JPH01163551A - ダンパー開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のベンチレータ等に＋１３いて、空気
流量を調節するためのダンパー開閉装置に関するもので
ある。

（従来の技術） たとえば、自動車のベンチレータにおいて、空気流量を
調節するダンパー開閉装置としては、実開昭５５−１６
６３４７号公報に示されたものや、実開昭６０−１３５
２１８号公報に示されたものがある。

これらは、空気通路を構成するケース体の内部に空気流
量調節用のダンパーを開閉自在に設り、ケース体の外側
部にボス部を突設し、このボス部にダンパーを開閉する
操作レバーや操作ダイへフル等の操作体をビスで直接的
にあるいはブツシュを介して間接的に取付【プた構造の
ため、操作体を回動する際のトルクが安定せず、ビスの
締付は具合によって操作トルクがばらつくという問題が
あった。

この問題を解消するための機造として、後者の実開昭６
０−１３５２１８号公報には、ブツシュ及び操作体の一
方に凹凸部を設けるとともに、使方に球体等の係合部を
設けたものが示されているが、この構造の場合でし、操
作体は、その中央部がブツシュによって支持されている
とともに、その偏心位置の１か所がブツシュと係合して
いるだけなので、操作体を操作する際に、操作体に正し
い操作方向以外の力が加わると、操作体が操作Ｉｊ向と
直角の方向にふらつき易く、このようになると、操作１
−ルクが変化してしまうことになる。

（発明が解決しようとする問題点） 上）ホしたように、従来のダンパー開閉装置では、操作
レバーや操作ダイヤル等の操作体の操作１〜ルクが安定
しないという問題があり、操作体のふらつきも含めて、
操作フィーリングの向上−を阻む大きな原因となってい
た。

本発明は、このような点に柩み成されたもので、操作レ
バーや操作ダイヤル等の操作体の操作１〜ルクを安定さ
せるとともに、操作体のふらつきを無くし、操作フィー
リングを向上しようと１−るものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は、空気通路を構成するケース体１の内部に空気
流量調り川のダンパーを開閉自在に設け、ケース体１の
外側にボス部２１を突設し、このボス部２１に上記ダン
パーを開閉する操作体７を合成樹脂製の円盤体８を介し
て回動自在に取付けたダンパー開閉装置であって、上記
円盤体８は、上記操作体７の中心孔２３に回動自在に嵌
合するとともに上記ケース体１のボス部２１に固定され
るブツシュ部２５の外方に、操作体７の外側面部に当接
して操作体７をケース体１に押圧する環状の押圧縁部２
６を弾性連結部２７を介して設（プて成り、上記ケース
体１には、上記ボス部２１の外方に上記操作体７の内側
面部に直接またはスペーサ２８を介して当接する全体ど
して環状を成すリブ２２が突設されているものである。

（作用） 本発明のダンパー開閉装置は、円盤体８のブツシュ部２
５で操作体７の中央部をケース体１に支持する他、円盤
体８の環状の押圧縁部２６どケース体１の環状のリブ２
２とで操作体７の中央部から離れた同心環状位置を弾性
的に挟持するものである。

（実施例） 本発明のダンパー開閉装置の一実施例を図面を参照して
説明する。

第１図において、１は自動車のペンヂレータに用いる合
成樹脂製のケース体で、このケース体１は、前後を開口
して空気通路を構成し、その前面の開口部が空気吹出し
口２となっており、その内部には空気流量調節用の図示
しない合成樹脂製の板状のダンパーが軸支され、この図
示しないダンパーがケース体１の内部を塞ぐ全閉状態か
らケース体１の上下の壁と平行の全開状態の間で回動す
るようになっており、この図示しないダンパーと一体の
合成樹脂製のレバー３がケース体１の左側の側壁４の外
側に配設されている。

