JPH10325590A - 換気口 - Google Patents
換気口Info
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- JPH10325590A JPH10325590A JP9134583A JP13458397A JPH10325590A JP H10325590 A JPH10325590 A JP H10325590A JP 9134583 A JP9134583 A JP 9134583A JP 13458397 A JP13458397 A JP 13458397A JP H10325590 A JPH10325590 A JP H10325590A
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Abstract
ができ、さらに、換気風量の調整も各室内毎に行うこと
ができて、建物全体の換気を効率的に行うことができ、
セントラル換気装置の初期コストを抑えることができる
換気口を提供する。 【解決手段】 建物の室内を換気するために、セントラ
ル換気装置の配管(20)と連通するとともに室内側に向か
って取り付けられた換気口(10)であって、セントラル換
気装置の各室内に延びる配管(20)の先端と連通する配管
側連通口(31)と、室内側に向かって開口する室内側連通
口(41)と、その室内側連通口(41)及び配管側連通口(31)
を連結して両者間に換気のための空気を通す換気経路(5
0)と、その換気経路(50)の途中の開口面積を変化させ
て、換気風量の調整が可能な風量調整手段(60)とを備え
た。
Description
装置等における換気風量の調整手段を備えた換気口に関
するものである。
内部の適当な位置にファン等を有するセントラル換気装
置の本体と、その本体から建物内部の複数の室内に向か
って、換気のために延びる配管とを備えていた。そし
て、その配管の先端には、全体形状が箱体であって、室
内に向かって開口する換気口が形成されていた。この換
気口は、室内の天井面等に取り付けられ、天井面の面一
表面には、羽板を並べたルーバーや、格子状の目隠しが
形成されていた。
の換気口は、全室同時換気であって、各室毎に換気の開
閉を操作可能な機構を形成しておらず、各部屋毎に換気
の開閉の操作をすることができないという第一の問題点
があった。さらに、各室毎に換気の開閉を操作可能な機
構を形成しても、開状態と閉状態との二つのみの状態の
切替であって、その間の換気量を段階的に変化させるこ
とができず、各室内の換気量をきめ細かく操作すること
ができないため、建物全体の効率的な換気をすることが
難しいという第二の問題点があった。
いて、可動する羽板を傾斜させることにより、開口隙間
量を変化させて換気風量を調整しようとすると、傾斜さ
せたルーバーが室内側に露出することとなり、見栄えが
あまり良くなく、また、傾斜させていないルーバーを有
する換気口との外観デザイン上の不統一も発生し、外観
上、問題があるという第三の問題点があった。
においては、各羽板毎に独立して可動可能に形成されて
いるものは、構造は簡単だが、多数の羽板の傾斜角度を
全部操作しなければならず、調整作業が大変であった。
また、各羽板が連動して同一の傾斜角度を有するような
機構を形成しようとすると、その部品点数が多くなり、
組立、製造が容易ではなく、コスト高になるという第四
の問題点があった。
風量を調整する機構を形成しようとすると、その操作レ
バー等を室内側の表面にまで形成しなければならず、構
造上、複雑になり、部品点数が多くなり、コスト高にな
る上に、組立作業も複雑になるという第五の問題点があ
った。そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の
技術の有する第1および第2の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、建物の各室内毎
に換気の開閉を操作することができ、さらに、換気風量
の調整も各室内毎に行うことができて、建物全体の換気
を効率的に行うことができ、セントラル換気装置の初期
コストを抑えることができる換気口を提供しようとする
ものである。
した従来の技術の有する第3乃至第5の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、簡単な
