調節できるた
め、希望の空調が得られる。
たままで冷風と温風の風向、風量が自由に調節できるた
め、希望の空調が得られる。
また、荷棚や足元のスペースが十分に確保されると共
に、視界を遮るものや車室内の空間を狭くするものが少
くなるため、快適性が向上する。
に、視界を遮るものや車室内の空間を狭くするものが少
くなるため、快適性が向上する。
(2)請求項2の車両用空調ダクトに於いては、各座席
又は各座席近傍の空気が空調装置に取入れられるため、
空気取入時の吸気騒音が低減すると共に、精度の高い車
室内の温度コントロールができるので、快適性が更に向
上する。
又は各座席近傍の空気が空調装置に取入れられるため、
空気取入時の吸気騒音が低減すると共に、精度の高い車
室内の温度コントロールができるので、快適性が更に向
上する。
第1図はバス車両に搭載した本発明の空調ダクトの要部
を透視して示す斜視図、第2図は空調ダクトと座席近傍
にある冷・温風吹出口との配置を一部拡大して示す斜視
図、第3図は空調ダクトの通風系を示すダクト構成図、
第4図はバス車両に搭載した空調ダクトの配置を示す断
面図、第5図は空調ダクトと座席近傍の冷・温風吹出口
との配置に関する別の実施例を一部拡大して示す斜視
図、第6図は第5図のA−A断面図、第7図は第5図の
B−B断面図、第8図はバス車両に搭載した従来の空調
ダクトの要部を透視して示す斜視図、第9図はバス車両
に搭載した従来の空調ダクトの配置を示す断面図であ
る。 1……空調装置,2,3……冷房用ダクト,4,5……暖房用ダ
クト,6……冷風吹出口,7……温風吹出口,10……分配ダ
クト,11……切替ダンパ,11a……連通ダンパ,14……吸気
ダクト,16……空気取入部,100……座席。
を透視して示す斜視図、第2図は空調ダクトと座席近傍
にある冷・温風吹出口との配置を一部拡大して示す斜視
図、第3図は空調ダクトの通風系を示すダクト構成図、
第4図はバス車両に搭載した空調ダクトの配置を示す断
面図、第5図は空調ダクトと座席近傍の冷・温風吹出口
との配置に関する別の実施例を一部拡大して示す斜視
図、第6図は第5図のA−A断面図、第7図は第5図の
B−B断面図、第8図はバス車両に搭載した従来の空調
ダクトの要部を透視して示す斜視図、第9図はバス車両
に搭載した従来の空調ダクトの配置を示す断面図であ
る。 1……空調装置,2,3……冷房用ダクト,4,5……暖房用ダ
クト,6……冷風吹出口,7……温風吹出口,10……分配ダ
クト,11……切替ダンパ,11a……連通ダンパ,14……吸気
ダクト,16……空気取入部,100……座席。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の座席を有する車両に配設され、被空
調空気の冷却と加熱を行なう空調装置と、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調装
置により冷却された冷風を吹出す冷風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記冷風吹出口に接続
され、前記空調装置により冷却された冷風を前記冷風吹
出口に導く冷房用ダクトと、 前記車両の座席又は座席の近傍に配設され、前記空調装
置により加熱された温風を吹出す温風吹出口と、 前記車両の座席の下に配設され、前記温風吹出口に接続
され、前記空調装置により冷却された温風を前記温風吹
出口に導く暖房用ダクトと、 前記空調装置からの空調空気を前記冷房用ダクト又は前
記暖房用ダクトへ切替え供給する切替えダンパと、 を備えたことを特徴とするバス用空調ダクト。 - 【請求項2】前記空調装置から前記冷房用ダクトと前記
暖房用ダクトへ連通して配設され、前記空調装置に被空
調空気を導く吸気ダクトと、 前記冷房用ダクトと前記暖房用ダクトのうち、空調空気
の送風されていない方のダクトを前記吸気ダクトを介し
て前記空調装置の空気取入部に連通させる連通ダンパ
と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のバス用空調ダ
クト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2040282A JP2770531B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | バス用空調ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2040282A JP2770531B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | バス用空調ダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03243414A JPH03243414A (ja) | 1991-10-30 |
JP2770531B2 true JP2770531B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=12576257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2040282A Expired - Lifetime JP2770531B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | バス用空調ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770531B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110385962A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-10-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调风道系统 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547404U (ja) * | 1978-09-22 | 1980-03-28 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP2040282A patent/JP2770531B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03243414A (ja) | 1991-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4224939B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2009040304A (ja) | 車両用空調装置 | |
US20080128107A1 (en) | Air conditioning system for construction or agricultural machines | |
KR102708950B1 (ko) | 차량 시트 공조장치 | |
WO2012077670A1 (ja) | 車両用空気調和システム | |
JP4396759B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2770531B2 (ja) | バス用空調ダクト | |
JP2001001745A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JPS60209319A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2001171333A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH0930241A (ja) | 自動車の空調システム | |
JP3680442B2 (ja) | 車両後席用空調装置 | |
JP3567823B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP6555420B2 (ja) | シート送風装置 | |
JP2009012550A (ja) | 自動車用シート空調装置 | |
JP3301178B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP3680443B2 (ja) | 車両後席用空調装置 | |
WO2012161145A1 (ja) | 車両用空気調和システム | |
JP2509853Y2 (ja) | 自動車の後席用空気調和装置 | |
JPH0880726A (ja) | バス用空調装置 | |
KR20150080236A (ko) | 차량용 프론트 공기조화장치를 이용한 전석 개별 공기조화 시스템 | |
JPH0435207Y2 (ja) | ||
JPS58177707A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JP2000127743A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
JP2001063344A (ja) | 車両の空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |