JP2004271171A - 輻射パネル構造体および空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 輻射パネル構造体5aは、空気取入れ口51と輻射部52aとを備える。空気取入れ口51は、温度調整された空気を取り入れる。輻射部52aは、空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間PSを構成する。そして、輻射部52aの少なくとも第1輻射面54は、所定の輻射率を有する多孔質材料によって形成される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ドラフトによる不快感を低減することができる輻射パネル構造体および空気調和機を提供することを目的とする。
請求項2に記載の輻射パネル構造体は、請求項1に記載の輻射パネル構造体であって、第1部は、所定の輻射率を有する繊維系材料によって形成される。
請求項3に記載の輻射パネル構造体は、請求項1または2に記載の輻射パネル構造体であって、圧力発生空間構成部は、第1部と対向する第2部を有し、形状保持部材をさらに備える。形状保持部材は、一端が第1部に固定され他端が第2部に固定され、圧力発生空間構成部の形状を保持する。
この輻射パネル構造体では、第1部と第2部との距離が形状保持部材により維持される。このため、この輻射パネル構造体では、柔軟な第1部と第2部とが膨らむことを抑えて、その形状を保持することができる。
この輻射パネル構造体では、間隔を隔てて配置される複数の形状保持部材が備えられる。このため、複数の形状保持部材を所定の間隔で配置することによって、圧力で膨らもうとする第1部を任意の形状に保持することができる。
この輻射パネル構造体では、第1部の繊維の目の粗さが部分ごとに異なるため、繊維の隙間から吹き出る空気の風速が部分によって異なる。従って、吹き出る空気の風速の違いによって、部分ごとに異なる反力が生じる。また、第1部は、柔軟性を有するため、吹出しの反力によって変形する。このため、この輻射パネル構造体では、第1部の部分ごとに異なる変形を生じさせて、第1部の表面に凹凸の模様を表すことができる。これにより、輻射パネル構造体の美観を向上させることができる。
この輻射パネル構造体では、粉塵、ウィルス、花粉等の不要物を繊維の目で捕集することができる。従って、不要物が低減された空気を第1部から室内へと吹き出すことができる。このため、この輻射パネル構造体では、室内の空気を清浄に保つことができる。
この輻射パネル構造体では、第1部が有する有効成分によって繊維の間を通過する空気に含まれる不快物質を低減することができる。例えば、第1部に脱臭剤や殺菌剤を添加することによって、室内へと送られる空気の脱臭や殺菌を行うことができる。このため、不快物質が低減された空気を第1部から室内へと吹き出すことができる。これにより、この輻射パネル構造体では、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
この輻射パネル構造体では、空気取入れ部を別体の対流型空気調和機に接続することができる。このため、この輻射パネル構造体は、既存の対流型空気調和機に取り付けられることができる。従って、この輻射パネル構造体では、既存の対流型空気調和機を有効利用することができる。
この輻射パネル構造体では、変形部によって第1部の表面積を増減させることができる。このため、この輻射パネル構造体では、第1部の表面積を増減させることによって第1部からの輻射を調整することができる。
この空気調和機では、温度調整部によって空気の温度調整が行われ、温度調整された空気が送風部によって空気取入れ部へと送られる。そして、圧力発生空間の空気の温度を利用した第1部からの輻射によって室内の温度調整が行われる。また、圧力発生空間の空気が第1部の複数の孔や繊維の隙間から室内へと穏やかに吹き出される。このように、この空気調和機は、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この空気調和機では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
この空気調和機では、圧力発生空間構成部を収納部に収納することができる。このため、輻射による室内の温度調整や穏やかな空気の吹出しによる温度調整が行われない場合などには、圧力発生空間構成部を収納部に収納することによって、圧力発生空間構成部が居住者等の邪魔になる恐れを低減することができる。
この空気調和機では、空気取入れ部と送風口とが着脱自在に接続される。このため、輻射パネル構造体の取外しや取付を容易に行うことができる。このため、初期取付工事や、輻射パネル構造体の洗浄や取替え等のメンテナンス等を容易に行うことができる。
この空気調和機では、第1制御部が、第1部での結露の発生を抑える乾燥制御を行う。このため、この空気調和機では、第1部での結露の発生を抑えることができる。
この空気調和機では、室内温度より高温の空気を圧力発生空間構成部へと送ることによって、第1部での結露を生じ難くすることができる。これにより、この空気調和機では、第1部での結露の発生を抑えることができる。
