JP2002061916A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002061916A
JP2002061916A JP2000243813A JP2000243813A JP2002061916A JP 2002061916 A JP2002061916 A JP 2002061916A JP 2000243813 A JP2000243813 A JP 2000243813A JP 2000243813 A JP2000243813 A JP 2000243813A JP 2002061916 A JP2002061916 A JP 2002061916A
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suction
suction port
front surface
driving device
air conditioner
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JP2000243813A
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Takashi Uchiumi
隆志 内海
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体の前面上部に設けた開閉可能な吸込口の
風下に電気集塵器を、上面に設けた開閉可能な吸込口の
風下に脱臭フィルタを夫々設け、前記前面上部の吸込口
を開放し前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵優先の運
転を行えるようにし、または、前記前面上部の吸込口を
閉塞し前記上面の吸込口を開放して脱臭優先の運転を行
えるようにした空気調和機を提供する。 【解決手段】 電気集塵運転および脱臭運転を行う際、
駆動装置Aを連係した吸込ルーバaにより前面上部およ
び上面の吸込口2aおよび2bを夫々開放するようにし、電
気集塵優先の運転を行う際、前記駆動装置を連係した前
記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込口2aを開放する
一方、前記上面の吸込口2bを閉塞するようにし、脱臭優
先の運転を行う際、前記駆動装置を連係した前記吸込ル
ーバにより前記前面上部の吸込口を閉塞する一方、前記
上面の吸込口を開放するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、本体の前面上部に設けた開閉可能な
吸込口の風下側に電気集塵器を、上面に設けた開閉可能
な吸込口の風下側に脱臭フィルタを夫々設け、前記前面
上部の吸込口を開放し前記上面の吸込口を閉塞して電気
集塵優先の運転を行えるようにし、または、前記前面上
部の吸込口を閉塞し前記上面の吸込口を開放して脱臭優
先の運転を行えるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図5(A)
および図5(B)で示すように、本体1の少なくとも前
面上部に吸込グリルa'を備えた吸込口2を設け、前面下
部に風向板4を備えた吹出口3を設け、前記吸込口2と
前記吹出口3とを結ぶ空気通路に熱交換器5と送風ファ
ン6とを設け、前記吸込口2の風下側に、プレフィルタ
7と、同プレフィルタ7に対して夫々重設される電気集
塵器8および脱臭フィルタ9とを左右に装着してなる構
成であった。
【0003】しかしながら、前記電気集塵器8および前
記脱臭フィルタ9が、同一の前記吸込口2の風下側の左
右に装着された構成であることから、前記吸込口2から
の吸込空気が前記電気集塵器8を通過するようにしてな
る電気集塵優先の運転、もしくは、前記脱臭フィルタ9
を通過するようにしてなる脱臭優先の運転を行うことが
できないという問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、本体の前面上部に設けた開閉可能な
吸込口の風下側に電気集塵器を、上面に設けた開閉可能
な吸込口の風下側に脱臭フィルタを夫々設け、前記前面
上部の吸込口を開放し前記上面の吸込口を閉塞して電気
集塵優先の運転を行えるようにし、または、前記前面上
部の吸込口を閉塞し前記上面の吸込口を開放して脱臭優
先の運転を行えるようにした空気調和機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、本体の前面上部および上面に吸込口を設
け、前面下部に吹出口を設け、前記吸込口と前記吹出口
とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファンとを設け、前
記吸込口に、同吸込口を夫々開閉する複数の吸込ルーバ
を設け、同吸込ルーバに駆動装置を連係し、前記吸込口
と前記吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファン
とを設け、前記前面上部の吸込口の風下側に電気集塵器
を設ける一方、前記上面の吸込口の風下側に脱臭フィル
タを設けてなり、少なくとも冷房・暖房運転時に、前記
電気集塵器および前記脱臭フィルタを通風させる際、前
