JP2787245B2 - 空調用吹出ユニツト - Google Patents

空調用吹出ユニツト

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JP2787245B2
JP2787245B2 JP16535390A JP16535390A JP2787245B2 JP 2787245 B2 JP2787245 B2 JP 2787245B2 JP 16535390 A JP16535390 A JP 16535390A JP 16535390 A JP16535390 A JP 16535390A JP 2787245 B2 JP2787245 B2 JP 2787245B2
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JP16535390A
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裕司 河村
真司 大野
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Bosch Corp
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Diesel Kiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はダクトの接続方向が自由で壁面吹出と天井面
吹出を選択できる、空調用吹出ユニツトに関するもので
ある。
[従来の技術] 特開昭62−37633号公報に開示されるように、廊下の
天井裏などに配設した単一の屋内熱交換器で加熱または
冷却した空気を、ダクトを経て各居室の吹出ユニツトへ
送り、各居室の空気を例えばドアのルーバと廊下を経て
屋内熱交換器へ戻す空調装置は、ダンパにより使用する
居室だけを冷暖房することができるので、経済的であ
り、空調装置も比較的小容量のものでよい。
上述したような空調装置の吹出ユニツトは、天井面に
取り付けられるものと、壁面に取り付けられるものとが
ある。前者の場合は冷暖房の何れにおいても空気が下方
へ吹き出されるが、後者の場合は、冷房時は水平に吹き
出され、暖房時は斜め下方へ吹き出されるように、吹出
口に電動機により風向を加減する風向調節ユニツトが組
み込まれている。
第4図に示すように、従来の空調用吹出ユニツトは縦
断面がほぼ正方形をなす天壁3、底壁5、端壁4、側壁
6で囲まれる箱からなり、天壁3の中央にダクトを接続
する円孔7aが、一方の端壁4に円孔7bがそれぞれ設けら
れる。他方の端壁4から突出して、間口が箱2の長さと
同寸で高さが低い吹出口4aが一体に形成される。
第5図に示すように、上述の空調用吹出ユニツトを、
吹出口4aが壁面22に開口するように取り付ける場合は、
箱2の側壁6に結合したL字形のブラケツト25の孔に、
階床21から垂下させたボルト26を挿通し、ナツトを締め
付けて吊り下げ、吹出口4aを壁面22に開口させる。円孔
7bに屋内熱交換器の出口から延びるダクト24を接続し、
円孔7aを蓋により閉鎖する。こうして、箱2とダクト24
を階床21と天井面23との間に配設する。
第6図に示すように、上述の空調用吹出ユニツトを、
吹出口4aが天井面23に開口するように取り付ける場合
は、吹出口4aが下側になるように、箱2を階床21に吊り
下げ、円孔7aにダクト24を接続し、円孔7bを閉鎖する。
上述のように、壁面吹出とする場合は、天井空間の高
さが低いために、吹出口4aと反対側の端壁4にダクト24
を接続せざるを得ず、ダクト24からの気流は箱2での四
方への拡がりが十分でなく、水平に吹出口4aへ直進し
て、居室へ吹き出す。このため、暖房時吹出口4aの風向
板を斜め下方へ傾けると、吹出騒音が非常に大きくなる
傾向がある。この原因を種々検討した結果、ダクト24か
ら箱2へ流入した空気が、高速でほぼ真直ぐに吹出口へ
流れるために、消音効果が小さく、風向板における気流
の乱れにより騒音が大きくなることが解つた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上述の問題に鑑み、全体形状が小形
で、壁面吹出の場合に風向を斜め下方へ傾けても騒音増
大が抑えられる、空調用吹出ユニツトを提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成は縦断面が
偏平な長方形をなす箱の端壁に吹出口を、天壁中央に円
孔をそれぞれ設け、エルボの終端に始端の湾曲方向と反
対側へ偏心して結合した環状の取付板を、天壁の円孔の
上側へエルボの始端の向きを選択可能に重合せ結合した
ものである。
[作用] エルボから箱へ入つた空気は底壁に当つて平面的に四
方へ拡がり、吹出口へ達するまでに流速が低下し、かつ
風速分布が均一になるので、風向板の傾きを加減しても
吹出騒音が大幅に低減される。
エルボの終端中心を箱の円孔に対し偏心させたことに
より、エルボで湾曲された気流の特性に対応して、吹出
口における風速分布が均一化される。
[発明の実施例] 第1図に示すように、本発明による空調用吹出ユニツ
トは、縦断面が横に長い長方形をなす、つまり全体とし
て偏平な箱2と、L字形に湾曲するエルボ8とから構成
される。箱2は天壁3と底壁5と端壁4と側壁6で囲ま
れる直方体であり、一方の端壁4は取り除かれて吹出口
とされ、壁面22の開口と連通される。箱2の吹出口に壁
面22(第5図参照)を覆うカバー9aと一体の箱形の風向
