JPH10114209A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10114209A
JPH10114209A JP26994396A JP26994396A JPH10114209A JP H10114209 A JPH10114209 A JP H10114209A JP 26994396 A JP26994396 A JP 26994396A JP 26994396 A JP26994396 A JP 26994396A JP H10114209 A JPH10114209 A JP H10114209A
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康弘 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイレベルモードにおける上下の吹出空気に
適度な温度差をつける。 【解決手段】 冷風バイパス通路15を通過した冷風と
暖房用熱交換器13を通過した温風とを冷温風混合空間
19にて混合させ、この空間19から空気を空気通路2
3を経てフェイス開口部22およびフット開口部24に
導入する。そして、暖房用熱交換器13を通過した温風
の一部を、温風バイパス通路25により、冷温風混合空
間19および空気通路23をバイパスして、直接、フッ
ト開口部24に導入する。フェイス開口部22およびフ
ット開口部24を、フットフェイス切替用ドア26によ
り切替開閉するとともに、このドア26によりフット開
口部24を開放するとき、同時に、温風バイパス通路2
5も開放するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイレベルモード
時における上下の吹出空気に適度な温度差をつけること
ができる車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の車両用空調装置を例示する
もので、車室内計器盤下方部のうち、車両左右方向の中
央部に配設された1つの共通の空調ケース11内に蒸発
器12とヒータコア13とを車両前後方向に配設し、エ
アミックスドア16にて空調空気の温度制御を行い、こ
の空調空気の流れ方向を2つの吹出モードドア21、2
6にて切替え、フェイスモード、バイレベルモード、フ
ットモード、フットデフロスタモード、デフロスタモー
ド等の吹出モードを得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェイス開
口部22およびフット開口部24を同時に開放して、乗
員の頭部および足元部に向けて同時に風を吹き出すバイ
レベル吹出モードでは、フェイス開口部22からの吹出
空気温度をフット開口部24からの吹出空気温度より所
定温度だけ低くして、頭寒足熱の温度分布を得ることが
快適な空調フィーリングのために要求される。
【0004】しかし、図5に示す従来技術では、フェイ
ス開口部22とフット開口部24を1枚のモードドア2
6にて開閉し、さらに、フェイス開口部22とフット開
口部24への共通の空気通路23をデフロスタドア21
にて開閉する構造になっているので、この共通の空気通
路23の開口面積がデフロスタドア21の大きさの制約
からどうしても小さくなってしまう。
【0005】その結果、ヒータコア13を通過した温風
と、ヒータコア13をバイパスした冷風が上記共通の空
気通路23部分にて混ざりやすくなり、フェイス開口部
22からの吹出空気と、フット開口部24からの吹出空
気との間に温度差が付かないという問題があった。そこ
で、本発明は上記点に鑑みて、温度制御後の空気を、共
通の空気通路を通してフェイス開口部およびフット開口
部に導入するタイプのものにおいて、バイレベルモード
時における上下の吹出空気に適度な温度差をつけること
ができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すため
に、請求項1〜3記載の発明では、冷風バイパス通路
(15)を通過した冷風と暖房用熱交換器(13)を通
過した温風とを混合させる冷温風混合空間(19)と、
この空間(19)から空気をフェイス開口部(22)お
よびフット開口部(24)に導入する空気通路(23)
と、暖房用熱交換器(13)を通過した温風の一部を、
冷温風混合空間(19)および空気通路(23)をバイ
パスして、直接、フット開口部(24)に導入する温風
バイパス通路(25)と、フェイス開口部(22)およ
びフット開口部(24)を切替開閉するフットフェイス
切替用ドア手段(26)とを備え、このドア手段(2
6)によりフット開口部(24)を開放するとき、同時
に、温風バイパス通路(25)を開放するようにしたこ
とを特徴としている。
【0007】このような構成によると、フェイス開口部
(22)およびフット開口部(24)を同時に開放する
バイレベル吹出モードでは、温風バイパス通路(25)
も同時に開放されるため、温風バイパス通路(25)を
通して、暖房用熱交換器(13)を通過した温風の一部
を直接、フット開口部(24)に導入することができ
る。
