JP7228469B2 - 空調吹出口の風向調整装置 - Google Patents
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ける棒状体と、棒状体が空調吹出口の前方おいて空調吹出口の長手方向に沿って延在する状態で棒状体を支持する支持部と、を備え、棒状体は、棒状体の表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、棒状体の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を外周面に形成し、空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する。
ことはない。
わち、例えば、図5(B)に示されるように、ルーバー103のスイング動作によって空調吹出口102から吹き出た空気が主に本体2の下側を流れる場合、空調吹出口102から吹き出た空気が第2外周翼面10に沿って流れることでコアンダ効果が発揮され、筒部5を通過後の空気の風向が、筒部5を通過前の空気の風向よりも上向きとなる。また、例えば、図5(C)に示されるように、ルーバー103のスイング動作によって空調吹出口102から吹き出た空気が主に本体2の上側を流れる場合、空調吹出口102から吹き出た空気が第2外周翼面10に沿って流れることでコアンダ効果が発揮され、筒部5を通過後の空気の風向が、筒部5を通過前の空気の風向よりも下向きとなる。この理由について以下に説明する。
図6は、本体2同士の連結方法の第1例を示した図である。本体2は、筒状の筒部5で形成されているため、筒状の筒部5の外径とほぼ同じ大きさの内径を有する円筒状の連結部材21と、2つ以上の風向調整装置1を用意すれば、本体2同士を、一方の風向調整装置1の筒部5の第2端部20と他方の風向調整装置1の筒部5の第1端部19を1つの連結部材21に嵌めることで、連結することができる。例えば、2つの本体2同士を連結したい場合であれば、図6(A)に示すように、2つの風向調整装置1と1つの連結部材21を用意する。そして、2つある風向調整装置1のうち一方の風向調整装置1の筒部5の第2端部20と他方の風向調整装置1の筒部5の第1端部19を連結部材21に嵌める。すると、図6(B)に示すように、本体2同士が連結された状態となる。したがって、例えば、空調吹出口102の長手方向の長さが筒部5の長さの2倍程度あるような場合に、2つの本体2を連結部材21で連結して一体的にすることで、様々な長さの空調吹出口102に対し、審美性を保ちながら対応することが可能となる。なお、風向調整装置1同士を連結する手段は、円筒状の連結部材21に限定されるものではない。風向調整装置1同士を連結する手段は、例えば、第1端部19と第2端部20の何れか一方が他方に直接嵌るような形態であってもよい。
図7は、風向調整装置1の変形例を示した図である。上記実施形態の風向調整装置1は、本体2におけるアーム3の取付部分を、例えば、図7に示されるように、筒部5の両端部にすることもできる。本変形例に係る風向調整装置1Aは、例えば、図7に示されるように、筒部5の第1端部19を閉じる蓋状の第1端部カバー22と、筒部5の第2端部20を閉じる蓋状の第2端部カバー23とを有する。そして、アーム3は、貫通孔6ではなく、第1端部カバー22と第2端部カバー23にそれぞれ本体側ヒンジ17Aを介して回動可能に取り付けられている。本体側ヒンジ17Aは、上述した本体側ヒンジ17と同様、第1端部カバー22及び第2端部カバー23とアーム3とを適当な締結力で回動可能に締結しており、アーム3が第1端部カバー22及び第2端部カバー23を中心に遊転することはない。よって、風向調整装置1のユーザは、第1端部カバー22及び第2端部カバー23に対するアーム3の相対角度を自在に調整することが可能である。
図9は、風向調整装置1に薬剤袋を入れる様子を示した図である。また、図10は、薬剤袋の有効成分が揮散する様子を示した図である。風向調整装置1には、上述したように、第1予備室14や第2予備室15が筒部5の内部に形成されている。よって、風向調整装置1では、第1予備室14や第2予備室15の内部に薬剤袋24を格納することが可能である。第1予備室14や第2予備室15に薬剤袋24を格納する場合、筒部5や第1仕切り12、第2仕切り13に微細な通気孔が形成されていることが好ましい。第1予備室14に薬剤袋24が格納される場合、筒部5と第1仕切り12の第1外周翼面9の少なくとも何れかに微細な通気孔が形成されていれば、第1予備室14に格納された薬剤袋24の有効成分を本体2の下流側へ揮散させることができる。また、第2予備室15に薬剤袋24が格納される場合、筒部5と第2予備室15の第2外周翼面10の少なくとも何れかに微細な通気孔が形成されていれば、第1予備室14に格納された薬剤袋24の有効成分を本体2の下流側へ揮散させることができる。薬剤袋24は、通気性を有する不織布等の袋に薬剤を充填したものであり、第1予備室14や第2予備室15の空間形状に合うように細長い形状となっている。
Claims (5)
- 空調機に空気調和された空気が吹き出る細長い空調吹出口の前方に配置され、前記空調吹出口から吹き出される空気を受ける棒状体と、
前記棒状体が前記空調吹出口の前方おいて前記空調吹出口の長手方向に沿って延在する状態で前記棒状体を支持する支持部と、を備え、
前記棒状体は、
前記棒状体の表面を円柱の外周面状に形成する外周翼面と、
前記棒状体の長手方向に沿って延在するスリット状の流入口及び流出口を前記外周面に形成し、前記空調吹出口から吹き出される空気が通過する貫通孔と、を有する、
空調吹出口の風向調整装置。 - 前記棒状体は、円筒状の部材によって形成される、
請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。 - 前記支持部は、前記棒状体の両端部に取り付けられている、
請求項1または2に記載の空調吹出口の風向調整装置。 - 前記支持部は、前記流入口の長手方向の両端に設けられている、
請求項1または2に記載の空調吹出口の風向調整装置。 - 前記棒状体の内部には、有効成分を揮散させるための薬剤を格納する室が設けられている、
請求項1から4の何れか一項に記載の空調吹出口の風向調整装置。
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