JP2000203234A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000203234A
JP2000203234A JP11065344A JP6534499A JP2000203234A JP 2000203234 A JP2000203234 A JP 2000203234A JP 11065344 A JP11065344 A JP 11065344A JP 6534499 A JP6534499 A JP 6534499A JP 2000203234 A JP2000203234 A JP 2000203234A
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    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
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    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発器6およびヒータコア7を略水平に配置
し、これら熱交換器を上下方向に送風空気が通過する車
両用空調装置において、車両への搭載性の改善と暖房フ
ィーリングの改善を図る。 【解決手段】 車室内計器盤部の車両幅方向の略中央位
置に空調ユニット2を配置し、この空調ユニット2に対
して送風機ユニットを車両の助手席側にオフセット配置
する。空調ケース5においてヒータコア7よりも上方の
部位にフット開口部17を配置し、このフット開口部1
7を、吹出モード切替用ドア19、20により開口する
フットモード時に、ヒータコア7の上方部位から空気が
フット開口部17を通して流入するフット吹出通路1
8、フット吹出ダクト24を備え、このフット吹出通路
18、ダクト24は、空調ケース5の車両前方側に位置
して上方側から底面側に向かって垂下しており、フット
吹出ダクト24の下方側には乗員足元に向けて空気を吹
き出すフット吹出口25、26が開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するものであり、特に、空調用熱交換器を略水平に設
置し、送風機からの送風空気が空調用熱交換器を上下方
向に通過する水平置き空調ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特開平9−1237
48号公報にて、車両用空調装置のうち、車室内に設置
される空調ユニット部分の小型化を図るために、この空
調ユニット内に冷房用熱交換器(冷凍サイクルの蒸発
器)を略水平に配置し、この冷房用熱交換器の上方側に
暖房用熱交換器(ヒータコア)を略水平に配置するとと
もに、空調ユニットの側方に送風機を配置したものを提
案している。
【0003】この従来装置では、送風機からの送風空気
を略水平方向(車両幅方向)に送風して冷房用熱交換器
の下方に送風した後、この冷房用熱交換器部の下方から
送風空気を上方へ屈折させて、冷房用熱交換器および暖
房用熱交換器を通過させ、所定の温度に温度制御した
後、車室内へ空気を吹き出すようにしている。このよう
な配置レイアウトによれば、空調ユニットの車両前後方
向に送風ダクト部を設ける必要がなくなり、空調ユニッ
トの車両前後方向の寸法を大幅に短縮できるとともに、
上記両熱交換器の水平方向配置により車両上下方向の寸
法をも短縮でき、空調ユニットの小型化を達成できるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置による空調ユニットについて、本発明者らが試作、実
験検討したところ、次のような問題が生じることが判明
した。すなわち、上記空調ユニットでは、乗員足元部へ
空気を吹き出すためのフット吹出ダクトを空調ユニット
ケースの左右両側面(車両幅方向の両側面)に配置し、
この左右両側のフット吹出ダクトから運転席側および助
手席側の乗員足元へ空気(温風)を吹き出すようにして
いる。そのため、空調ユニットの車両幅方向の寸法が左
右両側のフット吹出ダクトの分だけ拡大し、運転席側お
よび助手席側の乗員足元空間を圧迫する。
【0005】特に、運転席側の足元空間ではアクセルペ
ダル、ブレーキペダル等の操作ペダル類の設置スペース
の確保と、空調ユニットスペースの確保との両立が困難
になるという問題がある。なお、特開平9−18812
3号公報にも、空調用熱交換器を略水平に設置する配置
レイアウトを持った車両用空調装置が記載されている
が、この従来装置では、暖房用熱交換器を収容する空調
ケースの車両前方側に送風機ユニットを配置しているの
で、車両前後方向の寸法が必然的に大きくなってしま
い、車室内計器盤部への空調装置の搭載が困難となる。
【0006】また、この従来装置では、暖房用熱交換器
