JP5704991B2 - レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車の車室内の換気や空調の空気吹出部に使用されるレジスタに関する。
従来より、自動車のインストルメントパネル等に配設され、例えば空調装置で調節された調和空気を車室内に吹き出す空気吹出部に使用されるレジスタが知られている。
例えば特許文献1には、内部に空気を流通させる空気流路を形成した筐体と、この筐体内に上下方向に延びる軸部材を介して回動可能に取り付けられ、上記空気流路を開閉することによって空気の流通量を調整するシャッタと、筐体外に上下方向に延びる軸周りに(つまり、左右方向に)回動可能に取り付けられ、シャッタを開閉操作するための操作ダイヤルと、軸部材と操作ダイヤルとの間に設けられて両者を互いに連結し、操作ダイヤルの操作回動に連動して軸部材を回動させる連結部材とを備えたレジスタが開示されている。
連結部材は、細長い板状の連結部材本体と、この連結部材本体の両端に設けられた円柱状の突起部とを備えている。一方、軸部材及び操作ダイヤルには、上下方向に貫通する円状の連結用孔がそれぞれ設けられている。そして、軸部材及び操作ダイヤルは、両突起部が軸部材及び操作ダイヤルの連結用孔にそれぞれ嵌合されることによって連結部材を介して互いに連結されている。
このレジスタでは、使用者が操作ダイヤルを左右方向に回動させると、連結部材が筐体前後方向に移動し、それに伴って軸部材が回転し、シャッタが左右方向に回動する。これにより、空気の流通量を調整することができる。
特開2009−143346号公報(第4〜6頁、図2,7,10)
特許文献1に開示されたレジスタにおいて、空気を上方に吹き出すために、吹出口を設けた筐体の前端部を上方に屈曲した場合、即ち、操作ダイヤルの回動軸を上方に行くに従って筐体の後方に傾斜する方向に傾けた場合に操作ダイヤルを回動操作すると、連結部材の軸部材側の突起部は軸部材の連結用孔に追随して筐体の前後方向にのみ移動するが、連結部材の操作ダイヤル側の突起部は操作ダイヤルの連結用孔に追随して筐体の前後方向だけでなく上下方向にも移動する。従って、この場合に操作ダイヤルを回動操作するには、連結部材の操作ダイヤル側端部を撓ませなければならず、操作ダイヤルをスムーズに回動操作することができない。
そこで、突起部を球体にするとともに軸部材及び操作ダイヤルに該突起部を嵌め込み可能で且つ該突起部の上部との間に隙間を有する球体状の凹部を設けると、連結部材が該隙間の分だけ上下方向に移動し且つ該突起部が該凹部内を球体中心周りに回動するため、操作ダイヤルをスムーズに回動操作することができるようになる。
しかしながら、突起部が球体状であるため、連結部材が両突起部の中心を結ぶ軸周り(筐体前後方向に直交する直交方向)に回動し、連結部材が該直交方向にバタついてしまう。それに伴って、連結部材と軸部材及び操作ダイヤルとの衝突による異音が発生してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操作ダイヤルとシャッタとを互いに連結する連結部材のバタつきを抑制することである。
第1の発明は、内部に空気を流通させる空気流路を形成した筐体と、該筐体内に第1方向に延びる軸部材を介して回動可能に取り付けられ、上記空気流路を開閉することによって空気の流通量を調整するシャッタと、上記筐体外に第2方向に延びる軸周りに回動可能に取り付けられ、上記シャッタを開閉操作するための操作ダイヤルと、上記軸部材と上記操作ダイヤルとの間に設けられて両者を互いに連結し、該操作ダイヤルの操作回動に連動して該軸部材を回動させる連結部材とを備えるレジスタであって、上記軸部材における上記連結部材との連結部及び該連結部材における該軸部材との連結部の一方には、相手部材側に突出し且つ相手部材とは反対側の該相手部材側の端面以外の外表面が球面形状の突起部が形成されている一方、他方には、相手部材側の端面に該突起部に対応する形状で且つ該突起部が揺動可能に嵌入された凹部が形成されており、上記操作ダイヤルにおける上記連結部材との連結部及び該連結部材における該操作ダイヤルとの連結部の一方には、相手部材側に突出し且つ相手部材とは反対側の該相手部材側の端面以外の外表面が球面形状の突起部が形成されている一方、他方には、相手部材側の端面に該突起部に対応する形状で且つ該突起部が揺動可能に嵌入された凹部が形成されており、上記突起部は、球体の上記端面より上記相手部材側の部分を削ったものに等しく、上記突起部が上記凹部に嵌入された状態で、該突起部の端面と該凹部の底面との間には隙間が設けられていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、上記突起部の端面及び上記凹部の底面の少なくとも一方は、その中央部が他方に向かって突出していることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記凹部側の連結部は、該凹部の開口周縁部から上記底面に至るスリットが形成されていて、該凹部側の連結部の外表面であって該スリットを挟んで対向する部分同士を連結するとともに上記凹部とは反対側に突出し且つ該スリットと連続する開口を有する連結部を有していることを特徴とする。
第1の発明によると、各突起部の端面とそれに対向する各凹部の底面との間に隙間が設けられているため連結部材の筐体上下方向の移動が許容される一方で、該各端面が該各底面にそれぞれ当接することによって、連結部材の筐体前後方向に直交する直交方向におけるそれ以上の回動を規制することができる。従って、連結部材が上記直交方向にバタつくのを抑制することができ、連結部材と軸部材及び操作ダイヤルとの衝突による異音を抑制できる。
第2の発明によると、各突起部を各凹部にそれぞれ嵌め込む際に、各突起部の端面又は各凹部の底面の突出している中央部が対向する該端面又は底面に当接して各突起部のそれ以上の移動を規制するストッパの役割を果たすため、各凹部の変形を抑制することができる。さらに、上記中央部の突き出す大きさを調整することによって各端面と各底面との間の隙間間隔を調整することが可能なので、連結部材の筐体上下方向の移動を妨げずに操作ダイヤルをスムーズに回動操作することができると共に、異音の発生をより一層抑制することができる。
第3の発明によると、凹部側の連結部にスリットが設けられているので、突起部を凹部に嵌め込む際に凹部の開口が開きやすく、突起部を嵌め込みやすい。また、連結部がスリットを挟むように設けられており、スリットが幅方向外側に広がっても、この連結部が該幅方向内側に戻ろうとするので、凹部側の連結部の変形を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係るレジスタの斜視図である。 図1のII-II線矢視断面図である。 実施形態1に係る軸部材及び操作ダイヤルの連結状態を示す斜視図である。 実施形態1に係る軸部材とリンク部材との連結部の断面図であって、(a)は、図3のIVa-IVa線矢視断面図であり、(b)は、図3のIVb-IVb線矢視断面図である。 実施形態1に係る操作ダイヤルとリンク部材との連結部の断面図であって、(a)は、図3のVa-Va線矢視断面図であり、(b)は、図3のVb-Vb線矢視断面図である。 実施形態2に係るレジスタの連結部の断面図であって、(a)は、操作ダイヤルとリンク部材との連結部の断面図であり、(b)は、操作ダイヤルとリンク部材との連結部の断面図である。 実施形態2に係る突起部の変形例を示す図である。 実施形態3に係る軸部材を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係るレジスタ1の斜視図である。図2は、図1のII−II線矢視断面図である。図3は、本実施形態に係る軸部材3及び操作ダイヤル6の連結状態を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る軸部材3とリンク部材(連結部材)5との連結部の断面図であって、(a)は、図3のIVa-IVa線矢視断面図であり、(b)は、図3のIVb-IVb線矢視断面図である。図5は、本実施形態に係る操作ダイヤル6とリンク部材5との連結部の断面図であって、(a)は、図3のVa-Va線矢視断面図であり、(b)は、図3
