JP2002144848A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002144848A JP2000345211A JP2000345211A JP2002144848A JP 2002144848 A JP2002144848 A JP 2002144848A JP 2000345211 A JP2000345211 A JP 2000345211A JP 2000345211 A JP2000345211 A JP 2000345211A JP 2002144848 A JP2002144848 A JP 2002144848A
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air guide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ユニットと空気案内壁との寸法が充分に
確保されない場合でも、送風機ユニット側と反送風機ユ
ニット側とで空調ユニット内の風速分布を均一化できる
車両用空調装置を提供する。 【解決手段】 送風機ユニット200が空調ユニット3
00の側方にオフセット配置され、空気案内壁312が
設けられた車両用空調装置100において、空気案内壁
312を、高抵抗領域A側へ空気を案内する第1の空気
案内壁3121と、低抵抗領域B側へ空気を案内する第
2の空気案内壁3122とから構成する。第1の空気案
内壁3121には、段部312a、312bを形成し、
第2の空気案内壁3122と空調ユニット300間に形
成される空間部340内には、空気流路317内の左側
に連通する流路340aと、右側に連通する流路340
bとに分割する流路分割壁313を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調ユニット内の
空気流れに対して送風機ユニットをオフセット配置した
車両用空調装置において、空調ユニット内の風速分布を
車両左右方向に対して均一化をするための改良構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオフセットタイプの車両
用空調装置としては、例えば特開平10−230733
号公報に示されるものが知られている。即ち、図5に示
すように、空調ユニット300は、送風機ユニット20
0からの送風空気の方向を空調ユニット300内の空気
流れ方向に案内する空気案内壁312が設けられてお
り、この空気案内壁312には、空気流れの方向転換を
促進させる段部312a、312bが設けられている。
【0003】この段部312a、312bにより、送風
機ユニット200からの送風空気の方向をスムーズに空
調ユニット300側に方向転換させることができ、送風
空気の動圧により送風機ユニット200から離れた反送
風機ユニット側に流れが偏ることが無く、送風機ユニッ
ト側と反送風機ユニット側間の空調ユニット300内の
風速分布を均一化するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
車両居住空間の拡大化に伴い車両用空調装置100自身
の搭載スペースは縮小され、空調ユニット300と空気
案内壁312との寸法Xが充分に確保できない場合、段
部312a、312bによりX方向の流路面積の減少度
合いが大きくなり、反送風機ユニット側に向けて流通抵
抗が非常に大きくなるので、特に空調ユニット300内
の蒸発器320と加熱器330とが互いに空気流れ方向
にラップしないような通風抵抗の低い領域Bでは、送風
機ユニット側へ空気流れがが偏り、風速分布の均一化が
確保できなくなる。
【0005】本発明の目的は、上記問題に鑑み、空調ユ
ニットと空気案内壁との寸法が充分に確保されない場合
でも、送風機ユニット側と反送風機ユニット側とで空調
ユニット内の風速分布を均一化できる車両用空調装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】請求項1に記載の発明では、空気を送風す
る送風機ユニット(200)から送風される空気を温度
調節して車室内へ吹出す空調ユニット(300)を備
え、空調ユニット(300)内の空気流路(317)に
は、空気を冷却する蒸発器(320)および空気を加熱
する加熱器(330)とが空気流れ方向に対して互いに
重なる高抵抗領域(A)と、いずれか一方のみとなる低
抵抗領域(B)とが上下方向に形成されており、送風機
ユニット(200)は、空調ユニット(300)の側方
にオフセット配置され、空調ユニット(300)には送
風機ユニット(200)からの空気の方向を空気流路
(317)側へ案内する空気案内壁(312)が設けら
れた車両用空調装置において、空気案内壁(312)
を、高抵抗領域(A)側へ空気を案内する第1の空気案
内壁(3121)と、低抵抗領域(B)側へ空気を案内