この空気調和機では、第2制御部が送風部を制御することによって、所定のゆらぎを伴う空気を圧力発生空間構成部へと送ることができる。また、第1部は繊維系材料で形成されているため、柔軟性を有する。このため、所定のゆらぎを伴う空気によって第1部をゆらがせることができる。これにより、この空気調和機では、第1部のゆらぎと、吹き出る空気のゆらぎとによって、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
この空気調和機では、第1部を1/fのリズムでゆらがせることができる。これにより、この空気調和機では、室内の居住者等に1/fのリズムによる自然の感覚を与え、居住者等の快適感を向上させることができる。
この空気調和機では、第1部の固有値のゆらぎを伴う空気を圧力発生空間構成部へと送ることにより、第1部をゆらがせることができる。このため、居住者等に視覚的な変化を与えることができる。これにより、この空気調和機では、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
一般に、輻射パネル構造体が室内に設置される場合、輻射パネル構造体の厚みが大きいと、室内の居住者等に圧迫感を与える恐れがある。また、輻射パネル構造体による空気調和の効果は、室内空間に接する部分の表面積が大きいほど高いため、輻射パネル構造体の室内空間に面する部分の表面積は大きい方が望ましい。
請求項19に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、圧力発生空間構成部は、短横幅の1/5以下の厚みを有する。
請求項20に記載の輻射パネル構造体は、請求項18または19に記載の輻射パネル構造体であって、圧力発生空間構成部は、80mm以下の厚みを有する。
請求項21に記載の輻射パネル構造体は、請求項18から20のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、圧力発生空間構成部は、2m2以上の平面を有する。
請求項22に記載の輻射パネル構造体は、請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体であって、第1吹出し口と、第2吹出し口と、切換手段とをさらに備える。第1吹出し口は、圧力発生空間へと空気を吹き出す。第2吹出し口は、室内へと空気を吹き出す。切換手段は、第1吹出し口からの空気の吹出しと第2吹出し口からの空気の吹出しとを切り換える。
請求項2に記載の輻射パネル構造体では、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この輻射パネル構造体では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
請求項4に記載の輻射パネル構造体では、間隔を隔てて配置される複数の形状保持部材が備えられる。このため、複数の形状保持部材を所定の間隔で配置することによって、圧力で膨らもうとする第1部を任意の形状に保持することができる。
請求項6に記載の輻射パネル構造体では、不要物が低減された空気を第1部から室内へと吹き出すことができる。このため、この輻射パネル構造体では、室内の空気を清浄に保つことができる。
請求項8に記載の輻射パネル構造体は、既存の対流型空気調和機に取り付けられることができる。従って、この輻射パネル構造体では、既存の対流型空気調和機を有効利用することができる。
請求項10に記載の空気調和機は、輻射と穏やかな空気の吹出しとによって室内の温度調整を行うことができる。このため、この空気調和機では、ドラフトによる不快感を低減することができる。
請求項12に記載の空気調和機では、空気取入れ部と送風口とが着脱自在に接続される。このため、輻射パネル構造体の取外しや取付を容易に行うことができる。このため、初期取付工事や、輻射パネル構造体の洗浄や取替え等のメンテナンス等を容易に行うことができる。
請求項14に記載の空気調和機では、室内温度より高温の空気を圧力発生空間構成部へと送ることによって、第1部での結露を生じ難くすることができる。これにより、この空気調和機では、第1部での結露の発生を抑えることができる。
請求項16に記載の空気調和機では、室内の居住者等に1/fのリズムによる自然の感覚を与え、居住者等の快適感を向上させることができる。
請求項17に記載の空気調和機では、第1部の固有値のゆらぎを伴う空気を圧力発生空間構成部へと送ることにより、第1部をゆらがせることができる。このため、居住者等に視覚的な変化を与えることができる。これにより、この空気調和機では、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
請求項19に記載の輻射パネル構造体では、圧力発生空間構成部は、短横幅の1/5以下の厚みを有するため、平坦な外形を有する。このため、室内への圧迫感を低減することができると共に、室内空間に接する表面積を比較的大きく確保することができる。
請求項21に記載の輻射パネル構造体では、圧力発生空間構成部は、2m2以上の平面を有する。2m2以上の平面であれば、輻射パネル構造体による空気調和をより効果的に行うことができる。
