JPH0322655Y2 - - Google Patents

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JPH0322655Y2
JPH0322655Y2 JP1986013787U JP1378786U JPH0322655Y2 JP H0322655 Y2 JPH0322655 Y2 JP H0322655Y2 JP 1986013787 U JP1986013787 U JP 1986013787U JP 1378786 U JP1378786 U JP 1378786U JP H0322655 Y2 JPH0322655 Y2 JP H0322655Y2
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side opening
heat exchanger
suction
housing
ceiling
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱交換器とフアン機構とを内蔵した上
下方向に極めて薄くコンパクトな構造であつて天
井に設置するのに適した空気調和機に関する。
(従来の技術) 天井設置形例えば天井埋込形の空気調和機は本
体1′を天井裏に設置して、この本体1′を天井板
に設けた吸込グリル14′と吹出グリル15′とに
対して吸込ダクト12′と吹出ダクト13′とによ
り接続するダクト方式で行うものが多く(第4図
参照)、かかる形態のものは実開昭60−148529号
公報に開示されるように公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述する従来の空気調和機は第4図に示される
ように、熱交換器4′及び遠心形のフアンFが、
本体の吸込側開口部6′と吹出側開口部7′とを側
面に開口している位置関係上、直立して配設され
るが殆どであつて、従つて本体の高さ寸法が可成
り大きくなる。また、略々正方形状の遠心形フア
ンFの吹出口に対応させるべく、略々正方形又は
円形の断面形状を持つダクト12′,13′が連結
されるが普通であつて、ダクト内流速を小さくす
るには辺又は径を大きくする必要があり、建築費
を低減化のために益々天井裏の深さが浅くなつて
くる最近の情況に鑑みるとき、かかる形態の空気
調和機は天井裏への設置が甚だ困難になつてきて
いる。
一方、室内インテリア性の面でアスペクト比が
大きいスリツト状の吸込、吹出グリルが望まれと
きでも正方形、円形断面のダクトでは接続が容易
でなく、良好な吹出気流を得ようとすれば、さら
に大形のプレナム室を介在させるなどの手段が必
要となつてダクト敷設工事の簡略化、低コスト化
を阻む問題点があつた。
このような実状に対処して本考案は従来のこの
種の空気調和機が有する欠点を克服し得る天井設
置形空気調和機を提供しようとして成されたもの
であり、特に空気調和機の本体内における熱交換
器の配置形態ならびにこの熱交換器に対応するフ
アン機構の配置、薄形化に工夫を凝らすことによ
つて、上下方向に薄く、さらに吸込側開口部及び
吹出側開口部をアスペクト比の大きい横長形状と
なすことができて、しかも十分な送風量を確保す
ることが可能となり、もつて狭隘な天井スペース
への敷設を容易かつ低コストの下で実現せしめる
ことを考案の目的とする。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は天井設置形空気調和機におい
て、ハウジング1の対向両側面に対し、アスペク
ト比が大きい横長矩形状の吸込側開口部6及び吹
出側開口部7を略々水平方向に向け、かつ、略々
等レベルとなして夫々設け、対空気形の熱交換器
4を吸込側開口部6の上方から吹出側開口部7の
下方に至る斜めに前記ハウジング1内に収設する
一方、このハウジング1における熱交換器4と吹
出側開口部7との間の空間を包囲する部分を、前
記吹出側開口部7が吹出口となり、かつ吸込口が
前記熱交換器4に対面してなる扁平なフアンケー
シング2に形成せしめて、この内部に遠心形又は
斜流形の羽根車5を回転可能に収設してなる構成
を有せしめたことを特徴とする。
(作用) 本考案は横長矩形状の吸込側開口部6と吹出側
開口部7との間に熱交換器4を水平方向に対し斜
めに配設した形態をとり、さらにフアンケーシン
グ2と羽根車5とからなるフアン機構を前記熱交
換器4に平行で近接した配置形態をとらせている
ので、上下方向の本体寸法を極めて短くし、薄形
とすることができる。
また、横長矩形状の吸込側開口部6から導入し
た空気を、斜めに配設した熱交換器4の熱交換面
に均一に流通させて横長矩形状の吹出側開口部7