する第2の空気案内壁(3122)とから構成する。第
1の空気案内壁(3121)には、空気流れの方向転換
を促進させる段部(312a、312b)を形成し、第
2の空気案内壁(3122)と空調ユニット(300)
間に形成される空間部(340)内には、空気流路(3
17)内の送風機ユニット側に連通する流路(340
a)と、反送風機ユニット側に連通する流路(340
b)とに分割する流路分割壁(313)を設けたことを
特徴としている。
【0008】これにより、省スペース化のため空調ユニ
ット(300)と空気案内壁(312)との寸法が充分
に確保できない場合に、従来では段部(312a、31
2b)により反送風機ユニット側に向けて流通抵抗の増
加度合いが大きくなり、特に通風抵抗の低い領域(低抵
抗領域B)で、風速分布が空気流路(317)の送風機
ユニット側に偏りがちに成るものに対して、流路分割壁
(313)の導風効果により、反送風機ユニット側にも
空気が送風されるようになるので、送風機ユニット側と
反送風機ユニット側間の風速分布を均一にすることがで
きる。
【0009】また、請求項2に記載の発明のように、送
風機ユニット側に連通する流路(340a)の流路面積
を、反送風機ユニット側に連通する流路(340b)の
流路面積より小さくしてやれば、流路長さに対応した流
路面積とすることができるので、両流路(340a、3
40b)内の抵抗を同等にし、更に送風機ユニット側と
反送風機ユニット側との風速分布の均一化が可能とな
る。
【0010】更に、請求項3に記載の発明のように、流
路分割壁(313)を、復数設けるようにしても良い。
【0011】これにより、送風される空気量を空気流路
(317)の送風機ユニット側から反送風機側に向けて
木目細かく調節できるので、風速分布の均一化の効果を
向上できる。
【0012】請求項4に記載の発明のように、空調ユニ
ット(300)内の空気流路(317)を形成する空調
ケース(310)を、上下に分割される上側ケース(3
10a)と下側ケース(310b)とから構成し、第1
の空気案内壁(3121)を、両ケース(310a、3
10b)のいずれか一方に形成し、第2の空気案内壁
(3122)および流路分割壁(313)を、両ケース
(310a、310b)の他方に形成するようにすれ
ば、第2の空気案内壁(3122)内の流路分割壁(3
13)は、樹脂成形による上下方向の型抜きで容易に形
成でき、一体構造として安価にできる。
【0013】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態を示すものであり、本実施形態の車両用
空調装置(以下、空調装置)100の通風系は、大別し
て、送風機ユニット200と空調ユニット300との2
つの部分から構成されている。送風機ユニット200
は、車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側
へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユ
ニット300は車室内の計器盤下方部のうち、車両左右
方向の略中央部に配置されている。
【0015】送風機ユニット200は、周知の遠心多翼
ファン(シロッコファン)から成るファン222を有
し、このファン222は渦巻き状のスクロールケーシン
グ221内に配置され、電動モータ223にて回転駆動
される。ファン222の送風空気はスクロールケーシン
グ221の渦巻き形状に沿って矢印Cのごとく送風され
る。そして、この下流側は、後述する空調ユニット30
0と接続するために流路拡大部221a、空気出口部2
21bが形成されている。
【0016】ファン222の吸入口は、車両上方側(図
1(b)の上方側)に設けられ、内外気切替箱210を
通して空気を吸入する。この内外気切替箱210は、周
知のごとく内気(車室内空気)吸入口211と外気(車
室外空気)吸入口212と、これらの吸入口を切替開閉
する切替ドア(図示せず)とを有している。
【0017】空調ユニット300は、1つの共通の空調
ケース310内に冷房用熱交換器としての蒸発器320
と暖房用熱交換器としての加熱器330との両者を一体
的に内蔵するタイプのものである。空調ケース310
は、ポリプロピレンのような、ある程度の弾性を有し、
強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、図1(b)、
(c)の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する上
側ケース310aと下側ケース310bとから成る。こ
の両ケース310a、310bは、蒸発器320、加熱
器330、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バ
ネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて
空調ケース310を構成する。
【0018】空調ユニット300は、車室内の計器盤下
方部の略中央部に、車両の前後、左右および上下方向に
対して、図1に示す形態で配置され、そして、空調ケー
ス310の、最も車両前方側の部位には、空気入口部3
11が設けられており、この空気入口部311には、前
述の送風機ユニット200から送風される空気が流入す
る。この空気入口部311は、助手席前方の部位に配置
される送風機ユニット200のスクロールケーシング2
21の空気出口部221bと接続するために、空調ケー
ス310のうち、助手席側の側面に開口している。
【0019】空調ケース310内に形成される空気流路
317には、空気入口部311直後の部位に蒸発器32
0が配置されている。この蒸発器320は、車両前後方
向には薄型の形態で空気流路317を横断するように配
置されている。従って、蒸発器320の車両上下左右方
向に延びる全面に空気入口部311からの送風空気が流
入する。この蒸発器320は、周知のごとく冷凍サイク
ルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸熱して、空気を冷却す
るものであり、アルミニュウム等の偏平チューブをコル
ゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付け
したものである。
【0020】そして、蒸発器320の空気流れ下流側
(車両後方側)に、所定の間隔を開けて加熱器330が
配置されている。この加熱器330は、蒸発器320を
通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高
温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源と
して空気を加熱するものである。この加熱器330も周
知のものであって、アルミニュウム等の偏平チューブを
コルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう
付けしたものである。
【0021】加熱器330は、後述するバイパス流路3
50を形成するために、蒸発器320よりも上下方向に
小さい寸法としており、空気流路317内は、空気の流
れ方向に対して、蒸発器320と加熱器330とが互い
に重なり合い、送風空気に対する抵抗が高くなる高抵抗
領域Aと、蒸発器320のみを通過し送風空気に対する
抵抗が低くなる低抵抗領域Bとが上下方向に形成されて
いる。
【0022】一方、空調ケース310のうち、蒸発器3
20の車両前方側に位置する部位には、送風機ユニット
200からの空気の方向を空調ケース310内の空気流
路317側へ案内する空気案内壁312が形成されてい
る。この空気案内壁312は、車両前後方向に寸法Xを
有しており、上記高抵抗領域A側に空気を案内する第1
の空気案内壁3121と、低抵抗領域B側に空気を案内
する第2の空気案内壁3122とに分けられ、設定形状
が異なるようにしている。
【0023】第1の空気案内壁3121は、図2に示す
ように、車両左右方向の途中に、本例では2箇所の段部
312a、312bが形成されている。この段部312
a、312bは車両前後方向に沿って形成され、送風機
ユニット200から車両右方向へ送風される空気流が車
両後方側へ方向転換するのを促進するためのものであ
る。具体的には、空気流路317の送風機ユニット側
(以下、左側)から反送風機ユニット側(以下、右側)
にほぼ3等分する位置に段部312a、312bを設け
ている。そして、第1の空気案内壁3121は、空調ケ
ース310の下側ケース310bに一体で形成されてい
る。
【0024】また、第2の空気案内壁3122において
は、図3に示すように、この第2の空気案内壁3122
と空調ユニット300との間(具体的には、蒸発器32
0との間)に形成される空間部340内に、空気流路3
17の左側と右側にそれぞれ連通する流路340a、3
40bに分割する流路分割壁313を設けている。そし
て、この流路分割壁313は、空気入口部311側にお
いて、空気流路317の左側に連通する流路340aの
流路面積は、右側に連通する流路340bの流路面積よ
りも小さくなるようにしている。具体的には、流路34
0aの流路面積をa、流路340bの流路面積をbとす
ると、a:b=1:2 となるようにしており、また、
蒸発器320側において、この蒸発器320の車両左右
方向の略中央で当接するようにしている。そして、第2
の空気案内壁3122および流路分割壁313は、空調
ケース310の上側ケース310aに一体で形成されて
いる。
【0025】図1に示すように、空気流路317内の低
抵抗領域Bにおいては、加熱器330をバイパスして空
気(冷風)が流れるバイパス流路350が形成されてい
る。また、蒸発器320と加熱器330との間の部位に
は、蒸発器320で冷却された冷風の内、加熱器330
で加熱される温風と、バイパス流路350を通って加熱
器330をバイパスする冷風との風量割合を調整する平
板状のエアミックスドア361が配置されている。こ
の、エアミックスドア361は、図示しないリンク機構
を介して、サーボモータ等を用いたアクチュエータ機構
に連結され、このアクチュエータ機構により回動位置が
調整されるようになっている。このアクチュエータ機構
は空調装置の電子制御装置(図示せず)により回転量が
自動制御されるようになっている。
【0026】そして、空気流路317内において、加熱
器330の空気下流側(車両後方側の部位)には、バイ
パス流路350と合流し、冷風と温風の混合を行う冷温
風混合空間370が形成されている。
【0027】冷温風混合空間370の下流側の空調ケー
ス310の上面部において、デフロスタ開口部314が
開口している。このデフロスタ開口部314は、冷温風
混合空間370から温度制御された空調空気が流出する
ものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデ
フロスタ吹出し口に接続され、このデフロスタ吹出し口
から、車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹出す。こ
のデフロスタ開口部314は、デフロスタドア362に
より開閉される。
【0028】デフロスタ開口部314の車両後方側の部
位には、センタフェイス開口部315aおよびサイドフ
ェイス開口部315bが設けられており、冷温風混合空
間370から温度制御された空調空気が流出する。その
中で、センタフェイス開口部315aには、図示しない
センタフェイスダクトを介して、計器盤左右方向の中央
部上方側に配置されているセンターフェイス吹出し口に
接続され、この吹出し口から車室内中央部の乗員頭部に
向けて風を吹出す。また、サイドフェイス開口部315
bには、図示しないサイドフェイスダクトに連結され
て、このダクトを介して計器盤左右両端部の左右のサイ
ドフェイス吹出し口に接続され、この吹出し口から車室
内左右両側部の乗員頭部側または車両側面窓ガラスに向
けて風を吹出す。各フェイス開口部315a、315b
は、フェイスドア363により開閉される。
【0029】次に、空調ケース310の左右方向の側面
には、左右のフット開口部316が設けられており、図
示しないフットダクト、フット吹出し口を経て乗員足元
に風を吹出す。このフット開口部316は、フットドア
364により開閉される。
【0030】デフロスタドア362、フェイスドア36
3、フットドア364は、吹出しモード切替え用のドア
手段であって、図示しないリンク機構を介して、サーボ
モータ等からなる吹出モード切替え用のアクチュエータ
機構に連結されて、このアクチュエータ機構により連動
操作されるようになっている。
【0031】次に、上記構成における本実施形態の作動
を説明する。空調装置100は、周知のように、空調操
作パネルに設けられた各種操作部からの操作信号および
空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される
電子制御装置(図示せず)を備えており、この制御装置
の出力信号により電動モータ223、ファン222が作
動し、内気あるいは外気を吸入し、スクロールケーシン
グ221を介して空調ユニット300へ空気を送風す
る。送風された空気は、蒸発器320、加熱器330に
よって冷却、加熱され、両者の空気の混合割合をエアミ
ックスドア361で調節することで空調風として、各ド
ア362、363、364の開閉状態に応じて各開口部
314、315a、315b、316から車室内の各吹
出し口に吹出す。
【0032】この時、送風機ユニット200からの送風
空気は、空気案内壁312部で空調ケース310内の空
気流路317側へ流れの方向が転換される。高抵抗領域
Aにおいては、図2に示すように、段部312a、31
2bに当り流れの方向が蒸発器320の全面に均一に転
換される。また、低抵抗領域Bにおいては、図3に示す
ように、流路分割壁313により分割される両流路34
0a、340bにそれぞれ分かれて送風される。
【0033】車室内の各吹出し口は、例えばサイドフェ
イス吹出し口のように、運転席側および助手席側それぞ
れ設けられており、空調風は両吹出し口から均等に吹出
されるようにする必要があるが、本実施形態の構成、作
動によれば、省スペース化のため空気案内壁312の寸
法Xが充分に確保できない場合に、従来では段部312
a、312bにより左側から右側に向けて流通抵抗の増
加度合いが大きくなり、特に低抵抗領域Bで風速分布が
空気流路317の左側に偏りがちに成るものに対して、
流路分割壁313の導風効果により、空気流路317の
右側にも空気が送風されるようになるので、左右方向の
風速分布を均一にすることができる。
【0034】この時、送風機ユニット側に連通する流路
