JPH0659109U - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置

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JPH0659109U
JPH0659109U JP155793U JP155793U JPH0659109U JP H0659109 U JPH0659109 U JP H0659109U JP 155793 U JP155793 U JP 155793U JP 155793 U JP155793 U JP 155793U JP H0659109 U JPH0659109 U JP H0659109U
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cushion
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功 平島
雅年 高山
健次 野中
佐智子 宮前
真吾 國廣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントシートの前方に空調ユニットが設置
された車両の空調装置において、車室内の限られたスペ
ースを有効に利用することにより、後席乗員の上半身に
近い位置から後席乗員の上半身に向けて空調風を送風で
きるようにする。 【構成】 フロントシート60の背面上部に開口部51を形
成し、この開口部51からフロンシート60内を車体前方に
延びるシート内ダクト80と、このシート内ダクト80の前
端と空調ユニットUとを連結する連結ダクト90とを設
け、さらにシートバック60内に空調ユニットUから連結
ダクト90を介してシート内ダクト80内に送り込まれた空
調風を上記開口部51に向けて送風する送風機100 を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロントシートの前方に空調ユニットを備えた車両の空調装置に関 し、詳しくは車両の後部座席用の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば乗用タイプの自動車などにおいて、フロントシートの前方に配置 されたインストルメントパネル内に、空調ユニットが設置されている車両の空調 装置が知られている。車室内には空調ユニットからの空調風を乗員に向けて送風 するための吹出口が設けられるが、この吹出口はインストルメントパネル面に集 中して形成されているのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般に空調風は、換気のための外気風や冷房風等の涼風と、暖房風とに分けら れ、暖房風は乗員の足元に向けて、涼風特に冷房風は乗員の上半身に向けて送風 できるようにした方がよいとされている。インストルメントパネルに吹出口を設 けた従来の空調装置では、インストルメントパネルが前席乗員の直近前方に設置 されているため、前席乗員に対しては有効に空調を行えるのに対し、後席乗員に 対してはインストルメントパネルと後席乗員とが離れているため、空調風の流れ がフロントシートのシートバックに妨げられるなど、有効な空調を行うことが困 難であった。
【0004】 フロントシートの前方に設けられた空調ユニットからの空調風を後席乗員に向 けて送風する方法としては、例えば実開昭62-44711号公報に開示されているよう に、コンソールパネル内に空調ダクトを配設し、空調ユニットからの空調風を後 席の低い位置から送風できるようにしたものが知られている。しかし、このよう な方法は、吹出口が低い位置に設定されているため暖房風を後席乗員の足元に向 けて送風するのに適しているものの、涼風を後席乗員の上半身に向けて送風する のには適さなかった。後席乗員の上半身に向けて涼風を送風するためには、後席 乗員の直近前方の高い位置に吹出口を設けることが望ましいが、車室内のスペー スが限られているため空調ダクトをそのような位置まで配設することが困難とさ れ、これまで後席乗員の上半身に向けて効果的に空調風を送風するようにした空 調装置は実現されていなかった。
【0005】 本考案は上記事情を鑑みたものであり、その目的は、車室内の限られたスペー スを有効に利用することにより、後席乗員の上半身に近い位置から後席乗員の上 半身に向けて空調風を送風することを可能とした車両の空調装置を提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案による車両の空調装置は、空調ユニットが、車 室内に配設されたフロントシートの車体前方位置に設置された車両の空調装置に おいて、前記フロントシートのシートバックの背面上部に形成された開口部と、 該開口部から前記フロントシートの前記シートバック内およびシートクッション 内を車体前方に向けて延びるシート内ダクトと、該シート内ダクトの前端から前 記空調ユニットまで延び該空調ユニットと前記シート内ダクトとを連結する連結 ダクトと、前記シートバック内に設けられ、前記空調ユニットから前記連結ダク ト内に送風された空調風を前記シート内ダクト内を通して前記開口部に向けて送 風する送風機とを備えてなることを特徴とする。
