JP4333307B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/241Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle
    • B60H1/242Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle located in the front area

Description

この発明は、乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部を備えた車両における車両用空調装置に関する。
従来、車両用の空調装置、特にオープンカーの空調装置としては、次のような構造のものが知られている。
すなわち、運転席と助手席との間に設置されるセンタコンソールの両側面に空調風を乗員の足元部に向けて吹出す吹出し口を設け、ルーフ検出センサがルーフ部のオープンを検出した時、空調モードをルーフオープンモードに切換えて、上述の吹出し口から空調風を乗員の足元部に向けて吹出して、オープンカーのルーフ部をオープン状態にした場合、車室内に流れ込む巻き込み風の影響による冷風感を低減すべく構成し、快適な空調フィーリングを得るように構成した空調装置である(例えば特許文献1参照)。
一方、幌(ルーフ部)の開閉を検出する状態判別手段を設け、この状態判別手段が幌の開放を検出した時、フロントヘッダ部に設けた吹出し口から空気を吹出して、この吹出空気により車両走行中に走行風が開放されたルーフ部から車室内に巻き込むように流れるのを防止して、空調装置による空調作用が円滑に実行されるように構成したものもある(例えば特許文献2参照)。
しかし、上記何れの従来構造においても乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができない問題点があった。
一般に、乗員の大腿部、脇の下部分、首部に部分的に空調風を当てると、乗員は充分に空調作用を体感することが知られており、このことはオープンカーのみならずルーフ部が開閉しない通常の車両においても共通し、特に乗員の首部乃至その周辺に対する空調効果を如何にして得るかが課題となっている。
特開2002−12020号公報 特開平7−266841号公報
そこで、この発明は、インストルメントパネル部から乗員の正面部に向って空調風を吹出すセンタベント吹出口およびサイドベント吹出と、フロントピラー部から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出しとを設け、サイドベント吹出とフロントピラー空調風吹出しとの吹出し量調整を操作する操作レバーを備えることで、乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができ、空調性能の向上を図り、かつフロントピラー空調風吹出しサイドベント吹出との風量が調整できるので、乗員の好みに応じた風量調整ができる車両用空調装置の提供を目的とする。
この発明による車両用空調装置は、乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部を備えた車両の車両用空調装置であって、上記フロントピラー部から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出し口を設け、車室内前方に配設されたインストルメントパネル部には空調ユニットが配設され、上記インストルメントパネル部の中央部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すセンタベント吹出口が配設されると共に、上記インストルメントパネル部の車幅方向側端部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すサイドベント吹出口が配設され、上記空調ユニットとセンタベント吹出口とサイドベント吹出口を接続するベントダクトを設け、該ベントダクトの中間部より分岐して、フロントピラー部に沿って配設され、かつフロントピラー空調風吹出し口と接続されるフロントピラー空調ダクトを設け、上記分岐した分岐部に吹出し量の調整機構を設け、上記インストルメントパネル部上のサイドベント吹出口と上記フロントピラー空調風吹出し口との間の上記分岐部と調整機構に対応した位置に、サイドベント吹出口の吹出し量とフロントピラー空調風吹出し口の吹出し量の調整を操作する操作レバーを配設したものである。
上記構成の操作レバーはマニュアル操作タイプのものであっても、或は電動タイプのものであってもよい。
上記構成によれば、フロントピラー空調風吹出しから乗員の首部乃至頭部に向って空調風が吹出されるので、乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができ、空調性能の向上を図ることができる。
また、操作レバーによりサイドベント吹出とフロントピラー空調風吹出しの吹出し量の割合を調整することができるので、乗員の好みに応じた風量調整ができる。
また、上記インストルメントパネル部には空調ユニットが配設され、
該空調ユニットとセンタベント吹出口とサイドベント吹出口とを接続するベントダクトを設け、
