JP6187654B2 - ダンパ開閉装置 - Google Patents
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Description
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備え、
前記角度制御手段は、前記ダンパの下流側の開口面積を前記ダンパの上流側の開口面積よりも大きくする拡散吹付位置に前記ダンパを配置させ得るように構成されていることを特徴とする。
流体通路の上流側にダンパの内周縁部を配置し、流体通路の下流側にダンパの外周縁部を配置している。ダンパが閉位置にあるときに、ダンパの内周縁部が外周縁部よりも流体通路の上流側に配置される。このため、流体通路の下流側の吹出し口からダンパが視認されにくく、ダンパ開閉装置の外観がよくなる。
前記内筒は、前記外筒に対して周方向に回動し、前記角度制御手段は、前記内筒の回動に連動させて前記ダンパの前記傾斜角度を調整する。外筒に対して内筒を回動させることでダンパの傾斜角度を変えて、流体通路の開閉を行うことができる。
ダンパは、ダンパの下流側の開口面積を、ダンパの上流側の開口面積よりも大きくする拡散吹付位置をもつ。流体が流体通路の上流側から下流側に流通する際に、流体は、ダンパの上流側の開口からダンパの下流側の開口に向けて拡散する。このため、流体通路の吹出し口から拡散風を吹出すことができる。
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備え、
前記角度制御手段は、前記ダンパの下流側の開口面積を前記ダンパの上流側の開口面積よりも小さくする集中吹付位置に前記ダンパを配置させ得るように構成されていることを特徴とする。
上記構成では、内筒の移動に連動してダンパが傾斜角度を変えて、流体通路を開閉する。このため、流体通路の中心に操作部などの部材を配置させる必要がない。ダンパが開位置に位置するときに、流体通路の中央部の流体が吹き抜けやすくなり、流体通路での流体の圧力損失を低くすることができる。
上記構成においては、内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、各軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させるため、簡素な構成のダンパで円滑に、流体通路全体を開閉させることができる。
流体通路の上流側にダンパの内周縁部を配置し、流体通路の下流側にダンパの外周縁部を配置している。ダンパが閉位置にあるときに、ダンパの内周縁部が外周縁部よりも流体通路の上流側に配置される。このため、流体通路の下流側の吹出し口からダンパが視認されにくく、ダンパ開閉装置の外観がよくなる。
前記内筒は、前記外筒に対して周方向に回動し、前記角度制御手段は、前記内筒の回動に連動させて前記ダンパの前記傾斜角度を調整する。外筒に対して内筒を回動させることでダンパの傾斜角度を変えて、流体通路の開閉を行うことができる。
前記ダンパは、前記ダンパの下流側の開口面積を、前記ダンパの上流側の開口面積よりも小さくする集中吹付位置をもつ。流体が流体通路の上流側から下流側に流通する際に、流体は、ダンパの上流側の開口からダンパの下流側の開口に向けて集中する。このため、流体通路の吹出し口から集中風を吹き出すことができる。
上記構成によれば、ダンパ開閉装置の本体部は、リテーナに対して連結支持部を中心に自在に回動することができる。リテーナの回動により、ダンパ群をリテーナに対して回動させることができる。
連結支持部及び本体支持部は、内筒の内部に形成された流体通路に位置する。連結支持部は、リテーナとの間を第1リブで連結し、本体支持部は内筒との間を第2リブで連結する。これにより、流体通路の径方向断面の開口領域を広くすることができ、流体の圧力損失を防止することができる。
(11)前記角度制御手段は、前記各ダンパを、隣合う前記ダンパの前記内周縁部同士が互いに接し且つ前記各ダンパの前記外周縁部がそれぞれ前記内筒の内周面に接して前記流体通路を閉止する閉位置に配置させ得るように構成されていることが好ましい。
(12)本発明のダンパ開閉装置は、外筒と、
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備える。
本実施形態1に係るダンパ開閉装置について図面を用いて説明する。
図13、図14に示すように、操作部5の中央には、3本の整流フィン51が放射状に配設されている。また、各ダンパ3のダンパ本体31の内側面からは、円弧状のフィン部38が流体通路7の中心軸方向に向かって突出している。操作部5の整流フィン51とダンパ3のフィン部38とは、下流側の吹出し口80からみたときに、周方向に交互に等間隔に配置されている。整流フィン51及びフィン部38は、薄板状であり、軸方向に沿って配置されている。流体通路7を流通する空調空気70は、整流フィン51及びフィン部38によって整流されて、吹出し口80から噴出される。このため、空調空気の整流効果が高い。
