JP3767039B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バイレベルモード時における上下の吹出空気に適度な温度差をつけることができる車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の車両用空調装置を例示するもので、車室内計器盤下方部のうち、車両左右方向の中央部に配設された1つの共通の空調ケース11内に蒸発器12とヒータコア13とを車両前後方向に配設し、エアミックスドア16にて空調空気の温度制御を行い、この空調空気の流れ方向を2つの吹出モードドア21、26にて切替え、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモード、デフロスタモード等の吹出モードを得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フェイス開口部22およびフット開口部24を同時に開放して、乗員の頭部および足元部に向けて同時に風を吹き出すバイレベル吹出モードでは、フェイス開口部22からの吹出空気温度をフット開口部24からの吹出空気温度より所定温度だけ低くして、頭寒足熱の温度分布を得ることが快適な空調フィーリングのために要求される。
【0004】
しかし、図5に示す従来技術では、フェイス開口部22とフット開口部24を1枚のモードドア26にて開閉し、さらに、フェイス開口部22とフット開口部24への共通の空気通路23をデフロスタドア21にて開閉する構造になっているので、この共通の空気通路23の開口面積がデフロスタドア21の大きさの制約からどうしても小さくなってしまう。
【0005】
その結果、ヒータコア13を通過した温風と、ヒータコア13をバイパスした冷風が上記共通の空気通路23部分にて混ざりやすくなり、フェイス開口部22からの吹出空気と、フット開口部24からの吹出空気との間に温度差が付かないという問題があった。
そこで、本発明は上記点に鑑みて、温度制御後の空気を、共通の空気通路を通してフェイス開口部およびフット開口部に導入するタイプのものにおいて、バイレベルモード時における上下の吹出空気に適度な温度差をつけることができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すために、請求項1〜3記載の発明では、暖房用熱交換器(13)の直後から上方に向かうように形成され、暖房用熱交換器(13)を通過した温風が流れる温風通路(18)と、
暖房用熱交換器(13)の上方部に形成され、冷風バイパス通路(15)を通過した冷風と温風通路(18)を通過した温風とを混合させる冷温風混合空間(19)と、
この冷温風混合空間(19)から空気をフェイス開口部(22)に導入するフェイス側通路部および冷温風混合空間(19)から空気をフット開口部(24)に導入するフット側通路部を包含する空気通路(23)と、
温風通路(18)のうち、暖房用熱交換器(13)よりも上方の部位から分岐するように形成され、温風通路(18)の温風の一部を、冷温風混合空間(19)をバイパスして、直接、空気通路(23)のフット側通路部に導入する温風バイパス通路(25)と、
フェイス開口部(22)およびフット開口部(24)を切替開閉するフットフェイス切替用ドア手段(26)とを備え、
このドア手段(26)がフェイス開口部(22)とフット開口部(24)の中間位置に操作されてフェイス開口部(22)およびフット開口部(24)を開放するとき、同時に、温風バイパス通路(25)も開放するようにし、かつ、このドア手段(26)によりフット開口部(24)を閉塞するとき、同時に、温風バイパス通路(25)も閉塞するようにしたことを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、フェイス開口部(22)およびフット開口部(24)を同時に開放するバイレベル吹出モードでは、温風バイパス通路(25)も同時に開放されるため、温風バイパス通路(25)と空気通路(23)のフット側通路部を通して、暖房用熱交換器(13)を通過した温風の一部を直接、フット開口部(24)に導入することができる。
【0008】
そのため、冷温風混合空間(19)からの空気を、共通の空気通路(23)を通してフェイス開口部(22)およびフット開口部(24)に導入する構成であっても、フェイス開口部(22)に比してフット開口部(24)側の吹出空気温度を上記のバイパス温風の分だけ必ず高くすることができ、頭寒足熱型の快適な温度分布を得ることができる。
【0009】
しかも、温風バイパス通路(25)はフットフェイス切替用ドア手段(26)により開閉されるものであるから、モード切替用ドア手段を追加する必要はなく、簡潔な構成で済む。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態を示すものであり、本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、空調ユニット10と図示しない送風機ユニットとの2つの部分に分かれている。送風機ユニット部は車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット10部は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向の略中央部に配置されている。
【0011】
図示しない送風機ユニット部は周知のごとくは内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱から導入される空気を送風する送風機とから構成されている。この送風機は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)を電動モータにて回転駆動するものである。