【0008】そのため、冷温風混合空間(19)からの
空気を、共通の空気通路(23)を通してフェイス開口
部(22)およびフット開口部(24)に導入する構成
であっても、フェイス開口部(22)に比してフット開
口部(24)側の吹出空気温度を上記のバイパス温風の
分だけ必ず高くすることができ、頭寒足熱型の快適な温
度分布を得ることができる。
【0009】しかも、温風バイパス通路(25)はフッ
トフェイス切替用ドア手段(26)により開閉されるも
のであるから、モード切替用ドア手段を追加する必要は
なく、簡潔な構成で済む。なお、上記各手段に付した括
弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との
対応関係を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
ものであり、本実施形態の車両用空調装置の通風系は、
大別して、空調ユニット10と図示しない送風機ユニッ
トとの2つの部分に分かれている。送風機ユニット部は
車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオ
フセットして配置されており、これに対し、空調ユニッ
ト10部は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向の略
中央部に配置されている。
【0011】図示しない送風機ユニット部は周知のごと
くは内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替
導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱から導入さ
れる空気を送風する送風機とから構成されている。この
送風機は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)を電
動モータにて回転駆動するものである。空調ユニット1
0部は、1つの共通の空調ケース11内に蒸発器(冷房
用熱交換器)12とヒータコア(暖房用熱交換器)13
を両方とも一体的に内蔵するタイプのものである。空調
ケース11はポリプロピレンのような、ある程度の弾性
を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、図1
の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する左右2分
割のケースからなる。この左右2分割のケースは、上記
熱交換器12、13、後述のドア等の機器を収納した後
に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に
結合されて空調ケース11を構成する。
【0012】空調ユニット10部は、車室内の計器盤下
方部の略中央部に、車両の前後および上下方向に対し
て、図1に示す形態で配置され、そして、空調ケース1
1の、最も車両前方側の部位には空気流入口14が配設
されている。この空気流入口14には、前述の送風機ユ
ニットから送風される空調空気が流入する。この空気流
入口14は助手席前方の部位に配置される送風機ユニッ
トの空気出口部に接続するために、空調ケース11のう
ち、助手席側の側面に開口している。
【0013】空調ケース11内において、空気流入口1
4直後の部位に蒸発器12が空気通路の全域を横切るよ
うに配置されている。この蒸発器12は周知のごとく冷
凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、
空調空気を冷却するものである。ここで、蒸発器12は
図1に示すように、車両前後方向には薄型で、車両上下
方向に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置さ
れている。
【0014】また、蒸発器12は周知の積層型のもので
あって、アルミニュウム等の金属薄板を2枚張り合わせ
て構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して
多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。そし
て、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)に、所
定の間隔を開けてヒータコア13が隣接配置されてい
る。このヒータコア13は、蒸発器12を通過した冷風
を再加熱するものであって、その内部に高温のエンジン
冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を
加熱するものである。このヒータコア13も蒸発器12
と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長
手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されてい
る。
【0015】但し、ヒータコア13は垂直より若干の角
度だけ車両前方側へ傾斜して配置されている。また、ヒ
