JP7462825B1 - 空調吹出口の風向調整装置および空調機 - Google Patents

空調吹出口の風向調整装置および空調機 Download PDF

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Abstract

【課題】本願は、有効成分を揮発する部材を装着可能でありながら、気流の乱れを可及的に抑制可能な空調吹出口の風向調整装置および空調機を開示する。【解決手段】本発明は、空調吹出口の風向調整装置であって、空気の風向を調整可能な板面を有しており、空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の内部または前方において、空調吹出口の長手方向に沿って延在するように配置される板状の風向調整板部と、風向調整板部の空調吹出口側の縁に沿って棒状に延在し、表面が円柱の外周面状であり、且つ、揮発性の有効成分を収容可能な収容空間を内部に有する棒状部と、を備える。【選択図】図2

Description

本願は、空調吹出口の風向調整装置および空調機を開示する。
近年、ビルや店舗、病院、家屋等の各種建物には、室内の空気調和を行う空調機が設置されている。空調機には、天井や壁等に埋め込むタイプや、天井から吊り下げるタイプ、壁面に据え付けるタイプがあるが、何れも空気調和された空気を室内へ吹き出す空調吹出口が備わっている点で共通する。
ところで、空気の比重が温度に反比例するため、暖かい空気は室内の上部に溜まる。また、冷たい空気は室内の下部に溜まる。よって、空調機は、例えば、冷房運転を行う場合には室内の上部に溜まる暖かい空気を効率的に吸い込んで空気調和できるように、空調吹出口から室内の下部へ向けて冷気を吹き出す。したがって、空調吹出口から吹き出る冷気が室内の人へ当たるのを避けるために、例えば、特許文献1に示すような、空調吹出口の風向を調整する器具が市販されている。
実用新案登録第3114170号公報
近年、衛生意識の向上により、除菌効果を発揮する除菌成分を室内空間で揮発させることが行われている。また、快適な空間を演出するために、リラクゼーション効果を発揮する芳香成分を室内空間で揮発させることが行われている。このような各種の有効成分を室内空間で揮発させる場合、有効成分を揮発する部材を空調吹出口付近に配置することが拡散性の観点から好適である。
空調吹出口には、風向を調整するための風向調整装置が空調機に標準装備或いは利用者により後付けされる。有効成分の拡散性に鑑みれば、有効成分を収めた部材をこのような風向調整装置に装着するのが合理的である。しかしながら、例えば、風向調整を担う板面にこのような部材を装着すると、気流の乱れを生じさせて風向調整機能に悪影響を与える恐れがある。
そこで、本願は、有効成分を揮発する部材を装着可能でありながら、気流の乱れを可及的に抑制可能な空調吹出口の風向調整装置および空調機を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、板状の風向調整板部の空調吹出口側の縁沿いに、棒状に延在し、表面が円柱の外周面状であり、且つ、揮発性の有効成分を収容可能な収容空間を内部に有する棒状部を設けることにした。
詳細には、本発明は、空調吹出口の風向調整装置であって、空気の風向を調整可能な板面を有しており、空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の内部または前方において、空調吹出口の長手方向に沿って延在するように配置される板状の風向調整板部と、風向調整板部の空調吹出口側の縁に沿って棒状に延在し、表面が円柱の外周面状であり、且つ、揮発性の有効成分を収容可能な収容空間を内部に有する棒状部と、を備え
る。
上記の風向調整装置であれば、有効成分を収容空間に収容する棒状部が円柱状の外周面を形成しているため、コアンダ効果により、空気が棒状部の外周面に沿って風向調整板部の方へ流れる。このため、棒状部を通過した空気が風向調整板部へ流れる場合であっても、風向調整板部の表面における気流の乱れが可及的に抑制される。したがって、風向調整装置は、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、有効成分を担持した有効成分の部材を装着可能である。
なお、風向調整板部は、全体的に長方形の外観を有しており、棒状部は、風向調整板部のうち長方形に2つある長辺のうちの一辺に相当する部位に沿って棒状に延在してもよい。棒状部がこのような形態で設けられていると、コアンダ効果により、棒状部を通過する空気が棒状部の外周面に沿って流れるため、棒状部を通過した気流が風向調整板部の表面で乱れることが可及的に抑制される。したがって、風向調整装置は、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、有効成分を担持した有効成分の部材を装着可能である。