請求項23に記載の空気調和機では、第1吹出し口からの空気の吹出しと第2吹出し口からの空気の吹出しとを切り換えることによって、第1部からの輻射と穏やかな吹出しによる空気調和と、第2吹出し口からの直接吹出しによる空気調和とを切り換えることができる。これにより、必要に応じて室内の適切な空気調和を行うことができる。
[全体構成]
本発明の第1実施形態にかかる空気調和機1を図1に示す。この空気調和機1は、室内機2aと室外機3とを備えており、輻射と、温度調整された空気の吹き出しとによって冷暖房等の室内の空気調和を行うことができる。なお、図1では、理解の容易のため、空気調和機1の一部が断面図として示されている。
圧縮機31、電動弁33、四路切換弁32、室外熱交換器等は、後述する室内熱交換器と共に冷媒回路を構成している。室外ファンは、室外ファンモータ34によって回転駆動され、室外熱交換器を通る空気の流れを生成する。室外機温度センサ35には、室外熱交換器の温度や室外空気の温度を検出する各種の温度センサが含まれる。
室内機ケーシング21は、室内熱交換器22や室内ファン23等を内部に収納しており、吸込み口26と接続口27(送風口)とを備えている。吸込み口26は、室内から室内機ケーシング21内へと取り入れられる空気が通る開口である。接続口27は、室内機ケーシング21内で室内熱交換器22を通って輻射パネル構造体5aへと送られる空気が通る開口であり、後述する輻射パネル構造体5aの空気取入れ口51に接続される。
室内ファン23は、室内ファンモータ24によって回転駆動され、室内から取り込まれ輻射パネル構造体5aへと送られる空気流を生成する。この空気流は、吸込み口26から室内機ケーシング21の内部に取り込まれ、室内熱交換器22、接続口27および空気取入れ口51を通って輻射パネル構造体5aの内部へと到る空気の流れである。
輻射パネル構造体5aは、天井面の近傍に配置され、温度調整された空気の温度を利用した輻射と、温度調整された空気の吹出しとによって冷暖房等の空気調和を行う。輻射パネル構造体5aの構成については、後に詳細に説明する。
図2に輻射パネル構造体5aの外観図を示す。
輻射パネル構造体5aは、薄い板状の外形を有しており、平面的な形状となっている。また、輻射パネル構造体5aは、天井面の近傍に天井面に平行に配置される。このため、輻射パネル構造体5aは、下方の居住空間に対して他の方向よりも大きな投影面積を有している。輻射パネル構造体5aは、空気取入れ口51、輻射部52a(圧力発生空間構成部)および複数の形状保持部材53a等を備えている。
輻射部52aは、第1輻射面54(第1部)、第2輻射面55(第2部)および3つの側面56からなり、空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間PSを内部に構成する。
第2輻射面55は、第1輻射面54と同一の形状であり、圧力発生空間PSの上方を閉じる。第2輻射面55は、第1輻射面54と対向しており、天井面に面する位置に配置されている。すなわち、第2輻射面55は、第1輻射面54と天井面との間に配置されている。また、第2輻射面55は、第1輻射面54と同じ織布で形成されている。
このように、輻射パネル構造体5aは、空気取入れ口51以外が閉じられた袋状の形状を有している。
次に、この空気調和機1によって室内の空気調和を行う場合の運転動作について説明する。
冷房運転時には、室内熱交換器22が、蒸発器として機能して、通過する空気から熱を奪う。室内ファン23によって吸込み口26から室内機ケーシング21内に取り込まれた室内の空気は、室内熱交換器22を通過する際に熱を奪われて冷却される。
このように、この空気調和機1では、輻射部52aの繊維の隙間からの穏やかな吹き出しと、輻射部52aの冷輻射とによって、室内の冷房が行われる。
暖房運転時には、室内熱交換器22が凝縮器として機能して、通過する空気を加熱する。加熱された空気は、冷房運転時と同様に、輻射部52a内の圧力発生空間PSへと送られる。そして、加熱された空気が、織布の繊維の隙間から押し出され、室内へと穏やかに吹き出される。また、輻射部52aが加熱された空気と接触することによって、輻射部52aが加熱される。そして、輻射部52aによる熱輻射が生じる。このように、この空気調和機1では、輻射部52aの繊維の隙間からの穏やかな吹出しと、輻射部52aの熱輻射とによって、室内の暖房が行われる。
〔1〕
温度調整された空気を直接室内へと吹き出す対流型空気調和機の場合、吹き出された空気が居住者等に直接当たる、いわゆるドラフトが生じやすい。このようなドラフトが生じると、居住者等は不快感を感じることが多い。また、空気の吹出しによって室内の温度調整が行われても、ドラフトによって居住者等の体感温度を悪化させてしまう恐れがある。
〔2〕
従来よく利用されている対流型空気調和機の場合、室内の場所ごとに大きな温度差が生じる恐れがある。すなわち、吹き出される空気がよく届く場所と吹き出される空気が届き難い場所とで、温度差が生じ易い。もし、場所によって大きな温度差が生じると、場所による快不快の差が激しくなる。また、室内の高さ方向で大きな温度差が生じる恐れもある。