そして、このケース体１の空気吹出し口２の内側には風
向を上下に変える合成樹脂製のルーパー５が上下方向回
動自在に軸支されているとともに、このルーパー５の後
側には風向を左右に変える図示しない別のルーパーが左
右方向回動自在に軸支されており、この図示しないルー
パーを操作する合成樹脂製のつまみ６が上記ルーパー５
の前部に突設されている。なお、ルーパー５は、前部に
露出しているので、その操作は直接性なう。

また、ケース体１の左側の側壁４の外側に合成樹脂製の
操作体としての操作ダイヤル７がポリアセタール等の合
成樹脂製の円盤体８及びビス９を介して回動自在に取付
けられ、この操作ダイヤル７の後部から一体に突設され
たレバ一部１０が上記図示しないダンパーと一体のレバ
ー３ど連結され、操作ダイヤル７を回動すると、レバー
３を介して図示しないダンパーが回動し、ケース体１内
の空気流量の調節つまり空気吹出し口２がら吹出す空気
の吊を調節することができる。なお、ケース体１の空気
吹出し口２の外側にはフランジ部１１が設（）られ、こ
のフランジ部１１の左側部に１ｕｌｌ壁４ど平行な長孔
１２が形成され、この長孔１２がら操作ダイヤル７の萌
縁部が突出しており、ケース体１の前面から操作ダイ１
フル７を回動操作することができる。

ぞうして、上記ケース体１と操作ダイヤル７と円盤体８
の関係について、第２図及び第３図に承りように、ケー
ス体１の側壁４には、円盤体８に対する筒状のボス部２
１が突設されているとともに、このボス部２１の外方に
位置して操作ダイヤル７の内側面部に対する環状のリブ
２２が突設され、操作ダイヤル７には、中心孔２３が形
成されているとともに、その外側面部には円盤体８に対
する環状の渦２４が形成され、円盤体８は、ケース体１
の側壁４のボス部２１及び操作ダイヤル７の中心孔２３
に対する右底筒状のブツシュ部２５の外方に操作ダイヤ
ル７の環状の満２４に対する環状の押圧縁部２６を３つ
の彎曲状の弾性連結部２７を介して連結したもので、操
作ダイヤル７の中心孔２３に嵌合した円盤体８のブツシ
ュ部２５を、合成樹脂製環状のスペーサ２８を嵌合して
おいた側壁４のボス部２１に被嵌し、ビス９で円盤体８
のブツシュ部２５を側壁４のボス部２１に取付けてあり
、ボス部２１の外形とプツシ１部２５の内形が互いに嵌
合する異形形状となっており、回り止め固定されている
。

そして、この状態で、円盤体８の環状の押圧縁部２６が
、操作ダイヤル７の外側面部の環状の満２４に係合する
とともに、弾性連結部２７の弾性により、操作ダイヤル
７をケース体１に押圧し、操作ダイヤル７の内側面部が
環状のスペーサ２８を介してケース体１の側壁４の環状
のリブ２２に圧接する。

したがって、円盤体８のブツシュ部２５で操作ダイヤル
７の中央部をケース体１に回動自在に支持する他、円盤
体８の環状の押圧縁部２６どケース体１の環状のリブ２
２とで操作ダイヤル７の中央部から離れた同心環状位置
を弾性的に挟持することになり、これによって、操作ダ
イヤル７を回動操作づる際に、ケース体１の環状のリブ
２２の他に円盤体８のブツシュ部２５に摺動抵抗が発生
するため、操作ダイへフル７を回動する際のトルクが安
定し、そして、操作ダイヤル７を操作する際に、操作ダ
イヤル７に正しい操作方向以外の力が加わった場合でも
、操作ダイヤル７が操作方向と直角の方向にふらつくこ
とがなく、操作トルクが変化する心配がない。

また、ビス９の締付は具合に多少の違いがある場合にも
、この違いは円盤体８の弾性連結部２７の弾性に吸収さ
れるので、操作トルクがばらつかず、そして、ケース体
１のボス部２１やリブ２２の先端及びスペー１す２８等
に摩耗が発生しても、これも円盤体８の弾性連結部２７
の弾性に吸収されるので、操作トルクが変化することな
く、しかも、円盤体８にはスプリングワッシャと同じ作
用もあるので、ビス９の緩みも防止１゛ることができる
。