より吹出させることができ、その際の本体内の空
気流路を抵抗が少いスムースな流路に形成し送風
効率を高く維持し得る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面によつて説
明する。
1は空気調和機の本体のハウジングで上下方向
を薄く、左右及び前後方向を上下方向に比し長寸
法となすと共に、上部ハウジング2と下部ハウジ
ング3とに二分割していて、両ハウジング2,3
を上下関係にて合着せしめることにより、所定形
状のハウジング1が得られる。
上部ハウジング2は遠心形又は斜流形の羽根車
5を回転可能に収設するためのフアンケーシング
に利用される部材であつて、スクロール外周縁を
有し、かつ吸込口となる円形孔10が中央部に穿
設されてなる平板形状の中間板9と、この中間板
9に平行な部分及び斜めに折れ曲つて延びて中間
板9の前記スクロール外周縁に達する部分を有す
る折曲板形状の外板11と、それ等両板9,11
のスクロール外周縁とは反対側の端部における直
線端縁部を除く側周縁間に亘らせた側板とによつ
て扁平なケーシングを形成させており、前記両板
9,11の相対向する前記直線端縁部は夫々鈍角
に若干長折り曲げて平行に対向せしめて、両直線
端縁部間にアスペクト比が大きい横長矩形状の吹
出側開口部7を開口せしめている。
一方、下部ハウジング3は、底面に対して斜交
した斜め上向きの開口を有するパン形状をなして
いて、高さが異なつて対向する側壁板のうちの高
い方の側壁板には、アスペクト比が大きい横長矩
形状の吸込側開口部6を略々水平方向に向けて開
口せしめている。
かかる構造を有する上部ハウジング2、下部ハ
ウジング3を上下関係で合着せしめると、第1図
に図示するように、下部ハウジング3の底面を水
平基準にした状態において、中間板9とこれに平
行をなす外板11とが吹出側開口部7に向けて下
り勾配の斜面となり、一方、スクロール外周縁に
達する部分の外板11が略水平面となつて、縦断
面形状としては、互いに平行をなす矩上辺及び長
下辺を有する扁平五角形をなしており、また、吸
込側開口部6と吹出側開口部7とが略々水平方向
に向いて、かつ略々等レベルとなつて夫々開口し
ている。
しかして、両ハウジング2,3を合着するに先
立つて、上部ハウジング1内には羽根車5を前記
円形孔10に同軸に臨ませて回転可能に収設する
一方、下部ハウジング3内には、斜め上向きの開
口に沿わせて塞がせるように対空気形の熱交換器
4例えばクロスフインコイルを配置し、かつ固定
せしめる。
かくすることにより、両ハウジング2,3を前
述した要領で合着すると、熱交換器4は前記中間
板9に平行で近接して吸込側開口部6の上方から
吹出側開口部7の下方に至る斜めにハウジング1
内に収納され、一方、羽根車5は、熱交換器4の
空気流出側の面に対し略々垂直方向の回転軸を有
する配置となつて、その遠心方向に前記吹出側開
口部7が位置した状態となる。
なお、中間板9のスクロール周縁寄り部分と、
これに鋭角的に交叉する外板11のスクロール周
縁寄り部分とによつて包囲される空間は、図示す
る如く垂直方向断面が横長三角形状となしている
が、これはフアンケーシングとしての上部ハウジ
ング2を水平方向に対し傾斜させて配設した状態
のとき、通常の遠心形又は斜流形のフアンケーシ
ングのスクロール部が第1図に二点鎖線示する如
く、垂直方向断面が矩形であるのと対比した場合
に、垂直方向の実質的な高さを(△h)だけ短縮
することができる利点があるから採用された手段
である。
勿論この場合に、スクロール部における流路面
積を通常のものと差がないようにする必要がある
ので、扁平な三角形状となつて羽根車5の回転軸
に直角の方向のケーシング長は若干長くなること
は避け得ないが、この寸法増加分は空気調和機の
据付スペースに関し、何等影響を与えるものでな
い。
かくして、十分な送風量が確保されながら垂直
方向の実質的な高さ寸法を短縮し得るフアン機構
が提供されるのである。
叙上の構成になる空気調和機本体は、長さの異
なる吊金具19,19によつて天井スラブ18に
吊下固定し、ハウジング1底板が略々水平になる
ように敷設する。
そして、吸込側開口部6及び吹出側開口部7に
は断面が横長矩形状をなす吸込ダクト12及び吹
出ダクト13の各一端部を夫々接続する。
なお、図示例の両ダクト12,13はフレキシ
ブルダクトを用いている。
さらに、吸込ダクト12及び吹出ダクト13の
各地端部を、天井板17と面一となして取り着け
たアスペクト比の大きいスリツト状の吸込グリル
14及び吹出グリル15に夫々接続せしめ、ま
た、図示しない室外ユニツトとの間を冷媒配管で
接続せしめてかくして天井埋込形空気調和機の敷
