JP5148979B2 - 風向調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風向調整装置に関し、詳細には、操作ダイヤルの取付け構造に関する。
例えば、自動車のベンチレータ等に使用される風向調整装置は、図10及び図11に示すように構成されたものが知られている。この風向調整装置100は、空気を流通させる空気通路101を構成する筐体であるケース102を有し、そのケース102内にシャッター103を回動自在に取り付け、該シャッター103をリンク部材104を介して操作ダイヤル105の回動操作で回動自在となして空気流量を調整可能としている。
ケース102の前面には、吹出口106が形成されたパネル107が装着されている。パネル107には、前記吹出口106から吹き出される空気流の向きを変える縦ルーバー108と横ルーバー109とが回動自在に取り付けられている。これら縦ルーバー108と横ルーバー109は、何れも同一の操作つまみ110によりその向きが可変可能とされている。
ところで、操作ダイヤル105は、ケース102の底に円形孔として形成されたダイヤル取付け部111に、爪部112aを形成した円筒形状をなす嵌合装着部112を嵌め込むことによりワンタッチで取り付けられている。この操作ダイヤル105の上部位置には、ケース102の底壁102aが設けられていると共に、この底壁102a上に配置される前記縦ルーバー108の軸受けを形成したスペーサ113が設けられている。
風向調整装置では、前記パネル107の操作ダイヤル上方部位の桟部分107aの幅Lを出来るだけ細くして見栄えを向上させることが求められる。しかしながら、操作ダイヤル105の上方にはケース102の底壁102aがあるため、前記パネル107の桟部分107aの幅Lを細くするには限界がある。
そこで、前記パネル107の桟部分107aの幅Lを細くする方法として、例えば特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1では、弾性変形可能な円盤体を操作ダイヤルに押圧装着させた後、該円盤体をビスでケースに固定させている。
特公平5−36693号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、円盤体とビスが必要となるため、部品点数が増え、ワンタッチで操作ダイヤルを取り付ける構造と比べてコストがかかると共に取り付け工数が増える。
そこで、本発明は、操作ダイヤルの取り付けをワンタッチで行うことができると共に部品点数及びコストの低減を図り、且つ操作ダイヤル上部部位のパネル桟幅を細くすることのできる風向調整装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、一方から他方へ空気を流通させる空気通路を構成する筐体と、前記筐体内に回動自在に軸支され、前記空気通路を開閉自在として空気流量を調整するシャッターと、前記筐体の前面に装着され、吹出口が形成されたパネルと、前記パネルに回動自在に取り付けられ、前記吹出口から吹き出される空気流の向きを変える縦ルーバー及び横ルーバーと、前記筐体に形成されたダイヤル取付け部に回動自在に取り付けられ、前記シャッターを開閉自在に操作する操作ダイヤルと、前記操作ダイヤルと前記シャッターを連結し、該操作ダイヤルの回動操作に連動して前記シャッターを回動させるリンク部材と、を備え、前記操作ダイヤルに、前記ダイヤル取付け部に形成した孔部より前記筐体内に挿入されて該ダイヤル取付け部の裏面に係合する高さの低い逆L字状の係止部を設け、また、前記ダイヤル取付け部の裏面側上部に前記筐体の一部を切り欠く切欠部を形成し、前記切欠部を覆うカバーを前記パネルに取り付け、またこのカバーに前記縦ルーバの軸部を軸支させる軸受け孔を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の風向調整装置であって、前記ダイヤル取付け部の前記孔部周縁の一部を切り欠いて形成した切欠きから挿入させた前記係止部を、前記シャッターが前記空気通路を塞いだ閉位置と前記シャッターが前記空気通路を全開した開位置とに該シャッターを回動させる前記操作ダイヤルの作動範囲で、前記ダイヤル取付け部に対して係合解除不可とするストッパーを設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の風向調整装置であって、前記ストッパーは、前記シャッターを開位置としたときに前記係止部と接触する、前記孔部の内方へ突出した第1ストッパーと、前記シャッターを閉位置としたときに前記リンク部材と接触する、前記筐体に形成された第2ストッパーと、からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の風向調整装置であって、前記係止部に、前記ダイヤル取付け部に線接触して前記操作ダイヤルに操作時のトルクを発生させる突条部を形