を収容する空調ケースのうち最も車両後方側の部位に、
フット開口部を配置し、フットモード等においては、こ
のフット開口部を通して乗員の足元側に空気(温風)を
吹き出すようにしている。乗員に対する暖房フィーリン
グを良好にするためには、乗員の足部のうちでも、特に
足首から足先部にかけて温風を吹き当てることが要求さ
れる。しかるに、フット開口部が空調ケースのうち最も
車両後方側の部位に配置され、乗員の足先部から遠く離
れているので、足先部に温風を吹き当てることが困難と
なったり、あるいは、フット開口部の配置場所から乗員
の足先部に向けて長く延びるフット吹出ダクトが必要に
なるという不具合がある。
【0007】また、前者および後者の従来装置のいずれ
においても、車両幅方向の左右へのフット吹出空気の分
岐点が暖房用熱交換器の空気下流側部位に近接して配置
されているので、暖房用熱交換器下流の温度ばらつきの
ある空気がそのまま左右に分岐されて乗員足元側へ吹き
出すことになる。その結果、運転席側と助手席側で足元
への吹出温度ばらつきが増大して暖房フィーリングを阻
害するという問題もある。
【0008】本発明は上記の諸点に鑑みてなされたもの
で、冷房用熱交換器および暖房用熱交換器を略水平に配
置し、これら熱交換器を上下方向に送風空気が通過する
車両用空調装置において、車両への搭載性の改善と暖房
フィーリングの改善を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし11記載の発明では、車室内計器盤
部の車両幅方向の略中央位置に空調ユニット(2)を配
置し、この空調ユニット(2)に対して送風機ユニット
(1)を車両の助手席側にオフセット配置する車両用空
調装置において、空調ユニット(2)の空調ケース
(5)内に、冷房用熱交換器(6)を下側にして、ま
た、暖房用熱交換器(7)を上側にして略水平に配置
し、空調ケース(5)において暖房用熱交換器(7)よ
りも上方の部位にフット開口部(17)を配置し、この
フット開口部(17)を吹出モード切替用ドア(19、
20)により開口するフットモード時に、暖房用熱交換
器(7)の上方部位から空気がフット開口部(17)を
通して流入するフット吹出通路(18、24)を備え、
このフット吹出通路(18、24)は、空調ケース
(5)の車両前方側に位置して空調ケース(5)の上方
側から底面側に向かって垂下しており、フット吹出通路
(18、24)の下方側には車室内前席側の乗員の足元
に向けて空気を吹き出すフット吹出口(25、26)が
開口していることを特徴としている。
【0010】これによると、フット吹出通路(18、2
4)が空調ケース(5)の車両前方側に位置しているた
め、空調ケース(5)の車両幅方向の寸法がフット吹出
通路により増大することがなく、そのため、空調ユニッ
ト(2)の搭載により運転席側および助手席側の乗員足
元空間が圧迫されることを軽減できる。また、車室内計
器盤部の車両幅方向の略中央位置に空調ユニット(2)
を配置し、この空調ユニット(2)に対して送風機ユニ
ット(1)を車両の助手席側にオフセット配置している
から、空調ユニット(2)の車両前後方向寸法も小さく
できる。これらのことから、空調装置の車両への搭載性
を向上できる。
【0011】しかも、空調ケース(5)の車両前方側に
位置しているフット吹出通路(18、24)の下方側に
フット吹出口(25、26)を開口させているから、フ
ット吹出口からの吹出温風を、計器盤下方空間の車両前
方側に位置している乗員の足先部に直接吹き当てること
ができる。従って、車両後方側から車両前方側へ延びる
長いフット吹出通路を必要とすることなく、暖房フィー
リングを極めて良好にすることができる。
【0012】さらには、フット開口部(17)からの温
風がフット吹出通路(18、24)を通過した後に、フ
ット吹出口(25、26)の開口部位ではじめて車両幅
方向の左右に温風が分岐するので、温風が左右に分岐す
る前に、フット吹出通路を通過する間に空気(冷温風)
を充分混合できる。そのため、運転席側および助手席側
の乗員足元への吹出温風の温度ばらつきを低減して、よ
り一層暖房フィーリングを向上できる。
【0013】本発明は、具体的には、請求項2に記載の
ように空調ケース(5)に暖房用熱交換器(7)よりも
車両前方側に位置する壁面(5a)を形成し、この壁面
(5a)よりさらに車両前方側にフット吹出通路(1
8、24)を位置させる構成とすることができる。ま
た、本発明は、具体的には請求項3に記載のように、フ
ット吹出口(25、26)をフット吹出通路(18、2
4)における車両幅方向の左右両側の側面部に開口させ
る構成とすることができる。
【0014】また、本発明は、請求項4に記載のよう
に、フット吹出通路(25、26)の下方端部に、空調
ケース(5)の底面下側を車両前方側から車両後方側へ
向かって延びる後席用フットダクト(27)を連通させ
