JP3900645B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空調装置に関するもので、特に、乗員足元部と車両窓ガラスの両方に風を吹き出すフット・デフロスタモードにおける風量バランスの確保と吹出温度差の低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置においては、暖房用熱交換器を通過する温風と暖房用熱交換器をバイパスする冷風との風量割合をエアミックスドアにより調整して、車室内への吹出空気温度を制御する、いわゆるエアミックスタイプの温度制御方式が多く採用されている。
【0003】
このエアミックスタイプの空調装置では、空調ケース内において、車室内の上方側に冷風のバイパス通路を配置し、車室内の下方側に暖房用熱交換器を配置している。これに伴って、空調ケースの下方部にフット開口部を配置するとともに、空調ケースの上方部にフェイス開口部およびデフロスタ開口部を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような配置レイアウトにおいては、デフロスタ開口部およびデフロスタドアがエアミックスドア下流側の冷風バイパス通路に面するように配置されるので、フット・デフロスタモード時にどうしても、デフロスタ開口部側への冷風流入量がフット開口部への冷風流入量に比して過大となる。この結果、フット吹出空気温度に比してデフロスタ吹出空気温度が低くなりすぎ、デフロスタ能力(窓ガラス曇り止め能力)の低下を引き起こすという不具合があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、フット・デフロスタモード時におけるデフロスタ吹出空気温度の上昇を図ることを目的とする。
また、本発明の他の目的は、デフロスタ吹出空気温度の上昇を簡素な手段にて実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1〜記載の発明では、デフロスタ開口部(21)およびフット開口部(32)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、デフロスタドア(22)をデフロスタ開口部(21)の全開位置と全閉位置との中間位置に操作して、デフロスタドア(22)の先端部(22a)と空調ケース(11)の内壁部(11a)との間に、冷風バイパス通路(15)から冷風をデフロスタ開口部(21)に流入させる第1通路(33)を形成するとともに、デフロスタドア(22)の側端部(22b)と空調ケース(11)の内壁部(11b)との間に、空気混合部(20)から空気をデフロスタ開口部(21)に流入させる第2通路(34、34)を形成し、
デフロスタドア(22)の先端部(22a)と空調ケース(11)の内壁部(11a)との間の隙間(D)よりもデフロスタドア(22)の側端部(22b)と空調ケース(11)の内壁部(11b)との間の隙間(B)を大きくして、第1通路(33)の断面積よりも第2通路(34、34)の断面積を大きくし、
第1通路(33)を通過する冷風流量よりも第2通路(34、34)を通過する空気流量を多くしたことを特徴としている。
【0007】
これによると、デフロスタ開口部(21)およびフット開口部(32)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、冷温風が混合され所望温度となった空気混合部(20)の空気を主にデフロスタ開口部(21)に流入させることができ、冷風バイパス通路(15)からの冷風流入を少量に抑えることができる。そのため、デフロスタ吹出空気温度をフット吹出空気温度に近接したレベルまで上昇させることができ、デフロスタ能力を向上できる。また、暖房時に、デフロスタ吹出温度の過度な温度低下(クールデフ)による不快感も解消でき、暖房フィーリングを向上できる。
【0008】
さらには、特別な部品の追加設置なしで、デフロスタドア(22)周囲の通路形態の工夫により上記作用効果を達成しているから、空調装置の構成の簡素化を達成できる
【0009】
そして、第2通路(34、34)については、請求項に記載のごとくデフロスタドア(22)の幅方向の両方の側端部(22b、22b)と空調ケース(11)の幅方向の両方の内壁部(11b、11b)との間に形成することができる。
また、デフロスタドア(22)については、請求項記載のごとくフット開口部(32)およびフェイス開口部(25)の上流側に位置する連通口(24)を開閉する役割を兼務するように構成できる。
【0010】