なお、輻射パネル構造体5aは、天井面近傍に配置され薄い板状の形状を有している。このため、居住空間に面する第1輻射面54の表面積を比較的大きくしても、居住者等の邪魔になる恐れは少ない。
この空気調和機1では、輻射による冷暖房と吹出しによる冷暖房の両方が行われる。このため、吹出しのみによって室内の冷暖房が行われる場合と比べて、吹出しによる対流能力を低減することができる。
〔4〕
輻射によって空気調和を行う従来の空気調和機では、輻射率の高い金属製の輻射パネルが用いられることが多い。
また、織布の繊維の隙間から吹き出る空気によって、第1輻射面54の外側まで、輻射部52aの内部の温度と同じ温度となっている。このため、輻射による室内の冷暖房を効率的に行うことができる。
織布は柔軟性を有するため、圧力発生空間PSに大気圧より大きな圧力が生じると、織布で形成された輻射部52aが膨らみ、円筒形状に近づき易い。この場合、上記の様な輻射部52aの平坦な形状が保持されない恐れがある。
しかし、この空気調和機1の輻射パネル構造体5aでは、第1輻射面54と第2輻射面55との距離が形状保持部材53aにより維持される。このため、柔軟な第1輻射面54と第2輻射面55とが膨らむことを抑えて、平坦な形状を保持することができる。
なお、上記の形状保持部材53bは糸状の部材であるが、帯状の部材であっても剛性を有する棒状の部材であってもよく、輻射部52aの形状を保持する効果を奏することができる。ただし、輻射パネル構造体5aが織布の柔軟性に基づく効果を奏するためには、形状保持部材53bは、糸状の柔軟な材料で形成されることが望ましい。
この空気調和機1では、輻射パネル構造体5aは、室内機ケーシング21の接続口27に脱着自在に取り付けられる。このため、輻射パネル構造体5aを室内機ケーシング21から取り外すことや、再び取り付けることが容易である。従って、輻射パネル構造体5aの取付工事やメンテナンスが容易である。
<第2実施形態>
[構成]
本発明の第2実施形態にかかる輻射パネル構造体5bの側面図を図5(b)に示す。
他の構成については第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
[特徴]
図5(a)のように輻射部52aが平坦に形成される場合、第1輻射面54の下方にいる居住者等の位置によって輻射量に違いが生じる。すなわち、居住者等が第1輻射面54の中央にいる場合と端にいる場合とでは、輻射量に影響を与える形態係数が異なる。このため、居住者等が第1輻射面54の中央の下方にいる場合と端の下方にいる場合とでは、居住者等が受ける輻射量に違いが生じる。具体的には、中央近傍が最も輻射量が多く、端に近い位置ほど輻射量が少ない。
また、上記の形状保持部材53bの長さや間隔を変更することにより、第1輻射面54の傾斜角度や湾曲率をさらに詳細に調整することができる。従って、第1輻射面54を温度調整の必要な方向へと向くような形状にすることができる。このため、室内の広さや居住者等の位置に合わせた適切な方向へと、輻射や吹出しを行うことができる。このように、この輻射パネル構造体5bでは、輻射部52bの形状を快適な温度環境が作り出されるような任意の形状に保持することができる。
<第3実施形態>
[構成]
本発明の第3実施形態にかかる輻射パネル構造体5cでは、第1輻射面54と第2輻射面55との繊維の目の粗さが部分ごとに異なる。具体的には、第1輻射面54に、繊維の目の細かい部分と繊維の目の粗い部分とが交互に複数配置されている(図6参照)。また、第2輻射面55の繊維の目の粗さも、第1輻射面54と同様に部分ごとに異なる。
[特徴]
空気が輻射部52cに送り込まれた状態の輻射パネル構造体5cの側面図を図6に示す。
この輻射パネル構造体5cでは、第1輻射面54と第2輻射面55との繊維の目の粗さが部分ごとに異なるため、繊維の隙間から吹き出る空気の風速が部分によって異なる(実線矢印A7,A8参照)。このため、吹き出る空気の風速の違いによる反力が部分によって異なる。そして、この反力の違いにより、第1輻射面54と第2輻射面55との沈み方を部分によって変えることができる。このようにして、第1輻射面54と第2輻射面55との表面に凹凸の模様が表される。これにより、居住者等に視覚的な刺激を与え、輻射パネル構造体5cの美観を向上させることができる。
[構成]
本発明の第4実施形態にかかる輻射パネル構造体は、第1実施形態にかかる輻射パネル構造体5aにおいて、輻射部52aは、織布の繊維の隙間を通過する空気に含まれる粉塵、ウィルス、花粉等の不要物を捕集可能である。
[特徴]
この輻射パネル構造体5aでは、図3のように、圧力発生空間PSから輻射部52aの繊維の隙間を通って室内空間へと空気が吹き出る際に、空気に含まれる不要物を輻射部52aの内面で捕集することができる。すなわち、輻射部52aは織布で形成されているため、織布の繊維の目で不要物を捕集することができる。このため、この輻射パネル構造体5aでは、室内へと送られる空気から不要物を除去して室内の空気を清浄に保つことができる。
<第5実施形態>
[構成]
