JPS61184121A - 自動車の外気導入切換制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車の外気導入切換制御装置に関する。

（従　　来　　技　　術　　） 一般に自動車には、例えば実開昭５９−１６９２１２号
公報に示されているごとく、例えば冷暖房機能を持つ空
気調和装置の一部として、車室内に外気を導入する外気
導入口と、該外気導入口を開閉するダンパーと、該ダン
パーの切換装置とを備え、車室内の環境に応じて、任意
前記外気導入口を開いて車室内に外気を導入するように
成している。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、例えば、夏期の炎天下、車室外の外気温度が
車室内温度よりもかなり高くなっている場合において、
その自動車を屋外に駐車する際、自動車の車室内の気密
性が保たれていると、車室内の温度上昇が第２図破線で
示すごとく早くなり、又一方、厳冬下、車室外の外気温
度が車室内温度よりもかなり低くなっている場合におい
て、その自動車を屋外に駐車する際、前記外気導入口が
開かれていると、車室内の温度低下が第３図破線で示す
ごとく早（なるのであって、いずれの場合も再度自動車
に乗った時、乗員が不快感を感じると言う問題があった
。

しかして本発明は以上の問題点に鑑みて開発したもので
あって、目的とするところは、例えばエンジンを停止し
て駐車する場合において、車室内が不快な温度に急速に
変化するのを防止することの出来る自動車の外気導入切
換制御装置を提供せんとするにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上の目的を達成するために、車室内に外気を
導入する外気導入口と、該外気導入口を開閉するダンパ
ーと、該ダンパーの切換装置とを備えた自動車の外気導
入切換制御装置において、エンジンの始動、停止を検出
する始動・停止検出手段と、車室内の温度を検出する室
内温度検出手段と、車室外の温度を検出する室外温度検
出手段と、前記始動・停止検出手段及び前記両温度検出
手段からの情報に基づき、エンジンの停止時において車
室外の温度が車室内の温度よりも低い場合に前記外気導
入口を閉じ、車室外の温度が車室内の温度よりも高い場
合に前記外気導入口を開くごとく前記ダンパー切換装置
を制御する制御手段とを備えたのである。

（作　　　　用　　） 本発明によれば、車両の停止時、車室内の温度に対する
車室外の温度の相違により、前記外気導入口が適宜開閉
されて、駐車中の車室内の温度の急速な変化が抑制され
るのである。

（実　　施　　例　　） 以下本発明にかかる自動車の外気導入切換制御装置の一
実施例を図面に基づいて説明する。

図において（１）は、車両の換気機構を構成する通風路
であって、該通風路（１）内に送風機（１１）と冷房用
熱交換器（１２）とヒーター（１３）とを内装すると共
に、前記通風路（１）における前記送風機（１１）の吸
入側に車室外に連通ずる外気導入口（１４）並びに車室
内に開口する内気数゛入れ口（１５）を設け、又前記通
風路（１）における前記送風機（１１）の吹出し側には
、車室内に開口するベンチレータ吹出口（１Ｂ）並びに
デフロスト吹出口（１７）とを設けている。

又（２）は、前記通風路（１）内に揺動可能に枢支され
て、前記外気導入口（１４）及び前記内気取入口（１５
）を開閉するダンパーであって、該ダンパー（２）は、
ステッパモータからなる切換装置ｉＦ　（３）の動作に
より揺動して、前記外気導入口（１４）を開いて前記内
気取入れ口（１５）を閉じる外気導入位置と、前記外気
導入口（１４）を閉じて前記内気取入れ口（１５）を開
く内気導入位置とに切換可能と成している。

しかして以上のごとく外気導入口（１４）と、該外気導
入口（１４）を開閉するダンパー（２）と、該ダンパー
（２）を切り換える切換装置ｉ！！　（３）とを備えた
外気導入切換制御装置において、イグニブシ習ンスイッ
チ（図示せず）に連動して、ニンジンの始動と停止を検
出する始動・停止検出手段（４）と、車室内の温度を検
出する温度センサーからなる室内温度検出手段（５）と
、車室外の温度を検出する温度センサーからなる室外温
度検出手段（６）と、前記ダンパー（２）の位置を検出
する位置検出スイッチ（７）と、前記始動・停止検出手
段（４）と前記両温度検出手段（’５）（８）及び前記
位置検出スイッチ（７）からの情報に基づき、エンジン
の停止時において車室外の温度が車室内の温度よりも低
い場合に前記外気導入口（１４）を閉じ、車室外の温度
が車室内の温度よりも高い場合に前記外気導入口（１４
）を開くごとく前記ダンパー切換装ｗｔ（３）を制御す
るコンピュータから成る制御手段（８）とを設けたので
ある。