該ベントダクトの中間部より分岐して、フロントピラー部に沿って配設され、かつ上記フロントピラー空調風吹出し口に接続されるフロントピラー空調ダクトを設けている。
このように、ベントダクトの中間部からフロントピラー空調ダクトを分岐させるので、ダクトの簡素化が図れ、インストルメントパネル内におけるダクトのレイアウト性が向上し、かつダクト構造もシンプルとなる。
この発明の一実施態様においては、
上記車両は少なくとも乗員の上部とフロントピラー部にかけてのルーフ部が開放可能に構成され、上記操作レバーはルーフ開放時にはルーフ非開放時に対してサイドベント吹出の吹出量よりフロントピラー空調風吹出しの風量を増加させるものである。
上記構成によれば、ルーフ部のオープン時にフロントピラー空調風吹出し口からの吹出量が増加(サイドベント吹出の吹出量が零の場合を含む)されるので、ルーフオープン時に走行風が車室内に巻き込むように流入しても乗員は空調効果をより一層良好に体感することができる。
この発明の一実施態様においては、
上記操作レバーは駆動装置にて駆動されるものである。
上記構成の駆動装置は可逆モータやロータリアクチュエータ等で構成してもよい。
上記構成によれば、ルーフ開放時にはルーフ非開放時に対してサイドベント吹出の吹出量よりもフロントピラー空調風吹出しの風量を増加させる操作レバーを、自動で駆動することができる。
この発明によれば、インストルメントパネル部から乗員の正面部に向って空調風を吹出すセンタベント吹出口およびサイドベント吹出と、フロントピラー部から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出しとを設け、サイドベント吹出とフロントピラー空調風吹出しとの吹出し量調整を操作する操作レバーを備えたので、
乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができ、空調性能の向上を図り、かつフロントピラー空調風吹出しサイドベント吹出との風量が調整できるので、乗員の好みに応じた風量調整ができる効果がある。
乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調し、かつ乗員の好みに応じた風量調整を行なうという目的を、乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部を備えた車両の車両用空調装置において、上記フロントピラー部から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出し口を設け、車室内前方に配設されたインストルメントパネル部には空調ユニットが配設され、上記インストルメントパネル部の中央部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すセンタベント吹出口が配設されると共に、上記インストルメントパネル部の車幅方向側端部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すサイドベント吹出口が配設され、上記空調ユニットとセンタベント吹出口とサイドベント吹出口を接続するベントダクトを設け、該ベントダクトの中間部より分岐して、フロントピラー部に沿って配設され、かつフロントピラー空調風吹出し口と接続されるフロントピラー空調ダクトを設け、上記分岐した分岐部に吹出し量の調整機構を設け、上記インストルメントパネル部上のサイドベント吹出口と上記フロントピラー空調風吹出し口との間の上記分岐部と調整機構に対応した位置に、サイドベント吹出口の吹出し量とフロントピラー空調風吹出し口の吹出し量の調整を操作する操作レバーを配設するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用空調装置を示すが、まず図1〜図4を参照して車両の構造について説明する。
図1に示すようにエンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル3(ダッシュパネル)を設け、このダッシュロアパネル3の上部には車幅方向に延びるカウル部4を取付ける一方、エンジンルーム1の上方をボンネット5にて開閉可能に覆っている。
また上述のダッシュロアパネル3の下端部から後方に向けて水平または略水平に延びるフロアパネル6を設け、図2に示すように該フロアパネル6の上部左右にはドライバーズシート7とパッセンジャーズシート8とを設けている。
これら左右の各シート7,8はシートスライド装置(図示せず)により車両の前後方向に位置調整可能に構成されており、シート7,8に着座した乗員X,Y,Z,(図12、図13参照)の着座位置が車両の前後方向に変更できるように構成されている。
これらの各シート7,8はそれぞれシートクッション9とシートバック10とヘッドレスト11とを備える一方、ドライバーズシート7の前方にはステアリングボール12を配設している。この実施例では右ハンドル車を例示したが、左ハンドル車であってもよいことは勿論である。
さらに各シート7,8に着座した乗員の斜め前方には前後方向に傾斜(前低後高状に傾斜)して配設される左右のフロントピラー部13,13を設け、これら左右のフロントピラー部13,13の上端相互間を車幅方向に延びる閉断面構造のフロントヘッダ14で連結している。