る構成とすることができる。これによると、空調ユニッ
ト(2)の車両幅方向寸法を増大することなく、後席用
フットダクト(27)を通して温風を後席側へ吹出して
後席側の暖房を良好に行うことができる。
【0015】また、本発明は、請求項5に記載のよう
に、フット吹出通路(18、24)のうち、フット吹出
口(25、26)が形成されている下方側の部位を、空
調ケース(5)と別体で形成されたフット吹出ダクト
(24)により構成することができる。これによると、
空調ケース(5)を含む空調ユニット(2)の基本形態
は車種により変更せず共通の仕様として、コスト低減を
図り、一方、フット吹出ダクト(24)だけは車種ごと
の乗員足元部空間の形状変更等に対応して、ダクト形
状、吹出口形状を設定することが可能となる。従って、
各車種に対応したフット吹出空気の最適な態様をフット
吹出ダクト(24)の変更だけで容易に設定することが
できる。
【0016】また、本発明は、請求項6に記載のよう
に、フット吹出通路(18、24)を空調ケース(5)
に一体成形された通路で構成することができる。これに
よると、フット吹出通路と空調ケースとの一体成形によ
り、空調ユニット(2)の部品成形コスト、組付コスト
を低減できる。また、本発明は、請求項7に記載のよう
に、後席用ヒータダクト(27)を、空調ケース(5)
と別体で形成してフット吹出通路(18、24)の下方
端部に接続する構成とすることができる。
【0017】これによると、後席用ヒータダクトも各車
種に対応した最適なダクト形状を容易に設定できる。ま
た、本発明は、請求項8に記載のように、温度調整手段
は、暖房用熱交換器(7)を通過する空気と暖房用熱交
換器(7)をバイパスする空気との風量割合を調整する
エアミックスドア(10)構成できる。
【0018】また、本発明は、請求項9に記載のよう
に、フット開口部(17)とフット吹出口(25、2
6)との間の車両上下方向の間隔(L)を150mm以
上にすれば、フット吹出通路を通過する間での空気混合
性を向上して、温度ばらつき低減効果を有効に発揮でき
る。また、本発明は、請求項10に記載のように、フッ
ト吹出通路(18、24)と、空調ケース(5)との間
に断熱手段(28)を配置することにより、暖房用熱交
換器(7)により加熱された高温空気(温風)が、加熱
前の低温空気との間で熱交換して温度低下することを抑
制できる。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1は、本第1実施形態の車両用空調
装置における空調ユニット部の縦断面図であり、図2は
図1のA矢視平面図である。図1、2の上下、前後、左
右の矢印方向は空調装置の車両搭載状態での方向を示し
ている。
【0021】空調装置は、大別して、図2に示す送風機
ユニット1と、空調ユニット2とに分けられ、車室内前
部の計器盤周辺に搭載される。具体的には、空調ユニッ
ト2は車室内前部の計器盤内側において、車両幅方向の
略中央部位に配置され、送風機ユニット1は空調ユニッ
ト2に対して助手席側にオフセットするように配置され
る。例えば、右ハンドル車の場合は、図2に例示するよ
うに、送風機ユニット1は空調ユニット2の車両左側に
配置される。
【0022】送風機ユニット1は、基本的には、特開平
9−123748号公報記載のものと同じでよく、周知
の内外気切替箱(図示せず)および送風機(図示せず)
を備えている。内外気切替箱は送風機の上方に配置さ
れ、車室内気と外気とを切り替えて導入するものであ
る。また、送風機は内外気切替箱内に導入された空気を
送風する遠心式送風ファンを有しており、この遠心式送
風ファンの送風空気(空調空気)は、連結ダクト3を介
して、空調ユニット2の空気入口4に流入するようにな
っている。
【0023】空調ユニット2は樹脂製の空調ケース5を
有し、この空調ケース5は複数の分割ケースをねじ、ク
リップ等の適宜の連結手段により結合して構成されるも
のである。空気入口4は空調ケース5の車両幅方向の側
面のうち、助手席側の側面の最も下方の部位に設けられ
ている。空調ユニット2は空調ケース5内に冷凍サイク
ルの蒸発器(冷房用熱交換器)6およびヒータコア(暖
房用熱交換器)7を略水平方向に配置する水平置きユニ
ットを構成している。蒸発器6の下方部には、送風機ユ
ニット1の作動によって送風空気が連結ダクト3および
空気入口4を経て流入する空気通路8が形成されてい
る。この空気通路8においては、送風空気は車両左側か
ら車両右側へと車両幅方向に略水平方向に流れた後、蒸
発器6の熱交換用コア部を下方から上方へと通過する。
【0024】上記蒸発器6は全体として薄型矩形状に形
成されているもので、図示しない偏平状のチューブおよ
びこのチューブ相互の間に接合されたコルゲートフィン
からなる熱交換用コア部を備えている。送風空気は、蒸
発器6の熱交換用コア部のチューブとコルゲートフィン
