JPH0719863Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH0719863Y2
JPH0719863Y2 JP1989043095U JP4309589U JPH0719863Y2 JP H0719863 Y2 JPH0719863 Y2 JP H0719863Y2 JP 1989043095 U JP1989043095 U JP 1989043095U JP 4309589 U JP4309589 U JP 4309589U JP H0719863 Y2 JPH0719863 Y2 JP H0719863Y2
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JP
Japan
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temperature
compressor
air
air conditioner
evaporator
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JP1989043095U
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正樹 海住
郁太郎 野路
郁男 木南
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は自動車に適する車両用空気調和装置に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に自動車にはエア・コンディショナが設けられ、温
度及び湿度の管理により四季を通じて快適な車室内が得
られるようになっている。
エア・コンディショナの概要は空気調和ユニットの通風
ダクト内に電動送風機、冷却用熱交換器、加熱用熱交換
器が設けられ、前記両熱交換器の間に位置するエア・ミ
ックスドアの開度によって調和されたエアが各吹出口か
らそれぞれ吹出される構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如くエア・コンディショナはエア・ミックスド
アの開度によって調和されたエアが各吹出口から吹出さ
れることで車室内の温度と湿度がコントロールされる。
湿度は、一般に、温度との関係にもよるが、80%を越え
ると全員不快と感じるようになり、ほぼ40%前後が快適
とされている。また、湿度が高いと窓曇りの原因となり
視界が妨げられて運転に支障を来たすようになる。
特に、雨の日には窓を全閉にするため車室内の湿度が急
速に高まり、窓が曇るようになる。このような場合、例
えば、実開昭61-1420号公報、特開昭62-50221号公報記
載の如くフロントガラスに曇りを検出するセンサを設け
ておき、センサからの信号に基づいてデフロスター吹出
口からエアを吹き出し、エアの吹き出しによりフロント
ガラスの窓曇りを自動的に解除するものがある。しかし
ながら窓曇りが解除されるのはデフロスター吹出口から
のエアが当るフロントガラスのみとなり、リヤ側及び各
ドアの窓の曇りは車室内の湿度が所定の値に達するまで
は解除されず、後部乗員にあっては長い時間、目隠し状
態におかれる不具合があった。
そこで、この考案は全部の窓の窓曇りを急速に解除でき
るようにした車両用空気調和装置を提供することを目的
としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、可変
容量コンプレッサーと、ウィンドウパネルの温度を検知
する第1検知手段と、エバポレータの冷却度を示す温度
を検知する第2検知手段と、第1検知手段および第2検
知手段の検知温度の差を求める演算手段と、コンプレッ
サの作動時に前記演算手段によって求められた差が所定
値より小さいとき、可変容量コンプレッサの吐出容量を
増加させる制御手段と、を備えている。
(作用) かかる車両用空気調和装置によれば、第1検出手段から
の検出値が、第2検出手段からの検出値に近ずいた時に
各検出値に基づき制御手段により可変容量コンプレッサ
ーの吐出容量を増加させて空気調和装置による単位時間
あたりの除湿能力を高める。これにより、窓付近での湿
度が低下する。
(実施例) 以下、第1図と第2図の図面を参照しながらこの考案の
一実施例を詳細に説明する。
図中1は空気調和装置3の通風ダクトを示している。通
風ダクト1はブロアーユニット5,クーラーユニット7,ヒ
ーターユニット9とによって形成され、ブロアーユニッ
ト5には電源送風機11と、電動風機11とによって車外空
気を取入れる外気取入口13及び車内空気を取入れる内気
取入口15が設けられており、各取入口13,15はインテー
クドア17によって開閉自在に切換制御される。インテー
クドア17は図外のアクチュエータによって動き、インテ
ークドア17が実線位置にある場合には外気取入口13が閉
じられると共に、内気取入口15が全開状態となる。また
逆にインテークドア17が鎖線位置にある場合には、内気
取入口15が閉じられると共に、外気取入口13が全開状態
に切換可能となる。
外気取入口13若しくは内気取入口15から取込まれたエア
はクーラーユニット7内の冷却用熱交換器、即ち、エバ
ポレータ19に吹き付けられる。エバポレータ19はコンプ
レッサー21と接続している。コンプレッサー21は斜板
(図示していない)の傾斜角度を変化させることで冷媒
ガスの吐出容量が変化する可変容量タイプとなってお
り、斜板は後述する制御部23からの指令信号によって制
御される。また、コンプレッサー21に取付けられたプー
リー25とエンジン27に固定されたプーリー29との間には
ベルト31が掛け回されており、コンプレッサー21のマグ
ネットクラッチ(図示していない)がオンすることによ
り、エンジン27の駆動力がベルト31を介してコンプレッ
サー21に与えられる。コンプレッサー21で圧縮される冷
媒ガスはコンデンサ33において冷されて液体となり、リ
キッドタンク35において一時貯溜される。リキッドタン
ク35からの高圧の液冷媒ガスは膨脹弁37(エキスパンシ
ョンバルブ)の絞り作用によって霧状の低圧液冷媒ガス
となりエバポレータ19に送り込まれる。エバポレータ19
は電動送風機11からのエアが吹き付けられると、エバポ
レータ19内の冷媒ガスが蒸発して気体となり、その時の
気化熱によってエバポレータ19を通過するエアは熱が奪