記駆動装置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上
部および上面の吸込口を夫々開放するようにし、電気集
塵優先の運転を行う際、前記駆動装置を連係した前記吸
込ルーバにより前記前面上部の吸込口を開放する一方、
前記上面の吸込口を閉塞するようにし、脱臭優先の運転
を行う際、前記駆動装置を連係した前記吸込ルーバによ
り前記前面上部の吸込口を閉塞する一方、前記上面の吸
込口を開放するようにした構成となっている。
【0006】また、前記電気集塵器および前記脱臭フィ
ルタが、前記前面上部および上面の吸込口のほぼ左右全
幅にわたって設けられた構成となっている。
【0007】また、前記前面上部および上面の吸込口間
に補助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側
に吸込空気の温度を検知する温度センサを設け、同温度
センサで検知した温度が所定値以下の場合、前記駆動装
置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込
口を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気集
塵優先の運転を行うようにした構成となっている。
【0008】また、前記前面上部および上面の吸込口間
に補助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側
に吸込空気の湿度を検知する湿度センサを設け、同湿度
センサで検知した湿度が所定値以下の場合、前記駆動装
置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込
口を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気集
塵優先の運転を行うようにした構成となっている。
【0009】また、前記前面上部および上面の吸込口間
に補助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側
に吸込空気に含まれる塵埃を検知する塵埃センサを設
け、同塵埃センサで検知した塵埃が所定量を超えた時、
前記駆動装置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面
上部の吸込口を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞
して電気集塵優先の運転を行うようにした構成となって
いる。
【0010】また、前記前面上部および上面の吸込口間
に補助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側
に吸込空気の臭いを検知する臭いセンサを設け、同臭い
センサで臭いを検知した時、前記駆動装置を連係した前
記吸込ルーバにより前記上面の吸込口を開放する一方、
前記前面上部の吸込口を閉塞して脱臭優先の運転を行う
ようにした構成となっている。
【0011】また、前記吹出口に隣接する前記本体の前
面下部に人体検知センサを設け、同人体検知センサによ
り人体を検知しない時、前記駆動装置を連係した前記吸
込ルーバにより前記前面上部の吸込口を開放する一方、
前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵優先の運転を行う
ようにした構成となっている。
【0012】また、冷房運転を所定の時間行った後の一
定の時間、前記駆動装置を連係した前記吸込ルーバによ
り前記前面上部の吸込口を開放する一方、前記上面の吸
込口を閉塞して電気集塵優先の運転を行うようにした構
成となっている。
【0013】また、冷房運転を所定の時間行い、且つ前
記人体検知センサにより人体を検知しない時、前記駆動
装置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸
込口を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気
集塵優先の運転を行うようにした構成となっている。
【0014】また、前記電気集塵優先または前記脱臭優
先の運転を、リモートコントロール等により予め設定で
きるようにした構成となっている。
【0015】更に、前記電気集塵優先の運転を所定の時
間行った後の一定時間、前記駆動装置を連係した前記吸
込ルーバにより前記上面の吸込口を開放する一方、前記
前面上部の吸込口を閉塞して脱臭優先の運転を行うよう
にした構成となっている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいた実施例として詳細に説明する。図1は本発明
による空気調和機を示す断面図であり、図2は本発明に
よる空気調和機の制御ブロック図であり、図3は本発明
による空気調和機の電気集塵/脱臭切換制御を示すフロ
ーチャートであり、図4は本発明による空気調和機の殺
菌運転制御を示すフローチャートである。
【0017】図において、1は本発明による空気調和機
本体、2aは同本体1の前面上部に設けられた吸込口、2b
は上面に設けられた吸込口、aは同吸込口2aおよび2b
に、同吸込口2aおよび2bを夫々開閉するように設けられ
