JPS5844270Y2 - 空調装置の吹出グリル装置 - Google Patents

空調装置の吹出グリル装置

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JPS5844270Y2
JPS5844270Y2 JP5913879U JP5913879U JPS5844270Y2 JP S5844270 Y2 JPS5844270 Y2 JP S5844270Y2 JP 5913879 U JP5913879 U JP 5913879U JP 5913879 U JP5913879 U JP 5913879U JP S5844270 Y2 JPS5844270 Y2 JP S5844270Y2
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JP
Japan
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grill
wind direction
air
grill frame
air conditioner
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Application number
JP5913879U
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JPS55159951U (ja
Inventor
保幸 西
隆 藤原
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空調装置の風向変更用吹出グリル装置の改良に
関するもので、例えば自動車用空調装置に用いて好適な
ものである。
従来、この種の吹出グリル装置は種々のものが提案され
ているが、いずれも構造が煩雑であったり、風向の調節
範囲が挾い等の欠点を有している。
本考案は上記点に鑑み、風向板および支持軸を樹脂にて
一体成形したグリル枠体をグリル保持ケースの開口部内
に上下方向および左右方向に回動可能に保持する構造と
することにより、非常に簡潔な構造で広範囲に風向を調
節できる吹出グリル装置を提供することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は本考案を適用する自動車用空調装置の全体構成
の概略を示すもので、1は電動送風機で、図示しない内
外気切替箱を介して導入される車室内空気または車室外
空気を送風するものである。
2はクーラコアで、冷凍サイクルの冷媒蒸発器よりなる
3は自動車エンジンの冷却水を熱源とするヒータコア、
4は温度制御用ダンパで、ヒータコア3を通過する暖風
とヒータコア3のバイパス路3aを通過する冷風との風
量割合を調整して吹出空気の温度を制御するものである
5は乗員足元に温風を吹出す下方吹出口、5aはこの下
方吹出口5を開閉するダンパ、6は自動車のフロントガ
ラスに温風を吹出すテ゛フロスタ吹出口、6aはこのテ
゛フロスタ吹出口6を開閉するダンパ、7は冷風分岐箱
、8は冷風分岐箱7の入口部を開閉するダンパ、9は右
側分岐ダクト、10は左側分岐ダクト、11〜14は冷
風を乗員の上半身に向って吹出す上方吹出口で、第2図
および゛第3図に示す車室内前部の計器盤15に設けら
れる。
15 a 、15 bは正面上方吹出口11.12の設
置場所を示し、15Cは右側上方吹出口13の設置場所
を示し、15dは左側上方吹出口14の設置場所を示す
15 eは上記各吹出口11〜14の設置高さを示す。
16は車室内の前席、17は後席である。
18は前席乗員の頭部位置を示す。
19は右側吹出口13において必要な左右方向の風向調
節範囲を示し、20は右側正面吹出口11において必要
な左右方向の風向調節範囲を示し、21は各吹出口11
〜14において必要な上下方向の風向調節範囲を示す。
本考案は上記各吹出口11〜14に装着される風向変更
用の吹出グリル装置に特徴を有するもので、その具体的
一実施例を第4図〜第8図により説明する。
22は正面形状が横長の長方形状に形成された樹脂製の
グリル枠体、23はこのグリル枠体22内に設けられて
吹出空気の風向を決定する風向板で、本例では第5図に
示すごとき格子状に形成されている。
23 aは風向板23の縦桟部、23 bは風向板23
の横桟部である。
24.25はグリル枠体22の左右両側面の外側に突出
して設けられた支持軸である。
グリル枠体22の左右両側面22 a 、22 bは点
Yを中心とする円弧状に形成してあり、また、グリル枠
体22の上面部22 Cおよび下面部22 dも円弧状
に形成しである。
また、風向板23の縦桟部23 aおよび横桟部23
bは円弧状に湾曲している。
」二記したグリル枠体22と風向板23と支持軸24.