構造で、室内側からの外観も良好で、換気風量の調整作
業も容易にすることができる換気口を提供しようとする
ものである。これに加え、請求項3記載の発明は、簡易
な構造で、組立作業が容易な換気口を提供しようとする
ものである。
イド部を容易にスライドできるようにして、換気風量の
調整作業が容易な換気口を提供しようとするものであ
る。
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
建物の室内を換気するために、セントラル換気装置の配
管(20)と連通するとともに室内側に向かって取り付けら
れた換気口(10)であって、セントラル換気装置の各室内
に延びる配管(20)の先端と連通する配管側連通口(31)
と、室内側に向かって開口する室内側連通口(41)と、そ
の室内側連通口(41)及び配管側連通口(31)を連結して両
者間に換気のための空気を通す換気経路(50)と、その換
気経路(50)の途中の開口面積を変化させて、換気風量の
調整が可能な風量調整手段(60)とを備えたことを特徴と
する。
経路(50)の途中の開口面積を変化させて、換気風量の調
整が可能なものであれば良く、例えば、換気経路(50)を
閉塞可能な可動弁であって、可動弁を換気経路(50)の内
部で回転させることにより、全開状態と、全閉状態と、
両者の間の開閉量を調整可能な中間状態とを設定するこ
とができるようなものを含むものである。
における、換気経路(50)の開口面積を変化させる動力
は、手動によるものでも良く、また、モータ等を用いた
電動式等のものでも良いものである。この電動式のもの
にすると、リモコンによる遠隔操作も可能にすることが
できる。本発明に係る換気口(10)は、建物の各室内に延
びるセントラル換気装置の配管(20)の先端に取り付けら
れ、この換気口(10)は、換気風量の調整が可能な風量調
整手段(60)を備えている。このため、建物の各室内毎に
換気量を操作することができる。すなわち、人が多数、
集まって喫煙等により換気が必要な居間等の部屋や、料
理等により煙等が発生し易い台所等の部屋を特定して、
重点的に換気をしたい室内のみ換気量を大きくし、使用
していない部屋や、風通しの良い部屋等の換気の必要性
が少ない部屋の換気量を絞って、効率的に建物全体の換
気を行うことができる。これにより、換気能力が小さな
ものでも使用することができ、セントラル換気装置の初
期コストを抑えることができる。
記載の特徴点に加え、換気口(10)は、配管側連通口(31)
を有する本体部(30)と、その本体部(30)の内部にスライ
ド可能に配置されて室内側連通口(41)を有するスライド
部(40)とを備え、そのスライド部(40)は、配管側連通口
(31)に整合可能であるとともに室内側連通口(41)と連通
する調整口(42)を備え、風量調整手段(60)は、換気経路
(50)の開口面積を調整するため、スライド部(40)を本体
部(30)の内部においてスライドさせることにより配管側
連通口(31)と調整口(42)との重なり面積を調整可能に形
成してあることを特徴とする。
1)と整合可能に形成されている。このため、調整口(42)
を配管側連通口(31)に整合するように合わせると、この
調整口(42)は、室内側連通口(41)と連通しているため、
セントラル換気装置の配管(20)を、配管側連通口(31)、
調整口(42)及び室内側連通口(41)を介して、室内と連通
させることができる。これにより、風量調整手段(60)を
開状態に設定することができ、セントラル換気装置と室
内との間の換気風量を最大に設定することができる。
0)をスライドさせることにより、調整口(42)と配管側連
通口(31)との重なり面積を調整可能に形成してある。す
なわち、調整口(42)と配管側連通口(31)との重なり面積
が、換気経路(50)の開口面積となって、スライド部(40)
をスライドさせることにより、換気経路(50)の開口面積
を自由に設定することが可能となる。この換気経路(50)
の開口面積を変化させることにより、換気経路(50)を通
る換気風量が変化し、結果として、スライド部(40)のス
ライド量を調整することによって、換気風量を自由に設
定することができる。
と、スライド部(40)との二部材のみから形成されている
ため、構造も非常に簡単であり、他の可動ルーバー等に
よる風量調整機構と比較しても、部材数が少なく、その
組立作業も容易にすることができる。また、調整口(42)
