JPH0712835Y2 - 車両用ベンチレータ - Google Patents

車両用ベンチレータ

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JPH0712835Y2
JPH0712835Y2 JP1989060896U JP6089689U JPH0712835Y2 JP H0712835 Y2 JPH0712835 Y2 JP H0712835Y2 JP 1989060896 U JP1989060896 U JP 1989060896U JP 6089689 U JP6089689 U JP 6089689U JP H0712835 Y2 JPH0712835 Y2 JP H0712835Y2
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JP
Japan
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housing
case body
conditioning case
air
maximum
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JP1989060896U
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JPH033660U (ja
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秀彦 長田
嘉弘 野沢
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、整流効果を高めた車両用ベンチレータに関す
る。
《従来の技術》 従来第6図及び第7図に示すように前後を開口した空調
ケース体1の前端軸穴1aに風向調節用のハウジング2の
水平支軸2aを回動自在に軸架し、このハウジング2内に
回動軸に平行な固定ルーバ3とこれに直角な風向調節羽
根4を備えた車両用ベンチレータにあっては、第8図の
ようなハウジング2の最大上向傾斜時において、後部上
縁5と空調ケース体1の内壁との間に渦流が生じ、上向
きに転ずる中央の吹出流6の方向性を狂わしたり、風速
風量を低下させたりする。そこで実開昭56-76938号公報
記載のような考案が開示された。すなわち第9図に示す
ようにハウジング7の後縁とヒンジ7aを介して結合する
ガイド板8を設け、ガイド板8先端の突部9を空調ケー
スのガイド溝10に係合させ、整流効果を持たせ風速風量
の低下を極力防止しようとするものである。
《考案が解決しようとする課題》 上記のような考案は空気力学的には大巾な改善効果が期
待できるものの、部品点数と工数では不利であり、操作
フィーリングが低下することは否定できない。その上第
6図に示すような段差のあるストッパSを必要とする。
そこで本考案は上記のいろいろな問題点を解消できる車
両用ベンチレータを提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前述した目的を達成するために、本考案による車両用ベ
ンチレータは、前後を開口した空調ケース体11の前部に
風向調節用のハウジング12を水平支軸12aの回りに回動
自在に軸架し、このハウジング12内に水平支軸12aに平
行な固定ルーバ13と、これに直角な風向調節羽根14を備
えた車両用ベンチレータにおいて、上記ハウジング12の
最大上向傾斜時におけるその後部上縁15に接合する位置
及び上記ハウジング12の最大下向傾斜時におけるその後
部下縁16に接合する位置より後方に伸張することによっ
て上記空調ケース体11の内部を上中下に区画する平行な
二枚の整流板17,18を空調ケース体11内に固定したこと
を特徴とするものである。
そして空調ケース体の側面にハウジングの最大上向傾斜
及び最小下向傾斜時におけるストッパとしての段差を設
けることなく平滑な側面を形成すれば、構造が簡素化さ
れる。
《作用》 本考案による車両用ベンチレータのハウジング12を軸12
aを中心として最大上向傾斜角度まで回動させると、第
4図のようにハウジング12の後部上縁15と整流板17とが
接合し、隙間が無くなるために整流板17と空調ケース体
11との間の空気は19の如く停滞し、直接ハウジング12内
に乱流を生じつつ流れ込むことはない。即ち図示しない
エアダクトを経て空調ケース体11の上方を通過する気流
は、第4図20の如く整流板17の後方位置において方向変
換し中央の気流21と合流して円滑に流れ込むから、矢印
22の如くハウジング12の傾斜角度に沿って吹き出す。
又逆にハウジング12を軸12aを中心として最大下向傾斜
角度まで回動させると、第5図のようにハウジング12の
後部下縁16と整流板18とが接合し、隙間が無くなるため
に整流板18と空調ケース体11との間の空気は23の如く直
接ハウジング12内に乱流を生じつつ流れ込むことはな
い。即ち図示しないエアダクトを経て空調ケース体11の
下側を通過する気流は、第5図24の如く整流板18の後方
位置において方向変換し、中央の気流21と合流して円滑
に流れ込むから、矢印25の如くハウジング12の傾斜角度
に沿って吹き出す。整流板17の上方を通過した気流も同
様に傾斜角度に沿って吹き出す。
《実施例》 第1図乃至第5図には、本考案による車両用ベンチレー
タの一実施例が示されている。11は前後を開口した空調
ケース体であって、後部は図示しない空気供給用のエア
ダクトに連結され、前部には長方形の開口部を有するフ
ィニシャFが組付けられている。組付け手段としては図
示しない係止爪と係止孔が用いられる。空調ケース体11
の上下には弾性爪26がそれぞれ設けられ、これにより図
示しないインスルメントパネルに装着される。空調ケー
ス体11の前部には軸受け片11aが左右に突設され、ハウ