また、図4に示すように、この車両は少なくとも乗員の上部からフロントピラー部13,13にかけてのルーフ部15が開放可能に構成された所謂オープンカーである。
次に、車両用空調装置の構成について詳述する。
図1〜図4に示すように、ダッシュロアパネル3とインストルメントパネル部16との間には空調ユニット17を配設している。
この空調ユニット17は、ブロアユニット18と、ヒータ&クーラユニット19と、モード切換えボックス20とを備えている。この実施例では上述のモード切換えボックス20を車幅方向の略中央部に配設している。
また、上述の空調ユニット17の断面構造を図5に示すように、ブロアユニット18は内外気切換えボックス21を有し、この内外気切換えボックス21に形成した内気取入口22と外気取入口23とを内外気切換えドア24にて切換えるように構成すると共に、ブロアモータ25で駆動されるブロア26により内気または外気をヒータ&クーラユニット19に送風すべく構成している。
上述のヒータ&クーラユニット19はクーラ27(エバポレータ)と、ヒータコア28と、エアミックスドア29とを有し、温度調整された冷風または温風等の空調風をモード切換えボックス20に送風すべく構成している。
このモード切換えボックス20にはデフロスタダクト30と、運転席側通路31aと助手席側通路31bとを有するベントダクト31と、ヒートダクト32とを連通接続し、それぞれの連通部にはデフロスタドア33、ベントドア34、ヒートドア35を設けている。
上述のデフロスタダクト30はフロントウインドガラス36(図1参照)の傾斜下端部に対向するデフロスタ吹出口37(図2参照)と、車幅方向両サイドに位置するサイドデフロスタ吹出口38,38とに連通する。
また、上述のベントダクト31は運転席側および助手席側の双方に図2に示す如くセンタベントダクト39とサイドベントダクト40とを有し、センタベントダクト39の先端部にはセンタベント吹出口41(センタベント吹出部)を、サイドベントダクト40の先端部にはサイドベント吹出口42(サイドベント吹出部)をそれぞれ形成している。これらの各吹出口41,42には空調風の吹出し方向を調整するルーバー装置を設けてもよい。
さらに上述のヒートダクト32は運転席側乗員の足元部に空調風を吹出す通路43と、助手席側乗員の足元部に空調風を吹出す通路44とを備えている。
図6に示すようにサイドベントダクト40の先端部分は車両の前後方向に指向するように折曲げ形成されていて、この前後方向に向くサイドベントダクト40の中間部には略L字状の分岐ダクト45を分岐させて連通接続し、この分岐ダクト45をフロントピラー部13の下部に対応配置している。
図3に示すように上述のフロントピラー部13には該フロントピラー部13に沿って空調ダクトとしてのフロントピラーダクト46を配設し、このフロントピラーダクト46から乗員に向って空調風を送出するフロントピラー空調風吹出し口47(フロントピラー空調風吹出し部)を設けている。このフロントピラーダクト46の下端部は分岐ダクト45と連通接続している。
次に図7〜図11を参照してフロントピラーダクト46を含むフロントピラー部13の構成について詳述する。
図7はルーバー装置を省略した状態で示す分解斜視図、図8はルーバー装置を含む分解斜視図、図9は図7のA−A線に相当する部分の断面図、図10は図7のB−B線に相当する部分の断面図、図11は図7のC−C線に相当する部分の断面図である。
図9〜図11においてフロントピラー部13はフロントピラーアウタ48と、フロントピラーインナ49と、レインフォースメント50とを有すると共に、ピラー閉断面内にはレインフォースメント50に接合されて上下方向に延びる補強パイプ51を備えている。
上述のフロントピラーインナ49の車室側の面には図7、図8、図10、図11に示すように、フロントピラーダクト46を介してフロントピラートリム52(以下単にトリムと略記する)が配設されており、上述のフロントピラー空調風吹出し口47はこのトリム52の中間位置より上部寄り、つまり可及的乗員に近設する位置に配設されている。
上述のフロントピラーダクト46は図7に示すようにその上下方向の下側はダクト状に形成され、上下方向の上側は図7に図示の便宜上ハッチングを施して示す閉ループ状の接着面53で囲まれた部分がトリム52側に開放する形状に構成れていて、この接着面53をトリム52に接着した時、フロントピラーダクト46とトリム52との両者によって空調風を通過させるダクト部を形成するものである。
またフロントピラーダクト46の下端は分岐ダクト45に装着する閉断面形状(ダクト形状)を有し、フロントピラーダクト46の背面側の上下方向中間部分はフロントピラーインナ49を配設すべく凹状部46a(図8、図11参照)に形成されている。
さらに、フロントピラーダクト46の接着面53と対応する部分は、図10、図11に示すように、フロントピラーインナ49に取付けられるベース部46bを有し、このベース部46bにダクト部としてのトリム52を取付けて、これら両者46b,52により内部に筒状部54を有する空調ダクト55を形成している。