が室内側連通口(41)ではなく、配管側連通口(31)に対し
て整合するように形成されているため、調整口(42)の位
置を配管側連通口(31)の近く、則ち、室内側の表面より
奥深いところに設定することができる。これにより、調
整口(42)を、室内側から見えないように、隠すことがで
き、室内外観を良好に維持することができる。
記載の特徴点に加え、本体部(30)の内面周囲とスライド
部(40)の外面周囲との間には、一方から他方に向かって
突条に突出する突条部(32)と、他方に位置して突条部(3
2)がはまり込む溝部(43)とを備え、突条部(32)と溝部(4
3)とは、スライド部(40)のスライド方向に沿って形成し
てあることを特徴とする。
(40)を押し込むと、一方に形成された突条部(32)が、他
方に形成された溝部(43)の中にはまり込む。これによ
り、スライド部(40)を本体部(30)の内部に保持して固定
させることができる。このように、簡単な動作で、固定
作業が完了するため、組立作業を容易にすることができ
る。
ライド部(40)のスライド方向に沿って形成してあるた
め、スライド部(40)をスライドさせても、突条部(32)は
溝部(43)の内部にはまりこんだ状態を維持することがで
き、両者は固定された状態を維持することができる。請
求項4記載の発明は、上記した請求項2または請求項3
記載の特徴点に加え、スライド部(40)は、本体部(30)の
内部においてスライドさせる際、スライド部(40)の内面
に位置して指を引っかけ可能な引っかけ部(70)を備えた
ことを特徴とする。
位置して指を引っかけ可能な引っかけ部(70)」とは、手
の指が引っかかるようなものであれば良いものである。
例えば、一本の指全体を引っかけることができる程度の
大きさであって、スライド部(40)の内側の表面から突出
する数個の突起物のようなものを含むものである。或い
は、スライド部(40)の内面から突出する多数の突条また
はスライド部(40)の内面から凹んだ溝状の多数の溝がス
ライド方向に対して直角に形成されているものでも良い
ものである。または、上述した直線状の突条や溝や、曲
線状の凹状や凸状の凹凸部等を組み合わせた幾何学状や
曲線状の模様のようなものも含むものである。
っかけ可能な引っかけ部が形成されているため、スライ
ド部(40)を本体部(30)の内部においてスライドさせる
際、手の指をその引っかけ部に引っかけて、スライド部
(40)をスライドさせることができる。すなわち、引っか
け部(70)により、スライド部(40)の内面と手の指との間
の摩擦抵抗力を増すことができて、手の指をスライド部
(40)の内面に強く押し付ける必要もなく、簡単にスライ
ド部(40)をスライドさせることができ、換気風量の調整
作業を容易にすることができる。
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図10は、
本発明の実施の形態を示すものであり、図1は換気口の
組立斜視図、図2は組み立てた状態の換気口の外観斜視
図、図3はクリップを取り付けた状態の換気口の一部拡
大断面図、図4は溝部に突条部がはまり込んだ状態の換
気口の一部断面図、図5はクリップの取付位置を示す換
気口の組立斜視図、図6は本体部の縦断面図、図7は本
体部の外観正面図、図8はスライド部の縦断面図、図9
はスライド部の外観正面図、図10はスライド部の外観
底面図をそれぞれ示す。
る。本実施の形態に係る換気口10は、建物の室内を換気
するために、セントラル換気装置の配管20と連通すると
ともに室内側に向かって取り付けられているものであ
る。なお、この換気口10の取付位置は、本実施の形態で
は、天井11に取り付けてあるが、取付位置は、特に天井
11に限定されるものではなく、室内側に面する部材であ
れば良いものである。例えば、壁面や、床面等に取り付
けることもできるものである。
室内に延びる配管20の先端と連通する配管側連通口31
と、室内側に向かって開口する室内側連通口41と、その
室内側連通口41及び配管側連通口31を連結して両者間に
換気のための空気を通す換気経路50と、その換気経路50
の途中の開口面積を変化させて、換気風量の調整が可能
な風量調整手段60とを備えているものである。
定されるとともに配管側連通口31を有する全体形状が略
円筒状の本体部30と、その本体部30の内部にはまり込ん
で中心軸を回転軸として回転スライド可能に配置される
とともに室内側連通口41を有する全体形状が略円筒状の