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の風向調整装置であって、前記突条部は、逆L字状をなす前記係止部の前記ダイヤル取付け部に形成した孔部開口端面と接触する位置と、前記ダイヤル取付け部の裏面と接触する位置とに設けたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の風向調整装置であって、前記係止部は、前記ダイヤル取付け部に形成した孔部を均等に分割する位置に少なくとも3つ設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、筐体に形成されたダイヤル取付け部に形成した孔部より該筐体内に挿入されてダイヤル取付け部の裏面に係合する高さの低い逆L字状の係止部を操作ダイヤルに設けたので、この逆L字状の係止部がダイヤル取付け部の裏面に係合することで、前記筐体に対してワンタッチで操作ダイヤルを装着させることができる。また、本発明によれば、前記係止部を高さの低い逆L字状としたこと、及びダイヤル取付け部の裏面側上部に筐体の一部を切り欠く切欠部を形成したことで、操作ダイヤル上部部位のパネル桟幅を細くすることができる。また、請求項1に記載の発明によれば、筐体の一部を切り欠いた切欠部を覆うようにしてカバーをパネルに取り付けたので、このカバーで切欠部を覆うことができ、見栄えを向上させることができる
請求項2に記載の発明によれば、操作ダイヤルの作動範囲でダイヤル取付け部に対して係止部を係合解除不可とするストッパーを設けたので、このストッパーによって操作ダイヤルがダイヤル取付け部から不用意に外れるのを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、一方のストッパーを孔部の内方へ突出させた第1ストッパーとしているので、この第1ストッパーと操作ダイヤルに設けた係止部とを確実に接触させることができる。また、本発明によれば、他方のストッパーを筐体に形成した第2ストッパーとし、その第2ストッパーをリンク部材に接触させているので、確実に操作ダイヤルの回転を阻止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作ダイヤルに形成した係止部に、ダイヤル取付け部に線接触して該操作ダイヤルに操作時のトルクを発生させる突条部を形成したので、操作ダイヤルに適度な重さの操作感を与えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、トルクを発生させる突条部を操作ダイヤルに二箇所設けたので、一箇所の突条部がすり減っても適度な重さの操作感を操作ダイヤルに与えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ダイヤル取付け部に形成した孔部を均等に分割する位置に少なくとも3つの係止部を操作ダイヤルに設けたので、これら数個の係止部によって前記ダイヤル取付け部に対する操作ダイヤルのがたつきを無くすことができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「風向調整装置の構成説明」
図1は本実施形態の風向調整装置の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は操作ダイヤルが取り付けられる部分を示す要部拡大斜視図、図4は操作ダイヤルが取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図、図5は図3のB−B線断面図、図6は図2のC−C線断面図、図7は筐体に設けられたストッパーにリンク部材が接触した状態を示す筐体の斜視図、図8はパネルが取り外された状態の筐体の斜視図、図9は操作ダイヤル作動範囲における係止部の位置を示す図である。
本実施形態の風向調整装置は、空気通路1を構成する筐体であるケース2と、ケース2内に回動自在に軸支され、空気通路1を開閉自在として空気流量を調整するシャッター3と、ケース2の前面に装着され、吹出口4が形成されたパネル5と、パネル5に回動自在に取り付けられ、吹出口4から吹き出される空気流の向きを変えるルーバー6、7と、ケース2に形成されたダイヤル取付け部8に回動自在に取り付けられ、シャッター3を開閉自在に操作する操作ダイヤル9と、操作ダイヤル9とシャッター3を連結し、該操作ダイヤル9の回動操作に連動して前記シャッター3を回動させるリンク部材10、11と、を備えている。
ケース2は、断面矩形状をなす筒体として形成され、その内部に一方から他方へ空気を流通させる空気通路1を形成している。ケース2の一方には、図示を省略する空気調和装置に接続される空調風供給用パイプが接続されるフランジ12が形成されている。ケース2の他方には、パネル5が装着されると共にそのパネル5に設けられたルーバー6、7が内部に入り込むようになっている。