ータコア13は周知のものであって、アルミニュウム等
の金属薄板を溶接等により断面偏平状に接合してなる偏
平チューブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置
し、一体ろう付けしたものである。また、空調ケース1
1内で、ヒータコア13の上方部位には、このヒータコ
ア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バイパ
ス通路15が形成されている。空調ケース11内で、ヒ
ータコア13と蒸発器12との間には、ヒータコア13
で加熱される温風とヒータコア13をバイパスする冷風
(すなわち、冷風バイパス通路15を流れる冷風)との
風量割合を調整する平板状のエアミックスドア16が配
置されている。ここで、このエアミックスドア16は、
水平方向に配置された回転軸16aと一体に結合されて
おり、この回転軸16aとともに車両上下方向に回動可
能になっている。
【0016】回転軸16aは、空調ケース11に回転自
在に支持され、かつ回転軸16aの一端部は空調ケース
11の外部に突出して、図示しないリンク機構に結合さ
れて、空調装置の温度制御機構(サーボモータのような
アクチュエータ等)により回動操作されるようになって
いる。そして、空調ケース11内において、ヒータコア
13の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコ
ア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる仕切
り壁17が空調ケース11に一体成形されている。この
仕切り壁17によりヒータコア13の直後から上方に向
かう温風通路18が形成され、この温風通路18の下流
側(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バ
イパス通路15と合流し、冷風と温風の混合を行う冷温
風混合空間19を形成している。
【0017】空調ケース11の上面部において、車両前
方側の部位にはデフロスタ開口部20が開口している。
このデフロスタ開口部20は冷温風混合空間19から温
度制御された空調空気が流入するものであって、図示し
ないデフロスタダクトおよびデフロスタ吹出口を介し
て、車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出す。デフロス
タ開口部20に至る通路に設けられた入口穴20aはデ
フロスタドア21により開閉される。このデフロスタド
ア21は回転軸21aにより回動自在になっている。
【0018】空調ケース11の上面部において、デフロ
スタ開口部20よりも車両後方側(乗員寄り)の部位に
はフェイス開口部22が開口している。このフェイス開
口部22も冷温風混合空間19から温度制御された空調
空気が空気通路23を通して流入するものであって、フ
ェイス開口部22は図示しないフェイスダクトを介して
計器盤上方部のフェイス吹出口より乗員頭部に向けて風
を吹き出す。空気通路23はデフロスタドア21により
開閉される。
【0019】また、空調ケース11のうち、車両後方側
の側面の上部側には、フット開口部24が開口してい
る。このフット開口部24には冷温風混合空間19から
温度制御された空調空気が空気通路23を通って流入す
る。さらに、冷温風混合空間19および空気通路23と
並列的に温風バイパス通路25が配設され、この温風バ
イパス通路25の設置により、ヒータコア13を通過し
た温風が、冷温風混合空間19および空気通路23をバ
イパスして、直接、フット開口部24に流入するように
してある。
【0020】そして、フット開口部24は図示しないフ
ットダクトを介してフット吹出口から前席側の乗員足元
に温風を吹き出す。ここで、フット開口部24よりも下
方部位に、2点鎖線で示す後席用フット開口部240を
追加設置して、車室内の後席側の乗員足元にも温風を吹
き出すようにしてもよい。フット開口部24の入口穴2
4aおよび温風バイパス通路25の出口部と、フェイス
開口部22との間に、フットフェイス切替用ドア26が
回転軸26aにより回動自在に設置され、このドア26
によりフット開口部24の入口穴24aおよび温風バイ
パス通路25の出口部とフェイス開口部22が切替開閉
される。
【0021】デフロスタドア21とフットフェイス切替
用ドア26は、吹出モード切替用のドア手段であって、
図示しないリンク機構に連結されて、吹出モード切替機
構(サーボモータのようなアクチュエータ等)により連
動操作されるようになっている。なお、上述した各ドア
16、21、26は、いずれも単体の状態では同一構造
であり、各回転軸16a、21a、26aと一体に結合
された樹脂または金属製のドア基板を有し、この基板の
表裏両面にウレタンフォームのような弾性シール材を貼
着した構造である。
【0022】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明すると、車両用空調装置は、周知のように、空調
操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号お