スライド部40とを備えている。前記本体部30は、その円
筒状の本体の下部の周囲に外方に向かって延びる鍔状の
本体側鍔部33が形成されている。この本体部30の円筒状
の本体の下部と、本体側鍔部33とのそれぞれには、換気
口10を天井11に固定するための固定クリップ44の挿入用
のクリップ挿入穴45が円周方向に120度間隔で3箇所
形成されている。このクリップ挿入穴45は、本体部30の
下側に位置する本体側鍔部33の途中に開口する下側穴48
と、この下側穴48の上方に位置する上側穴47とから形成
されている。そして、この上側穴47と下側穴48との上下
の配置間隔は、挟み込む天井11の厚さと略同一の厚さに
設定されている。
に、断面形状が略コ字状であって、金属等の弾性材料か
ら形成されている。そして、この固定クリップ44は、そ
の本体の上端から上側穴47に向かって差し込み可能であ
って天井11の上面と当接する上側挟み込み腕71と、固定
クリップ44の本体の下端から下側穴48に向かって差し込
み可能であって天井11の下面と当接する下側挟み込み腕
72とを備えている。そして、上側挟み込み腕71をクリッ
プ挿入穴45の上側穴47から差し込み、下側挟み込み腕72
をクリップ挿入穴45の下側穴48から差し込み、上側挟み
込み腕71及び下側挟み込み腕72とにより天井11の上下面
を挟み込んで本体部30を天井11に固定可能に形成されて
いるものである。
は、上述したように、表裏に貫通する円形の配管側連通
口31が形成され、この配管側連通口31には、セントラル
換気装置からのフレキシブルに変形可能な配管20が連結
されている。この配管20は、特に図示しないが、セント
ラル換気装置により外部から吸入された新鮮な換気用の
空気が送風されてくるように形成されているものであ
る。また、本体部30の上部の内面周囲には、内側に向か
って突条に突出する縦断面形状が略半円状の突条部32が
一個形成されている。この突条部32は、本体部30の中心
軸に対して直角であって、スライド部40の中心軸の廻り
に回転スライドするスライド方向に沿って形成されてい
る。
状であって、その外径は、本体部30の外径より僅かに小
さく設定されており、本体部30の内部にはめ込み可能に
形成されている。そして、スライド部40は、その有底円
筒状の下部の外周表面には、外方に向かって延びる鍔状
のスライド側鍔部46が形成されている。また、スライド
部40の上部の外側表面の周囲であって、スライド部40を
本体部30の内部に押し込んだ際、本体部30の突条部32と
整合する位置に、スライド部40の内側に向かって溝状に
凹んだ溝部43が形成されている。この溝部43は、突条部
32がその内部にはまり込むことができるように縦断面形
状が略半円状に形成されている。そして、スライド部40
は、有底円筒状の本体の側面に位置して、配管側連通口
31に整合可能な表裏に貫通する円形状の調整口42と、こ
の調整口42と連通するとともにスライド部40の下部に下
方の室内側に向かって開口する室内側連通口41とを備え
ている。前記調整口42は、換気経路50の開口面積を調整
するため、スライド部40を本体部30の内部において中心
軸の廻りに回転スライドさせることにより配管側連通口
31との重なり面積を調整可能に形成されている。すなわ
ち、このスライドする調整口42と、配管側連通口31とに
より、換気経路50の開口面積を調整することができる風
量調整手段60を形成しているものである。
おいてスライドさせる際、スライド部40の内面に位置し
て指を引っかけ可能な引っかけ部70を備えている。具体
的には、この引っかけ部70は、本体部30の下部の内面周
囲から、内側に向かって縦方向に沿って突出している。
すなわち、この引っかけ部70は、手の指の表面とスライ
ド部40の内面との摩擦抵抗を増加させるためにスライド
部40を回転スライドするスライド方向に対して直角方向
に形成されているものである。
について説明する。本実施の形態に係る換気口10は、建
物の各室内に延びるセントラル換気装置の配管20の先端
に取り付けられ、この換気口10は、換気風量の調整が可
能な風量調整手段60を備えている。このため、建物の各
室内毎に換気量を操作することができる。すなわち、人
が多数、集まって喫煙等により換気が必要な居間等の部
屋や、料理等により煙等が発生し易い台所等の部屋を特
定して、重点的に換気をしたい室内のみ換気量を大きく