また、この実施例では、円盤体８の環状の押圧縁部２Ｇ
が操作ダイへフル７の外側面部の環状の溝２４１ご係合
するので、円盤体８のブツシュ部２５の外周と操作ダイ
ヤル７の中心孔２３の内周の間にクリアランスを取った
り摩耗が発生したりしても、操作ダイヤル７がその径方
向にがたつく心配もない。

なお、この実施例では、スペーサ２８を使用したが、こ
の実施例のようにケース体１のリブ２２を完全に連続し
た環状にした場合には、必ずしも必要ではなく、とくに
スペーサ２８を用いた方が良い場合としては、ケース体
１の環状のリブ２２が完全に連続しないで複数の部分に
分割されている場合である。

また、この実施例は、操作体が操作ダイヤル７の例であ
るが、操作体が操作レバーであってもよく、同様に、図
示しないダンパーの回動を、レバー３とレバ一部１０の
連結によるリンク機構で行なうようにしたが、これに限
らず、ギヤ機構で行なうようにしてもよい。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、円盤体のブツシュ部
で操作体の中央部をケース体のボス部に回動自在に支持
Ｊ−る他、円盤体の環状の押圧縁部とケース体の環状の
リブどで操作体の中央部から離れた同心環状位置を弾性
的に挟持するので、操作体を回動操作する際の１〜ルク
が安定し、しかも、操作体を操作する際に、操作体に正
しい操作方向以外の力が加わった場合でも、操作体が操
作り向と直角の方向にふらつくことがなく、操作トルク
が変化する心配がないため、操作フィーリングが向上し
、また、ケース体のボス部に対する円盤体の取付は具合
に多少の違いがある場合にも、この違いは円盤体の弾性
連結部の弾性に吸収されるので、操作１〜ルクがばらつ
かず、そして、ケース体のボス部やリブの先端等に摩耗
が発生しても、これも円盤体の弾性連結部の弾性に吸収
されるので、操作１ヘルクが変化することがなく、良好
な操作フィーリングを長期に渡って維持することができ
る。

また、実施に際して、円盤体の環状の押圧縁部を操作体
の外側面部の環状の溝に係合すると、円盤体のブッシコ
部の外周と操作体の中心孔の内周の間にクリアランスを
取ったり塵耗が発生したりしでも、操作体がその径方向
にがたつく心配もない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明のダンパー開閉装置の一実施例を示す斜
視図、第２図はその要部の横断面図、第３図はその要部
の分解斜視図である。　　′１・・ケース体、７・・操
作体としての操作ダイへフル、８・・円盤体、２１・・
ボス部、２２・・リブ、２３・・中心孔、２４・・溝、
２５・・ブツシュ部、２６・・押圧縁部、２７・・弾性
連結部、２８・・スペー勺。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）空気通路を構成するケース体の内部に空気流量調
   節用のダンパーを開閉自在に設け、ケース体の外側にボ
   ス部を突設し、このボス部に上記ダンパーを開閉する操
   作体を合成樹脂製の円盤体を介して回動自在に取付けた
   ダンパー開閉装置であって、 上記円盤体は、上記操作体の中心孔に回動自在に嵌合す
   るとともに上記ケース体のボス部に固定されるブッシュ
   部の外方に、操作体の外側面部に当接して操作体をケー
   ス体に押圧する環状の押圧縁部を弾性連結部を介して設
   けて成り、 上記ケース体には、上記ボス部の外方に上記操作体の内
   側面部に直接またはスペーサを介して当接する全体とし
   て環状を成すリブが突設されていることを特徴とするダ
   ンパー開閉装置。
2. （２）上記円盤体の環状の押圧縁部は、上記操作体の外
   側面部の環状の溝に係合することを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のダンパー開閉装置。