との間隙部を下方から上方へと通過するときに、チュー
ブ内の冷媒がこの送風空気から蒸発潜熱を吸熱して蒸発
することにより、送風空気が冷却される。
【0025】ヒータコア7も全体として薄型矩形状に形
成されているもので、車両エンジンからの温水(冷却
水)を熱源として空気を加熱するものである。ヒータコ
ア7は本例では、温水入口側タンク7aと温水出口側タ
ンク7bとの間に熱交換用コア部7cを配置する全パス
(一方向流れ)タイプの構成になっている。すなわち、
熱交換用コア部7cは温水が流通する多数の偏平状のチ
ューブ(図示せず)およびこの多数のチューブ相互の間
に接合されたコルゲートフィン(図示せず)から構成さ
れるものであって、温水は入口側タンク7aから全部の
チューブを通って出口側タンク7bへ向かう一方向に流
れる。
【0026】このヒータコア7は、蒸発器6の上方にお
いて略水平に配置されているが、図1に例示するように
車両の前後方向には若干の微小角度だけ傾斜配置され、
蒸発器6からの送風空気を加熱して、上方へ導出するよ
うになっている。ヒータコア7は空調ケース5内で、車
両前後方向の中央部に配置されており、そして、ヒータ
コア7の車両後方側にはヒータコア7をバイパスして空
気を流すバイパス通路9が形成されている。
【0027】そして、蒸発器6とヒータコア7との間に
は、エアミックスドア10が回転軸11により空調ケー
ス5に回動可能に保持されている。このエアミックスド
ア10は、ヒータコア7を通過する空気(温風)とバイ
パス通路9を通過する空気(冷風)との風量割合を調整
して、車室内への吹出空気温度を調整するものである。
すなわち、本例では、エアミックスドア10により車室
内への吹出空気の温度調整手段が構成されている。
【0028】ヒータコア7の上方部には、ヒータコア7
通過後の温風aが流れる温風通路12が空調ケース5の
壁部13により構成され、この温風通路12からの温風
aとバイパス通路9からの冷風bが空気混合部14で混
合して、所定温度の空気となる。空調ケース5の上面部
で車両後方側の部位には、車室内の乗員頭部に向けて空
気を吹出すフェイス吹出口(図示せず)に通じるフェイ
ス開口部15が開口している。また、空調ケース5の上
面部で、フェイス開口部15よりも車両前方側の部位
に、フロントガラス内面に向けて空気を吹出すデフロス
タ吹出口に通じるデフロスタ開口部16が開口してい
る。
【0029】さらに、空調ケース5の内部において、デ
フロスタ開口部16の直下の部位にはフット開口部17
が開口しており、このフット開口部17を通して空気が
フット吹出通路18に流入するようになっている。この
フット吹出通路18は、デフロスタ開口部16の直下の
部位から若干量、車両前方側に向かった後に、車両下方
へ垂下するように形成されている。
【0030】すなわち、空調ケース5内部にはヒータコ
ア7より車両前方側に位置する壁面5aが形成されてお
り、この壁面5aに沿ってフット吹出通路18は、空調
ケース5の内部の上方部位から最も車両前方側の部位を
通って車両下方へ垂下する形態となっている。従って、
ヒータコア7は車両前後方向において、フット吹出通路
18とバイパス通路9との間に挟まれた配置レイアウト
になっている。
【0031】空調ケース5の内部において上方の部位
(フェイス開口部15およびデフロスタ開口部16の直
下の部位)に、上記開口部15〜17を切替開閉するた
めに、2つの吹出モード切替ドア19、20が回転軸2
1、22を中心として回動可能に配置されている。一方
の吹出モード切替ドア19はフェイス開口部15と連通
口23を切替開閉する。他方の吹出モード切替ドア20
はデフロスタ開口部16とフット開口部17とを切替開
閉する。
【0032】なお、2つの吹出モード切替ドア19、2
0の回転軸21、22は、図示しない共通のリンク機構
を介して吹出モード操作機構に連結されて、この吹出モ
ード操作機構によりドア19、20を開閉する。同様
に、エアミックスドア10の回転軸11もリンク機構を
介して温度調整操作機構に連結されて、この温度調整操
作機構によりエアミックスドア10の開度が調整され
る。これらの吹出モード操作機構および温度調整操作機
構は、サーボモータを用いたオート機構で構成しても、
乗員の手動操作力によるマニュアル機構のいずれでもよ
い。
【0033】前記したフット吹出通路18は、図1に示
すように、空調ケース5の車両上下方向において、中間
部位(具体的には、ヒータコア7の車両前方側端部より
若干下方の部位)まで垂下したところで終了し、開口端
18aを形成している。そして、この開口端18aには
フット吹出ダクト24の上端部がねじ、クリップ、ある
いは樹脂の弾性嵌め合い構造等の適宜の連結手段により
結合されている。
【0034】このフット吹出ダクト24は空調ケース5
とは別体で成形された樹脂の成形品であって、フット吹
出通路18の下端部に連通してフット吹出通路の下側部