【0007】 なお、上記構成における連結ダクトの配設位置等の具体的態様として、請求項 2に係る車両の空調装置は、前記フロントシートを前記車室の車幅方向中央部に 配置されたセンタシートとし、前記車室の床部の車幅方向中央部に該センタシー ト前部から車体前方へ延びるセンタコンソールパネルを取り付け、該センタコン ソールパネル内に前記連結ダクトを配設したことを特徴とする。
【0008】 なお、請求項2の記載において「センタシート」とは、好ましくは運転席用シ ートおよび助手席用シートとは別個に設けられた中央席用シートを意味するが、 これに限定するものではななく、いわゆるベンチシートのような3人掛け用のシ ートや、中央席用シートが運転席用シートや助手席用シートを一体に形成された 2人掛け用シート等であってもよい。
【0009】 また、上記構成におけるシート内ダクトの機能向上を図るため、請求項3に係 る車両の空調装置は、前記シート内ダクトを前記シートバック内に設けられたバ ック内ダクトと前記シートクッション内に設けられたクッション内ダクトとに分 割して構成し、該バック内ダクトの上流端と該クッション内ダクトの下流端とを 、前記シートバックの傾斜角度が所定範囲内にあるときは該両端が互いに接続さ れた状態となるように、該所定範囲外にあるときは該接続が外れた状態となるよ うに構成し、該クッション内ダクトの下流端口を、前記シートバックが所定角度 以上傾斜されると該下流端の少なくとも一部が車室内に露出して該下流端が前記 空中ユニットからの空調風の吹出口となるように構成したことを特徴とする。
【0010】 なお、バック内ダクトの上流端とクッション内ダクトの下流端とが互いに接続 された状態とは、クッション内ダクトの下流端に送風された空調風が、実質的に 全てバック内ダクト内に送り込まれるような状態(完全接続状態)を意味し、ク ッション内ダクトの下流端に送風された空調風の一部だけがバック内ダクト内に 送り込まれるような状態(一部接続状態)は、接続が外れた状態に含まれるもの とする。
【0011】 また、請求項3に記載した「所定角度」とは、同じく請求項3に記載した「所 定範囲外」の角度を意味するが、必ずしも「所定範囲」の臨界角度を意味するも のではない。
【0012】 さらに、請求項4に係る車両の空調装置では、上記請求項3に係る車両の空調 装置の構成において、前記送風機を、前記シートバックが所定角度以上傾斜され たときは停止するように構成し、また請求項5に係る車両の空調装置では、前記 クッション内ダクトの下流端を上方に向けて形成した。
【0013】 請求項4に記載した「所定角度」は、好ましくは、シートバックをそれ以上傾 斜させるとシートバックの背面上部から空調風(特に涼風)を吹き出させても効 果的な空調が行えなくなる角度に設定するものであり、請求項3に記載した「所 定角度」とは直接関係ないが、両「所定角度」を一致させることは可能であり、 またそうしてもよい。
【0014】
【作用および考案の効果】
本考案による車両の空調装置においては、フロントシートの前方に設置された 空調ユニットからの空調風を、連結ダクトを介してシート内ダクトに送り込み、 さらに送風機によりシートバックの背面上部に形成した開口部に向けて送風して 、該開口部より後席乗員の上半身に向けて吹き出すことができる。開口部はフロ ントシートのシートバックの背面上部という、通常後席乗員の上半身の直近前方 に位置する所に設けられているので、空調ユニットからの空調風(特に冷房風) を、後席乗員の上半身に向けて効果的に送風することが可能となる。しかも、空 調ダクトをフロントシート内に配設しているので車室内に限られたスペースを有 効に利用することができ、空調ダクト配設のために車室内の美観を損ねることが ない。
【0015】 また、車両によっては車幅方向中央部にフロントシート(センタシート)が設 置されることがあるが、このような車両において従来一般的な空調装置を設けイ ンストルメントパネル面に形成した吹出口からの空調風により後席に対する空調 を行う場合、空調風の流れがセンタシートのシートバックに妨げられるので、セ ンタシートが設置されない車両におけるときよりも、後席に対する空調が行いに くい。そこで、このようなセンタシートが設置された車両の空調装置に本考案を 適用すれば、より顕著な効果が得られる。また、一般にセンタシートには、アジ ャスト機構などが省略されることも多く、このようなセンタシート内にシート内 ダクトを設けた場合、シート内ダクトと連結ダクトとの接続部分の構成を簡略で きるなど、センタシートを備えた車両に対しては低コストで本考案の適用が可能 になるなどの利点も考えられる。
