JPH0435207Y2 - - Google Patents

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JPH0435207Y2
JPH0435207Y2 JP1985203242U JP20324285U JPH0435207Y2 JP H0435207 Y2 JPH0435207 Y2 JP H0435207Y2 JP 1985203242 U JP1985203242 U JP 1985203242U JP 20324285 U JP20324285 U JP 20324285U JP H0435207 Y2 JPH0435207 Y2 JP H0435207Y2
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JP
Japan
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air
rear duct
opening
temperature
guide tunnel
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JP1985203242U
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JPS62110012U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は自動車の空調用リヤダクト構造に関
する。
【従来の技術】
従来の自動車の空調用リヤダクト構造として
は、例えば第5図に示すようなものがある〔特開
昭58−156411号公報参照〕。 1はリヤダクトで、前席2側のインストルメン
トパネル3の内部中央に備えられた空調ユニツト
4から後席側へ向けて延設されている。このリヤ
ダクト1は途中から2本に分岐しており、その
各々はフロアパネル5の中央に膨出形成されたガ
イドトンネル6の両側壁7に沿つて配設されてい
る。そして、空調ユニツト4にて処理された空気
をリヤダクト1先端の吹出口8からそれぞれ後席
乗員の足元へも吹き出すようにしている。尚、9
はフロアカーペツトで、前記リヤダクト1ごとフ
ロアパネル5全面を覆つている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ガイドトンネル6の内部に
は図示せぬトランスミツシヨンやセンタベアリン
グなど比較的高温になり易い装置が固設されてお
り、自動車の運転に伴つて、それら装置の熱がガ
イドトンネル6にも伝わり、ガイドトンネル6自
体もかなり高温となり、前席2に着座している乗
員の足元付近、特にガイドトンネル6側の足だけ
が部分的に熱せられて夏など特に不快になること
がある。また、寒い時にベント吹出口、足元吹出
口より暖風が吹き出されても、腰まわりまで達し
にくく、暖まるのに長い時間を要するため改善が
望まれていた。 この考案はこのような従来の技術に着目してな
されたもので、前席に着座している乗員の足元、
腰まわりを適温にすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の構成
を、実施例に対応する第1図〜第4図に基づいて
説明する。 この考案に係る空調用リヤダクト構造は、リヤ
ダクト18のガイドトンネル6の両側壁7に沿わ
せた部分で且つ前席乗員の足元近辺に対応する部
位へ開閉機構22,23付きの吹出開口19を設
けると共に、ガイドトンネル6表面付近の温度を
測定する第1温度センサー25と、車室内温度を
測定する第2温度センサー26と、該第1・第2
温度センサー25,26の測定温度の温度差を検
出し且つ該温度差が所定値以上になつた場合に前
記開閉機構22,23を作動させて吹出開口19
を開成せしめる制御部27と、を各々設けたもの
である。
【作用】
ガイドトンネル6が例えば高温になつて前席乗
員の足元部分を熱しようとしたときには、その状
態を、制御部27が該第1・第2温度センサー2
5,26における測定温度の温度差から検出し、
そして開閉機構22,23を作動させて吹出開口
19を開成せしめる。従つて、リヤダクト18内
を流れる冷風がこの吹出開口19から乗員の足元
へ向けて吹出されるので、ガイドトンネル6に対
応する側の足にこの冷風が当たり、ガイドトンネ
ル6の熱気による足の不快感が解消される。 また、ガイドトンネル6が低温の時には、逆に
吹出開口19から乗員の足元へ向けて温風が吹出
されるので、乗員の足元、腰まわりが暖められ
る。
【実施例】
以下、この考案の好適な一実施例を第1図〜第
4図に基づいて説明する。尚、従来と共通する部
分については同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。 空調ユニツト4は、内部にブロワ10、エバポ
レータ11、ヒータコア12を備えており、空調
ユニツト4内に導入された空気の空調処理を行う
ものである。処理された空気は各開閉ドア13,
14,15の操作により上下のベント吹出口1
6,17や或いはリヤダクト18からそれぞれ吹
出されるようになつている。 そして、このリヤダクト18のうち、ガイドト
ンネル6の両側壁7に沿わせた部分で且つ乗員の
足元近辺に対応する部位には各々吹出開口19が
設けられている。この吹出開口19には、操作ダ
イヤル20により回動する複数のルーバ21が取
付けられており、このルーバ21を適当な角度に
設定することにより空気の吹出方向を上下で調整
できると共に、また最大に回動させることにより
吹出開口19をほぼ遮蔽できるようになつてい
る。更に、吹出開口19直後のリヤダクト18内
部にはアクチユエータ22により回動開閉自在な
シヤツター23が備えてあり、このシヤツター2
3によりリヤダクト18を遮蔽自在としている。
また、リヤダクト18の導入口に備えた開閉ドア
15も、別のアクチユエータ24にて開閉自在と
されているものである。 そして、吹出開口19近辺のガイドトンネル6
には、ガイドトンネル6表面の温度を測定するた
めの第1温度センサー25が備付けられており、
またインストルメントパネル3の前面には車室内
温度を測定するための第2温度センサー26が備
付けられている。27は制御アンプ(制御部)
で、前記アクチユエータ22,24と、第1及び
第2温度センサー25,26が各々接続されてい