さらに、デフロスタドア(22)については、請求項記載のごとく配置するのがよい。すなわち、デフロスタドア(22)を回転させる回転軸(23)を有し、デフロスタ開口部(21)の周縁部のうち、冷風バイパス通路(15)から空気混合部(20)に向かう冷風流れの下流側部位に回転軸(28)を配置して、デフロスタドア(22)の先端部(22a)が冷風流れの上流側に向かうように、デフロスタドア(22)を配置すればよい。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、図示しない送風機ユニットと、図1に示す空調ユニット10との2つの部分に分かれている。送風機ユニットは車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット10は車室内の計器盤下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されている。
【0013】
送風機ユニットは周知のごとく内気(車室内空気)と外気(車室外空気)を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱を通して空気を吸入して送風する送風機とから構成されている。
空調ユニット10部は、1つの共通の空調ケース11内に蒸発器(冷房用熱交換器)12とヒータコア(暖房用熱交換器)13を両方とも一体的に内蔵するタイプのものである。空調ケース11はポリプロピレンのような、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなる。空調ケース11は具体的には複数の分割ケースからなり、この複数の分割ケースは、上記熱交換器12、13、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ユニット10を構成する。
【0014】
空調ユニット10部は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後、左右および上下方向に対して、図1に示す形態で配置され、そして、空調ケース11の、最も車両前方側の部位には空気入口14が形成されている。この空気入口14には、前述の送風機ユニットから送風される空調空気が流入する。
空調ケース11内において空気入口14直後の部位に蒸発器12が配置されている。この蒸発器12は車両前後方向には薄型の形態で空調ケース11内通路を横断するように上下方向に配置されている。従って、蒸発器12の車両上下方向に延びる前面に空気入口14からの送風空気が流入する。この蒸発器12は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するものである。
【0015】
そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が配置されている。このヒータコア13は空調ケース11内の下方側において、車両後方側に傾斜して配置されている。このヒータコア13は、蒸発器12を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するものである。
【0016】
空調ケース11内の空気通路において、ヒータコア13の上方部位には、このヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路15が形成されている。また、ヒータコア13と蒸発器12との間の部位には、ヒータコア13で加熱される温風と、冷風バイパス通路15を通ってヒータコア13をバイパスする冷風との風量割合を調整する平板状のエアミックスドア16が配置されている。
【0017】
ここで、このエアミックスドア16は、水平方向に配置された回転軸17と一体に結合されており、この回転軸17とともに車両上下方向に回動可能になっている。このエアミックスドア16は上記風量割合の調整により車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段をなす。
回転軸17は、空調ケース11に回転自在に支持され、かつ回転軸17の一端部は空調ケース11の外部に突出して、図示しないリンク機構を介して、サーボモータ等を用いたアクチュエータ機構または手動操作機構に連結され、このアクチュエータ機構または手動操作機構によりエアミックスドア16の回動位置を調整するようになっている。
【0018】
そして、空調ケース11において、ヒータコア13の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる壁面18が空調ケース11に一体成形されている。この壁面18によりヒータコア13の直後から上方に向かう温風通路19が形成されている。
温風通路19の下流側(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バイパス通路15と合流し、冷風と温風の混合を行う空気混合部20を形成している。
【0019】
空調ケース11の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部21が冷風バイパス通路15および空気混合部20に隣接して開口している。このデフロスタ開口部21は冷風バイパス通路15からの冷風および空気混合部20から温度制御された空調空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、このデフロスタ吹出口から、車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出す。
