JPS5919611Y2 - 可変断面型通風ダクト装置 - Google Patents

可変断面型通風ダクト装置

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JPS5919611Y2
JPS5919611Y2 JP62580U JP62580U JPS5919611Y2 JP S5919611 Y2 JPS5919611 Y2 JP S5919611Y2 JP 62580 U JP62580 U JP 62580U JP 62580 U JP62580 U JP 62580U JP S5919611 Y2 JPS5919611 Y2 JP S5919611Y2
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JP
Japan
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ventilation duct
section
cross
air
outlet
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Expired
Application number
JP62580U
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English (en)
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JPS56102214U (ja
Inventor
和俊 南
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP62580U priority Critical patent/JPS5919611Y2/ja
Publication of JPS56102214U publication Critical patent/JPS56102214U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輌用空調装置等に用いる通風ダクト装置に係
り、特に通路断面形状が変化する可変断面型通風ダクト
装置に係る。
自動車等の車輌の空調装置に於いては、炎天下駐車後の
クールダウン時等には、吹出口より吹出る冷風、または
温風の流束があまり拡がらず、比較的遠くにまで風が届
き、それが乗員に直接的にあたる方が乗員が素早く冷涼
感または暖温感を感じるためよい。
またクールダウン後等の長時間走行時には吹出口より吹
出る冷風、または温風の流束が早期に拡がり、それが乗
員にあまり直接的にあたらず、車室内全体に風の流れが
拡がる方がよい。
吹出口より吹出る空気の流れの拡散度は吹出口及びその
近くの空気通路の通路断面形状に大きく支配される。
現在、実際に使用されている空調装置の吹出口や通風ダ
クト(空気通路)は円形断面、または四角形断面を有し
ている。
円形断面を有する吹出口や通風ダクトの場合、これより
吹出る空気の流れはあまり拡がらず、比較的遠くまで風
が届き、上述の如きクールダウン時には効果がある。
これに対し四角形断面を有する吹出口や通風ダクトの場
合、それにより吹出る空気の流れが早期に拡がり、″あ
まり風が遠くまで届かず、長時間走行時等に於いて穏や
かな冷涼感、または暖温感を得たい場合に効果がある。
従来から用いられている空調装置の吹出口及び通風ダク
トは、その通路断面形状を変えることができず、このた
め吹出口より吹出る空気の流れの拡散度を変化できず、
クールダウン時と長時間走行時のいずれに於いても快適
な空調を行なうことが難しい。
本考案は通風ダクトの通路断面形状を四角形と円形、ま
たはそれに近い形状に変化させることによりクールダウ
ン時と長時間走行時のいずれに於いても快適な空気調和
が行なわれるように構成された可変断面型通風ダクト装
置を提供することを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、四角形状断面を有する
通風ダクトと、前記通風ダクトの四つの隅角部に各々設
けられた実質的に三角形状の偏流板要素とを含み、前記
偏流板要素はこれの下流側に前記通風ダクトの壁と共働
して実質的にピラミッド形の空間を郭定して前記通風ダ
クトの隅角部の実効通路断面を削除する位置と、前記通
風ダクトの軸線に実質的に平行に延在し前記通風ダクト
の実効通路断面を実質的に削減しない位置との間で移動
可能である如き可変断面型通風ダクト装置によって遠戚
される。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
第1図は本考案による通風ダクト装置の一つの実施例を
示す概略縦断面図、第2図は第1図の線II−IIに沿
う断面図、第3図は本考案による通風ダクト装置の要部
を示す斜視図である。
図に於いて、1は通風ダクトを示しており、この通風ダ
クト1は四角形断面を有している。
通風ダクト1はその一端にて吹出口2に接続されており
、この近傍部には風向調整用のルーバ装置3及び4が取
付けられている。
また、吹出口2の近くに於ける通風ダクト1内には、そ
の四つの隅角部に各々実質的に三角形状の偏流板5.
6. 7. 8が設けられている。
偏流板は各々その二つの角部を結び且つ通風ダクト1の
一つの横断面に沿う軸線Aの周りに回動可能であり、図
にて実線で示されている如く、前記二つの角部と一つの
角部とを各々接続する二つの側縁eの実質的に全てが前
記通風ダクト1の内壁面に接触し、これの下流側に前記
内壁面と共働して実質的にピラミッド形の空間を郭定し
て通風ダクト1の隅角部の実効通路断面を削除する位置
と、図にて仮想線で示されている如く、前記二つの側縁
eが前記内壁面より離れ、通風ダクト1の軸線に実質的
に平行に延在して通風ダクト1の実効通路断面を実質的
に削除しない位置とに選択的に位置し得るようになって
いる。
前記偏流板の前記化の一つの角部にはリンク9、10.
11.12の一端が枢動連結されており、この四つのリ
ンク9〜12は他端にて一つの連結部材13に枢動連結
されている。