また、風向調整板部は、円柱の外周面から突設されるように形成されていてもよい。風向調整板部が棒状部に対しこのような形態で設けられていても、コアンダ効果により、棒状部を通過する空気が棒状部の外周面に沿って流れるため、風向調整板部の表面における気流の乱れが可及的に抑制される。したがって、このような風向調整装置であれば、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、有効成分を担持した有効成分の部材を装着可能である。
また、棒状部は、収容空間の内外を連通する通気孔を外面に有していてもよい。このような風向調整装置であれば、有効成分を通気孔から効果的に拡散可能である。
また、棒状部は、有効成分を収容空間へ出し入れ可能な出し入れ口を棒状部の両端部のうちの少なくとも一端に有していてもよい。このような風向調整装置であれば、有効成分の出し入れが容易である。
また、棒状部と風向調整板部とを有する本体部を、風向調整板部が空調吹出口の前方に位置する状態で支持する支持部を更に備えていてもよい。このような風向調整装置であれば、風向調整板部を空調吹出口の前方に配置することが可能となる。
また、風向調整板部は、棒状部が空調吹出口の内部に設けられた軸に嵌合することにより、空調吹出口の内部または前方に配置されてもよい。このような風向調整装置であれば、空調機に一体化させることができる。
また、本発明は、上記何れかの風向調整装置を空調吹出口に備える空調機であってもよい。
上記の空調吹出口の風向調整装置および空調機であれば、有効成分を揮発する部材を装着可能でありながら、気流の乱れを可及的に抑制可能である。
図1は、空調機の空調吹出口から吹き出された空気の風向を調整する風向調整装置の取付状態の一例である。 図2は、風向調整装置を側方から見た斜視図である。 図3は、風向調整装置を下方から見た斜視図である。 図4は、有効成分の部材を出し入れする様子を示した図である。 図5は、風向調整装置における気流の様子を示した図である。 図6は、風向調整装置が天井埋込式空調機へ取り付けられた状態における気流の様子を示した図である。 図7は、第1変形例に係る風向調整装置を示した図である。 図8は、第1変形例に係る風向調整装置を天井埋込式空調機の空調吹出口に設けた形態を例示した図である。 図9は、第2変形例に係る風向調整装置を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の一形態であり、本発明の技術的範囲を下記の実施形態に限定するものではない。
<実施形態>
図1は、空調機の空調吹出口から吹き出された空気の風向を調整する風向調整装置1の取付状態の一例である。本実施形態に係る風向調整装置1は、図1に示すように、天井埋込式空調機101に設けられている空調吹出口102の前方に配置され、空調吹出口102から吹き出る空気調和された空気を受ける本体2と、本体2を空調吹出口102の前方に配置した状態で支持する支持棒3と、支持棒3を天井埋込式空調機101に固定するベース4とを備える。空調吹出口102は、細長い開口である。また、本体2は、円柱に板材を突き当てたような外観の風向調整部材である。そして、支持棒3は、本体2が空調吹出口102の前方において空調吹出口102の長手方向に沿って延在する状態で本体2を支持可能である。
図2は、風向調整装置1を側方から見た斜視図である。また、図3は、風向調整装置1を下方から見た斜視図である。
本体2は、支持棒3に対しヒンジ6を介して連結されている。また、支持棒3は、ベース4に対し、ヒンジ5を介して連結されている。ヒンジ5とヒンジ6は、適当な締結力で回動可能なヒンジとなっている。よって、本体2と支持棒3がヒンジ6の軸回りで相対的に遊転することや、支持棒3とベース4がヒンジ5の軸回りで相対的に遊転することはない。このため、ベース4が天井埋込式空調機101と天井面との間に差し込まれることによって空調吹出口102付近に固定される風向調整装置1は、ヒンジ5やヒンジ6でベース4に対する本体2の位置や角度が調整されることにより、本体2を空調吹出口102に対し適宜の位置と姿勢で固定することができる。