本発明の第5実施形態にかかる輻射パネル構造体は、第1実施形態にかかる輻射パネル構造体5aにおいて、輻射部52aは、繊維の間を通過する空気に含まれる不快物質を除去する有効成分を含有する。具体的には、脱臭剤や殺菌剤等により、圧力発生空間PSから室内へと吹き出る空気から臭気の原因となる化学成分や雑菌などを除去することができる。このような有効成分は、輻射部52aの織布に含浸させてもよく、室内へと吹き出す空気の上流側に有効成分を吹き出す部材を織布とは別に設けてもよい。
[特徴]
この輻射パネル構造体5aでは、輻射部52aが有する有効成分によって、織布の繊維の間を通過する空気に含まれる不快物質を除去することができる。このため、室内へと送られる空気の脱臭や殺菌を行うことができ、清浄な空気を室内へと吹き出させることができる。これにより、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
[構成]
本発明の第6実施形態にかかる輻射パネル構造体5dを図7に示す。この輻射パネル構造体5dは、既存の対流型空気調和機100に着脱自在に接続される。
対流型空気調和機100は、室内機200と室外機300とに分かれたセパレート型の空気調和機であり、室内機200は室内の側壁や天井面近傍に配置される。この対流型空気調和機100は、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様に、室内熱交換器204や室外熱交換器(図示せず)等の冷媒回路構成部品を有しており、室外機300と室内機200との間で冷媒回路を構成している。室内機200は、室内機ケーシング201や室内ファン203等を備えている。室内機ケーシング201は、温度調整された空気が通る吹出し口202を有している。室内ファン203は、室内から取り込まれ室内熱交換器204を通り吹出し口202から吹き出される空気の流れを生成する。対流型空気調和機100は、室内機200に取り込まれた空気の温度調整を行い、室内機200に設けられた吹出し口202から温度調整された空気を吹き出す。このように、この対流型空気調和機100は、吹出し口202から温度調整された空気を室内へと吹き出すことによって、単独で室内の冷暖房を行うことができる。
他の構成については、第1実施形態にかかる輻射パネル構造体5aと同様である。
この輻射パネル構造体5dは、既存の対流型空気調和機100に接続することができる。従って、輻射パネル構造体5dを取り付けるだけで、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様の能力を有する空気調和機を簡易に構成することができる。このため、既存の対流型空気調和機100の有効利用が可能である。
[構成]
本発明の第7実施形態にかかる輻射パネル構造体5eの側面図を図8(a)に示す。輻射パネル構造体5eは、ガイド機構57(変形部)を備える。ガイド機構57は、輻射部52eに設けられており、輻射部52eを空気の吹き込み方向(白抜き矢印A9参照)に沿って伸縮させる。このガイド機構57は、図8(b)に示すように、輻射部52eを蛇腹に折り畳み伸縮させる。このように、ガイド機構57は、輻射部52eを伸縮させることによって、第1輻射面54および第2輻射面55の表面積を増減させることができる。
この輻射パネル構造体5eでは、ガイド機構57によって輻射部52eの表面積を増減させることができる。例えば、図8(b)のように、ガイド機構57によって、輻射部52eの空気取入れ口51から中央までの部分を収縮させ、中央から先端までの部分を平坦な形状に保持する。この場合、輻射部52eの表面積は、収縮前の状態と比べて約半分になっている。
<第8実施形態>
[構成]
本発明の第8実施形態にかかる空気調和機1fの一部の外観図を図9に示す。この空気調和機1fでは、輻射パネル構造体5fは、第7実施形態にかかる輻射パネル構造体5eと同様に、輻射部52fを伸縮させるガイド機構57を備えている。また、室内機ケーシング21f(収納部)には、輻射パネル構造体5fを収納するための収納口28が設けられている。
他の構成については、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
[特徴]
この空気調和機1fでは、ガイド機構57によって輻射パネル構造体5fを小さくして室内機ケーシング21f内に収納することができる。このため、空気調和機1fの運転停止時には、輻射パネル構造体5fを収納しておくことによって、輻射パネル構造体5fが居住者等の邪魔になることがない。また、空気調和機1fの運転時には、室内機ケーシング21fから輻射パネル構造体5fを取り出して伸張させることによって、再び室内の温度調整を行うことができる。
<第9実施形態>
[構成]
本発明の第9実施形態にかかる空気調和機では、第1実施形態における空気調和機1において図12に示すような制御が行われる。この空気調和機1では、空気調和機1が冷房運転を行っている場合に制御部6が運転停止指令を受けると、制御部6は、空気調和機1の運転を停止させる前に乾燥制御を行う。乾燥制御とは、輻射部52aでの結露の発生を抑える制御である。この乾燥制御では、制御部6は、輻射部52aの圧力発生空間PSへと送られる空気の温度と室内ファン23とを制御して室内温度より高温の空気を輻射部52aへと送る。これにより、輻射部52aにおいて結露の発生を抑えることができる。