また連結部材13には操作ロッド14の一端が連結され
ている。
操作ロッド14は前記吹出口2より外方に突出した他端
部に操作つまみ15を有している。
偏流板5〜8の各々が図にて実線で示されている如く、
これの下流側に通風ダクト1の内壁面と共働して実質的
にピラミッド形の空間を郭定し、通風ダクト、−1の隅
角部の実効通路断面を削除している位置にある時には、
通風ダクト1は偏流板の配置位置にてこれらにより実効
通路断面形状をほぼ円形にされる。
従ってこの時には、吹出口2より吹出る空気の流れは前
記偏流板配置部分に於ける通風ダクト1の断面形状の影
響を受けてその流れがあまり拡がらずに吹出る。
上述の如き図にて実線で示されている状態にて操作つま
み15をもって操作ロッド14が第1図で見て右方に移
動されると、リンク9〜12によって偏流板5〜8の各
々が各枢軸Aの周りに第3図の示矢方向に回動し、仮想
線で示されている如く通風ダクト1の軸線に実質的に平
行に延在して通風ダクト1の実効通路断面を実質的に削
除しない位置に位置するようになる。
この時には通風ダクト1は偏流板の配置部分に於いても
その実効通路断面形状は四角形となり、このため吹出口
2より吹出る空気の流れは吹出口2より吹出した後、早
期に拡散する。
第1図乃至第3図に示された実施例に於いては、前記偏
流板は円弧形断面を有するように構成されているが、こ
の偏流板は第4図に示されている如く直線状断面を有す
る三角形状平板によって構成されていてもよい。
この場合、偏流板が通風ダクト1の隅角部の実効通路断
面を削除する位置にある時、通風ダクト1はその偏流板
配置部分にて入角形状断面を呈するようになる。
通風ダクトの通路断面形謂が六角形であってもそれが四
角形の場合に比して空気流の拡散度は小さくなる。
第5図は偏流板をアクチュエータによって駆動するよう
に構成した実施例を示している。
尚、第5図に於いて第1図に対応する部分は第1図に付
した符号と同一の符号により示されている。
ががる実施例の場合、連結部材13はダイヤフラム装置
16の作動ロッド17に接続されている。
ダイヤフラム装置16の作動の制御はインストルメント
パネル等に配設されている空調コントロールパネルに設
けられたモード切換レバーによって運転者の意志に応じ
て行なわれても、また温度センサが検出する車室内また
は車外温度等に応じて自動的に行なわれるよう構成され
ていてもよい。
以上に於いては、本考案を特定の実施例について詳細に
説明したが、本考案はこれらに限られるものではなく本
考案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業
者にとって明らかであろつ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による通風ダクト装置の一つの実施例を
示す概略縦断面図、第2図は第1図の線II −IIに
沿う断面図、第3図は本考案による通風ダクト装置の要
部を示す斜視図、第4図は同じくそれの修正例を示す斜
視図、第5図は本考案による通風ダクト装置の他の一つ
の実施例を示す概略縦断面図である。 1・・・・・・通風ダクト、2・・・・・・吹出口、3
,4・・・・・・ルーバ装置、5〜8・・・・・・偏流
板、9〜12・・・・・・リンク、13・・・・・・連
結部材、14・・・・・・操作ロッド、15・・・・・
・操作つまみ、16・・・・・・ダイヤフラム装置、1
7・・・・・・作動ロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角形状断面を有する通風ダクトと、前記通風ダクトの
    四つの隅角部に各々設けられた実質的に三角形状の偏流
    板要素とを含み、前記偏流板要素はこれの下流側に前記
    通風ダクトの壁と共働して実質的にピラミッド形の空間
    を郭定して前記通風ダクトの隅角部の実効通路断面を削
    除する位置と、前記通風ダクトの軸線に実質的に平行に
    延在し前記通風ダクトの実効通路断面を実質的に削減し
    ない位置との間で移動可能であることを特徴とする可変
    断面型通風ダクト装置。
JP62580U 1980-01-07 1980-01-07 可変断面型通風ダクト装置 Expired JPS5919611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62580U JPS5919611Y2 (ja) 1980-01-07 1980-01-07 可変断面型通風ダクト装置

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JP62580U JPS5919611Y2 (ja) 1980-01-07 1980-01-07 可変断面型通風ダクト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56102214U JPS56102214U (ja) 1981-08-11
JPS5919611Y2 true JPS5919611Y2 (ja) 1984-06-07

Family

ID=29597473

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JP62580U Expired JPS5919611Y2 (ja) 1980-01-07 1980-01-07 可変断面型通風ダクト装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6187654B2 (ja) * 2013-02-21 2017-08-30 豊田合成株式会社 ダンパ開閉装置
JP6094366B2 (ja) * 2013-02-21 2017-03-15 豊田合成株式会社 ダンパ開閉装置

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JPS56102214U (ja) 1981-08-11

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