空調ユニット10部は、1つの共通の空調ケース11内に蒸発器(冷房用熱交換器)12とヒータコア(暖房用熱交換器)13を両方とも一体的に内蔵するタイプのものである。空調ケース11はポリプロピレンのような、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、図1の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する左右2分割のケースからなる。この左右2分割のケースは、上記熱交換器12、13、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ケース11を構成する。
【0012】
空調ユニット10部は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後および上下方向に対して、図1に示す形態で配置され、そして、空調ケース11の、最も車両前方側の部位には空気流入口14が配設されている。この空気流入口14には、前述の送風機ユニットから送風される空調空気が流入する。この空気流入口14は助手席前方の部位に配置される送風機ユニットの空気出口部に接続するために、空調ケース11のうち、助手席側の側面に開口している。
【0013】
空調ケース11内において、空気流入口14直後の部位に蒸発器12が空気通路の全域を横切るように配置されている。この蒸発器12は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するものである。ここで、蒸発器12は図1に示すように、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されている。
【0014】
また、蒸発器12は周知の積層型のものであって、アルミニュウム等の金属薄板を2枚張り合わせて構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が隣接配置されている。このヒータコア13は、蒸発器12を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱するものである。このヒータコア13も蒸発器12と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されている。
【0015】
但し、ヒータコア13は垂直より若干の角度だけ車両前方側へ傾斜して配置されている。また、ヒータコア13は周知のものであって、アルミニュウム等の金属薄板を溶接等により断面偏平状に接合してなる偏平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
また、空調ケース11内で、ヒータコア13の上方部位には、このヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路15が形成されている。空調ケース11内で、ヒータコア13と蒸発器12との間には、ヒータコア13で加熱される温風とヒータコア13をバイパスする冷風(すなわち、冷風バイパス通路15を流れる冷風)との風量割合を調整する平板状のエアミックスドア16が配置されている。ここで、このエアミックスドア16は、水平方向に配置された回転軸16aと一体に結合されており、この回転軸16aとともに車両上下方向に回動可能になっている。
【0016】
回転軸16aは、空調ケース11に回転自在に支持され、かつ回転軸16aの一端部は空調ケース11の外部に突出して、図示しないリンク機構に結合されて、空調装置の温度制御機構(サーボモータのようなアクチュエータ等)により回動操作されるようになっている。
そして、空調ケース11内において、ヒータコア13の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる仕切り壁17が空調ケース11に一体成形されている。この仕切り壁17によりヒータコア13の直後から上方に向かう温風通路18が形成され、この温風通路18の下流側(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バイパス通路15と合流し、冷風と温風の混合を行う冷温風混合空間19を形成している。
【0017】
空調ケース11の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部20が開口している。このデフロスタ開口部20は冷温風混合空間19から温度制御された空調空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトおよびデフロスタ吹出口を介して、車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出す。デフロスタ開口部20に至る通路に設けられた入口穴20aはデフロスタドア21により開閉される。このデフロスタドア21は回転軸21aにより回動自在になっている。
【0018】
空調ケース11の上面部において、デフロスタ開口部20よりも車両後方側(乗員寄り)の部位にはフェイス開口部22が開口している。このフェイス開口部22も冷温風混合空間19から温度制御された空調空気が空気通路23を通して流入するものであって、フェイス開口部22は図示しないフェイスダクトを介して計器盤上方部のフェイス吹出口より乗員頭部に向けて風を吹き出す。空気通路23はデフロスタドア21により開閉される。
【0019】
また、空調ケース11のうち、車両後方側の側面の上部側には、フット開口部24が開口している。このフット開口部24には冷温風混合空間19から温度制御された空調空気が空気通路23を通って流入する。
このように、空気通路23は冷温風混合空間19からの空調空気をフェイス開口部22に流入させるフェイス側通路部と、冷温風混合空間19からの空調空気をフット開口部24に流入させるフット側通路部とを包含するものであり、図1では、後述するフットフェイス切替用ドア26の上側領域がフェイス側通路部となり、ドア26の下側領域がフット側通路部となる。