た複数の吸込ルーバで、同複数の吸込ルーバaには、こ
れらを連結し連動させて前記吸込口2aおよび2bを夫々開
閉する連結ロッドbと、同連結ロッドbに連係してこれ
を往復動させるアームcと、同アームcに駆動軸を嵌合
固定した駆動モータaとからなる駆動装置Aが夫々連係
されている。
【0018】3は前記本体1の前面下部に設けられた吹
出口、4は同吹出口3に回動自在に軸支された風向板、
5は前記吸込口2aおよび2bと、前記吹出口3とを結ぶ空
気通路に設けられた熱交換器、6は同空気通路に設けら
れた送風ファン、8は前記前面上部の吸込口2aの風下側
に設けられた電気集塵器、9は前記上面の吸込口2bの風
下側に設けられた脱臭フィルタである。
【0019】次に、上記の基本構成でなる空気調和機に
おいて、本体前面上部に設けた開閉可能な吸込口2aの風
下側に電気集塵器8を、上面に設けた開閉可能な吸込口
2bの風下側に脱臭フィルタ9を夫々設け、前記前面上部
の吸込口2aを開放し前記上面の吸込口2bを閉塞して電気
集塵優先の運転を行えるようにし、または、前記前面上
部の吸込口2aを閉塞し前記上面の吸込口2bを開放して脱
臭優先の運転を行えるようにした構造について以下に説
明する。
【0020】少なくとも冷房・暖房運転時に、前記電気
集塵器8および前記脱臭フィルタ9を通風させる際、図
1で示すように、前記駆動装置Aを連係した前記吸込ル
ーバaにより前記前面上部および上面の吸込口2aおよび
2bを夫々開放するようにし、電気集塵優先の運転を行う
際、前記駆動装置Aを連係した前記吸込ルーバaにより
前記前面上部の吸込口2aを開放する一方、前記上面の吸
込口2bを閉塞するようにし、脱臭優先の運転を行う際、
前記駆動装置Aを連係した前記吸込ルーバaにより前記
前面上部の吸込口2aを閉塞する一方、前記上面の吸込口
2bを開放するようにした構成となっており、これによっ
て、室内空気の清浄化を行う際、前記駆動装置Aにより
前記吸込ルーバaを駆動して前記前面上部および上面の
吸込口2aおよび2bを夫々開放することにより、電気集塵
運転および脱臭運転を同時進行によって実行できるよう
になり、また、前記駆動装置Aにより前記吸込ルーバa
を駆動して前記前面上部の吸込口2aを開放する一方、前
記上面の吸込口2bを閉塞することにより、とくに室内空
気中に含まれる塵埃を取り除きたい場合に電気集塵優先
の運転を実行できるようになり、更に、前記駆動装置A
により前記吸込ルーバaを駆動して前記前面上部の吸込
口2aを閉塞する一方、前記上面の吸込口2bを開放するこ
とにより、とくに室内空気の臭いを取り除きたい場合に
脱臭優先の運転を実行できるようになり、使用者が希望
する運転を選択して実行できるようになって快適な空気
調和を実現できる。
【0021】また、前記電気集塵器8および前記脱臭フ
ィルタ9が、前記前面上部および上面の吸込口2aおよび
2bのほぼ左右全幅にわたって設けられたことにより、電
気集塵運転時および、または脱臭運転時の能力を高める
ことができるようになる。
【0022】ここで、図に基づいて、本発明における空
気調和機の電気集塵/脱臭切換制御および殺菌運転制御
について夫々説明する。運転開始時に、ステップ1(St.
1)により、使用者が図示しないリモートコントロール等
によって、電気集塵優先、脱臭優先、自動切換え優先も
しくは優先運転なしの何れかを予め任意に設定できるよ
うにした構成となっており、これによって、上記に説明
したような前記電気集塵運転および脱臭運転の同時運
転、前記電気集塵優先の運転および、または前記脱臭優
先の運転などを、予め設定したプログラムに基づいて順
次正確に運転できるようになるので、使用者が希望する
効果を奏するのに見合った運転を自在に設定して、より
健康的で快適な空気調和を実現できる。
【0023】次に、ステップ2(St.2)により、前記前面
上部および上面の吸込口2aおよび2b間に補助吸込口2cを
設けるとともに、同補助吸込口2cの風下側に吸込空気に
含まれる塵埃を検知する塵埃センサ12を設け、同塵埃セ
ンサ12で検知した塵埃が所定量を超えた時、前記駆動装
置Aを連係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部の
吸込口2aを開放する一方、前記上面の吸込口2bを閉塞し
て電気集塵優先の運転を行うようにした構成となってお
り、これによって、前記塵埃センサ12の検出値により、
電気集塵優先かそうでないかを判断して、前記補助吸込
口2cから吸い込まれた吸込空気中に含まれる塵埃所定量
を超えた場合、前記駆動装置Aを駆動し前記吸込ルーバ
aを回動して前記前面上部の吸込口2aを開放し、前記上
面の吸込口2bを閉塞して前記電気集塵器8による電気集
塵優先の運転を自動的に行えるようになり、室内空気中
の塵埃を早急に取り除くことができて健康的で快適な空
気調和を実現できる。
【0024】次に、ステップ3(St.3)により、前記前面
上部および上面の吸込口2aおよび2b間に補助吸込口2cを
設けるとともに、同補助吸込口2cの風下側に吸込空気の
臭いを検知する臭いセンサ13を設け、同臭いセンサ13で
臭いを検知した時、前記駆動装置Aを連係した前記吸込
ルーバaにより前記上面の吸込口2bを開放する一方、前