分を構成している。そして、フット吹出ダクト24に
は、車室内前席側の乗員の足元に向けて空気を吹き出す
フット吹出口25、26が開口している。このフット吹
出口25、26は、具体的には、運転席側の乗員および
助手席側の乗員足元へ向けて空気を吹き出すように、フ
ット吹出ダクト24における車両幅方向の左右両側の側
面部(図2参照)に開口している。
【0035】なお、本例では、フット吹出ダクト24の
上下方向において、上段側に開口面積の大きいフット吹
出口25を配置し、下段側に開口面積の小さいフット吹
出口26を斜め下方に向かって配置することにより、運
転席側および助手席側の各乗員の左右の足下に均一に空
気(温風)が吹き当たるようにしている。また、フット
吹出ダクト24の先端部は、空調ケース5の底面部まで
垂下した後に、ケース底面部の下側を車両後方側に向か
って延びるように湾曲した湾曲部24aを有している。
そして、フット吹出ダクト24のうち、ケース底面部の
下側において車両後方側に向かう開口端24bに後席用
フットダクト27がねじ、クリップ、あるいは樹脂の弾
性嵌め合い構造等の適宜の連結手段により結合されてい
る。また、後席用フットダクト27の上面は、空調ケー
ス5の底面部に、ねじ、クリップ、あるいは樹脂の弾性
嵌め合い構造等の適宜の連結手段により結合されてい
る。これによって、フット吹出ダクト24の下端部は後
席用フットダクト27とともに空調ケース5に保持固定
される。
【0036】後席用フットダクト27も、空調ケース5
およびフット吹出ダクト24とは別体で成形された樹脂
の成形品であって、図3に示すように、その先端側は車
両幅方向に2つに分岐され、この分岐ダクト27a、2
7bは車室内の後席側の乗員足元まで延びて後席側乗員
の足元部に空気(温風)を吹き出す。なお、図1におい
て、フット吹出ダクト24および後席用フットダクト2
7の部分だけは断面図示せずに、外観形状を示してい
る。
【0037】次に、上記構成に基いて本第1実施形態の
作動を説明する。空調装置の作動スイッチ(図示せず)
が投入されて、送風機ユニット1の送風ファンが回転す
ると、内外気切替箱(図示せず)から吸入された空気
(内気または外気)は、連結ダクト3を通過して、空調
ユニット2の空気入口4から蒸発器6下方の空気通路8
に流入する。すなわち、送風空気は連結ダクト3を通過
して、空気通路8内へと車両左側から車両右側へ略水平
方向に流れる。
【0038】そして、蒸発器6の下側へ流れた送風空気
は蒸発器6を下方から上方へと通過し、この間に蒸発器
6の熱交換用コア部のチューブ内を流れる冷媒の蒸発潜
熱で空気は除湿、冷却される。そして、この冷却空気
は、さらに上方へ流れ、エアミックスドア10の開度
(回動位置)に従って、ヒータコア7へ導入される空気
とバイパス通路9を通過する空気とに振り分けられる。
【0039】ヒータコア7へ導入された空気は加熱され
て温風となり、温風通路12を通過した後に、空気混合
部14にて温風通路12からの温風aとバイパス通路9
からの冷風bとが混合して所定温度の空気となる。この
所定温度の空気は、次に、2つの吹出モード切替ドア1
9、20により選択された開口部、すなわち、フェイス
開口部15、デフロスタ開口部16およびフット開口部
17のいずれか1つまたは複数を通過して、車室内へ吹
出し車室内を空調する。
【0040】すなわち、フェイスモード時には、吹出モ
ード切替ドア19が連通口23を全閉し、フェイス開口
部15を全開する2点鎖線位置に操作されて、フェイス
開口部15を通して車室内乗員の上半身側へ空気(冷
風)を吹き出す。また、バイレベルモード時には、吹出
モード切替ドア19が連通口23とフェイス開口部15
の両方を開口する中間位置に操作される。これと同時
に、吹出モード切替ドア20がデフロスタ開口部16を
全閉し、フット開口部17を全開する位置に操作され
る。そのため、フェイス開口部15とフット開口部17
の両方を通して、車室内乗員の上半身側および足元側へ
空気を吹き出す。
【0041】また、フットモード時には、吹出モード切
替ドア19が連通口23を全開し、フェイス開口部15
を全閉する実線位置に操作されて、同時に、吹出モード
切替ドア20がデフロスタ開口部16を少量だけ開口
し、フット開口部17を大きく開口する実線位置に操作
される。そのため、デフロスタ開口部16を通して少量
の空気(温風)を車両窓ガラスの内面に向けて吹き出す
と同時に、フット開口部17を通して大部分の空気(温
風)を乗員足元側に吹き出す。
【0042】ここで、本発明の特徴とするフット吹出通
路部の作用を詳述すると、フット開口部17を通過した
温風は、さらにフット吹出通路18およびフット吹出ダ
クト24を通過し、フット吹出口25、26から前席側
の乗員足元部へ向かって吹き出す。この場合、フット吹
出通路18およびフット吹出ダクト24は空調ケース5