【0020】
デフロスタ開口部21は平板状のデフロスタドア22により開閉される。このデフロスタドア22は、空調ケース11の上面部近傍にて水平方向に配置された回転軸23により回動するようになっている。デフロスタ開口部21の周縁部のうち、冷風バイパス通路15から空気混合部20に向かう冷風流れの下流側部位に回転軸23を配置して、デフロスタドア22の先端部は冷風流れの上流側に向かうようにしてある。
【0021】
デフロスタドア22が2点鎖線位置cに操作されると、デフロスタ開口部21を全開するとともに連通口24を閉じるようになっている。この連通口24は空気混合部20からの空気を後述のフェイス開口部25、フット開口部32側へ流すための通路となる。
空調ケース11の上面部において、デフロスタ開口部21よりも車両後方側(乗員寄り)の部位にフェイス開口部25が設けられており、このフェイス開口部25は図示しないフェイスダクトを介して、計器盤上方側に配置されているセンターフェイス吹出口に接続され、この吹出口から車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出す。
【0022】
また、フェイス開口部25にはリヤフェイス通路26の上端部が接続される。そして、このリヤフェイス通路26の下方部に形成された開口端27にリヤフェイスダクト(図示せず)が接続され、このリヤフェイスダクトの先端に設けたリヤフェイス吹出口から後席の乗員の頭部側に向けて風を吹き出すようになっている。
【0023】
次に、空調ケース11内で、連通口24より車両後方側の部位にフット用空気入口部28が開口している。このフット用空気入口部28はフェイス開口部25に対向して設けられ、この両者25、28の間に平板状のフットフェイス切替用ドア29が回転軸30により回動可能に配置されている。そして、フット用空気入口部28とフェイス開口部25はドア29により切替開閉される。
【0024】
前記した壁面18の車両後方側にフット用通路31が形成され、このフット用通路31のさらに車両後方側にリヤフェイス通路26が形成されている。そして、フット用空気入口部28にフット用通路31の上端部が接続され、このフット用通路31の途中部位に前席用フット開口部32が開口している。このフット開口部32からの空気は図示しない前席用フットダクト、前席用フット吹出口を経て前席の乗員足元に吹き出す。
【0025】
また、フット用通路31の下方部に形成される開口端(図示せず、上記開口端27に対して左右方向にずれた位置に配置される)に、図示しない後席用フットダクト、後席用フット吹出口を接続し、この後席用フット吹出口を経て後席の乗員足元に風を吹き出す。
デフロスタドア22とフットフェイス切替用ドア29は、吹出モード切替用のドア手段であって、図示しないリンク機構を介して、サーボモータ等からなる吹出モード切替用のアクチュエータ機構もしくは手動操作機構に連結されて、このアクチュエータ機構もしくは手動操作機構により連動操作されるようになっている。
【0026】
図2、図3はデフロスタ開口部21およびフット開口部32の両方を同時に開口するフットデフロスタ吹出モードにおけるデフロスタドア22の配置関係を拡大図示するもので、このフットデフロスタ吹出モードでは、デフロスタドア22がデフロスタ開口部21の全開位置と全閉位置との間の中間位置aに操作される。この中間位置aは、デフロスタドア22の先端部22aが空調ケース11の内壁部11aに微小隙間Dを介して近接する位置にしてある。
【0027】
また、フットフェイス切替用ドア29は、フェイス開口部25を全閉し、フット用空気入口部28を全開する位置に操作される。
そして、図2に示すように、デフロスタドア22の先端部22aと空調ケース11の内壁部11aとの間に、冷風バイパス通路15から冷風を矢印Aのごとくデフロスタ開口部21側へ流入させる第1通路33を形成するようになっている。また、デフロスタドア22の幅方向(図2の紙面垂直方向)の両側端部22bと空調ケース11の内壁部11bとの間にそれぞれ所定隙間B、B(図3)を設定して、この隙間B、Bにより第2通路34、34を形成している。この第2通路34、34は、図2の矢印Cのように、空気混合部20からの空気をデフロスタ開口部21側へ流入させるためのものである。
【0028】
上記の第1通路33を通過する冷風流量よりも、第2通路34、34を通過する合計空気流量が多くなるように、第1通路33と、第2通路34、34の通路断面積が設定されている。具体的設計例を説明すると、デフロスタドア22の先端部22aと空調ケース11の内壁部11aとの間の隙間Dを例えば、5mmとし、デフロスタドア22の側端部22bと空調ケース11の内壁部11bとの間の隙間Bを例えば、12mmとして、隙間Dより隙間Bを大きくして、第1通路33の断面積よりも第2通路34、34の断面積を大きくしている。
