JP2020197330A - 空調吹出口の風向調整装置 - Google Patents

空調吹出口の風向調整装置 Download PDF

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【課題】本願は、空調吹出口に設けられているルーバーが停止している状態においては風向を任意の方向に調整可能とし、当該ルーバーがスイング動作している状態においては当該スイング動作に追従して風向を変化させることが可能な空調吹出口の風向調整装置を開示する。【解決手段】本発明は、空調吹出口の風向調整装置であって、空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の前方に配置され、空調吹出口から吹き出される空気を受ける棒状体と、棒状体が空調吹出口の前方おいて空調吹出口の長手方向に沿って延在する状態で棒状体を支持する支持部と、を備え、棒状体は、棒状体の表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、棒状体の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を外周面に形成し、空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する。【選択図】図5

Description

本願は、空調吹出口の風向調整装置を開示する。
近年、ビルや店舗、病院、家屋等の各種建物には、室内の空気調和を行う空調機が設置されている。空調機には、天井や壁等に埋め込むタイプや、天井から吊り下げるタイプ、壁面に据え付けるタイプがあるが、何れも空気調和された空気を室内へ吹き出す空調吹出口が備わっている点で共通する。
ところで、空気の比重が温度に反比例するため、暖かい空気は室内の上部に溜まる。また、冷たい空気は室内の下部に溜まる。よって、空調機は、例えば、冷房運転を行う場合には室内の上部に溜まる暖かい空気を効率的に吸い込んで空気調和できるように、空調吹出口から室内の下部へ向けて冷気を吹き出す。したがって、空調吹出口から吹き出る冷気が室内の人へ当たるのを避けるために、例えば、特許文献1に示すような、空調吹出口の風向を調整する器具が市販されている。
実用新案登録第3114170号公報
空調吹出口から吹き出る空気の風向を板状の部材で変更する場合、風向変更後の空気は当該板状の部材の板面に沿って流れる。よって、板状の部材の取付角度を調節することにより、空調吹出口から吹き出る冷気が室内の特定の人へ当たるのを防ぐことが可能となる。
ところで、空調機の空調吹出口には、通常、電動のルーバーが設けられている。そして、当該ルーバーがスイング動作していても、空調吹出口から吹き出る空気が当該板状の部材の板面に当たっている場合には、風向変更後の空気の風向は当該板状の部材の板面に沿って流れる。しかし、ルーバーのスイング機能は、空気を空調吹出口から様々な方向へ吹き出すことを意図したものであるから、ルーバーがスイング動作をしている場合には、空調吹出口から吹き出た空気が様々な方向へ流れることが好ましい。
そこで、本願は、空調吹出口に設けられているルーバーが停止している状態においては風向を任意の方向に調整可能とし、当該ルーバーがスイング動作している状態においては当該スイング動作に追従して風向を変化させることが可能な空調吹出口の風向調整装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、空調吹出口から吹き出される空気を、表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を当該外周面に形成し、空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する棒状体で受けることにした。
詳細には、本発明は、空調吹出口の風向調整装置であって、空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の前方に配置され、空調吹出口から吹き出される空気を受