て、第1温度センサー25や第2温度センサー2
6の測定値によりアクチユエータ22,24を自
動的に作動させるようになつている。 つまり、この制御アンプ27で、第1温度セン
サー25と第2温度センサー26との測定温度を
比較演算し、両者の測定温度の温度差が所定値以
上になつた場合だけ、アクチユエータ22,24
を作動させて、開閉ドア15を「開」にすると共
に、シヤツター23を「閉」にする。そして、リ
ヤダクト18内を流れる冷風又は温風を吹出開口
19から乗員足元へ向けて吹出し、ガイドトンネ
ル6からの熱気或いは冷気による足の不快感を解
消せんとするようになつている。 次にこの制御アンプ27によるアクチユエータ
22,24の作動状態を、吹出開口19から冷風
を吹出す場合を代表して、第4図に示したフロー
チヤートに基づいて説明する。 まず、この制御アンプ27はイグニツシヨン
をONにして、自動車の電気系統をONにしな
いと制御アンプ27はアクチユエータ22,2
4を作動させないようになつている。 また、図示せぬ外気温センサーにて測定した
外気温度T0が設定温度T1よりも低い時も、制
御アンプ27はアクチユエータ22,24を作
動させないようになつている。すなわち、外気
温度T0がこの設定温度T1よりも低い時は、一
般的に空調ユニツト4がクーラ作動状態(空気
を冷却する状態)になつておらず、リヤダクト
18内にガイドトンネル4からの熱気を打ち消
すだけの冷風が流れていないからである。 ガイドトンネル6の表面温度Trと車室内温
度Tiとの温度差が一定の温度差T2以上になら
ないと制御アンプ27はアクチユエータ22,
24を作動させないようになつている。 アクチユエータ22,24が作動した後は、前
述の通り、開閉ドア15を「開」にすると共にシ
ヤツター23を「閉」にして、吹出開口19から
乗員の足元へ向けて冷風を吹出し、ガイドトンネ
ル6からの熱気による足の不快感を解消できるよ
うになる。尚。吹出開口19から逆に温風を吹出
して、乗員の足元を暖める場合は、制御アンプ2
7が前述の場合とはほぼ逆の状態を判断して、ア
クチユエータ22,24を作動させることにな
る。 加えて、この制御アンプ27をマニユアルで操
作することにより適宜吹出開口19からリヤダク
ト18内部の空気を吹出させることも可能で、前
席2にしか乗員がいない場合などには、リヤダク
ト18内を流れる本来後席乗員用の冷風或いは温
風を前席乗員へ集中させて効果的な冷暖房を行う
ようにすることも可能である。
【効果】
この考案に係る自動車の空調用リヤダクト構造
は以上説明してきた如き内容のものなので、乗員
の足元および腰まわりが適温に冷却または暖めら
れ、常に快適な車室内雰囲気を得ることができ
る。また、前席にしか乗員がいない場合などに
は、リヤダクト内を流れる本来後席乗員用の冷風
或いは温風を、吹出開口から吹出させることによ
り、前席乗員へ集中させて立ち上りの早い効果的
な冷暖房を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部断面の
車室内斜視図、第2図は第1図中矢示−線に
沿う断面図、第3図は一部電気系統図を含む車室
部分の断面図、第4図は制御アンプの作動状態を
示すフローチヤート、そして第5図はこのこの考
案の従来例を示す第1図相当の車室内斜視図であ
る。 1,18……リヤダクト、2……前席、3……
インストルメントパネル、4……空調ユニツト、
5……フロアパネル、6……ガイドトンネル、7
……両側壁、8……吹出口、19……吹出開口、
22……アクチユエータ〔開閉機構〕、23……
シヤツター〔開閉機構〕、25……第1温度セン
サー、26……第2温度センサー、27……制御
アンプ(制御部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の前席側に備えられている空調ユニツト
    から、フロアパネル中央に膨出形成したガイドト
    ンネルの両側壁に沿わせてリヤダクトを後席側へ
    延設し、空調ユニツトで処理された空気を前記リ
    ヤダクト先端の吹出口から後席側へ向けて吹出す
    自動車の空調用リヤダクト構造において、 上記リヤダクトのガイドトンネル両側壁に沿わ
    せた部分で且つ前席乗員の足元近辺に対応する部
    位へ開閉機構付きの吹出開口を設けると共に、 ガイドトンネル表面付近の温度を測定する第1
    温度センサーと、車室内温度を測定する第2温度
    センサーと、該第1・第2温度センサーの測定温
    度の温度差を検出し且つ該温度差が所定値以上に
    なつた場合に前記開閉機構を作動させて吹出開口
    を開成せしめる制御部と、を各々設けたことを特
    徴とする自動車の空調用リヤダクト構造。
JP1985203242U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0435207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985203242U JPH0435207Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985203242U JPH0435207Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS62110012U JPS62110012U (ja) 1987-07-14
JPH0435207Y2 true JPH0435207Y2 (ja) 1992-08-20

Family

ID=31168387

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985203242U Expired JPH0435207Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS60178211U (ja) * 1984-05-07 1985-11-27 日産自動車株式会社 自動車用ヒ−タ−装置

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JPS62110012U (ja) 1987-07-14

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