よび空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力さ
れる電子制御装置(図示せず)を備えており、この制御
装置の出力信号により各ドア16、21、26の位置が
制御される。
【0023】図1は、春秋期のような中間シーズンにお
いて用いられるバイレベル吹出モードが設定された状態
を示しており、このバイレベル吹出モードでは、デフロ
スタドア21はデフロスタ開口部20の入口穴20aを
閉塞し、空気通路23を開放している。また、フットフ
ェイス切替用ドア26は、フェイス開口部22とフット
開口部24の入口穴24aとの中間位置に操作されて、
フェイス開口部22、フット開口部24の入口穴24a
および温風バイパス通路25の出口部をいずれも開放し
ている。
【0024】さらに、エアミックスドア16は最大冷房
位置と最大暖房位置の中間位置に操作されている。この
状態では、図示しない送風機ユニットからの送風空気が
空気流入口14より空調ユニット10内に流入し、蒸発
器12にて冷却されて冷風となる。そして、この冷風が
エアミックスドア16により冷風バイパス通路15を流
れる部分とヒータコア13で再加熱される部分とに振り
分けられる。
【0025】そして、ヒータコア13で加熱された温風
は温風通路18を上昇した後に、冷温風混合空間19に
向かう流れと、温風バイパス通路25に向かう流れとに
分岐される。この温風バイパス通路25を通過した温風
は、フットフェイス切替用ドア26に案内されて、直接
フット開口部24側へ向かう。一方、冷温風混合空間1
9では、冷風バイパス通路15からの冷風と温風通路1
8からの温風が混合されて所定温度に調整され、しかる
のち空間19からの空気は空気通路23を通過してフェ
イス開口部22とフット開口部24に流れる。
【0026】従って、上記した温風バイパス通路25を
通過する温風の分だけ、フット開口部24側へ向かう空
気の温度が、フェイス開口部22へ向かう空気の温度よ
り高くなる。その結果、フェイス開口部22を通って乗
員の頭部に吹き出される吹出空気温度がフット開口部2
4を通って乗員の足元部に吹き出される吹出空気温度よ
り低くなり、頭寒足熱型の快適な温度分布が得られる。
【0027】次に、図2はデフロスタ吹出モードが設定
された状態を示しており、2枚のモードドア21、26
によりデフロスタ開口部20のみが開放され、フェイス
開口部22、フット開口部24の入口穴24aおよび温
風バイパス通路25の出口部はいずれも閉塞される。従
って、送風空気はすべてデフロスタ開口部20を通って
車両窓ガラスに向けて吹き出され、窓ガラスの曇り止め
を行う。
【0028】図1のバイレベル吹出モードおよび図2の
デフロスタ吹出モードでは、いずれもエアミックスドア
16は最大暖房位置と最大冷房位置との中間位置に操作
された状態を示しているが、エアミックスドア16をこ
の中間位置から最大冷房側または最大暖房側へ回動操作
することにより、吹出空気温度を任意に調整できる。次
に、図3はフェイス吹出モードの状態を示しており、2
枚のモードドア21、26によりフェイス開口部22の
みが開放され、デフロスタ開口部20、フット開口部2
4の入口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部
はいずれも閉塞される。従って、送風空気はすべてフェ
イス開口部22を通って乗員頭部に向かって吹き出され
る。
【0029】図3では、エアミックスドア16はヒータ
コア13への空気流入路を全閉する最大冷房状態を示し
ているが、エアミックスドア16を最大冷房状態から最
大暖房側へ回動操作することにより、フェイス吹出モー
ドにおける吹出空気温度を任意に調整できる。次に、図
4はフット吹出モードの状態を示しており、2枚のモー
ドドア21、26によりフェイス開口部22のみが閉塞
され、デフロスタ開口部20と、フット開口部24の入
口穴24aおよび温風バイパス通路25の出口部はいず
れも開放される。但し、デフロスタドア21はデフロス
タ開口部20の入口穴20aの開度を絞り、空気通路2
3の開度を大きくする位置に操作されており、これによ
り、デフロスタ開口部20への吹出風量を20%程度に
設定し、フット開口部24への吹出風量を80%程度に
設定している。この結果、窓ガラスの曇り止めを行いな
がら、乗員足元への温風吹出による暖房作用を行うこと
ができる。
【0030】なお、図4では、エアミックスドア16は
冷風バイパス通路15を全閉する最大暖房状態を示して
いるが、エアミックスドア16を最大暖房状態から最大
冷房側へ回動操作することにより、フット吹出モードに
おける吹出空気温度を任意に調整できる。また、図示を
省略するが、図4のフット吹出モードの状態からデフロ
スタドア21を所定量だけ反時計方向に回動操作して、
図4の状態よりもデフロスタ開口部20の入口穴20a
の開度を大きくし、空気通路23の開度を小さくするこ
とにより、デフロスタ開口部20とフット開口部24へ
の吹出風量をともに50%程度(同等の風量)に設定す
るフットデフロスタ吹出モードが得られる。
