JP3879693B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数個の穴から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる拡散吹出口を有する車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
フェイス吹出口等から局所的(スポット的)に乗員に空調風を吹き付けると、乗員が不快感(ドラフト感)を覚える場合があるので、この不快感を低減すべく、出願人は、天井やインストルメントパネル(計器盤)に設けた多数個の穴から空調風を拡散させるように吹き出させる拡散吹出口を有する車両用空調装置を既に出願している(例えば、特願2002−322666号)。
【0003】
ところで、拡散吹出口は空調風を拡散させるように吹き出させるので、フェイス吹出口等の空調風を局所的に吹き出す吹出口による空調に比べて、車室内の温度分布や風速分布を容易に均一にするこができる。
【0004】
しかし、例えば運転席側と助手席側と、又は前席側と後席側乗員とは、快適と感ずる空気温度及び風量(風速)が相違する場合があるので、上記出願に係る拡散吹出口を備える車両用空調装置では、室内全域に快適な空間を創出することが難しい場合がある。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な車両用空調装置を提供し、第2には、拡散吹出口を備える車両用空調装置いおいて、室内全域に快適な空間を創出すること可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
吹出状態変更手段は、多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
多数個の穴(3a)は、穴径が異なる複数種類の穴にて構成されており、
吹出状態変更手段は、プレート(6)を動かすことにより空調風の吹出状態を変更することを特徴とする。
【0007】
これにより、「ゆらぎ効果」等を得ることができるので、例えば運転席側と助手席側と、又は前席側と後席側乗員とで快適と感ずる空気温度及び風量(風速)が相違する場合であっても、室内全域に快適な空間を創出することができ得る。
【0008】
請求項2に記載の発明では、多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
吹出状態変更手段は、多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
多数個の穴(3a)は、開口面積密度が部位によって異なるように構成されており、
吹出状態変更手段は、プレート(6)を動かすことにより空調風の吹出状態を変更することを特徴とする。
【0009】
これにより、「ゆらぎ効果」等を得ることができるので、例えば運転席側と助手席側と、又は前席側と後席側乗員とで快適と感ずる空気温度及び風量(風速)が相違する場合であっても、室内全域に快適な空間を創出することができ得る。
【0010】
請求項3に記載の発明では、多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
吹出状態変更手段は、多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
多数個の穴(3a)は、穴の開口方向がプレート(6)の板厚方向と交差するように形成されていることを特徴とする
これによると、多数個の穴(3a)の開口方向がプレート板厚方向に対して傾斜することを利用して、多数個の穴(3a)からの吹出気流を更に変化せて、「ゆらぎ効果」を高めることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、プレート(6)は回転可能な円盤状のものであり、
この円盤状のプレート(6)をアクチュエータ(7)により回転駆動するようになっていることを特徴とする
【0012】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、プレート(6)は車両天井部に配置されていることを特徴とする
【0013】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、吹出状態変更手段は、多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出方向、及び吹出風量分布のうち少なくとも一方を変更させることを特徴とする
【0014】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本実施形態に係る車両用空調装置における天井吹出用の拡散吹出口を示す模式図であり、図2は天井吹出用の拡散吹出口から吹き出される空調風の状態を示す図である。
【0016】
そして、本実施形態に係る車両用空調装置は、図1に示すように、計器盤内に搭載されて主に前席側の空調を行う前席用空調ユニット、トランクルーム内に搭載されて主に後席側の空調を行う後席用空調ユニット1、及びエンジンルームに搭載された室外ユニット等から構成されている。
【0017】
なお、両空調ユニットは、送風機、室内に吹き出す空気を冷却する冷却手段をなす蒸発器、室内に吹き出す空気を加熱するヒータ、空気を吹き出させる開口部を切り換える吹出モード切替ユニット、及びこれらを収納して空気通路を構成する空調ケーシング等から構成されたものである。
【0018】
また、室外ユニットは、蒸気圧縮式冷凍機を構成する圧縮機及び放熱器等から構成されたもので、本実施形態に係る圧縮機は、走行用エンジンから動力を得て稼動する。
【0019】
そして、車室内天井部の略全域には、多数個の穴3aから空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる拡散吹出口3が設けられており、本実施形態では、後席側空調ユニット1から空調風が拡散吹出口3に供給される。
【0020】
なお、拡散吹出口3、つまり多数個の穴3aが設けられた天井部ダクト4aは、リアガラス側にて天井を支える支柱部であるCピラー5内に敷設されたダクト4bを介して後席側空調ユニット1に接続されている。
【0021】
また、拡散吹出口3を構成する多数個の穴3aは、回転可能に天井部ダクト4aに配置された略円盤状のプレート6に設けられており、このプレート6は、図4に示すように、サーボモータ等のアクチュエータ7により回転駆動される。
【0022】
なお、アクチュエータ7は、モータ7a、複数枚の歯車7b等からなる減速機構及びこれら7a、7bを収納するケーシング7c等からなるもので、その作動は、空調装置用電子制御装置により制御される。
【0023】
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、プレート6及びアクチュエータ7等により拡散吹出口3から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段が構成される。