ステップS2において、タイマーがスタートして、時間Tのカウントが開始される。そして、ステップS3へと進む。
ステップS3では、室内温度+αの温度で乾燥運転が行われる。すなわち、この乾燥運転では、室内温度よりも高い温度の空気が輻射部52aへと送られる。これにより、輻射部52aが暖められ乾燥する。
なお、上記の時間Tは、実験により求められた乾燥時間である。
[特徴]
空気調和機1が冷房運転を行っている場合には、輻射部52aの表面から吹き出される冷たい空気によって、輻射部52aの表面温度が低下している。そして、空気調和機1が冷房運転を停止した直後も、輻射部52aの表面は、低温度を維持している。このため、空気調和機1が冷房運転を停止した直後には、輻射部52aの表面で湿度の高い周囲室内空気と接触し、輻射部52aに結露が生じ易くなる。
まず、ステップS11において、制御部6がリモコン等から空気調和機1の運転停止指令を受けとると、ステップS12へと進む。
ステップS13では、輻射部52aの外側近傍の空気の温度Thが室温+α以上であるか否かが判断される。すなわち、このステップS13では、輻射部52aの外部近傍の空気の温度が室温よりも所定温度以上高いか否かが判断される。空気の温度が低い場合は、ステップS12へと戻って乾燥運転が続けられる。空気の温度が十分に高い場合には、ステップS14において、空気調和機1の運転が停止される。
また、乾燥制御は、上記のように輻射部52aを暖めることを目的とするものに限らず、輻射部52aの織布に含まれている湿気を乾燥させることを目的とするものであってもよい。
[構成]
本発明の第10実施形態にかかる空気調和機では、制御部6は、空気が1/fゆらぎを伴って輻射パネル構造体5aへと送られるように室内ファン23を制御する。
他の構成については、第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
このような制御が行われた場合の輻射パネル構造体5aの一部を図14に示す。
この空気調和機では、1/fゆらぎを伴う空気が輻射部52aへと送られる。輻射部52aは織布で形成されており柔軟性を有しているため、空気のゆらぎによって第1輻射面54や第2輻射面55が1/fのリズムでゆらぐ。従って、図中の実線矢印と破線矢印に示すように、輻射の放射方向や距離、吹出しの方向が1/fのリズムで変化する。これにより、居住者等に自然の間隔を与え、快適感を向上させることができる。また、第1輻射面54がゆらぐことにより、視覚的にも自然の感覚を居住者等に与えることができる。以上のように、この空気調和機では、室内の居住者等の快適感を向上させることができる。
<他の実施形態>
〔1〕
上記の実施形態では、天井面近傍に輻射パネル構造体5aが配置されているが、輻射パネル構造体が室内の側壁近傍に沿うように配置されてもよい。
〔2〕
上記の実施形態では、輻射部52aは空気取入れ口51以外が閉じられた袋状の形状を有しているが、図16に示すように、空気取入れ口51と天井面側とが開かれた形状となっていてもよい。この輻射部52hは、室内の居住空間に対向し天井面近傍に配置される第1輻射面54と、第1輻射面54と天井面とを繋ぐ3つの側面56とを備える。第1輻射面54は圧力発生空間PSの下方を閉じ、3つの側面56は圧力発生空間PSの空気取り込み口を除く側方を閉じている。
このような輻射パネル構造体5hにおいても、天井面と第1輻射面54との間に圧力発生空間PSを構成することにより、上記と同様の効果を奏することができる。
上記の実施形態では、第1輻射面54と第2輻射面55とは平坦に形成されているが、このような形状の場合、天井面近傍に配置された輻射パネル構造体5aが照明等を遮蔽する場合がある。従って、輻射部52aを照明等に対向する部分を避けた形状にしてもよい。例えば、照明等に対向する部分に開口や切り欠きが設けられてもよい。また、輻射パネル構造体5aが側壁近傍に設けられる場合には、窓等を避ける形状になってもよい。これにより、輻射パネル構造体5aが照明等の障害となることを防止することができる。
〔4〕
上記の実施形態では、室内の空気を室内機ケーシング21に取り込んで輻射パネル構造体5aへと送っているが、室外から取り込んだ空気を輻射パネル構造体5aへと送ってもよい。
上記の実施形態では、輻射部52aの材料として織布が使用されているが、織布以外の繊維系材料が使用されてもよい。
〔6〕
上記の実施形態では、輻射部52a全体が織布で形成されているが、第1輻射面54のみが織布で形成され、他の部分は柔軟性を有する他の材料によって形成されてもよい。
〔7〕
上記の実施形態では、冷暖房運転が主として記載されているが、輻射部52a等へ湿度調整された空気が送られ、加湿・除湿運転が行われてもよい。また、冷暖房運転と加湿除湿運転とが同時に行われてもよい。さらに、温度調整等が行われていない室外の空気が輻射部52aへと送られ、換気運転が行われてもよい。
上記の実施形態では、室内機ケーシング21の接続口27に輻射パネル構造体5aが接続されているが、空気が吹き出るダクト出口が室内の側壁や天井面等に直接に設けられている場合には、輻射パネル構造体5aがダクト出口に接続されてもよい。