ける棒状体と、棒状体が空調吹出口の前方おいて空調吹出口の長手方向に沿って延在する状態で棒状体を支持する支持部と、を備え、棒状体は、棒状体の表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、棒状体の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を外周面に形成し、空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する。
上記の風向調整装置では、本体部の位置や姿勢を調整することにより、本体部を通過した後の空気の風向を任意の方向に調整することができる。また、上記の風向調整装置では、空調吹出口から吹き出た空気が、貫通孔を通過するものと外周翼面を通過するものとに分かれる。そして、ルーバーがスイング動作すると、貫通孔を通過する空気と外周翼面を通過する空気の流量配分が変化することになる。外周翼面を通過する空気にはコアンダ効果が発揮されるため、外周翼面を通過した空気と貫通孔を通過した空気が重なって層流となる本体部通過後の空気の風向は、外周翼面を通過する空気に対して付与されたコアンダ効果の強さに応じて変化する。このため、本体部通過後の空気の風向は、ルーバーのスイング動作に追従して変化することになる。
よって、上記の風向調整装置であれば、ルーバーがスイング動作をしていない場合には、空調吹出口から吹き出た空気の風向を任意の方向へ調整可能であり、また、ルーバーがスイング動作をしている場合には、空調吹出口から吹き出た空気の風向を当該スイング動作に追従して変化させることができる。よって、上記の風向調整装置であれば、空調吹出口から吹き出た冷気が室内の特定の人へ当たるのを防ぐ機能と、様々な方向へ空気を拡散させるためのルーバーのスイング機能の両方を発揮させることが可能となる。
なお、棒状体は、円筒状の部材によって形成されるものであってもよい。棒状体がこのように形成される風向調整装置であれば、流入口の上側と下側の両方に外周翼面が形成されるので、ルーバーのスイング機能による空気の拡散効果がより発揮されやすい。
また、支持部は、棒状体の両端部に取り付けられていてもよい。また、支持部は、流入口の長手方向の両端に設けられていてもよい。支持部がこのように取り付けられている風向調整装置であれば、本体部を空調吹出口の前方に支持可能である。
また、棒状体の内部には、有効成分を揮散させるための薬剤を格納する室が設けられていてもよい。このような風向調整装置であれば、空調対象の空間に薬剤の有効成分を揮散させることも可能となる。
上記の空調吹出口の風向調整装置であれば、空調吹出口に設けられているルーバーが停止している状態においては風向を任意の方向に調整可能とし、当該ルーバーがスイング動作している状態においては当該スイング動作に追従して風向を変化させることが可能となる。
図1は、空調機の空調吹出口から吹き出された空気の風向を調整する風向調整装置の取付状態の一例である。 図2は、風向調整装置の斜視図である。 図3は、本体の内部構造を示した図である。 図4は、本体における空気の流れを示した第1の図である。 図5は、本体における空気の流れを示した第2の図である。 図6は、本体同士の連結方法の第1例を示した図である。 図7は、風向調整装置の変形例を示した図である。 図8は、本体同士の連結方法の第2例を示した図である。 図9は、風向調整装置に薬剤袋を入れる様子を示した図である。 図10は、薬剤袋の有効成分が揮散する様子を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の一形態であり、本発明の技術的範囲を下記の実施形態に限定するものではない。
図1は、空調機の空調吹出口から吹き出された空気の風向を調整する風向調整装置の取付状態の一例である。本実施形態に係る風向調整装置1は、図1に示すように、空調機101に空気調和された空気が吹き出る空調吹出口102の前方に配置され、空調吹出口102から吹き出される空気を受ける本体2(本願でいう「棒状体」の一例である)と、本体2を空調吹出口102の前方に配置した状態で支持するアーム3(本願でいう「支持部」の一例である)と、アーム3を空調機101に固定するベース4とを備える。空調吹出口102は、細長い空調吹出口である。また、本体2は、棒状体である。そして、アーム3は、棒状体の本体2が空調吹出口102の前方において空調吹出口102の長手方向に沿って延在する状態で本体2を支持可能である。
