JPH0328255Y2 - - Google Patents

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JPH0328255Y2
JPH0328255Y2 JP1592686U JP1592686U JPH0328255Y2 JP H0328255 Y2 JPH0328255 Y2 JP H0328255Y2 JP 1592686 U JP1592686 U JP 1592686U JP 1592686 U JP1592686 U JP 1592686U JP H0328255 Y2 JPH0328255 Y2 JP H0328255Y2
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JP
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seat side
air
rear seat
vent
front seat
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両用空調装置においてベント風
の風向を前席側あるいは後席側に変化させるよう
にしたベント風制御装置に関する。
従来の技術 車両用空調装置においては、運転席前方のイン
ストルメントパネル等に乗員側に向けて複数のベ
ント風出口が設けられており、ここから空調風つ
まりベント風が供給される構成になつている。
このベント風は、主として冷風を運転者等に直
接吹き当たるようにして用いられるものであり、
そのため通常吹出口に風向を変化させ得る手動式
のルーバが配置され、運転者の顔や上半身等の任
意の箇所に向けて風向を調節できるようになつて
いる。尚、風向を自動的に首振り式に変化させ得
るようにして、広範囲に空調風を供給する構成の
ものもある(この類似構造は、例えば実開昭60−
69944号公報、実開昭60−99111号公報に示されて
いる)。
考案が解決しようとする問題点 前席側が例えば充分に冷やされた場合に前席の
乗員がフアン回転数を低くすると、後席側が充分
に冷やされていない場合には後席側に涼感が得ら
れなくなるという点が指摘されている。
特に、後席より後部に荷室スペースを有するワ
ゴンやライトバンおよびワンボツクスタイプの車
両にあつては後席側の熱負荷が高いこともあつ
て、後席側に凉感が得られなくなる場合が多くな
つてしまう。
そこで、この考案は前席側と後席側とを常に快
適な状態に維持することができる車両用空調装置
のベント風制御装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 車両の運転席前方に配設されたベント風吹出口
に風向を上下に変化させる風向可変手段が設けら
れる一方、前席側と後席側とに各々温度検出器が
設けられ、上記各温度検出器の出力信号に基づい
て、前席側が所定温度になつた場合に後席側に風
向を偏向させ、かつ風量を増加させるようにして
ある。
作 用 例えば、前席側が充分に冷やされ、後席側の温
度が高い場合には、後席側の温度検出器の出力信
号に基づき風向可変手段により風向が後席側へ偏
向され、かつ風量を増加させる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
第1〜3図はこの考案の一実施例を示す構成説
明図であつて、1はブロアフアン、2はエバポレ
ータ、3はヒータコア、4は内外気切換用のイン
テークドア、5はエアミツクスドア、6は足元へ
の配風を切換えるフロアドア、7はベントドアで
ある。
上記ベントドア7を介して空調風が供給される
ベント風吹出口8は、運転席前方のインストルメ
ントパネル等に1つあるいは複数設けられるもの
で、このベント風吹出口8には、風向可変手段と
して、回動可能な複数の風向板9aを列設してな
る可動ルーバ9が設けられ、リンク10を連動し
てベント風の風向を上下に変化できるようになつ
ている。
上記リンク10には、ベローズ型アクチユエー
タ11の可動端部が連係されており、このベロー
ズ型アクチユエータ11の内部にはリターンスプ
リング12が内装され、このリターンスプリング
には無負荷状態において、風向板9aが前席乗員
に指向するような自然長に設定されている。
また13はポテンシヨンメータであつて、上記
リンク10のストローク量つまり可動ルーバ9の
ルーバ角に応じた出力を発するようになつてい
る。14は、負圧タンクであつて、上記ベローズ
型アクチユエータ11の駆動源となるものであ
り、負圧通路15を介して上記ベローズ型アクチ
ユエータ11に接続されており、上記負圧通路1
5には第1電磁弁16が介装され、かつこの第1
電磁弁16よりベローズ型アクチユエータ11寄
りの位置であつて負圧通路15から分岐した大気
通路17には第2電磁弁18が介装されている。
すなわち、第2電磁弁18を閉(OFF)、第1
電磁弁16を開(ON)とすると、ベローズ型ア
クチユエータ11には負圧が作用し、逆に第1電
磁弁16を閉、第2電磁弁18を開とすると、ベ
ローズ型アクチユエータ11に大気導入ポート1
8aを通じて大気圧が作用して、各々可動ルーバ
9を上向きとに駆動することになる。また、ベロ
ーズ型アクチユエータ11に負圧を導入した状態
で第1,第2電磁弁16,18を各々閉とすれ
ば、可動ルーバ9をその位置に固定できる。
尚、負圧タンク14の負圧源としては、機関吸
入負圧や負圧ポンプ等が利用される。
次に、19,20は各々前席側と後席側に設け