本体2は、風向調整板部21と棒状部22とを有する。風向調整板部21は、空気の風向を調整可能な板面を有しており、天井埋込式空調機101に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口102の前方において、空調吹出口102の長手方向に沿って延在するように配置される板状の部位である。風向調整板部21は、全体的に長方形の形態を有する板状の部位である。そして、棒状部22は、この長方形に2つある長辺のうちの一辺に相当する部位に沿って棒状に延在する。棒状部22は、風向調整板部21の縁に沿って棒状に延在し、表面が円柱の外周面状の部位である。このため、棒状部22が形成する円柱の外周面から風向調整板部21が突設されるような形状になっており、本体2は、円柱状の棒状部22に板状の風向調整板部21を突き当てたような形態を呈している。
棒状部22は、揮発性の有効成分の部材を収容可能な収容空間を内部に有している。このため、棒状部22の外周面には、収納空間の内外を連通する通気孔26が設けられている。また、棒状部22の両端部には、有効成分の部材を出し入れするための出し入れ口があり、この出し入れ口が蓋28で閉じられている。通気孔26は、空調吹出口102から
吹き出る空気が流れる方向に沿って延在する細長い孔である。通気孔26は、棒状部22の長手方向沿いに多数並んでいる。通気孔26は、棒状部22と風向調整板部21との境界部分において、棒状部22と風向調整板部21とに跨るように形成されている。なお、通気孔26は省略されていてもよい。例えば、棒状部22が通気性の素材で形成されていれば、通気孔26が省略されていても有効成分を拡散させることが可能である。
風向調整装置1の各部は、樹脂、アルミニウム、その他各種の素材で形成することができる。樹脂の場合には熱成形後に不可避的な反りが発生する可能性があるため、本体2についてはアルミニウム等の金属で形成してもよい。本体2を樹脂で形成する場合には、風向調整板部21にリブのような反り防止手段を設けてもよい。
図4は、有効成分の部材を出し入れする様子を示した図である。棒状部22の両端に設けられている蓋28を開くと、収容空間25に収容されている有効成分の部材29を出し入れ可能となる。よって、例えば、有効成分が揮発によって消失した有効成分の部材29を取り出し、新たな有効成分の部材29へ交換することが可能である。
有効成分の部材29が担持する有効成分としては、例えば、殺菌能力を有する二酸化塩素、快適な香りを発するトドマツ等の芳香成分、その他各種の薬剤が挙げられる。このような薬剤が収容空間25へ収容されることにより、室内空間にこれらの有効成分を揮散させることが可能となる。
なお、図4においては、円柱状の形態の有効成分の部材29が図示されていたが、収容空間25に収容する有効成分の部材29は、このような形態のものに限定されるものではない。有効成分の部材29は、円柱状以外の形態であってもよいし、或いは、袋状の形態であってもよい。
図5は、風向調整装置1における気流の様子を示した図である。比較のため、図5(A)では実施形態における気流の様子を示し、図5(B)では比較例における気流の様子を示している。
例えば、図5(B)に示されるように、板状の風向調整板部51の板面上で収容部52が突設されたような形態の風向調整装置50においては、収容部52の下流側で気流が乱れる。このため、風向調整装置50が本来果たすべき風向調整機能に悪影響を及ぼす可能性がある。
一方、図5(A)に示されるように、風向調整装置1の本体2においては、有効成分の部材29を収容空間25に収容する棒状部22が円柱状の外周面を形成しているため、コアンダ効果により、空気が棒状部22の外周面に沿って風向調整板部21の方へ流れる。このため、風向調整板部21の表面における気流の乱れが可及的に抑制される。したがって、風向調整装置1は、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、有効成分を揮発する部材29を装着可能であると言える。
図6は、風向調整装置1が天井埋込式空調機101へ取り付けられた状態における気流の様子を示した図である。風向調整装置1の取り付け方はユーザの好みに応じて様々であるため、図6(A)~(C)の各図に示されるように、空調吹出口102に対する本体2の位置と姿勢も様々である。
よって、例えば、図6(A)において一点鎖線の矢印で示されるように、空調吹出口102から吹き出た風がルーバー103により本体2の方へ吹き出され、棒状部22を通ってから風向調整板部21へ流れる場合、棒状部22の外周面におけるコアンダ効果により
、風向調整板部21の上面側と下面側の両方において風向調整板部21の面方向に沿って空気が流れる。この場合、図6(A)において破線の矢印で示されるように、有効成分の部材29に担持されている有効成分が風向調整板部21の上面側と下面側の両方へ流れるため、単位時間あたりに比較的多くの量の有効成分を室内空間へ拡散させることが可能である。