【0029】
ここで、各通路33、34、34の通路断面積の具体的割合は、第1通路33:20%、一方の第2通路34:40%、他方の第2通路34:40%であり、2つの第2通路34、34の合計の通路断面積は80%を占めることになる。
なお、フットデフロスタ吹出モード時には、デフロスタドア22が空調ケース11の内壁部11aに近接した中間位置aに位置することより、デフロスタ開口部21からみてデフロスタドア22の背面側に空気混合部20の空気混合領域20a(図2)が形成される。
【0030】
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明すると、本実施形態の車両用空調装置は吹出モード切替用のドア手段をなすデフロスタドア22とフットフェイス切替用ドア29の操作位置を選択することにより、以下の吹出モードを設定できる。
(1)フェイス吹出モード
デフロスタドア22を図1の2点鎖線位置bに操作して、デフロスタ開口部21を閉じるとともに連通口24を全開する。また、フットフェイス切替用ドア29を図1の2点鎖線位置に操作してフット用空気入口部28を閉塞する。これにより、図示しない送風機ユニットからの送風空気を蒸発器12で冷却して冷風とし、この冷風をフェイス開口部25およびリヤフェイス通路26側へ送り込んで、前席および後席の乗員頭部側に吹き出す。
【0031】
(2)バイレベル吹出モード
デフロスタドア22を図1の2点鎖線位置bに操作して、デフロスタ開口部21を閉じるとともに連通口24を全開する。また、フットフェイス切替用ドア29を図1の実線位置と2点鎖線位置の中間位置に操作して、フェイス開口部25およびフット用空気入口部28をともに開放する。
【0032】
このため、送風機ユニット10からの送風空気を、フェイス開口部25およびリヤフェイス通路26を通して乗員の頭部側に吹き出すとともに、フット用通路31、フット開口部32を通して乗員の足元側にも吹き出す。
(4)フットデフロスタ吹出モード
図2はフットデフロスタ吹出モードの状態を示しており、フットフェイス切替用ドア29は実線位置に操作されて、フェイス開口部25およびリヤフェイス通路26を閉塞し、フット用空気入口部28を全開する。一方、デフロスタドア22は、その先端部22aが空調ケース11の内壁部11aに近接する中間位置aに操作され、連通口24をほぼ全開する。
【0033】
このとき、デフロスタ開口部21は、デフロスタドア22の先端部22a側に形成される第1通路33を介して冷風バイパス通路15に連通するので、この第1通路33を通って冷風が矢印Aのごとくデフロスタ開口部21に流入する。また、デフロスタ開口部21はデフロスタドア22の側端部22b側に形成される第2通路34、34を介して空気混合部20にも連通するので、この第2通路34、34を通って、空気混合部20の空気が矢印Cごとくデフロスタ開口部21に流入する。
【0034】
このとき、エアミックスドア16が図2に示す中間位置に操作されることにより、温風通路19からの温風Eと、冷風バイパス通路15からの冷風Fが空気混合部20の混合領域20aで混合され、所望温度の空気が得られる。この所望温度の空気がフット用空気入口部28、フット開口部32を経て乗員足元側に吹き出す。そして、混合領域20aで混合された所望温度の空気の一部が第2通路34、34を通って矢印Cのごとくデフロスタ開口部21側に流入するとともに、第2通路34、34の通路断面積を第1通路33の通路断面積より十分大きくしている(本例では、前述のごとく4倍にしている)ので、デフロスタ吹出温度をフット吹出温度に近接したレベルまで高めることができる。
【0035】
従って、フットデフロスタ吹出モードにおいて、デフロスタ吹出温度がフット吹出温度に比較して極端に低くなるという現象を回避して、デフロスタ能力および暖房フィーリングの向上を図ることができる。
(3)フット吹出モード
フットフェイス切替用ドア29はフットデフロスタ吹出モード時と同じ操作位置であり、フット用空気入口部28を全開する。一方、デフロスタドア22は図2の操作位置から若干量時計方向に回動操作されて、デフロスタドア22の先端部22aが空調ケース11の内壁部11aの内側に位置する。この操作位置においても、デフロスタドア22の先端部22aと空調ケース11の内壁部11aの内側面との間に、微小隙間からなる第1通路33が形成されるが、この第1通路33の通風抵抗がフットデフロスタ吹出モード時より増大するので、この第1通路33を通過する冷風量が減少して、デフロスタ吹出温度がフット吹出温度により一層近接した温度になるとともに、デフロスタ吹出風量が減少して、その分だけフット吹出風量が増加する。
【0036】
(5)デフロスタ吹出モード
デフロスタドア22を図1の2点鎖線位置cに操作して、連通口24を閉じるので、送風機ユニットからの送風空気の大部分が空気混合部20よりデフロスタ開口部21に流入し、デフロスタ吹出口から車両前面窓ガラスに向けて吹き出され、前面窓ガラスの曇り止めを行う。