において最も車両前方側の部位を上方から下方へ向かっ
て垂下しているので、フット吹出ダクト24内の温風は
フット吹出口25、26から直ちに最も車両前方側の乗
員足元空間に吹き出すことができる。
【0043】乗員の足首より先端の足先部分は、通常、
計器盤下方空間のうち最も車両前方側に位置しているの
で、フット吹出口25、26からの温風を直ちに乗員の
足先部分に吹き当てることができ、暖房フィーリングを
非常に良好にすることができる。また、図2に破線図示
するように、フット吹出ダクト24は空調ケース5の車
両幅方向の寸法内に配置することができるので、特開平
9−123748号公報の従来装置のようにフット吹出
ダクト部が空調ケース5から車両幅方向の左右へ突き出
すということがなくなる。その結果、フット吹出ダクト
24の設置により運転席側および助手席側の乗員足元空
間を圧迫することが軽減される。
【0044】また、本第1実施形態では、フット吹出ダ
クト24を空調ケース5と別体で成形しているから、空
調ケース5を含む空調ユニット2の基本形態は車種によ
り変更せず共通の仕様とし、一方、フット吹出ダクト2
4だけは車種ごとの車両側条件の変更(乗員足元部空間
の形状変更)に対応して、ダクト形状、吹出口25、2
6の形状を設定することが可能となる。従って、各車種
に対応したフット吹出空気の最適な態様をダクト24の
変更だけで容易に設定することができる。
【0045】さらに、本第1実施形態によると、運転席
側および助手席側の乗員足元への吹出温度のばらつきを
低減できるという利点も得られる。すなわち、空気混合
部14での冷温風の混合が不十分であっても、この空気
混合部14から温風はフット吹出通路18およびフット
吹出ダクト24による長い空気流路を通過し、その後
に、フット吹出口25、26の部位で始めて車両幅方向
の左右に分岐される。
【0046】従って、空気混合部14からの温風は上記
の長い空気流路を通過する間に充分良好に混合されて温
度ばらつきが低減される。そのため、運転席側および助
手席側の乗員足元への吹出温度ばらつきを実用上問題の
ないレベルまで低減できる。図4は本発明者による実験
データであり、横軸はエアミックスドア10の開度(回
動位置)であり、ドア開度=0は、エアミックスドア1
0がヒータコア7への通風路を全閉する図1の2点鎖線
位置(最大冷房位置)であり、ドア開度=8は、エアミ
ックスドア10がバイパス通路9を全閉し、ヒータコア
7への通風路を全開する図1の実線位置(最大暖房位
置)である。
【0047】図4はフットモードにおけるデフロスタ吹
出温度とフット吹出温度のエアミックスドア開度による
変化を示し、さらに、デフロスタ吹出温度とフット吹出
温度における、それぞれ運転席側吹出温度と助手席側吹
出温度の温度差(温度ばらつき)を示している。フット
吹出温度における左右への吹出温度差(温度ばらつき)
を最大でも4°C以内の僅少値に抑えることができるこ
とを確認している。この温度ばらつき低減効果は、前述
した通りフット吹出通路18およびフット吹出ダクト2
4による長い空気流路通過後に温風の分岐を行っている
ことに基づくものであり、そのため、空調ケース5内に
温度ばらつき低減のための空気ガイド設置等の対策をと
る必要がなく、実用上,極めて有利である。
【0048】なお、図4の実験条件としては、車室内へ
の吹出総風量=280m3 /hであり、また、図1に示
すフット開口部17の中心位置とフット吹出口25との
上下方向の間隔L=220mmの場合である。本発明者
の検討によると、この間隔Lは、温度ばらつき低減のた
めには150mm以上確保することが好ましい。なお、
フットデフロスタモード時には、吹出モード切替ドア2
0の操作位置をフットモード時の場合より所定量時計方
向に変更してデフロスタ開口部16の開度を大きくし、
デフロスタ開口部16を通過する温風とフット開口部1
7を通過する温風の風量割合を略50%づつにすればよ
い。
【0049】また、デフロスタモード時には、吹出モー
ド切替ドア20の操作位置をフットデフロスタモード時
の場合より、さらに所定量時計方向に変更して、デフロ
スタ開口部16を全開し、フット開口部17を全閉すれ
ばよい。 (第2実施形態)図5は本第2実施形態の車両用空調装
置における空調ユニット部の縦断面図であり、図6は図
5の分解斜視図である。図5、6の上下、前後、左右の
矢印方向は空調装置の車両搭載状態での方向を示してい
る。なお、図1〜3は、右ハンドル車用の空調装置であ
るが、図5、6は、左ハンドル車用の空調装置である。
【0050】第2実施形態では、フット吹出ダクト24
と、空調ケース5の車両前方側の面および底面との間に
所定の間隙CL(例えば5〜10mm程度)の断熱空間
(断熱手段)28を構成するために、フット吹出ダクト
24は空調ケース5の車両前方側の面および底面から離
して空調ケース5に結合されている。なお、フット吹出