図2は、風向調整装置1の斜視図である。風向調整装置1の主要な部分である本体2は、略円筒状の棒状体である筒部5を有する。筒部5は、両端が開口する円筒状の部材であり、長手方向の一端に第1端部19を有し、他端に第2端部20を有する。
また、本体2は、筒部5の外周面を円柱の外周面状に形成する第1外周翼面9及び第2外周翼面10を有する。また、本体部2は、筒部5の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口7及び流出口8を当該外周面に形成し、空調吹出口102から吹き出される空気が通過する貫通孔6を有する。第1外周翼面9と第2外周翼面10は、空調吹出口102から吹き出される空気が表面沿いに流れやすい曲面となっている。本実施形態では、本体2を構成する主要な素材として円筒状の筒部5が採用されているため、第1外周翼面9と第2外周翼面10の表面が円柱の外周面状の形態となっているが、第1外周翼面9と第2外周翼面10は空気が流れやすい流線形であればいかなる形態であってもよい。例えば、筒部5が非直線状の棒状体であれば、第1外周翼面9と第2外周翼面10の表面は、筒部5の長手方向に向かって曲線或いは段差等を描くような形態になり得る。
また、本体2は、流出口8の縁沿いに配設されるフラップ11を有する。フラップ11は、流出口8から流出する空気の風向を調整する機能を有する。フラップ11は、筒部5に対する取付角度が変更可能であってもよいし、或いは、筒部5に対する取付角度が変更不能であってもよい。また、フラップ11は省略されていてもよい。
また、本体2は、筒部5の内部を筒部5の長手方向に沿って仕切る第2仕切り13を有する。第2仕切り13は、平らな板材であり、筒部5の内部において筒部5の長手方向に沿って延在する。第2仕切り13は、流入口7を通じて貫通孔6内に流入する空気を平らな板面に沿わせることで当該空気の流れを滑らかにし、流出口8を通じて貫通孔6から流出する空気の流れを整える。
アーム3は、流入口7の長手方向両端部付近において、本体側ヒンジ17を介して筒部5に対して回動可能に取り付けられている。そして、本体側ヒンジ17は、アーム3と筒部5を適当な締結力で回動可能に締結している。よって、アーム3が本体側ヒンジ17を中心に遊転することはない。したがって、風向調整装置1のユーザは、本体2に対するアーム3の相対角度を、流入口7の開口の大きさの範囲内で自在に調整することが可能である。アーム3は、ベース4に対し、ベース側ヒンジ16を介して回動可能に締結されている。よって、本体側ヒンジ17と同様、アーム3がベース側ヒンジ16を中心に遊転する
ことはない。
なお、本体2の主要な部分を構成する筒部5は、紙、プラスチック、金属、その他の各種素材で形成可能であるが、例えば、紙製の素材を用いれば、筒状の紙を切り欠いて流入口7及び流出口8を形成することが可能となる。また、流出口8の部分を切り欠いた紙を筒部5の長手方向に沿って外側に折り曲げれば、流出口8の縁沿いにフラップ11を形成することも可能となる。筒部5を紙で形成すれば、筒部5をプラスチックや金属で形成する場合に比べて、近年高まっているプラスチックゴミの発生量の抑制にも繋がる。
図3は、本体2の内部構造を示した図である。本体2は、上述した第2仕切り13の他に、貫通孔6内において第2仕切り13に対向配置される第1仕切り12を有している。第1仕切り12は、第2仕切り13と同様、筒部5の内部において筒部5の長手方向に沿って延在するが、第2仕切り13のように平らな板面にはなっておらず、図3の断面図に示すように断面視円弧状となっている。よって、第1仕切り12は、第2仕切り13と同様、流入口7を通じて貫通孔6内に流入する空気を板面に沿わせることで当該空気の流れを滑らかにし、流出口8を通じて貫通孔6から流出する空気の流れを整えるが、断面視円弧状であるが故に板面が曲面となっており、空気の流れも当該曲面に沿ってカーブすることになる。なお、第1仕切り12は、断面視円弧状の形態に限定されるものでなく、第2仕切り13のように平らなものであってもよい。