記前面上部の吸込口2aを閉塞して脱臭優先の運転を行う
ようにした構成となっており、これによって、前記臭い
センサ13の検出値により、脱臭優先かそうでないかを判
断して、前記補助吸込口2cから吸い込まれた吸込空気の
臭いを検知した場合、前記駆動装置Aを駆動し前記吸込
ルーバaを回動して前記前面上部の吸込口2aを閉塞し、
前記上面の吸込口2bを開放して前記脱臭フィルタ9によ
る脱臭優先の運転を自動的に行えるようになり、室内空
気中の臭いを早急に取り除くことができて健康的で快適
な空気調和を実現できる。
【0025】次のステップ4(St.4)により、使用者が自
動殺菌モードを行うかどうかを任意に選定できる。
【0026】次に、ステップ5(St.5)により、冷房運転
を所定の時間行った後の一定の時間、前記駆動装置Aを
連係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部の吸込口
2aを開放する一方、前記上面の吸込口2bを閉塞して電気
集塵優先の運転を行うようにした構成となっており、こ
れによって、冷房(または除湿)運転時間を積算して、
所定時間以上経過したかどうかを判断して、冷房(また
は除湿)運転を所定の時間行ってから、一定の時間、前
記駆動装置Aを駆動し前記吸込ルーバaを回動して前記
前面上部の吸込口2aを開放し、前記上面の吸込口2bを閉
塞して前記電気集塵器8でオゾンを発生させ、前記熱交
換器5、前記送風ファン6および前記吹出口3を構成す
る送風ケーシング等の殺菌を自動的に行えるようになり
健康的で快適な空気調和を実現できる。
【0027】次に、ステップ6(St.6)により、前記吹出
口3に隣接する前記本体1の前面下部に人体検知センサ
14を設け、同人体検知センサ14により人体を検知しない
時、前記駆動装置Aを連係した前記吸込ルーバaにより
前記前面上部の吸込口2aを開放する一方、前記上面の吸
込口2bを閉塞して電気集塵優先の運転を行うようにした
構成となっており、これによって、前記人体検知センサ
14により、被空調室に人がいるかいないかを判断して、
被空調室に使用者が不在であることを認定した場合、前
記駆動装置Aを駆動し前記吸込ルーバaを回動して前記
前面上部の吸込口2aを開放し、前記上面の吸込口2bを閉
塞して前記電気集塵器8でオゾンを発生させ、前記熱交
換器5、前記送風ファン6および前記吹出口3を構成す
る送風ケーシング等の殺菌を自動的に行えるようになり
健康的で快適な空気調和を実現できる。
【0028】次に、ステップ7(St.7)により、前記前面
上部および上面の吸込口2aおよび2b間に補助吸込口2cを
設けるとともに、同補助吸込口2cの風下側に吸込空気の
温度を検知する温度センサ10を設け、同温度センサ10で
検知した温度が所定値以下の場合、前記駆動装置Aを連
係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部の吸込口2a
を開放する一方、前記上面の吸込口2bを閉塞して電気集
塵優先の運転を行うようにした構成となっており、これ
によって、室温が所定温度以下かそうでないかを判断し
て、前記補助吸込口2cから吸い込まれた吸込空気の温度
が所定温度以下の場合、前記駆動装置Aを駆動し前記吸
込ルーバaを回動して前記前面上部の吸込口2aを開放
し、前記上面の吸込口2bを閉塞して前記電気集塵器8で
オゾンを発生させ、前記熱交換器5、前記送風ファン6
および前記吹出口3を構成する送風ケーシング等の殺菌
を自動的に行えるようになり健康的で快適な空気調和を
実現できる。
【0029】次に、ステップ8(St.8)により、前記前面
上部および上面の吸込口2aおよび2b間に補助吸込口2cを
設けるとともに、同補助吸込口2cの風下側に吸込空気の
湿度を検知する湿度センサ11を設け、同湿度センサ11で
検知した湿度が所定値以下の場合、前記駆動装置Aを連
係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部の吸込口2a
を開放する一方、前記上面の吸込口2bを閉塞して電気集
塵優先の運転を行うようにした構成となっており、これ
によって、前記補助吸込口2cから吸い込まれた吸込空気
の湿度が所定値以下の場合、前記駆動装置Aを駆動し前
記吸込ルーバaを回動して前記前面上部の吸込口2aを開
放し、前記上面の吸込口2bを閉塞して前記電気集塵器8
でオゾンを発生させ、前記熱交換器5、前記送風ファン
6および前記吹出口3を構成する送風ケーシング等の殺
菌を自動的に行えるようになり健康的で快適な空気調和
を実現できる。
【0030】次に、ステップ9(St.9)により、自動殺菌
運転の条件が成立した場合は自動殺菌運転(電気集塵優
先運転)を実行して室内機内部の殺菌を行う。なお、こ
の時、電気集塵の出力を通常よりも大きくして、殺菌能
力を高めてもよいし、上下風向板を通常よりも上方に向
けて、オゾン臭をなるべく被空調室に到達させないよう
にしてもよい。
【0031】更に、ステップ10(St.10) により、前記電
気集塵優先の運転を所定の時間行った後の一定の時間、
前記駆動装置Aを連係した前記吸込ルーバaにより前記
上面の吸込口2bを開放する一方、前記前面上部の吸込口
2aを閉塞して脱臭優先の運転を行うようにしたことによ