【0037】
このとき、同時に、送風空気の一部は空気混合部20より左右のサイドフェイス開口部(図示せず)を通って、サイドフェイス吹出口から車両側面窓ガラスに向かって吹き出され、側面窓ガラスの曇り止めを行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図で、フットデフロスタ吹出モードを示す。
【図3】図1、2のデフロスタドア部分の横断面図である。
【符号の説明】
11…空調ケース、12…蒸発器、13…ヒータコア、
15…冷風バイパス通路、16…エアミックスドア、20…空気混合部、
21…デフロスタ開口部、22…デフロスタドア、25…フェイス開口部、
32…フット開口部、33…第1通路、34…第2通路。

Claims (4)

  1. 空気通路を形成する空調ケース(11)と、
    前記空調ケース(11)内の下方側に設置され、空気を加熱する暖房用熱交換器(13)と、
    前記空調ケース(11)内の上方側に形成され、前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして冷風が流れる冷風バイパス通路(15)と、
    前記空調ケース(11)内に設置され、前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記冷風バイパス通路(15)を通過する冷風との風量割合を調整するエアミックスドア(16)と、
    前記空調ケース(11)内の上方側に形成され、前記暖房用熱交換器(13)を通過した温風と前記冷風バイパス通路(15)を通過した冷風とを混合する空気混合部(20)と、
    前記空調ケース(11)の上方側において、前記冷風バイパス通路(15)および前記空気混合部(20)に隣接した部位に開口したデフロスタ開口部(21)と、
    前記空調ケース(11)に設けられ、前記空気混合部(20)からの空気が流入するフット開口部(32)と、
    前記デフロスタ開口部(21)を開閉する板状のデフロスタドア(22)とを備え、
    前記デフロスタ開口部(21)および前記フット開口部(32)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、前記デフロスタドア(22)を前記デフロスタ開口部(21)の全開位置と全閉位置との中間位置に操作して、前記デフロスタドア(22)の先端部(22a)と前記空調ケース(11)の内壁部(11a)との間に、前記冷風バイパス通路(15)から冷風を前記デフロスタ開口部(21)に流入させる第1通路(33)を形成するとともに、前記デフロスタドア(22)の側端部(22b)と前記空調ケース(11)の内壁部(11b)との間に、前記空気混合部(20)から空気を前記デフロスタ開口部(21)に流入させる第2通路(34、34)を形成し、
    前記デフロスタドア(22)の先端部(22a)と前記空調ケース(11)の内壁部(11a)との間の隙間(D)よりも前記デフロスタドア(22)の側端部(22b)と前記空調ケース(11)の内壁部(11b)との間の隙間(B)を大きくして、前記第1通路(33)の断面積よりも前記第2通路(34、34)の断面積を大きくし、
    前記第1通路(33)を通過する冷風流量よりも前記第2通路(34、34)を通過する空気流量を多くしたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記第2通路(34、34)は、前記デフロスタドア(22)の幅方向の両方の側端部(22b、22b)と前記空調ケース(11)の幅方向の両方の内壁部(11b、11b)との間に形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ケース(11)の上方側において、前記デフロスタ開口部(21)より車両後方側の部位に開口しているフェイス開口部(25)と、
    前記フット開口部(32)および前記フェイス開口部(25)の上流側に位置する連通口(24)とを備え、
    前記デフロスタドア(22)が前記連通口(24)を開閉する役割を兼務していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記デフロスタドア(22)を回転させる回転軸(23)を有し、
    前記デフロスタ開口部(21)の周縁部のうち、前記冷風バイパス通路(15)から前記空気混合部(20)に向かう冷風流れの下流側部位に前記回転軸(28)を配置して、前記デフロスタドア(22)の先端部(22a)が前記冷風流れの上流側に向かうように、前記デフロスタドア(22)を配置したことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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