調節ユニツト9が嵌合される。第2図に示すように、カ
バー9aに左右1対の開口14が設けられ、各開口14に公知
の風向板13が支軸12を中心として傾動可能に配設され
る。カバー9aの中央部内面に風向板13の傾きを加減する
電動機10が取り付けられる。
第1図に示すように、天壁3の中央にエルボ8を接続
する円孔7が設けられる。円孔7の縁部に、天壁3の板
面よりも僅かにくぼませた段部7cが形成される。エルボ
8は円筒体をL字形に湾曲してなり、始端に公知の可撓
性ダクトを嵌合する小径部8aが形成され、終端に環状の
取付板8bが溶接により結合される。取付板8bの外形は前
述の段部7cに係合する円形であるが、取付板8bの中心に
対し、エルボ8の終端の中心はエルボ8の始端の湾曲方
向へeだけ偏心される。エルボ8の取付板8bは天壁3の
段部7cへ重ね合され、図示してないボルトにより結合さ
れる。この時、天壁3の円孔7に対してエルボ8の終端
は始端の湾曲方向へ偏心して連通される。
第3図に示すように、本発明による空調用吹出ユニツ
トを壁面吹出とする場合は、居室A,Bの階床に公知の手
段により吊下される。居室A,Bのように、可撓性ダクト2
4の終端の向きに応じて、エルボ8の向きは自由に変更
できる。空調用吹出ユニツトを天井面吹出とする場合
は、居室C,Dのように、可撓性ダクト24の終端の向き
が、天壁3と平行の時にエルボ8を用い、天壁3と垂直
の時にはエルボ8を使わず可撓性ダクト24を直接円孔7
に接続する。
例えば廊下16の階床(天井裏)に配設した屋内熱交換
器17から送風機19により分配箱18へ導入された空気は、
ダンパ20が開いている可撓性ダクト24を経て箱2へ導入
され、吹出口4aから居室Bへ吹き出され、居室Bの冷暖
房を行う。居室Bの空気はドア30のルーパを経て廊下16
へ流出し、屋内熱交換器17へ吸い戻される。
第1図に示すように、エルボ8から天壁3の円孔7を
経て箱2の内部へ入つた空気は底壁5に当り、底壁面に
沿つて四方へ拡がり風速が低くなり、やがて風向板13を
経て居室へ吹き出される。エルボ8で90度向きを変えら
れた空気は、慣性により第1図の左側へ偏る傾向があ
る。しかし、天壁3の中央に設けた円孔7に対し、エル
ボ8の終端が偏心して接続されているので、底壁面から
四方へ拡がる風量が補正され、底壁面に沿つて四方へ拡
がる風速がほぼ均一になる。したがつて、風向板13を通
過する時の風速が低く、吹出口4aの風速分布がほぼ均一
になり、吹出騒音が低減される。
本発明による空調用吹出ユニツトは、特に壁面吹出の
場合に有効であるが、ユニツト全体を90度倒せば、天井
面吹出に変更できる。
[発明の効果] 本発明は上述のように、縦断面が偏平な長方形をなす
箱の端壁に吹出口を、天壁中央に円孔をそれぞれ設け、
エルボの終端に始端の湾曲方向と反対側へ偏心して結合
した環状の取付板を、天壁の円孔の上側へエルボの始端
の向きを選択可能に重合せ結合したから、エルボから箱
へ入つた空気は底壁に当つて平面的に拡がり、吹出口へ
達するまでに流速が低下し、したがつて、風向板の傾き
を加減しても吹出騒音が従来例よりも大幅に低減され
る。
箱が偏平であるから、全体形状が小形化され、側面吹
出の場合に階床と箱の天壁との間に、エルボを介してダ
クトを接続するための十分な空間が得られる。
エルボの向きを変えることにより、屋内熱交換器とエ
ルボを結ぶダクトの接続方向が自由になり、流体抵抗が
小さくなる配管が容易にできる。
エルボの終端中心を箱の円孔に対し偏心させたことに
より、エルボで湾曲された気流の特性に対応して、箱の
内部におれる風速分布が均一化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る空調用吹出ユニツトの側面断面
図、第2図は風向調節ユニツトの正面図、第3図は同空
調用吹出ユニツトの取付状態を示す平面図、第4図は従
来の空調用吹出ユニツトの斜視図、第5図は同空調用吹
出ユニツトの壁面吹出の取付状態を示す側面断面図、第
6図は同空調用吹出ユニツトの天井面吹出の取付状態を
示す側面断面図である。 2:箱、3:天壁、4:端壁、4a:吹出口、7:円孔、8:エル
ボ、8b:取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 3/00 F24F 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦断面が偏平な長方形をなす箱の端壁に吹
    出口を、天壁中央に円孔をそれぞれ設け、エルボの終端
    に始端の湾曲方向と反対側へ偏心して結合した環状の取
    付板を、天壁の円孔の上側へエルボの始端の向きを選択
    可能に重合せ結合したことを特徴とする空調用吹出ユニ
    ツト。
JP16535390A 1990-06-22 1990-06-22 空調用吹出ユニツト Expired - Lifetime JP2787245B2 (ja)

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JPH0455640A JPH0455640A (ja) 1992-02-24
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JP4931616B2 (ja) * 2007-01-22 2012-05-16 富士通コンポーネント株式会社 入力補助具

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