つまり、図7に示す接着面53よりも下側においてはフロントピラーダクト46のみで空調風を通過させるダクトを形成し、接着面53と対応する部分においてはフロントピラーダクト46とトリム52との両者によって空調風を通過させるダクト55を形成したものである。
また上述のフロントピラーダクト46はフロントピラー空調風吹出し口47と略対応する頭部46cを有し、この頭部46cの外側面とトリム52との間には図7、図8、図10に示すように、衝撃荷重を緩衝しつつ変形する衝撃吸収部としての複数のリブ部56を設けている。
換言すれば、このリブ部56はフロントピラーダクト46のべース部46bとトリム52との間に上下方向に所定間隔を隔てて複数設けられたものである。
さらに、図7、図11に示すように筒状部54の内部には空調風の通過方向(つまりフロントピラー部13の上下の長手方向に沿う方向)に沿って複数のリブ部57を配設し、空調風の通過を阻害しない方向に指向するこれらのリブ部57が所定荷重の入力によって、その荷重を緩衝しつつ圧壊変形すべく構成している。この実施例では上述のリブ部57はフロントピラーダクト46のベース部46bとトリム52との間に略ジグザグ状に配置されている。
また図7、図9に示すようにトリム52におけるフロントピラー空調風吹出し口47よりも上側の部分の車外側の面にも複数のリブ部58が一体形成されている。
図8、図10に示すように上述のトリム52のフロントピラー空調風吹出し口47の口縁にはフロントピラーインナ49側へ突出する方形枠状の取付け部59(いわゆる取付け枠)が一体形成されていて、この取付け部59にはルーバー装置60が取り付けられる。
このルーバー装置60は上述の取付け部59に内設される方形枠状のルーバーボックス61と、このルーバーボックス61に取付けられる複数のルーバー62(いわゆるフィン)とを有し、ルーバーボックス61の両側の側片には取付け部59の支持孔59aに回動可能に枢支される支軸63,63が設けられ、ルーバー62の上下両面にはルーバーボックス61の支持孔61aに回動可能に枢支される支軸64,64が設けられると共に、複数のルーバー62,62が連動して同時に回動するように複数のルーバー62,62間には連結ロッド65がピン連結されている。
そして、ルーバー62,62の上下両端部の支軸64,64をルーバーボックス61の支持孔61a,61aに挿入した後に、このルーバーボックス61の支軸63,63をトリム52側の取付け部59における支持孔59a,59aに挿入すると、ルーバーボックス61はその支軸63を支点としてルーバーボックス61ごと上下方向に回動し、またルーバーボックス61内のルーバー62,62はその支軸64を支点として複数のルーバー62,62が同時に車幅方向に回動し、乗員の大中小の体格の如何にかかわらず適切な方向に空調風を吹出すように構成している。
すなわち、このルーバー装置60は所定範囲内で上下方向に空調風の吹出し方向を調整可能に配設されると共に、所定範囲内で車幅方向に空調風の吹出し方向を調整可能に配設されたものであり、乗員の体格に応じて空調風の吹出し方向を適切に調整することができる。
上述のフロントピラー空調風吹出し口47に設けられたルーバー装置60は、空調風を乗員の首部乃至頭部に向うように偏向させるもので、図12に側面図で示すように、このルーバー装置60はフロントピラー部13の車室内方向への傾斜角θ1(ベルトラインを水平にした場合のフロントピラー部13の仰角)より小さい角度θ2に該空調風を偏向させる。
具体的には、ルーバー装置60による空調風吹出しラインの上限L1はベルトラインとほぼ平行で、かつ下限L2は上限L1に対して下向きに28〜30度の開角をもった範囲(角度θ2参照)に設定されている。
また平面から見たルーバー装置60による空調風吹出し方向は、図13に示すように、フロントピラー部13のほぼ延長線上のラインL3と、このラインL3に対して車幅方向内方に22〜24度の開角θ3をもったラインL4との範囲で任意に偏向されるように構成している。
すなわち、シート7,8に着座する乗員はその体格が大きい乗員Xと、中位の乗員Yと、小さい乗員Zとがあり、乗員の体格X,Y,Zに応じてシート7,8が前後方向に調整変更されるが、上述のルーバー装置60はこのような乗員X,Y,Zの着座位置の変更時にも該乗員X,Y,Zの首部乃至頭部に向って空調風を吹出し可能に位置調整すべく構成されていて、乗員の体格X,Y,Zの大中小に関係なく首部乃至頭部へのスポット空調風の吹出しが調整できるように構成されている。なお、図12、図13においては図示の便宜上、ルーバー装置60の図示を省略したが、このルーバー装置60は既述したようにフロントピラー空調風吹出し口47内の取付け部59に設けられるものである。
図14は図8で示したトリム52の取付け部59と、ルーバーボックス61の支軸63との関係を示す部分図であって、支軸63の外周部が取付け部59の内端と一致または略一致するように枢支して、車両衝突時において車室内からの所定以上の荷重が入力された時、支軸63が取付け部59から外れることで、ルーバー装置60がダクト部としてのトリム52から離脱して、乗員の頭部の安全性を確保すべく構成している。
この図14で示した構成に代えて、図15、図16に示す構成を採用してもよい。