ダクト24は湾曲部24aを有する中空形状であるた
め、樹脂(例えばポリエチレン)を中空成形(ブロー成
形)して形成されている。また、空調ケース5右側面の
空気入口4上方に、ヒータコア7を空調ケース5内部に
挿入するための挿入穴30が形成されている。
【0051】ここで、空調ケース5は、樹脂(例えばポ
リプロピレン)を射出成形して形成されるが、成形後の
型抜きと、空調ケース5の組立作業性を考慮して空調ケ
ース5は上下左右方向に第1、第2、第3分割ケース5
b、5c、5dに3分割される。その分割位置を図6に
より説明すると、空調ケース5は蒸発器6の車両上下方
向の略中心位置で上下に分割され、分割された上部は車
両左右方向の略中心位置でさらに左右に分割される。す
なわち、第3分割ケース5dは上下に分割された下部で
あり、第1、第2分割ケース5b、5cは上部のうち左
右に分割されたそれぞれ右部、左部である。
【0052】以上のように空調ケース5が分割されるこ
とにより射出成形後において、第1、第2分割ケース5
b、5cは車両左右方向に、第3分割ケース5dは車両
上下方向に型抜きすることができる金型を用いて成形で
きる。次に、空調ケース5の組立方法を説明すると、第
1、第2分割ケース5b、5cの内部所定の位置に、エ
アミックスドア10および吹出モード切替用ドア19、
20を配置し、第1分割ケース5bと第2分割ケース5
cをねじ、クリップ等の適宜の連結手段により結合す
る。その後、空調ケース5の挿入穴30から空調ケース
5内部へヒータコア7を挿入する。そして、第3分割ケ
ース5d内の所定高さの位置に蒸発器6を配置し、第1
分割ケース5b、第2分割ケース5cの下側と第3分割
ケース5dの上側をねじ、クリップ等の適宜の連結手段
により結合する。その後、第1、第3分割ケース5b、
5dにより形成される空気入口4に、連結ダクト3をね
じ、クリップ等の適宜の連結手段により結合する。
【0053】フット吹出ダクト24と後席用フットダク
ト27の空調ケース5に対する固定方法は、第1実施形
態と同じである。次に、第2実施形態の暖房時におい
て、ヒータコア7により加熱された高温空気は、フット
吹出通路18、24を通過するときに、ヒータコア7の
上流側を流れる低温空気と空調ケース5を介して熱交換
されてしまう。そこで、第2実施形態によれば、フット
吹出ダクト24と、空調ケース5との間に断熱空間28
を構成しているため、ヒータコア7の下流側の高温空気
と、ヒータコア7の上流側の低温空気との熱交換を抑制
できる。
【0054】(他の実施形態)なお、上述の第1、第2
実施形態では、車室内への吹出空気の温度調整手段とし
て、冷温風の風量割合を調整して、ヒータコア7の空気
加熱量を調整するエアミックスドア10を用いている
が、ヒータコア7に流入する温水流量を調整する温水弁
を吹出空気の温度調整手段として用いることもできる。
【0055】また、第1、第2実施形態では、フット吹
出ダクト24を空調ケース5とは別体で成形している
が、フット吹出ダクト24を空調ケース5に一体成形す
ることも可能である。この場合は、フット吹出通路18
とフット吹出ダクト24に相当するフット吹出通路が空
調ケース5に対して車両上下方向に一体に連通した状態
で成形されることになる。
【0056】また、第2実施形態では、断熱手段として
断熱空間28を構成しているが、断熱空間28に断熱材
を充填して断熱空間28をなくした構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における空調ユニットの
縦断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視による後席用フットダクトの底面
図である。
【図4】フットモードにおけるデフロスタ吹出温度とフ
ット吹出温度の実験結果を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施形態における空調ユニットの
縦断面図である。
【図6】図5の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…送風機ユニット、2…空調ユニット、6…蒸発器、
7…ヒータコア、10…エアミックスドア、17…フッ
ト開口部、18…フット吹出通路、19、20…吹出モ
ード切替用ドア、24…フット吹出ダクト、25、26
…フット吹出口、27…後席用フットダクト、28…断
熱空間。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内計器盤部の車両幅方向の略中央位
    置に配置された空調ユニット(2)を備え、この空調ユ
    ニット(2)に空気を送風する送風機ユニット(1)を
    車両の助手席側にオフセット配置する車両用空調装置に
    おいて、 前記空調ユニット(2)の空気通路を形成する空調ケー