25は適宜の樹脂例えばABS樹脂にて一体成形されて
いる。
この樹脂成形は格子状の風向板23間の矩形通風路23
C部分に中子を配置して射出成形を行なうことにより
図示形状のものが得られる。
26はグリル保持ケースで、やはりABS樹脂のごとき
適宜の樹脂にて成形されており、グリル枠体22が嵌合
し得る形状の開口部27を有している。
28はグリル保持ケース26の前面意匠板部、29〜3
2はグリル保持ケース26の開口部27を形成する壁体
で、左側壁体29はグリル枠体22の左側面22 aの
外形に沿った円弧状に形成してあり、右側壁体30はグ
リル枠体22の右側面22 bの外形に沿った円弧状に
形成しである。
上部、下部の壁体31,32は第6図に示すように平面
形状に形成してあり、かつグリル枠体22の上下方向の
回動を可能ならしめるようにグリル枠体22の上面部2
2C1下面部22 dとの間に隙間が設けられている。
33.34は左右の壁体29 、30に開口部奥行方向
に延びるように設けられた溝部であり、この両溝部33
、34は第4図に示すように水平に形成されており、
かつその一端部はストッパー用段部33 a 、34a
を介してテーパー状切欠部33 b 、34 bにより
外方へ開口している。
33 C,34Cは溝部33.34の他端側のストッパ
一部である。
35.36はグリル枠体22の支持軸24.25の外周
に嵌着された樹脂製ブツシュで、フランジ部35a、3
6aと矩形状部35 b 、36 bとからなり、コノ
支持軸24.25とブツシュ35 、36の矩形状部3
5b。
36 bは切欠部33b、34b側から溝部33.34
内に挿入され、段部33 a 、34 aの部分は溝幅
寸法が狭くなっているため、矩形状部35b、36bに
より溝部33.34を弾性的に拡大変形させながらブツ
シュ35.36は溝部33.34内に挿入される。
そして、支持軸24.25は溝部33.34の段部33
a 、34 aとストッパ一部33 C,34C間で
はブツシュ35.36を介して溝部33.34に回動可
能にかつ溝部奥行方向に摺動可能に嵌合保持されている
上記ブツシュ35.36は支持軸24.25に適度の摩
擦力を与えると同時に、支持軸24.25の動きに円滑
さを与えるものである。
このような作用をなすブツシュ35 、36の材質とし
ては、例えばデルリン系樹脂が好ましい。
このブツシュ35 、36のフランジ部35 a 、3
6 aをそれぞれ円弧状の左側壁体29とグリル枠体左
側面22 aとの間、および右側壁体30とグリル枠体
右側面22 bとの間に挟持することにより、グリル枠
体22に摩擦による適度の制動力が与えられるようにし
である。
なお、矢印×はグリル保持ケース26の開口部27内へ
流入する空気流を示す。
また、第4図〜第8図で説明した吹出グリル装置は、風
向板23の縦桟部23 aが第7図のごとく右方へ湾曲
しているものであるから、風向を右方へ変更させる必要
のある正面上方吹出口11と左側上方吹出口14に用い
る。
左方へ風向を変更させる必要のある右側上方吹出口13
および正面上方吹出口12には、風向板23の縦桟部2
3 aが左方へ湾曲している吹出グリル装置を用いると
よい。
次に、上記構成において作動を説明すると、冷房モード
時および外気導入による換気モード時には、ダンパ4に
て適度の温度に制御された冷風が矢印×のごとく各上方
吹出口11〜]4に流入する。
そして、この各上方吹出口11〜14に流入した冷風は
それぞれ吹出グリル装置にて設定された所定の方向へ吹
出して、車室内の冷房、換気を行なう。
吹出グリル装置による風向変更作用は下記のごとくして
行なう。
すなわち、吹出空気の左右方向の風向は、第7図に示す
ごとく点Yを中心としてグノル枠体22を反時計方向に
回動(1点鎖線位置)させたり、時計方向に回動させる
ことにより広範囲にわたって調整できる。
また、吹出空気の上下方向の風向は、第6図に示すごと
くグリル枠体22をその支持軸24.25を中心として
上方向に回動(1点鎖線位置)させたり、下方向に回動
させることにより、広範囲にわたって調整できる。
ここで、風向板23の縦桟部23 aおよび横桟部23
bがそれぞれ円弧状に湾曲していることにより、右方