ところで、上述した第1仕切り12と第2仕切り13は板状であるため、図3の断面図を見ると判るように、筒部5の内部には、空調吹出口102から吹き出た空気が通過する貫通孔6の他に、第1仕切り12によって貫通孔6から仕切られた第1予備室14、及び、第2仕切り13によって貫通孔6から仕切られた第2予備室15が形成されている。第1予備室14と第2予備室15は、何れも筒部5の長手方向に沿って延在する細長い空間である。
図4は、本体2における空気の流れを示した第1の図である。ベース4の係止爪18が空調機101と天井面104との間に差し込まれてベース4が固定され、アーム3の角度調整によって空調吹出口102の前方に本体2が配置されると、空調吹出口102から吹き出た空気は、図4(A)において破線の矢印で示すように、流入口7を通って貫通孔6内に流入し、流出口8を通って貫通孔6から流出する経路や、流入口7には流入せずに流入口7の上側から第1外周翼面9に沿って流れる経路、流入口7には流入せずに流入口7の下側から第2外周翼面10に沿って流れる経路を辿る。そして、風向調整装置1のユーザは、ベース4に対するアーム3の取付角度や、アーム3に対する本体2の取付角度を調整することにより、例えば、図4(A)に示すように空気の風向を上向きにしたり、図4(B)に示すように空気の風向を下向きにしたり、図4(C)に示すように空気の風向を一部だけ下向きにしたりすることができる。
図5は、本体2における空気の流れを示した第2の図である。通常、空調機101のルーバー103は電動でスイング動作が可能となっており、空調機101のコントローラを操作することにより、ルーバー103を任意の角度で固定したり、ルーバー103をスイング動作させたりすることができる。ルーバー103が任意の角度で固定されている場合には、空調吹出口102から本体2へ向かって流れる空気の流れが基本的に変化しないため、図5(A)に示されるように、風向調整装置1のユーザが本体2を使って調整した風向は保たれる。
また、風向調整装置1は、棒状体の本体2で風向を調整するものであるため、ルーバー103のスイング動作によって空調吹出口102から吹き出る空気の方向が変化すると、本体2を通過後の空気の向きもルーバー103のスイング動作に追従して変化する。すな
わち、例えば、図5(B)に示されるように、ルーバー103のスイング動作によって空調吹出口102から吹き出た空気が主に本体2の下側を流れる場合、空調吹出口102から吹き出た空気が第2外周翼面10に沿って流れることでコアンダ効果が発揮され、筒部5を通過後の空気の風向が、筒部5を通過前の空気の風向よりも上向きとなる。また、例えば、図5(C)に示されるように、ルーバー103のスイング動作によって空調吹出口102から吹き出た空気が主に本体2の上側を流れる場合、空調吹出口102から吹き出た空気が第2外周翼面10に沿って流れることでコアンダ効果が発揮され、筒部5を通過後の空気の風向が、筒部5を通過前の空気の風向よりも下向きとなる。この理由について以下に説明する。
上述したように、風向調整装置1では、空調吹出口102から吹き出た空気が、貫通孔6を通過するものと第1外周翼面9を通過するものと第2外周翼面10を通過するものとに分かれる。そして、ルーバー103がスイング動作すると、貫通孔6を通過する空気と第1外周翼面9を通過する空気と第2外周翼面10を通過する空気の流量配分が変化することになる。第1外周翼面9を通過する空気と第2外周翼面10を通過する空気にはそれぞれコアンダ効果が発揮されるため、第1外周翼面9を通過した空気と貫通孔6を通過した空気と第2外周翼面10を通過した空気が重なって層流となる筒部5通過後の空気の風向は、第1外周翼面9を通過する空気に対して付与されたコアンダ効果の強さと、第2外周翼面10を通過する空気に対して付与されたコアンダ効果の強さに応じて変化する。このため、筒部5通過後の空気の風向は、ルーバー103のスイング動作に追従して変化することになる。
本実施形態の風向調整装置1であれば、ルーバー103がスイング動作をしていない場合には、空調吹出口102から吹き出た空気の風向を任意の方向へ調整可能であり、また、ルーバー103がスイング動作をしている場合には、空調吹出口102から吹き出た空気の風向を当該スイング動作に追従して変化させることができる。よって、本実施形態の風向調整装置1であれば、空調吹出口102から吹き出た冷気が室内の特定の人へ当たるのを防ぐ機能と、様々な方向へ空気を拡散させるためのルーバー103のスイング機能の両方を発揮させることが可能となる。
