JP2578134Y2 - ダブルキャブ車の空調装置 - Google Patents

ダブルキャブ車の空調装置

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JP2578134Y2
JP2578134Y2 JP1992021229U JP2122992U JP2578134Y2 JP 2578134 Y2 JP2578134 Y2 JP 2578134Y2 JP 1992021229 U JP1992021229 U JP 1992021229U JP 2122992 U JP2122992 U JP 2122992U JP 2578134 Y2 JP2578134 Y2 JP 2578134Y2
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JP
Japan
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air
conditioning unit
rear seat
air conditioning
duct
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JP1992021229U
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JPH0572521U (ja
Inventor
薫 片山
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ダブルキャブ車におい
て、とくに後席乗員に対する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルキャブ車の後席乗員に対する空調
装置としては、乗員の足元から暖気を供給し、上方から
冷気を供給するのが好ましいので、従来は図4に示すよ
うに、ダブルキャブ1の後席2下部にヒータユニット3
を設置して、後席乗員の足元から暖気を送給すると共
に、前席4の後側に取り付けられている横バー5にクー
ラユニット6を設置し、後席乗員の上半身に向かって冷
気を送給するようにしているが、後席2に面して設置さ
れたクーラユニット6の容積が大きいため、後席乗員の
前方空間が狭められてその居住性が著しく阻害される不
具合があった。
【0003】また、図5に例示されているように、ダブ
ルキャブ1の後席2下部に空調ユニット7を設置し、後
席乗員の足元から暖気を送給すると共に、空調ユニット
7からの冷気は前席4の側方に立ち上がったダクト8に
より上方へ導かれて、ルーフ9の下面に取り付けられた
分配ダクト10から後席乗員の頭上に向かって送給され
るように構成されているものもあるが、この場合には、
分配ダクト10等の取り付けのためルーフ9を補強する
必要がある一方、後席乗員に対して頭上からの圧迫感を
与えやすく、これを解消しようとして分配ダクト10の
取り付け位置を後席乗員から遠ざければ冷房機能が悪化
することになり、他方、ダクト8の設置により後席2の
横幅が狭められ、後席乗員の居住性がそれだけ損なわれ
ることは避けられなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ダブルキャ
ブ車の後席乗員の居住性を損なうことなく、その後席乗
員に対して良好に冷暖房できる装置を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかるダブルキャブ車の空調装置は、後席
の下部に設置された空調ユニット、上記後席の下方に設
けられ上記空調ユニットからの暖気を車室内に送給する
暖気吹き出し口、前席の後側に設置された横バー、同横
バーに固定されて車幅方向に延びる分配ダクト、上記後
席側に向かうように上記分配ダクトに形成された冷気吹
き出し口及び上記空調ユニットからの冷気を上記分配ダ
クトに導くダクトを有している。
【0006】
【作用】すなわち、空調ユニットからの暖気は後席の下
方に設けられた暖気吹き出し口から車室内に送給される
と共に、空調ユニットからの冷気はダクトを経て分配ダ
クトの冷気吹き出し口より後席側に向って送給されるの
で、後席乗員に対する冷暖房が良好に行われ、しかも、
空調ユニット全体が後席の下部に設置されていて、後席
の前方には冷気を送給するための分配ダクトが設けられ
ているに止まるので、後席乗員の居住性も良好に保持さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について、前記従来装
置と同等部分には同一符号を付けて説明する。図1〜図
3において、ダブルキャブ1の後席2下部に空調ユニッ
ト7が設置され、空調ユニット7に連結された後席2下
方の分配ダクト11にグリル12が設けられていて、空
調ユニット7からの暖気はグリル12より後席乗員の足
元へ吹き出される。また、空調ユニット7に連結された
偏平ダクト13は前方に延びてから前席4の後側で立ち
上がり、前席4後側の横バー5に固定された車幅方向の
分配ダクト14に接続されていて、空調ユニット7から
の冷気は分配ダクト14に後向きに設けられたグリル1
5から後席乗員の上半身に向かって吹き出されるように
なっている。
【0008】分配ダクト14には空調ユニット7の制御
盤16と灰皿17とが併設され、偏平ダクト13の下面
から前面にわたって形成された溝18には、空調ユニッ