り、自動殺菌運転を所定時間行った後に、自動脱臭運転
(脱臭優先運転)を行い、前記電気集塵器8で発生させ
た室内空気中のオゾン臭を早急に取り除くことができて
健康的で快適な空気調和を実現できる。
【0032】以上の構成により、図1乃至図4で示すよ
うに、少なくとも冷房・暖房運転時に、前記電気集塵器
8および前記脱臭フィルタ9を通風させる際、前記駆動
装置Aを連係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部
および上面の吸込口2aおよび2bを夫々開放するように
し、電気集塵優先の運転を行う際、前記駆動装置Aを連
係した前記吸込ルーバaにより前記前面上部の吸込口2a
を開放する一方、前記上面の吸込口2bを閉塞するように
し、脱臭優先の運転を行う際、前記駆動装置Aを連係し
た前記吸込ルーバaにより前記前面上部の吸込口2aを閉
塞する一方、前記上面の吸込口2bを開放するようにした
ので、室内空気の清浄化を行う際、前記駆動装置Aによ
り前記吸込ルーバaを駆動して前記前面上部および上面
の吸込口2aおよび2bを夫々開放することにより、電気集
塵運転および脱臭運転を同時進行によって実行できるよ
うになり、また、前記駆動装置Aにより前記吸込ルーバ
aを駆動して前記前面上部の吸込口2aを開放する一方、
前記上面の吸込口2bを閉塞することにより、とくに室内
空気中に含まれる塵埃を取り除きたい場合に電気集塵優
先の運転を実行できるようになり、更に、前記駆動装置
Aにより前記吸込ルーバaを駆動して前記前面上部の吸
込口2aを閉塞する一方、前記上面の吸込口2bを開放する
ことにより、とくに室内空気の臭いを取り除きたい場合
に脱臭優先の運転を実行できるようになり、使用者が希
望する運転を選択して実行できるようになって快適な空
気調和を実現できるようにした空気調和機となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体の前面上部に設けた開閉可能な吸込口の風下側に電
気集塵器を、上面に設けた開閉可能な吸込口の風下側に
脱臭フィルタを夫々設け、前記前面上部の吸込口を開放
し前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵優先の運転を行
えるようにし、または、前記前面上部の吸込口を閉塞し
前記上面の吸込口を開放して脱臭優先の運転を行えるよ
うにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機を示す断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の制御ブロック図であ
る。
【図3】本発明による空気調和機の電気集塵/脱臭切換
制御を示すフローチャートである。
【図4】本発明による空気調和機の殺菌運転制御を示す
フローチャートである。
【図5】従来例による空気調和機の説明図で、(A)は
断面図であり、(B)は吸込グリルを取外した状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体 2a,2b 吸込口 2c 補助吸込口 3 吹出口 4 風向板 5 熱交換器 6 送風ファン 8 電気集塵器 9 脱臭フィルタ 10 温度センサ 11 湿度センサ 12 塵埃センサ 13 臭いセンサ 14 人体検知センサ a 吸込ルーバ b 連結ロッド c アーム d 駆動モータ A 駆動装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前面上部および上面に吸込口を設
    け、前面下部に吹出口を設け、前記吸込口と前記吹出口
    とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファンとを設け、前
    記吸込口に、同吸込口を夫々開閉する複数の吸込ルーバ
    を設け、同吸込ルーバに駆動装置を連係し、前記吸込口
    と前記吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファン
    とを設け、前記前面上部の吸込口の風下側に電気集塵器
    を設ける一方、前記上面の吸込口の風下側に脱臭フィル
    タを設けてなり、 少なくとも冷房・暖房運転時に、前記電気集塵器および
    前記脱臭フィルタを通風させる際、前記駆動装置を連係
    した前記吸込ルーバにより前記前面上部および上面の吸
    込口を夫々開放するようにし、電気集塵優先の運転を行
    う際、前記駆動装置を連係した前記吸込ルーバにより前
    記前面上部の吸込口を開放する一方、前記上面の吸込口
    を閉塞するようにし、脱臭優先の運転を行う際、前記駆
    動装置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の
    吸込口を閉塞する一方、前記上面の吸込口を開放するよ
    うにしてなることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記電気集塵器および前記脱臭フィルタ
    が、前記前面上部および上面の吸込口のほぼ左右全幅に
    わたって設けられてなることを特徴とする請求項1に記