【0016】 なお、フロントシートのシートバックの傾斜角度を調節できる場合、シートバ ックの傾斜角度にかかわらず常に、空調ユニットからの空調風をシートバック背 面上部の開口部から送風させるように構成することも可能であるが、シートバッ クがかなり倒れた状態にあるときには上記開口部から空調風(特に冷房風)を送 風しても空調風は乗員の上半身に向けられないので、そのように構成することは 機能的とはいえない。
【0017】 そこで、請求項3に係る車両の空調装置では、シートバックの傾斜角度が所定 範囲外となるとクッション内ダクトの下流端とバック内ダクトの上流端との接続 が外れるように構成し、シートバックが所定角度以上傾斜したときにはクッショ ン内ダクトの下流端が車室内に露出して空調ユニットからの空調風をこの下流端 から送風するようにした。こうすることにより、シートバック背面上部に形成し た開口部が後席乗員の上半身に向けて、効果的に空調風を送風できる位置にシー トバックがあるときには該開口部から空調風を送風し、それ以外のときは露出し たクッション内ダクトの下流端から空調風を送風するといった、シートバックの 傾斜角度に応じたきめの細かい機能的な空調が可能となる。
【0018】 なお、請求項4に係る車両の空調装置のように、送風機をシートバックの傾斜 角度が所定角度以上となったら停止する構成とすれば、無駄な電力の消費を防止 できる。
【0019】 また、請求項5に係る車両の空調装置は、クッション内ダクトの下流端を上向 きとしたことにより、露出したクッション内ダクトの下流端からの空調風(特に 冷房風)を後席乗員の上半身に向けて送風できるようにしたものであるが、クッ ション内ダクトの下流端から暖房風を送風するようにする場合も考えられるので 、該下流端からの送風の向きを後席乗員の足元に向けて変えられるように構成す ることが望ましい。
【0020】 上述のように本考案による車両の空調装置によれば、フロントシート内に空調 ダクトを配することにより車室内の限られたスペースを有効利用できると共に、 フロントシート内の背面上部に吹出口を設けたとにより、後席乗員の上半身に近 い位置から後席乗員の上半身に向けて空調風を送風することが可能となり、これ により後席乗員に対する空調を良好に行うことができる。
【0021】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案による車両の空調装置の実施例を説明する。
【0022】 図1は本考案の一実施例による車両空調装置の概略構成を示す車室前部の縦断 面図、および図2は図1におけるII-II 線断面図である。
【0023】 図2に示すように車室前部には、車幅方向右側(図中左側)に運転席シート2 が、車幅方向左側(図中右側)に助手席用シート4がそれぞれ配設され、両シー ト2,4の間にセンタシート50が設置されている。車室の床部を構成するフロア パネル6の車幅方向中央部には、車体前後方向に延びるトンネル部6aが形成され ており、上記センタシート50はこのトンネル部6aの上部に設置されている。
【0024】 図1に示すようにセンタシート50の前方にはインストルメントパネル8が設置 され、このインストルメントパネル8内には空調ユニットUが設置されている。 インストルメントパネル8の表面には、フロントガラス10の内面に向けて開口さ れたデフロスタ吹出口12および車室後方に向けて開口されたベント吹出口14等の 吹出口が形成され、これらの吹出口12,14と空調ユニットUとは、送風ダクト16 ,18によってそれぞれ連結されている。空調ユニットUは、導入した外気を車室 内に送風する換気機能の外、図示しないエバポレータやヒータコア等を備え、導 入した外気や内気を冷却したり温めたりして、車室内の冷暖房を行う機能を有し た従来公知のものである。なお、図1に示すように上記トンネル部6aの上部には センタシート50の前端部からインストルメントパネル8まで延びるセンタコンソ ールパネル20が取り付けられている。
【0025】 本実施例における本考案の特徴は、センタシート50のシートバック60の背面上 部に開口部51を形成し、該開口部51からシートバック60内およびシートクッショ ン70内を車体前方に向けて延びるシート内ダクト80を設けると共に、該シート内 ダクト80前端部からセンタコンソールパネル20内を車体前方に延び該前端部と空 調ユニットUとを連結する連結ダクト90を設け、さらにセンタシート50のシート バック60内に送風機100 を設けたことにある。これにより空調ユニットUからの 空調風(特に冷房風)を後席乗員の上半身に近い位置から後席乗員の上半身に向 けて効果的に送風することが可能となる。以下、この特徴点の具体的態様につい て詳述する。図3は図1に示す空調装置の要部を示すセンタシートの縦断面拡大 図、および図4は図3に示すセンタシートのシートバックの概略構成を示す分解 斜視図である。