すなわち、図15に示す構造は支持孔59aに対して該支持孔59aの直径よりも小さい幅の凹溝59bが連続形成されたもので、この支持孔59aに上述のルーバーボックス61の支軸63を枢支しても、車室内からの所定以上の荷重入力時に、ルーバー装置60をトリム52から離脱させて、乗員の頭部の安全性を確保することができる。
図16に示す構造は取付け部59における支持孔59aよりも内方側に凹溝による脆弱部59c,59cを形成し、車室内からの所定以上の荷重入力時に、ルーバー装置60をトリム52から離脱させて、乗員の頭部の安全性を確保するように構成したものである。図16に示すように構成すると、支持孔59aを取付け部59の中間部または中央部に設けることができる。
ところで、図6で示したサイドベントダクト40と、分岐ダクト45と、サイドベント吹出部としてのサイドベント吹出口42との間には図17〜図20で示す切換え部66が介設される。
この切換え部66は図20に示す2つ割り構造の上下のケース67,68を備え、これら各ケース67,68を組み合わせた時に、サイドベントダクト40とサイドベント吹出口42とを連通するベント通路69と、サイドベントダクト40と分岐ダクト45とを連通するフロントピラー側通路70とが形成される。
上述のベント通路69を構成するケース壁の軸受部71には外端側にギヤ72を備えたドア軸73を軸支すると共に、このドア軸73に一体的に取付けたドア74によりベント通路69を開閉すべく構成している。
また、上述のフロントピラー側通路70を構成するケース壁の軸受部75には内端側にギヤ76を備えたドア軸77を軸支すると共に、このドア軸77に一体的に取付けたドア78によりフロントピラー側通路70を開閉すべく構成している。
さらに、上述の各ドア74,78を同時に開閉制御する目的で、吹出し風調整手段としての操作レバー79を設け、この操作レバー79により、サイドベント吹出口42とフロントピラー空調風吹出し口47との吹出し量をコントロールすべく構成している。
この操作レバー79は図21にも示すように支軸80と、操作ツマミ81と、ギヤ72を駆動するためにレバー後端に設けたギヤ82と、ギヤ76を駆動するためにレバー側面部に設けたギヤ83とを備え、ケース壁の軸受部84に支軸80を軸支し、この軸支状態下においてレバー後端側のギヤ82をドア74側のギヤ72に噛合させ、またレバー側面部のギヤ83をドア78側のギヤ76に噛合させ、さらに操作レバー79の操作ツマミ81を、図22に示すように、インストルメントパネル部16の開口部85から車室側へ突出させ、乗員が車室内から手動操作できるように構成している。
そして、図22に示す操作ツマミ81を同図のFP側(図示上側)へ操作すると、ギヤ82,72,ギヤ83,76の噛合により図18,図23に示すようにベント通路69側のドア74が閉成(クローズ)され、フロントピラー側通路70のドア78が開成(オープン)されて、図18に矢印で示すようにサイドベントダクト40の空調風の全量をフロントピラー空調風吹出し口47に導く。
また、図22に示す操作ツマミ81を同図のSIDE側(図示下側)へ操作すると、ギヤ82,72、ギヤ83,76の噛合により図19,図23に示すようにベント通路69側のドア74が開成(オープン)され、フロントピラー側通路70のドア78が閉成(クローズ)されて、図19に矢印で示すようにサイドベントダクト40の空調風の全量をサイドベント吹出口42に導く。
さらに図22に示す操作ツマミ81を同図のFP側とSIDE側との中間つまりBOTH側へ操作すると、ギヤ82,72、ギヤ83,76の噛合により図17、図23に示すように何れのドア74,78も半開状態に操作され、図17に矢印で示すようにサイドベントダクト40の空調風はサイドベント吹出口42とフロントピラー空調風吹出し口47との双方に導かれる。
このように、上述の操作ツマミ81を介して操作レバー79を手動操作することにより、図17、図18、図19、図23に示すように吹出し量の制御を行なうことができる。
図23の説明図中のFP、BOTH、SIDEと図17、図18、図19との対応において、FPは図18で示す状態に対応し、BOTHは図17で示す状態に対応し、SIDEは図19に対応する。
図17〜図19で示した手動操作構造の操作レバー79は、図24、図25、図26に示すように電動操作構造のものであってもよい。この操作レバー79を電動構造に設定すると、該操作レバー79は切換え操作部となる。
この場合には、操作ツマミ81を省略する一方、操作レバー79(切換え操作部)の支軸80に従動ギヤ86を設け、この従動ギヤ86を駆動装置としての可逆モータ87の原動ギヤ88で駆動すべく構成する。
また図4で示したルーフ部15の開閉を検出するリミットスイッチやマイクロスイッチなどから成るルーフオープン検出装置89(ルーフオープン検出手段)を設け、このルーフオープン検出装置89の次段にコントロールユニット90(制御部)を接続し、このコントロールユニット90の出力により駆動装置としての可逆モータ87を正逆駆動すべく構成する。
詳しくは、ルーフオープン検出装置89がルーフ部15の開放を検出した時、乗員に対する空調効果の体感度を向上させるために、図24または図25に示すようにフロントピラー空調風吹出し口47からの吹出し量がサイドベント吹出口42からの吹出し量(このサイドベント吹出口42からの吹出し量が零の場合を含む)よりも多くなるように制御する。