340aの流路面積を、反送風機ユニット側流路340
bの流路面積より小さくしており(1:2)、流路長さ
に対応した流路面積とすることができるので、各流路3
40a、340b内の抵抗を同等にし、更に空気流路3
17内の左右方向の風速分布の均一化が可能となる。
【0035】尚、第1の空気案内壁3121を下側ケー
ス310bに設け、第2の空気案内壁3122および流
路分割壁313を上側ケース310aに設けており、上
下方向に分割しているので、第2の空気案内壁3122
内の流路分割壁313は、樹脂成形による上下方向の型
抜きで容易に形成でき一体構造として安価にできる。
【0036】(その他の実施形態)図4に示すように、
上記第1実施形態に対して、流路分割壁は、313a、
313bのように空間部340内で複数設けるようにし
ても良い。これにより、送風される空気量を空気流路3
17の左側から右側に向けて木目細かく調節できるの
で、風速分布の均一化の効果を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における全体構成を示す
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図2】図1におけるD−D部の断面図である。
【図3】図1におけるE−E部の断面図である。
【図4】その他の実施形態を示す断面図である。
【図5】従来技術を示す(a)は平面図、(b)はF方
向からの矢視図出ある。
【符号の説明】
100 車両用空調装置 200 送風機ユニット 300 空調ユニット 310 空調ケース 310a 上側ケース 310b 下側ケース 312 空気案内壁 3121 第1の空気案内壁 3122 第2の空気案内壁 312a、312b 段部 313 流路分割壁 317 空気流路 320 蒸発器 330 加熱器 340 空間部 340a 送風機ユニット側に連通する流路 340b 反送風機ユニット側に連通する流路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を送風する送風機ユニット(20
    0)と、 この送風機ユニット(200)から送風される空気を温
    度調節して車室内へ吹出す空調ユニット(300)とを
    備え、 前記空調ユニット(300)内の空気流路(317)に
    は、空気を冷却する蒸発器(320)および空気を加熱
    する加熱器(330)とが空気流れ方向に対して互いに
    重なる高抵抗領域(A)と、いずれか一方のみとなる低
    抵抗領域(B)とが上下方向に形成されており、 前記送風機ユニット(200)は、前記空調ユニット
    (300)の側方にオフセット配置され、 前記空調ユニット(300)には、前記送風機ユニット
    (200)からの空気の方向を前記空気流路(317)
    側へ案内する空気案内壁(312)が設けられた車両用
    空調装置において、 前記空気案内壁(312)は、前記高抵抗領域(A)側
    へ空気を案内する第1の空気案内壁(3121)と、前
    記低抵抗領域(B)側へ空気を案内する第2の空気案内
    壁(3122)とから成り、 前記第1の空気案内壁(3121)には、空気流れの方
    向転換を促進させる段部(312a、312b)が形成
    され、 前記第2の空気案内壁(3122)と前記空調ユニット
    (300)間に形成される空間部(340)内には、前
    記空気流路(317)内の送風機ユニット側に連通する
    流路(340a)と、反送風機ユニット側に連通する流
    路(340b)とに分割する流路分割壁(313)が設
    けられたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記送風機ユニット側に連通する流路
    (340a)の流路面積は、前記反送風機ユニット側に
    連通する流路(340b)の流路面積より小さくしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記流路分割壁(313)は、復数設け
    られたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調ユニット(300)内の前記空
    気流路(317)を形成する空調ケース(310)は、
    上下に分割される上側ケース(310a)と下側ケース
    (310b)とから成り、 前記第1の空気案内壁(3121)は、両ケース(31
    0a、310b)のいずれか一方に形成され、 前記第2の空気案内壁(3122)および前記流路分割
    壁(313)は、両ケース(310a、310b)の他
    方に形成されたことを特徴とする請求項1〜3に記載の
    車両用空調装置。
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