【0026】 図3に示すようにシート内ダクト80は、シートバック60内に設けられたバック 内ダクト82と、シートクッション70内に設けられたクッション内ダクト84とに分 割されてなり、バック内ダクト82の上流端82a とクッション内ダクト84の下流端 84a との間には、両者を接続するジョイント部材52が設けられている。
【0027】 本実施例においてクッション内ダクト84は、ブロー成形により形成された樹脂 製であり、シートクッション70のフレームを構成している。図2に示すようにク ッション内ダクト84の内部には、クッション内ダクト84を乗員の荷重に耐えられ るように補強する、車体前後方向(紙面と垂直な方向)に延びる隔壁84b が形成 されている。図2および図3に示すようにクッション内ダクトの下流端84a は上 方に向けて形成されており、この形状に合わせてシートクッション70の後部の車 幅方向中央部も上方に向けて突出するように形成されている。
【0028】 一方、バック内ダクト82は、図3に示すように送風機100 を収納したダクト上 半部82Aと、このダクト上半部82Aに接続されるダクト下半部82Bとからなり、 図4に示す形状を有するシートバックフレーム62に取り付けられている。バック 内ダクト82を収納したシートバックフレーム62の背面には、バック内ダクト82の 上流端82b と対応する上部位置に開口部51の形成されたシートバックプレート64 が取り付けられており、このシートバックプレート64の開口部51には、バック内 フレーム82の上流端82b に取り付けられるグリル66が装着されている。シートバ ックフレーム62は起伏回動可能なようにシートクッション70に取り付けられてお り、乗員が操作することによりシートバック60の傾斜角度を変えることが可能と なっている。
【0029】 上述したジョイント部材52は、バック内ダクト82の下流端に取り付けられたバ ック内ジョイント部52a と、クッション内ダクト84の下流端に取り付けられたク ッション内ジョイント部52b とからなる。バック内ジョイント部52a とクッショ ン内ジョイント部52b とは、シートバック60の傾斜角度が所定範囲(図3に示す 角度から前後数度の範囲)内にあるときは互いに密着して、クッション内ダクト 84の下流端84a から送風される空調風の略全てがバック内ダクト82内に流れ込む ように、クッション内ダクト84の下流端84a とバック内ダクト82の上流端82a と を接続する。図3に示す状態からシートバック60の傾斜角度を変えると、シート バック60の傾斜と共に、バック内ジョイント部52a のクッション内ジョイント部 52b に対する位置が変化し、シートバック60の傾斜角度が上部所定範囲外となっ たときにはバック内ジョイント部52a とクッション内ジョイント部52b とが完全 には密着しなくなって、バック内ダクト82の下流端82a とクッション内ダクト84 の上流端84a との接続が外れるように構成されている。
【0030】 さらに、シートバック60を前方あるいは後方に大きく傾けると、バック内ダク ト84の上流端84a とクッション内ダクト84の下流端84a との接続は完全に外れ、 バック内ダクト84の下流端口84c が車室内に露出して空調ユニットUから送風さ れた空調風の吹出口となるように構成されている。また、上記送風機100 は、シ ートバック60とシートクッション70との接続部に設置されシートバック60の傾斜 角度が所定範囲内にあるときはオン状態にシートバック60が所定以上となるとオ フ状態となるスイッチ(図示略)を介して、空調装置のコントローラ(図示略) と電気的に接続されており、シートバック60の傾斜角度が所定範囲内にあるとき 空調装置の作動と共に作動して、空調ユニットUから連結ダクト90を介してシー ト内ダクト80内に送り込まれた空調風を、シートバック60の背面上部の開口部52 に向けて送風し、シートバック60が所定以上傾斜されたときは上記スイッチがオ フ状態となることにより作動が停止するように構成されている。なお、送風機10 0 が停止するときのシートバック60の傾斜角度の範囲、すなわちどの程度シート バック60を傾斜させたときに送風機100 が停止するようにするかは、適宜決定す ればよいが、本実施例ではバック内ダクト84の下流端口84c が露出(一部露出) するところまでシートバック60が傾斜されたときに、送風機が停止するように設 定している。