のVb-Vb線矢視断面図である。このレジスタ1は、例えば自動車のインストルメントパネ
ル等に配設され、空調装置で調節された調和空気を車室内に吹き出す空気吹出部に使用されるものであり、調和空気の吹出量や吹出方向を調整する機能を有する。
レジスタ1は、後端部(図1の紙面奥側の端部)が図示しないエアダクトを介して空調装置(不図示)に接続され、内部に空調装置で調節された空気を流通させる空気流路を形成した略矩形筒状の筐体2を備えている。筐体2は、空気を上方に吹き出すために、その前端部が若干上方に屈曲している。
筐体2内には、図2に示すように、上下方向(第1方向)に延びる第1回動軸L1周りに軸部材3を介して回動可能に取り付けられ、空気流路を開閉することによって空気の流通量を調整するシャッタ4が配設されている。シャッタ4は、樹脂製の板状部材であって、上下両端の幅方向中央部に取付孔が形成されている。上端側の取付孔には、筐体2の上面に設けられた軸部材(不図示)が嵌め込まれ、下端側の取付孔には、軸部材3上部の二股に分かれたシャッタ取付部30が嵌め込まれている。
軸部材3は、筐体2の後端部の底面に設けられた貫通孔に回動可能に取り付けられている。軸部材3は、樹脂製であって、図3に示すように、上述のシャッタ取付部30に加えて、筐体2の底面に設けられた貫通孔に回動可能に取り付けられる軸部材基部31と、この軸部材基部31の下端から筐体2の底面に平行に延びるリンク部材5との連結部である第1凹状連結部32とを備えている。シャッタ取付部30は、シャッタ6の厚みに相当する間隔を開けて配置された上下方向に延びる一対の板部材で構成されている。各板部材の上端部は、側面視して三角形状であって先端側に行くに従って細くなっている。シャッタ取付部30をシャッタ6下端側の取付孔に取り付ける際には、各板部材が該取付孔に入ると互いに他方の板部材側に反れ、各板部材の上端部が該取付孔から抜け出ると、反れた状態から元の状態に戻る。軸部材基部31は、互いに径の異なる略円柱状の2つの部材が上下に重なった形状を有し、下部が上部よりも径が大きい。この軸部材基部31の中央部には上述のシャッタ支持部30が上下方向に延びるように配置されている。シャッタ6は、軸部材基部31の上面とシャッタ取付部30の先端部とによって狭持されている。第1凹状連結部32については後述する。
一方、筐体2の前端の吹出口を囲むように取り付けられた化粧枠21下部の開口部内には、シャッタ4を開閉操作するための操作ダイヤル6が配設されている。この操作ダイヤル6は、筐体2外において筐体2の底面に取り付けられており、上方に行くに従って筐体2の後方に傾斜する方向(第2方向)に延びる第2回動軸L2周りに回動する。
操作ダイヤル6は、樹脂製の略円盤状の部材であって、化粧枠21下部の開口を望む側面60には使用者が回動操作しやすいように複数の縦リブ61が左右方向に互いに等間隔に設けられ、第2回動軸L2を挟んで側面60の反対側であって側面60の側部にはリンク部材5との連結部である第2凹状連結部62が設けられている。
リンク部材5は、軸部材3と操作ダイヤル6との間に設けられて両者を互いに連結し、操作ダイヤル6の操作回動に連動して軸部材3を回動させる。リンク部材5は、樹脂製であって、軸部材3と操作ダイヤル6との間に延在する細長い板状のリンク部材本体50と、このリンク部材本体50の軸部材3側の端部において軸部材3に向かって突設された軸部材3との連結部である第1突出状連結部51と、リンク部材本体50の操作ダイヤル6側の端部において操作ダイヤル6に向かって突設された操作ダイヤル6との連結部である第2突出状連結部52とを備えている。第1及び第2突出状連結部51,52は、それぞれ第1及び第2回動軸L1,L2に沿って上側に突出しており、リンク部材本体50は、両突出部51,52がそれぞれ第1及び第2回動軸L1,L2に沿って上側に突出できるように延在方向中央部で若干折れ曲がっている。