さらに詳しくは、ルーフオープン検出装置89がルーフ部15の開放(オープン)を検出した時には、乗員に対する空調効果の体感度を向上させるために、ルーフ部15が非開放(クローズ)の閉塞時に対してフロントピラー空調風吹出し口47からの吹出し量がサイドベント吹出口42からの吹出し量よりも増加するように制御する。具体的にはルーフオープン時には図25の状態になるように各ドア74,78を制御するか、または図24の状態においてドア78からの空調風通過量がドア74からの空調風通過量よりも多くなるように各ドア78,74の開度をコントロールすると、ルーフ部15が開放された場合においても、フロントピラー空調風吹出し口47からの空調風の吹出し量によって、乗員は空調効果を良好に体感することができる。
図27、図28、図29は切換え部66の他の実施例を示し、外側のバルブハンジング91と、このバルブハウジング91に内設されて回動中心軸92を中心として回動する内部中空のロータリ形式のバルブ93(吹出し風調整手段)とを備えている。
上述のバルブハウジング91はサイドベントダクト40からの空調風を流入する流入通路94と、サイドベント吹出口42に連通するベント通路69と、分岐ダクト45を介してフロントピラー空調風吹出し口47に連通するフロントピラー側通路70とを備えている。
また、バルブ93はインレットポート95と、アウトレットポート96とを有し、各ポート95,96間には空調風のしゃ断壁を兼ねる周壁97,98が形成されている。
そして、図27に示すように、インレットポート95と流入通路94とを連通すると共に、アウトレットポート96をベント通路69とフロントピラー側通路70とに同時連通させると、図27に矢印で示すように空調風をサイドベント吹出口42とフロントピラー空調風吹出し口47とに同時に供給して、これら各吹出口42,47から空調風を同時に吹出すことができる。
また図28に示すように、バルブ93の回動操作により、インレットポート95と流入通路94とを連通すると共に、アウトレットポート96をフロントピラー側通路70のみに連通させ、かつ周壁97でベント通路69をしゃ断すると、図28に矢印で示すように空調風をフロントピラー空調風吹出し口47のみに供給して、このフロントピラー空調風吹出し口47から空調風を吹出すことができる。
さらに図29に示すように、バルブ93の回動操作により、インレットポート95と流入通路94とを連通すると共に、アウトレットポート96をベント通路69のみに連通させ、かつ周壁98でフロントピラー側通路70をしゃ断すると、図29に矢印で示すように空調風をサイドベント吹出口42のみに供給して、このサイドベント吹出口42から空調風を吹出すことができる。
ここで、上述の回動中心軸92を駆動装置としての可逆モータに連動させると、バルブ93をモータ駆動することができ、回動中心軸92をプーリおよびベルト等の動力伝達手段を介して操作ダイヤル(操作部材)に連動させると、バルブ93を手動にて駆動することができる。
このように上述の切換え部66をロータリ形式と成すと、部品点数の削減および構造の簡略化、コンパクト化を図ることができる。
図30、図31は車両用空調装置の他の実施例を示し、インストルメントパネル部16の内部に配設した空調ユニット17のモード切換えボックス20と、ベント吹出部としてのベント吹出口41,42との間をベントダクト39,40によって接続する一方、サイドベントダクト40と平行に延設されてその車外側端部99aがフロントピラーダクト46の下部に連通接続されるフロントピラー側ダクト99を設け、このフロントピラー側ダクト99をモード切換えボックス20に接続したものである。
図30においては、センタベントダクト39、サイドベントダクト40およびフロントピラー側ダクト99をそのドライバーズ側についてのみ図示したが図31に示すように、これら各ダクト39,40,99はドライバーズ側(α)のみならずパッセンジャーズ側(β)にも左右ほぼ対称構造にて設けられている。
そして、切換えボックス20とこれら各ダクト39,40,99との連通部には図31に示すようにそれぞれドア34,100が設けられている。図30、図31に示す実施例の場合には、モード切換えボックス20側のドア34,100がサイドベント吹出口42とフロントピラー空調風吹出し口47との吹出し量を調整可能な吹出し風調整手段として作用する。なお、図30、図31において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。また図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように上記実施例の車両用空調装置は、乗員X,Y,Zの斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部13を備えた車両の車両用空調装置であって、
車室2内の前方に配設されたインストルメントパネル部16から乗員の正面部に向って空調風を吹出すベント吹出部(サイドベントの吹出口42参照)と、
上記フロントピラー部13から乗員X,Y,Zの首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)とを設け、