【0031】 上述のように構成したことにより、シートバック60が適正な位置にあるときに は空調ユニットUからの空調風(特に冷房風)を後席乗員の上半身に近い位置か ら後席乗員の上半身等に向けて送風することができ、シートバック60の背面の開 口部51から送風することが適当でない位置までシートバック60が大きく傾斜した ときには露出したクッション内ダクト84の下流端口84a から空調風を後席乗員の 上半身に向けて送風することができる。
【0032】 以上、本考案による車両の空調装置の実施例を説明したが、本考案による車両 の空調装置は、かかる実施例の具体的態様に限定されるものではなく、種々の変 更を行うことが可能である。
【0033】 例えば、前記実施例ではシート内ダクト80を設けるフロントシートにセンタシ ート50を選んでいるが、シート内ダクト80を運転席用シート2内や助手席用シー ト4内に設けるようにしてもよい。また送風機100 は、シートバック60内ではな くシートクッション70内に設けてもよい。また、個々の部材を構成する材料、形 状等は適宜変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両の空調装置の概略
構成を示す車室前部の縦断面図
【図2】図1におけるII-II 線断面図
【図3】図1に示す空調装置の要部を示すセンタシート
の縦断面拡大図
【図4】図3に示すセンタシートのシートバックの概略
構成を示す分解斜視図
【符号の説明】
U 空調ユニット 8 インストルメントパネル 20 センタコンソールパネル 50 センタシート 51 開口部 52 ジョイント部材 60 シートバック 62 シートバックフレーム 80 シート内ダクト 82 バック内ダクト 84 クッション内ダクト 84c クッション内ダクトの下流端口 90 連結ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮前 佐智子 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 國廣 真吾 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニットが、車室内に配設されたフ
    ロントシートの車体前方位置に設置された車両の空調装
    置において、 前記フロントシートのシートバックの背面上部に形成さ
    れた開口部と、該開口部から前記フロントシートの前記
    シートバック内およびシートクッション内を車体前方に
    向けて延びるシート内ダクトと、該シート内ダクトの前
    端から前記空調ユニットまで延び該空調ユニットと前記
    シート内ダクトとを連結する連結ダクトと、前記シート
    バック内に設けられ、前記空調ユニットから前記連結ダ
    クト内に送風された空調風を前記シート内ダクト内を通
    して前記開口部に向けて送風する送風機とを備えてなる
    ことを特徴とする車両の空調装置。
  2. 【請求項2】 前記フロントシートが前記車室の車幅方
    向中央部に配置されたセンタシートであり、前記車室の
    床部の車幅方向中央部に該センタシート前部から車体前
    方へ延びるセンタコンソールパネルが取り付けられ、該
    センタコンソールパネル内に前記連結ダクトが配設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両の空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シート内ダクトが前記シートバック
    内に設けられたバック内ダクトと前記シートクッション
    内に設けられたクッション内ダクトとに分割されてな
    り、該バック内ダクトの上流端と該クッション内ダクト
    の下流端とは、前記シートバックの傾斜角度が所定範囲
    内にあるときは互いに接続された状態となるように、該
    所定範囲外にあるときは該接続が外れた状態となるよう
    に構成され、該クッション内ダクトの下流端口は、前記
    シートバックが所定角度以上傾斜されると車室内に露出
    して前記空調ユニットからの空調風の吹出口となるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両
    の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記送風機が、前記シートバックが所定
    角度以上傾斜されたときは停止するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の車両の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記クッション内ダクトの下流端が上方
    に向けて形成されていることを特徴とする請求項3記載
    の車両の空調装置。
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