図4に示すように、第1突出状連結部51には、リンク部材本体50から軸部材3(第1凹状連結部32)側に延在する第1円柱部53と、軸部材3(第1凹状連結部32)側の平坦な第1上端面54a以外の軸部材3とは反対側の外表面54bが球面形状の第1突起部54が形成されている。この第1突起部54は、球面形状の外表面54bを表面の一部とし且つ中心点C54を中心とする球体の第1上端面54aより上方の部分を削ったものに等しい。一方、軸部材3の第1凹状連結部32には、リンク部材5側の第1下端面32aに第1突起部54に対応する形状で且つ第1突起部54が揺動可能に嵌入される第1凹部33が形成されている。第1凹部33は、第1回動軸L1に沿って上側に突出するように設けられ、第1突起部54の第1上端面54aに対向する平坦な第1底面33aと、第1突起部54の外表面54bに対応する球面形状の内表面33bとを備えている。この第1凹部33の形状は、球面形状の内表面33bを表面の一部とし且つ第1突起部54と同等若しくは若干小さな径を有する球体の第1底面33aより上方の部分を削ったものの形状に等しい。
第1突起部54が第1凹部33に嵌め込まれた状態において、第1突起部54の下端部は第1開口下端33cの内周縁に引っ掛かる。そして、第1突起部54の第1上端面54aと第1凹部33の第1底面33aとの間には隙間G11が形成されている。また、リンク部材本体50と第1下端面32aとの間にも隙間G12が形成されている。そして、図4(a),(b)に示すように、隙間G11は、隙間G12よりも小さい。
次に図5に示すように、第2突出状連結部52には、リンク部材本体50から操作ダイヤル6(第2凹状連結部62)側に延在する第2円柱部55と、操作ダイヤル6(第2凹状連結部62)側の平坦な第2上端面56a以外の操作ダイヤル6とは反対側の外表面56bが球面形状の第2突起部56が形成されている。第2突起部56は、球面形状の外表面56bを表面の一部とし且つ中心点C56を中心とする球体の第2上端面56aより上方の部分を削ったものに等しい。一方、操作ダイヤル6の第2凹状連結部62には、リンク部材5側の第2下端面62aに第2突起部56に対応する形状で且つ第2突起部56が揺動可能に嵌入される第2凹部63が形成されている。第2凹部63は、第2回動軸L2に沿って上側に突出するように設けられ、第2突起部56の第2上端面54aに対向する平坦な第2底面63aと、第2突起部56の外表面54に対応する球面形状の内表面63bとを備えている。この第2凹部63の形状は、球面形状の内表面63bを表面の一部とし且つ第2突起部56と同等若しくは若干小さな径を有する球体の第2底面63aより上方の部分を削ったものの形状に等しい。
第2突起部56が第2凹部63に嵌め込まれた状態において、第2突起部56の下端部は第2下端開口63cの内周縁に引っ掛かる。そして、第2突起部56の第2上端面56aと第2凹部63の第2底面63aとの間には、隙間G21が設けられている。また、リンク部材本体50と第2下端面62aとの間にも隙間G22が設けられている。そして、図5(a),(b)に示すように、隙間G21は、隙間22よりも小さい。
このように、第1及び第2凹部33,63内の上部に隙間G11,G21が設けられると共に、リンク部材本体50と軸部材3及び操作ダイヤル6とのそれぞれの間にも隙間G12,G22が設けられている。従って、リンク部材5は筐体2前後方向の移動に加えて筐体2上下方向への移動が可能なので、操作ダイヤル6をスムーズに回動操作することができる。
尚、第1及び第2凹状連結部32,62には、第1及び第2下端開口33c,63cの周縁部から第1及び第2底面33a,63aの中央部に至る上方から見て幅が一定の矩形の第1及び第2スリットSL1,SL2がそれぞれ形成されている(図3参照)。また、第1及び第2スリットSL1,SL2は、操作ダイヤル6が回動操作されるのに伴ってリンク部材5が移動する移動方向にそれぞれ交差するように設けられている。一方、第1及び第2下端開口33c,63cの周縁部には、第1及び第2下端面33a,63aに平行であって外方に向かって突出する第1及び第2突出部34,64がそれぞれ設けられている。