上記ベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)とフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)との吹出し量を調整可能な吹出し風調整手段(操作レバー79またはバルブ93参照)を備えたものである。
この構成によれば、フロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)から乗員X,Y,Zの首部乃至頭部に向って空調風が吹出されるので、乗員X,Y,Zの空調感度が高い首元周辺を効率的に空調することができ、空調性能の向上を図ることができる。
また、吹出し風調整手段(操作レバー79またはバルブ93参照)によりベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)とフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)との吹出し量、詳しくはベント吹出部からの吹出し量とフロントピラー空調風吹出し部からの吹出し量の割合を調整することができるので、乗員の好みに応じた風量調整ができる。
さらに、上記車両は少なくとも乗員X,Y,Zの上部とフロントピラー部13にかけてのルーフ部15が開放可能に構成され、
上記吹出し風調整手段(切換え操作部として作用する操作レバー79参照)はルーフ開放時にはルーフ非開放時に対してベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)の吹出量よりフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)の風量を増加させるものである(図24〜図26参照)。
上記構成によれば、ルーフ部15のオープン時にフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)からの吹出量が増加(サイドベント吹出口42の吹出量が零の場合を含む)されるので、ルーフオープン時に走行風が車室2内に巻き込むように流入しても乗員は空調効果をより一層良好に体感することができる。
加えて、上記吹き出し風調整手段(図24〜図26の操作レバー79参照)は駆動装置(可逆モータ87参照)にて駆動されるものである。
この構成によれば、ルーフ開放時にはルーフ非開放時に対してベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)の吹出量よりもフロントピラー空調風吹出し部
(フロントピラー空調風吹出し口47参照)の風量を増加させる吹出し風調整手段(操作レバー79参照)を、自動で駆動することができる。
また、上記インストルメントパネル部16には空調ユニット17が配設され、該空調ユニット17(詳しくはモード切換えボックス20参照)と上記ベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)との間がベントダクト(サイドベントダクト40参照)により接続されると共に、
該ベントダクト(サイドベントダクト40参照)の中間部から分岐してフロントピラー部13に沿って配設され、かつ上記フロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)に接続されるフロントピラー空調ダクト(分岐ダクト45、フロントピラーダクト46、空調ダクト55参照)を備えたものである(図3参照)。
この構成によれば、ベントダクト(サイドベントダクト40参照)の中間部からフロントピラー空調ダクト(各ダクト45,46,55参照)を分岐させるので、図3に示すように、ダクトの簡素化が図れ、インストルメントパネル部16内におけるダクトのレイアウト性が向上し、かつダクト構造もシンプルとなる。
さらに、上記インストルメントパネル部16には空調ユニット17が配設され、該空調ユニット17(特にそのモード切換えボックス20参照)と上記ベント吹出部(サイドベント吹出口42参照)との間がベントダクト(サイドベントダクト40参照)によって接続されると共に、上記ベントダクト(サイドベントダクト40参照)と平行に延設されてフロントピラー部13に沿って延び、かつ上記フロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)に接続されるフロントピラー空調ダクト(フロントピラー側ダクト99、フロントピラーダクト46、空調ダクト55参照)を備えたものである(図30参照)。
この構成によれば、ベントダクト(サイドベントダクト40参照)の先端側での空調風の切換え構造が不要となり、ベントダクト(サイドベントダクト40参照)およびフロントピラー空調ダクト(各ダクト99,46,55参照)の上流部(フロントピラー側ダクト99の基部参照)を図30、図31で示したように空調ユニット17側のモード切換えボックス20に集約することができて、空調風の切換えが容易となる。