    ス(5)と、 この空調ケース(5)内に略水平に配置され、空気を冷
    却する冷房用熱交換器(6)と、 前記空調ケース(5)内において、前記冷房用熱交換器
    (6)よりも上方の部位に、略水平に配置され、空気を
    加熱する暖房用熱交換器(7)と、 この暖房用熱交換器(7)による空気加熱量を調整して
    車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段(1
    0)と、 前記空調ケース(5)において前記暖房用熱交換器
    (7)よりも上方の部位に配置されたフェイス開口部
    (15)、デフロスタ開口部(16)およびフット開口
    部(17)と、 前記フェイス開口部(15)、前記デフロスタ開口部
    (16)および前記フット開口部(17)を開閉する吹
    出モード切替用ドア(19、20)と、 この吹出モード切替用ドア(19、20)により前記フ
    ット開口部(17)が開口されるフットモード時に、前
    記暖房用熱交換器(7)の上方部位から空気が前記フッ
    ト開口部(17)を通して流入するフット吹出通路(1
    8、24)とを備え、 このフット吹出通路(18、24)は、前記空調ケース
    (5)の車両前方側に位置して前記空調ケース(5)の
    上方側から底面側に向かって垂下しており、 前記フット吹出通路(18、24)の下方側には、車室
    内前席側の乗員の足元に向けて空気を吹き出すフット吹
    出口(25、26)が開口していることを特徴とする車
    両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記空調ケース(5)に、前記暖房用熱
    交換器(7)よりも車両前方側に位置する壁面(5a)
    が形成されており、 前記フット吹出通路(18、24)は、前記壁面(5
    a)よりさらに車両前方側に位置していることを特徴と
    する請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記フット吹出口(25、26)は前記
    フット吹出通路(18、24)における車両幅方向の左
    右両側の側面部に開口していることを特徴とする請求項
    1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記フット吹出通路(25、26)の下
    方端部に、前記空調ケース(5)の底面下側を車両前方
    側から車両後方側へ向かって延びる後席用フットダクト
    (27)が連通していることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記フット吹出通路(18、24)のう
    ち、前記フット吹出口(25、26)が形成されている
    下方側の部位を、前記空調ケース(5)と別体で形成さ
    れたフット吹出ダクト(24)により構成することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両
    用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記フット吹出通路(18、24)は前
    記空調ケース(5)に一体成形された通路で構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記後席用ヒータダクト(27)は、前
    記空調ケース(5)と別体で形成されて前記フット吹出
    通路(18、24)の下方端部に接続されていることを
    特徴とする請求項4に記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記温度調整手段は、前記暖房用熱交換
    器(7)を通過する空気と前記暖房用熱交換器(7)を
    バイパスする空気との風量割合を調整するエアミックス
    ドア(10)であることを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記フット開口部(17)と前記フット
    吹出口(25、26)との間の車両上下方向の間隔
    (L)が150mm以上であることを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  10. 【請求項10】 前記フット吹出通路(18、24)
    と、前記空調ケース(5)との間に、断熱手段(28)
    を配置したことを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    か1つに記載の車両用空調装置。
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