られた温度検出器であり、具体的には、前席側に
おいてはセンターピラー21に、後席側において
はリヤピラー22に取付けられている。また、2
3は、この温度検出器19,20の検出信号とポ
テンシヨメータ13の検出信号とに基づいて、第
1,第2電磁弁16,18を開閉制御する制御回
路であり、これはポテンシヨメータ13の検出信
号から検出したルーバ角の初期位置を一時記憶
し、この初期位置を基準としてルーバ角の作動角
を演算する作動角記憶演算回路24と上記各温度
検出器19,20の出力信号を比較して、第1,
第2電磁弁16,18を開閉し、またフアン1の
回転数を変化させる温度比較演算回路25とを備
えている。
すなわち、温度検出器19,20の各検出信号
を基準値と比較して、各検出値と基準値との差が
小さい場合には、第1電磁弁16がOFF作動し、
第2電磁弁18がON作動して、前席が所定温度
になるまで可動ルーバ9を第1図に示す様に前席
乗員に指向させておき、一方上記温度検出器20
の検出値と基準値との差が大きくなり、後席側の
温度が高くなつた場合には、第1電磁弁16が
ON作動し、第2電磁弁18がOFF作動し、作動
角記憶演算回路24とポテンシヨメータ13を介
して、負圧タンク14、ベローズ型アクチユエー
タ11により、第2図に示すように、可動ルーバ
9が上向き、即ち、後席側へ回動され、かつフア
ン1が高回転となるのである。また、この状態で
後席側が冷やされ、前席側の温度が高くなり、温
度検出器19の検出値と基準値との差が大きくな
つた場合には、第1電磁弁16がOFF作動し、
第2電磁弁18がON作動することにより、リタ
ーンスプリング12の弾性力により可動ルーバ9
は第1図初期状態となり、前席側が所定温度にな
るまで前席側に風向調節される。
したがつて、前席側へ優先的に可動ルーバ9を
指向させ、前席側が充分に冷やされ所定温度にな
つた場合に、後席側に可動ルーバ9を指向させ
て、常に快適性を良好に維持するのである。尚、
フアン1の回転数は、可動ルーバ9が前席側に指
向している場合には、自由に調整できるようにな
つている。
尚、この実施例においては、ベント風が冷風で
ある場合について述べたが、温風であつても制御
可能であることは勿論である。
また、第1,2電磁弁16,18を他の手動ス
イツチで開閉することにより、ルーバ角の初期位
置調整が可能であるが、ベローズ型アクチユエー
タ11と可動ルーバ9との間に適宜なクラツチ機
構を介在させることで可動ルーバ自体の手動操作
を可能とすることもできる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る
車両用空調装置のベント風制御装置によれは、自
動的に後席側へベント風を指向させ、かつ風量を
増加させることができるため、前席側、後席側を
問わずに車室内を快適な状態に維持でき、特にベ
ント風が冷風である場合に有効となる優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は構成
説明図、第2図は作動説明図、第3図は車両の構
成説明図である。 8……ベント風吹出口、9……可動ルーバ(風
向可変手段)、19,20……温度検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の運転席前方に配設されたベント風吹出口
    に、風向を上下に変化させる風向可変手段が設け
    られる一方、前席側と後席側とに各々温度検出器
    が設けられ、上記各温度検出器の出力信号に基づ
    いて、前席側が所定温度になつた場合に後席側に
    風向を偏向させ、かつ風量を増加させることを特
    徴とする車両用空調装置のベント風制御装置。
JP1592686U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0328255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1592686U JPH0328255Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JP1592686U JPH0328255Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62127449U JPS62127449U (ja) 1987-08-12
JPH0328255Y2 true JPH0328255Y2 (ja) 1991-06-18

Family

ID=30807311

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JP1592686U Expired JPH0328255Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07112773B2 (ja) * 1986-11-10 1995-12-06 日産自動車株式会社 自動車用空調装置
WO2019151416A1 (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社デンソー 車両用空調装置

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JPS62127449U (ja) 1987-08-12

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