また、乗員X,Y,Zの斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部13を備えた車両の車両用空調装置であって、上記フロントピラー部13から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)を設け、上記車両は少なくとも乗員X,Y,Zの上部とフロントピラー部13にかけてのルーフ部15が開放可能に構成され、上記ルーフ部15の開放作動によってフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)の吹出し量が多くなるように調整する吹出し風調整手段(操作レバー79またはバルブ93参照)を備えたものである。
この構成によれば、吹出し風調整手段(操作レバー79またはバルブ93参照)はルーフ部15の開放時にフロントピラー空調風吹出し部(フロントピラー空調風吹出し口47参照)の吹出し量が多くなるように制御する。このため、オープカーにおいて乗員の空調感度が高い首元周辺を効率的に空調して、空調性能の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の駆動装置は、実施例の可逆モータ87に対応し、
以下同様に、ベントダクトは、サイドベントダクト40に対応し、
フロントピラー空調ダクトは、分岐ダクト45、フロントピラーダクト46、空調ダクト55に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両用空調装置を備えた車両の要部側面図。 図1の平面図。 車両用空調装置を示す斜視図。 ルーフ部が開放可能な車両の斜視図。 図3の装置における空調ユニットの内部構造を示す断面図。 図3の部分拡大斜視図。 フロントピラー、フロントピラーダクト、トリム分解斜視図。 フロントピラーダクト、ルーバー装置、トリムの分解斜視図。 図7のA−A線矢視に相当するフロントピラー部の断面図。 図7のB−B線矢視に相当するフロントピラー部の断面図。 図7のC−C線矢視に相当するフロントピラー部の断面図。 空調風の吹出し角度を示す側面図。 空調風の吹出し角度を示す平面図。 衝撃荷重入力時におけるルーバー装置の離脱構造を示す部分図。 離脱構造の他の実施例を示す部分図。 離脱構造のさらに他の実施例を示す部分図。 切換え部の断面図。 フロントピラー側への空調風吹出し状態を示す断面図。 サイドベント吹出口への空調風吹出し状態を示す断面図。 切換え部の分解斜視図。 操作レバーの拡大斜視図。 操作レバーのレイアウトを示す説明図。 操作レバーによる空調風吹出し状態のパターンを示す説明図。 切換え部の他の実施例を示す系統図。 フロントピラー側への空調風吹出し状態を示す系統図。 サイドベント吹出口への空調風吹出し状態を示す系統図。 切換え部のさらに他の実施例を示す断面図。 フロントピラー側への空調風吹出し状態を示す断面図。 サイドベント吹出口への空調風吹出し状態を示す断面図。 車両用空調装置の他の実施例を示す斜視図。 図30の装置における空調ユニットの内部構造を示す断面図。
符号の説明
2…車室
13…フロントピラー部
15…ルーフ部
16…インストルメントパネル部
17…空調ユニット
39…ベントダクト
40…サイドベントダクト
41…センタベント吹出口
42…サイドベント吹出口
45…分岐ダクト
46…フロントピラーダクト(フロントピラー空調ダクト)
47…フロントピラー空調風吹出し口
55…空調ダクト
66…切換え部(調整機構)
79…操作レバー
87…可逆モータ(駆動装置)
93…バルブ
99…フロントピラー側ダクト

Claims (3)

  1. 乗員の斜め前方に前後方向に傾斜して配設されるフロントピラー部を備えた車両の車両用空調装置であって、
    上記フロントピラー部から乗員の首部乃至頭部に向って空調風を吹出すフロントピラー空調風吹出し口を設け、
    車室内前方に配設されたインストルメントパネル部には空調ユニットが配設され、
    上記インストルメントパネル部の中央部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すセンタベント吹出口が配設されると共に、
    上記インストルメントパネル部の車幅方向側端部には乗員の正面部に向って空調風を吹出すサイドベント吹出口が配設され、
    上記空調ユニットとセンタベント吹出口とサイドベント吹出口を接続するベントダクトを設け、
    該ベントダクトの中間部より分岐して、フロントピラー部に沿って配設され、かつフロントピラー空調風吹出し口と接続されるフロントピラー空調ダクトを設け、
    上記分岐した分岐部に吹出し量の調整機構を設け、
    上記インストルメントパネル部上のサイドベント吹出口と上記フロントピラー空調風吹出し口との間の上記分岐部と調整機構に対応した位置に、サイドベント吹出口の吹出し量とフロントピラー空調風吹出し口の吹出し量の調整を操作する操作レバーを配設した
    車両用空調装置。
  2. 上記車両は少なくとも乗員の上部とフロントピラー部にかけてのルーフ部が開放可能に構成され、上記操作レバーはルーフ開放時にはルーフ非開放時に対してサイドベント吹出の吹出量よりフロントピラー空調風吹出しの風量を増加させる
    請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 上記操作レバーは駆動装置にて駆動される
    請求項2記載の車両用空調装置。
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