【0031】(他の実施形態)なお、上記実施形態で
は、各ドア16、21、26の操作をリンク機構を介し
てサーボモータのようなアクチュエータにより行う場合
について説明したが、空調操作パネルに設けられた温度
制御レバー、吹出モードレバー等の手動操作部材に加え
られる手動操作力にて、操作ケーブル等を介して上記各
ドアを操作するようにしてもよい。
【0032】また、空調ユニット10内に蒸発器(冷房
用熱交換器)12を配設しないタイプの空調装置にも同
様に本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における空調ユニット部の
断面図で、バイレベル吹出モードの状態を示す。
【図2】図1の空調ユニット部のデフロスタ吹出モード
の状態を示す断面図である。
【図3】図1の空調ユニット部のフェイス吹出モードの
状態を示す断面図である。
【図4】図1の空調ユニット部のフット吹出モードの状
態を示す断面図である。
【図5】従来装置の空調ユニット部の断面図である。
【符号の説明】
10…空調ユニット、11…空調ケース、12…蒸発
器、13…ヒータコア、15…冷風バイパス通路、16
…エアミックスドア、19…冷温風混合空間、20…デ
フロスタ開口部、21…デフロスタドア、22…フェイ
ス開口部、23…空気通路、24…フット開口部、25
…温風バイパス通路、26…フットフェイス切替用ド
ア。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調空気を加熱する暖房用熱交換器(1
    3)と、 この暖房用熱交換器(13)をバイパスして空調空気を
    流す冷風バイパス通路(15)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記冷風
    バイパス通路(15)を通過する冷風との風量割合を調
    節するエアミックスドア(16)と、 前記冷風バイパス通路(15)を通過した冷風と前記暖
    房用熱交換器(13)を通過した温風とを混合させる冷
    温風混合空間(19)と、 車室内乗員の頭部に向けて風を吹き出すフェイス吹出口
    に接続されるフェイス開口部(22)と、 車室内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット吹出口に
    接続されるフット開口部(24)と、 前記冷温風混合空間(19)から空気を前記フェイス開
    口部(22)および前記フット開口部(24)に導入す
    る空気通路(23)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過した温風の一部を、
    前記冷温風混合空間(19)および前記空気通路(2
    3)をバイパスして、直接、前記フット開口部(24)
    に導入する温風バイパス通路(25)と、 前記フェイス開口部(22)および前記フット開口部
    (24)を切替開閉するフットフェイス切替用ドア手段
    (26)とを備え、 このドア手段(26)により前記フット開口部(24)
    を開放するとき、同時に、前記温風バイパス通路(2
    5)も開放するようにしたことを特徴とする車両用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出す
    デフロスタ吹出口に接続されるデフロスタ開口部(2
    0)と、 このデフロスタ開口部(20)を開閉するデフロスタド
    ア手段(21)とを備え、 このデフロスタドア手段(21)により前記空気通路
    (23)を開閉するようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 空調空気の通路を形成する空調ケース
    (11)を備え、 この1つの空調ケース(11)内に、空調空気を冷却す
    る冷房用熱交換器(12)が前記暖房用熱交換器(1
    3)の空気流れ上流側に隣接して配設されており、 前記空調ケース(11)内において、前記暖房用熱交換
    器(13)が車両後方側の下方部位に配置され、前記冷
    房用熱交換器(12)が前記暖房用熱交換器(13)よ
    りも車両前方側に配置されており、 前記暖房用熱交換器(13)の上方側に、前記冷風バイ
    パス通路(15)、前記冷温風混合空間(19)、およ
    び前記温風バイパス通路(25)が配置されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装
    置。
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GB2345337A (en) * 1998-12-25 2000-07-05 Denso Corp Vehicle air conditioner with generally horizontal heat exchanger and hot air guide
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