〔9〕
上記の実施形態において、第1輻射面54、第2輻射面55および側面56とは、別体に形成されたものが繋がれるのではなく、一体のものであってもよい。
上記の実施形態において、空気調和機1は、上記のような室外機3と室内機2aとが別体となっているセパレート型に限らず、一体型の空気調和機であってもよい。
〔11〕
上記の実施形態では、0.9の輻射率を有する織布が使用されているが、0.6以上、より望ましくは0.7以上もしくは0.8以上の輻射率を有する織布であればよい。さらに、必要な輻射能力や用途に応じて0.6以下の輻射率であってもよく、この場合も室内の温度調整は可能である。
上記の実施形態では、輻射部52aが繊維系材料によって形成されているが、所定の輻射率を有し空気が透過可能な他の材料が使用されてもよい。例えば、多孔質性の樹脂フィルムなどが使用されもよい。
〔13〕
上記の第1実施形態にかかる空気調和機1では、輻射部52aは平面視において長方形の形状を有しているが、他の形状を有するものでもよい。例えば、正方形や6角形のなどの他の多角形や円形のものであってもよい。
上記の実施形態では、輻射パネル構造体5aは、平坦な天井面CLの表面に沿って設けられているが、図17に示すように、天井面CLに輻射パネル構造体5aが収容される窪み部分CLSが設けられ、輻射パネル構造体5aがこの窪み部分CLSに設置されてもよい。
このような構成によれば、輻射パネル構造体5aが室内Rへと突き出ることが抑えられ室内Rの美観を向上させることができる。
上記の実施形態において、室内Rの居住者への圧迫感低減の観点からは、輻射部52a,52iが80mm以下の厚さを有することが望ましい。また、60mm以下であることがより望ましい。厚さの下限は小さければ小さいほどよいが、例えば、10mm以上や1mm以上などが考えられる。
〔16〕
空気調和機1iが、第1輻射面54からの輻射と空気の穏やかな吹出しとによる空気調和と、室内へRの直接吹出しによる空気調和とを切り換えることできるように構成されてもよい。図19に示す輻射パネル構造体5iは、切換装置8iを有している。切換装置8iは、切換装置ケーシング61や切換ダンパ63i(切換手段)を有しており、室内機ケーシング21と輻射部52iの間に設けられる。切換装置ケーシング61には、接続機構(図示せず)、吸込み口64i、第1吹出し口65i、第2吹出し口66iなどが設けられている。接続機構は、室内機ケーシング21の接続口27の周囲に着脱自在に固定される部分であり、接続機構によって切換装置8iが室内機ケーシング21に固定される。吸込み口64iは、接続機構によって、室内機ケーシング21の接続口27に着脱自在に接続され、接続口27から吹き出される空気を吸い込む。第1吹出し口65iは、輻射部52iの空気取入れ口51に接続され、輻射部52iの圧力発生空間PSへと吸込み口64iから吸い込まれた空気を吹き出す。第2吹出し口66iは、切換装置ケーシング61の下面に設けられており、吸込み口64iから吸い込まれた空気を下方へと吹き出して、室内機ケーシング21から送られた空気を室内Rへと吹き出す(図20参照)。第1吹出し口65iからの吹出しと第2吹出し口66iからの吹出しとは、切換ダンパ63iによって切り換えられる。他の構成については第1実施形態にかかる空気調和機1と同様である。
5a−5i 輻射パネル構造体
6 制御部(第1制御部、第2制御部)
21f 室内機ケーシング(収納部)
22 室内熱交換器(温度調整部)
23 室内ファン(送風部)
27 接続口(送風口)
51 空気取入れ口(空気取入れ部)
52a−52i 輻射部(圧力発生空間構成部)
53a,53b 形状保持部材
54 第1輻射面(第1部)
55 第2輻射面(第2部)
57 ガイド機構(変形部)
63i 切換ダンパ(切換手段)
65i 第1吹出し口
66i 第2吹出し口
100 対流型空気調和機
PS 圧力発生空間
R 室内
Claims (23)
- 温度調整された空気を取り入れる空気取入れ部(51)と、
前記空気によって大気圧より大きな圧力が生じる圧力発生空間(PS)を構成する圧力発生空間構成部(52a−52i)と、
を備え、
前記圧力発生空間構成部(52a−52i)の少なくとも第1部(54)は、所定の輻射率を有する多孔質材料によって形成される、
輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記第1部(54)は、所定の輻射率を有する繊維系材料によって形成される、
請求項1に記載の輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記圧力発生空間構成部(52a,52b)は、前記第1部(54)と対向する第2部(55)を有し、
一端が前記第1部(54)に固定され他端が前記第2部(55)に固定され、前記圧力発生空間構成部(52a,52b)の形状を保持する形状保持部材(53a,53b)をさらに備える、
請求項1または2に記載の輻射パネル構造体(5a,5b)。 - 間隔を隔てて配置される複数の前記形状保持部材(53a,53b)を備える、
