JP4953899B2 - 風向調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は各種車両に搭載されているノブ操作により複数の羽根を連動回動し、風向を変更するようにした風向調整装置に関するものである。
一般に、空気吹出口の風向調整装置は、前面に多数の横ルーバーを備えた矩形枠状のハウジング内に、多数の縦ルーバーのそれぞれが垂直軸線の回りで回動自在となるように並立されており、各縦ルーバーの後端縁部に形成されたピン部分には1本のリンク部材が係着して連結され、一枚の縦ルーバーを左右に回動させることにより、リンク部材を介して全縦ルーバーを一斉に回動させるようにしている。そして、このハウジングの両端は空調機などのケース本体に水平軸線の回りを回動可能となるよう枢支され、縦ルーバーの回動により左右方向の風向きを調整するとともに、横ルーバーの回動により上下の風向きを調整するものである。
従来例としては、ノブ操作によりリンクを介して連動回動する複数の水平羽根の軸を一対のスペーサに軸嵌めし、一つの水平羽根の側方より突出するピンを上記スペーサの円弧状ストッパ孔に嵌合させ、水平羽根と一体のこれらのスペーサを、空調ケース体前部両内側に設けた嵌合凹所に前方よりスライドさせながら嵌め、同時に上記スペーサの外側面に設けた一方の係止部を上記嵌合凹所の内側面に設けた他方の係止部に嵌着することにより、上記スペーサを固定し、上記空調ケース体の前面よりフィニッシャを装着した車輌用空調装置(例えば、特許文献1を参照)が存在している。
この従来例では、ベンチレータのケース吹き出し開口の両側を外方に拡開してスペーサ収納部を形成している。スペーサは、略矩形で板厚一定の形状で樹脂を射出成形して形成されている。このスペーサには、複数の軸孔と、係止孔が形成されているものである。
実用新案登録第2560935号公報(実用新案登録請求の範囲の欄、考案の詳細な説明の欄、及び図1〜図4、図6〜図8を参照)
前記従来技術では、フィニッシャのフランジ巾寸法は、比較的大きく設定されているので、剛性を上げるための折曲部を形成したとしても隙間を設定することが可能であるが、フランジ巾寸法が小さい意匠のベンチレータでは、剛性アップの折曲部を形成するとケースの保持部を形成できないので、スペーサの保持が不完全となる。この状態で羽根を作動させると、羽根作動時に軸部に荷重が繰り返し作用して、作動耐久性に問題が発生する虞がある。
また、フランジ巾寸法が小さい意匠のベンチレータでは、乗員が席に座った際に、内部の羽根軸等が見えてしまい、見栄えが悪くなってしまうという欠点もある。
本発明は、前記従来技術の課題を解決し、さらに乗員が席に座った際に、内部の羽根軸が見えないように構成した風向調整装置を得ることを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りの風向調整装置であり、次のようなものである。
空調風を吹き出すケース本体の吹き出し口周囲枠を切り欠いてスペーサ収納部を形成して、このスペーサ収納部に複数の羽根の軸が嵌合する軸孔を形成した軸孔部が設けられ、該軸孔部に凹凸状に形成されたスペーサを前記吹き出し口側から挿入して、前記スペーサの軸孔部をケース内壁より外方に位置させる構成である。
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りの風向調整装置であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記ケースの吹き出し開口縁部を覆うフィニッシャを有する構成である。
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載された通りの風向調整装置であり、次のようなものである。
請求項1または請求項2に記載の発明に加えて、前記羽根は、吹き出し口を構成するケース体の側壁に対して、傾斜している構成である。
上記課題を解決するための本発明の第4発明は、請求項4に記載された通りの風向調整装置であり、次のようなものである。
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明に加えて、スペーサの軸孔部は、側面視円弧状に形成されている構成である。
本発明に係る風向調整装置は、上記説明のような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
(1)請求項1によると、羽根軸をスペーサに嵌合する寸法を適正に設定できるので、羽根の操作力が安定する。また、スペーサにスペーサ収納部という保持部が形成されているため、ルーバー羽根の操作時のガタツキを抑え、保持性の向上を図ることができる。
(2)請求項2によると、フィニッシャの開口縁内側に羽根軸が露出しないので、フィニッシャにて隠すことができ、意匠としての見栄えが向上する。
(3)請求項3によると、軸の見栄えに不利な設定の羽根が傾斜した意匠のベンチレータであっても、見栄えが向上する。
(4)請求項4によると、軸からスペーサにかかる荷重を分散できるので、スペーサの小型化が可能である。
空調風を吹き出すケース本体の吹き出し口周囲枠を切り欠いてスペーサ収納部を形成して、このスペーサ収納部に複数の吹き出し口を構成するケース体の側壁に対して、傾斜している羽根の軸が嵌合する軸孔を形成した軸孔部が、凹凸状に形成されたスペーサを前記吹き出し口側から挿入(遊嵌も可)して、前記スペーサの軸孔部をケース内壁より外方に位置させ、スペーサの羽根軸形成部は、側面視円弧状に形成され、さらに吹き出し開口縁部を覆うフィニッシャを有する風向調整装置である。)