    載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記前面上部および上面の吸込口間に補
    助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側に吸
    込空気の温度を検知する温度センサを設け、同温度セン
    サで検知した温度が所定値以下の場合、前記駆動装置を
    連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込口を
    開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵優
    先の運転を行うようにしてなることを特徴とする請求項
    1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記前面上部および上面の吸込口間に補
    助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側に吸
    込空気の湿度を検知する湿度センサを設け、同湿度セン
    サで検知した湿度が所定値以下の場合、前記駆動装置を
    連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込口を
    開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵優
    先の運転を行うようにしてなることを特徴とする請求項
    1に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記前面上部および上面の吸込口間に補
    助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側に吸
    込空気に含まれる塵埃を検知する塵埃センサを設け、同
    塵埃センサで検知した塵埃が所定量を超えた時、前記駆
    動装置を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の
    吸込口を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電
    気集塵優先の運転を行うようにしてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記前面上部および上面の吸込口間に補
    助吸込口を設けるとともに、同補助吸込口の風下側に吸
    込空気の臭いを検知する臭いセンサを設け、同臭いセン
    サで臭いを検知した時、前記駆動装置を連係した前記吸
    込ルーバにより前記上面の吸込口を開放する一方、前記
    前面上部の吸込口を閉塞して脱臭優先の運転を行うよう
    にしてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    機。
  7. 【請求項7】 前記吹出口に隣接する前記本体の前面下
    部に人体検知センサを設け、同人体検知センサにより人
    体を検知しない時、前記駆動装置を連係した前記吸込ル
    ーバにより前記前面上部の吸込口を開放する一方、前記
    上面の吸込口を閉塞して電気集塵優先の運転を行うよう
    にしてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    機。
  8. 【請求項8】 冷房運転を所定の時間行った後の一定の
    時間、前記駆動装置を連係した前記吸込ルーバにより前
    記前面上部の吸込口を開放する一方、前記上面の吸込口
    を閉塞して電気集塵優先の運転を行うようにしてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 冷房運転を所定の時間行い、且つ前記人
    体検知センサにより人体を検知しない時、前記駆動装置
    を連係した前記吸込ルーバにより前記前面上部の吸込口
    を開放する一方、前記上面の吸込口を閉塞して電気集塵
    優先の運転を行うようにしてなることを特徴とする請求
    項7に記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 前記電気集塵優先または前記脱臭優先
    の運転を、リモートコントロール等により予め設定でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1または請求項3
    乃至請求項9の何れかに記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記電気集塵優先の運転を所定の時間
    行った後の一定時間、前記駆動装置を連係した前記吸込
    ルーバにより前記上面の吸込口を開放する一方、前記前
    面上部の吸込口を閉塞して脱臭優先の運転を行うように
    してなることを特徴とする請求項1、請求項3乃至請求
    項5または請求項7乃至請求項9の何れかに記載の空気
    調和機。
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