請求項3に記載の輻射パネル構造体(5a,5b)。 - 前記第1部(54)は、繊維の目の粗さが部分ごとに異なる、
請求項2から4のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5c)。 - 前記第1部(54)は、繊維の隙間を通過する空気に含まれる不要物を捕集可能である、
請求項2から5のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a)。 - 前記第1部(54)は、繊維の間を通過する空気に含まれる不快物質を低減させる有効成分を含有する、
請求項2から6のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a)。 - 空気の温度調整を行い温度調整された前記空気を吹き出す別体の対流型空気調和機(100)に取り付けられる輻射パネル構造体(5d)であって、
前記空気取入れ部(51)は、前記対流型空気調和機(100)に接続される、
請求項1から7のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5d)。 - 前記圧力発生空間構成部(52e,52f)は柔軟な材料で構成されており、
前記圧力発生空間構成部(52e,52f)を変形させることにより、前記圧力発生空間構成部(52e,52f)の前記第1部(54)の表面積を増減させる変形部(57)をさらに備える、
請求項1から8のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5e,5f)。 - 請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5i)と、
前記空気の温度調整を行う温度調整部(22)と、
温度調整された前記空気を前記空気取入れ部(51)へと送る送風部(23)と、
を備える空気調和機(1,1f,1i)。 - 請求項9に記載の輻射パネル構造体(5e,5f)と、
前記空気の温度調整を行う温度調整部(22)と、
温度調整された前記空気を前記空気取入れ部(51)へと送る送風部(23)と、
前記圧力発生空間構成部(52e,52f)を収納する収納部(21f)、
を備える空気調和機(1f)。 - 前記送風部(23)から前記空気取入れ部(51)へと送られる空気が通る送風口(27)をさらに備え、
前記空気取入れ部(51)は、前記送風口(27)に着脱自在に接続される、
請求項10または11に記載の空気調和機(1)。 - 前記第1部(54)での結露の発生を抑える乾燥制御を行う第1制御部(6)をさらに備える、
請求項10から12のいずれかに記載の空気調和機(1)。 - 前記第1制御部(6)は、前記温度調整部(22)の温度と前記送風部(23)による送風とを制御して室内温度より高温の空気を前記圧力発生空間構成部(52a)へと送ることによって前記乾燥制御を行う、
請求項13に記載の空気調和機(1)。 - 前記空気が所定のゆらぎを伴って前記圧力発生空間構成部(52a)へと送られるように前記送風部(23)を制御する第2制御部(6)をさらに備える、
請求項10から12のいずれかに記載の空気調和機(1)。 - 前記所定のゆらぎは、1/fゆらぎである、
請求項15に記載の空気調和機(1)。 - 前記所定のゆらぎは、前記第1部(54)の固有値のゆらぎである、
請求項15に記載の空気調和機(1)。 - 前記圧力発生空間構成部(52a−52i)は、平坦な外形を有する、
請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記圧力発生空間構成部(52a−52i)は、短横幅の1/5以下の厚みを有する、
請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記圧力発生空間構成部(52a−52i)は、80mm以下の厚みを有する、
請求項18または19に記載の輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記圧力発生空間構成部(52a−52i)は、2m2以上の平面を有する、
請求項18から20のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5a−5i)。 - 前記圧力発生空間(PS)へと前記空気を吹き出す第1吹出し口(65i)と、
室内(R)へと前記空気を吹き出す第2吹出し口(66i)と、
前記第1吹出し口(65i)からの前記空気の吹出しと前記第2吹出し口(66i)からの前記空気の吹出しとを切り換える切換手段(63i)と、
をさらに備える、
請求項1から9のいずれかに記載の輻射パネル構造体(5i)。 - 前記輻射パネル構造体へと前記空気を吹き出す第1吹出し口(65i)と、
室内(R)へと前記空気を吹き出す第2吹出し口(66i)と、
前記第1吹出し口(65i)からの前記空気の吹出しと前記第2吹出し口(66i)からの前記空気の吹出しとを切り換える切換手段(63i)と、
をさらに備える、
請求項10から17のいずれかに記載の空気調和機(1i)。
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