尚、図中（３１）は、前記切攬装ａ（３）を動作させて
前記ダンパー（２）の位置を切換える手動切換レバー、
（１８）は前記ベンチレータ吹出口（１６）及び前記デ
フロスト吹出口（１７）を開閉する切換ダンパーを示す
。

次に以上の構成から成る外気導入切換制御装置の作動を
第４図に示すフローチャートに従って説明する。

例えば夏期の炎天下において、前記外気導入口（１４）
を前記ダンパー（２）で閉鎖し、前記冷房用熱交換器（
１２）により車室内を冷房していると、車室内の温度が
車室外の温度よりも低くなる。

しかしてこの状態からエンジンを停止して車両を屋外に
駐車すると、前記始動・停止検出手段（４）と前記両温
度検出手段（５）（８）及び前記ダンパー位置検出手段
（７）から入力される情報に基づいて、前記制御手段（
８）が前記切換装置（３）を介して前記ダンパー（２）
を開動作させ、前記外気導入口（１４）を開くのである
。

従うて車室内には、前記外気導入口（１４）より車外の
外気が流入し１車室内を気密状態にして駐車する場合に
比較して第２図実線で示すごとく車室内の温度上昇が緩
やかとなるのである。

一方、例えば厳冬下において、前記外気導入口（１４）
並びに前記ベンチレータ吹出口（１８）を開き、前記送
風機（１１）を介して前記外気導入口（１４）から導入
した外気を、前記ヒーター（１３）により加熱した上で
、前記ベンチレータ吹出口（１８）から車室内に導入し
て暖房運転を行っていると、車室内の温度が車室外の温
度よりも高くなる。

しかしてこの状態からエンジンを停止して車両を屋外に
駐車すると、前記始動・停止検出手段（４）と前記両温
度検出手段（５）（１３）及び前記ダンパー位置検出手
段（７）から入力される情報に基づいて前記制御手段（
８）が前記切換装置（３）を介して前記ダンパー（２）
を閉動作させ、前記外気導入口（１４）を閉じるのであ
る。

従って車室内は、気密状態になり、暖められた車室内の
空気が車室外に逃げるこ２がないし、且つ車室外の冷た
い外気が車室内に流入することもないので、前記外気導
入口（１４）を開放して駐車する場合に比較して第３図
実線で示すごとく車室内の温度低下が緩やかとなるので
ある。

（発明の効果　） 以上のごとく本発明によれば、始動・停止検出装置と室
内温度検出手段及び室外温度検出手段からの情報に基づ
いて、車両の停止時、車室内の温度に対する車室外の温
度の相違により、前記制御手段が、前記切換装置を作動
させて、前記外気導入口を適宜開閉し、停止している自
動車の室内温度の急激な変化を抑制することが出来、従
って再度自動車に乗った時に、乗員が不快感を感じるこ
とがそれだけ少なくなるのである。

【図面の簡単な説明】

第１歯は、本発明にかかる自動車の外気導入切換制御装
置の一実施例を示す説明図、第２図及び第３図は、車室
内の温度変化を示すグラフ、第４−図は、本発明にかか
る外気導入切換制御装置の作動を説明するフローチャー
トである。 （１４）・・・・外気導入口 （２）・・・・・・ダンパー （３）・・・・・・切換装置 （４）・・・・・・始動・停止検出手段（５）・・・・
・・室内温度検出手段 （６）・・・・・・室外温度検出手段−（８）・・・・
・・制御手段 第１図 第２図　　　　　　　第３図 第４胚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　車室内に外気を導入する外気導入口と、該外気導入口
   を開閉するダンパーと、該ダンパーの切換装置とを備え
   た自動車の外気導入切換制御装置において、エンジンの
   始動・停止を検出する始動・停止検出手段と、車室内の
   温度を検出する室内温度検出手段と、車室外の温度を検
   出する室外温度検出手段と、前記始動・停止検出手段及
   び前記両温度検出手段からの情報に基づき、エンジンの
   停止時において車室外の温度が車室内の温度よりも低い
   場合に前記外気導入口を閉じ、車室外の温度が車室内の
   温度よりも高い場合に前記外気導入口を開くごとく前記
   ダンパー切換装置を制御する制御手段とを備えたことを
   特徴とする自動車の外気導入切換制御装置。