実施形態3では、図15、図16に示すように、ダンパ本体31の外側面に半円部35が突出している。半円部35の外周縁には、はすば歯車からなるピニオン39が形成されている。半円部35は、内筒2に形成されたスリット24に嵌挿されている。外筒1の内周面には、その周方向全体にわたって連続して、内歯車からなるラック19が形成されている。ダンパ3のピニオン39は、外筒1のラック19に噛合している。操作部5の操作により内筒2が回転すると、ダンパ3のピニオン39は、ラック19の歯溝に沿って、軸方向に移動される。ダンパ3は、ピニオン39の軸方向の移動により支持部32を揺動中心にして揺動し、流体通路7を開閉する。ピニオン39とラック19は、ダンパ3の傾斜角度を制御する角度制御手段を構成している。操作部5、内筒2、外筒1、及びダンパ3の動きは、実施形態1と同様である。
実施形態4は、図17、図18に示すように、車両のインストルメントパネルの空調空気の吹き出し口に取り付けられるダンパ開閉装置10である。ダンパ開閉装置10は、図17〜図19に示すように、外筒1、内筒2及びダンパ群30からなる本体部25を一体的に回転傾動自在に収容する筒状のリテーナ6と、リテーナ6に固定されリテーナ6の軸中心に位置して本体部25を回動傾動自在に支持する連結支持部41とを有する。
Claims (12)
- 外筒と、
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備え、
前記角度制御手段は、前記ダンパの下流側の開口面積を前記ダンパの上流側の開口面積よりも大きくする拡散吹付位置に前記ダンパを配置させ得るように構成されていることを特徴とするダンパ開閉装置。 - 前記角度制御手段は、前記ダンパの下流側の開口面積を前記ダンパの上流側の開口面積よりも小さくする集中吹付位置に前記ダンパを配置させ得るように構成されている請求項1に記載のダンパ開閉装置。
- 外筒と、
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備え、
前記角度制御手段は、前記ダンパの下流側の開口面積を前記ダンパの上流側の開口面積よりも小さくする集中吹付位置に前記ダンパを配置させ得るように構成されていることを特徴とするダンパ開閉装置。 - 前記各ダンパは、前記内筒の各一対の前記軸受部に軸支された一対の支持部をもち、前記各ダンパの前記外周縁部は一対の前記支持部の間であって前記支持部よりも径方向外側に形成され、前記各ダンパの前記内周縁部は、一対の該支持部の間であって前記支持部よりも径方向内側に形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のダンパ開閉装置。
- 前記角度制御手段は、前記ダンパの外側面に突設させた突起部と、前記外筒の内周面に形成され前記内筒の回動に連動して前記突起部を前記軸方向に移動させるガイド溝とを有する請求項1〜4のいずれかに記載のダンパ開閉装置。
- 前記角度制御手段は、前記ダンパの外側面に突設させたピニオンと、前記外筒の内周面に形成され前記ピニオンに噛合するラックとを有する請求項1〜4のいずれかに記載のダンパ開閉装置。
- 更に、前記外筒、前記内筒及び前記ダンパ群からなる本体部を一体的に回転自在に収容する筒状のリテーナと、前記リテーナに固定され前記リテーナの軸中心に位置して前記本体部を回動自在に支持する連結支持部とを備える請求項1〜6のいずれかに記載のダンパ開閉装置。
- 前記内筒に固定され、前記内筒の軸中心に位置して前記連結支持部に回動自在に支持される本体支持部を備える請求項7に記載のダンパ開閉装置。
- 前記連結支持部は、前記リテーナから径方向内側に延びる第1リブに連結されることで前記リテーナに固定されており、前記本体支持部は、前記内筒から径方向内側に延びる第2リブに連結されることで前記内筒に固定されている請求項8に記載のダンパ開閉装置。
- 前記連結支持部及び前記本体支持部の一方は、先端にボール部をもち、前記連結支持部及び前記本体支持部の他方は、前記ボール部を回動自在に摺動させる摺動部をもつ請求項8又は9に記載のダンパ開閉装置。
- 前記角度制御手段は、前記各ダンパを、隣合う前記ダンパの前記内周縁部同士が互いに接し且つ前記各ダンパの前記外周縁部がそれぞれ前記内筒の内周面に接して前記流体通路を閉止する閉位置に配置させ得るように構成されている請求項1〜10のいずれかに記載のダンパ開閉装置。
- 外筒と、
該外筒の内側に配置されて該外筒に対して、回動を含む移動が自在に支持される内筒と、
前記内筒の内部に設けられ流路断面が円形の流体通路と、
前記流体通路に開閉自在に配置された複数のダンパからなるダンパ群と、を備えるダンパ開閉装置であって、
複数の前記ダンパは、前記流体通路の周方向に配列され、内周縁部を互いに対向させて前記流体通路に配置されており、前記各ダンパの前記内周縁部は前記流体通路の下流側に配置され、前記各ダンパの外周縁部は前記流体通路の上流側に配置され、
前記各ダンパは、前記内筒に揺動自在に支持されており、
前記内筒を周方向に等間隔に分割する位置に複数の軸受部を配置し、周方向に隣合う一対の前記軸受部に周方向両端が軸支されて当該一対の軸受部を直線状に繋ぐ弦を揺動中心軸として前記各ダンパを揺動させ、
前記外筒に対する前記内筒の回転に連動して前記各ダンパを前記内筒に対して揺動させることで、前記流体通路の軸方向に対する前記各ダンパの傾斜角度を制御して、前記ダンパの上流側の開口面積と前記ダンパの下流側の開口面積を変える角度制御手段を備えるダンパ開閉装置。
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