シャッター3は、ケース2内に回動自在に取り付けられ、前記空気通路1を開閉自在として空気流量を調整する開閉弁として機能する。かかるシャッター3は、ケース天壁2aに形成された軸支孔13aに回動軸14を回転自在に軸支させ、ケース底壁2bに形成された軸支孔13bに一方のリンク部材11の連結部15を挿通させシャッター3と連結させている。
パネル5には、前記ケース2に形成された空気通路1から吹き出される空気を車室内に噴出させるための大きな開口として形成される吹出口4が設けられている。また、このパネル5には、吹出口4から吹き出される空気流の向きを変えるルーバーである縦ルーバー6と横ルーバー7とが回動自在に取り付けられている。
縦ルーバー6は、パネル5の長手方向(高さ方向)に沿って複数枚配置されている。かかる縦ルーバー6は、その長手方向の一端側に設けた軸部16aをパネル上部に形成した軸受け孔17に軸支させ、他端側に設けた軸部16bをパネル下部に形成した軸受け孔18に軸支させ、同じく他端側に設けた軸部16cを後述するカバー19に形成した軸受け孔20に軸支させている。
横ルーバー7は、その長手方向をパネル5の幅方向に向けて配置し、パネル高さ方向に沿って複数枚配置されている。各横ルーバー7は、その長手方向両端に設けた軸部(図示は省略する)を、パネル5に形成した軸受け孔(図示は省略する)に軸支させることにより回動自在とされている。
前記複数枚の縦ルーバー6と横ルーバー7は、何れも同一の操作つまみ21によりその向きが可変可能とされている。操作つまみ21を、図1中矢印X方向に操作すれば、縦ルーバー6の向きを変えることができ、同じく図1中矢印Y方向に操作すれば、横ルーバー7の向きを変えることができる。
また、パネル5には、吹出口4の下端側に操作ダイヤル9のダイヤル操作部9Aを外方へ臨ませるダイヤル操作孔22が形成されている。
操作ダイヤル9は、円盤形状をなし、その外周縁半分の領域にダイヤル操作部9Aを有している。ダイヤル操作部9Aには、指のひらで操作したときに滑らないように複数の凹凸による滑り止めが施されている。そして、この操作ダイヤル9には、ケース2のダイヤル取付け部8に形成した孔部23より前記ケース2内に挿入されて該ダイヤル取付け部8の裏面8aに係合する高さの低い逆L字状の係止部24が設けられている。
係止部24は、ダイヤル取付け部8に形成された円形状の孔部23を均等に分割する位置に3つ設けられている。かかる係止部24は、操作ダイヤル9から垂直に起立する起立部24aと、その起立部24aの先端から水平に突出する爪部24bとを有した逆L字状の突片として前記操作ダイヤル9に一体的に形成されている。係止部24の高さは、前記パネル5の操作ダイヤル上方部位の桟部分5Aの幅Lを出来るだけ細くして見栄えを向上させるために、出来るだけ低くされている。
また、係止部24には、ダイヤル取付け部8に線接触して操作ダイヤル9に操作時のトルクを発生させる突条部25a、25bが形成されている。突条部25a、25bは、逆L字状をなす係止部24の前記ダイヤル取付け部8に形成した孔部開口端面23aと接触する位置(起立部24a)と、ダイヤル取付け部8の裏面8aと接触する位置(爪部24b)とに設けられている。
また、操作ダイヤル9には、前記シャッター3と連結される2つのリンク部材10、11のうち一方の第1リンク部材10と連結するための連結部26が形成されている。連結部26には、第1リンク部材10に設けられた一方の連結用突起10aを挿入係合させる連結用孔26aが形成されている。第1リンク部材10の他方の連結用突起10bは、他方の第2リンク部材11に設けられた連結用孔11aに挿入係合される。これらの係合により、操作ダイヤル9を回動操作させることで、この操作ダイヤル9に連結された第1リンク部材10と第2リンク部材11によって前記シャッター3を開閉自在とすることができる。
ダイヤル取付け部8には、操作ダイヤル9に形成された各係止部24をそれぞれ挿入させる切欠き27が形成されている。ダイヤル取付け部8は、ケース底壁2bの開口端側に設けられ、平面視略円環形状とされている。このダイヤル取付け部8には、前記シャッター3が空気通路1を塞いだ閉位置と前記シャッター3が空気通路1を全開した開位置とに該シャッター3を回動させる前記操作ダイヤル9のダイヤル作動範囲Lで、このダイヤル取付け部8に対して係止部24を係合解除不可とするストッパーである第1ストッパー28が設けられている。第1ストッパー28は、シャッター3を開位置としたときに、前記係止部24と接触する突片として前記孔部23の内方へ突出して形成されている。この第1ストッパー28に前記係止部24が接触することで、操作ダイヤル9の回転が阻止される。
シャッター3を開位置に操作した時の前記操作ダイヤル9の停止位置は、係止部24を第1ストッパー28に接触させることで行うが、シャッター3を閉位置に操作した時の前記操作ダイヤル9の停止位置は、ケース2に形成した第2ストッパー29に第2リンク部材11を接触させて行う。