ところで、上記実施形態の風向調整装置1は、例えば、次のように変形することもできる。
<第1変形例>
図6は、本体2同士の連結方法の第1例を示した図である。本体2は、筒状の筒部5で形成されているため、筒状の筒部5の外径とほぼ同じ大きさの内径を有する円筒状の連結部材21と、2つ以上の風向調整装置1を用意すれば、本体2同士を、一方の風向調整装置1の筒部5の第2端部20と他方の風向調整装置1の筒部5の第1端部19を1つの連結部材21に嵌めることで、連結することができる。例えば、2つの本体2同士を連結したい場合であれば、図6(A)に示すように、2つの風向調整装置1と1つの連結部材21を用意する。そして、2つある風向調整装置1のうち一方の風向調整装置1の筒部5の第2端部20と他方の風向調整装置1の筒部5の第1端部19を連結部材21に嵌める。すると、図6(B)に示すように、本体2同士が連結された状態となる。したがって、例えば、空調吹出口102の長手方向の長さが筒部5の長さの2倍程度あるような場合に、2つの本体2を連結部材21で連結して一体的にすることで、様々な長さの空調吹出口102に対し、審美性を保ちながら対応することが可能となる。なお、風向調整装置1同士を連結する手段は、円筒状の連結部材21に限定されるものではない。風向調整装置1同士を連結する手段は、例えば、第1端部19と第2端部20の何れか一方が他方に直接嵌るような形態であってもよい。
<第2変形例>
図7は、風向調整装置1の変形例を示した図である。上記実施形態の風向調整装置1は、本体2におけるアーム3の取付部分を、例えば、図7に示されるように、筒部5の両端部にすることもできる。本変形例に係る風向調整装置1Aは、例えば、図7に示されるように、筒部5の第1端部19を閉じる蓋状の第1端部カバー22と、筒部5の第2端部20を閉じる蓋状の第2端部カバー23とを有する。そして、アーム3は、貫通孔6ではなく、第1端部カバー22と第2端部カバー23にそれぞれ本体側ヒンジ17Aを介して回動可能に取り付けられている。本体側ヒンジ17Aは、上述した本体側ヒンジ17と同様、第1端部カバー22及び第2端部カバー23とアーム3とを適当な締結力で回動可能に締結しており、アーム3が第1端部カバー22及び第2端部カバー23を中心に遊転することはない。よって、風向調整装置1のユーザは、第1端部カバー22及び第2端部カバー23に対するアーム3の相対角度を自在に調整することが可能である。
本変形例の風向調整装置1Aでは、アーム3が取り付けられている第1端部カバー22がアーム3の第1端部19に装着される。また、アーム3が取り付けられている第2端部カバー23がアーム3の第2端部20に装着される。よって、本変形例の風向調整装置1Aでは、本体2が長手方向の両端部においてアーム3を介して空調吹出口102の前方に取り付けられる。
図8は、本体2同士の連結方法の第2例を示した図である。本変形例の風向調整装置1Aでは、第1端部カバー22がアーム3の第1端部19に装着され、第2端部カバー23がアーム3の第2端部20に装着されているため、本体2同士の連結は、以下のようになる。すなわち、本変形例に係る風向調整装置1Aにおいて、本体2同士を連結したい場合、例えば、図8(A)に示すように、1つの風向調整装置1Aと1つの連結部材21と1つの本体2を用意する。用意する本体2は、別途用意した風向調整装置1Aから第1端部カバー22及び第2端部カバー23を取り外したものであってもよい。そして、図8(B)に示すように、風向調整装置1Aの第2端部カバー23を筒部5の第2端部20から取り外す。そして、図8(C)に示すように、2つある本体2のうち一方の本体2の第2端部20と他方の本体2の第1端部19を連結部材21で連結する。また、第2端部カバー23を2つある本体2のうち端部が開口している部分に取り付ける。すると、図8(D)に示すように、本体2同士が連結された状態となる。本変形例に係る風向調整装置1Aも上記実施形態の風向調整装置1と同様、2つの本体2を連結部材21で連結して一体的にすることで、様々な長さの空調吹出口102に対し、審美性を保ちながら対応することが可能となる。
<第3変形例>