し、使用していない部屋や、風通しの良い部屋等の換気
の必要性が少ない部屋の換気量を絞って、効率的に建物
全体の換気を行うことができる。これにより、換気能力
が小さな換気装置においても、建物全体を効率的に換気
することができるセントラル換気装置として使用するこ
とができ、セントラル換気装置の初期コストを抑えるこ
とができる。
口42は、配管側連通口31と整合可能となるような形状寸
法であって、室内側連通口41と連通している。このた
め、調整口42を配管側連通口31に整合するように合わせ
ると、セントラル換気装置の配管20の先端を、配管側連
通口31、調整口42及び室内側連通口41を介して、室内と
連通させることができる。すなわち、配管側連通口31、
調整口42及び室内側連通口41を通る換気経路50を形成す
ることができる。これにより、風量調整手段60を全開状
態に設定することができ、セントラル換気と室内との間
の換気風量を最大に設定することができる。
ドさせることにより、配管側連通口31との重なり面積を
調整可能に形成してある。すなわち、調整口42と配管側
連通口31との重なり面積が、換気経路50の開口面積とな
って、換気経路50の開口面積を自由に設定することが可
能となる。そして、この換気経路50の開口面積を適当に
調整することにより、換気経路50を通る換気風量が変化
し、結果として、スライド部40のスライド量を調整する
ことによって、換気風量を自由に設定することができ
る。もちろん、スライド部40を回転スライドさせて、調
整口42と配管側連通口31とが全く整合しないように設定
することにより、換気経路50を完全に遮断することもで
きる。これにより、換気が不要な部屋への換気風量を停
止して、他の換気が必要な部屋に多量の換気風量を送風
することができる。
く、配管側連通口31に対して整合するように形成されて
いるため、調整口42の位置を配管側連通口31の近く、則
ち、室内側の表面より奥深いところに設定することがで
きる。これにより、調整口42を、室内側から見えないよ
うに、隠すことができ、室内外観を良好に維持すること
ができる。
手順について説明する。まず、室内の天井11に予め換気
口10を設置するために天井11に形成された円形に開口さ
れている開口穴からセントラル換気装置の配管20を室内
側に引っぱり出して取り出す。なお、この天井11の開口
穴の内径は、本体部30の外径よりも僅かに大きく、本体
部30の本体側鍔部33の外径より小さくなるように設定さ
れている。
気口10の本体部30の配管側連通口31にアルミテープ等を
利用して連結固定する。次に、配管20と連結した本体部
30を、天井11の開口穴から上方に向かって挿入する。本
体部30の円筒状の部分は挿入可能だが、本体側鍔部33は
内部に入らずに天井11の開口穴周囲の天井11の表面に当
接する。
状態で、三個の固定クリップ44を三箇所のクリップ挿入
穴45に差し込んで天井11と共に挟み込む。すなわち、上
側挟み込み腕71を上側穴47から差し込んで、天井11の上
面と当接させ、下側挟み込み腕72を下側穴48から差し込
んで、天井11の下面と当接させる。そして、この上側挟
み込み腕71と下側挟み込み腕72とにより、本体部30と共
に天井11を上下から挟み込む。これにより、固定クリッ
プ44を介して、本体部30の下部と、天井11とが一体化
し、本体部30を天井11に固定することができる。
ド部40を本体部30の内部に差し込む。本体部30の突条部
32がスライド部40の溝部43の内部に入り込むまで押し込
むと、突条部32が溝部43の内部に入りこんで、本体部30
の内部にスライド部40を保持して固定させることができ
る。その際、突条部32と溝部43とは、スライド部40のス
ライド方向に沿って形成してあるため、スライド部40を
スライドさせても、突条部32は溝部43の内部にはまりこ
んだ状態を維持することができ、両者は固定された状態
を維持することができる。
了する。このように本実施の形態に係る換気口10は、主
要部材が本体部30と、スライド部40との二部材のみから
形成されているため、構造も非常に簡単であり、他の可
動ルーバー等による風量調整機構と比較しても、部材数
が少なく、組立作業を容易に行うことができる。次に、
上述したように換気口10を設置した後、換気風量の調整
作業を行う。
ントラル換気装置を可動し、室内の配管20に換気用の空
気を送風する。そして、スライド部40を手で回転させ