また、ダイヤル取付け部8の表面8bには、射出成形される操作ダイヤル9に成形によってひけが生じても当該操作ダイヤル9とダイヤル取付け部8とを接触させることができるように、円環状の高さの低い突起30が形成されている。
ダイヤル取付け部8の裏面側上部には、ケース2の一部を切り欠く切欠部31が形成されている。そして、この切欠部31を覆うようにして前記パネル5には、カバー19が取り付けられている。
「動作説明」
次に、以上のように構成された風向調整装置において、シャッター3を開閉動作させて空気流量を調整する動作について説明する。
パネル5に形成されたダイヤル操作孔22から突出する操作ダイヤル9のダイヤル操作部9Aを指で操作して当該操作ダイヤル9を一方向へ回すと、この操作ダイヤル9に連結された第1リンク部材10が回動し、さらにこの第1リンク部材10に連結された第2リンク部材11が回動して、該第2リンク部材11に連結されたシャッター3が回転し空気通路1が全開した状態となる。空気通路1を全開状態としたときの操作ダイヤル9に形成された係止部24の位置は、図9の一点鎖線で示すように、ダイヤル取付け部8に形成された第1ストッパー28に接触した位置とされる。
なお、図9の実線で示す係止部24の位置は、操作ダイヤル9をダイヤル取付け部8に取り付ける時の位置であり、ダイヤル取付け部8に形成した切欠き27に係止部24が挿入し得る位置とされる。
操作ダイヤル9を他方向へ回すと、今度はシャッター3が反対側に回転して空気通路1を全閉させた状態となる。空気通路1を全閉状態としたときの操作ダイヤル9に形成された係止部24の位置は、図9の二点鎖線で示すように、ダイヤル取付け部8に形成された切欠き27の手前位置とされる。空気通路1の全閉状態では、第2リンク部材11が第2ストッパー29と接触することによって、前記係止部24が切欠き27に達する手前の位置で停止する。
前記シャッター3を回す操作量を調整することで、空気通路1の流路断面積を任意に増加減して前記吹出口4から吹き出される空気流の流量を可変させることができる。
そして、パネル5に設けた操作つまみ21を左右に動かせば、縦ルーバー6の向きが変わり、前記吹出口4から吹き出される空気流の向きを左右方向へ変えることができる。また、操作つまみ21を上下に動かせば、横ルーバー7の向きが変わり、前記吹出口4から吹き出される空気流の向きを上下方向に変えることができる。
「作用効果」
以上のように構成された風向調整装置によれば、ケース2に形成されたダイヤル取付け部8に形成した孔部23より該ケース2内に挿入されてダイヤル取付け部8の裏面8aに係合する高さの低い逆L字状の係止部24を操作ダイヤル9に設けたので、この逆L字状の係止部24がダイヤル取付け部8の裏面8aに係合することで、前記ケース2に対してワンタッチで操作ダイヤル9を装着させることができる。これにより、従来のように操作ダイヤル9をダイヤル取付け部8に取り付けるために弾性部材やネジ等を使用することなく誰にでも簡単に取り付けることができ、また取付け専用部品を使用する必要がないことから部品コストも下げられる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、係止部24を高さの低い逆L字状としたこと、及びダイヤル取付け部8の裏面側上部にケース2の一部を切り欠く切欠部31を形成したことで、操作ダイヤル上部部位(桟部分5A)のパネル桟幅Lを細くすることができる。これにより、パネル5の見栄えを良くすることが可能となる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、操作ダイヤル9の作動範囲Lでダイヤル取付け部8に対して係止部24を係合解除不可とするストッパー28を設けたので、このストッパー28によって操作ダイヤル9がダイヤル取付け部8から不用意に外れるのを防止することができる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、一方のストッパーを孔部23の内方へ突出させた第1ストッパー28としているので、この第1ストッパー28と操作ダイヤル9に設けた係止部24とを確実に接触させることができる。また、本実施形態によれば、他方のストッパーをケース2に形成した第2ストッパー3−とし、その第2ストッパー29を第2リンク部材11に接触させているので、確実に操作ダイヤル9の回転を阻止することができる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、操作ダイヤル9に形成した係止部24に、ダイヤル取付け部8に線接触して該操作ダイヤル9に操作時のトルクを発生させる突条部25a、25bを形成したので、操作ダイヤル9に適度な重さの操作感を与えることができる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、トルクを発生させる突条部25a、25bを操作ダイヤル9に二箇所設けたので、一箇所の突条部がすり減っても適度な重さの操作感を操作ダイヤル9に与えることができる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、ダイヤル取付け部8に形成した孔部23を均等に分割する位置に少なくとも3つの係止部24を操作ダイヤル9に設けたので、これら数個の係止部24によって前記ダイヤル取付け部8に対する操作ダイヤル9のがたつきを無くすことができる。