図9は、風向調整装置1に薬剤袋を入れる様子を示した図である。また、図10は、薬剤袋の有効成分が揮散する様子を示した図である。風向調整装置1には、上述したように、第1予備室14や第2予備室15が筒部5の内部に形成されている。よって、風向調整装置1では、第1予備室14や第2予備室15の内部に薬剤袋24を格納することが可能である。第1予備室14や第2予備室15に薬剤袋24を格納する場合、筒部5や第1仕切り12、第2仕切り13に微細な通気孔が形成されていることが好ましい。第1予備室14に薬剤袋24が格納される場合、筒部5と第1仕切り12の第1外周翼面9の少なくとも何れかに微細な通気孔が形成されていれば、第1予備室14に格納された薬剤袋24の有効成分を本体2の下流側へ揮散させることができる。また、第2予備室15に薬剤袋24が格納される場合、筒部5と第2予備室15の第2外周翼面10の少なくとも何れかに微細な通気孔が形成されていれば、第1予備室14に格納された薬剤袋24の有効成分を本体2の下流側へ揮散させることができる。薬剤袋24は、通気性を有する不織布等の袋に薬剤を充填したものであり、第1予備室14や第2予備室15の空間形状に合うように細長い形状となっている。
薬剤袋24の薬剤としては、例えば、殺菌能力を有する二酸化塩素、快適な香りを発するトドマツ等の芳香成分、その他各種の薬剤が挙げられる。このような薬剤を充填した薬剤袋24が第1予備室14や第2予備室15に格納されることにより、風向調整装置1が設置されている室内空間に有効成分を揮散させることができる。薬剤袋24は、変形例の風向調整装置1Aにも同様に格納可能である。また、第1予備室14及び第2予備室15には、有効成分を袋に格納した薬剤袋24に代えて、例えば、有効成分を板材等の媒体に塗布した薬剤が格納されてもよい。
1,1A・・風向調整装置:2・・本体:3・・アーム:4・・ベース:5・・筒部:6・・貫通孔:7・・流入口:8・・流出口:9・・第1外周翼面:10・・第2外周翼面:11・・フラップ:12・・第1仕切り:13・・第2仕切り:14・・第1予備室:15・・第2予備室:16・・ベース側ヒンジ:17,17A・・本体側ヒンジ:18・・係止爪:19・・第1端部:20・・第2端部:21・・連結部材:22・・第1端部カバー:23・・第2端部カバー:24・・薬剤袋:101・・空調機:102・・空調吹出口:103・・ルーバー:104・・天井面

Claims (5)

  1. 空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の前方に配置され、前記空調吹出口から吹き出される空気を受ける棒状体と、
    前記棒状体が前記空調吹出口の前方おいて前記空調吹出口の長手方向に沿って延在する状態で前記棒状体を支持する支持部と、を備え、
    前記棒状体は、
    前記棒状体の表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、
    前記棒状体の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を前記外周面に形成し、前記空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する、
    空調吹出口の風向調整装置。
  2. 前記棒状体は、円筒状の部材によって形成される、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  3. 前記支持部は、前記棒状体の両端部に取り付けられている、
    請求項1または2に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  4. 前記支持部は、前記流入口の長手方向の両端に設けられている、
    請求項1または2に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  5. 前記棒状体の内部には、有効成分を揮散させるための薬剤を格納する室が設けられている、
    請求項1から4の何れか一項に記載の空調吹出口の風向調整装置。
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