われると共に水分が取除かれるようになる。以下、仕事
を終えた冷媒ガスはコンプレッサー21に戻る循環を繰返
すようになる。
エバポレータ19の下流で、ヒータユニット9内には加熱
用熱交換器となるヒータコア39が、またヒータコア39の
前面にはエア・ミックスドア41が配置されている。ヒー
タコア39にはエンジン27からの冷却水が与えられてお
り、この冷却水の温度はエンジン27の温度上昇に応じて
上昇する。
エア・ミックスドア41は実線位置の時、エバポレータ19
で冷却されたエアはヒータコア39を通過することはな
く、鎖線位置の時、ヒーターコア39を通過するようにな
る。したがって、エア・ミックスドア41の開度に応じて
ヒーターコア39を通過するエアの量が変化することで調
和されたエアは、デフロスター吹出口43を始めとして前
方吹出口45、下方吹出口47からそれぞれ吹き出されるよ
うになる。なお、各吹出口43,45,47は上流側に設けられ
た第1,第2制御ドア49,51を選択して実線位置と鎖線位
置とにそれぞれを切換制御することで各吹出口43,45,47
からエアが吹出されるようになる。
一方、コンプレッサー21の吹出容量は、制御部23からの
指令信号に基づいて制御され、制御部23の入力側には、
第1センサS1と第2センサS2が接続され、出力側には前
記コンプレッサー21が接続している。
第1センサS1は前記デフロスター吹出口43の領域のウィ
ンドパネル53に設けられ、ウィンドウパネル53の温度を
検出する。
第2センサS2はエバポレータ19の下流側に設けられたイ
ンテーク温度(又は破線で示す如くエバポレータ19内に
設けられたセンサによる冷媒温度でも可能)を検出し、
第1,第2センサS1,S2からの検出信号は制御部23に温度
情報として入力される。
制御部23は第1センサS1からの検出信号(温度値)と、
第2検出値S2からの検出信号(温度値)とが近ずいた時
に、その検出信号に基づいて指令信号を出力するよう機
能する。
第2図はコンプレッサー21の吐出容量を制御するフロー
チャートである。このフローチャートを参照しながら動
作手順を説明する。ステップ101ではイグニッションに
よりエンジンを作動状態のオンとする。
次に、ステップ102ではエア・コンデイショナ(A/C)の
イオン状態を確認する。エア・コンデイショナ(A/C)
がオンの状態において、ステップ103ではデフロスター
吹出口43からエアが吹出される領域のウィンドウパネル
温度TGを検出する一方、ステップ104でインテーク温度T
INTを検出し、各検出値を温度情報として制御部23に入
力する。
次に、ステップ105ではウィンドウパネル温度TGとイン
テーク温度TINTの差が限界温度差Aより大きいか小さい
かを判断し、小さいとステップ106に進み、ステップ106
においてコンプレッサー21の吹出容量を増大させる。
即ち、ステップ105において、窓が曇り出す限界温度差
Aはウィンドウパネル温度TGと、インテーク温度TINT
の相互関係によって決定され、限界温度差Aは例えば4
℃前後である。
コンプレッサーが作動しているとき、エバポレータ直後
の相対湿度は100%であり、エバポレータの温度が低い
ほど除湿能力は高くなる。したがって、エバポレータ直
後温度TINT(または冷媒温度、以下同様)に応じて車室
内の絶対湿度が求められる。また、ウィンドウパネルの
温度はウィンドウパネル表面での相対湿度と対応する。
そのため、ウィンドウパネルの温度が低く、エバポレー
タ直後温度TINTが高いほど窓は曇りやすくなる。したが
って、限界温度差Aが小さいと窓が曇り出すようにな
る。ステップ106では数値より大きくなるようコンプレ
ッサー21の吐出容量を増加するようになる。したがっ
て、エバポレータ19を通過する単位時間あたりのエアの
除湿能力が高まる結果、フロントパネル53は無論として
各窓の曇りはすばやく解除され、乗員の視界が確保され
る。
また、本実施例では、窓が曇り出す限界温度差Aを検出
しているため、実際に窓曇りが始まらなくとも、コンプ
レッサーの吐き出し容量が増加する。したがって、限界
温度差Aが時間の経過とともに減少するような場合、窓
が曇り始める前から窓の曇りを防止することができ、よ
り確実に乗員の視界を確保することができるようにな
る。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の車両用空気調和装置によ
れば、フロントパネルの窓曇りの解除を始めとしてリヤ
側の各窓の曇りをすばやく解除できるようになり、ドラ
イバーは無論として後部乗員の視界を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の車両用空気調和装置の概要説明図、
第2図はコンプレッサの吐出容量を制御するフローチャ
ートである。 7……クーラユニット 21……可変容量コンプレッサー 23……制御部(制御手段) S1……第1センサ(第1検出手段) S2……第2センサ(第2検出手段) 43……吐出口 53……ウィンドウパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−50221(JP,A) 特開 昭62−178420(JP,A) 実開 昭61−1420(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量コンプレッサーと、 ウィンドウパネルの温度を検知する第1検知手段と、 エバポレータの冷却度を示す温度を検知する第2検知手
    段と、 第1検知手段および第2検知手段の検知温度の差を求め
    る演算手段と、 コンプレッサの作動時に前記演算手段によって求められ
    た差が所定値より小さいとき、可変容量コンプレッサの
    吐出容量を増加させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP1989043095U 1989-04-14 1989-04-14 車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0719863Y2 (ja)

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JPH02133915U JPH02133915U (ja) 1990-11-07
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