(実施形態1に係るレジスタの効果)
本実施形態のレジスタ1では、リンク部材5が第1及び第2突起部54,56のそれぞれの中心C54,C56を結ぶ軸L3(図2参照)周りに回動するものの、第1及び第2上端面54a,56aの周縁部がそれぞれ第1及び第2底面33a,63aに当接することによって、リンク部材5のそれ以上の回動を規制することができる。従って、リンク部材5が軸L3に直交する直交方向にバタつくのを抑制することができ、リンク部材5と軸部材3及び操作ダイヤル6との衝突による異音を抑制できる。
また、隙間G11及びG21はそれぞれ隙間G12及びG22よりも小さいため、リンク部材本体50が軸部材3及び操作ダイヤル6に衝突する前に第1及び第2上端面54a,56aがそれぞれ第1及び第2底面33a,63aに当接し、リンク部材5のそれ以上の回動が規制されるので、より確実に異音を抑制することができる。
また、本実施形態のレジスタ1では、第1及び第2突起部54,56が第1及び第2凹部33,63にそれぞれ嵌入されるときに第1及び第2下端開口33c,63cがそれぞれ第1及び第2スリットSL1,SL2の幅方向に開くので、第1及び第2突起部54,56を第1及び第2凹部33,63に嵌入しやすくなる。
また、本実施形態のレジスタ1では、第1及び第2スリットSL1,SL2の延在方向がリンク部材5の移動方向と交差しているので、リンク部材5の移動に伴って第1及び第2突起部54,56がそれぞれ第1及び第2スリットSL1,SL2から抜け出るのを防止できる。
また、本実施形態のレジスタ1では、上記第1及び第2突出部34,64が設けられているので、成形金型から軸部材3及び操作ダイヤル6を取り外すときに第1及び第2突出部34,64をインジェクタピンで突き出して脱型することができる。従って、脱型時における第1及び第2凹状連結部32,62の変形を防止できる。
(実施形態2)
本実施形態は、図6に示すように、第1及び第2底面33a,63aを変形したものである。図6(a)は、本実施形態の軸部材3とリンク部材5との連結状態を示す断面図であり、図6(b)は、本実施形態の操作ダイヤル6とリンク部材5との連結状態を示す断面図である。第1及び第2凹部33,63の第1及び第2底面33a,63aは、各中央部が、対向する第1及び第2突起部54,56の第1及び第2上端面54a,56aに向かって突出するように湾曲している。即ち、第1及び第2底面33a,63aの形状は、各中央部がそれぞれ第1及び第2上端面54a,56aに最も突出し、径方向外側に行くに従って第1及び第2上端面54a,56aから遠ざかるようなすり鉢状である。言い換えると、第1及び第2底面33a,63aの形状は、どの方向から切った断面でも各中央部がそれぞれ第1及び第2上端面54a,56aに突出している。その他の点に関しては実施形態1とほぼ同様の構成である。
(実施形態2に係るレジスタの効果)
本実施形態のレジスタ1では、各突起部54,56を各凹部33,63にそれぞれ嵌め込む際に、各底面33a,63aの中央部が各突起部54,56の各上端面54a,56aに当接して各突起部54,56のそれ以上の移動を規制するストッパの役割を果たすため、各凹状連結部32,62の変形を抑制することができる。さらに、上記中央部の突き出す大きさを調整することによって各上端面54a,56aと各底面33a,63aとの間の隙間G11,G12の間隔を調整することが可能なので、リンク部材5の筐体2上下方向の移動を妨げずに操作ダイヤル6をスムーズに回動操作することができると共に、異音の発生をより一層抑制することができる。
尚、本実施形態では、第1及び第2底面33a,63aだけを変形した形態を示したが、第1及び第2上端面54a,56aだけを湾曲させてもよいし、第1及び第2底面33a,63a並びに第1及び第2上端面54a,56aの双方を互いに相手方に向かって湾曲させてもよい。
(実施形態2に係るレジスタの変形例)