また、例えば、図6(B)において一点鎖線の矢印で示されるように、空調吹出口102から吹き出た風がルーバー103により風向調整板部21の上面側へ流れる場合、風向調整板部21の上面側において風向調整板部21の面方向に沿って空気が流れる。この場合、図6(B)において破線の矢印で示されるように、有効成分の部材29に担持されている有効成分が風向調整板部21の上面側へ流れるため、図6(A)の場合に比べると、単位時間あたりに比較的少ない量の有効成分を室内空間へ拡散させることが可能である。
また、例えば、図6(C)に示されるように、棒状部22が天井埋込式空調機101の空気吸い込み口へ寄っている場合、図6(C)において破線の矢印で示されるように、部材29に担持されている有効成分を天井埋込式空調機101の空気吸い込み口へ吸い込ませることも可能である。この場合、天井埋込式空調機101に吸い込まれた有効成分が天井埋込式空調機101の機内でファンにより混合されるので、天井埋込式空調機101が有する全ての空調吹出口102から有効成分を吹き出させることが可能である。
ルーバー103がスイング動作をしている場合、本体2に対する風の当たり方は時々刻々と変化する。よって、ルーバー103がスイング動作をする場合においては、本体2に対し、図6(A)に示すような形態で風が当たったり、図6(B)に示すような形態で風が当たったりする。風向調整装置1は、棒状部22が円柱状の外周面を形成しているため、風が様々な形態で当たっても気流の乱れが可及的に抑制される。よって、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、収容空間25に収納した部材29の有効成分を拡散させることができる。
<第1変形例>
上記実施形態に係る風向調整装置1では、天井埋込式空調機101へ取り付ける形態を例示していた。しかし、風向調整装置1は、壁面に固定された壁掛式空調機へ取り付けてもよい。この場合、風向調整装置1は、本体2を支持棒3やベース4で壁掛式空調機の吹出口の前方へ配置する形態でもよい。しかし、風向調整装置1は、例えば、以下のように変形してもよい。
図7は、第1変形例に係る風向調整装置1Aを示した図である。本変形例に係る風向調整装置1Aは、風向調整装置1から支持棒3やベース4を省略し、本体2のみにしたような形態となっている。
風向調整装置1Aは、壁面に固定された壁掛式空調機201の空調吹出口202の内部へ取り付け可能である。風向調整装置1Aは、例えば、図7(A)~(C)に示されるように、壁掛式空調機201に標準装備されているルーバー203が空調吹出口202内から取り外された後、ルーバー203の代わりに空調吹出口202内へ装着される。ルーバー203は、通常、空調吹出口202内に設けられた係合用の軸に対し、回動可能に嵌合されている。この係合用の軸は、通常、ルーバー203の両端部と中央部の3箇所において嵌合されており、3つある軸のうちの一つは電動でスイングさせるための駆動機構となっている。よって、風向調整装置1Aの棒状部22にもこれら3つの軸に対応する嵌合用の孔を設けておくことにより、壁掛式空調機201に標準装備されているルーバー203と交換する形で空調吹出口202内へ取り付けることができる。このような形態で風向調整装置1Aであれば、壁掛式空調機201に一体化させることができる。
このような風向調整装置1Aであっても、風向調整装置1と同様、気流の乱れが可及的に抑制される。よって、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、収容空間25に収納した部材29の有効成分を拡散させることができる。このような風向調整装置1Aにおいては、収容空間25の部材29を出し入れするための開閉式の出し入れ口を、例えば、棒状部22の外周面に設けてもよい。出し入れ口がこのような箇所にあれば、風向調整装置1Aが空調吹出口202内にある状態であっても、収容空間25の部材29を交換することが容易となる。
なお、風向調整装置1Aは、壁掛式空調機201に標準装備されていてもよい。また、風向調整装置1Aは、天井埋込式空調機101の空調吹出口102に取り付けてもよいし、その他各種の空調機の吹出口に取り付けてもよい。図8は、第1変形例に係る風向調整装置1Aを天井埋込式空調機101の空調吹出口102に設けた形態を例示した図である。風向調整装置1Aは、例えば、図8に示すように、天井埋込式空調機101の空調吹出口102に設けることが可能である。この場合、風向調整装置1Aの棒状部22が空調吹出口102内に配置され、風向調整板部21が空調吹出口102から突き出るような形態で設けられることになる。
<第2変形例>