ト7及び制御盤16を結ぶ図示しないハーネスが配置さ
れており、後席乗員が制御盤16を操作することにより
空調ユニット7を運転して、後席乗員に対し適宜の強さ
の冷房または暖房を行うことができると共に、分配ダク
ト14の左右にはそれぞれ分配ダクト14を延長した形
状の広幅キャブ専用カバー19が横バー5に固定され
て、車室内のほぼ全幅にわたって分配ダクト14及びカ
バー19が配置されている。
【0009】上記のように、空調ユニット7からの暖気
は後席2下方のグリル12より後席乗員の足元へ送給さ
れると共に、空調ユニット7からの冷気は偏平ダクト1
3及び分配ダクト14を通り各グリル15から後席に向
かって吹き出されるので、後席乗員に対する冷暖房は常
に良好に行われる一方、空調ユニット7全体が後席2の
下部に設置されていて、後席乗員の前面には比較的小断
面の分配ダクト14及びカバー19が車幅方向に延びて
いるに止まり、かつ、空調ユニット7及び分配ダクト1
4を連結するダクト13が偏平であるため、後席2の前
方空間がとくに制限されることもなく、従って、後席乗
員の居住性が十分に確保されている。
【0010】また、分配ダクト14は既存の横バー5に
固定されていて、他に特別な補強部材も必要としないの
でその取り付け構造が簡単であると同時に、後席2に対
する横バー5の化粧板の役割を果たして室内の見栄えを
向上させることができ、かつ、灰皿17の設置を容易に
する長所がある。
【0011】しかも、分配ダクト14は横バー5の後席
2側を覆っているので、車両の衝突等の際後席乗員が前
方へ投げ出された場合に、分配ダクト14が乗員を受け
止めて変形することにより、乗員の衝撃を緩和させてそ
の安全を図ることができる。さらに、ハーネス配置のた
め偏平ダクト13に形成された溝18は、偏平ダクト1
3自身の剛性増大にも役立ち、外力による偏平ダクト1
3の変形を抑制することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案にかかるダブルキャブ車の空調装
置においては、空調ユニットからの暖気が後席下方の暖
気吹き出し口から車室内に送給されると共に、空調ユニ
ットからの冷気がダクトを経て分配ダクトの冷気吹き出
し口より後席側に向って送給されるので、後席乗員に対
する冷暖房が良好に行われ、しかも、空調ユニット全体
が後席の下部に設置されていて、後席の前方には冷気を
吹き出すための分配ダクトが設けられているに止まるの
で、後席乗員の居住性も良好に保持され、また、比較的
少容量の分配ダクトは前席後側の横バーに固定されてい
ため、特別な補強部材も不要であって分配ダクトの設
置がきわめて簡単であるという大きな実用的効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における概略配置図。
【図2】上記実施例の要部拡大斜視図。
【図3】上記実施例の他の要部拡大斜視図。
【図4】従来装置の概略配置図。
【図5】他の従来装置の概略配置図。
【符号の説明】
1 ダブルキャブ 2 後席 4 前席 5 横バー 7 空調ユニット 11 暖気分配ダクト 12 グリル 13 偏平ダクト 14 冷気分配ダクト 15 グリル 16 制御盤 17 灰皿 18 溝 19 カバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後席の下部に設置された空調ユニット、
    上記後席の下方に設けられ上記空調ユニットからの暖気
    を車室内に送給する暖気吹き出し口、前席の後側に設置
    された横バー、同横バーに固定されて車幅方向に延びる
    分配ダクト、上記後席側に向かうように上記分配ダクト
    に形成された冷気吹き出し口及び上記空調ユニットから
    の冷気を上記分配ダクトに導くダクトを有するダブルキ
    ャブ車の空調装置。
JP1992021229U 1992-03-09 1992-03-09 ダブルキャブ車の空調装置 Expired - Lifetime JP2578134Y2 (ja)

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JP1992021229U JP2578134Y2 (ja) 1992-03-09 1992-03-09 ダブルキャブ車の空調装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0572521U JPH0572521U (ja) 1993-10-05
JP2578134Y2 true JP2578134Y2 (ja) 1998-08-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5349146Y2 (ja) * 1975-08-30 1978-11-25
JPS606610U (ja) * 1983-06-23 1985-01-18 ダイキン工業株式会社 フアンの取付構造
JPH01150110U (ja) * 1988-04-01 1989-10-17

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JPH0572521U (ja) 1993-10-05

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