への風向調整範囲および上方への風向調整範囲を一層拡
大できる。
また、グリル枠体22の風向調整後の位置は、ブツシュ
35.36の摩擦力による制動力によって良好に保持さ
れる。
第9図は本考案の他の実施例を示すもので、グノル枠体
22の意匠的効果を高めるために風向板23の形状を前
記実施例の格子状から亀甲状に変更したものであり、亀
甲状の縦桟部および横桟部がそれぞれ湾曲している点は
前記実施例と同じである。
なお、前述の実施例では風向板23の縦桟部23aおよ
び横桟部23 bをいずれも湾曲させているが、必要に
応じ両者23 a 、23 bのいずれか一方のみを湾
曲させるようにしてもよい。
また、本考案は自動車用空調装置に限らず、住宅用空調
装置等にも広く適用できることはもちろんである。
上述したように本考案によれば、風向板23を有するグ
リル枠体22自体を上下および左右の両方向に回動させ
ることにより、吹出空気の風向を調整するようにしてい
るから、グリル枠体22の全体を有効利用して上下、左
右の両方向にわたって風向を広範囲に調整でき、しかも
これに加え格子状もしくは亀甲状風向板の桟部を湾曲さ
せることにより、その湾曲面を利用して風向の調整範囲
をより一層拡大できるという効果が大である。
また、グリル枠体22を風向板23および支持軸24.
25とともに樹脂で一体成形しているから、構造が極め
て簡潔で、低コストに製作できるという効果が大である
また、グリル枠体22と風向板23とが一体構造である
から、風向板23により形成される空気通路の断面形状
は所定形状に固定されたままであり、そのため吹出空気
流の集束性を常に良好な状態に維持して、吹出空気の到
達距離を延ばすことができる。
また、グリル枠体22の風向板形状を樹脂の成形性の良
さを利用して種々の形状に容易に形成でき、意匠上の自
由度が増加するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は自動車用空調装置の概略断面図、第2図は自動車の
車室の平面図、第3図は自動車の車室の側面図、第4図
は本考案装置の側面図で、第5図はその正面図である。 第6図は第5図のA−A矢視断面図、第7図は第5図の
B−B矢視断面図、第8図は第6図のC−C矢視断面図
、第9図は本考案装置の他の実施例を示す正面図である
。 22・・・・・・グリル枠体、23・・・・・・風向板
、23 a・・・・・・縦部、23b・・・・・・横部
、24.25・・・・・・支持軸、26・・・・・・グ
リル保持ケース、27・・・・・・開口部、33.34
・・・・・・溝部、35゜36・・・・・・ブツシュ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調装置の吹出空気の風向を上下、左右方向に変更する
    ための吹出グリル装置において、横長の長方形のグリル
    枠体と、このグリル枠体内に設けられ吹出空気の風向を
    決定する風向板と、前記グリル枠体の左右両面の外側に
    設けられた支持軸とを樹脂にて一体成形し、かつ前記グ
    リル枠体を嵌合し得る形状の開口部をグリル保持ケース
    に設け、このグリル保持ケースの開口部のうち前記支持
    軸と対向する左右の両面にそれぞれ開口部奥行方向に延
    びる溝部を設け、この溝部に前記支持軸を回動可能にか
    つ溝部奥行方向に摺動可能に保持させることにより、前
    記グリル枠体を前記グリル保持ケースの開口部内に上下
    方向および左右方向に回動可能に保持し、さらに前記風
    向板を格子状もしくは亀甲状に形成するとともに、前記
    風向板の桟部を円弧状に湾曲したことを特徴とする空調
    装置の吹出グリル装置。
JP5913879U 1979-05-03 1979-05-03 空調装置の吹出グリル装置 Expired JPS5844270Y2 (ja)

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JPS55159951U JPS55159951U (ja) 1980-11-17
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