上記実施形態に係る風向調整装置1では、長方形状の風向調整板部21の長辺のうちの一辺に相当する部位全体に棒状部22が設けられていたが、風向調整装置1は、例えば、次のように変形してもよい。
図9は、第2変形例に係る風向調整装置1Bを示した図である。本変形例に係る風向調整装置1Bでは、棒状部22が風向調整板部21の空調吹出口102側の縁の一部にのみ設けられている。すなわち、本変形例に係る風向調整装置1Bでは、実施形態に係る棒状部22の一部を省略したような形態となっている。
このような風向調整装置1Bであっても、実施形態に係る風向調整装置1と同様、気流の乱れが可及的に抑制される。よって、本来果たすべき風向調整機能を損なうことなく、収容空間25に収納した有効成分の部材29の有効成分を拡散させることができる。
<その他の変形例>
また、上記実施形態や各変形例は、更なる各種変形が施されてもよい。上記実施形態や各変形例は、例えば、支持棒3が1本であってもよいし、3本以上であってもよい。また、上記実施形態や各変形例は、ベース4以外の手段で空調機に取り付ける形態であってもよい。また、上記実施形態や各変形例は、天井埋込式空調機101や壁掛式空調機201以外の種類の空調機へ取り付けてもよい。また、上記実施形態や各変形例では棒状部22に風向調整板部21を突き当てたような形態を呈していたが、上記実施形態や各変形例は、例えば、棒状部22と風向調整板部21との間に隙間が設けられており、棒状部22と風向調整板部21が互いに離間していてもよい。この場合、例えば、風向調整板部21を棒状部22に対し支持部材等を介して固定するようにしてもよいし、或いは、棒状部22の長手方向に沿って延在するスリットを風向調整板部21と棒状部22との間に配置した一体品の本体2としてもよい。
1,1A,1B・・風向調整装置
2・・本体
3・・支持棒
4・・ベース
5,6・・ヒンジ
21・・風向調整板部
22・・棒状部

Claims (8)

  1. 空気の風向を調整可能な板面を有しており、空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の内部または前方において、前記空調吹出口の長手方向に沿って延在するように配置される平らな板状の風向調整板部と、
    前記風向調整板部の前記空調吹出口側の縁に沿って棒状に延在し、表面が円柱の外周面状であり、且つ、揮発性の有効成分を収容可能な収容空間を内部に有する棒状部と、を備え
    前記風向調整板部は、前記棒状部の長手方向に沿って見た場合に、前記棒状部に対し、前記風向調整板部の一方の面の側と他方の面の側とが対称となる位置で設けられている、
    空調吹出口の風向調整装置。
  2. 前記風向調整板部は、全体的に長方形の外観を有しており、
    前記棒状部は、前記風向調整板部のうち前記長方形に2つある長辺のうちの一辺に相当する部位に沿って棒状に延在する、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  3. 前記風向調整板部は、前記円柱の外周面から突設されるように形成されている、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  4. 前記棒状部は、前記収容空間の内外を連通する通気孔を外面に有する、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  5. 前記棒状部は、前記有効成分を前記収容空間へ出し入れ可能な出し入れ口を前記棒状部の両端部のうちの少なくとも一端に有する、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  6. 前記棒状部と前記風向調整板部とを有する本体部を、前記風向調整板部が前記空調吹出口の前方に位置する状態で支持する支持部を更に備える、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  7. 前記風向調整板部は、前記棒状部が前記空調吹出口の内部に設けられた軸に嵌合するこ
    とにより、前記空調吹出口の内部または前方に配置される、
    請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の風向調整装置を空調吹出口に備える、
    空調機。
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JP3072219B2 (ja) 1993-12-14 2000-07-31 三菱電機株式会社 化学気相成長方法及びその装置
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