ジング12の左右に突設した水平支軸12aを軸支そてい
る。ハウジング12の前部には水平支軸12aに平行な固定
ルーバ13が一体に形成され、後部には風向調節羽根14が
並列に配設され縦軸14aを中心として図示しない連結杆
によって一体に回動し、風向を左右に変更するはたらき
をする。これらハウジング12は上記フィニシャF及び空
調ケース体11の前部曲面体11b内に収納され、第1図の
ような外観を呈する。
第4図はハウジング12を水平支軸12aを中心として回動
し、最大上向傾斜とした状態を示し、このときハウジン
グ12の後部上縁15に接合する位置より後方に伸張した水
平状態の整流板17が空調ケース体11と一体に形成されて
いる。
第5図はハウジング12を水平支軸12aを中心として回動
し、最大下向傾斜とした状態を示し、このときハウジン
グ12の後部下縁16に接合する位置より後方に伸張した水
平状態の整流板18が空調ケース体11と一体に形成されて
いる。
従って第2図に断面を示したように整流板17,18はそれ
ぞれ平行状態のまま射出成形等により一体に形成され、
空調ケース11内を上中下の三段に区画している。
この空調ケース体11の特徴の一つは、従来第6図に示す
ような段差のあるストッパSが不要なため構造が簡素化
され金型による成形が極めて容易になることである。つ
まり整流板17,18の前縁がストッパのはたらきをするか
らである。
上記のように構成されたベンチレータは、第4図及び第
5図を見れば諒解されるように、ハウジング12の最大上
向傾斜角度においてはハウジング12の上縁15と空調ケー
ス体11内の空気が渦流を起して中心流の流れを撹乱する
ことがなく、空調ケース体11の上側に沿う空気20はすべ
て中央流21と合流し、整流されながら矢印22の如くハウ
ジング12の傾斜角度に従って吹き出す。又逆にハウジン
グ12の最大下向傾斜角度においては、ハウジング12の下
縁と空調ケース体11内の空気が渦流を起こして中心流の
流れを撹乱することがなく、空調ケース体11の上側に沿
う空気24はすべて中央流21と合流し、整流されながら矢
印25の如くハウジング12の傾斜角度に従って吹き出す。
《考案の効果》 以上のように、本考案の車両用ベンチレータによれば、
前後を開口した空調ケース体の前部に風向調節用のハウ
ジングを水平支軸の回りに回動自在に軸架し、このハウ
ジング内に水平支軸に平行な固定ルーバと、これに直角
な風向調節羽根を備えた車両用ベンチレータにおいて、
上記ハウジングの最大上向傾斜時におけるその後部上縁
に接合する位置及び上記ハウジングの最大下向傾斜時に
おけるその後部下縁に接合する位置より後方に伸張する
ことによって上記空調ケース体の内部を上中下に区画す
る平行な二枚の整流板を空調ケース体内に固定したの
で、従来のように最大傾斜時においてハウジングの上又
は下の枠体と空調ケース体との間に挟まれた楔型の空所
により生ずる渦流が中央の正常流を撹乱し、方向性を狂
わしたり、風量、風速を減ずることが無い。又2枚の平
行な整流板を一体成形するだけで良いので製作が容易で
あり、操作フィーリングも何等低下することが無い。
請求項(2)においては、空調ケース体の側面にハウジ
ングの最大傾斜時におけるストッパとしての段差を設け
ることなく平滑な側面を形成しても、各最大傾斜時にお
いてハウジングの上部又は下部の後縁が整流板の前縁に
接合するため、ストッパとしての機能を果たせるので、
構造が簡素化され、金型による射出成形等により容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本考案の実施例を示すもので、第
1図は全体斜視図、第2図はII-II線断面図、第3図は
縦断面図、第4図は最大上向傾斜時における気流の流れ
を示す縦断面図、第5図は最大下向傾斜時における気流
の流れを示す縦断面図である。第6図乃至第8図は従来
使用されてきた第一比較例を示すもので、第6図はフィ
ニシャを除いた部分の分解斜視図、第7図は縦断面図、
第8図は最大上向傾斜時における気流の流れを示す縦断
面図、第9図は第二比較例を示す縦断面図である。 11……空調ケース体、12……ハウジング、12a……水平
軸、13……固定ルーバ、14……風向調節用羽根、15……
後部上縁、16……後部下縁、17,18……整流板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後を開口した空調ケース体の前部に風向
    調節用のハウジングを水平支軸の回りに回動自在に軸架
    し、このハウジング内に水平支軸に平行な固定ルーバ
    と、これに直角な風向調節羽根を備えた車両用ベンチレ
    ータにおいて、上記ハウジングの最大上向傾斜時におけ
    るその後部上縁に接合する位置及び上記ハウジングの最
    大下向傾斜時におけるその後部下縁に接合する位置より
    後方に伸張することによって上記空調ケース体の内部を
    上中下に区画する平行な二枚の整流板を空調ケース体内
    に固定したことを特徴とする車両用ベンチレータ。
  2. 【請求項2】空調ケース体の側面にハウジングの最大上
    向傾斜及び最大下向傾斜時におけるストッパとしての段
    差を設けることなく平滑な側面を形成したことを特徴と
    する請求項(1)記載の車両用ベンチレータ。
JP1989060896U 1989-05-29 1989-05-29 車両用ベンチレータ Expired - Lifetime JPH0712835Y2 (ja)

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JPH033660U JPH033660U (ja) 1991-01-16
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