また、本実施形態の風向調整装置によれば、ケース2の一部を切り欠いた切欠部31を覆うようにしてカバー19をパネル5に取り付けたので、このカバー19で切欠部31を覆うことができ、見栄えを向上させることができる。
以上、本発明を適用した具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。
図1は本実施形態の風向調整装置の斜視図である。 図2は図1のA−A線断面図である。 図3は操作ダイヤルが取り付けられる部分を示す要部拡大斜視図である。 図4は操作ダイヤルが取り付けられる部分の要部拡大分解斜視図である。 図5は図3のB−B線断面図である。 図6は図2のC−C線断面図である。 図7は筐体に設けられたストッパーにリンク部材が接触した状態を示す筐体の斜視図である。 図8はパネルが取り外された状態の筐体の斜視図である。 図9は操作ダイヤル作動範囲における係止部の位置を示す図である。 図10は従来の風向調整装置の断面図である。 図11は図10の操作ダイヤルが取り付けられる部分を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1…空気通路
2…ケース(筐体)
3…シャッター
4…吹出口
5…パネル
6…縦ルーバー
7…横ルーバー
8…ダイヤル取付け部
9…操作ダイヤル
10…第1リンク部材
11…第2リンク部材
19…カバー
23…ダイヤル取付け部に形成された孔部
24…係止部
25a、25b…突条部
27…切欠き
28…第1ストッパー
29…第2ストッパー
31…ケースに形成された切欠部

Claims (6)

  1. 一方から他方へ空気を流通させる空気通路を構成する筐体と、
    前記筐体内に回動自在に軸支され、前記空気通路を開閉自在として空気流量を調整するシャッターと、
    前記筐体の前面に装着され、吹出口が形成されたパネルと、
    前記パネルに回動自在に取り付けられ、前記吹出口から吹き出される空気流の向きを変える縦ルーバー及び横ルーバーと、
    前記筐体に形成されたダイヤル取付け部に回動自在に取り付けられ、前記シャッターを開閉自在に操作する操作ダイヤルと、
    前記操作ダイヤルと前記シャッターを連結し、該操作ダイヤルの回動操作に連動して前記シャッターを回動させるリンク部材と、を備え、
    前記操作ダイヤルに、前記ダイヤル取付け部に形成した孔部より前記筐体内に挿入されて該ダイヤル取付け部の裏面に係合する高さの低い逆L字状の係止部を設け、また、前記ダイヤル取付け部の裏面側上部に前記筐体の一部を切り欠く切欠部を形成し、前記切欠部を覆うカバーを前記パネルに取り付け、またこのカバーに前記縦ルーバの軸部を軸支させる軸受け孔を設けた
    ことを特徴とする風向調整装置。
  2. 請求項1に記載の風向調整装置であって、
    前記ダイヤル取付け部の前記孔部周縁の一部を切り欠いて形成した切欠きから挿入させた前記係止部を、前記シャッターが前記空気通路を塞いだ閉位置と前記シャッターが前記空気通路を全開した開位置とに該シャッターを回動させる前記操作ダイヤルの作動範囲で、前記ダイヤル取付け部に対して係合解除不可とするストッパーを設けた
    ことを特徴とする風向調整装置。
  3. 請求項2に記載の風向調整装置であって、
    前記ストッパーは、前記シャッターを開位置としたときに前記係止部と接触する、前記孔部の内方へ突出した第1ストッパーと、前記シャッターを閉位置としたときに前記リンク部材と接触する、前記筐体に形成された第2ストッパーと、からなる
    ことを特徴とする風向調整装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の風向調整装置であって、
    前記係止部に、前記ダイヤル取付け部に線接触して前記操作ダイヤルに操作時のトルクを発生させる突条部を形成した
    ことを特徴とする風向調整装置。
  5. 請求項4に記載の風向調整装置であって、
    前記突条部は、逆L字状をなす前記係止部の前記ダイヤル取付け部に形成した孔部開口端面と接触する位置と、前記ダイヤル取付け部の裏面と接触する位置とに設けた
    ことを特徴とする風向調整装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の風向調整装置であって、
    前記係止部は、前記ダイヤル取付け部に形成した孔部を均等に分割する位置に少なくとも3つ設けた
    ことを特徴とする風向調整装置。
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