【0024】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0025】
本実施形態では、プレート6を回転させることにより、拡散吹出口3から吹き出される空調風の吹出方向及び吹出風量分布等の吹出状態を変更することができるので、例えば穴3aの位置が動くことで気流が変化して「ゆらぎ効果」等を得ることができる。
【0026】
したがって、例えば運転席側と助手席側と、又は前席側と後席側乗員とで快適と感ずる空気温度及び風量(風速)が相違する場合であっても、室内全域に快適な空間を創出することができ得る。
【0027】
(第2実施形態)
第1実施形態では、穴3aの開口方向がプレート6の板厚方向と平行であったが、本実施形態は、図5に示すように、開口方向がプレート6の板厚方向と交差するように傾斜させたものである。
【0028】
これにより、図6に示すように、拡散吹出口3から吹き出す気流が更に変化させることができるので、「ゆらぎ効果」を高めることができる。
【0029】
(第3実施形態)
第1実施形態では、穴径の等しい穴3aを等密度で設けることにより、拡散吹出口3の開口面積密度を略全域で均一としたが、本実施形態は、図7に示すように、穴径が異なる複数種類の穴3aにて拡散吹出口3を構成するとともに、拡散吹出口3(穴3a)の開口面積密度部位によって相違させたものである。
【0030】
これにより、プレート6を連続的に回転させれば、更に大きな「ゆらぎ効果」を得ることができ得る。
【0031】
また、プレート6を所定の位置まで回転させて停止させれば、温度分布及び風速分布を積極的に偏らせることができ得る。
【0032】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、天井部に拡散吹出口3及び吹出状態変更手段を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばインストルメントパネルなどその他の部位に拡散吹出口3を設けてもよい。
【0033】
また、上述の実施形態では、後席側空調ユニット1から拡散吹出口3に空調風が供給されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、前席側空調ユニットから拡散吹出口3に空調風を供給してもよい。
【0034】
また、上述の実施形態では、プレート6が円盤状であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他形状であってもよい。
【0035】
また、プレート6を動かすアクチュエータ7は、上述の実施形態に示されたものに限定されるものはない。
【0036】
また、アクチュエータ7の作動は目標吹出温度TAO又は吹出モードと連動した自動制御又は手動スイッチ等による手動制御のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用空調装置における天井吹出用の拡散吹出口を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置における天井吹出用の拡散吹出口から吹き出される空調風の状態を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るプレートの斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る吹出状態変更機構を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るプレートの斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置における天井吹出用の拡散吹出口から吹き出される空調風の状態を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るプレートの斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置における天井吹出用の拡散吹出口から吹き出される空調風の状態を示す図である。
【符号の説明】
3…拡散吹出口、3a…穴、4a…天井部ダクト、
6…プレート、7…アクチュエータ。

Claims (6)

  1. 多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
    前記多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
    前記吹出状態変更手段は、前記多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
    前記多数個の穴(3a)は、穴径が異なる複数種類の穴にて構成されており、
    前記吹出状態変更手段は、前記プレート(6)を動かすことにより前記吹出状態を変更することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
    前記多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
    前記吹出状態変更手段は、前記多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
    前記多数個の穴(3a)は、開口面積密度が部位によって異なるように構成されており、
    前記吹出状態変更手段は、前記プレート(6)を動かすことにより前記吹出状態を変更することを特徴とする車両用空調装置。
  3. 多数個の穴(3a)から空調風を車室内に拡散させるように吹き出させる車両用空調装置において、
    前記多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出状態を変更する吹出状態変更手段(6、7)を備え、
    前記吹出状態変更手段は、前記多数個の穴(3a)が形成された移動可能なプレート(6)を有し、
    前記多数個の穴(3a)は、穴の開口方向が前記プレート(6)の板厚方向と交差するように形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 前記プレート(6)は回転可能な円盤状のものであり、
    前記円盤状のプレート(6)をアクチュエータ(7)により回転駆動するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記プレート(6)は車両天井部に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記吹出状態変更手段は、前記多数個の穴(3a)から吹き出される空調風の吹出方向、及び吹出風量分布のうち少なくとも一方を変更させることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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