さらに、冷温風混合空間19および空気通路23と並列的に温風バイパス通路25が配設され、この温風バイパス通路25の設置により、ヒータコア13を通過した温風が、温風通路18を上昇した後、温風バイパス通路25を通過して空気通路23のフット側通路部に直接、流入するようにしてある。つまり、温風通路18を上昇した温風が冷温風混合空間19バイパスして、温風バイパス通路25から直接、空気通路23のフット側通路部、さらには、フット開口部24に流入するようにしてある。
【0020】
そして、フット開口部24は図示しないフットダクトを介してフット吹出口から前席側の乗員足元に温風を吹き出す。ここで、フット開口部24よりも下方部位に、2点鎖線で示す後席用フット開口部240を追加設置して、車室内の後席側の乗員足元にも温風を吹き出すようにしてもよい。
フット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部と、フェイス開口部22との間に、フットフェイス切替用ドア26が回転軸26aにより回動自在に設置され、このドア26によりフット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部とフェイス開口部22が切替開閉される。
【0021】
デフロスタドア21とフットフェイス切替用ドア26は、吹出モード切替用のドア手段であって、図示しないリンク機構に連結されて、吹出モード切替機構(サーボモータのようなアクチュエータ等)により連動操作されるようになっている。
なお、上述した各ドア16、21、26は、いずれも単体の状態では同一構造であり、各回転軸16a、21a、26aと一体に結合された樹脂または金属製のドア基板を有し、この基板の表裏両面にウレタンフォームのような弾性シール材を貼着した構造である。
【0022】
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明すると、車両用空調装置は、周知のように、空調操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号および空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される電子制御装置(図示せず)を備えており、この制御装置の出力信号により各ドア16、21、26の位置が制御される。
【0023】
図1は、春秋期のような中間シーズンにおいて用いられるバイレベル吹出モードが設定された状態を示しており、このバイレベル吹出モードでは、デフロスタドア21はデフロスタ開口部20の入口穴20aを閉塞し、空気通路23を開放している。また、フットフェイス切替用ドア26は、フェイス開口部22とフット開口部24の入口穴24aとの中間位置に操作されて、フェイス開口部22、フット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部をいずれも開放している。
【0024】
さらに、エアミックスドア16は最大冷房位置と最大暖房位置の中間位置に操作されている。この状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が空気流入口14より空調ユニット10内に流入し、蒸発器12にて冷却されて冷風となる。そして、この冷風がエアミックスドア16により冷風バイパス通路15を流れる部分とヒータコア13で再加熱される部分とに振り分けられる。
【0025】
そして、ヒータコア13で加熱された温風は温風通路18を上昇した後に、冷温風混合空間19に向かう流れと、温風バイパス通路25に向かう流れとに分岐される。この温風バイパス通路25を通過した温風は、空気通路23のフット側通路部に流入し、フットフェイス切替用ドア26に案内されて、直接フット開口部24側へ向かう。
一方、冷温風混合空間19では、冷風バイパス通路15からの冷風と温風通路18からの温風が混合されて所定温度に調整され、しかるのち、冷温風混合空間19からの空気は空気通路23のフェイス側通路部およびフット側通路部をそれぞれ通過してフェイス開口部22とフット開口部24に流れる。
【0026】
従って、上記した温風バイパス通路25を通過する温風の分だけ、フット開口部24側へ向かう空気の温度が、フェイス開口部22へ向かう空気の温度より高くなる。
その結果、フェイス開口部22を通って乗員の頭部に吹き出される吹出空気温度がフット開口部24を通って乗員の足元部に吹き出される吹出空気温度より低くなり、頭寒足熱型の快適な温度分布が得られる。
【0027】
次に、図2はデフロスタ吹出モードが設定された状態を示しており、2枚のモードドア21、26によりデフロスタ開口部20のみが開放され、フェイス開口部22、フット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部はいずれも閉塞される。従って、送風空気はすべてデフロスタ開口部20を通って車両窓ガラスに向けて吹き出され、窓ガラスの曇り止めを行う。
【0028】
図1のバイレベル吹出モードおよび図2のデフロスタ吹出モードでは、いずれもエアミックスドア16は最大暖房位置と最大冷房位置との中間位置に操作された状態を示しているが、エアミックスドア16をこの中間位置から最大冷房側または最大暖房側へ回動操作することにより、吹出空気温度を任意に調整できる。次に、図3はフェイス吹出モードの状態を示しており、2枚のモードドア21、26によりフェイス開口部22のみが開放され、デフロスタ開口部20、フット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部はいずれも閉塞される。従って、送風空気はすべてフェイス開口部22を通って乗員頭部に向かって吹き出される。
【0029】
図3では、エアミックスドア16はヒータコア13への空気流入路を全閉する最大冷房状態を示しているが、エアミックスドア16を最大冷房状態から最大暖房側へ回動操作することにより、フェイス吹出モードにおける吹出空気温度を任意に調整できる。
