JP2513981Y2 - エアアウトレットのダンパ開閉機構 - Google Patents

エアアウトレットのダンパ開閉機構

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JP2513981Y2
JP2513981Y2 JP3347892U JP3347892U JP2513981Y2 JP 2513981 Y2 JP2513981 Y2 JP 2513981Y2 JP 3347892 U JP3347892 U JP 3347892U JP 3347892 U JP3347892 U JP 3347892U JP 2513981 Y2 JP2513981 Y2 JP 2513981Y2
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air outlet
groove
damper
annular
leg portion
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順一 恩田
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Inoac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両などにおけるエア
アウトレットのダンパ開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の前席正面のインストルメントパ
ネルまたはその近傍には車室内の換気および空調のため
の通風口が設けられる。この通風口は、通常プラスチッ
ク成形品の筒状体もしくは箱体からなるエアアウトレッ
トを嵌め込むことによって構成される。
【0003】このエアアウトレットには当該通風口にお
ける通風の切替または通風量の制御をなすダンパが個別
的に設けられ、エアアウトレット外壁に枢着されたレバ
ーを作動して該ダンパを回動せしめ、もってその通風開
度が制御される。
【0004】ところで、ダンパの通風開度の制御は車室
内の条件あるいは乗員の好みにより任意の角度に自由に
調節できることが好ましく、またダンパ操作に置いては
ある種の操作荷重を伴った快適な節度感と固定位置の確
実な保持とが求められている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案はこのような
状況に鑑みて、ダンパを操作する操作ダイヤルに適度な
荷重を与えて、使用者に快適な節度感を付与し、かつダ
イヤルの固定位置を確実に保持することができるエアア
ウトレットのダンパ開閉機構を提供しようとするもので
ある。
【0006】さらに、この考案は部品数が少なく単純な
構造で、組み立てが容易でかつ頻繁な操作にも耐え故障
が少なく、あわせて経済的であるダンパ開閉機構を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
内部に通風開度を規定する開閉自在なダンパを有し、外
部側壁にはボス部が突設されたエアアウトレット本体
と、前記ダンパを開閉するための係合連結部と操作部を
備えた円形本体よりなり、前記円形本体はその裏面側に
おいて前記外部側壁に形成された環状突部に摺接支持さ
れているとともに、当該円形本体には前記ボス部に回動
自在に嵌着される中心孔の外周にエアアウトレット側に
面する内底面を有する環状凹溝が形成され、かつ該環状
凹溝部内の溝壁部には適宜数の切替凹陥部35が形成さ
れた操作ダイヤルと、前記ボス部に取付部材によって固
着される取付部と該取付部外周に形成された弾性脚部と
制御脚部よりなり、前記取付部は前記ボスと前記操作ダ
イヤルの中心孔の間に挿入されかつ操作ダイヤルの中心
孔裏面部周辺に係着する係着爪部を有し、前記弾性脚部
は前記操作ダイヤルの環状凹溝に圧接し、さらに前記制
御脚部は前記操作ダイヤルの環状凹溝に圧接しつつ該溝
内の切替凹陥部に圧嵌するように構成された弾性圧接部
材とからなることを特徴とするエアアウトレットのダン
パ開閉機構に係る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案のエアアウトレットのダンパ開
閉機構の一例を示す一部を切り欠いた断面図、図2はそ
の要部を分解した斜視図、図3は図1の3−3線におけ
る断面図、図4は操作ダイヤルの平面図である。
【0009】図1および図2に示されるように、この考
案のエアアウトレットのダンパ開閉機構は、エアアウト
レット本体10と操作ダイヤル20と弾性圧接部材40
とから構成されている。
【0010】エアアウトレット本体10はプラスチック
の箱状成形品よりなり、その内部に通風口を開閉しまた
はその通風量を規定する開閉自在なダンパ11を有して
いるとともに、外部側壁12にはボス部15が突設され
ている。このボス部15は筒状のボス本体16と当該ボ
ス本体16の外側に突設された環状突部14とからな
り、前記ボス本体16には取付部材、たとえば固定用ネ
ジ60によって操作ダイヤル20が取り付けられてい
る。
【0011】操作ダイヤル20は前記ダンパ11の開閉
量を調節するためのもので、係合連結部21と円形本体
25とからなる。係合連結部21は連結レバー13を介
して前記ダンパ11と接続されている。符号17は連結
ピン、22は前記連結ピン17の係合溝である。
【0012】円形本体25はその中心部に形成された中
心孔27が前記ボス部15のボス本体16に回動自在に
嵌着されているとともに、前記ボス部15の環状突部1
4によって裏面25aから摺接支持されている。そし
て、円形本体25の外周部の一部は前記ダンパ11の開
度を切り替えるダイヤル状の操作部26を構成してい
る。
【0013】この実施例において、当該操作ダイヤル2
0の回動範囲は、図4に示されるように、前記エアアウ
トレット本体10の外部側壁12において、係合連結部
21の移動軌跡上に突設された回り止めピン19,19
によって規制される。
【0020】前記中心孔27の外周には環状凹溝30が
形成されている。この環状凹溝30は円形本体25の前