この他にも、第1及び第2上端面54a,56a及び第1及び第2底面33a,63aの少なくとも一方を図7に示すような形状に変形してもよい。図7は、第1及び第2上端面54a,56aの変形例を示す図である。ここでは第1及び第2上端面54a,56aを変形した例のみを示すが、第1及び第2底面33a,63aも同様に変形できるのはいうまでもない。
図7(a)に示すように、第1及び第2上端面54a,56aの中央部に円錐状の突起57を設けてもよい。また、図7(b)に示すように、この突起57を、その先端部を平坦にした円錐台状にしてもよい。これにより、円錐状の場合と比べて、嵌め込む際に対向する第1及び第2底面33a,63aの一点に力が集中しないため、各凹状連結部32,62の変形をより確実に防止できる。さらに、図7(c)に示すように、第1及び第2上端面54a,56aの各中央部を含むリンク部材本体50の延在方向に直交する線条部58を設けてもよい。この線条部58は第1及び第2上端面54a,56aの残部よりも高く、各上端面54a,56aは、線条部58からリンク部材本体50の上記延在方向の両側部に行くに従って低くなるように形成されている。これにより、各スリットSL1,SL2が各底面33a,63aの中央部まで設けられた場合でも、線条部58が各底面33a,63aの各スリットSL1,SL2両側部分に当接することができるので、各凹状連結部32,62の変形を防止できる。
また、図4(a),図5(b)で示したように、隙間G11,G12全体を狭くすることができるので、操作ダイヤル6がどの位置に止まっていてもリンク部材5が軸L3周りに回動する範囲を小さくして上記直交方向にバタつくのをより少なくすることができるため、リンク部材5と軸部材3及び操作ダイヤル6との衝突による異音を制御できる。また、操作ダイヤル6もスムーズに回動操作することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、図8に示すように、第1スリットSL1を挟むようにU字連結部35を設けたものである。以下、これについて説明する。
図8は、本実施形態の軸部材3の斜視図である。第1凹状連結部32は、その外表面であって第1スリットSL1を挟んで対向する部分同士を連結するとともに第1凹部33とは反対側に突出し且つ第1スリットSL1と連続する開口部35cを有するU字状のU字連結部35を有している。U字連結部35は、軸部材3と同様に樹脂製であって弾性を有する。
第1突起部54を第1凹部33に嵌め込む際に、第1スリットSL1は、その幅方向に広がる。すると、U字連結部35の両端部は、スリットの幅方向に一旦広がるものの、第1突起部54の最大径部分が第1下端開口33cを通過すると狭まる方向に転じて、次第に元の形状に戻る。
尚、本実施形態では、軸部材3側の第1凹状連結部32がU字連結部35を有する形態を示したが、操作ダイヤル6側の第2凹状連結部62が同様の連結部を有してもよい。また、本実施形態では、U字連結部35を第1下端開口33c周縁部に設けたが、第1下端開口33c周縁部以外の部分(例えば、第1下端開口33c周縁部と第1底面33aの裏面との間)に設けてもよい。
(実施形態3に係るレジスタの効果)
本実施形態のレジスタ1では、U字連結部35が第1スリットSL1を挟むように設けられており、第1スリットSL1がその幅方向外側に広がっても、U字連結部35が該幅方向内側に戻ろうとするので、第1凹状連結部32の変形を抑制することができる。
なお、第1スリットSL1を挟むように設ける連結部は、U字状に限定されず、第1凹部33とは反対側に突出し且つこの第1スリットSL1と連続する開口部を有していればよく、例えばV字状の連結部であってもよい。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
即ち、筐体2は前端部が若干上方に屈曲していたが、これに限定されず、真っ直ぐでもよい。
本発明は、操作ダイヤルを操作することにより空気の流通量を調整することができるレジスタにおいて、操作ダイヤルとシャッタの軸部材とを連結するリンク部材のバタつきを抑制できる点で有用である。