て、好みの換気風量が出る位置で止める。その際、スラ
イド部40の内面に引っかけ部70が形成されているため、
手の指をその引っかけ部70に引っかけて、スライド部40
を回転スライドさせることができる。これにより、スラ
イド部40の内面と手の指との間の摩擦抵抗力を増すため
に手の指をスライド部40の内面に強く押し付ける必要も
なく、簡単にスライド部40をスライドさせることがで
き、換気風量の調整作業を容易にすることができる。
ントラル換気装置からの新鮮な空気を室内に送風するた
めのものであるが、利用できる範囲は、これに限定され
るものではなく、室内の空気を吸入してセントラル換気
装置に向かって送り込む吸入口として使用することもで
きる。また、この換気口を介して送風される空気は、換
気のための空気だけではなく、暖房や冷房用の温度調整
された空気や、湿度を調整した空気や、空気中の細かな
塵を取り去って清浄された空気や、臭い等を取り去った
脱臭後の空気等も含むものである。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、建物の各室内毎に換気の開閉を操
作することができ、さらに、換気風量の調整も各室内毎
に行うことができて、建物全体の換気を効率的に行うこ
とができ、セントラル換気装置の初期コストを抑えるこ
とができる換気口を提供することができる。
で、室内側からの外観も良好で、換気風量の調整作業も
容易にすることができる換気口を提供することができ
る。請求項3記載の発明によれば、簡易な構造で、組立
作業が容易な換気口を提供することができる。請求項4
記載の発明によれば、スライド部を容易にスライドでき
るようにしたことにより、換気風量の調整作業が容易な
換気口を提供することができる。
立斜視図である。
の換気口を示す外観斜視図である。
付けた状態の換気口を示す一部拡大断面図である。
はまり込んだ状態の換気口を示す一部断面図である。
位置を示す換気口を示す組立斜視図である。
断面図である。
観正面図である。
す縦断面図である。
す外観正面図である。
示す外観底面図である。
部 47 上側穴 48 下側穴 50 換気経路 60 風量調整手段 70 引っかけ部 71 上側挟み込み
腕 72 下側挟み込み腕
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の室内を換気するために、セントラ
ル換気装置の配管と連通するとともに室内側に向かって
取り付けられた換気口であって、 セントラル換気装置の各室内に延びる配管の先端と連通
する配管側連通口と、 室内側に向かって開口する室内側連通口と、 その室内側連通口及び配管側連通口を連結して両者間に
換気のための空気を通す換気経路と、 その換気経路の途中の開口面積を変化させて、換気風量
の調整が可能な風量調整手段とを備えたことを特徴とす
る換気口。 - 【請求項2】 換気口は、配管側連通口を有する本体部
と、その本体部の内部にスライド可能に配置されて室内
側連通口を有するスライド部とを備え、 そのスライド部は、配管側連通口に整合可能であるとと
もに室内側連通口と連通する調整口を備え、 風量調整手段は、換気経路の開口面積を調整するため、
スライド部を本体部の内部においてスライドさせること
により配管側連通口と調整口との重なり面積を調整可能
に形成してあることを特徴とする請求項1記載の換気
口。 - 【請求項3】 本体部の内面周囲とスライド部の外面周
囲との間には、一方から他方に向かって突条に突出する
突条部と、他方に位置して突条部がはまり込む溝部とを
備え、 突条部と溝部とは、スライド部のスライド方向に沿って
形成してあることを特徴とする請求項2記載の換気口。 - 【請求項4】 スライド部は、本体部の内部においてス
ライドさせる際、スライド部の内面に位置して指を引っ
かけ可能な引っかけ部を備えたことを特徴とする請求項
2または請求項3記載の換気口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13458397A JP3898282B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 換気口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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