次に、図4はフット吹出モードの状態を示しており、2枚のモードドア21、26によりフェイス開口部22のみが閉塞され、デフロスタ開口部20と、フット開口部24の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部はいずれも開放される。但し、デフロスタドア21はデフロスタ開口部20の入口穴20aの開度を絞り、空気通路23の開度を大きくする位置に操作されており、これにより、デフロスタ開口部20への吹出風量を20%程度に設定し、フット開口部24への吹出風量を80%程度に設定している。この結果、窓ガラスの曇り止めを行いながら、乗員足元への温風吹出による暖房作用を行うことができる。
【0030】
なお、図4では、エアミックスドア16は冷風バイパス通路15を全閉する最大暖房状態を示しているが、エアミックスドア16を最大暖房状態から最大冷房側へ回動操作することにより、フット吹出モードにおける吹出空気温度を任意に調整できる。
また、図示を省略するが、図4のフット吹出モードの状態からデフロスタドア21を所定量だけ反時計方向に回動操作して、図4の状態よりもデフロスタ開口部20の入口穴20aの開度を大きくし、空気通路23の開度を小さくすることにより、デフロスタ開口部20とフット開口部24への吹出風量をともに50%程度(同等の風量)に設定するフットデフロスタ吹出モードが得られる。
【0031】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、各ドア16、21、26の操作をリンク機構を介してサーボモータのようなアクチュエータにより行う場合について説明したが、空調操作パネルに設けられた温度制御レバー、吹出モードレバー等の手動操作部材に加えられる手動操作力にて、操作ケーブル等を介して上記各ドアを操作するようにしてもよい。
【0032】
また、空調ユニット10内に蒸発器(冷房用熱交換器)12を配設しないタイプの空調装置にも同様に本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における空調ユニット部の断面図で、バイレベル吹出モードの状態を示す。
【図2】図1の空調ユニット部のデフロスタ吹出モードの状態を示す断面図である。
【図3】図1の空調ユニット部のフェイス吹出モードの状態を示す断面図である。
【図4】図1の空調ユニット部のフット吹出モードの状態を示す断面図である。
【図5】従来装置の空調ユニット部の断面図である。
【符号の説明】
10…空調ユニット、11…空調ケース、12…蒸発器、13…ヒータコア、
15…冷風バイパス通路、16…エアミックスドア、19…冷温風混合空間、
20…デフロスタ開口部、21…デフロスタドア、22…フェイス開口部、
23…空気通路、24…フット開口部、25…温風バイパス通路、
26…フットフェイス切替用ドア。

Claims (3)

  1. 空調空気を加熱する暖房用熱交換器(13)と、
    この暖房用熱交換器(13)の上方部に形成され、この暖房用熱交換器(13)をバイパスして空調空気を流す冷風バイパス通路(15)と、
    前記暖房用熱交換器(13)の直後から上方に向かうように形成され、前記暖房用熱交換器(13)を通過した温風が流れる温風通路(18)と、
    前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記冷風バイパス通路(15)を通過する冷風との風量割合を調節するエアミックスドア(16)と、
    前記暖房用熱交換器(13)の上方部に形成され、前記冷風バイパス通路(15)を通過した冷風と前記温風通路(18)を通過した温風とを混合させる冷温風混合空間(19)と、
    車室内乗員の頭部に向けて風を吹き出すフェイス吹出口に接続されるフェイス開口部(22)と、
    車室内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット吹出口に接続されるフット開口部(24)と、
    前記冷温風混合空間(19)から空気を前記フェイス開口部(22)に導入するフェイス側通路部および前記冷温風混合空間(19)から空気を前記フット開口部(24)に導入するフット側通路部を包含する空気通路(23)と、
    前記温風通路(18)のうち、前記暖房用熱交換器(13)よりも上方の部位から分岐するように形成され、前記温風通路(18)の温風の一部を、前記冷温風混合空間(19)をバイパスして、直接、前記空気通路(23)の前記フット側通路部に導入する温風バイパス通路(25)と、
    前記フェイス開口部(22)および前記フット開口部(24)を切替開閉するフットフェイス切替用ドア手段(26)とを備え、
    このドア手段(26)が前記フェイス開口部(22)と前記フット開口部(24)の中間位置に操作されて前記フェイス開口部(22)および前記フット開口部(24)を開放するとき、同時に、前記温風バイパス通路(25)も開放するようにし、かつ、このドア手段(26)により前記フット開口部(24)を閉塞するとき、同時に、前記温風バイパス通路(25)も閉塞するようにしたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出すデフロスタ吹出口に接続されるデフロスタ開口部(20)と、
    このデフロスタ開口部(20)を開閉するデフロスタドア手段(21)とを備え、
    このデフロスタドア手段(21)により前記空気通路(23)を開閉するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 空調空気の通路を形成する空調ケース(11)を備え、
    この1つの空調ケース(11)内に、空調空気を冷却する冷房用熱交換器(12)が前記暖房用熱交換器(13)の空気流れ上流側に隣接して配設されており、
    前記空調ケース(11)内において、前記暖房用熱交換器(13)が車両後方側の下方部位に配置され、前記冷房用熱交換器(12)が前記暖房用熱交換器(13)よりも車両前方側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
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