記外部側壁12側に内底面31を有していて、該溝内に
次述する弾性圧接部材40の弾性脚部50および制御脚
部55が圧嵌される。
【0021】前記環状凹溝30の外側溝壁部32には複
数個の切替凹陥部35が設けられている。前記切替凹陥
部35は、次述する弾性圧接部材40の制御脚部55が
嵌合し、前記操作ダイヤル20による前記ダンパ11の
開度を段階的に固定するためのもので、その切替数によ
って適宜の個数が設けられ、この実施例では3か所(3
5a,35b,35c)が形成される。
【0022】この実施例において、前記環状凹溝30内
には操作ダイヤル20の回動幅に対応する長さに形成さ
れた円弧溝33が設けられていて、前記切替凹陥部35
は当該円弧溝33内に形成されている。なお、この切替
凹陥部35は前記環状凹溝30の内底面31に形成され
ることも可能である。
【0023】弾性圧接部材40は前記操作ダイヤル20
が嵌着されるボス部15に取り付けられる。弾性圧接部
材40はプラスチックなどの弾性体よりなり、取付部4
1と該取付部41の外周に形成された弾性脚部50と制
御脚部55とからなる。この弾性圧接部材40は前記ダ
ンパ11の開閉度を切り替えるとともに、前記操作ダイ
ヤル20に適当な節度感を付与するためのもので、その
取付部41を介して前記ボス部15に固着される。符号
42は固定用ネジなどが固着される取付孔部である。
【0024】取付部41は図のような複数本の係着爪部
45を有している。この係着爪部45は、図3に示され
るように、前記ボス部15と操作ダイヤル20の中心孔
27との間に挿入され、先端の鉤状部46を前記中心孔
27から円形本体裏側25aに突出させて前記中心孔2
7裏側周辺に形成された凹部28に係着させる。それに
よって、弾性圧接部材40が操作ダイヤル20に確実に
係着し、ダイヤル操作のふらつきがなくなる。
【0025】弾性脚部50,50は、先端に前記環状凹
溝30に圧接される球状部50aを有していて、前記操
作ダイヤル20の回動に適度な節度感を付与している。
【0026】また、制御脚部55も同様にその先端に前
記切替凹陥部35形状に対応する球状の係合突部51が
形成されていて、前記環状凹溝30に圧接しつつ該溝内
の適宜位置の切替凹陥部35(35a,35b,35
c)に圧嵌され、前記ダンパ11の開閉位置を保持す
る。
【0027】なお、前記弾性脚部50,50および制御
脚部55が前記環状凹溝方向に屈曲し溝壁部32および
切替凹陥部35を圧接する長さの湾曲部によって形成さ
れている。それによって、図3からより良く理解される
ように、前記弾性圧接部材40を前記ボス部15に締付
固定した際に、前記弾性脚部50と制御脚部55とが前
記環状凹溝30の内底面31方向に湾曲した湾曲形状に
変形し、適宜のバネ弾性をもって溝壁部32および切替
凹陥部35に圧接するとともに、その圧接力を集中させ
ることができる。
【0028】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
エアアウトレットのダンパ開閉機構によれば、操作ダイ
ヤルのふらつきがなくダンパの開閉位置の保持は確実で
あるとともに、その回動には適度な節度感が付与され快
適かつ確実な操作が可能となる。また、この考案構造に
よれば、部品の点数も少なく組み立てが容易で頻繁な操
作にも耐え故障が少なく、かつ経済的であり、この考案
のもたらす効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のエアアウトレットのダンパ開閉機構
の一例を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】その要部を分解した斜視図である。
【図3】図1の3−3線における断面図である。
【図4】操作ダイヤルの平面図である。
【符号の説明】
10 エアアウトレット本体 11 ダンパ 12 外部側壁 15 ボス部 20 操作ダイヤル 25 円形本体 30 環状凹溝 35 切替凹陥部 40 弾性圧接部材 45 係着爪部 50 弾性脚部 55 制御脚部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に通風開度を規定する開閉自在なダ
    ンパ11を有し、外部側壁12にはボス部15が突設さ
    れたエアアウトレット本体10と、 前記ダンパを開閉するための係合連結部21と操作部2
    6を備えた円形本体25よりなり、前記円形本体はその
    裏面側において前記外部側壁に形成された環状突部に摺
    接支持されているとともに、当該円形本体には前記ボス
    部に回動自在に嵌着される中心孔27の外周にエアアウ
    トレット側に面する内底面31を有する環状凹溝30が
    形成され、かつ該環状凹溝部内の溝壁部32には適宜数
    の切替凹陥部35が形成された操作ダイヤル20と、 前記ボス部に取付部材によって固着される取付部41と
    該取付部外周に形成された弾性脚部50と制御脚部55
    よりなり、前記取付部は前記ボスと前記操作ダイヤルの
    中心孔の間に挿入されかつ操作ダイヤルの中心孔裏面部
    周辺に係着する係着爪部45を有し、前記弾性脚部は前
    記操作ダイヤルの環状凹溝に圧接し、さらに前記制御脚
    部は前記操作ダイヤルの環状凹溝に圧接しつつ該溝内の
    切替凹陥部に圧嵌するように構成された弾性圧接部材4
    0とからなることを特徴とするエアアウトレットのダン
    パ開閉機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、弾性圧接部材の弾性
    脚部および制御脚部の先端が曲面または球面状に形成さ
    れたエアアウトレットのダンパ開閉機構。
  3. 【請求項3】 請求項1において、切替凹陥部が環状凹
    溝の内側の円弧溝内に形成されたエアアウトレットのダ
    ンパ開閉機構。
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