1 レジスタ
2 筐体
3 軸部材
32 第1凹状連結部(軸部材における連結部材との連結部)
32a 第1下端面(相手部材側の端面)
33 第1凹部(凹部)
33a 第1底面(底面)
33c 第1下端開口(凹部の開口)
35 U字連結部(連結部)
35c 開口部(スリットと連続する開口部)
4 シャッタ
5 リンク部材(連結部材)
51 第1突出状連結部(連結部材における軸部材との連結部)
52 第2突出状連結部(連結部材における操作ダイヤルとの連結部)
54 第1突起部(突起部)
54a 第1上端面(端面)
56 第2突起部(突起部)
56a 第2上端面(端面)
6 操作ダイヤル
62 第2凹状連結部(操作ダイヤルにおけるリンク部材との連結部)
62a 第2下端面(相手部材側の端面)
64 第2凹部(凹部)
64a 第2底面(底面)
G11,G21 隙間
SL1,SL2 スリット

Claims (3)

  1. 内部に空気を流通させる空気流路を形成した筐体(2)と、該筐体(2)内に第1方向に延びる軸部材(3)を介して回動可能に取り付けられ、上記空気流路を開閉することによって空気の流通量を調整するシャッタ(4)と、上記筐体(2)外に第2方向に延びる軸周りに回動可能に取り付けられ、上記シャッタ(4)を開閉操作するための操作ダイヤル(6)と、上記軸部材(3)と上記操作ダイヤル(6)との間に設けられて両者を互いに連結し、該操作ダイヤル(6)の操作回動に連動して該軸部材(3)を回動させる連結部材(5)とを備えるレジスタ(1)であって、
    上記軸部材(3)における上記連結部材(5)との連結部(32)及び該連結部材(5)における該軸部材(3)との連結部(51)の一方(51)には、相手部材(3)側に突出し且つ相手部材(3)とは反対側の該相手部材(3)側の端面(54a)以外の外表面(54b)が球面形状の突起部(54)が形成されている一方、他方(32)には、相手部材(5)側の端面(32a)に該突起部(54)に対応する形状で且つ該突起部(54)が揺動可能に嵌入された凹部(33)が形成されており、
    上記操作ダイヤル(6)における上記連結部材(5)との連結部(62)及び該連結部材(5)における該操作ダイヤル(6)との連結部(52)の一方(52)には、相手部材(6)側に突出し且つ相手部材(6)とは反対側の該相手部材(6)側の端面(56a)以外の外表面(56b)が球面形状の突起部(56)が形成されている一方、他方(62)には、相手部材(5)側の端面(62a)に該突起部(56)に対応する形状で且つ該突起部(56)が揺動可能に嵌入された凹部(63)が形成されており、
    上記突起部(54,56)は、球体の上記端面(54a,56a)より上記相手部材(3,6)側の部分を削ったものに等しく、
    上記突起部(54,56)が上記凹部(33,63)に嵌め込まれた状態で、該突起部(54,56)の端面(54a,56a)と該凹部(33,63)の底面(33a,63a)との間には隙間(G11,G21)が設けられていることを特徴とするレジスタ。
  2. 請求項1記載のレジスタであって、
    上記突起部の端面(54a,56a)及び上記凹部の底面(33a,63a)の少なくとも一方は、その中央部が他方に向かって突出していることを特徴とするレジスタ。
  3. 請求項1又は2記載のレジスタであって、
    上記凹部側の連結部(32,62)は、該凹部(33,63)の開口(33c,63c)周縁部から上記底面(33a,63a)に至るスリット(SL1,SL2)が形成されていて、該凹部側の連結部(32)の外表面であ
    って該スリット(SL1)を挟んで対向する部分同士を連結するとともに上記凹部(33)とは反
    対側に突出し且つ該スリット(SL1)と連続する開口部(35c)を有する連結部(35)を有していることを特徴とするレジスタ。
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