設は完了する。
なお、吸込グリル14には、その内方にフイル
タ16を着脱可能に斜めに取り着けており、吸込
グリル14を天井板17から外してフイルタ16
の清掃手入れが行えるようにしているが、その他
に吸込ダクト12のグリル側接続端部に対し斜め
で着脱可能に取り着けるようにしても良い。
このように斜めにフイルタ16を設けることに
よつて除塵面積を拡大し、除塵効率を高め得ると
共に、吸込抵抗の上昇を抑える一石二鳥の効果を
奏するものである。
しかして第1図中、20は天井板17と同一部
材で製作したサービスパネルであつて、空気調和
機本体を取り付けた位置の直下の天井面に該本体
の出し入れ可能な開口が確保されるように設けた
もので、点検サービス時に取り外して通常は前記
開口を天井面と面一で塞がせておく。
このようにして敷設が完了した空気調和機は、
前記室外ユニツトを運転し、モータ8を付勢して
空気調和運転を行わせると、羽根車5の送風作用
によつて吸込グリル14、吸込ダクト12を経、
本体内に導入された室内空気は熱交換器4で冷却
又は加熱された後、中間板9の円形孔(吸込口)
10を通過して羽根車5により吹出側開口部7か
ら吹出される。
この冷風又は温風は吹出ダクト13及び吹出グ
リル15を経、天井面から室内に向けて吹出され
て室内が冷房又は暖房される。
(考案の効果) 本考案は横長矩形状の吸込側開口部6及び吹出
側開口部7を略々水平方向に向け、かつ略々等レ
ベルに設けて、両開口部6,7間に熱交換器4を
斜め置きに設けると共に、遠心形又は斜流形の軸
方向に短いフアン機構を熱交換器4に沿つた斜め
置きに配設した構成であり、上下方向に薄くコン
パクトな形状となし得る。
また、前記フアン機構は吸込口を熱交換器4に
近接させて対面し、遠心方向の吹出口を熱交換器
4の下端に近く設けた前記吹出側開口部7により
形成した構造であつて、空気流れを略々直角に転
じる流路であるにもかかわらず、抵抗が少いスム
ースな流路で前記両開口部6,7間を連通させる
ことができ、熱交換器4に対し隅々までにわたつ
て一様に空気を流通させることができると共に通
風速度を均一化することが可能であり、送風効率
が高く、かつ静粛運転が維持される。
さらに、本考案は室内に臨ませた吸込グリル及
び吹出グリルをアスペクト比が大きいスリツト状
に形成せしめて組合わせることにより、例えば奥
行方向に拡大させた吹出流が得られて略々2次元
流れのパターン化が可能であつて室内気流分布の
改善がはかれ、特に天井裏の深さが浅くて、スリ
ツト状の空気流通口を利用する形態の天井埋込形
空気調和機に好適な装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る据付状態を示
す断面図、第2図は第1図における空気調和機本
体のフアンケーシングの斜視図、第3図は同じく
フアンケーシングを熱交換器側の内方より見た平
面図、第4図は従来の空気調和機の据付状態を示
す断面図である。 1……ハウジング、2……フアンケーシング、
4……熱交換器、5……羽根車、6……吸込側開
口部、7……吹出側開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング1の対向両側面に対し、アスペクト
    比が大きい横長矩形状の吸込側開口部6及び吹出
    側開口部7を略々水平方向に向け、かつ、略々等
    レベルとなして夫々設け、対空気形の熱交換器4
    を吸込側開口部6の上方から吹出側開口部7の下
    方に至る斜めに前記ハウジング1内に収設する一
    方、このハウジング1における熱交換器4と吹出
    側開口部7との間の空間を包囲する部分を、前記
    吹出側開口部7が吹出口となり、かつ吸込口が前
    記熱交換器4に対面してなる扁平なフアンケーシ
    ング2に形成せしめて、この内部に遠心形又は斜
    流形の羽根車5を回転可能に収設したことを特徴
    とする天井設置形空気調和機。
JP1986013787U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0322655Y2 (ja)

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JP1986013787U JPH0322655Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JPS62127416U JPS62127416U (ja) 1987-08-12
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