以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の風向調整装置の一実施例を示すもので、(a)は概略斜視図、(b)は要部拡大図、図2は、本発明の風向調整装置の特徴であるスペーサの一実施例を示すもので、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図、図3は、図1(b)のA−A線断面図、図4は、図1(a)のB−B線断面図、図5は、図1(a)のC−C線断面図、図6は、従来の風向調整装置の一例を示す概略斜視図、図7は、図6のD−D線断面図である。
本発明の風向調整装置は、図1〜図3からも理解できるように、空調風を吹き出すケース本体1の吹き出し口周囲枠を切り欠いてスペーサ収納部2を形成して、風向調整装置の羽根軸を収納する軸孔8を凹凸状の凸部に形成した凹凸状のスペーサ3を前記切り欠いたスペーサ収納部2に嵌め込むものである。
これにより、ルーバー羽根軸座の凸部4を小さくすることができるため、フィニッシャ枠の幅6を狭くすることができ、車体デザイン等でフィニッシャ枠の幅6が狭い設置場所に風向調整装置を取り付ける場合にも対応でき、さらに乗員からルーバー羽根軸座の凸部4を視認し難くし、見栄えも良くなるものである。
また、ルーバー羽根軸座の凸部4が小さくなるため、ケース本体1からの通気抵抗も低減され、乗員に、より整流された空調風を提供することもできる。
次に、図3〜図7に基づいて本発明と従来技術との違いについて説明する。
従来技術の風向調整装置の一実施例は図6のような形状を有し、断面図は図7に示すような形状である。図7からも理解できるように従来技術の風向調整装置では、ケース体1´の内部にスペーサ3´を取り付けるため、ケース体1´内部にスペーサ3´の厚み分の凸部4´ができてしまい、見栄えを良くするためにフィニッシャ5´で覆っている。しかし、覆うためにはフィニッシャ5´のフィニッシャ枠の幅6´を太くしなければならなかった。さらに、風向調整装置を車内の両サイドに設置する場合には、図示のようにフィニッシャ5´で覆うことができる部分には限界があり、見える範囲が大きくなってしまい、運転席からは助手席側の風向調整装置の凸部4´が、助手席からは運転席側の風向調整装置の凸部4´が見えてしまって見栄えが良くないことがある。
一方、本発明の風向調整装置は、図3のようにケース本体1の周囲枠の一部を切り欠いてスペーサ収納部2を設け、そこに凹凸状に形成したスペーサ3を嵌め込むことにより通常発生してしまうスペーサ3の厚み分の凸部を従来技術のものより小さくすることができる。
それに伴い、凸部4を隠すためのフィニッシャ5のフィニッシャ枠の幅6を薄くすることができ、運転席からは助手席側の風向調整装置の凸部4が、助手席からは運転席側の風向調整装置の凸部4が見え難い、見栄えの良い風向調整装置を提供することができ、さらにフィニッシャ5のデザインの自由度も広がり、枠幅の狭いフィニッシャを持った風向調整装置や、斜めに傾いた風向調整装置を車内に設置することもできるものである。
なお、図4、図5に示すように、スペーサ3は、凹凸状に形成されているため、軸孔8を設けたスペーサ3の凸状の部分は、図4のようになっているため、ケース本体1とスペーサ3とがしっかり嵌め込まれてルーバー羽根7操作時のガタツキをなくし、凹状の部分は図5のようにケース本体1と凹状の部分が二重になっているため、ケース本体1を切り欠いたことによる強度を補強することができる。
各種自動車内に組込まれる風向調整装置の全てで利用することができるものである。
本発明の風向調整装置の一実施例を示す概略斜視図、及び要部拡大図ある。 本発明の風向調整装置の特徴であるスペーサの一実施例を示す概略正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 従来の風向調整装置の一例を示す概略斜視図である。 図6のD−D線断面図である。
1・・・・ケース本体 1´・・・・ケース体
2・・・・スペーサ収納部 3・・・・スペーサ
3´・・・・スペーサ 4・・・・ルーバー羽根軸座の凸部
4´・・・・ルーバー羽根軸座の凸部 5・・・・フィニッシャ
5´・・・・フィニッシャ 6・・・・フィニッシャ枠の幅
6´・・・・フィニッシャ枠の幅 7・・・・ルーバー羽根
7´・・・・ルーバー羽根 8・・・・軸孔

Claims (4)

  1. 空調風を吹き出すケース本体の吹き出し口周囲枠を切り欠いてスペーサ収納部を形成して、このスペーサ収納部に複数の羽根の軸が嵌合する軸孔を形成した軸孔部が設けられ、該軸孔部に凹凸状に形成されたスペーサを前記吹き出し口側から挿入して、前記スペーサの軸孔部をケース内壁より外方に位置させることを特徴とする風向調整装置。
  2. 前記ケースの吹き出し開口縁部を覆うフィニッシャを有することを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
  3. 前記羽根は、吹き出し口を構成するケース体の側壁に対して、傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の風向調整装置。
  4. スペーサの軸孔部は、側面視円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の風向調整装置。
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